JPH0936745A - 信号選択装置及びそれを用いた信号検出装置 - Google Patents

信号選択装置及びそれを用いた信号検出装置

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JPH0936745A
JPH0936745A JP20838195A JP20838195A JPH0936745A JP H0936745 A JPH0936745 A JP H0936745A JP 20838195 A JP20838195 A JP 20838195A JP 20838195 A JP20838195 A JP 20838195A JP H0936745 A JPH0936745 A JP H0936745A
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flip
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JP20838195A
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Nobuo Takayanagi
信夫 高柳
Yoshihiro Yamada
義浩 山田
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数ビットのディジタル信号で複数の“1”
を含む信号について、全ての“1”を、通常のエンコー
ダを用いて高速に検出できるようにする 【解決手段】 二進数で表される複数ビットのデータに
おける各位の1ビット信号について、その位の1ビット
信号と、その位の1ビット信号よりも上位にある全ての
1ビット信号との論理和演算を実行する論理和回路61
〜63と、上記論理和回路61〜63から出力される演
算結果を反転した1ビット信号と、上記位のすぐ下の位
の1ビット信号との論理積演算を実行する論理積回路5
1〜53とを設け、“1”と“0”の二進数で表される
複数ビットデータから、他位ビットの“1”の出力を抑
制しながら上位ビットの“1”から優先的に順に一つず
つ“1”を検出して行くようにすることにより、全ての
“1”についての検出を行うのに必要なクロック数を可
及的に少なくして検出速度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号選択装置及び
それを用いた信号検出装置に関し、特に、通常のエンコ
ーダを用いて、第1の信号及び第2の信号からなる二進
数で表される複数ビットの信号から、上記第1の信号を
高速に検出することを可能とするための信号選択装置、
及びそれを用いた信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、二つの状態を取り得る物理量が
対応付けられており、この物理量の変化を監視される複
数の被監視要素のうちから、対応する物理量が変化した
被監視要素を特定するために、各被監視要素に対応する
上記物理量の変化を二値符号化して、二値のうちどちら
か特定の信号のみを検出するようにした信号検出装置が
ある。
【0003】例えば、複数の機械を同時に使用しなが
ら、そのうちのある機械に故障が発生した場合、その機
械を特定してLEDの点滅等により外部に知らせる故障
機検出装置や、ビジョンセンサにおけるマトリックス上
の重心検出装置や、キーボード操作時の入力キー検出等
に用いる入力キー検出装置等のような信号検出装置が知
られている。
【0004】すなわち、複数ビットからなるディジタル
信号での複数の“1”を含むものについて、これら全て
の“1”を検出する信号検出装置としては、図4に示す
ようなスキャニング装置が従来より用いられてきた。
【0005】このようなスキャニング装置においては、
第1のフリップフロップF1の出力が“1”のとき、エ
ンコーダ出力Encoder−outが有効となる。そ
してクロックに同期して、第1〜第4のフリップフロッ
プF1〜F4のそれぞれが記憶保持するデータを順に上
にシフトし、その度毎にカウンタ10の値を“1”ずつ
増加させる。この作業を4回繰り返し行う。したがっ
て、カウンタ10は、“00”から“11”までの4ク
ロックサイクルを規則的にカウントする。
【0006】例えば、このスキャニング装置を用いて、
4ビットデータ中から“1”を検出する場合、まず、図
3の最左端のクロックサイクルの立ち上がりに合わせて
第1〜第4のマルチプレクサM1〜M4が一方の入力A
側を選択し、“0110”の各位の1ビットデータが、
