JPH0934844A - グループ環境設定方法及びそのシステム - Google Patents
グループ環境設定方法及びそのシステムInfo
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- JPH0934844A JPH0934844A JP7184199A JP18419995A JPH0934844A JP H0934844 A JPH0934844 A JP H0934844A JP 7184199 A JP7184199 A JP 7184199A JP 18419995 A JP18419995 A JP 18419995A JP H0934844 A JPH0934844 A JP H0934844A
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Abstract
調作業が行なわれる場合に、グループ作業環境や利用ソ
フトウェアの設定を容易にするグループ環境設定方法及
びそのシステムを提供する。 【解決手段】 複数の参加者がグループを作り協調して
作業を行なうシステムにおけるグループ環境設定方法で
あって、グループに応じて協調作業の利用環境設定用の
環境設定情報を登録し(401a)、参加者よりグルー
プの指定があった場合に、前記登録された環境設定情報
から指定されたグループ(104a)に対応する環境設
定情報を読み出し、前記読み出した環境設定情報をグル
ープ指定をした前記参加者の環境設定情報として適用す
る。前記環境設定情報の登録は階層構造で行なわれ、各
々の環境設定項目について、前記読み出した複数階層の
環境設定情報から与えられた条件を満たす情報が選択さ
れる。
Description
からなるグループによる協調作業が行なわれる場合に、
グループの作業環境や利用ソフトウェアの設定を行なう
グループ環境設定方法及びそのシステムに関するもので
ある。
単位で利用環境やソフトウェアのカスタマイズが行なわ
れている。例えば、個人のデスクトップのレイアウトの
カスタマイズや、個人で利用するソフトウェアのキーバ
インディング設定等である。その環境設定の実現のため
には、夫々のカスタマイズ情報を個人毎にファイル等の
形で貯えて管理する方法がとられていた。また、同じ仕
事内容や同じ所属部署などのために類似のカスタマイズ
設定を利用する場合であっても、ファイル等は各人が夫
々に重複して貯えていた。
整理するための技法の1つとして、操作やデータ構造な
どのプログラム情報を階層化して管理し、かつ、上位階
層で定義した情報が下位階層に引き継がれる継承機能を
サポートすることが行なわれている。例えば、プログラ
ム言語C++では、オブジェクトのテンプレートとして
クラスを定義する際に、継承機能を使ってクラスを階層
化して複雑なクラスをも単純に定義できるよう工夫して
いる。
高速なネットワークで結合された高性能計算機の普及や
分散計算ソフトウェア技術の発達などにより、複数人か
らなるグループによる協調作業を並行して行なうことが
可能となるに伴い、それらのグループ毎の作業環境や利
用ソフトウェアの設定をするための適切なツールが求め
られるようになってきている。
定では、環境設定がばらばらに行なわれるため、協調作
業環境に対して十分な利用者支援ができない点が幾つか
発生している。すなわち、以下のような問題点である。 (1)同じ協調作業に参加するメンバー内でも、環境設
定の手間を集約できない。
っても、他人の環境では作業方法がまったく変わってし
まう。 (3)各人の環境設定の一貫性を保持することが難し
い。 (4)動的に生成されたグループの支援が難しい。 (5)グループを特定するための柔軟な方法が提供され
ていない。
ープによる協調作業が行なわれる場合に、グループ作業
環境や利用ソフトウェアの設定を容易にするグループ環
境設定方法及びそのシステムを提供する。特に、データ
ベース等を用いて、グループ毎の環境設定情報の共有と
柔軟なグループ識別とを可能とするグループ環境設定方
法及びそのシステムを提供する。
協調作業環境ばかりではなく、特別の装置を用いた専用
の協調作業環境(例えば、テレビ会議システム等)にお
いて、作業環境の設定を容易にするグループ環境設定方
法及びそのシステムを提供する。
に、本発明のグループ環境設定方法は、複数の参加者が
グループを作り協調して作業を行なうシステムにおける
グループ環境設定方法であって、グループに応じて協調
作業の利用環境設定用の環境設定情報を登録し、参加者
よりグループの指定があった場合に、前記登録された環
境設定情報から指定されたグループに対応する環境設定
情報を読み出し、前記読み出した環境設定情報をグルー
プ指定をした前記参加者の環境設定情報として適用する
ことを特徴とする。
目を含む。また、前記環境設定情報の登録は階層構造で
行なわれ、更に、各々の環境設定項目について、前記読
み出した複数階層の環境設定情報から与えられた条件を
満たす情報が選択される。また、前記階層構造は、階層
をなす成分にグループを単位とした環境設定情報と個人
を単位とした環境設定情報とが混在する異成分階層構造
である。また、前記与えられた条件は、下位階層が上位
階層の環境設定項目を引き継ぐ継承関係の指定を含む。
また、前記与えられた条件は、環境設定項目を階層間で
引き継ぐか引き継がないかの区別が可能な継承関係の指
定を含む。また、前記継承関係は設定可能である。ま
た、前記環境設定情報は、データベースとして、また
は、ファイルシステム内の構造化された文書として登録
される。また、文書の構造化として、SGML(ISO
8879)によるマークアップを用いる。また、協調
作業内容から一意にグループを特定できるように、予め
協調作業内容とグループとの組を登録しておく。また、
前記協調作業内容はテレビ会議や協調編集作業を含むア
プリケーションであって、あるアプリケーションを使用
中の利用者をグループとして決定できるように、予めア
