JPH0935596A - 光電式自動点滅器 - Google Patents

光電式自動点滅器

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JPH0935596A
JPH0935596A JP7189357A JP18935795A JPH0935596A JP H0935596 A JPH0935596 A JP H0935596A JP 7189357 A JP7189357 A JP 7189357A JP 18935795 A JP18935795 A JP 18935795A JP H0935596 A JPH0935596 A JP H0935596A
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JP
Japan
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light
photoelectric
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threshold value
adjusting means
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Application number
JP7189357A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Kitazawa
国浩 北沢
Masatoshi Yamamoto
政利 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照度閾値調節機能の備わった使い勝手の良い
ものとする。 【解決手段】 本体10に設けた採光窓11から外光を取り
込み、本体内に収納した受光素子に入射させ、受光素子
の受光する光量を周囲環境の明るさに応じて変化せし
め、周囲環境の明るさに応じて照明器具などの負荷をオ
ン/オフ制御する光電式自動点滅器において、オン/オ
フ切り替わりの周囲環境明るさを設定する照度閾値調節
手段を設けた。また、照度閾値調節手段を、採光窓の近
傍に配設されて有効窓面積を増減する移動自在な遮光板
17b とした。更に、遮光板を、前面部に摘み17b1を備え
るとともに背面部に弾性押圧片17b2を備え、スライド可
能に挟持されるものとした。また更に、照度閾値調節手
段を、受光素子と直列接続した可変抵抗器とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周囲環境の明るさ
に感応して、照明器具などの負荷をオン/オフ制御する
光電式自動点滅器に関する。
【0002】
【従来の技術】光電式自動点滅器は、周囲環境の明るさ
に応じて、電源供給を停止したり再開したりすることの
できるものである。従って、光電式自動点滅器は様々な
ものに利用できる。最も代表的な利用方法としては、例
えば、街灯や動路灯の自動点滅、自動販売機の照明の自
動点滅などに用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光電式自動点滅器にあっては、周囲環境の明るさ(照
度)がどの程度の明るさになったときに電源供給を停止
し、また、どの程度の暗さになったときに電源供給を再
開するかを調整設定する、照度閾値調節機能が備わって
いなかった。そのために、まだ明るいにもかかわらず照
明が点灯してしまったり、かなり暗くなったにもかかわ
らず照明が点灯しなかったりしても、簡単に対処するこ
とができないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、照度閾値調
節機能を備える使い勝手の良い、優れた光電式自動点滅
器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、本体に
設けた採光窓から外光を取り込み、本体内に収納した受
光素子に入射させ、受光素子の受光する光量を周囲環境
の明るさに応じて変化せしめ、周囲環境の明るさに応じ
て照明器具などの負荷をオン/オフ制御する光電式自動
点滅器において、オン/オフ切り替わりの周囲環境明る
さを設定する照度閾値調節手段を設けたことを特徴とす
る。
【0006】請求項2記載の発明にあっては、前記照度
閾値調節手段は、前記採光窓の近傍に配設されて有効窓
面積を増減する移動自在な遮光板であることを特徴とす