各位に対応するフリップフロップの入力inFF−Dに
取り込まるとほぼ同時に、各フリップフロップ1〜4の
出力inFF−Qから出力される。
【0007】その結果、第1のフリップフロップF1か
らは“0”が出力され、Valid信号は“L”にな
る。また、上記クロックサイクルの立ち上がりに合わせ
て、カウンタ10が“00”にセットされる。
【0008】上記システムクロックの直後の、二番目の
クロックサイクルの立ち上がりに合わせて、各マルチプ
レクサM1〜M4は他方の入力B側を選択し、各フリッ
プフロップF1〜F4の保持するデータがそれぞれのす
ぐ上のフリップフロップにシフトされて、“1100”
の各位の1ビットデータが、各位に対応するinFF−
Dに取り込まれるとほぼ同時に、各inFF−Qから出
力される。
【0009】その結果、第1のフリップフロップF1か
らは“1”が出力され、Valid信号は“H”にな
る。また、上記二番目のクロックサイクルの立ち上がり
に合わせて、カウンタ10の値が1つ増加され、“0
1”にセットされる。以降に続く3番目、4番目のクロ
ックサイクルにおいては、各マルチプレクサM1〜M4
は他方の入力B側を選択したままである。
【0010】図3は、このスキャニング装置において、
4ビットデータ“0110”及びこれに続く“110
1”をスキャニングする際の、上記動作を含む一連の動
作タイミングを表すタイミングチャートである。
【0011】図3で、左端から4クロックサイクルにか
けて、Valid信号の出力はL、H、H、L”となっ
ている。これは、“0110”のスキャニング結果を示
している。そして、次の4クロックサイクルにかけて
は、“H、H、L、H”となっており、これは“110
1”のスキャニング結果を示している。
【0012】このように、上記スキャニング装置におい
ては、全位に対応するフリップフロップから出力される
信号について、その信号が“0”が“1”かにかかわら
ず逐一検査する。
【0013】また、複数ビットからなるディジタル信号
から“1”を検出する場合に、一般的に、エンコーダが
用いられるが、エンコーダによる検出は、ディジタル信
号の中に“1”が唯一含まれている場合に限り有効であ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなスキャニ
ング装置においては、全位に対応するフリップフロップ
から出力された信号を検査するために、例えば信号
“1”を検出する場合、信号“0”を出力しているデー
タ出力信号線についても検査する。したがって、1つの
データについての検出に、常にそのデータのビット数分
のクロック数を要するので、信号の検出に時間がかかる
という問題があった。
【0015】本発明は上述の問題点に鑑み、複数ビット
のディジタル信号で複数の“1”を含むものについて、
これら全ての“1”を通常のエンコーダを用いて高速に
検出することができるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の信号選択装置
は、二進数で表される複数ビットのデータにおける各位
の1ビット信号について、その位の1ビット信号と、そ
の位の1ビット信号よりも上位にある全ての1ビット信
号との論理和演算を実行する論理和回路と、上記論理和
回路から出力される演算結果を反転した1ビット信号
と、上記位のすぐ下の位の1ビット信号との論理積演算
を実行する論理積回路とを備えることを特徴としてい
る。
【0017】また、本発明の信号検出装置は、第1の信
号及び第2の信号から成る二進数で表される複数ビット
のデータから、上記第1の信号を検出する信号検出装置
において、上記複数ビットのデータの各位に対応して設
けられ、各位の信号を記憶するラッチ回路と、上記複数
ビットのデータの各位の1ビット信号について、その位
の1ビット信号と、その位の1ビット信号よりも上位に
ある全ての1ビット信号との論理和演算を実行する論理
和回路と、上記論理和回路から出力される演算結果を反
転した1ビット信号と、上記位のすぐ下の位の1ビット
信号との論理積演算を実行する論理積回路と、上記論理
積回路の出力から上記第1の信号を検出すると上記ラッ
チ回路にリセットをかけるリセット手段とを備えること
を特徴としている。
【0018】また、本発明の信号検出装置の他の特徴と
するところは、第1の信号及び第2の信号から成る二進
数で表される複数ビットのデータから、上記第1の信号
を検出する信号検出装置において、伝送されていた信号
を、一時的に記憶保持して出力する第1のラッチ回路
と、上記第1のラッチ回路にリセットをかけるための第
