JPH0934853A - 疎結合多重計算機システムにおける障害復旧システム、障害復旧方法、および障害復旧プログラムを記憶する媒体 - Google Patents

疎結合多重計算機システムにおける障害復旧システム、障害復旧方法、および障害復旧プログラムを記憶する媒体

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JPH0934853A
JPH0934853A JP8105201A JP10520196A JPH0934853A JP H0934853 A JPH0934853 A JP H0934853A JP 8105201 A JP8105201 A JP 8105201A JP 10520196 A JP10520196 A JP 10520196A JP H0934853 A JPH0934853 A JP H0934853A
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computers
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Yuji Yamagishi
裕治 山岸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】疎結合多重計算機システムのどの計算機に障害
が発生しても、利用者が該障害により影響を受けること
なく業務を続行することができるようにする。 【構成】計算機1は、共有データ20を更新するトラン
ザクションの処理の開始時に、排他手段11に自身が該
共有データ20を使用する旨登録し、更新記録保持手段
31に共有データ20の更新前のデータである更新処理
情報を出力した後、該共有データ20を更新し、トラン
ザクション終了時に更新記録保持手段31の更新処理情
報を削除する。障害通知手段50から計算機1がトラン
ザクション終了前に障害となったことを通知された計算
機2または3は、排他手段11に自身が該共有データ2
0を使用する旨登録し、更新記録保持手段31に格納さ
れている更新処理情報の内、「リカバリ不要」となって
いないものを元にして、該共有データ20を復旧し、該
更新処理情報を「リカバリ不要」とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疎結合多重計算機シス
テムにおける障害復旧システム、障害復旧方法、および
障害復旧プログラムを記憶する媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】「IMS/VS EXTENDED RECOVERY FACILITY(X
RF): GENERAL INFORMATION, GG24-3150-00,IBM World T
rade Corporation,March 1987」には、計算機に障害が発
生しても利用者が該障害の影響を受けることなく業務を
続行することができる信頼性の高い計算機システムであ
る、疎結合多重計算機システムを利用したホットスタン
バイシステムが記載されている。
【0003】このホットスタンバイシステムは、業務処
理を実施する稼動系計算機(以下、稼働系とする)と、
稼動系に障害が発生した場合に、復旧処理を行う待機系
計算機(以下、待機系とする)との2つの系により構成
される。稼動系が各計算機間で共有しているデータを更
新中に該稼動系に障害が発生した場合、稼働系によって
中途半端に更新されたデータを待機系が更新前の状態に
復旧した後、待機系が新たに稼動系に切り替わり、業務
を継続して実行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のホットスタ
ンバイシステムにおいては、障害が発生した計算機によ
って中途半端に更新されたデータを更新前の状態に復旧
するために必要となる情報を、復旧処理を行う他の計算
機に予め渡しておく準備処理が必要であった。
【0005】しかしながら、この従来のホットスタンバ
イシステムにおいては、この準備処理が何らかの原因で
行えなかった場合には、稼動系で障害が発生しても、待
機系が稼働系によって更新されたデータを復旧するため
に必要な情報を得ることができないため、該復旧処理を
行うことができないという問題点がある。
【0006】また、稼働系と待機系が1対1に構成され
ているため、定期保守作業等を実施するために待機系の
計算機を停止している場合には、復旧処理を行うことが
できないという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、疎結合多重計算機システ
ムを構成する計算機のいずれかに障害が発生しても、利
用者が該障害により影響を受けることなく業務を続行す
ることができる信頼性の高い計算機システムを提供する
ことにある。
【0008】本発明の他の目的は、疎結合多重計算機シ
ステムを構成する計算機のいずれかに障害が発生して
も、他に正常に動作している計算機が存在している場合
にはそれらの内のいずれかの計算機によって、障害が発
生した計算機によって更新されたデータを更新前の状態
に復旧することができるようにすることにある。
【0009】さらに本発明の他の目的は、障害が発生し
た計算機によって更新されたデータを更新前の状態に復
旧する計算機が、該復旧処理を行うために必要とする情
報を障害が発生する前に受け取らなくても、該復旧処理
を行うことができるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の疎結合多
重計算機システムにおける障害復旧システムは、複数の
計算機と、前記複数の計算機間で共有される共有データ
と、前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の
状態を更新処理情報として保持する更新記録保持手段
と、前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生
したことを、障害が発生していない他の計算機に通知す
る障害通知手段とを備え、前記複数の計算機のそれぞれ
が、業務実施時において、前記共有データの更新前の状
態を前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格
納した後に、該共有データを更新し、業務終了時におい
て、前記更新処理情報を削除することを特徴とする。
【0011】本発明の第2の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、第1の疎結合多重計算機
システムにおける障害復旧システムにおいて、前記複数
の各計算機のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段か
ら他の計算機に障害が発生した旨の通知を受信した時
に、該他の計算機の前記更新記録保持手段に格納されて
いる前記更新処理情報を元にして前記共有データを更新
前の状態に復旧することを特徴とする。
【0012】本発明の第3の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、複数の計算機と、前記複
数の計算機間で共有される共有データと、前記複数の計
算機毎に、前記共有データの更新前の状態を更新処理情
報として保持する更新記録保持手段と、前記共有データ
に対して更新処理を行っている計算機の識別子を登録す
る排他手段と、前記複数の計算機のいずれかに何らかの
障害が発生したことを、障害が発生していない他の計算
機に通知する障害通知手段とを備え、前記複数の計算機
のそれぞれが、業務実施時において、前記排他手段に他
の計算機の識別子が登録されていない場合にのみ、該排
他手段に自計算機の識別子を登録し、前記共有データの
更新前の状態を前記更新処理情報として前記更新記録保
持手段に格納した後に、該共有データを更新し、業務終
了時において、前記更新処理情報を削除し、前記排他手
段から自計算機の識別子を削除することを特徴とする。
【0013】本発明の第4の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、第3の疎結合多重計算機
システムにおける障害復旧システムにおいて、前記複数
の各計算機のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段か
ら他の計算機に障害が発生した旨の通知を受信した時
に、前記排他手段に登録されている該他の計算機の識別
子を削除して自計算機の識別子を登録し、該他の計算機
の前記更新記録保持手段に格納されている前記更新処理
情報を元にして前記共有データを更新前の状態に復旧
し、前記排他手段に登録されている自計算機の識別子を
削除することを特徴とする。
【0014】本発明の第5の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、複数の計算機と、前記複
数の計算機間で共有される共有データと、前記複数の計
算機毎に、前記共有データの更新前の状態を更新処理情
報として保持する更新記録保持手段と、前記共有データ
に対して更新処理を行っている計算機の識別子を登録す
る排他手段と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別
子と該計算機の復旧処理が行われているか否かを示す情
報とを含むリカバリ情報と、前記複数の計算機のいずれ
かに何らかの障害が発生したことを、障害が発生してい
ない他の計算機に通知する障害通知手段とを備え、前記
