JPH0934794A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0934794A
JPH0934794A JP7187528A JP18752895A JPH0934794A JP H0934794 A JPH0934794 A JP H0934794A JP 7187528 A JP7187528 A JP 7187528A JP 18752895 A JP18752895 A JP 18752895A JP H0934794 A JPH0934794 A JP H0934794A
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JP7187528A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujimoto
博之 藤本
Masakazu Kimura
雅一 木村
Toshihiro Nakayama
智弘 中山
Takanori Shiga
隆則 志賀
Yoshiyuki Fujita
佳幸 藤田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易かつ小規模な回路構成を有し、半導体記
憶装置内に設けるのに好適な乱数発生回路を提供する。 【構成】 半導体記憶装置内に設けられる乱数発生回路
を、半導体記憶装置内で使用される任意かつ複数のデー
タを入力され、そのパリティ演算値を乱数として出力す
る回路により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ保護機能を有す
る半導体記憶装置に関する。半導体記憶装置内に乱数発
生回路を設けることにより、発生した乱数を利用して半
導体記憶装置にデータの複製、盗用を防止する付加的機
能をもたせることができる。
【0002】
【従来の技術】通常、乱数発生回路は複数のカウンタや
分周器等で構成される。乱数発生回路の具体的な構成は
発生しようとする乱数の種類や必要な乱数の量等により
さまざまであるが、比較的単純な乱数を発生させる場合
でも複数の素子を使用して回路構成する必要があり、そ
の回路規模はある程度大規模とならざるを得ない。
【0003】一方、マスクROM、EPROM等のRO
Mでは、アドレスを指定して順次記3領域にアクセスす
ることにより比較的容易にその記憶内容を読み出すこと
ができる。従って、ROM内の記憶領域全ての記憶内容
を読み出すことにより、全く同一内容のROMを複製
し、あるいは、その記憶内容を改竄することも可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体記憶装置内に乱
数発生回路を設ける場合には、回路規模の増大を防止す
べく、なるべく小規模な回路構成で乱数発生回路を実現
することが望ましい。従って、複数のカウンタや分周器
を使用するような通常の乱数発生回路は半導体装置内に
設けるには不適当である。
【0005】また、上述のようなROMにはある種のプ
ログラムや特殊なデータ等、内容に秘密性がある情報が
記憶される場合がある。このため、記憶内容の秘密性保
持の観点から、複製、改竄等の目的で記憶データを読み
出すことを防止し、もしくは困難にすることが要求され
る。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、簡易かつ
小規模な回路構成で、半導体記憶装置内に設けるのに好
適な乱数発生回路を提供することにある。また、本発明
の第2の目的は、乱数発生回路により発生された乱数を
利用し、記憶データのコピー等を目的とする不正な読み
出しを防止することが可能な半導体記憶装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1記載の発明は、半導体記憶装置内で使用されるデータ
が入力され、前記データのパリティ演算値を乱数データ
として出力するように構成した。
【0008】また、請求項2記載の発明は、データ記憶
部と、半導体記憶装置内で使用される複数のデータのパ
リティ演算値を乱数データとして出力する乱数発生回路
と、前記データ記憶部から読み出された記憶データ及び
前記乱数発生回路により出力された乱数データが入力さ
れ、正常読み出し状態において前記記憶データを選択
し、不正読み出し状態において前記乱数データを選択し
て外部に出力する出力回路と、を有するように構成し
た。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、通常読み
出し状態においてはアクセスされないアドレスを記憶
し、入力アドレスが前記記憶アドレスと一致するか否か
を検出するアドレス一致検出回路と、アドレスの一致が
検出された場合に前記出力回路に乱数データを出力させ