1のリセット手段と、伝送されていた信号を、一時的に
記憶保持して出力する第2のラッチ回路と、上記第2の
ラッチ回路にリセットをかけるための第2のリセット手
段と、上記第2のラッチ回路からの出力値と、上記第1
のラッチ回路からの出力値の反転値との論理積演算を行
う第1の論理積回路と、上記第1のラッチ回路からの出
力値と、上記第2のラッチ回路からの出力値との論理和
演算を行う論理和回路と、伝送されていた信号を、一時
的に記憶保持して出力する第3のラッチ回路と、上記第
3のラッチ回路にリセットをかけるための第3のリセッ
ト手段と、上記第3のラッチ回路からの出力値と、上記
論理和回路からの出力値の反転値との論理積演算を行う
第2の論理積回路と、および上記第1のラッチ回路、上
記第1の論理積回路および上記第2の論理積回路の出力
から、上記第1の信号を検出するエンコーダとを有する
ことを特徴としている。
【0019】
【作用】本発明にかかる信号選択装置においては、上記
のような構成により、“1”と“0”の二進数で表され
る複数ビットデータから、論理積回路と論理和回路を用
いて他位ビットの“1”の出力を抑制しながら上位ビッ
トの“1”から優先的に順に一つずつ“1”を検出して
行くようにしたので、信号検出を通常のエンコーダを用
いて高速に行うことが可能となる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本実施例にかかる信号検出装置の構
成を示す回路図、図2は本実施例にかかる信号検出装置
の動作タイミングを表すタイミングチャートである。
【0021】図1に示すように、本実施例の信号選択装
置は、第1のフリップフロップ群100と第2のフリッ
プフロップ群200の二つのフリップフロップ群を有し
ている。上記第1のフリップフロップ群100は、第1
〜第4のフリップフロップ11〜14を有し、上記第2
のフリップフロップ群200は、第5〜第8のフリップ
フロップ21〜24を有している。
【0022】これらの第1〜第4のフリップフロップ1
1〜14と、第5〜第8のフリップフロップ21〜24
とは、各々対応するもの同士が信号線31〜34により
接続されている。
【0023】第2のフリップフロップ群200を構成す
る各フリップフロップ21〜24の出力は、フィードバ
ック線41〜44により、それぞれ対応する第1のフリ
ップフロップ群100の各フリップフロップ11〜14
にフィードバックされる。
【0024】第1の論理積回路51は、第1のフリップ
フロップ11からの出力の反転値と第2のフリップフロ
ップ12からの出力値との論理積演算を行う。
【0025】第1の論理和回路61は、信号線31から
入力される値と信号線32から入力される値との論理和
演算を行う。第2の論理和回路62は、信号線31から
入力される値と信号線32から入力される値と信号線3
3から入力される値との論理和演算を行う。
【0026】第2の論理積回路52は、第1の論理和回
路61からの出力の反転値と、第3フリップフロップ1
3の出力値との論理積演算を行う。また、第3の論理積
回路53は、第2の論理和回路62からの出力の反転値
と、第4のフリップフロップ14の出力値との論理積演
算を行う。
【0027】また、本実施例の信号検出装置は、上記の
信号選択装置に、4ビット入力2ビット出力のエンコー
ダ7と、第3の論理和回路63と、インバータ8と、第
9のフリップフロップ91、第10のフリップフロップ
92とを備える。第3の論理和回路63は、各フリップ
フロップ11〜14からの出力の論理和演算を実行す
る。
【0028】その演算結果は、インバータ8により反転
されて、各フリップフロップ11〜14の入力端子に入
力される。またそれと同時に、上記演算結果は、第9お
よび第10のフリップフロップ91、92を介すること
により2クロックサイクル遅延され、Valid信号と
してエンコーダ7からの出力と同時に出力される。
【0029】次に、本実施例の信号選択装置の動作を、
4ビットデータ“0110”から“1”を検出する場合
を例にとり説明するが、エンコーダ7により、上位ビッ
トの“1”から順に一つずつ検出してゆくので、エンコ
ーダ7への4ビットデータ出力別に、“0100”を出
力する第一段階、“0010”を出力する第二段階、そ
して“0000”を出力する第三段階と、三段階に分け
て説明する。
【0030】データ“0110”が、上位ビットから1
ビットずつ、それぞれ第1〜第4のフリップフロップ1
1〜14に格納される。最上位の“0”は、第1のフリ
ップフロップ11から、信号線31を介して第5のフリ