プリケーションとグループとの組を登録しておく。
わるデータの作成や閲覧に関するデータアクセス権を含
む。また、前記アクセス権は、“none”:何も許さな
い、“readonly”:読み出しのみ許す、“appendabl
e”:変更は許さないが項目の追加のみは許す、“inser
table”:各項目の変更は許さないが追加ならびに項目
間の関係の変更は許す、“updatable ”:各項目ならび
に項目間の関係の変更を許す、“deletable ”:消去を
許す、により指定される。また、前記環境設定情報は、
他人の聴講許諾に代表されるようなプライバシー保護の
設定をを含む。また、前記環境設定情報は、協調作業ツ
ール等における議長権或は操作権の受け渡しのルールを
を含む。また、前記環境設定情報は、マウス操作のボタ
ンの意味付けやマウス操作のメニュー内容や協調作業中
の警告音等の操作情報を含む。また、前記環境設定情報
は、グループを識別可能な表示情報を含む。また、前記
グループを識別可能な表示情報は、マウスカーソル表示
用のカラー、マウス操作のメニューの表示色、協調作業
の参加者の画面表示モード、参加者画面の背景の塗りつ
ぶしパターン、参加者画面の枠の塗りつぶしパターン、
参加者画面の枠のカラーのいずれかを含む。
なる過程で使用される複数のアプリケーションの情報を
含み、更に、前記複数のアプリケーションから協調作業
の過程に対応するアプリケーションを選択して、前記参
加者の環境設定情報として適用することを特徴とする。
更に、前記参加者に適用された環境設定情報の所定の一
部を冗長に保持し、環境設定情報の選択に自由度を残す
ことを特徴とする。
グループを作り協調して作業を行なうシステムにおい
て、グループに応じて協調作業の利用環境設定用の環境
設定情報を登録する登録手段と、参加者よりグループの
指定があった場合に、前記登録された環境設定情報から
指定されたグループに対応する環境設定情報を読み出す
読出手段と、前記読み出した環境設定情報をグループ指
定をした前記参加者の環境設定情報として適用する適用
手段とを備えることを特徴とする。
目を含む。また、前記環境設定情報の登録は階層構造で
行なわれ、前記適用手段は、各々の環境設定項目につい
て、前記読み出した複数階層の環境設定情報から与えら
れた条件を満たす情報を選択する選択手段を含む。ま
た、前記階層構造は、階層をなす成分にグループを単位
とした環境設定情報と個人を単位とした環境設定情報と
が混在する異成分階層構造である。また、前記与えられ
た条件は、下位階層が上位階層の環境設定項目を引き継
ぐ継承関係の指定を含む。また、前記与えられた条件
は、環境設定項目を階層間で引き継ぐか引き継がないか
の区別が可能な継承関係の指定を含む。また、前記継承
関係を設定する設定手段を更に備える。また、前記登録
手段は、前記環境設定情報をデータベースとして、また
は、ファイルシステム内の構造化された文書として登録
する。また、文書の構造化として、SGML(ISO
8879)によるマークアップを用いる。また、協調作
業内容から一意にグループを特定できるように、予め協
調作業内容とグループとの組を登録する第2の登録手段
を更に備える。また、前記協調作業内容はテレビ会議や
協調編集作業を含むアプリケーションである。
わるデータの作成や閲覧に関するデータアクセス権を含
む。また、前記アクセス権は、“none”:何も許さな
い、“readonly”:読み出しのみ許す、“appendabl
e”:変更は許さないが項目の追加のみは許す、“inser
table”:各項目の変更は許さないが追加ならびに項目
間の関係の変更は許す、“updatable ”:各項目ならび
に項目間の関係の変更を許す、“deletable ”:消去を
許す、により指定される。また、前記環境設定情報は、
他人の聴講許諾に代表されるようなプライバシー保護の
設定をを含む。また、前記環境設定情報は、協調作業ツ
ール等における議長権或は操作権の受け渡しのルールを
を含む。また、前記環境設定情報は、マウス操作のボタ
ンの意味付けやマウス操作のメニュー内容や協調作業中
の警告音等の操作情報を含む。また、前記環境設定情報
は、グループを識別可能な表示情報を含む。また、前記
グループを識別可能な表示情報は、マウスカーソル表示
用のカラー、マウス操作のメニューの表示色、協調作業
の参加者の画面表示モード、参加者画面の背景の塗りつ
ぶしパターン、参加者画面の枠の塗りつぶしパターン、
参加者画面の枠のカラーのいずれかを含む。
なる過程で使用される複数のアプリケーションの情報を
含み、前記適用手段は、更に、前記複数のアプリケーシ
ョンから協調作業の過程に対応するアプリケーションを
選択して、前記参加者の環境設定情報として適用するこ
とを特徴とする。また、更に、前記参加者により、前記
参加者に適用された環境設定情報の所定の一部を冗長に
保持し、環境設定情報の選択に自由度を残す事を可能と
する指示手段を備えることを特徴とする。
図面を用いて説明する。本実施の形態では、複数人が参
加する協調編集作業における環境設定について説明す
る。特に、ここでは、協調作業の参加者によって構成さ
れる夫々のグループを単位として、協調作業の環境設定
を行なう例について述べる。
ために、グループ毎に設定する環境設定項目の内から、
『協調作業中に操作するデータのアクセス権』に注目し
て説明を進める。アクセス権とはそれぞれのファイルへ
のアクセスの権限を定義するもので、その内容は、例え
ば、「読み出しのみ許す」や「追加は出来るが、既存デ
ータの変更は付加」等である。
ーザインタフェース研究グループ(以下、UI研究グル
ープ)に属するメンバーが、UI研究グループの定例会
議の一環として、協調編集作業ツールを使って、『次期
ユーザインタフェースの仕様検討』に関する議論を進め
る状況を想定している。以下、まず本実施の形態を説明
するための装置の構成について説明し、次に、その動作
手順について述べる。
態のシステムの構成例を説明するための図である。10