複数の計算機のそれぞれが、業務実施時において、前記
排他手段に他の計算機の識別子が登録されていない場合
にのみ、該排他手段に自計算機の識別子を登録し、前記
共有データの更新前の状態を前記更新処理情報として前
記更新記録保持手段に格納した後に、該共有データを更
新し、業務終了時において、前記更新処理情報にリカバ
リ不要の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識
別子を削除することを特徴とする。
【0015】本発明の第6の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、第5の疎結合多重計算機
システムにおける障害復旧システムにおいて、前記複数
の計算機のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から
他の計算機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、
該他の計算機の前記リカバリ情報を参照して復旧処理が
行われているか否かを判定し、復旧処理が行われていな
いと判定した場合には、前記排他手段に登録されている
該他の計算機の識別子を削除して自計算機の識別子を登
録し、該他の計算機の前記リカバリ情報に復旧処理を行
う旨を登録し、該他の計算機の前記更新記録保持手段に
格納されている前記更新処理情報の内、リカバリ不要の
識別子が付されていないものを元にして前記共有データ
を更新前の状態に復旧し、該更新処理情報にリカバリ不
要の識別子を付し、前記排他手段に登録されている自計
算機の識別子を削除し、該他の計算機の前記リカバリ情
報を削除することを特徴とする。
【0016】本発明の第7の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、複数の計算機と、前記複
数の計算機間で共有される共有データと、前記複数の計
算機毎に、前記共有データの更新前の状態を更新処理情
報として保持する更新記録保持手段と、前記複数の計算
機毎に、前記更新記録保持手段が設定されている装置の
装置名を保持する更新記録管理手段と、前記共有データ
に対して更新処理を行っている計算機の識別子を登録す
る排他手段と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別
子、該計算機が保持している前記更新記録管理手段が設
定されている装置の装置名、該計算機の復旧処理が行わ
れているか否かを示す情報、および該復旧処理を行って
いる他の計算機の計算機識別子を含むリカバリ情報と、
前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生した
ことを、障害が発生していない他の計算機に通知する障
害通知手段とを備え、前記複数の計算機のぞれぞれが、
業務開始時において、自計算機の識別子と自計算機の前
記更新記録管理手段を設定した装置の装置名を格納した
前記リカバリ情報を作成し、業務実施時において、前記
排他手段に他の計算機の識別子が登録されていない場合
にのみ、該排他手段に自計算機の識別子を登録し、前記
共有データの更新前の状態を前記更新処理情報として前
記更新記録保持手段に格納した後に、該共有データを更
新し、業務終了時において、前記更新処理情報にリカバ
リ不要の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識
別子を削除することを特徴とする。
【0017】本発明の第8の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、第7の疎結合多重計算機
システムにおける障害復旧システムにおいて、前記複数
の計算機のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から
他の計算機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、
該他の計算機の前記リカバリ情報を参照して復旧処理が
行われているか否かを判定し、復旧処理が行われていな
いと判定した場合には、前記排他手段に登録されている
該他の計算機の識別子を削除して自計算機の識別子を登
録し、該他の計算機の前記リカバリ情報に復旧処理を行
う旨および自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の
前記リカバリ情報を参照して前記更新記録保持手段が設
定されている装置の装置名を認識し、該更新記録保持手
段に格納されている前記更新処理情報の内、リカバリ不
要の識別子が付されていないものを元にして前記共有デ
ータを更新前の状態に復旧し、該更新処理情報にリカバ
リ不要の識別子を付し、前記排他手段に登録されている
自計算機の識別子を削除し、該他の計算機の前記リカバ
リ情報を削除することを特徴とする。
【0018】本発明の第9の疎結合多重計算機システム
における障害復旧システムは、第8の疎結合多重計算機
システムにおける障害復旧システムにおいて、前記複数
の計算機のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から
他の計算機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、
該他の計算機が復旧処理を行っている旨登録されている
前記リカバリ情報が存在するか否かを判定し、存在する
場合には、該リカバリ情報に対応する計算機によって更
新された前記共有データについても、該他の計算機によ
って更新された該共有データを復旧する処理と同様にし
て、更新前の状態に復旧することを特徴とする。
【0019】本発明の第1の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、複数の計算機と、該複数の計
算機間で共有される共有データと、該複数の各計算機毎
に、前記共有データの更新前の状態を更新処理情報とし
て保持する更新記録保持手段と、前記複数の計算機のい
ずれかに何らかの障害が発生したことを、障害が発生し
ていない他の計算機に通知する障害通知手段とを備えた
疎結合多重計算機システムにおいて、前記複数の計算機
のそれぞれが、業務実施時において、前記共有データの
更新前の状態を前記更新処理情報として前記更新記録保
持手段に格納した後に、該共有データを更新し、業務終
了時において、前記更新処理情報を削除することを特徴
とする。
【0020】本発明の第2の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、第1の疎結合多重計算機シス
テムにおける障害復旧方法において、前記複数の計算機
のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から他の計算
機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計
算機の前記更新記録保持手段に格納されている前記更新
処理情報を元にして前記共有データを更新前の状態に復
旧することを特徴とする。
【0021】本発明の第3の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、複数の計算機と、該複数の計
算機間で共有される共有データと、該複数の計算機毎
に、前記共有データの更新前の状態を更新処理情報とし
て保持する更新記録保持手段と、前記共有データに対し
て更新処理を行っている計算機の識別子を登録する排他
手段と、前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が
発生したことを、障害が発生していない他の計算機に通
知する障害通知手段とを備えた疎結合多重計算機システ
ムにおいて、前記複数の計算機のそれぞれが、業務実施
時において、前記排他手段に他の計算機の識別子が登録
されていない場合にのみ、該排他手段に自計算機の識別
子を登録し、前記共有データの更新前の状態を前記更新
処理情報として前記更新記録保持手段に格納した後に、
該共有データを更新し、業務終了時において、前記更新
処理情報を削除し、前記排他手段から自計算機の識別子
を削除することを特徴とする。
【0022】本発明の第4の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、第3の疎結合多重計算機シス
テムにおける障害復旧方法において、前記複数の計算機
のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から他の計算
機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、前記排他
手段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して
自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記更新記
録保持手段に格納されている前記更新処理情報を元にし
て前記共有データを更新前の状態に復旧し、前記排他手
段に登録されている自計算機の識別子を削除することを
特徴とする。
【0023】本発明の第5の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、複数の計算機と、前記複数の
計算機間で共有される共有データと、前記複数の計算機
毎に、前記共有データの更新前の状態を更新処理情報と
して保持する更新記録保持手段と、前記共有データに対
して更新処理を行っている計算機の識別子を登録する排