ップフロップ21に入力され、第5のフリップフロップ
21から、エンコーダ7の処理のタイミングに合わせ
て、エンコーダ7へと出力される。
【0031】また、最上位の“0”は、第1の論理和回
路61及び第2の論理和回路62に入力され、さらにそ
の“0”は反転されて“1”となり第1の論理積回路5
1に入力される。第二位の“1”は、第2のフリップフ
ロップ12から、第1の論理和回路61、第2の論理和
回路62、及び第1の論理積回路51とに入力される。
第三位の“1”は、第3のフリップフロップ13から、
第2の論理和回路62及び第2の論理積回路52に入力
される。第四位の“0”は、第4のフリップフロップ1
4から、第3の論理積回路53に入力される。
【0032】また、第1〜第4のフリップフロップ11
〜14からそれぞれのデータが、第3の論理和回路63
に入力され、第3の論理和回路63において“0”、
“1”、“1”、“0”の論理和演算が実行され、その
結果、第3の論理和回路63からは“1”が出力され
る。この“1”は、インバータ8により反転されて
“0”となり、第1〜第4のフリップフロップ11〜1
4に入力される。
【0033】それと同時に、この“1”は、第9のフリ
ップフロップ91に続いて第10のフリップフロップ9
2に一時的に格納され、後述のエンコーダ7から出力さ
れる“01”の出力と同時に、第10のフリップフロッ
プ92からValid信号“H”として出力される。
【0034】第1の論理積回路51においては、上記第
1のデータが反転したデータ“1”と、上記第二位のデ
ータ“1”との論理積演算が行われ、その結果、第1の
論理積回路51からは、“1”が出力される。この
“1”が第6のフリップフロップ22に入力されて、第
6のフリップフロップ22から、エンコーダ7に“1”
が出力されるとともに、第2のフリップフロップ12に
フィードバックされる。
【0035】このフィードバック信号は、第2のフリッ
プフロップ12のリセット端子から入力される。これに
より、第2のフリップフロップ12が記憶保持していた
第二位のデータ“1”にリセットがかけられて、第2の
フリップフロップ12の記憶保持するデータが“0”と
なる。
【0036】第1の論理和回路61においては、上記第
一位の“0”と上記第二位の“1”との論理和演算が行
われ、その結果、第1の論理和回路61から“1”が出
力されるが、この“1”は反転されて“0”となり、第
2の論理積回路52に入力される。
【0037】そして、第3のフリップフロップ13から
第三位のデータ“1”が信号線33を介して第2の論理
積回路52に入力され、第2の論理積回路52におい
て、上記“1”と上記反転データ“0”との論理積演算
が行われ、その結果、“0”が第7のフリップフロップ
23を介してエンコーダ7へと出力される。
【0038】第2の論理和回路62においては、上記第
一位の“0”と上記第二位の“1”と上記第三位の
“1”との論理和演算が行われる。その結果、第2の論
理和回路62から“1”が出力されるが、この論理値
“1”は反転されて“0”となり、第3の論理積回路5
3に入力される。
【0039】そして、第4のフリップフロップ14から
第四位のデータ“0”が信号線34を介して第3の論理
積回路53に入力される。そして、上記第3の論理積回
路53において、第四位のデータ“0”と上記反転デー
タ“0”との論理積演算が行われる。その結果、“0”
が第8のフリップフロップ24を介してエンコーダ7へ
と出力される。
【0040】以上のように、第一段階においては、各信
号線31〜34を介して、データ“0100”がエンコ
ーダ7へと出力される。そして、エンコーダ7から
“1”のある位、すなわち、第二位を表すデータ“0
1”が出力される。
【0041】次に、第二段階におけるデータの出力を説
明する。第1〜第4のフリップフロップ11〜14から
それぞれのデータ、すなわち“0”、“0”、“1”、
“0”が、第3の論理和回路63に入力され、第3の論
理和回路63において、これら四つの値についての論理
和演算が実行される。そして、その実行の結果、上記第
3の論理和回路63からは“1”が出力される。この論
理値“1”はインバータ8により反転されて“0”とな
り、各フリップフロップ11〜14のクロック入力端子
に入力される。
【0042】それと同時に、この論理値“1”は、第9
のフリップフロップ91に続いて第10のフリップフロ
ップ92に一時的に格納され、後述のエンコーダ7から
出力されるデータ“10”の出力と同時に、第10のフ
リップフロップ92からValid信号“H”として出
力される。