は、以下に説明する100〜105によって構成される
協調編集作業用の端末である。20,30は、端末10
と同様の構成の協調編集作業の端末である。端末10,
20,30を介して、夫々の利用者に対し、協調作業を
行なうための入出力ならびに処理を行なう。ここでは、
3つの端末を利用する構成について説明するが、端末の
数は2つあるいは4つ以上であっても良い。
定情報が収められた環境設定情報データベースである。
本実施の形態においては、データを共有する方法とし
て、この環境設定情報データベースを利用する場合につ
いて説明するが、これに限定はされない。500は、本
実施の形態で説明する協調編集作業を複数の計算機に渡
って実現するための通信網で、例えば、EthernetやFD
DI等である。本実施の形態では、汎用の計算機を利用
した実現形態について説明しているため、通信網として
計算機ネットワークを用いているが、これは、ISDN
などの広域回線であっても良い。
示す。100は、通信装置で、計算機ネットワークに接
続するFDDIコントローラ等である。101は、本実
施の形態上で動作するプログラムの利用者が、コマンド
やデータを入力するための入力装置で、キーボード,マ
ウス,パッド等、あるいはマイクロフォン等である。1
02は、本実施の形態の協調作業ツール、ならびにシス
テムのプログラムを実行するCPUである。ここでは、
各端末で1つのCPUを使っているが、夫々の構成要素
に独立のCPUを利用するようなハードウェア形態であ
っても構わない。
の過程や内容、及び環境を設定され実行される協調編集
作業をユーザに表示するための出力装置で、CRTディ
スプレイあるいはプロジェクタ等である。ここでは、説
明を簡単にするため、単一の表示装置を使って環境設定
の内容と協調編集作業を表示しているが、夫々に異なる
表示装置を使っても構わない。104は、本実施の形態
で説明する環境設定の内容、システムのグループ特定や
選択などのプログラム、ならびに、それらのプログラム
が利用するデータを保存しておくための記憶装置であ
る。ここでは、説明を簡単にするために、単一の記憶装
置を使っているが、記憶対象毎に異なった記憶装置を用
いても良いし、ハードディスクなどの二次記憶装置を含
む階層化された記憶装置であってもよい。また、この記
憶装置は、一時的に使われるデータを記憶する主記憶装
置と大量のデータを永続的に保持しておく二次記憶装置
とに分かれていても良い。また、装置の状態に関係なく
永続的なデータを保存するROM等読み出し専用記憶装
置が含まれていても良い。更に、二次記憶装置をフロッ
ピーディスク等の外部記憶媒体としてプログラムを格納
し、このプログラムをRAMから成る一時記憶装置にロ
ードして実行する構成であっても良い。
104を結合する計算機バスである。図2は、本実施の
形態で使用される登録表及び環境設定情報データベース
の構成例を示す図である。図2の(a)は、各協調作業
グループを所定の識別子と対応させて登録した登録表1
04aの例である。尚、登録表104aは、各端末1
0,20,30の記憶装置104に同様の内容のものが
記憶されるようにしてもよいし、いずれか1つの端末に
記憶されて全端末に共有されるようにしてもよいし、環
境設定情報データベース内に格納されていてもよい。図
2の(b)は、環境設定情報データベース104内の協
調作業グループに関するデータ401aの例である。環
境設定情報の内容の詳細は、以下の具体例で示す。
におけるシステムの動作手順についての概要を述べ、次
に詳細な動作を説明する。図3は、上記の構成で動作す
る協調編集作業において、グループを単位として環境設
定処理を行なう際の手順を表わしたものである。
関わるグループを特定する。 (S12)データベース内に保持された環境設定情報群
から、該当するグループの環境設定情報を取り出す。例
えば、データベースに対して、グループ名をキーとし
て、協調作業に関係のある環境設定情報を取り出すよう
な問い合わせを行なうものである。
出された設定情報を協調編集作業について適用する。 以下では、上記の動作手順の概要で参照した各動作を、
更に詳細なフローチャートを用いながら説明する。 [グループ特定;S12]本実施の形態の協調編集作業
に該当する協調作業用グループを特定する(図4)。こ
こで決定したグループが、以降の環境設定を行なう際の
環境設定情報取り出しのキーとなる。
が協調作業の実行に先立って登録されている登録表(図
2の(a))を検索する。 (S22)協調編集作業の編集長となる参加者が登録表
の中から指定したグループに、協調作業用グループを特
定する。 本実施の形態では、『%3213』という識別子をもつ
『UI研究グループ定例会議』という協調編集作業用グ
ループに特定されたとして、以降の説明を続ける。
的に決定される例について説明したが、『アプリケーシ
ョンCoDrawToolを実行中の利用者』からなるグループ
や、『1994年6月16日の13時から15時まで
に、ワークステーションcawgw を利用した利用者』から
なるグループなどのように指定することで、動的にかつ
自動的にグループを決定することも容易に想像できる。
施の形態では、グループを単位とした協調編集作業の環
境設定情報の共有として、データベースシステムを利用
している。本手順は、そのデータベースから、指定され
たグループの環境設定情報を取り出すものである(図
5)。 (S31)特定されたグループの識別子を取り出す。本
例では『%3213』である。
情報を要求する問い合わせを、環境設定情報を共有する
データベースシステムに対して発行する (S33)問い合わせ結果を保持する。 本実施の形態では、『UI研究グループ定例会議』とい
う協調編集作業用グループに対応する環境設定情報とし
て、次のような情報が、データベースシステムから取り
出されるものとする。
alue1; element2=value2; …}; は、この環境設定情報