るための制御信号を発生する出力データ制御部を有する
ように構成した。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、半導体記憶装置
は入力された半導体記憶装置内で使用するデータのパリ
ティ演算値を乱数データとして出力する。
【0011】請求項2記載の発明によれば、乱数発生回
路(10)は半導体記憶装置内で使用される複数のデー
タのパリティ演算値を乱数データとして出力回路(3
0)に出力する。
【0012】これにより出力回路(30)は、通常読み
出し状態においてはデータ記憶部(3)に記憶した記憶
データを選択して外部に出力し、不正読み出し状態にお
いては乱数データを選択して外部に出力する。
【0013】請求項3記載の発明によれば、アドレス一
致検出回路が通常読み出し状態においてはアクセスされ
ないアドレスを記憶し、入力アドレスが記憶アドレスと
一致するか否かを検出し、出力データ制御部(20)は
アドレスの一致が検出された場合に出力回路に乱数デー
タを出力させるための制御信号を発生する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
について説明する。第1実施例 まず、本発明の第1実施例について説明する。図1は、
本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置の構成を示
す。
【0015】アドレスバッファ1は、内部アドレス信号
を順次発生し、ロウデコーダ2、コラムデコーダ4及び
乱数発生回路10へ供給する。ロウデコーダ2は、制御
回路5から出力される制御信号に基づいてメモリセルア
レイ3の複数本の行アドレス線のいずれかを選択する。
【0016】メモリセルアレイ3は複数の行アドレス
線、列アドレス線、及び、メモリセルを有し、所定のデ
ータを記憶する。コラムデコーダ4は、制御回路5から
出力される制御信号に基づいてメモリセルアレイ3の複
数本の列アドレス線のいずれかを選択する。ロウデコー
ダ2及びコラムデコーダ4により選択されたメモリセル
3の記憶データは出力バッファ6へ出力される。メモリ
セルアレイ3から読み出される記憶データDの一部のデ
ータCはデータ切り換え回路30を介して出力バッファ
6へ入力される。制御回路5は、ロウデコーダ2及びコ
ラムデコーダ4へそれぞれ制御信号を供給し、また、後
述する出力データ制御回路20へ不正読み出しの有無に
関する制御データS 1 を供給するほか、各部に必要な制
御信号を供給して装置全体の制御も行う。
【0017】乱数発生回路10は、パリティ演算回路に
より構成される。即ち、この乱数発生回路は入力された
データに基づき“0”または“1”のデータをランダム
に出力する。より具体的には、アドレスバッファ1から
アドレスデータを受け取り、これに対してパリティ演算
を行い、その結果をデータ切り換え回路30へ供給す
る。乱数発生回路は通常、複数のカウンタや分周器等で
構成されるが、本発明においてはパリティ演算回路を使
用することで小さな回路規模で簡易に乱数を発生するこ
とが可能となる。
【0018】図2に乱数発生回路10の構成を示す。図
示のように、乱数発生回路10は、7個の排他的論理和
(EOR)回路を縦続接続してなり、演算結果として偶
数パリティを出力する。つまり、入力される8ビットの
アドレスデータA0a−A3bに含まれるデータ“1”の数
が奇数の場合に“1”を出力し、データ“1”の数が偶
数の場合に“0”を出力する。
【0019】図3(a)及び図3(b)に、この乱数発
生回路10の入出力データの真理値表を示す。なお、図
3(a)は、入力A0a−A3aと出力Y3a、及び、入力A
0b−A3bと出力Y3bの関係を示し、図3(b)は出力Y
3a−Y3bと出力Pとの関係を示す。
【0020】この真理値表から理解できるように、8ビ
ットのアドレスデータA0a−A3bのうちの奇数個(1、
3、5、7)のデータが“1”である場合にパリティ出
力データPは、“1”となり、偶数個(0、2、4、
6、8)のデータが“1”である場合にはパリティ出力
データPは“0”となる。このように、乱数発生回路1
0の入力に相互に関係の無い複数のデータを入力すれ
ば、その出力はメモリセルアレイ3の記憶データとは無
関係の一種の乱数データと捉えることができ、乱数発生
回路がパリティ演算回路により実現される。なお、本実
施例においては、パリティ演算回路を8入力としたが、
入力データの数はこれに限定されるものではない。
【0021】出力データ制御回路20は制御回路5から
の制御信号S1 に基づき、データ切り換え信号S2 をデ
ータ切り換え回路30へ供給する。データ切り換え信号
2は、メモリセルアレイ3が不正な読み出し状態にあ
る場合には“1”(Hレベル)となり、乱数発生回路1
0の出力データを出力バッファ6を介して外部へ出力さ