【0043】最上位のデータ“0”は、信号線31を介
して第2のフリップフロップ群200の第5のフリップ
フロップ21からエンコーダ7へと出力される。第一段
階終了時において、第2のフリップフロップ12の記憶
保持するデータは“0”であるが、この“0”が第1の
論理積回路51に入力されると、上記第一位のデータの
反転データ“1”と論理積演算が行われる。その結果、
“0”が第1の論理積回路51から第6のフリップフロ
ップ22を介してエンコーダ7へと出力される。
【0044】第1の論理和回路61においては、上記第
一位の“0”と第2のフリップフロップ12から出力さ
れるデータ“0”との論理和演算が行われる。その結
果、第1の論理和回路61から“0”が出力されるが、
この“0”は反転されて“1”となり、第2の論理積回
路52に入力される。
【0045】そして、第3のフリップフロップ13から
第三位のデータ“1”が信号線33を介して第2の論理
積回路52に入力され、第2の論理積回路52におい
て、第三位のデータ“1”と上記反転データ“1”との
論理積演算が行われ、その結果、“1”が第7のフリッ
プフロップ23を介してエンコーダ7へと出力される。
【0046】この出力は、第3のフリップフロップ13
にフィードバックされて第3のフリップフロップ13の
リセット端子から入力される。これにより、第3のフリ
ップフロップ13が記憶保持していた第三位のデータ
“1”にリセットがかけられて、第3のフリップフロッ
プ13の記憶保持するデータが“0”となる。
【0047】第2の論理和回路62においては、第1の
フリップフロップ11から出力されるデータ“0”と第
2のフリップフロップ12から出力されるデータ“0”
と第3のフリップフロップ13から出力されるデータ
“1”との論理和演算が行われ、その結果、第2の論理
和回路62から“1”が出力されるが、この“1”は反
転されて“0”となり、第3の論理積回路53に入力さ
れる。
【0048】そして、第4のフリップフロップ14から
第四位のデータ“0”が信号線34を介して第3の論理
積回路53に入力され、第3の論理積回路53におい
て、第四位のデータ“0”と上記反転データ“0”との
論理積演算が行われ、その結果、“0”が第8のフリッ
プフロップ24を介してエンコーダ7へと出力される。
【0049】以上のように、第二段階においては、各信
号線31〜34を介して、データ“0010”がエンコ
ーダ7へと出力される。そしてエンコーダ7から“1”
のある位、すなわち第三位を表すデータ“10”が出力
される。
【0050】次に、第三段階におけるデータの出力を説
明する。各フリップフロップ11〜14からそれぞれの
データ、すなわち、“0”、“0”、“0”、“0”
が、第3の論理和回路63に入力される。そして、第3
の論理和回路63において“0”、“0”、“0”、
“0”の論理和演算が実行され、その結果、第3の論理
和回路63からは“0”が出力される。
【0051】この“0”は、インバータ8により反転さ
れて“1”となり、第1〜第4のフリップフロップ11
〜14のクロック入力端子に入力される。それと同時
に、この“0”は、第9のフリップフロップ91に続い
て第10のフリップフロップ92に一時的に格納され、
上述のエンコーダ7から出力されるデータ“10”の出
力の次のクロックサイクルに合わせて、第10のフリッ
プフロップ92からValid信号“L”として出力さ
れる。最上位のデータ“0”は、信号線31を介して第
5のフリップフロップ21からエンコーダ7へと出力さ
れる。
【0052】第1の論理積回路51においては、第2の
フリップフロップ12から出力される“0”と反転デー
タ“1”との論理積演算が行われ、その結果、“0”が
第6のフリップフロップ22からエンコーダ7へと出力
される。
【0053】上述したように、第二段階終了時におい
て、第3のフリップフロップ13の記憶保持するデータ
は“0”であるが、この“0”が第2の論理積回路52
に入力されると、第1の論理和回路61から出力される
反転データ“1”と論理積演算が行われ、その結果、
“0”が第1の論理積回路51から第7のフリップフロ
ップ23を介してエンコーダ7へと出力される。
【0054】第2の論理和回路62においては、第1の
フリップフロップ11から出力されるデータ“0”と第
2のフリップフロップ12から出力されるデータ“0”
と第3のフリップフロップ13から出力されるデータ
“0”との論理和演算が行われ、その結果、第2の論理
和回路62から“0”が出力されるが、この“0”は反
転されて“1”となり、第3の論理積回路53に入力さ