がAに関するものであり、Aの中では、element1, elem
ent2, …の項目が、それぞれ、value1, value2, …の値
で設定されていることを示す。本実施の形態において、
取り出される環境設定情報の内容は、以下のように示す
ことが出来る。
業中に操作するデータのアクセス権』を示す項目である
accessibilityに関しては、ここでの設定が、"inserta
ble"であることがわかる。
理を条件検索可能なデータベースを用いて行うが、各協
調作業環境ごとの単純な環境設定リストだけを提供する
ものであっても良い。 [環境設定;S13]得られた環境設定の内容を協調作
業に適用する(図6)。ここでは、得られた環境設定項
目を夫々の参加者に設定し、協調編集作業全体の環境設
定を行なう手法について説明する。
取り出す。 (S42)協調作業に適用する。例えば、本実施の形態
で注目しているアクセス権の場合、協調編集作業の参加
者が共通に利用するアプリケーションに関して、その起
動モードを選択するとか、実行時に参照する設定リソー
スの中のアクセス特権を変更するなどを、設定するアク
セス権の種類に応じて適用する。
ップS41からS42の操作を繰り返す。 ところで、本実施の形態の協調編集作業ツールでは、協
調作業に関わるデータへのアクセス権として以下のレベ
ルを想定している。 "none" : 何も許さない。
許す。 "insertable" : 各項目の変更は許さないが、追加なら
びに項目間の関係の変更は許す。 "updatable" : 各項目ならびに項目間の関係の変更を許
す。
クセス権の設定は、協調編集作業中に操作するデータに
関して、『編集の各項目の内容の変更は許さないが、編
集項目の追加並びに編集項目間の関係の変更は許す』よ
うに、グループ共通に設定されることになる。
の説明を終了する。本実施の形態では、協調編集作業に
おいて、グループごとのアクセス権の設定を共有化する
ことを説明した。この共有化によって、同じグループに
属するメンバーの協調編集環境からの編集対象へのアク
セスに統一性をもたせることが可能となる。具体的に
は、協調作業への参加者が個別に作業環境の設定を行な
った場合に比べて、編集対象の不用意な変更や消去がな
くなり、安全かつ一貫性のある協調編集作業が可能とな
る。
様なアプリケーションの実行に先立って、環境設定に必
要な情報を予め取り出す形式を想定して説明している
が、アプリケーションなどの実行中に環境設定の内容を
要求された時点で、必要に応じて要求された情報を選び
出す場合も同様に説明できる。また、ここでは、用意さ
れた協調作業用の環境設定情報を利用する例について説
明したが、環境設定用アプリケーションを用いて環境設
定情報を提供することも考えられる。また、その環境設
定用アプリケーション自身が、協調作業環境下で利用さ
れることも容易に想像できる。
説明したが、テレビ会議システム、ブレインストーミン
グ支援システムなどにも、同様の協調作業環境設定技術
が適用できる。 <階層関係で継承設定可能な例>以下、本発明の第2の
実施の形態として、環境設定情報を階層関係で保持し、
それらの階層管に継承関係を設定可能な例について説明
する。本実施の形態も、実施の形態1と同様、複数人が
参加する協調編集作業における環境設定をグループ毎に
行なう例について説明する。
境設定情報の共有のための一手法として、環境設定情報
をグループを単位として階層化し、各階層の環境設定情
報を継承することで共有する例について述べる。しか
も、階層化された各環境設定項目の中に、下位階層に継
承される項目と継承されない項目との区別があり、差分
を使った柔軟な環境設定が出来ることを特徴とする。
を利用するため、実施の形態1の取り出し手順を、以下
に示す『階層構造取り出し手順』と『選択手順』とに置
き換えることで説明する。 [階層構造の取り出し]本手順により、環境設定情報を
階層化して保持しているデータベースから、与えられた
協調作業用のグループの階層をトラバースして、必要な
環境設定情報を取り出す(図7)。ここでは、『UI研
究グループ定例会議』という名前の協調編集作業用グル
ープに特定されているので、本実施の形態の協調編集作
業の階層として、図8に示すように『社内作業→研究所
作業→定例会議→UI研究グループ定例会議』の階層順
を想定して説明する。
報をデータベースから取り出す。 (S52)取り出した設定情報を、環境設定情報スタッ
クに積む。 (S53)与えられた階層に関して、上位階層から順に
ステップS51からS52を繰り返す。 (S54)環境設定情報スタックに詰まれた情報を保持
する。
報スタックが取り出される。すなわち、スタックのうえ
から順に、以下の通りである。 1:”UI研究グループ定例会議”に定義された環境設
定情報 2:”定例会議”に定義された環境設定情報 3:”研究所作業”に定義された環境設定情報 4:”社内作業”に定義された環境設定情報 ここでは、上位階層からトラバースしたためにスタック
構造に環境設定情報を保持しているが、下位階層からト
ラバースして、キュー構造に環境設定情報を保持した場
合でも同様に説明できる。また、他のデータ構造を用い
たとしても、階層間の順序関係が再現できる構造であれ
ば利用可能である。
報スタックにつまれている環境設定情報の内容は、実施
の形態1と同様に、下記のような階層構造で表現されて
いる。この中で、session A : B { element1=value1; e
lement2=value2; …}; は、この環境設定情報がAに関
するものであり、AがBの下位階層に位置し、Aの中で
は、element1, element2, …の項目が、それぞれ、valu
e1, value2, …の値で設定されれいることを示す。ま
た、下位階層で上位階層と同じ項目が定義されている場
合、下位階層の設定が優先される。ただし、『public:
』以下に示された項目は、下位階層へ継承される項目
であり、反対に、『private:』以下に示された項目は、