る。
【0007】請求項3記載の発明にあっては、前記遮光
板は、前面部に摘みを備えるとともに背面部に弾性押圧
片を備え、スライド可能に挟持されるものであることを
特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明にあっては、前記照度
閾値調節手段は、前記受光素子と直列接続した可変抵抗
器であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光電式自動点
滅器の、第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて、第
2の実施の形態を図4〜図6に基づいてそれぞれ詳細に
説明する。
【0010】〔第1の実施の形態〕図1は光電式自動点
滅器の本体を示す分解斜視図、図2は照度閾値調節手段
を説明する要部断面図、図3は光電式自動点滅器の外観
を示す斜視図である。
【0011】図3に示すように、光電式自動点滅器1
は、略矩形状の箱型の本体10を備える。本体10は、
採光窓11を除いて、不透光性の合成樹脂材料により成
形される。本体10は、光電式自動点滅器1を木ねじな
どで造営材に取着するための、ねじ孔を有した取着部1
2を備える。図2に示すように、採光窓11は、乳白色
のアクリル樹脂などで成形した透光部材13を、本体1
0の前面に設けた開口部14に、接着することにより形
成される。光電式自動点滅器1は、本体10の内部に各
種電子部品(図示せず)を備え、採光窓11の内方にプ
リント配線基板15に実装された受光素子16を備え
る。
【0012】受光素子16としては、波長感度を可視感
度に近づけることができ且つ受光量に対するインピーダ
ンス低下の直線性の良い、半導体チップにpn接合部を
設けたホトダイオード、あるいは、硫化カドミウム(C
dS)やセレン化カドミウム(CdSe)または両者の
固溶体からなる光導電素子、あるいは、ホトトランジス
タなどが用いられる。
【0013】光電式自動点滅器1は、採光窓11の近傍
に、照度閾値調節手段17を備える。照度閾値調節手段
17は、開口部17a と、遮光板17b と、裏板17c
と、止めねじ17d とを含んで構成される。開口部17
a は、採光窓11と並んで本体10の前面に設けられた
略長方形の孔である。遮光板17b は、不透光性で且つ
弾性を具備する合成樹脂材料により成形される。遮光板
17b は、前面中央に摘み17b1を備えるとともに、後
面中央付近からは弾性押圧片に相当する互いに反対方向
に湾曲した2本のスライド足17b2を備える。裏板17
c は、矩形板状の透明アクリル樹脂製のものであり、両
端近傍には止め孔17c1がそれぞれ設けられている。
【0014】照度閾値調節手段17は次のように組み立
てる。すなわち、図1に示すように、開口部17a に摘
み17b1を入れるようにして、遮光板17b を本体10
の内側に宛てがう。その後、遮光板17b の背後から裏
板17c を宛てがうとともに、裏板17c の両端近傍の
止め孔17c1に止めねじ17d をそれぞれ通し、本体1
0に裏板17c をねじ止めする。すると、遮光板17b
は、本体10と裏板17c とにより程良く挟持され、ス
ライド足17b2の弾性を以て図2に示す矢印方向に滑ら
かに且つ安定にスライド可能となる。
【0015】遮光板17b は、開口部17a から突出す
る摘み17b1を摘んで図2に示す矢印方向にスライドさ
せても、外光が本体10の内側に入り込まないような大
きさにされている。また、遮光板17b は、摘み17b1
を採光窓11に最も近い位置にスライドすると完全に開
口部14を覆うことができ、摘み17b1を採光窓11か
ら最も遠い位置にスライドすると完全に開口部14を開
放できる関係とされている。
【0016】従って、上述のような照度閾値調節手段1
7を備える光電式自動点滅器1にあっては、まだ明るい
にもかかわらず負荷としての照明が点灯してしまうよう
な場合、摘み17b1を採光窓11から遠ざけるように遮
光板17b をスライドすれば、開口部14は開放され、
採光窓11の有効窓面積は広くなり、周囲照度による多
量の外光が採光窓11から透明の裏板17c を介して受
光素子16に入射するようになり、周囲照度が暗くなっ
てもなかなか照明を点灯しないように照度閾値を変化さ
せることができる。
【0017】また、すでにかなり暗くなったにもかわら
ず負荷としての照明が点灯しないような場合、摘み17