せる。一方、メモリセルアレイ3が正常な読み出し状態
にある場合には“0”(Lレベル)となりメモリセルア
レイ3の記憶データをそのまま外部へ出力させる。
【0022】図4に、出力データ制御回路20の構成を
示す。出力データ制御回路20は、図示のように、直列
接続したトランジスタTr1 −Tr5 からなるスイッチ
回路21と、バッファ等として機能するインバータ回路
22及び23と、を有する。
【0023】図5に、制御信号S1 、トランジスタTr
1 −Tr5 、ノードN1 及び制御信号S2 の関係を示
す。PチャネルトランジスタTr1 、Tr2 のしきい値
電圧(VT )が約−1.1V、Nチャネルトランジスタ
Tr3 のしきい値電圧が約0.7Vであるので、スイッ
チ回路は21は電源電圧Vcc+3Vをしきい値としてオ
ン/オフする。トランジスタTr4 及びTr5 のゲート
には電圧Vccが与えられており、常にオン状態にある。
但し、トランジスタTr4 及びTr5 はトランジスタT
1 −Tr3に比べ電流のドライブ能力が低く、オン状
態において流れる電流値は小さいものとする。
【0024】さて、制御回路5からの制御信号S1 がV
cc以下の場合には、トランジスタTr1 は、基板(サブ
ストレート)の電圧がゲート電圧を超えないためオフ状
態にあり、その結果トランジスタTr2 、Tr3 もオフ
状態にある。この時、トランジスタTr4 及びTr5
オン状態にあるため、ノードN1 は“0”となり、制御
信号S2 も“0”となる。制御信号S1 の電圧がVcc
超えると、まずトランジスタTr1 がオン状態になり、
トランジスタTr2 及びTr3 もオン状態へと移行し始
めるが、この時点では未だノードN1 は“0”のままで
ある。その後制御信号S1 の電圧が増加しVcc+3Vを
超えると、トランジスタTr1 −Tr3はオン状態にな
る。この場合、全てのトランジスタがオン状態になる
が、トランジスタTr4 及びTr5 を流れる電流は小さ
いため、トランジスタTr1 −Tr 3 を流れる電流のほ
とんどがインバータ回路22側へ流れ込み、ノードN1
は“1”となる。その結果、出力信号S2 も“1”とな
る。
【0025】以上の動作により、出力データ制御回路2
0は制御回路5から供給される制御信号S1 がVcc+3
V以下の場合には“0”を、制御信号S1 がVcc+3V
以上の場合には“1”を制御信号S2 として出力する。
【0026】データ切り換え回路30は、コラムデコー
ダ4からメモリセルアレイ3の出力データCを受け取る
とともに、乱数発生回路10からパリティ出力データP
を受け取り、出力データ制御回路20からのデータ切り
換え信号S2 に応じて上記のいずれかの信号を選択して
データDx として出力する。
【0027】データ切り換え回路30の一実施例を図6
(a)に、また、その真理値表を図6(b)に示す。デ
ータ切り換え回路30は、2つのAND回路30a及び
30b、NOT回路30c、及び、OR回路30dによ
り構成される。一方のAND回路30aには記憶データ
C、及び、NOT回路30cにより生成された制御信号
2 の反転信号が入力され、他方のAND回路30bに
は、パリティ出力データP及び制御信号S2 が入力され
る。2つのAND回路の出力はOR回路30dに入力さ
れ、OR回路30dは記憶データC及びパリティ出力デ
ータPのいずれかを制御信号S2 に応じて選択的に出力
する。即ち、図6(b)よりわかるように、データ切り
換え信号S2 が“0”の場合には、メモリセルアレイ3
の記憶データCがそのままデータDx として出力され
る。一方、データ切り換え信号S2が“1”の場合に
は、メモリセルアレイ3の記憶データCは出力されず、
代わりに乱数発生回路10からのパリティ出力データP
がデータDx として出力される。
【0028】データ切り換え回路30の他の実施例を図
7(a)に、また、その真理値表を図7(b)に示す。
図7(a)に示すデータ切り換え回路30は、3つのN
OR回路30e、30f、30g、及び、NOT回路3
0hにより構成される。NOR回路30eには記憶デー
タC及び制御信号S2 が入力され、NOR回路30fに
は、パリティ出力データP及びNOT回路30hにより
生成された制御信号S 2 の反転信号が入力される。2つ
のNOR回路30e及び30fの出力はNOR回路30
gに入力され、NOR回路30gは記憶データC及びパ
リティ出力データPのいずれかを制御信号S2 に応じて
選択的に出力する。この場合も同様に、データ切り換え
信号S2 が“0”の場合に記憶データCが、また、デー
タ切り換え信号S2 が“1”の場合にパリティ出力デー
タPが、データDx として出力される。コラムデコーダ
4から出力されるデータD及びデータ切り換え回路30
から出力されるデータDx は、出力バッファ6を介して
外部に出力される。