下位階層へ継承されない項目である。
階層が一意に定められる単一継承によって階層構造が形
成される場合について説明するが、複数の上位階層を許
す多重継承を採用して、環境設定項目のカテゴリ毎に適
切な階層群の継承を指定することも容易に想像できる。
本実施の形態において、得られる環境設定情報スタック
の内容は、以下のように示すことが出来る。
』と『private:』という2つの属性値で表現して、下
位階層の設定を優先する。このように、継承可能性や継
承順位、あるいはこれと各階層での設定内容とを組み合
わせることで、それぞれの組織やグループの特徴に対応
した適切な環境設定が可能となる。
は、階層構造取り出し手順によって階層の順序関係を保
存して得られた環境設定情報スタックから、適切な環境
設定情報を選び出す(図9)。適切な環境設定情報を選
び出す際には、下位階層への継承可能性の可否を示す
『public: 』と『private:』とを考慮する。
ぶ。 (S82)環境設定情報スタックを上から順に検索し、
選んだ項目に該当する設定を選び出す。 (S83)選ばれた項目が、スタックの最上位、すなわ
ち階層構造の最下位層に定義されていれば、それを選択
する。
つ、選ばれた項目が『private:』を指定されていれば、
ステップS82に戻り、スタックの次の環境設定情報か
ら該当項目を捜す。 (S85)すべての環境設定項目について、ステップS
81からS84を繰り返す。
設定の項目が選び出される。 −− notifyOnStart = "yes"; broadcast = "yes" title = " UI研究グループ定例会議"; network = " FDDI:計算機基礎研究部ネットワーク"; member = "talasi,kazu,nobol,yama,kuro"; chairedBy = "takasi"; agendaTo = "agenda%archive.ccb,kuro%ccb"; behavior = { keyBinding = "defaultKeyMap"; mouseBinding = "UI-group-MouseMap"; }; roomReservation = "no"; duration = "* Wed 15:00-17:30"; place = "_"; accessibility = "insertable"; ciphering = "no"; floorPolicy = "freeDiscussion"; −− この結果、本実施の形態の説明で注目している『協調編
集作業中に操作するデータのアクセス権』を示す項目で
あるaccessibility に関しては、実施の形態1と同様
に、"insertable"が得られる。
作の説明を終了する。ここでは、継承可能性の可否を
『public: 』と『private:』という2つの値で表現して
いるが、この他に、直接の下位階層にのみ継承可能な継
承可能性などを設定しても良い。また、『absolute: 』
などの指定によって、下位階層が優先されないような継
承可能性などを設定しても良い。
も良い。例えば、『shared: 』『own:』等が考えられ
る。ここでは、説明を簡単にするために、環境設定の構
造化の一例として階層型構造について説明したが、環境
設定の構造化は、環境設定情報をリンクで結んだネット
ワーク型構造を用いた構造化であっても良い。
に、環境設定項目を階層化して保持するためにデータベ
ースシステムを用いているが、その代わりに、適切なDT
D によって階層構造を表現されたSGML(ISO8879) 表現の
構造化文書を保持するファイルシステムであっても構わ
ない。本実施の形態において、環境設定を定義した階層
構造では、全てがグループを単位として構成されていた
が、グループの下位階層として、参加者個人の環境設定
を位置付けるような異成分階層構造も容易に想像でき
る。例えば、あるグループで『協調編集作業中に操作す
るデータに関しては、編集項目の追加のみ許す』という
ような設定である場合に、そのデータの下位階層に位置
付けられる特定の参加者(例えば、監督者や調停係)の
環境設定では、『書き込みや変更も可能』を許すような
設定である。
下、本発明の第3の実施の形態として、本例のアクセス
権以外への適用例について説明する。実施の形態1なら
びに実施の形態2では、説明を簡単にするために、グル
ープ毎に設定する環境設定項目の内、『協調作業中に操
作するデータのアクセス権』のみに注目して説明した
が、環境設定の内容としては、更に以下の項目が考えら
れる。
償するために、グループ内で利用する描画ツールや文書
エディタ等を共通化するよう設定する(図10)。逆
に、同じ種類のデータであっても、編集用グループとプ
レゼンテーション用グループとでは、操作ツールや処理
系の種類を切り替えるよう設定する。
イコン化したウィンドウを画面の下部に並べる』などの
慣習をグループ内で共有化するよう設定する。図11
は、時計ツールと参加者表示画面とについて、レイアウ
トの共有化を適用した例を示している。 (画面背景)グループ毎に同じ背景を表示用に設定す
る。例えば、グループミーティングなどの特定のアプリ
ケーション用のウィンドウには、グループ内で共通の背
景を付与するよう設定する。これによって、複数のグル
ープで交互に仕事をする場合に、気分を切り替えること
が容易になる。
ケーションを利用する場合のメニューであっても、その
作業を行っているグループに応じて、メニュー内容を変
更するよう設定する。例えば、協調編集作業ツールをブ
レインストーミングように利用するグループでは、フリ
ーハンド描画入力ツールの起動メニューであるメニュー
項目を、同じ協調編集作業ツールを特許文書作成用に利
用しているグループでは、ワープロツールの起動メニュ
ーとする(図12)。
ツールにおける、マウスやキーのバインディングについ
ても同様に説明できる。 (アクセス権)協調作業中に操作するデータに関するア
