JPH0936201A - 基板移載方法および基板移載装置 - Google Patents

基板移載方法および基板移載装置

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JPH0936201A
JPH0936201A JP8116390A JP11639096A JPH0936201A JP H0936201 A JPH0936201 A JP H0936201A JP 8116390 A JP8116390 A JP 8116390A JP 11639096 A JP11639096 A JP 11639096A JP H0936201 A JPH0936201 A JP H0936201A
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JP8116390A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Hirata
教行 平田
Seiji Komatsu
省二 小松
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0936201A publication Critical patent/JPH0936201A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板を損傷することなく、取出位置から移載位
置へ移載可能な基板移載方法および基板移載装置を提供
することにある。 【解決手段】取出位置16の基板1を移載位置18に移
載する際、基板1の一辺の2箇所を非接触式の第1およ
び第2のセンサ30a,30bで検知し、移載機構21
のハンド28に対する基板の一辺の傾きおよび一辺と直
交する方向の位置を含む一辺位置情報を割り出す。一辺
位置情報に基づいて基板に対するハンドの位置を制御
し、ハンドにより取出位置から基板を取り出す。ハンド
により取り出された基板の一辺と直交する他辺の1箇所
を第2のセンサ30cで検知し、移載位置に対する基板
1の他辺の位置を含む他辺位置情報を割り出す。他辺位
置情報に基づき、移載機構21により基板を移載位置に
位置決め移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を取出位置か
ら取り出し所定の移載位置に位置決めして移載する基板
移載方法および基板移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、液晶表示器の製造工程
においては、液晶表示器作成用のガラス基板は、カセッ
ト内に多段に収納され、このカセットによって複数の製
造ユニットの間を移動されている。
【0003】各製造ユニットは、カセットから基板を1
枚ずつ取り出して製造ユニット側に取り込むための基板
移載装置を備えている。この基板移載装置は、移動され
てくるカセットを所定の取出位置に配置するカセット載
置部を有し、移載手段によって取出位置のカセット内か
ら1枚ずつ基板を取り出すとともに製造ユニット側に取
り込むための所定の移載位置に移載する。
【0004】一般に、カセットの内側壁とカセット内に
収納される基板の縁部との間には、基板をカセットの側
壁にこすることなく挿脱するためと、移載時の移載手段
の横ぶれなども考慮して、適度な隙間が設けられる。そ
のため、カセット内に収納される基板の位置は、カセッ
トが製造ユニット間を移動する際の振動や傾きの影響を
受けて、位置ずれが生じることがある。
【0005】これに対して、移載手段は、カセット内の
基板の位置ずれに関係なく、常に一定動作によって取出
位置から移載位置に基板を単純に移載するだけなので、
取出位置で位置ずれしている基板は、位置ずれしたまま
移載位置に移載されてしまう問題がある。
【0006】そこで、従来の基板移載装置では、カセッ
トを配置する取出位置に基板位置決め機構を設けてい
る。この基板位置決め機構は、取出位置に配置されたカ
セットの四方から中心方向に向けて各一対の位置決め板
を移動させ、各位置決め板を基板の縁部に押し当てて、
カセット内に支持されている基板を強制的に移動させて
所定の取出位置に位置決めする。このように、取出位置
で基板を位置決めすることにより、基板が所定の移載位
置に移載される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板移載装置では、基板位置決め機構によりカセット内
に支持された状態のままの基板の縁部を機械的に押圧す
るので、基板に衝撃が加わり、基板にマイクロクラック
やチッピングが発生するという問題がある。特に、この
マイクロクラックは、基板厚が1mmよりも小さい場合
に顕著に発生する。
【0008】この基板に発生するマイクロクラックやチ
ッピングは、発塵を引き起こし、液晶表示装置の製造工
程での歩留りを低下させる。更に、製造ユニットにおい
て基板の加熱・冷却工程を実施する場合、基板に熱応力
が働くが、基板にマイクロクラックやチッピングがある
と、そこに応力集中が発生し基板が破損する問題があ
る。しかも、各製造ユニットの基板移載装置の位置にお
いて、繰り返し同一基板に衝撃が加わると、基板が破損
する問題がある。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、基板にマイクロクラックやチ
ッピングを発生させることなく、取出位置の基板を移載
位置に位置決め移載できる基板移載方法および基板移載
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、移載手段により矩形状の基板を取出位置から移載位
置に移載する請求項1に係るこの発明の基板移載方法
は、上記取出位置にある基板の一辺の少なくとも2箇所
を非接触で検知し、上記検知結果に応じて、上記移載手
段に対する上記一辺の傾きおよび上記一辺と直交する方