他手段と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子と
該計算機の復旧処理が行われているか否かを示す情報と
を含むリカバリ情報と、前記複数の計算機のいずれかに
何らかの障害が発生したことを、障害が発生していない
他の計算機に通知する障害通知手段とを備えた疎結合多
重計算機システムにおいて、前記複数の計算機のそれぞ
れが、業務実施時において、前記排他手段に他の計算機
の識別子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に
自計算機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の
状態を前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に
格納した後に、該共有データを更新し、業務終了時にお
いて、前記更新処理情報にリカバリ不要の識別子を付
し、前記排他手段から自計算機の識別子を削除すること
を特徴とする。
【0024】本発明の第6の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、第5の疎結合多重計算機シス
テムにおける障害復旧方法において、前記複数の計算機
のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から他の計算
機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計
算機の前記リカバリ情報を参照して復旧処理が行われて
いるか否かを判定し、復旧処理が行われていないと判定
した場合には、前記排他手段に登録されている該他の計
算機の識別子を削除して自計算機の識別子を登録し、該
他の計算機の前記リカバリ情報に復旧処理を行う旨を登
録し、該他の計算機の前記更新記録保持手段に格納され
ている前記更新処理情報の内、リカバリ不要の識別子が
付されていないものを元にして前記共有データを更新前
の状態に復旧し、該更新処理情報にリカバリ不要の識別
子を付し、前記排他手段に登録されている自計算機の識
別子を削除し、該他の計算機の前記リカバリ情報を削除
することを特徴とする。
【0025】本発明の第7の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、複数の計算機と、前記複数の
計算機間で共有される共有データと、前記複数の計算機
毎に、前記共有データの更新前の状態を更新処理情報と
して保持する更新記録保持手段と、前記複数の計算機毎
に、前記更新記録保持手段が設定されている装置の装置
名を保持する更新記録管理手段と、前記共有データに対
して更新処理を行っている計算機の識別子を登録する排
他手段と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子、
該計算機が保持している前記更新記録管理手段が設定さ
れている装置の装置名、該計算機の復旧処理が行われて
いるか否かを示す情報、および該復旧処理を行っている
他の計算機の計算機識別子を含むリカバリ情報と、前記
複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生したこと
を、障害が発生していない他の計算機に通知する障害通
知手段とを備えた疎結合多重計算機システムにおいて、
前記複数の計算機のそれぞれが、業務開始時において、
自計算機の識別子と自計算機の前記更新記録管理手段を
設定した装置の装置名を格納した前記リカバリ情報を作
成し、業務実施時において、前記排他手段に他の計算機
の識別子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に
自計算機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の
状態を前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に
格納した後に、該共有データを更新し、業務終了時にお
いて、前記更新処理情報にリカバリ不要の識別子を付
し、前記排他手段から自計算機の識別子を削除すること
を特徴とする。
【0026】本発明の第8の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、第7の疎結合多重計算機シス
テムにおける障害復旧方法において、前記複数の計算機
のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から他の計算
機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計
算機の前記リカバリ情報を参照して復旧処理が行われて
いるか否かを判定し、復旧処理が行われていないと判定
した場合には、前記排他手段に登録されている該他の計
算機の識別子を削除して自計算機の識別子を登録し、該
他の計算機の前記リカバリ情報に復旧処理を行う旨およ
び自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカ
バリ情報を参照して前記更新記録保持手段が設定されて
いる装置の装置名を認識し、該更新記録保持手段に格納
されている前記更新処理情報の内、リカバリ不要の識別
子が付されていないものを元にして前記共有データを更
新前の状態に復旧し、該更新処理情報にリカバリ不要の
識別子を付し、前記排他手段に登録されている自計算機
の識別子を削除し、該他の計算機の前記リカバリ情報を
削除することを特徴とする。
【0027】本発明の第9の疎結合多重計算機システム
における障害復旧方法は、第8の疎結合多重計算機シス
テムにおける障害復旧方法において、前記複数の計算機
のそれぞれが、さらに、前記障害通知手段から他の計算
機に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計
算機が復旧処理を行っている旨登録されている前記リカ
バリ情報が存在するか否かを判定し、存在する場合に
は、該リカバリ情報に対応する計算機によって更新され
た前記共有データについても、該他の計算機によって更
新された該共有データを復旧する処理と同様にして、更
新前の状態に復旧することを特徴とする。
【0028】本発明の第1の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、複数の
計算機と、前記複数の計算機間で共有される共有データ
と、前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の
状態を更新処理情報として保持する更新記録保持手段
と、前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生
したことを、障害が発生していない他の計算機に通知す
る障害通知手段とを備えた疎結合多重計算機システムに
おいて、前記複数の計算機のそれぞれが、業務実施時に
おいて、前記共有データの更新前の状態を前記更新処理
情報として前記更新記録保持手段に格納した後に、該共
有データを更新し、業務終了時において、前記更新処理
情報を削除するプログラムを記憶する媒体を含むことを
特徴とする。
【0029】本発明の第2の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、第1の
疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログラム
を記憶する媒体において、前記媒体に記憶された前記プ
ログラムが、さらに、前記障害通知手段から他の計算機
に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計算
機の前記更新記録保持手段に格納されている前記更新処
理情報を元にして前記共有データを更新前の状態に復旧
することを特徴とする。
【0030】本発明の第3の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、複数の
計算機と、前記複数の計算機間で共有される共有データ
と、前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の
状態を更新処理情報として保持する更新記録保持手段
と、前記共有データに対して更新処理を行っている計算
機の識別子を登録する排他手段と、前記複数の計算機の
いずれかに何らかの障害が発生したことを、障害が発生
していない他の計算機に通知する障害通知手段とを備え
た疎結合多重計算機システムにおいて、前記複数の計算
機のそれぞれが、業務実施時において、前記排他手段に
他の計算機の識別子が登録されていない場合にのみ、該
排他手段に自計算機の識別子を登録し、前記共有データ
の更新前の状態を前記更新処理情報として前記更新記録
保持手段に格納した後に、該共有データを更新し、業務
終了時において、前記更新処理情報を削除し、前記排他
手段から自計算機の識別子を削除するプログラムを記憶
する媒体を含むことを特徴とする。
【0031】本発明の第4の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、第3の
疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログラム
を記憶する媒体において、前記媒体に記憶された前記プ
ログラムが、さらに、前記障害通知手段から他の計算機