クセス権(ファイルの保護コード)を設定する。これ
は、ビデオ会議などに関するプライバシーの保護設定
(例えば、他人の聴講の許諾)も含む。
もしくは操作権の受け渡しのルールなどのポリシを設定
する。 <個人の選択を許す例>以下、本発明の第4の実施の形
態として、個人の選択を許す例について説明する。
ープ毎に設定した環境設定項目の設定内容に自由度がな
く、設定の全てが決められてしまうという最も基本的な
例について説明した。しかしながら、実際の協調作業へ
の応用では、協調作業参加者の好みや協調作業の状態変
化への対応等から、環境設定の内容に選択の自由度を残
すことが有効である。本実施の形態では、協調編集作業
におけるワープロツールの環境設定に、選択の自由度を
残す例について説明する。
編集作業ツールを特許作成用に利用しているグループに
おいて、ワープロツールを起動するメニューを選択する
状況を想定する。そして、この場合に起動されるワープ
ロツールとして、特許作成作業の進行状況に応じて、
『単純なテキストエディタ』、『構造文書編集用エディ
タ』、『WYSIWYG 型ワープロ』などを選択可能にするも
のである。
に、協調編集作業の進行状況をパラメータとした環境設
定情報を保持し、かつ、選択手順に、協調編集作業の進
行状況をパラメータとして評価する手続を追加すること
で実現できる。 (進行状況をパラメータとする環境設定項目の内容例)
まず、保持される環境設定項目は以下のようになる。こ
こでは、協調編集作業ツールのワープロツールの起動メ
ニューの設定を抜粋して示す。
の"Sessions"メニューの中の”ツール”メニューの中
の”ワープロ”の設定を示している。その設定として、
進行状況レベル1の場合には、単純なテキストエディタ
である『Emacs 』を利用し、進行状況レベル2では、構
造文書編集用エディタである『構文くん』を、そして、
進行状況レベル3では、WYSIWYG 型高機能ワープロであ
る『EdittingStaffPRO』を利用することを示している。
メータとして評価する手続を追加した選択手順について
説明する。
た拡張選択手順(図13)と置き換える。 (S101)選択手順を適用する。 (S102)選択手順の結果から、環境設定情報の項目
を取り出す。 (S103)取り出した項目について、協調編集作業の
進行状況に応じた設定情報を選択する。具体的には、進
行状況レベル1〜3をパラメータとして選択する。
て、S102〜S103の処理を繰り返す。 本実施の形態では、協調編集作業の進行状況を環境設定
に反映させるための手法として、進行状況をその協調編
集作業に関わるグループ内のパラメータとして考慮し、
選択の処理段階で環境設定にマッピングする場合につい
て述べた。この他に、協調編集作業の進行状況をその進
行状況に応じたグループと捉え、進行状況に応じてグル
ープ自体を変更してゆくことで、環境設定にマッピング
するなどの実現手法も考えられる。この場合、協調編集
作業の進行状況をパラメータとして評価する手続を追加
するように、取り出し手順を変更することが容易に想像
できる。
作説明を終了する。本実施の形態では、協調作業の状態
を考慮して、環境設定の内容に選択の自由度を残す例に
ついて説明したが、利用者の好みを考慮した場合も同様
に説明できる。 たとえば、単純なテキストエディタに
関しても、利用者の好みに応じてEmacs やvi等をはじめ
とする様々な選択肢を用意することが考えられる。
として、協調作業の進行状況のように1つの協調作業内
の状態を取り上げたが、他の協調作業との関係から発生
する状態を取り上げることも考えられる。たとえば、同
時に存在する複数のグループ間で、共通の背景色の設定
が利用されてその区別が難しくなってしまった場合のよ
うに、設定の衝突が発生した際に、その衝突を回避する
ために、一部あるいはすべてのグループの設定に選択の
自由度を残すものである。
キストエディタの設定を例に説明したが、このような選
択の自由度を残すことが有用な環境設定項目は、実施の
形態3で述べた項目と同様である。すなわち、以下の項
目が考えられる。 (使用ソフトウェア),(レイアウト),(画面背
景),(メニュー設定),(アクセス権),(ポリシ) 尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。この場合、本発明に係わるプログラムを
格納した上記記憶媒体が本発明を構成することになる。
そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は
装置に読みだすことによって、そのシステム或は装置
が、予め定められた仕方で動作する。
算機上で複数人からなるグループによる協調作業が行な
われる場合に、グループ作業環境や利用ソフトウェアの
設定を容易にするグループ環境設定方法及びそのシステ
ムを提供できる。特に、データベース等を用いて、グル
ープ毎の環境設定情報の共有と柔軟なグループ識別とを
可能とするグループ環境設定方法及びそのシステムを提
供できる。
協調作業環境ばかりではなく、特別の装置を用いた専用
の協調作業環境(例えば、テレビ会議システム等)にお
いて、作業環境の設定を容易にするグループ環境設定方
法及びそのシステムを提供できる。すなわち、協調作業
の環境設定をグループを単位として行なうことによっ
て、協調作業を円滑に行なうための以下のような効果を
得ることが出来る。
境設定の手間を集約できる。 (2)同じグループに属するメンバーの作業環境におけ
る、作業方法を統一できる。 (3)同じグループに属するメンバーの環境設定の一貫
性を保持することが容易になる。
も支援が可能になる。 (5)グループを特定するための柔軟な手順が提供され
る。
情報データベースの構成例を示す図である。
ーチャートである。
めのフローチャートである。
フローチャートである。
めのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