b1を採光窓11に近づけるように遮光板17b をスライ
ドすれば、開口部14は閉鎖され、採光窓11の有効窓
面積は狭くなり、採光窓11から入射する周囲照度によ
る外光量は減少し、外光が採光窓11から透明の裏板1
c を介して受光素子16に僅かしか入射しないように
なり、周囲照度がそれほど暗くならなくても照明を点灯
するように照度閾値を変化させることができる。
【0018】すなわち、上述のような照度閾値調節手段
17を備える光電式自動点滅器1にあっては、設置場所
や使用目的に応じて、動作する周囲環境の明るさ、つま
り、照度閾値を任意に可変することができ、従来の光電
式自動点滅器に比較し、非常に使い勝手の良いものにす
るとこができる。
【0019】〔第2の実施の形態〕図4は光電式自動点
滅器を示す要部回路図、図5は光電式自動点滅器の本体
を示す分解斜視図、図6は光電式自動点滅器の外観を示
す斜視図である。
【0020】図6に示すように、光電式自動点滅器2
は、略矩形状の箱型の本体20を備える。本体20は、
採光窓21を除いて、不透光性の合成樹脂材料により成
形される。本体20は、光電式自動点滅器2を木ねじな
どで造営材に取着するための、ねじ孔を有した取着部2
2を備える。採光窓21は、乳白色のアクリル樹脂など
で成形した透光部材を、本体20の前面に設けた開口部
に、接着することにより形成される。光電式自動点滅器
2は、本体20の内部に各種電子部品を備え、採光窓2
1の内方にプリント配線基板に実装された受光素子P
(図4に示す)を備える。
【0021】受光素子Pとしては、波長感度を可視感度
に近づけることができ且つ受光量に対するインピーダン
ス低下の直線性の良い、半導体チップにpn接合部を設
けたホトダイオード、あるいは、硫化カドミウム(Cd
S)やセレン化カドミウム(CdSe)または両者の固
溶体からなる光導電素子、あるいは、ホトトランジスタ
などが用いられる。
【0022】光電式自動点滅器2は、本体20の前面か
らスライド操作によって抵抗値を変化できる、照度閾値
調節手段に相当する可変抵抗器VR を備える。可変抵抗
器V R は、前面にスライド軸VR1を備えるとともに、本
体20に取着するための取着孔VR2を両端にそれぞれ備
える。また、本体20の前面は、スライド軸VR1のスラ
イド操作のための開口部23を備える。
【0023】可変抵抗器VR は次のように本体20に組
み付ける。すなわち、図5に示すように、可変抵抗器V
R の前面に保護カバーVR3を被せる。保護カバーVR3
可変抵抗器VR のスライド溝部からの塵埃の入り込みを
防止するためのものであり、保護カバーVR3の中央に設
けられた挿通孔VR31 に、スライド軸VR1が挿通され
る。保護カバーVR3を被せた可変抵抗器VR は、開口部
23にスライド軸VR1を挿入するようにして、本体20
の内側に宛てがわれる。可変抵抗器VR は、止めねじV
R4を取着孔VR2に後方から通し、締め付けることによっ
て、本体20の内面に取着され、最終的に、スライド軸
R1の先端に摘みVR5が本体20の前面側から嵌着され
る。
【0024】次に、図4を用いて、光電式自動点滅器2
の回路と動作とを説明する。図4に示すように、光電式
自動点滅器2は、接続端子A1,2,3 と、受光素子に
相当するホトトランジスタPと、サージ吸収素子Zと、
ダイオードD1,2,3,4と、ツェナーダイオードZ
1 と、2巻線ラッチングリレーRy と、サイリスタQ
1,2 と、トランジスタT1,2,3 と、可変抵抗器V
R と、NOR回路N1,2,3,4 と、抵抗R1,…R14
と、コンデンサC1,…C9 と、タイマTM とを備える。
【0025】2巻線ラッチングリレーRy は、2つの巻
線Ry1, y2と、2つの接片Rya,ybとを備える。2
巻線ラッチングリレーRy にあっては、巻線Ry2に電流
が流れると、接片Ryaは反転して巻線Ry1側に接続する
とともに接片Rybはオンする、また、巻線Ry1に電流が
流れると、接片Ryaは反転して巻線Ry2側に接続すると
ともに接片Rybはオフするようにされている。タイマT
M は、24時間タイマとされており、押釦スイッチSを
押してオンするとHigh信号を出力し、以降は24時間経
過する毎にHigh信号を出力するようにされている。
【0026】光電式自動点滅器2は次のように接続され
る。すなわち、接続端子A1 と接続端子A2 とは、サー
ジ吸収素子Zを介して接続する。接続端子A1 と接続端