に障害が発生した旨の通知を受信した時に、前記排他手
段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して自
計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記更新記録
保持手段に格納されている前記更新処理情報を元にして
前記共有データを更新前の状態に復旧し、前記排他手段
に登録されている自計算機の識別子を削除することを特
徴とする。
【0032】本発明の第5の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、複数の
計算機と、前記複数の計算機間で共有される共有データ
と、前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の
状態を更新処理情報として保持する更新記録保持手段
と、前記共有データに対して更新処理を行っている計算
機の識別子を登録する排他手段と、前記複数の計算機毎
に、該計算機の識別子と該計算機の復旧処理が行われて
いるか否かを示す情報とを含むリカバリ情報と、前記複
数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生したこと
を、障害が発生していない他の計算機に通知する障害通
知手段とを備えた疎結合多重計算機システムにおいて、
前記複数の計算機のそれぞれが、業務実施時において、
前記排他手段に他の計算機の識別子が登録されていない
場合にのみ、該排他手段に自計算機の識別子を登録し、
前記共有データの更新前の状態を前記更新処理情報とし
て前記更新記録保持手段に格納した後に、該共有データ
を更新し、業務終了時において、前記更新処理情報にリ
カバリ不要の識別子を付し、前記排他手段から自計算機
の識別子を削除するプログラムを記憶する媒体を含むこ
とを特徴とする。
【0033】本発明の第6の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、第5の
疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログラム
を記憶する媒体において、前記媒体に記憶された前記プ
ログラムが、さらに、前記障害通知手段から他の計算機
に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計算
機の前記リカバリ情報を参照して復旧処理が行われてい
るか否かを判定し、復旧処理が行われていないと判定し
た場合には、前記排他手段に登録されている該他の計算
機の識別子を削除して自計算機の識別子を登録し、該他
の計算機の前記リカバリ情報に復旧処理を行う旨を登録
し、該他の計算機の前記更新記録保持手段に格納されて
いる前記更新処理情報の内、リカバリ不要の識別子が付
されていないものを元にして前記共有データを更新前の
状態に復旧し、該更新処理情報にリカバリ不要の識別子
を付し、前記排他手段に登録されている自計算機の識別
子を削除し、該他の計算機の前記リカバリ情報を削除す
ることを特徴とする。
【0034】本発明の第7の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、複数の
計算機と、前記複数の計算機間で共有される共有データ
と、前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の
状態を更新処理情報として保持する更新記録保持手段
と、前記複数の計算機毎に、前記更新記録保持手段が設
定されている装置の装置名を保持する更新記録管理手段
と、前記共有データに対して更新処理を行っている計算
機の識別子を登録する排他手段と、前記複数の計算機毎
に、該計算機の識別子、該計算機が保持している前記更
新記録管理手段が設定されている装置の装置名、該計算
機の復旧処理が行われているか否かを示す情報、および
該復旧処理を行っている他の計算機の計算機識別子を含
むリカバリ情報と、前記複数の計算機のいずれかに何ら
かの障害が発生したことを、障害が発生していない他の
計算機に通知する障害通知手段とを備えた疎結合多重計
算機システムにおいて、前記複数の計算機のそれぞれ
が、業務開始時において、自計算機の識別子と自計算機
の前記更新記録管理手段を設定した装置の装置名を格納
した前記リカバリ情報を作成し、業務実施時において、
前記排他手段に他の計算機の識別子が登録されていない
場合にのみ、該排他手段に自計算機の識別子を登録し、
前記共有データの更新前の状態を前記更新処理情報とし
て前記更新記録保持手段に格納した後に、該共有データ
を更新し、業務終了時において、前記更新処理情報にリ
カバリ不要の識別子を付し、前記排他手段から自計算機
の識別子を削除するプログラムを記憶する媒体を含むこ
とを特徴とする。
【0035】本発明の第8の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、第7の
疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログラム
を記憶する媒体において、前記媒体に記憶された前記プ
ログラムは、さらに、前記障害通知手段から他の計算機
に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計算
機の前記リカバリ情報を参照して復旧処理が行われてい
るか否かを判定し、復旧処理が行われていないと判定し
た場合には、前記排他手段に登録されている該他の計算
機の識別子を削除して自計算機の識別子を登録し、該他
の計算機の前記リカバリ情報に復旧処理を行う旨および
自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカバ
リ情報を参照して前記更新記録保持手段が設定されてい
る装置の装置名を認識し、該更新記録保持手段に格納さ
れている前記更新処理情報の内、リカバリ不要の識別子
が付されていないものを元にして前記共有データを更新
前の状態に復旧し、該更新処理情報にリカバリ不要の識
別子を付し、前記排他手段に登録されている自計算機の
識別子を削除し、該他の計算機の前記リカバリ情報を削
除することを特徴とする。
【0036】本発明の第9の疎結合多重計算機システム
における障害復旧プログラムを記憶する媒体は、第8の
疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログラム
を記憶する媒体において、前記媒体に記憶された前記プ
ログラムは、さらに、前記障害通知手段から他の計算機
に障害が発生した旨の通知を受信した時に、該他の計算
機が復旧処理を行っている旨登録されている前記リカバ
リ情報が存在するか否かを判定し、存在する場合には、
該リカバリ情報に対応する計算機によって更新された前
記共有データについても、該他の計算機によって更新さ
れた該共有データを復旧する処理と同様にして、更新前
の状態に復旧することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について、
図を参照しながら詳細に説明する。
【0038】図1を参照すると、本発明の一実施例であ
る疎結合多重計算機システムにおける障害復旧システム
は、疎結合多重計算機システムを構成する計算機1、計
算機2、および計算機3と、すべての計算機間で共有す
る共有データ20と、共有データ20に対して更新処理
を行っている計算機を管理する排他手段11と疎結合多
重計算機システムを構成するいずれかの計算機で障害が
発生した場合に、他の正常に動作している計算機が復旧
処理を行うために必要なリカバリ情報を保持するリカバ
リ情報保持手段12とを含む多重計算機制御手段10
と、各計算機における業務処理により共有データ20が
更新された時に該更新処理情報を各計算機毎に保持する
更新記録保持手段31、32、および33と、各計算機
毎に保持している更新記録保持手段31、32、および
33に関する情報を各計算機において保持する更新記録
管理手段41、42、および43と、計算機に障害が発
生した場合に、その障害発生を他のすべての計算機に報
告する障害通知手段50とから構成されている。
【0039】なお、疎結合多重計算機システムでは、シ
ステムを構成する各計算機を識別するために、各計算機
毎に固有の計算機識別子を保持しており、計算機1は計
算機識別子として1、計算機2は計算機識別子として
2、計算機3は計算機識別子として3の値をそれぞれ保
持している。
【0040】共有データ20は、すべての計算機でアク
セス可能なディスク装置上に配置される。
【0041】更新記録保持手段31、32、および33
は、端末等から入力されたある論理的な単位の処理(以
下、トランザクションとする)が、何らかの原因により
処理を中断された場合に、該処理の過程において更新さ
れたデータを更新前の状態に戻すロールバック処理を行
うための更新前のデータの情報を保持するもので、各計
算機毎に設定されるが、すべての計算機でアクセスする
ことができるディスク装置上に配置される。
【0042】ただし、他の計算機の更新記録保持手段に
対してアクセスを行うのは、復旧処理を行う計算機が、
障害が発生した計算機の更新記録保持手段に対してアク
セスする時だけである。
【0043】更新記録管理手段41、42、および43
は、それぞれ更新記録保持手段31、32、および33
を配置しているディスク装置の装置名等の情報を保持
し、各計算機に接続されたディスク装置上に配置され、
通常の運用中は、自計算機からのみアクセスすることが
できるものであり、他の計算機からは該ディスク装置に