【0029】次に、実際の動作の流れを説明する。ま
ず、通常の動作状態(以下、「正常状態」という。)に
おいては、制御回路5は、所定の制御信号等を各部に供
給し、メモリセルアレイ3の所定のアドレスに記憶され
たデータが出力バッファ6に出力される。なお、そのデ
ータの一部はデータ切り換え回路30を経由する。ま
た、制御回路5は、メモリセルアレイ3の記憶データを
そのまま外部へ出力させるための制御信号S1 (Vcc
3V以下)を出力データ制御回路20へ供給しており、
出力データ制御回路20は“0”のデータ切り換え信号
2 をデータ切り換え回路30へ供給している。よっ
て、データ切り換え回路30はメモリセルアレイ3の記
憶データCをデータDx として出力バッファ6に供給し
ている(図6(b)、図7(b)参照)。その結果、出
力バッファ6からは、メモリセルアレイ3の記憶データ
が外部へ出力されている。以上が正常状態の動作であ
る。
【0030】次に、メモリセルアレイ3に対し不正な読
み出しが行われた場合の動作について説明する。本実施
例においては、不正な読み出しが行われているか否かの
判断は半導体記憶装置外部で行われる。即ち、当該半導
体記憶装置の搭載されているシステム内の他の部分が不
正な読み出しの有無を監視しており、不正な読み出しが
行われているか否かを示す信号を半導体記憶装置の外部
入力端子を介して制御回路5に供給する。制御回路5
は、不正な読み出しが行われていることを示す信号を受
け取った場合には(以下、「異常状態」という。)、メ
モリセルアレイ3の記憶データの外部出力禁止を指示す
る制御信号S1 (Vcc+3Vより大きい)を出力データ
制御回路20へ供給する。これをうけて、出力データ制
御回路20は、データ切り換え信号S2 としてハイレベ
ル(“1”)をデータ切り換え回路30へ供給する。よ
って、データ切り換え回路30は、メモリセルアレイ3
の記憶データCの出力を禁止し、代わりに乱数発生回路
10からのパリティ出力データPをデータDx として出
力バッファ6へ供給する。その結果、出力バッファ6か
らは、メモリセルアレイ3の記憶データの代わりにパリ
ティ出力データPが外部へ出力される。このようにし
て、不正読み出し時にはメモリセルアレイ3の記憶デー
タがそのまま出力されることが禁止され、記憶データの
コピーが防止される。以上が、異常状態での動作であ
る。なお、上記の例では不正な読み出しが行われている
か否かを示す信号は、半導体記憶装置外部から入力さ
れ、制御回路5を介して出力データ制御回路20へ供給
されているが、この信号を制御回路5を介さずに直接出
力データ制御回路20へ供給する構成としてもよい。
【0031】その後、不正な読み出しが行われているこ
とを示す信号が供給されなくなった場合には、制御回路
5は正常状態の動作に戻るべくメモリセルアレイ3の記
憶データをそのまま出力させるための制御信号S1 を出
力データ制御回路20に供給する。その結果、データ切
り換え回路30は記憶データCを出力し、出力バッファ
6からは通常どおりメモリセルアレイ3の記憶データが
外部へ出力されるようになる。第2実施例 次に、本発明の第2実施例について説明する。第1実施
例においては、外部から入力される不正読み出しを示す
信号に基づいて制御回路5が制御信号S1 を生成し、こ
れに応答して出力データ制御回路20がデータ切り換え
回路30へ切り換え信号S2 を供給していた。即ち、メ
モリセルアレイ3の記憶データの出力を禁止する指示は
半導体記憶装置外部から供給されていた。これに対し、
第2実施例では、不正読み出しの有無は半導体記憶装置
内の出力データ制御回路20が検出する。具体的には、
出力データ制御回路20は予め所定のアドレス値を記憶
しており、該アドレスが外部からアクセスされた場合に
不正読み出しが行われていると判断し、パリティ出力デ
ータを選択させるための切り換え信号S2 (“1”)を
データ切り換え回路30に出力する。
【0032】このような構成とするのは、以下の理由に
よる。通常、ROM等に特定のデータを記憶する場合、
必ずしもROM内の全てのアドレスに対してデータが書
き込まれるわけではない。記憶されるデータの量にもよ
るが、使用されない、即ち、データが書き込まれないア
ドレス(以下、「不使用アドレス」という。)が多少な
りとも存在するのが普通である。つまり、このROMを
普通に使用する場合には、不使用アドレスはアクセスさ
れない。しかしながら、ROMの記憶内容を複製等の目
的で読み出そうとする者は、全てのアドレスの記憶デー
タにアクセスすることになる。従って、そのような不使
用アドレスを予め記憶しておき、該アドレスがアクセス
された場合には不正な読み出しが行われるものと判断し
て、記憶データと関係のないパリティ出力データを外部
へ出力してやるのである。
【0033】図8に、第2実施例に係る出力データ制御