向に沿った上記一辺の位置を含む一辺位置情報を割り出
し、and 上記割り出された一辺位置情報に基づいて、
上記移載手段により上記取出位置から基板を取出し上記
移載位置に位置決めし移載することを特徴としている。
【0011】また、移載手段により基板を取出位置から
移載位置に移載する請求項6に記載のこの発明に係る基
板移載方法は、上記基板の所定の測定部位の位置を非接
触で検知し、上記検知された測定部位の位置と所定の基
準位置との間の相対位置情報を割り出し、上記相対位置
情報に基づいて上記基板を移載位置に位置決めし移載す
ることを特徴としている。
【0012】移載手段により基板を取出位置から移載位
置に移載する請求項7に記載の発明に係る基板移載方法
は、上記取出位置における基板の所定の測定部位の位置
を非接触で検知し、上記検知された測定部位の位置と所
定の基準位置との間の相対位置情報を割り出し、上記基
板と移載手段との相対位置関係を維持しながら、上記移
載手段により上記取出位置にある基板を、上記検知され
た所定部位の位置情報に基づいて、移載位置に位置決め
し移載することを特徴としている。
【0013】一方、請求項11に記載のこの発明に係る
基板移載装置は、取出位置から基板を取出して上記移載
位置に移載する移載手段と、上記取出位置にある基板の
一辺の少なくとも2箇所の位置を非接触で検知する検知
手段と、上記検知手段による検知結果に応じて、上記移
載手段に対する上記一辺の傾きおよび上記一辺と直交す
る方向に沿った上記一辺の位置を含む一辺位置情報を割
り出し、上記割り出された一辺位置情報に基づいて上記
移載手段を制御し、上記取出位置から基板を取出し上記
移載位置に位置決め移載する制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0014】上記構成の基板移載方法および基板移載装
置によれば、検知手段により取出位置における基板の一
辺の少なくとも2箇所の位置を非接触で検知し、その検
知結果に応じて、上記移載手段に対する上記一辺の傾き
および上記一辺と直交する方向に沿った上記一辺の位置
を含む一辺位置情報を割り出す。そして、この一辺位置
情報に基づいて移載手段の動作を制御し、上記取出位置
から基板を取出し上記移載位置に位置決め移載する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態に係る基板移載方法および基板移載装置
について詳細に説明する。図1および図2に示すよう
に、本実施の形態に係る基板移載装置10は本体12を
備え、この本体の一端部には取出台部13、他端側には
移載台部14、中央には凹部15が設けられている。取
出台部13の上面は、多数の基板を収納した後述のカセ
ット2が載置される水平な載置面13aを形成し、ま
た、移載台部14の上面は、カセットから取り出された
基板を載置する水平な載置面14aを形成している。そ
して、凹所15内には、カセット2内から基板を取出し
載置面14a上に移載する移載機構21が配設されてい
る。
【0016】図2および図3に示すように、移載装置1
0によって移載される基板1は、例えば、液晶表示器の
製造に使用されるガラス基板であり、無アルカリケイ酸
塩ガラスにより、縦500mm、横400mm、厚さ
0.7mmの矩形状に形成されている。
【0017】カセット2は、天板3、底板4、両側面の
複数の側板5、背面の図示しない複数の背板とから箱状
に形成され、その前面に基板1を出し入れする開口部6
が形成されている。両側板5の内面には、図3に示すよ
うに、上下方向に沿って所定距離、例えば18mm、離
間した複数の棚7が突設されている。そして、基板1
は、両側の対向する棚7上に両側縁部を載置することに
より、カセット2内に水平に支持されている。カセット
2内には、多数の基板1が上下方向に多段に収納され
る。
【0018】なお、各段における両側の側板5の内面8
は、カセット2に出し入れされる基板1が内面8に接触
するのを防止するため、基板1の側縁に対して所定のク
リアランスを有するように、棚7の上面に近い部分の対
向間隔L1が基板の幅L2に対して、L1>L2となる
ように構成されている。たとえば、基板1の横幅が40
0mmの場合には、側板5の内面8の間隔は410mm
とし、基板1の両側縁に対して±5mmの余裕が設けら
れる。この場合のカセット2内の基板1の位置精度は最
大±5mmとなる。
【0019】また、各段において、両側の側板5の内面
8の対向間隔は、棚7の上面に近い部分から上方にいく
に従って広がり、基板1をカセット2に対して出し入れ
する機構の横ぶれなどによって基板1が内面8に接触す
るのを防止する。
【0020】一方、図1および図2に示すように、基板
移載装置10の取出台部13の載置面13aには、複
数、例えば3つの取出位置16がX軸方向に並んで規定
されている。各取出位置16は、載置面13aに固定さ
れた4つのL字状の位置決め部材17によって規定され
ている。カセット2は、その下部四隅が位置決め部材1
7に嵌合されて取出位置16に位置決め保持される。
【0021】なお、取出台部13の側方には、各取出位
置16に対してカセット2を自動的に装填および回収す
る搬送ロボット52が設けられている。移載台部14の
載置面14aには、取出位置16の配列方向、つまりX
軸方向と平行に並んで3つの移載位置18が規定されて
いる。載置面14aの各移載位置18には、基板1の下
面四隅が載置される4つの載置部材19が取り付けられ
ている。各載置部材19には、基板1の四隅縁部に沿っ
て延びるほぼL字状の基板移載面20が形成されてい
る。そして、基板1は、所定の移載位置18に位置決め
された状態で、載置部材19の移載面20上に載置され
る。
【0022】また、互いに向い合う取出位置16および
移載位置18は、これらの中心を通る線がX軸と直交す
る方向、つまり、Y軸方向に延びるように規定されてい