子A 3 とは、2巻線ラッチングリレーRy の接片Ryb
介して接続する。接続端子A 1 はダイオードD1 のアノ
ードに接続し、接続端子A2 はダイオードD2 のカソー
ドに接続する。ダイオードD1 のアノードは、接片Rya
と抵抗R1 の一端とに接続する。巻線Ry1の一端は接片
yaの近傍に配設され、巻線Ry1の他端はサイリスタQ
1 のアノードに接続する。巻線Ry2の一端は接片Rya
近傍に配設され、巻線Ry2の他端はサイリスタQ2 のア
ノードに接続する。サイリスタQ1,2のカソードは、
ダイオードD2 のアノードにそれぞれ接続する。
【0027】抵抗R1 の他端は、抵抗R2,…R5 のそれ
ぞれの一端と、コンデンサC1 の一端とにそれぞれ接続
する。抵抗R2 の他端は、トランジスタT1 のコレクタ
と、サイリスタQ2 のゲートと、コンデンサC3 の一端
とにそれぞれ接続する。抵抗R3 の他端は、トランジス
タT1 のベースと、トランジスタT2 のコレクタとにそ
れぞれ接続する。抵抗R4 の他端は、トランジスタT3
のコレクタと、サイリスタQ1 のゲートとにそれぞれ接
続する。コンデンサC3 の他端とトランジスタT1,2,
3 のそれぞれのエミッタとは、ダイオードD2 のアノ
ードにそれぞれ接続する。また、コンデンサC1 の他端
はアースする。
【0028】抵抗R5 の他端は、ツェナーダイオードZ
1 のカソードと、コンデンサC2の一端と、抵抗R14
の一端と、タイマTM の陽極入力部とにそれぞれ接続す
る。ツェナーダイオードZD1 のアノードはダイオード
2 のアノードに接続する。コンデンサC2 の他端はア
ースする。タイマTM の陰極入力部はダイオードD2
アノードに接続する。抵抗R14の他端は、可変抵抗器V
R を介して、ホトトランジスタPのコレクタとコンデン
サC9 の一端と抵抗R13の一端とにそれぞれ接続する。
ホトトランジスタPのエミッタとコンデンサC9 の他端
とは、ダイオードD2 のアノードにそれぞれ接続する。
【0029】抵抗R13の他端は、コンデンサC8 の一端
と抵抗R12の一端とに接続する。抵抗R12の他端は、抵
抗R10の一端と、NOR回路N2 の一方の入力と、コン
デンサC7 の一端とにそれぞれ接続する。NOR回路N
2 の入力の他方とコンデンサC7 の他端とコンデンサC
8 の他端とは、ダイオードD2 のアノードにそれぞれ接
続する。NOR回路N2 の出力は、NOR回路N1 の両
入力と、NOR回路N 3 の一方の入力とに接続する。N
OR回路N3 の出力は、NOR回路N4 の一方の入力に
接続する。NOR回路N4 の他方の入力は、抵抗R11
一端とコンデンサC5 の一端とにそれぞれ接続する。抵
抗R11の他端は、コンデンサC6 の一端とタイマTM
出力部とにそれぞれ接続する。コンデンサC5,6 のそ
れぞれの他端は、ダイオードD2 のアノードに接続す
る。
【0030】NOR回路N1 の出力は、抵抗R10の他端
と抵抗R9 の一端とにそれぞれ接続する。NOR回路N
4 の出力は、NOR回路N3 の他方の入力と、コンデン
サC 4 の一端と、ダイオードD4 のカソードとにそれぞ
れ接続する。抵抗R9 の他端は、ダイオードD3,4
それぞれのアノードに接続する。ダイオードD3 のカソ
ードは、抵抗R6,7,8 のそれぞれの一端に接続す
る。抵抗R6 の他端はトランジスタT2 のベースに接続
する。抵抗R7 の他端はトランジスタT3 のベースに接
続する。抵抗R8 の他端はダイオードD2 のアノードに
接続する。
【0031】上述のように構成される光電式自動点滅器
2は、例えば、周囲環境の明るさに基づいて明るくなれ
ば照明器具Lを消灯し、暗くなれば照明器具Lを点灯す
る目的で使用するのであれば、接続端子A1 と接続端子
2 との間に商用電圧(AC100V)を接続するとと
もに、接続端子A2 と接続端子A3 との間に照明器具L
を接続する。
【0032】次に、光電式自動点滅器2の動作を説明す
る。接続端子A1 と接続端子A2 との間に商用電圧(A
C100V)が印加されると、ダイオードD1 のカソー
ドとダイオードD2 のアノードとの後段に整流された電
圧が供給され、抵抗R1 と抵抗R5 との間にあってはコ
ンデンサC1 により平滑された電圧が供給され、抵抗R
5 の後段にあってはコンデンサC2 により平滑されると
ともにツェナーダイオードZD1 により定電圧化された
電圧が供給される。
【0033】ホトトランジスタPは、高照度の光を受光