回路の構成を示す。図示のように、本実施例の出力デー
タ制御回路20は、アドレス一致検出部24と、ラッチ
回路25とを有する。アドレス一致検出部24は、エン
ハンスメント型トランジスタ、デプレッション型トラン
ジスタ、及びインバータ回路の組み合わせ回路が、アド
レス信号線の数(A0 −A19)だけ連結されてなる。ま
た、ラッチ回路25は、NOR回路25a、NOT回路
25b、25c及びコンデンサCを有している。
【0034】次に、動作を説明する。アドレス一致検出
回路24は、記憶アドレス値(アドレス一致回路内のト
ランジスタの配置により定まる)と入力アドレス(アド
レス信号A0 −A19により定まる)が一致した場合には
“0”を出力する。今、アドレス一致検出回路24の記
憶アドレスは、アドレス信号A0 が“1”、A1
“0”、…A19が“0”であるとする。この時、アドレ
ス信号A0 −A19のいずれか一つでも不一致であればそ
の箇所のトランジスタはオフ状態となり、出力S3
“1”となる。一方、入力アドレスが記憶アドレスと一
致した場合には、全てのトランジスタがオン状態になる
ため、出力S3 は“0”となる。ラッチ回路25は、一
度アドレスの一致が検出されると、その後どのアドレス
が入力されても電源がオフされない限り、“0”を出力
し続ける。
【0035】通常、電源投入時には記憶アドレスと入力
アドレスとは不一致であり、信号S 6 は“0”となる
が、信号S4 、S5 も“0”であるため信号S6 は瞬時
のうちに“1”になる。よって、アドレス不一致の状態
では、制御信号S2 は“0”となっている。その後、入
力アドレスが記憶アドレスと一致すると、即ち、入力ア
ドレスが前記の記憶アドレス(A0 が“1”、A1
“0”、…A19が“0”)と一致すると、信号S3
“0”、信号S4 は“1”となり、よって信号S6
“0”となる。その結果、制御信号S2 は“1”とな
る。一度信号S6 が“0”になると信号S5 は“1”に
なるので、その後は信号S4 のレベルに拘わらず信号S
6 は“0”を維持し、制御信号S2 は常に“1”とな
る。この制御信号S2は、データ切り換え回路30へ入
力され、メモリセルアレイの記憶データとパリティ出力
データとの切り換えがなされる。その結果、入力アドレ
スが記憶アドレスと一致した場合には、その後はメモリ
セルアレイの記憶データは出力されず、常にパリティ出
力データが外部へ出力される。従って、ユーザーが複写
等の目的で通常アクセスされないアドレスにアクセスし
た場合にはパリティ演算回路の乱数データが出力される
ので、記憶データのコピーを目的とする不正な読み出し
を防止することができる。なお、図8の例ではアドレス
一致検出回路24は特定の1アドレスを記憶したが、複
数のアドレスを記憶するように構成することも可能であ
る。その場合には直列接続されたトランジスタT00−T
191 からなる記憶部を複数設け、それらを並列接続すれ
ばよい。他の実施例 上述の実施例においては、乱数発生回路10の入力にア
ドレスバッファ1から出力されるアドレスデータを使用
しているが、この乱数発生回路10の入力には、半導体
記憶装置内で使用される他の種々のデータを利用するこ
とが可能である。
【0036】この他の例の構成を図9乃至図11に示
す。図9は、乱数発生回路10の入力として、メモリセ
ルアレイ3の記憶データを使用した場合を示し、図10
は、乱数発生回路10の入力として制御回路5内で使用
される複数の制御データを使用した場合を示す。また、
図11は、乱数発生回路10の入力として、アドレスバ
ッファ1からのアドレスデータ、メモリセルアレイ3の
記憶データ及び任意の制御データを使用した場合を示
す。先にも述べたように、本発明におけるパリティ演算
回路は乱数発生回路として機能しており、入力されるデ
ータは乱数の発生源として使用される。従って、入力さ
れるデータは特定の関係のデータである必要は無く、乱
数を発生するという観点からはむしろ相互に何らの相関
もないデータであるほうが好ましいともいえる。従っ
て、上記の例以外でも種々のデータを使用することが可
能である。
【0037】また、上記の実施例においては、メモリセ
ルアレイからの出力データの内の1ビットのみをパリテ
ィ出力データと切り換えて外部へ出力しているが、パリ
ティ演算回路、データ切り換え回路等を複数設けること
により、より多くのデータについてパリティ出力データ
との切り換えを行うように構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、半導体記憶装置はパリティ演算値を乱数データとし
て出力するので、簡易かつ小規模な回路構成にもかかわ
らず半導体記憶装置内に乱数発生回路を設けた場合と等
価となる。
【0039】また、半導体記憶装置に対して不正な読み
出しが行われていると判断された場合には、記憶データ