る。なお、各移載位置18の側方には、移載位置18に
移載された基板1を取り込んで処理するCVD(化学蒸
着)装置、洗浄装置等の処理装置50が配設されてい
る。
【0023】凹所15内に設けられた移載機構21は、
基板1を支持する支持部材として機能するハンド28を
備え、このハンド28は、図1、図2および図4に示す
ように、水平面内で中心点Oを通る2方向、つまり、X
軸方向、および対向する取出位置16と移載位置18と
の間を直線的に延びる任意の移動軸M方向に沿って移動
可能であるとともに、中心点Oを通る垂直なZ軸方向に
沿って昇降可能に構成されている。更に、ハンド28
は、Z軸の回りで回動可能となっている。
【0024】詳細に述べると、移載手段として機能する
移載機構21は、凹部15の底壁に形成された溝22に
沿ってX軸方向に移動自在な駆動部23を備えている。
駆動手段としての駆動部23は回転軸25を有し、この
回転軸はZ軸に沿って昇降可能であるとともに、Z軸の
回りでθ方向に回転可能となっている。基準シャフトと
して機能する回転軸25は、中心点Oに一致している。
更に、駆動部23は、自身がZ軸の回りで回動可能に凹
所15に設けられている。
【0025】回転軸25には、第1のアーム24の一端
部が連結され回動軸25と一体に回動可能となってい
る。第1のアーム24の他端には、第2のアーム26の
一端が回動軸27を中心として回動可能に連結され、こ
の第2のアーム26の他端には、基板1を搭載するため
のハンド28が回転軸29を中心に回動可能に連結され
ている。移動手段として機能する第1および第2のアー
ム24、26はリンクを構成し、第2のアーム26は第
1のアーム24の回動に連動して所定角度回動する。
【0026】ハンド28は水平に延びた薄板により形成
され、基端部が回動軸29に連結され、先端部は左右二
股状に形成されている。そして、ハンド28はその中心
線Cが、回転軸29と中心点Oとを通って延びる方向、
つまり、移動軸M方向、と一致した状態で回転軸29に
取り付けられている。
【0027】そして、ハンド28は、駆動部23が溝部
22に沿って移動した際にX軸方向に移動し、回転軸2
5と共にアーム24,25が昇降するとZ軸方向に移動
する。また、ハンド28は、回転軸25により第1およ
び第2のアーム24,26が回動されると、その中心線
cが移動軸Mと常に一致した状態で、移動軸Mに沿って
移動する。更に、ハンド28は、駆動部23が中心点O
の回りで回動すると、第1および第2のアーム24、2
6と共に中心点Oの回りで回動する。
【0028】ハンド28には、カセット2の開口部6側
に位置した基板1の一辺1aの位置を2箇所で検知する
非接触式の第1および第2のセンサ30a,30bが設
けられている。位置検知手段および第1の検知手段とし
て機能する第1および第2のセンサ30a,30bは、
光学反射式センサであり、センサ光の波長としては透明
ガラス製の基板1を透過しないで検知できる光学的結像
点を有する赤外線が用いられている。そして、第1およ
び第2のセンサ30a,30bは、検知面を上面とし
て、ハンド28の中心線c(回転軸29と中心点Oとを
通る線)に対して左右対称位置に、つまり、ハンドの中
心線と直交する線上に並んで配設され、かつ、例えば、
200mmの間隔x1をおいて配置されている。
【0029】なお、後述するように、第1および第2の
センサ30a,30bからハンド28の基部側へ、例え
ば、100mmの距離y1だけ離間した位置に基板搭載
基準線Rが設定されている。基板1を移載する際、この
基板1は、その一辺1aが基板搭載基準線Rと一致した
状態で、ハンド28上に支持される。
【0030】図2に示すように、移載位置18の近傍に
おいて本体12には、基板1の一辺1aと直交する辺1
bの1箇所を検知する非接触式の第3のセンサ30cが
配設されている。第2の検知手段として機能する第3の
センサ30cは、光学反射式センサであり、センサ光の
波長としては透明ガラス製の基板1を透過しない赤外線
が用いられている。そして、第3のセンサ30cは、移
載台部14に立設されたほぼL字状のアーム31の先端
に取り付けられ、検知面を下向きとした状態に配置され
ている。
【0031】なお、第1ないし第3のセンサ30a〜3
0cは、検知精度を向上するため、基板1からの距離が
約8mmの位置で、基板1に対する検知感度が最大とな
るように、図示しない光学集光レンズが付設されてい
る。また、その検知精度は、基板1からの距離が8mm
において、±0.2mm以内となるように調整されてい
る。
【0032】本体12の移載台部14の側部には、入カ
キーや表示器などを有する操作パネル32が取り付けら
れている。図5に示すように、第1ないし第3のセンサ
30a〜30cおよび操作パネル32は制御手段および
調整手段として機能する制御部41に接続されている。
また、制御部41には、移載機構21の駆動部23を駆
動するドライバ42が接続されている。制御部41は、
移載機構21の基本的な移載動作を制御する主制御部4
4、3個のセンサ30a〜30cの出力信号と移載機構
21の動作状態との情報に基づいてハンド28と基板1
との相対位置を割り出す演算部46、割り出された位置
に基づいて移載機構21による移載動作を補正するため
の補正信号を出力する補正部48を有している。
【0033】次に、以上のように構成された基板移載装
置10の基板移載動作を、図6(a)ないし6(g)、
7(a)ないし7(c)、および図8を参照して説明す
る。なお、基板移載装置10の取出位置16には、搬送
ロボット52によって搬送されてきたカセット2が位置
決め載置され、カセット2内には、基板1が多段に収納
されているものとする。また、移載機構21のハンド2
8は待機位置に配置されているものとする。
【0034】図6(a)および7(a)に示すように、
待機位置において、移載機構21は、その中心点OがX
軸上で、かつ、互いに対向する取出位置16の中心と移
