JPH093743A - 部分整経機の糸巻取装置 - Google Patents

部分整経機の糸巻取装置

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JPH093743A
JPH093743A JP17823795A JP17823795A JPH093743A JP H093743 A JPH093743 A JP H093743A JP 17823795 A JP17823795 A JP 17823795A JP 17823795 A JP17823795 A JP 17823795A JP H093743 A JPH093743 A JP H093743A
Authority
JP
Japan
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winding
yarn
winding drum
distance sensor
taper
Prior art date
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Pending
Application number
JP17823795A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Mikami
信幸 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaji Seisakusho KK
Original Assignee
Kaji Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取ドラムに糸を巻き取る場合、作業者の経
験に頼ることなく、巻径及びエレベーションを同一とし
て、糸の巻き返し時の張力を均一にし、製品の縞のでき
ることを防止すると共に、作業者が安心して作業をでき
るようにする。 【構成】 部分整経機本体1に、一方の端部がテーパー
2Aに広がった巻取ドラム2の中心軸線に平行してガイ
ドロッド4を設ける。ガイドロッド4には横移動台5を
設ける。横移動台5に巻取ドラム2の中心軸線と直角方
向に向けガイドロッド7を設ける。ガイドロッド7に筬
11及び距離センサー13を取り付けた直角方向移動部
材9を設ける。距離センサー13を糸の巻取りによる変
位に対して、巻取ドラム2の糸の巻取面14より一定の
距離を保つようにサーボモーター15と連絡する。横移
動台5を距離センサー13の移動と巻取ドラム2のテー
パーの角度の比率で連動機構により連動し、巻取ドラム
2のテーパー2Aの角度に糸を巻取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部分整経機の巻取ドラ
ムに糸を巻き付ける糸巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部分整経機の巻取ドラムに糸を巻
き付ける場合、巻量、巻径及びエレベーションを一定に
するため、糸の種類と巻取張力に応じて糸の送り量を作
業者が経験や判断による経験値でほぼ一定にしている。
又、作業者の経験や判断による膨大なデータをコンピュ
ータに入力し、これにより処理しているが、新規に開発
された糸の場合は作業者の勘に頼ることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】部分整経機の巻取ドラ
ムで一方の端部がテーパー状に広がった巻取ドラムの場
合、この巻取ドラムに糸(1コロ又は1バンド)を数回
巻くには、各々の巻径及び巻取ドラムのテーパー部の傾
斜角度に合うよう糸崩れを防止し、巻外径を同一にしな
ければ、巻き返し時、各巻径により張力の違う糸が巻取
ドラムより供給され、これらの糸で織成した場合には張
力不揃いにより織物に縞ができ、品質の低下を来すので
ある。
【0004】そこで、従来は上述のように作業者の経験
や判断を基に、糸の種類と巻取張力に応じて巻径やエレ
ベーションを一定にしているのであるが、この方法では
作業者の経験のない新規の糸の場合は勘に頼ることにな
り、正しい巻取りは不可能となる。又、糸量が少なく
(高価な場合が多い)決められた糸量で全く余裕のない
場合等では失敗が許されず、作業者に過度の精神的負担
をかけることになる。
【0005】上記点に鑑み、本発明は部分整経機の巻取
ドラムに巻かれる糸の巻径、及びエレベーションを同一
にすることのできる糸巻取装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は部分整経機本体に、一方の端部がテーパー
状に広がった巻取ドラムの中心軸線に平行して移動する
横移動台が設けられ、この横移動台に巻取ドラムの中心
軸線と直角方向に移動する直角方向移動部材が設置さ
れ、この直角方向移動部材に筬及び距離センサーが取り
付けられ、距離センサーは糸の巻取りによる変位に対し
て、巻取ドラムの巻取面より一定の距離を保つようにサ
ーボモーターに連絡され、前記横移動台は距離センサー
の移動と前記巻取ドラムのテーパーの角度の比率で連動
機構により距離センサーと連動され、巻取ドラムのテー
パーの角度に糸が巻取られることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明の作用を説明すれば、巻取ドラムに巻き
取られる糸巻径の変位は、巻径の糸面と一定の距離を保
ってセットされている直角方向移動部材の距離センサー
によって、巻き太って巻径の変位があれば感知され、距
離センサーと連絡するサーボモーターにより距離センサ
ー及び筬が直角方向移動部材と共に糸面より後退し、巻
径の糸面と一定の距離を保つ。そして、距離センサーの
移動量に応じて横移動台は予め決められた巻取ドラムの
テーパーの角度の比率で連動するため、距離センサー及
び筬は横移動台と共にドラムの中心軸線と平行に移動し
巻取る糸を横移動するから、ドラムのテーパー状に広が
った部分の傾斜角度と巻径の傾斜角度が同一となる。
【0008】このように巻取ドラムに巻き取られる糸巻
径の変位を感知する距離センサーの移動と横移動台は、
巻取ドラムのテーパーの角度の比率で連動するから、糸
の種類、糸の太さの違い、巻取張力にも関係なく糸の巻
取りにより嵩んだ分だけ正確に巻取ドラムのテーパー角
度に糸を巻取ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明糸巻取装置の一実施例を示す平面
図、図2は同上の部分側面図、図3は本発明糸巻取装置
の他の実施例を示す平面図、図4は同上の部分断面図で
ある。図1及び図2に於いて、本発明糸巻取装置は、部
分整経機本体1に一方の端部がテーパー2Aに広がった
部分を有する筒状又は枠状の巻取ドラム2が装着される