の代わりに乱数発生回路が発生した乱数データを外部へ
出力することとしたので、記憶データのコピー等を目的
とする不正な読み出しを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置の構
成を示す図である。
【図2】乱数発生回路の構成を示す図である。
【図3】図2に示す乱数発生回路の入出力を示す図であ
る。
【図4】出力データ制御回路の構成例を示す図である。
【図5】図4に示す出力データ制御回路の入出力関係を
示す図である。
【図6】データ切り換え回路の構成例を示す図、及び、
その入出力を示す図である。
【図7】データ切り換え回路の他の構成例を示す図、及
び、その入出力を示す図である。
【図8】出力データ制御回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図9】本発明に係る半導体記憶装置の他の実施例の構
成を示す図である。
【図10】本発明に係る半導体記憶装置の他の実施例の
構成を示す図である。
【図11】本発明に係る半導体記憶装置の他の実施例の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1…アドレスバッファ 2…ロウデコーダ 3…メモリセルアレイ 4…コラムデコーダ 5…制御回路 6…出力バッファ 10…乱数発生回路 20…出力データ制御回路 30…データ切り換え回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 智弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 志賀 隆則 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 藤田 佳幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体記憶装置内で使用されるデータが
    入力され、前記データのパリティ演算値を乱数データと
    して出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 データ記憶部(3)と、半導体記憶装置
    内で使用される複数のデータのパリティ演算値を乱数デ
    ータとして出力する乱数発生回路(10)と、前記デー
    タ記憶部から読み出された記憶データ及び前記乱数発生
    回路により出力された乱数データが入力され、通常読み
    出し状態において前記記憶データを選択し、不正読み出
    し状態において前記乱数データを選択して外部に出力す
    る出力回路(30)と、を有することを特徴とする半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 通常読み出し状態においてはアクセスさ
    れないアドレスを記憶し、入力アドレスが前記記憶アド
    レスと一致するか否かを検出するアドレス一致検出回路
    と、アドレスの一致が検出された場合に前記出力回路に
    乱数データを出力させるための制御信号を発生する出力
    データ制御部(20)を有することを特徴とする請求項
    3記載の半導体記憶装置。
JP7187528A 1994-08-03 1995-07-24 半導体記憶装置 Withdrawn JPH0934794A (ja)

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US08/509,641 US5781627A (en) 1994-08-03 1995-07-31 Semiconductor integrated circuit device with copy-preventive function
KR1019950023935A KR100235390B1 (ko) 1994-08-03 1995-08-03 복사 방지 기능을 갖는 반도체 집적회로 장치

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193523A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Seiko Epson Corp 乱数発生回路、電子機器、およびi/oセルのテスト方法

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JP2009193523A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Seiko Epson Corp 乱数発生回路、電子機器、およびi/oセルのテスト方法

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