れる。
【0055】そして、第4のフリップフロップ14から
データ“0”が第3の論理積回路53に入力され、第3
の論理積回路53において、第四位のデータ“0”と上
記反転データ“1”との論理積演算が行われ、その結
果、“0”が第8のフリップフロップ24を介してエン
コーダ7へと出力される。以上のように、第三段階にお
いては、各信号線31〜34を介して、データ“000
0”がエンコーダ7へと出力される。
【0056】図2は、上記実施例において、4ビットデ
ータ“0110”について“1”を検出する際の動作を
表すタイミングチャートである。図2において、inF
F−D、inFF−Qは、それぞれ第1〜第4のフリッ
プフロップ11〜14の入力端子の信号、出力端子の信
号を表している。
【0057】また、outFF−D、outFF−Q
は、第5〜第8のフリップフロップ21〜24の入力端
子の信号、出力端子の信号をそれぞれ表している。各フ
リップフロップ11〜14、および21〜24は、cl
ock信号に同期して、図2における破線のタイミング
でデータをラッチする。
【0058】Encoder−outの信号は、2ビッ
トデータにより、第5〜第8のフリップフロップ21〜
24から出力される4ビットデータのうち、どの位に
“1”があるかを示している。またValid信号が
“H”のとき、Encoder−outが有効となり、
Valid信号が“L”のとき、outFF−Qの信号
が“0000”であることを示す。
【0059】以下、図2を用いて、各フリップフロップ
及びエンコーダ7における、動作タイミングの説明をす
る。“0110”がinFF−Dから入力されると、そ
の直後のCLK信号の立ち上がりに同期して、inFF
−Qからは、1CLKサイクル毎に、上位の“1”から
順に一つずつリセットがかけられてゆき、“0”となっ
たデータが出力される。
【0060】このため、まず“0110”が取り込ま
れ、次に第二位の“1”がリセットされて“0”とな
り、“0010”が取り込まれ、第三位の“1”がリセ
ットされて全ての“1”に対してリセットがかけられる
と“0000”が出力され、次のデータ“1101”が
取り込まれる。
【0061】outFF−Dからは、1CLKサイクル
毎に上位の“1”から一つずつ順に検出されてゆくの
で、まず第二位の“1”が検出されて“0100”が出
力され、次に第三位の“1”が検出されて“0010”
が出力される。
【0062】そして、全ての“1”が検出されると“0
000”が出力されてValid信号が“L”となり、
次のデータ“1101”の上位ビットの“1”から優先
的に検出されてゆく。Encoder−outからは、
“0110”の第二位と第三位に“1”があることを示
すため、“01”と“10”が出力される。
【0063】このように本実施例の信号検出装置におい
ては、1つのデータについて信号“1”を検出する場合
に要するクロック数は、そのデータに含まれる“1”の
ビット数に、全ての“1”について検出が終了したとき
“0000”を出力するための1クロック分を加えたク
ロック数で済む。したがって、従来のスキャニング装置
による検出に比し、短時間での検出を実現することがで
きる。
【0064】なお、本実施例では、4ビットデータにつ
いての信号選択及び信号検出について説明したが、本発
明は、多数ビットデータについての信号選択及び信号検
出にも適用可能である。
【0065】この場合、第n位のデータ処理に関して説
明する。論理和回路においては、n位の1ビットデータ
と、n位の1ビットデータよりも上位にある全ての1ビ
ットデータとの論理和演算が実行され、この演算結果の
反転値が、(n+1)位の論理積回路に入力される。一
方、論理積回路においては、(n−1)位の論理和回路
から出力された1ビットデータの反転値と、n位の1ビ
ットデータとの論理積演算が実行される。
【0066】この演算結果である1ビットデータが、第
2のラッチ回路に入力されて記憶保持され、エンコーダ
の処理タイミングに同期して、第2のラッチ回路からエ
ンコーダへと出力される。
【0067】またそれと同時に、この1ビットデータ
は、フィードバック線を介して第1のラッチ回路へとフ
ィードバックされ、この1ビットデータが“1”である
場合、第1のラッチ回路のリセット端子から、“1”が
入力されると、それまで第1のラッチ回路が記憶保持し
ていたデータにリセットがかけられ、第1のラッチ回路
が記憶保持するデータは“0”となる。
【0068】
【発明の効果】本発明は上述したように、本発明によれ
ば、二進数で表された複数ビットデータで、複数の