載位置18の中心とを通ってY軸方向に延びる基準軸Y
R上に位置している。また、ハンド28はその中心線c
が基準軸RYと一致した位置に配置され、ハンド28の
移動軸Mも基準軸YRに一致している。
【0035】基板1の移載時には、制御部41の制御下
において、移載機構21が作動される。まず、移載機構
21は、ハンド28をZ軸方向に移動し、カセット2内
の移載する基板1の下側となる高さ位置で、かつ、第1
および第2のセンサ30a,30bと基板1の下面との
対向間隔が所定距離、ここでは8mmとなる高さ位置に
停止する(ステップ1)。
【0036】次に、図6(b)および7(a)に示すよ
うに、ハンド28が基準軸RY方向に沿って取出位置1
6へ移動され、移載する基板1と、その下側の基板1あ
るいはカセット2の底板4と、の間に侵入する(ステッ
プ2)。ハンド28が移載する基板1の下側に侵入して
いく途中で、第1および第2のセンサ30a、30bは
基板1の一辺1aの下方を横切り、その際、それぞれこ
の一辺1a検知して検知信号を出力する(ステップ
3)。
【0037】なお、ハンド28を所定距離移動させたに
もかかわらず、第1および第2のセンサ30a、30b
のいずれもが検知信号を出力しない場合、制御部41は
カセット2に基板1が不在であると判断し移載動作を中
止する。また、第1および第2のセンサ30a,30b
のいずれか一方しか検知信号を出力しない場合、制御部
41は基板1が欠損していると判断する。このように、
センサ30a,30bは、基板有無検知手段および基板
欠損異常検知手段を兼ねることができる。そして、この
ような場合には、所定の処理が行われるが、この処理方
法については本発明とは直接関連しないので説明を省略
する。
【0038】制御部41は、第1および第2のセンサ3
0a、30bからの検出信号の出力タイミングに応じ
て、待機位置から第1のセンサ30aが基板1の一辺1
aを検出するまでのハンド28のY軸方向の移動距離y
2、および待機位置から第2のセンサ30bが一辺1a
を検出するまでのハンド28のY軸方向の移動距離y3
を演算部46により演算する。
【0039】更に、制御部41は、移動距離y2、y3
に基づいて、基板1の傾き、つまり、基準軸RYに対す
る基板の中心線の傾きθ1と、基板1の基準軸RY方向
の位置と、を一辺位置情報として演算し、この演算結果
に応じて、基板1の傾きに対応したハンド28の移動方
向と、ハンド28の基板搭載基準線Rに基板1の一辺1
aを合わせるために必要なハンド28の移動距離を演算
する(ステップ4)。
【0040】この演算処理において、例えば、ハンド2
8の基準軸RY方向の移動距離y2が500mmの時に
第1のセンサ30aが検知信号を出力し、基準軸RY方
向の移動距離y3が504mmの時に第2のセンサ30
bが検知信号を出力した場合、基準軸RYに対する基板
1の傾きの角度θ1は、第1および第2のセンサ30
a,30bの間隔x1が200mmであれば、tanθ
1=(504−500)/200となり、θ1=1.1
46゜となる。
【0041】続いて、制御部41はハンド28を待機位
置まで戻した後、ハンド28が基板1に対して所定の相
対位置に配置されるように、移載機構21を作動させ
る。つまり、図6(c)および図7(b)に示すよう
に、制御部41は、第1および第2のセンサ30a、3
0bを結ぶ線と基板1の一辺1aとが平行になるよう
に、駆動部23をX軸に沿って移動距離x2に換算して
tanθ1×(504+500)/2=10.04(m
m)だけ図中右方向に移動させるとともに、駆動部23
をアーム24、26と共に中心点Oの回りで図中反時計
回り方向にθ1=1.146゜だけ回転させる。これに
より、ハンド28の移動軸M、および中心線cが基板1
の傾きと一致することになる。
【0042】次に、制御部41は移動軸M方向へのハン
ド28の移動距離y4を演算する。ハンド28の基板搭
載基準線Rは、第1および第2のセンサ30a,30b
を結ぶ線からの距離y1、ここでは100mmだけ離間
している。。したがって、ハンド28の移動距離y4
は、y4={(504+500)/2}/cosθ1+
100=602.1(mm)となる。
【0043】そして、制御部41は、演算結果に基づい
て、ハンド28の移動軸M、および回動位置のデータを
補正し、以後、補正データに基づいて移載機構21の動
作を制御する(ステップ5)。すなわち、移載機構21
の中心点Oは、待機位置からX軸に沿って図中右方向に
10.04mm移動した位置にあり、ハンドの移動軸M
が基準軸RYに対して反時計回りに1.146゜回転し
て位置し、移動軸M方向へのハンドの移動距離y4が6
02.1mmであるものとして制御データを補正し、ハ
ンド28の動作を制御する。
【0044】上述した制御により、図6(d)および図
7(b)に示すように、ハンド28は基板1の取出位置
に対応した所定の搭載位置に移動され、その搭載位置に
停止される(ステップ6、7)。これにより、基板1の
一辺1aと直交する辺1bに対してハンド28の中心線
cが平行になり、また、ハンド28の基板搭載基準線R
が基板1の一辺aと整列する。
【0045】なお、ステップ3において、第1および第
2のセンサ30a、30bの検出信号に基づいて演算さ
れた移動距離y2とy3とが等しい場合、つまり、移載
する基板1がその一辺1aがハンド28の中心軸cと直
交して延びる正しい位置にある場合、基板1の傾きの角
度は0゜と演算され、制御部41はハンド28の移動方
向を補正することなく、基準軸YRに沿ってハンド28
を所定の搭載位置まで移動させる。
【0046】なお、本実施の形態においては、ハンド2
8を一旦待機位置に戻した後、基板1に対するハンド2
8の位置補正を行っているが、これに限らず、ハンド2
8を待機位置に戻すことなく位置補正を行うようにして
もよい。
【0047】続いて、移載機構21はハンド28をZ軸