アクセスすることはできない。
【0044】図2を参照すると、リカバリ情報保持手段
12は、計算機毎のリカバリ情報121、122、およ
び123を含む。
【0045】図3を参照すると、これらのリカバリ情報
121、122、および123は、それぞれの計算機の
計算機識別子が設定される計算機識別子情報12−1
と、復旧処理状態を示すリカバリ処理状態情報12−2
と、更新記録管理手段41、42、および43を配置し
ている装置の装置名を示す更新記録管理手段配置装置名
情報12−3とを含む。
【0046】図4を参照すると、リカバリ処理状態情報
12−2は、それぞれの計算機の復旧処理が行われてい
る(「1」)か否(「0」)かを示す復旧処理識別情報
12−2−1と、復旧処理を行っている計算機の計算機
識別子である復旧処理計算機識別情報12−2−2とを
含む。
【0047】次に本発明の一実施例の動作について、図
1〜図7を参照して説明する。
【0048】計算機1は、業務処理を開始する前に、リ
カバリ情報保持手段12内に、計算機1のリカバリ情報
121を設定する(ステップ61)。
【0049】リカバリ情報121には、計算機1のリカ
バリ情報であることを示すために計算機1の計算機識別
子「1」を計算機識別子情報12−1に設定し、さらに
更新記録管理手段41を配置している装置の装置名を更
新記録管理手段配置装置名情報12−3に設定する。
【0050】計算機1は、業務処理を開始し、共有デー
タ20に対する更新要求が発生すると、排他手段11に
他の計算機が該共有データ20を使用しているという情
報が格納されているか否かを判定し(ステップ62)、
他の計算機が使用していないと判定した場合には、排他
手段11に自身が該共有データ20を使用する旨登録し
(ステップ63)、更新記録保持手段31に共有データ
20の更新前のデータを更新処理情報として出力した
(ステップ64)後、該共有データ20を更新する(ス
テップ65)。
【0051】計算機1は、あるトランザクションの処理
が終了すると、更新記録保持手段31に保持する更新処
理情報に図示しない「リカバリ不要」の識別子を付す
(ステップ66)とともに、共有データ20を使用して
いる旨の情報を排他手段11から削除する(ステップ6
7)。
【0052】同様にして、業務処理を実施する計算機2
および計算機3においても、共有データ20へのアクセ
スを行いながら業務処理を行う。
【0053】計算機1において障害が発生すると、障害
通知手段50は、疎結合多重計算機システムを構成する
他の計算機2および計算機3に対して、計算機1の障害
発生を通知する。この通知には、障害を発生した計算機
1の計算機識別子「1」が含まれている。
【0054】障害通知を受けた計算機2および計算機3
は、障害通知に含まれる計算機識別子「1」をキーにし
てリカバリ情報保持手段12内のリカバリ情報121を
識別し、さらに該リカバリ情報121のリカバリ処理状
態情報12−2内の復旧処理識別情報12−2−1が、
他の計算機により計算機1の復旧処理がすでに実施され
ていることを示しているか否かを判定する(ステップ7
1)。
【0055】計算機2および計算機3は、計算機1の復
旧処理が未だ行われていないと判定した場合には、排他
手段11に登録されている計算機1が共有データ20を
使用している旨の情報を削除し(ステップ72)、自身
が使用する旨の情報を登録する(ステップ73)ととも
に、リカバリ情報121のリカバリ処理状態情報12−
2内の復旧処理識別情報12−2−1に復旧処理中であ
ることを示す「1」を設定し(ステップ74)、さらに
復旧処理計算機識別子情報12−2−2に自計算機の計
算機識別子(「2」または「3」)を設定することによ
り計算機1を復旧処理実施中の状態とし(ステップ7
5)、自計算機にて計算機1の復旧処理を開始する。
【0056】一方、障害が発生した計算機1のリカバリ
情報121がリカバリ情報保持手段12内に見つからな
い場合、もしくは、リカバリ情報121のリカバリ処理
状態情報12−2内の復旧処理識別情報12−2−1
が、他の計算機により計算機1の復旧処理がすでに実施
されていることを示している場合には、自計算機による
復旧処理は不要と判断し、復旧処理は行わない。
【0057】次に計算機2および計算機3は、障害が発
生した計算機1の更新記録管理手段41を配置している
装置の装置名を、リカバリ情報121の更新記録管理手
段配置装置名情報12−3から取得し、この計算機1の
更新記録管理手段41を配置している装置を自計算機に
取り込む。
【0058】さらに計算機2および計算機3は、取り込
んだ装置内の更新記録管理手段41を参照して、更新記
録保持手段31を配置している装置の装置名を得る(ス
テップ76)。
【0059】上述のとおり、この更新記録保持手段31
には、計算機1による共有データ20の更新処理情報が
格納されているが、この更新処理情報にはトランザクシ
ョンの処理が終了して「リカバリ不要」となっている情
報も含まれている。
【0060】計算機2および計算機3は、更新記録保持
手段31に格納されている更新処理情報の内、「リカバ
リ不要」となっていないもの、すなわちトランザクショ
ンが中断したために共有データ20に対する更新処理が
中途半端になったことを示す更新処理情報を元にして、
該共有データ20を復旧する(ステップ77)。
【0061】以上の復旧処理が終了したならば、計算機
2および計算機3は、共有データ20の復旧に用いた更
新記録保持手段31内の更新処理情報を「リカバリ不
要」とし(ステップ78)、排他手段11から自身が共
有データ20を使用している旨の情報を削除し(ステッ
プ79)、リカバリ情報保持手段12から計算機1のリ
カバリ情報121を削除し(ステップ7A)、さらに、
計算機1から取り込んだ更新記録管理手段41を保持す
る装置を自計算機から解放する(ステップ7B)。
【0062】このように他の計算機によって障害が発生
した計算機1によって更新された共有データ20が復旧
された後、該計算機1を再起動することができる。
【0063】また、計算機1で障害が発生し、計算機2
が復旧処理を行っている途中において、計算機2にも障
害が発生した場合には、計算機2によって更新された共
有データ20の復旧処理を計算機3が行う。
【0064】計算機3は、上述のとおり、計算機2によ
って更新された共有データ20を復旧するとともに、リ
カバリ情報保持手段12内に存在する計算機毎のリカバ
リ情報をサーチし、復旧処理識別情報12−2−1が1
で、かつ、復旧処理計算機識別情報12−2−2が障害
を発生した計算機2の計算機識別子である2となってい
るものが存在していた場合、このリカバリ情報(この場
合リカバリ情報121)に対応する計算機(計算機1)
によって更新された共有データ20をも復旧する必要が
あると認識し、これも同様に復旧する。
【0065】このようにして、復旧処理を行っている計
算機に障害が発生した場合でも、該計算機によって更新
された共有データを復旧することができる。
【0066】すべての計算機は、自身に障害が発生せず
に業務処理の終了を行う場合に、排他手段11から自身
が共有データ20を使用している旨の情報を削除し、リ
カバリ情報保持手段12から、自計算機のリカバリ情報
を削除する。例えば、計算機1が業務処理を終了する
時、計算機1のリカバリ情報121をリカバリ情報保持
手段12から削除する。
【0067】以降、計算機1にて障害が発生し、障害通
知手段50により計算機2および計算機3に、その障害
発生が通知されても、リカバリ情報保持手段12内に計
算機1のリカバリ情報121が存在しないため、計算機
2、計算機3のいずれの計算機も計算機1の復旧処理を
行わない。
【0068】以上により、本発明の一実施例である疎結
合多重計算機システムにおける障害復旧システムの処理
が終了する。
【0069】本発明の一実施例である疎結合多重計算機
システムにおける障害復旧システムは、疎結合多重計算
機システムを構成する計算機のいずれかに障害が発生し
ても、他に正常に動作している計算機が存在している場
合にはそれらの内のいずれかの計算機によって、障害が
発生した計算機によって更新されたデータを更新前の状
態に復旧することができる効果を有している。
【0070】また、本発明の他の実施例である疎結合多
重計算機システムにおける障害復旧プログラムは、上述
した障害復旧システムと同等の処理を行うことができ、
さらに該プログラムは、メモリ、ディスク、フロッピー
ディスク、およびCD−ROM等の記憶媒体に記憶する
ことができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の疎結合多
重計算機システムにおける障害復旧システム、障害復旧
方法、および障害復旧プログラムを記憶する媒体によれ
ば、疎結合多重計算機システムを構成する計算機のいず
れかに障害が発生しても、利用者が該障害により影響を
受けることなく業務を続行することができる信頼性の高
い計算機システムを提供することができる効果を有して
いる。
【0072】また、疎結合多重計算機システムを構成す
る計算機のいずれかに障害が発生しても、他に正常に動
作している計算機が存在している場合にはそれらの内の
いずれかの計算機によって、障害が発生した計算機によ
って更新されたデータを更新前の状態に復旧することが
できる効果を有している。
【0073】さらに、障害が発生した計算機によって更
新されたデータを更新前の状態に復旧する計算機が、該
復旧処理を行うために必要とする情報を障害が発生する
前に受け取っておくという、事前の準備処理が不要とな
る効果を有している。