“1”を含むデータから“1”を検出する場合に、論理
積回路と論理和回路を用いて他位ビットの“1”の出力
を抑制しながら上位ビットの“1”から優先的に順に一
つずつ“1”を検出して行くようにしたので、通常のエ
ンコーダを用いて、高速に信号検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる信号選択装置の構成を
示す回路図である。
【図2】本発明の実施例にかかる信号選択装置の動作タ
イミングを表すタイミングチャートである。
【図3】従来のスキャニング装置の動作タイミングをの
一例を表すタイミングチャートである。
【図4】従来のスキャニング装置の回路図である。
【符号の説明】
7 エンコーダ 8 インバータ 11 第1のフリップフロップ 12 第2のフリップフロップ 13 第3のフリップフロップ 14 第4のフリップフロップ 21 第5のフリップフロップ 22 第6のフリップフロップ 23 第7のフリップフロップ 24 第8のフリップフロップ 31 信号線 32 信号線 33 信号線 34 信号線 41 フィードバック線 42 フィードバック線 43 フィードバック線 44 フィードバック線 51 第1の論理積回路 52 第2の論理積回路 53 第3の論理積回路 61 第1の論理和回路 62 第2の論理和回路 63 第3の論理和回路 91 第9のフリップフロップ 92 第10のフリップフロップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二進数で表される複数ビットのデータに
    おける各位の1ビット信号について、その位の1ビット
    信号と、その位の1ビット信号よりも上位にある全ての
    1ビット信号との論理和演算を実行する論理和回路と、 上記論理和回路から出力される演算結果を反転した1ビ
    ット信号と、上記位のすぐ下の位の1ビット信号との論
    理積演算を実行する論理積回路とを備えることを特徴と
    する信号選択装置。
  2. 【請求項2】 第1の信号及び第2の信号から成る二進
    数で表される複数ビットのデータから、上記第1の信号
    を検出する信号検出装置において、 上記複数ビットのデータの各位に対応して設けられ、各
    位の信号を記憶するラッチ回路と、 上記複数ビットのデータの各位の1ビット信号につい
    て、その位の1ビット信号と、その位の1ビット信号よ
    りも上位にある全ての1ビット信号との論理和演算を実
    行する論理和回路と、 上記論理和回路から出力される演算結果を反転した1ビ
    ット信号と、上記位のすぐ下の位の1ビット信号との論
    理積演算を実行する論理積回路と、 上記論理積回路の出力から上記第1の信号を検出すると
    上記ラッチ回路にリセットをかけるリセット手段とを備
    えることを特徴とする信号検出装置。
  3. 【請求項3】 第1の信号及び第2の信号から成る二進
    数で表される複数ビットのデータから上記第1の信号を
    検出する信号検出装置において、 伝送されていた信号を、一時的に記憶保持して出力する
    第1のラッチ回路と、 上記第1のラッチ回路にリセットをかけるための第1の
    リセット手段と、 伝送されていた信号を、一時的に記憶保持して出力する
    第2のラッチ回路と、 上記第2のラッチ回路にリセットをかけるための第2の
    リセット手段と、 上記第2のラッチ回路からの出力値と、上記第1のラッ
    チ回路からの出力値の反転値との論理積演算を行う第1
    の論理積回路と、 上記第1のラッチ回路からの出力値と、上記第2のラッ
    チ回路からの出力値との論理和演算を行う論理和回路
    と、 伝送されていた信号を、一時的に記憶保持して出力する
    第3のラッチ回路と、 上記第3のラッチ回路にリセットをかけるための第3の
    リセット手段と、 上記第3のラッチ回路からの出力値と、上記論理和回路
    からの出力値の反転値との論理積演算を行う第2の論理
    積回路と、 上記第1のラッチ回路、上記第1の論理積回路、および
    上記第2の論理積回路の出力から、上記第1の信号を検
    出するエンコーダとを有することを特徴とする信号検出
    装置。
JP20838195A 1995-07-24 1995-07-24 信号選択装置及びそれを用いた信号検出装置 Withdrawn JPH0936745A (ja)

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