方向に所定距離上昇させる。それにより、ハンド28は
基板1を支持し、カセット2の棚7から所定の隙間だけ
離間する高さ位置まで、基板1を押し上げる(ステップ
8)。
【0048】この状態で、移載機構21は、図6(e)
に示すように、ハンド28を移動軸Mに沿って駆動部2
3上まで移動させ、ハンド28に支持された基板1をカ
セット2内から取り出す(ステップ9)。このとき、カ
セット2の両側の側板5の内面8が棚7の上面に近い部
分から上方にいくにしたがって広がるように形成されて
いるため、基板1の取出時の横ぶれ量が±0.5mm以
内である場合には、基板1が側板5と接触することなく
取り出すことができる。
【0049】続いて、図6(f)および図7(c)に示
すように、移載機構21は、アーム24、26およびハ
ンド28と共に駆動部23を中心点Oの回りで反時計方
向に180゜−θ1回転させ、基板1を移載位置18に
対向する方向に向ける(ステップ10)。同時に、ハン
ド28はZ軸方向に移動され、第3のセンサ30cと基
板1の上面との対向距離が所定距離、ここでは8mmに
なる高さ位置で停止される(ステップ11)。また、駆
動部23はハンド28と共にX軸に沿って左側へ距離x
2だけ移動される(ステップ12)。
【0050】この状態において、ハンド28は、その移
動軸Mおよび中心線cが基準軸RYと一致し、かつ、第
3のセンサ30cに対してハンド28の中心線cが所定
の距離x3、たとえば210mm、離間して位置してい
る。
【0051】次に、制御部41は、ハンド28をX軸方
向に沿って第3のセンサ30cへ向けて20mm移動
し、第3のセンサ30cにより基板1の一辺1aと直交
する他の辺1bを検知する(ステップ13、14)。こ
こで、カセット2の側板内面に対する基板1の両側縁の
余裕は±5mmであり、基板1の中心線がハンド28の
中心線cから最大限(10mm)ずれていたとしても、
ハンド28を20mm移動させれば、第3のセンサ30
cが基板1の辺1bを必ず検知する。
【0052】なお、ハンド28を20mm移動させて
も、第3のセンサ30cが基板1を検知しない場合、基
板1が移動中に破損または脱落したことになり、この場
合、制御部41は異常発生を判断し、適当な処理を指令
する。この処理は本発明とは直接関連しないのでその説
明を省略する。
【0053】そして、制御部41はその演算機能によ
り、第3のセンサ30cが検知信号を出力するまでの間
におけるハンド28のX軸方向の移動距離を演算し、こ
の移動距離に基づいて、ハンド28の中心線に対する基
板1の中心軸のX軸方向への位置ずれ量を他辺位置情報
として演算する(ステップ15)。
【0054】すなわち、基板1の中心線とハンド28の
中心線cとが一致している場合、ハンド28のX軸方向
への移動距離x4は210−200=10(mm)であ
るはずなので、ハンド28のX軸方向の移動距離x4が
例えば5mmで第3のセンサ30cが検知信号を出力し
た場合には、10−5=5(mm)となり、基板1は図
7(c)において右方向に5mmずれていることがわか
る。
【0055】よって、ハンド28を図7(c)中左方向
に5mm移動させることにより、基板1の中心線を基準
軸RYに一致させることができる。従って、制御部41
は、演算結果に基づいて、ハンド28をX軸方向に沿っ
て左方向へ5mm移動させ、基板1のX軸方向の位置を
移載位置18に対して所定の相対位置に位置決めする
(ステップ16)。
【0056】続いて、ハンド28はZ軸方向に移動さ
れ、基板1を移載位置18の基板移載面20に対して所
定のクリアランスを有する高さ位置に移動させる(ステ
ップ17)。更に、図6(g)に示すように、ハンド2
8は基準軸RY方向に沿って移載位置18側へ所定距離
だけ移動され、移載位置18に対して基板1の基準軸R
Y方向の位置を位置決めする(ステップ18)。このと
き、ハンド28の基準軸RY方向への移動距離は、取出
位置16から基板1を移動する際に基板1とハンド28
とがすでに位置決めされているので、予め決められた移
動距離でよい。
【0057】次に、ハンド28はZ軸に沿って所定距離
下降され、基板1を移載位置18の移載面20に移載し
た後、基板1の下面から離反する(ステップ19)。そ
の後、移載機構21は、ハンド28を基準軸RY方向に
沿って移載位置18から引き抜き、待機位置に復帰する
(ステップ20)。続けて他の基板1の移載を行なう場
合には、同様の移載動作を行なう(ステップ21)。
【0058】以上のように構成された基板移載装置およ
び基板移載方法によれば、基板1の一辺の2箇所を非接
触のセンサ30a,30bで検知し、移載機構21に対
する基板1の一辺の傾きおよび一辺の位置を一辺位置情
報として割り出し、かつ、基板1の一辺と直交する他辺
の1箇所を非接触のセンサ30cで検知し、移載機構2
1に対する基板1の他辺の位置を他辺位置情報として割
り出している。そして、基板1を移載する際、この一辺
位置情報および他辺位置情報に基いて移載機構21の動
作を制御することにより、基板1を移載位置18に正確
に位置決めして移載することができる。この移載位置1
8への位置決め精度は、±0.5mm以内と非常に高精
度にすることができる。
【0059】したがって、従来の位置決め機構のように
基板端部との接触による機械的な基板の位置決めを行わ
ないため、基板1にマイクロクラックやチッピングが発
生することがを防止できる。そのため、製造工程中にお
ける機械的負荷による基板1の破損が低減するととも
に、加熱冷却工程での熱応力による基板1の破損も発生
しない。
【0060】また、従来のような複雑な位置決め機構が
不要で、装置を安価にできるとともに、位置決め機構に
よる位置決め工程が必要なく、移載機構21による移載
動作中に基板1の位置を割り出して移載位置18に位置
決め移載するため、移載動作を高速で行うことが可能と
なる。
【0061】しかも、異なる寸法の基板1を移載する場