【0074】さらに、計算機間をチャネルおよび通信回
線によって接続する必要がないため、安価な疎結合多重
計算機システムを構築することができるという効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である疎結合多重計算
機システムにおける障害復旧システムの構成を示す図で
ある。
【図2】図2は本発明の一実施例におけるリカバリ情報
保持手段12の内容を示す図である。
【図3】図3は本発明の一実施例におけるリカバリ情報
121、122、および123の内容を示す図である。
【図4】図4は本発明の一実施例におけるリカバリ処理
状態情報12−2の内容を示す図である。
【図5】図5は本発明の一実施例における計算機1の共
有データ20に対する更新処理を示す流れ図である。
【図6】図6は本発明の一実施例における計算機2およ
び計算機3が計算機によって更新された共有データ20
を更新前の状態に復旧する処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 計算機 2 計算機 3 計算機 10 多重計算機制御手段 11 排他手段 12 リカバリ情報保持手段 20 共有データ 31 更新記録保持手段 32 更新記録保持手段 33 更新記録保持手段 41 更新記録管理手段 42 更新記録管理手段 43 更新記録管理手段 50 障害通知手段 121 計算機1のリカバリ情報 122 計算機1のリカバリ情報 123 計算機1のリカバリ情報 12−1 計算機識別子情報 12−2 リカバリ処理状態情報 12−3 更新記録管理手段配置装置名情報 12−2−1 復旧処理識別情報 12−2−2 復旧処理計算機識別情報

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計算機と、 前記複数の計算機間で共有される共有データと、 前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の状態
    を更新処理情報として保持する更新記録保持手段と、 前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生した
    ことを、障害が発生していない他の計算機に通知する障
    害通知手段とを備え、 前記複数の計算機のそれぞれは、 業務実施時において、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報を削除すること
    を特徴とする疎結合多重計算機システムにおける障害復
    旧システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の各計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記更新記録保持
    手段に格納されている前記更新処理情報を元にして前記
    共有データを更新前の状態に復旧することを特徴とする
    請求項1記載の疎結合多重計算機システムにおける障害
    復旧システム。
  3. 【請求項3】 複数の計算機と、 前記複数の計算機間で共有される共有データと、 前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の状態
    を更新処理情報として保持する更新記録保持手段と、 前記共有データに対して更新処理を行っている計算機の
    識別子を登録する排他手段と、 前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生した
    ことを、障害が発生していない他の計算機に通知する障
    害通知手段とを備え、 前記複数の計算機のそれぞれは、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報を削除し、前記
    排他手段から自計算機の識別子を削除することを特徴と
    する疎結合多重計算機システムにおける障害復旧システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記複数の各計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、前記排他手段に登録されている該
    他の計算機の識別子を削除して自計算機の識別子を登録
    し、該他の計算機の前記更新記録保持手段に格納されて
    いる前記更新処理情報を元にして前記共有データを更新
    前の状態に復旧し、前記排他手段に登録されている自計
    算機の識別子を削除することを特徴とする請求項3記載
    の疎結合多重計算機システムにおける障害復旧システ
    ム。
  5. 【請求項5】 複数の計算機と、 前記複数の計算機間で共有される共有データと、 前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の状態
    を更新処理情報として保持する更新記録保持手段と、 前記共有データに対して更新処理を行っている計算機の
    識別子を登録する排他手段と、 前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子と該計算機の
    復旧処理が行われているか否かを示す情報とを含むリカ
    バリ情報と、 前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生した
    ことを、障害が発生していない他の計算機に通知する障
    害通知手段とを備え、 前記複数の計算機のそれぞれは、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報にリカバリ不要
    の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識別子を
    削除することを特徴とする疎結合多重計算機システムに
    おける障害復旧システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記リカバリ情報
    を参照して復旧処理が行われているか否かを判定し、復
    旧処理が行われていないと判定した場合には、前記排他
    手段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して
    自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカバ
    リ情報に復旧処理を行う旨を登録し、該他の計算機の前
    記更新記録保持手段に格納されている前記更新処理情報
    の内、リカバリ不要の識別子が付されていないものを元
    にして前記共有データを更新前の状態に復旧し、該更新
    処理情報にリカバリ不要の識別子を付し、前記排他手段
    に登録されている自計算機の識別子を削除し、該他の計
    算機の前記リカバリ情報を削除することを特徴とする請
    求項5記載の疎結合多重計算機システムにおける障害復
    旧システム。
  7. 【請求項7】 複数の計算機と、 前記複数の計算機間で共有される共有データと、 前記複数の計算機毎に、前記共有データの更新前の状態
    を更新処理情報として保持する更新記録保持手段と、 前記複数の計算機毎に、前記更新記録保持手段が設定さ
    れている装置の装置名を保持する更新記録管理手段と、 前記共有データに対して更新処理を行っている計算機の
    識別子を登録する排他手段と、 前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子、該計算機が
    保持している前記更新記録管理手段が設定されている装
    置の装置名、該計算機の復旧処理が行われているか否か
    を示す情報、および該復旧処理を行っている他の計算機
    の計算機識別子を含むリカバリ情報と、 前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生した
    ことを、障害が発生していない他の計算機に通知する障
    害通知手段とを備え、 前記複数の計算機のぞれぞれは、 業務開始時において、自計算機の識別子と自計算機の前
    記更新記録管理手段を設定した装置の装置名を格納した
    前記リカバリ情報を作成し、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報にリカバリ不要
    の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識別子を
    削除することを特徴とする疎結合多重計算機システムに
    おける障害復旧システム。
  8. 【請求項8】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記リカバリ情報
    を参照して復旧処理が行われているか否かを判定し、復
    旧処理が行われていないと判定した場合には、前記排他
    手段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して
    自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカバ
    リ情報に復旧処理を行う旨および自計算機の識別子を登
    録し、該他の計算機の前記リカバリ情報を参照して前記
    更新記録保持手段が設定されている装置の装置名を認識