るための図である。
ーチャートである。
用を説明するための図である。
明するための図である。
説明するための図である。
のフローチャートである。
Claims (40)
- 【請求項1】 複数の参加者がグループを作り協調して
作業を行なうシステムにおけるグループ環境設定方法で
あって、 グループに応じて協調作業の利用環境設定用の環境設定
情報を登録し、 参加者よりグループの指定があった場合に、前記登録さ
れた環境設定情報から指定されたグループに対応する環
境設定情報を読み出し、 前記読み出した環境設定情報をグループ指定をした前記
参加者の環境設定情報として適用することを特徴とする
グループ環境設定方法。 - 【請求項2】 前記環境設定情報は複数の設定項目を含
むことを特徴とする請求項1記載のグループ環境設定方
法。 - 【請求項3】 前記環境設定情報の登録は階層構造で行
なわれ、 更に、各々の環境設定項目について、前記読み出した複
数階層の環境設定情報から与えられた条件を満たす情報
が選択されることを特徴とする請求項2記載のグループ
環境設定方法。 - 【請求項4】 前記階層構造は、階層をなす成分にグル
ープを単位とした環境設定情報と個人を単位とした環境
設定情報とが混在する異成分階層構造であることを特徴
とする請求項3記載のグループ環境設定方法。 - 【請求項5】 前記与えられた条件は、下位階層が上位
階層の環境設定項目を引き継ぐ継承関係の指定を含むこ
とを特徴とする請求項3記載のグループ環境設定方法。 - 【請求項6】 前記与えられた条件は、環境設定項目を
階層間で引き継ぐか引き継がないかの区別が可能な継承
関係の指定を含むことを特徴とする請求項3記載のグル
ープ環境設定方法。 - 【請求項7】 前記継承関係の指定は各階層ごとに設定
可能であることを特徴とする請求項6記載のグループ環
境設定方法。 - 【請求項8】 前記環境設定情報は、データベースとし
て、または、ファイルシステム内の構造化された文書と
して登録されることを特徴とする請求項3記載のグルー
プ環境設定方法。 - 【請求項9】 文書の構造化として、SGML(ISO
8879)によるマークアップを用いることを特徴とす
る請求項8記載のグループ環境設定方法。 - 【請求項10】 協調作業内容から一意にグループを特
定できるように、予め協調作業内容とグループとの組を
登録しておくことを特徴とする請求項1記載のグループ
環境設定方法。 - 【請求項11】 前記協調作業内容はテレビ会議や協調
編集作業を含むアプリケーションであって、あるアプリ
ケーションを使用中の利用者をグループとして決定でき
るように、予めアプリケーションとグループとの組を登
録しておくことを特徴とする請求項10記載のグループ
環境設定方法。 - 【請求項12】 前記環境設定情報は、協調作業に係わ
るデータの作成や閲覧に関するデータアクセス権を含む
ことを特徴とする請求項1記載のグループ環境設定方
法。 - 【請求項13】 前記アクセス権は、 “none” :何も許さない、 “readonly” :読み出しのみ許す、 “appendable” :変更は許さないが、項目の追加のみ
は許す、 “insertable” :各項目の変更は許さないが、追加な
らびに項目間の関係の変更は許す、 “updatable ” :各項目ならびに項目間の関係の変更
を許す、 “deletable ” :消去を許す、 により指定されることを特徴とする請求項12記載のグ
ループ環境設定方法。 - 【請求項14】 前記環境設定情報は、他人の聴講許諾
に代表されるようなプライバシー保護の設定を含むこと
を特徴とする請求項1記載のグループ環境設定方法。 - 【請求項15】 前記環境設定情報は、協調作業ツール
等における議長権或は操作権の受け渡しのルールをを含
むことを特徴とする請求項1記載のグループ環境設定方
法。 - 【請求項16】 前記環境設定情報は、マウス操作のボ
タンの意味付けやマウス操作のメニュー内容や協調作業
中の警告音等の操作情報を含むことを特徴とする請求項
1記載のグループ環境設定方法。 - 【請求項17】 前記環境設定情報は、グループを識別
可能な表示情報を含むことを特徴とする請求項1記載の
グループ環境設定方法。 - 【請求項18】 前記グループを識別可能な表示情報
は、マウスカーソル表示用のカラー、マウス操作のメニ
ューの表示色、協調作業の参加者の画面表示モード、参
加者画面の背景の塗りつぶしパターン、参加者画面の枠
の塗りつぶしパターン、参加者画面の枠のカラーのいず
れかを含むことを特徴とする請求項17記載のグループ
環境設定方法。 - 【請求項19】 前記環境設定情報は、協調作業の異な
る過程で使用される複数のアプリケーションの情報を含
み、 更に、前記複数のアプリケーションから協調作業の過程
に対応するアプリケーションを選択して、前記参加者の
環境設定情報として適用することを特徴とする請求項1
記載のグループ環境設定方法。 - 【請求項20】 更に、前記参加者に適用された環境設
定情報の所定の一部を冗長に保持し、環境設定情報の選
択に自由度を残すことを特徴とする請求項1記載のグル
ープ環境設定方法。 - 【請求項21】 複数の参加者がグループを作り協調し
て作業を行なうシステムにおいて、 グループに応じて協調作業の利用環境設定用の環境設定
情報を登録する登録手段と、 参加者よりグループの指定があった場合に、前記登録さ
れた環境設定情報から指定されたグループに対応する環
境設定情報を読み出す読出手段と、 前記読み出した環境設定情報をグループ指定をした前記
参加者の環境設定情報として適用する適用手段とを備え
ることを特徴とするシステム。 - 【請求項22】 前記環境設定情報は複数の設定項目を
含むことを特徴とする請求項21記載のグループ環境設
定方法。 - 【請求項23】 前記環境設定情報の登録は階層構造で
行なわれ、 前記適用手段は、各々の環境設定項目について、前記読
み出した複数階層の環境設定情報から与えられた条件を