合、従来では位置決め機構を取り替える必要があるが、
本実施の形態によれば、基板1の寸法に応じて制御部4
1による移載機構21の制御を変更することによって容
易に対応できる。
【0062】また、第1ないし第3のセンサ30a〜3
0cとしてオンオフ式の光学反射式センサを用いること
により、装置の構成を簡単かつ安価にでき、そのセンサ
光として赤外線を用いることによって透明ガラス製の基
板1をも確実に検知することができる。
【0063】更に、移載機構21のハンド28に第1お
よび第2のセンサ30a,30bを配設したため、移載
動作を行なうハンド28の移動に伴って同時に基板の位
置検出を行うことができ、動作速度の向上を図ることが
可能となる。なお、第1ないし第3の全てのセンサ30
a〜30cを移載機構21のハンド28に設けるように
してもよい。
【0064】この発明は、上述した実施の形態に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、上述した実施の形態では、基板1の測定部
位として基板の辺1a,1bを用いこれを検知する構成
としたが、これに限らず、基板1表面に設けた位置決め
マークを測定部位として使用し、基板の位置を検知する
ようにしてもよい。
【0065】位置決めマークとしては、図9に示すよう
に、例えば、基板1の一端部の両角部表面にそれぞれ形
成された十字形状のマーク54を用いることができる。
このマーク54は、液晶表示器のゲート線の形成材料に
用いられるアルミニウム、アルミニウム合金、モリブデ
ン−タンタル合金等の不透明膜で形成されている。これ
らのマーク54は、液晶表示器の他の製造工程において
も位置決めマークとして利用することができる。
【0066】また、図10に示すように、マーク54
は、上記と同様の材料からなる矩形状の不透明膜に、十
字形状の抜き部を備えたものを用いてもよい。一方、第
1ないし第3のセンサ30a〜30cを、本体12の取
出位置16に配設し、カセット2内に収納された基板1
の位置を検知するようにしてもよい。この場合、センサ
30a〜30cをカセット2内に収納された基板1の収
納領域に対して外部から進退移動可能に設けるととも
に、センサ30a〜30cがカセット2内に多段に収納
された各基板1の高さ位置に順次移動して基板を1枚ず
つ検知するか、あるいは、各基板1に対応して多段に設
けた多数の組のセンサ30a〜30cで一度に多数の基
板1を検知するようにする。このようにセンサ30a〜
30cを取出位置16に配設した場合、カセット2内の
基板1のX軸およびY軸方向の位置を同時に検知できる
とともに、移載機構21が動作する前に予め基板位置を
検知してハンド21の移動を最適に制御することができ
る。
【0067】また、第1ないし第3のセンサ30a〜3
0cを、取出位置16と移載位置18との間に配設し、
基板1を取出位置16から移載位置18に移動させる途
中で基板1の位置を検知するようにしてもよい。この場
合、カセット2内の基板1の位置にかかわらず、移載機
構21によって基板1をカセットから取出し、取り出さ
れた基板1を第1ないし第3のセンサ30a〜30cで
検知して位置を割り出し、移載位置18に位置決め移載
する。
【0068】また、上述した実施の形態では3個の非接
触式のセンサ30a〜30cを用いたが、4個以上を用
いれば検知精度を向上させることができ、一層正確な位
置に基板を移載することができる。
【0069】非接触式のセンサ30a、30b、30c
は、光学反射式のセンサにに限らず、距離センサを用い
て基板1の位置を座標として検知するようにしてもよ
く、また、光学式に限らず、例えば超音波や電磁的に検
知する非接触方式のセンサを用いてもよい。
【0070】また、移載機構21は基板1を取出位置1
6から移載位置18へY軸方向に沿ってのみ移載する構
成とし、取出位置16の基板1を移載機構21に対して
位置決めするように構成してもよい。この場合、取出位
置16には、カセット2内の基板1の位置を検知する非
接触式のセンサ30a〜30cを設けるとともに、取出
位置16にあるカセット2ごと基板1をX軸、Y軸、Z
軸およびθ方向に移動させる取出位置移動手段を設け
る。そして、センサ30a〜30cによってカセット2
内の移載する基板1を検知してその基板1の位置を割り
出し、制御部41で取出位置移動手段を制御して移載機
構21に対する所定の取出基準位置に基板1を位置決め
させる。それにより、取出位置16で位置決めされた基
板1をそのまま移載手段21によって移載位置18に位
置決め移載することができる。
【0071】また、移載機構21は基板1を取出位置1
6から移載位置18にY軸方向に沿って移載するだけの
構成にするとともに、移載位置18の基板移載面20を
移載機構21により移載される基板1に対して位置決め
するように構成してもよい。この場合、基板1の位置を
検知する非接触式のセンサ30a〜30cはいずれの位
置に設けてもよいとともに、移載位置18には基板移載
面20をX軸、Y軸、Z軸およびθ方向に移動させる移
載位置移動手段を設ける。そして、センサ30a〜30
cによって移載する基板1を検知してその基板1の位置
を割り出し、制御部41で移載位置移動手段を制御して
移載機構21で移載される基板1に対して所定の移載基
準位置に基板移載面20を位置決めすることにより、移
載機構21によって移載されてくる基板1を所定の移載
位置18に位置決め移載することができる。
【0072】移載機構21と取出位置移動手段との組み
合わせ、移載機構21と移載位置移動手段との組み合わ
せ、移載機構21と取出位置移動手段および移載位置移
動手段との組合せにより、全体としてX軸、Y軸、Z軸
およびθ方向に移動可能な構成とし、基板1を移載位置
18に位置決め移載できるようにしてもよい。
【0073】また、本発明に係る基板移載装置は、基板
1がマイクロクラックやチッピングの発生しやすいガラ