    し、該更新記録保持手段に格納されている前記更新処理
    情報の内、リカバリ不要の識別子が付されていないもの
    を元にして前記共有データを更新前の状態に復旧し、該
    更新処理情報にリカバリ不要の識別子を付し、前記排他
    手段に登録されている自計算機の識別子を削除し、該他
    の計算機の前記リカバリ情報を削除することを特徴とす
    る請求項7記載の疎結合多重計算機システムにおける障
    害復旧システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機が復旧処理を行って
    いる旨登録されている前記リカバリ情報が存在するか否
    かを判定し、存在する場合には、該リカバリ情報に対応
    する計算機によって更新された前記共有データについて
    も、該他の計算機によって更新された該共有データを復
    旧する処理と同様にして、更新前の状態に復旧すること
    を特徴とする請求項8記載の疎結合多重計算機システム
    における障害復旧システム。
  10. 【請求項10】 複数の計算機と、該複数の計算機間で
    共有される共有データと、該複数の各計算機毎に、前記
    共有データの更新前の状態を更新処理情報として保持す
    る更新記録保持手段と、前記複数の計算機のいずれかに
    何らかの障害が発生したことを、障害が発生していない
    他の計算機に通知する障害通知手段とを備えた疎結合多
    重計算機システムにおいて、 前記複数の計算機のそれぞれは、 業務実施時において、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報を削除すること
    を特徴とする疎結合多重計算機システムにおける障害復
    旧方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記更新記録保持
    手段に格納されている前記更新処理情報を元にして前記
    共有データを更新前の状態に復旧することを特徴とする
    請求項10記載の疎結合多重計算機システムにおける障
    害復旧方法。
  12. 【請求項12】 複数の計算機と、該複数の計算機間で
    共有される共有データと、該複数の計算機毎に、前記共
    有データの更新前の状態を更新処理情報として保持する
    更新記録保持手段と、前記共有データに対して更新処理
    を行っている計算機の識別子を登録する排他手段と、前
    記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生したこ
    とを、障害が発生していない他の計算機に通知する障害
    通知手段とを備えた疎結合多重計算機システムにおい
    て、 前記複数の計算機のそれぞれは、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報を削除し、前記
    排他手段から自計算機の識別子を削除することを特徴と
    する疎結合多重計算機システムにおける障害復旧方法。
  13. 【請求項13】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、前記排他手段に登録されている該
    他の計算機の識別子を削除して自計算機の識別子を登録
    し、該他の計算機の前記更新記録保持手段に格納されて
    いる前記更新処理情報を元にして前記共有データを更新
    前の状態に復旧し、前記排他手段に登録されている自計
    算機の識別子を削除することを特徴とする請求項12記
    載の疎結合多重計算機システムにおける障害復旧方法。
  14. 【請求項14】 複数の計算機と、前記複数の計算機間
    で共有される共有データと、前記複数の計算機毎に、前
    記共有データの更新前の状態を更新処理情報として保持
    する更新記録保持手段と、前記共有データに対して更新
    処理を行っている計算機の識別子を登録する排他手段
    と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子と該計算
    機の復旧処理が行われているか否かを示す情報とを含む
    リカバリ情報と、前記複数の計算機のいずれかに何らか
    の障害が発生したことを、障害が発生していない他の計
    算機に通知する障害通知手段とを備えた疎結合多重計算
    機システムにおいて、 前記複数の計算機のそれぞれは、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報にリカバリ不要
    の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識別子を
    削除することを特徴とする疎結合多重計算機システムに
    おける障害復旧方法。
  15. 【請求項15】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記リカバリ情報
    を参照して復旧処理が行われているか否かを判定し、復
    旧処理が行われていないと判定した場合には、前記排他
    手段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して
    自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカバ
    リ情報に復旧処理を行う旨を登録し、該他の計算機の前
    記更新記録保持手段に格納されている前記更新処理情報
    の内、リカバリ不要の識別子が付されていないものを元
    にして前記共有データを更新前の状態に復旧し、該更新
    処理情報にリカバリ不要の識別子を付し、前記排他手段
    に登録されている自計算機の識別子を削除し、該他の計
    算機の前記リカバリ情報を削除することを特徴とする請
    求項14記載の疎結合多重計算機システムにおける障害
    復旧方法。
  16. 【請求項16】 複数の計算機と、前記複数の計算機間
    で共有される共有データと、前記複数の計算機毎に、前
    記共有データの更新前の状態を更新処理情報として保持
    する更新記録保持手段と、前記複数の計算機毎に、前記
    更新記録保持手段が設定されている装置の装置名を保持
    する更新記録管理手段と、前記共有データに対して更新
    処理を行っている計算機の識別子を登録する排他手段
    と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子、該計算
    機が保持している前記更新記録管理手段が設定されてい
    る装置の装置名、該計算機の復旧処理が行われているか
    否かを示す情報、および該復旧処理を行っている他の計
    算機の計算機識別子を含むリカバリ情報と、前記複数の
    計算機のいずれかに何らかの障害が発生したことを、障
    害が発生していない他の計算機に通知する障害通知手段
    とを備えた疎結合多重計算機システムにおいて、 前記複数の計算機のそれぞれは、 業務開始時において、自計算機の識別子と自計算機の前
    記更新記録管理手段を設定した装置の装置名を格納した
    前記リカバリ情報を作成し、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報にリカバリ不要
    の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識別子を
    削除することを特徴とする疎結合多重計算機システムに
    おける障害復旧方法。
  17. 【請求項17】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記リカバリ情報
    を参照して復旧処理が行われているか否かを判定し、復
    旧処理が行われていないと判定した場合には、前記排他
    手段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して
    自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカバ
    リ情報に復旧処理を行う旨および自計算機の識別子を登
    録し、該他の計算機の前記リカバリ情報を参照して前記
    更新記録保持手段が設定されている装置の装置名を認識
    し、該更新記録保持手段に格納されている前記更新処理
    情報の内、リカバリ不要の識別子が付されていないもの
    を元にして前記共有データを更新前の状態に復旧し、該
    更新処理情報にリカバリ不要の識別子を付し、前記排他
    手段に登録されている自計算機の識別子を削除し、該他
    の計算機の前記リカバリ情報を削除することを特徴とす
    る請求項16記載の疎結合多重計算機システムにおける
    障害復旧方法。
  18. 【請求項18】 前記複数の計算機のそれぞれは、さら
    に、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機が復旧処理を行って
    いる旨登録されている前記リカバリ情報が存在するか否
    かを判定し、存在する場合には、該リカバリ情報に対応
    する計算機によって更新された前記共有データについて
    も、該他の計算機によって更新された該共有データを復
    旧する処理と同様にして、更新前の状態に復旧すること