満たす情報を選択する選択手段を含むことを特徴とする
請求項21記載のシステム。 - 【請求項24】 前記階層構造は、階層をなす成分にグ
ループを単位とした環境設定情報と個人を単位とした環
境設定情報とが混在する異成分階層構造であることを特
徴とする請求項23記載のシステム。 - 【請求項25】 前記与えられた条件は、下位階層が上
位階層の環境設定項目を引き継ぐ継承関係の指定を含む
ことを特徴とする請求項23記載のシステム。 - 【請求項26】 前記与えられた条件は、環境設定項目
を階層間で引き継ぐか引き継がないかの区別が可能な継
承関係の指定を含むことを特徴とする請求項23記載の
システム。 - 【請求項27】 前記継承関係の指定を各階層ごとに設
定する設定手段を更に備えることを特徴とする請求項2
6記載のシステム。 - 【請求項28】 前記登録手段は、前記環境設定情報を
データベースとして、または、ファイルシステム内の構
造化された文書として登録することを特徴とする請求項
23記載のシステム。 - 【請求項29】 文書の構造化として、SGML(IS
O 8879)によるマークアップを用いることを特徴
とする請求項28記載のシステム。 - 【請求項30】 協調作業内容から一意にグループを特
定できるように、予め協調作業内容とグループとの組を
登録する第2の登録手段を更に備えることを特徴とする
請求項21記載のシステム。 - 【請求項31】 前記協調作業内容はテレビ会議や協調
編集作業を含むアプリケーションであることを特徴とす
る請求項30記載のシステム。 - 【請求項32】 前記環境設定情報は、協調作業に係わ
るデータの作成や閲覧に関するデータアクセス権を含む
ことを特徴とする請求項21記載のグループ環境設定方
法。 - 【請求項33】 前記アクセス権は、 “none” :何も許さない、 “readonly” :読み出しのみ許す、 “appendable” :変更は許さないが、項目の追加のみ
は許す、 “insertable” :各項目の変更は許さないが、追加な
らびに項目間の関係の変更は許す、 “updatable ” :各項目ならびに項目間の関係の変更
を許す、 “deletable ” :消去を許す、 により指定されることを特徴とする請求項32記載のシ
ステム。 - 【請求項34】 前記環境設定情報は、他人の聴講許諾
に代表されるようなプライバシー保護の設定をを含むこ
とを特徴とする請求項21記載のシステム。 - 【請求項35】 前記環境設定情報は、協調作業ツール
等における議長権或は操作権の受け渡しのルールをを含
むことを特徴とする請求項21記載のシステム。 - 【請求項36】 前記環境設定情報は、マウス操作のボ
タンの意味付けやマウス操作のメニュー内容や協調作業
中の警告音等の操作情報を含むことを特徴とする請求項
21記載のシステム。 - 【請求項37】 前記環境設定情報は、グループを識別
可能な表示情報を含むことを特徴とする請求項21記載
のシステム。 - 【請求項38】 前記グループを識別可能な表示情報
は、マウスカーソル表示用のカラー、マウス操作のメニ
ューの表示色、協調作業の参加者の画面表示モード、参
加者画面の背景の塗りつぶしパターン、参加者画面の枠
の塗りつぶしパターン、参加者画面の枠のカラーのいず
れかを含むことを特徴とする請求項37記載のシステ
ム。 - 【請求項39】 前記環境設定情報は、協調作業の異な
る過程で使用される複数のアプリケーションの情報を含
み、 前記適用手段は、更に、前記複数のアプリケーションか
ら協調作業の過程に対応するアプリケーションを選択し
て、前記参加者の環境設定情報として適用することを特
徴とする請求項21記載のシステム。 - 【請求項40】 更に、前記参加者により、前記参加者
に適用された環境設定情報の所定の一部を冗長に保持
し、環境設定情報の選択に自由度を残す事を可能とする
指示手段を備えることを特徴とする請求項21記載のシ
ステム。
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---|---|---|---|
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US08/683,950 US6047288A (en) | 1995-07-20 | 1996-07-19 | Group environment setting method and system thereof to provide an equivalent environment for plural participants |
EP96305355A EP0756237B1 (en) | 1995-07-20 | 1996-07-22 | Group environment setting method and system thereof |
DE69623883T DE69623883D1 (de) | 1995-07-20 | 1996-07-22 | System und Verfahren zur Zuweisung von Gruppenumgebungsvariablen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020144476A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 株式会社リコー | 通信端末、通信システム、通信方法およびプログラム |
-
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- 1995-07-20 JP JP18419995A patent/JP3703171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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