ス製の場合に特に有効であるが、基板1としてプラスチ
ック製のものを移載する装置に本願を適用した場合で
も、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、基板の位置を検知手段により非接触で検知し、その
検知結果に基づいて移載手段により基板を取出位置から
移載位置へ位置決めし移載することから、基板にマイク
ロクラックやチッピングを発生させることなく、基板を
取出位置から移載位置に高精度で位置決め移載可能な基
板移載方法および基板移載装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る基板移載装置全体
を示す平面図。
【図2】上記基板移載装置の一部を示す斜視図。
【図3】上記基板移載装置に載置されるカセットの一部
を示す断面図。
【図4】上記基板移載装置の移載機構の一部を概略的に
示す平面図。
【図5】上記基板移載装置全体の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図6】図6(a)ないし6(g)は、上記移載機構の
移載動作をそれぞれ概略的に示す平面図。
【図7】図7(a)ないし7(c)は、上記移載機構の
ハンドの動作を概略的に示す平面図。
【図8】上記基板移載装置の移載動作を示すフローチャ
ート。
【図9】位置決めマークを備えた基板の例を示す平面
図。
【図10】他の位置決めマークを備えた基板の例を示す
平面図。
【符号の説明】
1…基板 2…カセット 10…基板移戴装置 12…本体 16…取出位置 18…移載位置 20…基板移載面 21…移載機構 23…駆動部 28…ハンド 30a…第1のセンサ 30b…第2のセンサ 30c…第3のセンサ 41…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移載手段により矩形状の基板を取出位置か
    ら移載位置に移載する基板移載方法において、 上記取出位置にある基板の一辺の少なくとも2箇所を非
    接触で検知し、 上記検知結果に応じて、上記移載手段に対する上記一辺
    の傾きおよび上記一辺と直交する方向に沿った上記一辺
    の位置を含む一辺位置情報を割り出し、 上記割り出された一辺位置情報に基づいて、上記移載手
    段により上記取出位置から基板を取出し上記移載位置に
    位置決めして移載することを特徴とする基板移載方法。
  2. 【請求項2】上記基板の上記一辺と直交する他辺を非接
    触で検知し、上記検知結果に応じて、上記一辺の延出方
    向に沿った上記他辺の位置を含む他辺位置情報を割り出
    し、上記一辺位置情報および他辺位置情報に基づいて、
    上記移載手段により上記基板を移載位置に位置決め移載
    することを特徴とする請求項1に記載の基板移載方法。
  3. 【請求項3】上記基板の一辺を検知する工程は、上記移
    載手段に設けられた検出手段を、上記取出位置にある基
    板の上記一辺に対して相対移動させるて検知することを
    特徴とする請求項1に記載の基板移載方法。
  4. 【請求項4】上記基板を移載位置に位置決めし移載する
    工程は、上記一辺位置情報に基づき、上記移載手段を上
    記取出位置にある基板に対して所定の相対位置に補正す
    る工程と、上記所定の相対位置に補正された移載手段に
    より、上記取出位置から上記基板を取り出す工程と、を
    含んでいることを特徴とする請求項2に記載の基板移載
    方法。
  5. 【請求項5】上記基板を移載位置に位置決めし移載する
    工程は、上記移載手段によって取り出された基板を、上
    記移載手段と基板との相対位置を保持しながら、上記他
    辺位置情報に基づき上記記移載手段により所定の基準位
    置に位置決めした後、上記移載位置に移載する工程を含
    んでいることを特徴とする請求項4に記載の基板移載方
    法。
  6. 【請求項6】移載手段により基板を取出位置から移載位
    置に移載する基板移載方法において、 上記基板の所定の測定部位の位置を非接触で検知し、 上記検知された測定部位の位置と所定の基準位置との間
    の相対位置情報を割り出し、 上記相対位置情報に基づいて上記基板を移載位置に位置
    決めし移載することを特徴とする基板移載方法。
  7. 【請求項7】移載手段により基板を取出位置から移載位
    置に移載する基板移載方法において、 上記取出位置における基板の所定の測定部位の位置を非
    接触で検知し、 上記検知された測定部位の位置と所定の基準位置との間
    の相対位置情報を割り出し、 上記基板と移載手段との相対位置関係を維持しながら、
    上記移載手段により上記取出位置にある基板を、上記検
    知された所定部位の位置情報に基づいて、移載位置に位
    置決めし移載することを特徴とする基板移載方法。
  8. 【請求項8】上記検知する工程は、所定の配列方向に沿
    って互いに離間して設けられた2つの位置検知手段と上
    記基板の上記測定部位とを、これら2つの位置検知手段
    と上記測定部位とが互いに重なるように、上記配列方向
    と交差する方向に沿って相対移動させることにより検知
    することを特徴とする請求項7に記載の基板移載方法。
  9. 【請求項9】上記検知する工程は、矩形状の基板の一辺
    を検知することを特徴とする請求項8に記載の基板移載
    方法。
  10. 【請求項10】上記検知する工程は、矩形状の基板の一
    端の2つの角部に設けられた位置決めマークを検知する
    ことを特徴とする請求項8に記載の基板移載方法。
  11. 【請求項11】矩形状の基板を取出位置から移載位置に
    移載する基板移載装置において、 上記取出位置から基板を取出して上記移載位置に移載す
    る移載手段と、 上記取出位置にある基板の一辺の少なくとも2箇所の位