    を特徴とする請求項17記載の疎結合多重計算機システ
    ムにおける障害復旧方法。
  19. 【請求項19】 複数の計算機と、前記複数の計算機間
    で共有される共有データと、前記複数の計算機毎に、前
    記共有データの更新前の状態を更新処理情報として保持
    する更新記録保持手段と、前記複数の計算機のいずれか
    に何らかの障害が発生したことを、障害が発生していな
    い他の計算機に通知する障害通知手段とを備えた疎結合
    多重計算機システムにおいて、 前記複数の計算機のそれぞれが、 業務実施時において、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報を削除するプロ
    グラムを記憶する媒体を含むことを特徴とする疎結合多
    重計算機システムにおける障害復旧プログラムを記憶す
    る媒体。
  20. 【請求項20】 前記媒体に記憶された前記プログラム
    が、さらに、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記更新記録保持
    手段に格納されている前記更新処理情報を元にして前記
    共有データを更新前の状態に復旧することを特徴とする
    請求項19記載の疎結合多重計算機システムにおける障
    害復旧プログラムを記憶する媒体。
  21. 【請求項21】 複数の計算機と、前記複数の計算機間
    で共有される共有データと、前記複数の計算機毎に、前
    記共有データの更新前の状態を更新処理情報として保持
    する更新記録保持手段と、前記共有データに対して更新
    処理を行っている計算機の識別子を登録する排他手段
    と、前記複数の計算機のいずれかに何らかの障害が発生
    したことを、障害が発生していない他の計算機に通知す
    る障害通知手段とを備えた疎結合多重計算機システムに
    おいて、 前記複数の計算機のそれぞれが、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報を削除し、前記
    排他手段から自計算機の識別子を削除するプログラムを
    記憶する媒体を含むことを特徴とする疎結合多重計算機
    システムにおける障害復旧プログラムを記憶する媒体。
  22. 【請求項22】 前記媒体に記憶された前記プログラム
    が、さらに、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、前記排他手段に登録されている該
    他の計算機の識別子を削除して自計算機の識別子を登録
    し、該他の計算機の前記更新記録保持手段に格納されて
    いる前記更新処理情報を元にして前記共有データを更新
    前の状態に復旧し、前記排他手段に登録されている自計
    算機の識別子を削除することを特徴とする請求項21記
    載の疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログ
    ラムを記憶する媒体。
  23. 【請求項23】 複数の計算機と、前記複数の計算機間
    で共有される共有データと、前記複数の計算機毎に、前
    記共有データの更新前の状態を更新処理情報として保持
    する更新記録保持手段と、前記共有データに対して更新
    処理を行っている計算機の識別子を登録する排他手段
    と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子と該計算
    機の復旧処理が行われているか否かを示す情報とを含む
    リカバリ情報と、前記複数の計算機のいずれかに何らか
    の障害が発生したことを、障害が発生していない他の計
    算機に通知する障害通知手段とを備えた疎結合多重計算
    機システムにおいて、 前記複数の計算機のそれぞれが、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報にリカバリ不要
    の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識別子を
    削除するプログラムを記憶する媒体を含むことを特徴と
    する疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログ
    ラムを記憶する媒体。
  24. 【請求項24】 前記媒体に記憶された前記プログラム
    が、さらに、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記リカバリ情報
    を参照して復旧処理が行われているか否かを判定し、復
    旧処理が行われていないと判定した場合には、前記排他
    手段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して
    自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカバ
    リ情報に復旧処理を行う旨を登録し、該他の計算機の前
    記更新記録保持手段に格納されている前記更新処理情報
    の内、リカバリ不要の識別子が付されていないものを元
    にして前記共有データを更新前の状態に復旧し、該更新
    処理情報にリカバリ不要の識別子を付し、前記排他手段
    に登録されている自計算機の識別子を削除し、該他の計
    算機の前記リカバリ情報を削除することを特徴とする請
    求項23記載の疎結合多重計算機システムにおける障害
    復旧プログラムを記憶する媒体。
  25. 【請求項25】 複数の計算機と、前記複数の計算機間
    で共有される共有データと、前記複数の計算機毎に、前
    記共有データの更新前の状態を更新処理情報として保持
    する更新記録保持手段と、前記複数の計算機毎に、前記
    更新記録保持手段が設定されている装置の装置名を保持
    する更新記録管理手段と、前記共有データに対して更新
    処理を行っている計算機の識別子を登録する排他手段
    と、前記複数の計算機毎に、該計算機の識別子、該計算
    機が保持している前記更新記録管理手段が設定されてい
    る装置の装置名、該計算機の復旧処理が行われているか
    否かを示す情報、および該復旧処理を行っている他の計
    算機の計算機識別子を含むリカバリ情報と、前記複数の
    計算機のいずれかに何らかの障害が発生したことを、障
    害が発生していない他の計算機に通知する障害通知手段
    とを備えた疎結合多重計算機システムにおいて、 前記複数の計算機のそれぞれが、 業務開始時において、自計算機の識別子と自計算機の前
    記更新記録管理手段を設定した装置の装置名を格納した
    前記リカバリ情報を作成し、 業務実施時において、前記排他手段に他の計算機の識別
    子が登録されていない場合にのみ、該排他手段に自計算
    機の識別子を登録し、前記共有データの更新前の状態を
    前記更新処理情報として前記更新記録保持手段に格納し
    た後に、該共有データを更新し、 業務終了時において、前記更新処理情報にリカバリ不要
    の識別子を付し、前記排他手段から自計算機の識別子を
    削除するプログラムを記憶する媒体を含むことを特徴と
    する疎結合多重計算機システムにおける障害復旧プログ
    ラムを記憶する媒体。
  26. 【請求項26】 前記媒体に記憶された前記プログラム
    が、さらに、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機の前記リカバリ情報
    を参照して復旧処理が行われているか否かを判定し、復
    旧処理が行われていないと判定した場合には、前記排他
    手段に登録されている該他の計算機の識別子を削除して
    自計算機の識別子を登録し、該他の計算機の前記リカバ
    リ情報に復旧処理を行う旨および自計算機の識別子を登
    録し、該他の計算機の前記リカバリ情報を参照して前記
    更新記録保持手段が設定されている装置の装置名を認識
    し、該更新記録保持手段に格納されている前記更新処理
    情報の内、リカバリ不要の識別子が付されていないもの
    を元にして前記共有データを更新前の状態に復旧し、該
    更新処理情報にリカバリ不要の識別子を付し、前記排他
    手段に登録されている自計算機の識別子を削除し、該他
    の計算機の前記リカバリ情報を削除することを特徴とす
    る請求項25記載の疎結合多重計算機システムにおける
    障害復旧プログラムを記憶する媒体。
  27. 【請求項27】 前記媒体に記憶された前記プログラム
    が、さらに、 前記障害通知手段から他の計算機に障害が発生した旨の
    通知を受信した時に、該他の計算機が復旧処理を行って
    いる旨登録されている前記リカバリ情報が存在するか否
    かを判定し、存在する場合には、該リカバリ情報に対応
    する計算機によって更新された前記共有データについて
    も、該他の計算機によって更新された該共有データを復
    旧する処理と同様にして、更新前の状態に復旧すること
    を特徴とする請求項26記載の疎結合多重計算機システ
    ムにおける障害復旧プログラムを記憶する媒体。
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