すればするほど、エミッタ・コレクタ間電圧を低下する
特性を備えている。従って、いま周囲環境が明るく、ホ
トトランジスタPに高照度の外光が入射しているとする
と、ホトトランジスタPのエミッタ・コレクタ間電圧は
低下し、可変抵抗器VR とホトトランジスタPのコレク
タとの接続点の電位はLow になり、NOR回路N2 の入
力と抵抗R12との接続点の電位もLow になる。
【0034】すると、NOR回路N2 の出力はHighにな
り、NOR回路N1,3 のそれぞれの出力はLow にな
り、NOR回路N4 の出力はHighになり、ダイオードD
3 のアノードはLow になり、ダイオードD3 のカソード
はLow になり、トランジスタT 2,3 のそれぞれにはベ
ース電流は流れず、トランジスタT2,3 のそれぞれは
オフし、トランジスタT2 がオフするのでトランジスタ
1 はオンする。従って、サイリスタQ1 のゲートにゲ
ート電流が流れるから、サイリスタQ1 はオン状態にな
る。また、サイリスタQ2 のゲートにゲート電流が流れ
ないから、サイリスタQ2 はオフ状態になる。つまり、
接片Ryaが巻線Ry2側に接続していても巻線Ry2に電流
は流れない。もちろん、巻線Ry1にも電流は流れない。
そして、接片Ryaが巻線Ry2側に接続しているから接片
ybはオフし、照明器具Lには商用電圧は印加すること
はなく、照明器具Lは消灯している。
【0035】さて、ここで例えば夕暮れ時になって周囲
環境が暗くなり、ホトトランジスタPに低照度の外光し
か入射しないようになると、ホトトランジスタPのエミ
ッタ・コレクタ間電圧は上昇し、可変抵抗器VR とホト
トランジスタPのコレクタとの接続点の電位はHighにな
り、NOR回路N2 の入力と抵抗R12との接続点の電位
もHighになる。
【0036】すると、NOR回路N2 の出力はLow にな
り、NOR回路N1 の出力はHighになるものの、NOR
回路N3 の出力はLow を維持し、NOR回路N4 の出力
はHighを維持し、ダイオードD3 のアノードはHighにな
り、ダイオードD3 のカソードはHighになり、トランジ
スタT2,3 のそれぞれにはベース電流が流れ、トラン
ジスタT2,3 のそれぞれはオンし、トランジスタT2
がオンするのでトランジスタT1 はオフする。従って、
サイリスタQ1 のゲートにゲート電流が流れないから、
サイリスタQ1 はオフ状態になる。また、サイリスタQ
2 のゲートにゲート電流が流れるから、サイリスタQ2
はオン状態になる。つまり、接片Ryaを介して巻線Ry2
に電流が流れ、接片Ryaは巻線Ry1側に接続するととも
に接片R ybはオンし、照明器具Lには商用電圧が印加す
ることになり、照明器具Lは点灯する。
【0037】また、タイマTM の押釦スイッチSを押
し、押釦スイッチSをオンすると、タイマTM は抵抗R
11を介してNOR回路N4 にHigh信号を入力し、NOR
回路N 4 の出力を強制的にLow にしてダイオードD3
カソードをLow にし、サイリスタQ1 をオン状態にする
とともにサイリスタQ2 をオフ状態にし、点灯している
照明器具Lを強制的に消灯する。しかも、タイマT
M は、24時間毎に、該時刻に抵抗R11を介してNOR
回路N4 にHigh信号を入力するようになる。つまり、タ
イマTM は、日が暮れて周囲環境が暗くなり照明器具L
が点灯したにしても夜半過ぎになれば強制的に消灯する
ことができ、無駄な電力消費を低減するのに便利であ
る。
【0038】上述の動作説明から明らかのように、光電
式自動点滅器2は、周囲環境が暗くなると照明器具Lを
点灯し、周囲環境が明るくなると照明器具Lを消灯す
る。しかも、周囲環境照度に対して照明器具Lを点灯す
るか消灯するかの照度閾値は、可変抵抗器VR とホトト
ランジスタPのコレクタとの接続点電位のシフトに依存
しており、可変抵抗器VR の抵抗値を大きくすれば照度
閾値は低下し、周囲環境照度がかなり暗くならなければ
照明器具Lを点灯しないとともに周囲環境照度が僅かで
も明るくなれば照明器具Lを消灯するようにでき、可変
抵抗器VR の抵抗値を小さくすれば照度閾値は上昇し、
周囲環境照度が僅かでも暗くなれば照明器具Lを点灯す
るとともに周囲環境照度がかなり明るくならなければ照
明器具Lを消灯しないようにできる。
【0039】つまり、上述のような光電式自動点滅器に
あっては、摘みVR5をスライド操作することによって可