    置を非接触で検知する検知手段と、 上記検知手段による検知結果に応じて、上記移載手段に
    対する上記一辺の傾きおよび上記一辺と直交する方向に
    沿った上記一辺の位置を含む一辺位置情報を割り出し、
    上記割り出された一辺位置情報に基づいて上記移載手段
    を制御し、上記取出位置から基板を取出し上記移載位置
    に位置決め移載する制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板移載装置。
  12. 【請求項12】上記基板の上記一辺と直交する他辺の位
    置を非接触で検知する第2の検知手段を備え、上記制御
    手段は、上記第2の検知手段による検知結果に応じて、
    上記一辺の延出方向に沿った上記他辺の位置を含む他辺
    位置情報を割り出し、上記一辺位置情報および他辺位置
    情報に基づいて、上記移載手段を制御して上記基板を移
    載位置に位置決めし移載する主制御部を備えていること
    を特徴とする請求項11に記載の基板移載装置。
  13. 【請求項13】上記移載手段は、上記取出位置にある基
    板に対する相対位置を調整可能に、かつ、上記移載位置
    に対する相対位置を調整可能に、設けられ上記基板を保
    持する支持部材と、上記支持部材を、上記取出位置にあ
    る基板を支持する第1の位置と、上記支持した基板を上
    記移載位置に移載する第2の位置との間で移動させる駆
    動手段と、を備えていることを特徴とする請求項11に
    記載の基板移載装置。
  14. 【請求項14】上記制御手段は、上記一辺位置情報に基
    づいて上記駆動手段により上記取出位置における上記基
    板に対する上記支持部材の相対位置を調整するととも
    に、上記上記他辺位置情報に基づいて上記駆動手段によ
    り、基板を保持した上記支持部材の上記移載位置に対す
    る相対位置を調整する調整手段を備えていることを特徴
    とする請求項13に記載の基板移載装置。
  15. 【請求項15】上記検知手段は、上記支持部材に設けら
    れ上記支持部材が上記取出位置方向へ移動する際に上記
    一辺を検知する2つのセンサを備えていることを特徴と
    する請求項13に記載の基板移載装置。
  16. 【請求項16】上記各センサは、光学センサを含んでい
    ることを特徴とする請求項15に記載の基板移載装置。
  17. 【請求項17】所定の間隔をおいて積層された複数の基
    板が収納されたカセットを、上記取出位置に保持するカ
    セット載置部を備えていることを特徴とする請求項12
    に記載の基板移載装置。
  18. 【請求項18】上記移載手段は、上記基板を支持するハ
    ンドと、上記ハンドを、基準平面上を直線的に移動可能
    に、かつ、上記基準平面と直交する基準シャフトに沿っ
    て昇降自在に支持した支持手段と、上記支持手段を上記
    基板の一辺とほぼ平行な移動方向に沿って移動させる移
    動手段と、を備えていることを特徴とする請求項11に
    記載の基板移載装置。
  19. 【請求項19】上記移動方向に沿って並んで複数の取出
    位置を規定している基板載置部を備えていることを特徴
    とする請求項18に記載の基板移載装置。
  20. 【請求項20】上記支持手段は、上記基準シャフトに連
    結された第1のアームと、上記ハンドと第1のアームと
    を連結した第2のアームと、を備えていることを特徴と
    する請求項18に記載の基板移載装置。
  21. 【請求項21】上記移載手段は上記ハンドを基準シャフ
    トの回りで回動させる手段を備えていることを特徴とす
    る請求項18に記載の基板移載装置。
  22. 【請求項22】基板を取出位置から移載位置に移載する
    基板移載装置において、 上記取出位置から上記基板を取り出して上記移載位置に
    移載する移載手段と、 上記取出位置に載置された基板の所定の測定部位の位置
    を非接触で検知する検知手段と、 上記検知された測定部位の位置と所定の基準位置との間
    の相対位置情報を割り出し、上記相対位置情報に基づい
    て上記移載手段を制御し、上記基板を移載位置に位置決
    め移載する制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板移載装置。
  23. 【請求項23】基板を取出位置から移載位置に移載する
    基板移載装置において、 所定の間隔をおいて積層された複数の矩形状の基板を収
    納したカセットが載置される取出位置と、上記取出位置
    に対して所定の基準軸に沿って並んでかつ取出位置から
    所定距離離間して規定された移載位置と、を有する本体
    と、 上記取出位置と移載位置との間で上記本体に設けられ、
    上記取出位置に載置されたカセット内から基板を取り出
    して上記移載位置へ移載する移載手段であって、上記基
    板を保持する支持部材と、上記支持部材を移動軸に沿っ
    て移動自在に支持した移動手段と、上記移動手段を介し
    て上記支持部材を移動させるとともに上記移動軸を任意
    の方向に設定する駆動手段と、を有する移載手段と、 上記取出位置にある基板の上記支持部材に対する位置を
    検出する検出手段と、 上記検出手段によって検出された上記基板の位置に応じ
    て、上記駆動手段により上記移動軸の方向を変更し、上
    記支持部材により上記取出位置から移載位置へ基板を移
    載する制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板移載装置。
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