と共に、部分整経機本体1の巻取ドラム2の前面に、巻
取ドラム2の中心軸線に平行して螺棒3及び2本のガイ
ドロッド4が固定されている。
【0010】ガイドロッド4には横移動台5の下面に設
けたブラケット6が挿通され、横移動台5はガイドロッ
ド4に沿って巻取ドラム2の中心軸線に平行して横移動
可能となっている。螺棒3は横移動台5の上方に位置し
ている。
【0011】横移動台5上には、巻取ドラム2の中心軸
線の直角方向に向けて2本の平行なガイドロッド7がブ
ラケット8により取り付けられている。ガイドロッド7
には板状の直角方向移動部材9の下面に設けたブラケッ
ト10が挿通され、直角方向移動部材9はガイドロッド
7に沿って巻取ドラム2の中心軸線と直角方向に移動可
能となっている。
【0012】直角方向移動部材9上の前部に前部の筬1
1、及び取り付け杆12により距離センサー13が固定
されている。距離センサー13は巻取ドラム2の糸の巻
取面14より一定の距離を保つようにセットされ、糸径
の変位を感知すると、横移動台5上に設けたサーボモー
ター15により直角方向移動部材9と共に進退する。
【0013】移動は直角方向移動部材9の後部に、先端
に傘歯車16を設けた螺棒17が螺合し、傘歯車16と
噛合する傘歯車18の軸に設けたプーリー19とサーボ
モーター15の軸に設けたプーリー20をベルト21で
連絡することにより、サーボモーター15の回動を直角
方向移動部材9に伝達する。
【0014】そして、直角方向移動部材9と一体に取り
付けられた距離センサー13の直角方向への移動と同時
に、連動機構により横移動台5を予め距離センサー13
の移動に対し、巻取ドラム2のテーパーの角度の比率で
連動するようにセットされている。
【0015】連動機構はサーボモーター15により回動
する傘歯車18の軸に設けた歯車22と噛合する連動歯
車23を経て、螺棒3に螺合する歯車24が設けられ、
歯車24は横移動台5上に固定されたクラッチ25によ
り両側を挾まれているため、サーボモーター15の回動
により歯車24が回動し、前記距離センサー13の進退
と同時に横移動台5を横方向へ連動する。この横方向へ
の移動は、前記のように距離センサー13の移動に対
し、巻取ドラム2の角度の比率で移動するように歯車2
2、23、24の比率でセットされている。
【0016】次に、図3及び図4は本発明糸巻取装置の
他の実施例を示し、図3及び図4に於いて、第1図及び
第2図と相当する箇所には、それと同一符号を付してあ
る。この実施例では、糸の巻太りを距離センサー13が
感知して、サーボモーター15が糸の巻取面14と、筬
11が一定の距離を保つよう回転する。この回転はプー
リー20、ベルト21、プーリー19を経て、スプライ
ン軸26を回転する。
【0017】スプライン軸26には傘歯車18の軸がス
プライン軸方向に移動可能に嵌合すると共に、ベアリン
グ27を有するブラケット28に係合し、このブラケッ
ト28が横移動台5上に固定されているため、横移動台
5と共に傘歯車18はスプライン軸26に沿って横移動
する。この傘歯車18と噛合する傘歯車16により螺棒
17を回動し、直角方向移動部材9を移動することによ
り、距離センサー13及び筬11が移動する。
【0018】又、傾斜角を形成する移動への伝達は歯車
22、23、24にての比率で螺棒3を回転し、横移動
台5に固定したナット29が螺棒3に螺合していること
により、横移動台5が横移動する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、巻取ドラムの巻径の糸
面と一定の距離を保つようにセットされ、糸巻径の変位
を感知する距離センサーの移動と横移動台は巻取ドラム
のテーパーの角度の比率で連動するため、糸の種類、糸
の太さの違い、巻取張力にも関係なく糸の巻取りにより
嵩んだ分だけ正確に巻取ドラムのテーパー角度に糸を巻
取ることができ、したがって、糸の巻き返しの場合、張
力が均一になり、これ等の糸で織成すれば、従来のよう
な製品に縞ができることなく、品質も向上する。又、従
来のように作業者の経験も不要であるから、膨大な量の
データも必要なく、作業者に精神的な負担もかかること
がない等、安心して作業ができる有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明糸巻取装置の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】本発明糸巻取装置の部分側面図である。
【図3】本発明糸巻取装置の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図4】本発明糸巻取装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1 部分整経機本体 2 巻取ドラム 5 横移動台 9 直角方向移動部材 11 筬 13 距離センサー 14 糸の巻取面 15 サーボモーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部分整経機本体に、一方の端部がテーパ
    ー状に広がった巻取ドラムの中心軸線に平行して移動す
    る横移動台が設けられ、この横移動台に巻取ドラムの中
    心軸線と直角方向に移動する直角方向移動部材が設置さ
    れ、この直角方向移動部材に筬及び距離センサーが取り
    付けられ、距離センサーは糸の巻取りによる変位に対し
    て、巻取ドラムの巻取面より一定の距離を保つようにサ
    ーボモーターに連絡され、前記横移動台は距離センサー
    の移動と前記巻取ドラムのテーパーの角度の比率で連動
    機構により距離センサーと連動され、巻取ドラムのテー
    パーの角度に糸が巻取られることを特徴とする部分整経
    機の糸巻取装置。
JP17823795A 1995-06-20 1995-06-20 部分整経機の糸巻取装置 Pending JPH093743A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2396626A (en) * 2002-12-27 2004-06-30 Cci Tech Inc Automatic sample warper and warping method
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US10401250B2 (en) 2010-11-05 2019-09-03 Siemens Aktiengesellschaft Leakage detection and leakage location in supply networks

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