変抵抗器VR の抵抗値を変化せしめ、簡単に照度閾値を
変更できるので、それぞれの現場に適する照度閾値に簡
単に設定するとこができ、使い勝手の良いものにするこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、オン/オ
フ切り替わりの周囲環境明るさの設定を、それぞれの現
場に適するように簡単に変更設定することのできる、使
い勝手の良い光電式自動点滅器を提供できるという効果
を奏する。
【0041】請求項2記載の発明によれば、電気的な回
路構成によらずに、オン/オフ切り替わりの周囲環境明
るさの設定を、遮光板による有効窓面積の増減のみで、
それぞれの現場に適するように簡単に変更設定すること
のできる、使い勝手の良い光電式自動点滅器を提供でき
るという効果を奏する。
【0042】請求項3記載の発明によれば、電気的な回
路構成によらずに、オン/オフ切り替わりの周囲環境明
るさの設定を、遮光板による有効窓面積の増減のみで、
それぞれの現場に適するように簡単に変更設定すること
ができるとともに、摘みによって遮光板を安定に且つ滑
らかにスライドできる、使い勝手の良い光電式自動点滅
器を提供できるという効果を奏する。
【0043】請求項4記載の発明によれば、機械的な機
構によらずに、オン/オフ切り替わりの周囲環境明るさ
の設定を、可変抵抗器によって、電気的に、それぞれの
現場に適するように簡単に変更設定することのできる、
使い勝手の良い光電式自動点滅器を提供できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の光電式自動点滅器
の本体を示す分解斜視図である。
【図2】上記光電式自動点滅器の照度閾値調節手段を説
明する要部断面図である。
【図3】上記光電式自動点滅器の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る他の実施の形態の光電式自動点滅
器を示す要部回路図である。
【図5】上記光電式自動点滅器の本体を示す分解斜視図
である。
【図6】上記光電式自動点滅器の外観を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 光電式自動点滅器 10 本体 11 採光窓 16 受光素子 17 照度閾値調節手段 17b 遮光板 17b1 摘み 17b2 弾性押圧片 2 光電式自動点滅器 20 本体 21 採光窓 L 負荷 P 受光素子 VR 可変抵抗器(照度閾値調節手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に設けた採光窓から外光を取り込
    み、本体内に収納した受光素子に入射させ、受光素子の
    受光する光量を周囲環境の明るさに応じて変化せしめ、
    周囲環境の明るさに応じて照明器具などの負荷をオン/
    オフ制御する光電式自動点滅器において、オン/オフ切
    り替わりの周囲環境明るさを設定する照度閾値調節手段
    を設けたことを特徴とする光電式自動点滅器。
  2. 【請求項2】 前記照度閾値調節手段は、前記採光窓の
    近傍に配設されて有効窓面積を増減する移動自在な遮光
    板であることを特徴とする請求項1記載の光電式自動点
    滅器。
  3. 【請求項3】 前記遮光板は、前面部に摘みを備えると
    ともに背面部に弾性押圧片を備え、スライド可能に挟持
    されるものであることを特徴とする請求項2記載の光電
    式自動点滅器。
  4. 【請求項4】 前記照度閾値調節手段は、前記受光素子
    と直列接続した可変抵抗器であることを特徴とする請求
    項1記載の光電式自動点滅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009212043A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Nohmi Bosai Ltd 電気機器の非常ボタン構造

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JP2009212043A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Nohmi Bosai Ltd 電気機器の非常ボタン構造

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