JPH0934706A - クラス図記述支援装置 - Google Patents

クラス図記述支援装置

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JPH0934706A
JPH0934706A JP17835295A JP17835295A JPH0934706A JP H0934706 A JPH0934706 A JP H0934706A JP 17835295 A JP17835295 A JP 17835295A JP 17835295 A JP17835295 A JP 17835295A JP H0934706 A JPH0934706 A JP H0934706A
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JP
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JP17835295A
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Inventor
Takanobu Ando
孝信 安東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラス関連図の把握が容易でしかもその内容
を正確に理解できること。 【解決手段】 特定のクラスを同定可能にするために、
クラス群の間に存在する一般関連を全て表示する詳細表
示の機能と、理解容易性を向上させるために、クラス群
の基底クラス間の一般関連のみを表示する簡易表示の機
能を備え、ユーザがそれらを任意に切替えて表示可能と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばソフトウェ
ア開発においてオブジェクト指向分析設計手法による分
析や設計を支援するクラス図記述支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクト指向とは現実世界の「もの
(オブジェクト)」を構成単位としてソフトウェアを開
発しようという考え方で、近年多くのオブジェクト指向
分析設計手法が提案されている(例えば、参考文献:J.
Rumbaugh et al( 羽生田監訳):オブジェクト指向方法
論OMT、トッパン、1992、など)。手法毎に細かい相
違点はあるものの、いずれの手法もそれらの手法に固有
の数種類の図を用いて分析設計を進める。
【0003】オブジェクト指向分析設計法で用いる図の
一つにクラス関連図がある。クラス関連図は開発しよう
とする対象(システム)の静的な側面を表現する図であ
る。クラス関連図は、実世界の「もの」の概念をクラス
として表現し、これらのクラスを関連を用いて関係付け
ている。関連には大きく分けて、継承、集約、その他の
一般関連がある。継承とは、基底クラスと呼ばれる抽象
的なクラスと、その基底クラスの性質を受け継いだ派生
クラスと呼ばれる具象的なクラスとの間の関連である。
継承では、基底クラスには存在しない特徴を、派生クラ
スに付加することもできる。
【0004】このクラス関連図を記述するためのエディ
タを備えたクラス図記述支援装置が多数提案されてい
る。提案されているクラス図記述支援装置では、クラス
や関連線の描画機能を有している。クラスの描画では、
クラス名だけでなく、その属性や操作を任意に選択して
表示する機能を備えたものもある。また、関連線の描画
では、その継承、一般関連に加えて集約(所有関係を表
す)などの関連をその種類に応じた記号を用いて描画す
る機能を備えたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オブジェクト指向分析
設計法で用いるクラス関連図では、通常は何らかの関係
のあるクラスどうしを、関連線を用いてそれらのクラス
間に描画することで表現する。ここで、ある基底クラス
から、継承関連により派生クラスが導出されている場
合、この基底クラスと派生クラスを含めたクラスの集合
をクラス群と呼ぶことにする。また、図15に示すよう
に、派生クラスから、継承によって、さらに下の階層の
方向に派生クラスが存在する場合は、それらもクラス群
に含めるものとする。
【0006】通常、基底クラス間に一般関連がある場合
には、その関連も下位の派生クラスに継承される場合が
多いが、特定クラスのみと選択的に関連する場合もあ
る。これらの関連をクラス関連図上で表現するには、二
通りの方法が考えられる。
【0007】一つは関連するクラス群の両基底クラスど
うしのみを一般関連で結ぶ方法である。この方法では、
表示が簡略であるため概要を把握しやすいが、クラス群
中の特定のクラスのみと関連を持つ場合を表現できな
い。すなわち、特定のクラスを同定することができな
い。また、もう一つの方法は、関連するクラス群間に存
在する関連を全て描画する方法である。この方法では、
あるクラスが、特定のクラスとのみ関連している状態を
表現することができるが、クラス関連図が繁雑なものと
なり、理解の容易性が失われる。
【0008】本発明は、このような事情に基づきなされ
たもので、クラス関連図の把握が容易でしかもその内容
を正確に理解できるクラス図記述支援装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載のクラス図記述支援装置は、クラス群
間に存在する所定の関連を詳細に表示する詳細表示モー
ドと、前記クラス群のうちの特定のクラス間についての
所定の関連を簡易に表示する簡易表示モードとを備え、
前記詳細表示モードと前記簡易表示モードとを切替可能
としたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載のクラス図記述支援装置は、
クラス群間に存在する第1の関連を、所定の表示情報に
対応付けて記憶する第1の記憶手段と、前記クラス群間
に存在する第2の関連を記憶する第2の記憶手段と、前
記所定の表示情報に従ってクラス図を表示する手段と、
前記クラス群のうちの所定のクラスの間における前記第
1の関連を特定する手段と、前記第2の記憶手段に記憶
された第2の関連に基づいて、前記特定された第1の関
連についての前記所定のクラスに関係するクラス群を検
索し、該検索されたクラス群についての第1の関連を前
記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手
段によって抽出された第1の関連に対応付けられた所定
の表示情報を変更する手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0011】ここで、第1の記憶手段に記憶された第1
の関連とは、オブジェクト指向におけるオブジェクト間
の継承関係等の特定の関連を除いたものをいい、以下の
発明の実施の形態では、一般関連と呼んでいる。また、
第2の記憶手段に記憶された第2の関連とは、上記継承
関係等の特定の関連をいい、以下の発明の実施の形態で
は、継承関係と呼んでいる。さらに、所定のクラス間と
は、通常は、下位の継承関係にあるクラスを有するクラ
ス間のことをいうが、必ずしも下位の継承関係を有して
いるとは限らない。そして、これは、以下の発明の実施
の形態では、基底クラスと呼び、下位の継承関係にある
クラスを派生クラスと呼んでいる。また、前記抽出手段
により検索されるクラス群は、派生クラスのみならず、
他の基底クラスも抽出される場合がある。
【0012】請求項3記載のクラス図記述支援装置は、
クラス群間に存在する第1の関連を、所定の表示情報に
対応付けて記憶する第1の記憶手段と、前記クラス群間
に存在する第2の関連を記憶する第2の記憶手段と、前
記所定の表示情報に従ってクラス図を表示する手段と、
前記クラス群のうちの基底クラス間における前記第1の
関連を特定する手段と、前記第2の記憶手段に記憶され
た第2の関連に基づいて、前記基底クラスに関係するク
ラス群を検索し、該検索されたクラス群についての第1
の関連を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記クラス図の表示モードを選択する選択手段と、前記
抽出手段により抽出された第1の関連に対応付けられた
前記所定の表示情報を、前記選択手段により選択された
表示モードに応じて、変更する手段を具備したことを特
徴とする。
【0013】請求項4記載のクラス図記述支援装置は、
クラス群間に存在する第1の関連を、所定の表示情報に
対応付けて記憶する第1の記憶手段と、前記クラス群間
に存在する第2の関連を記憶する第2の記憶手段と、前
記所定の表示情報に従ってクラス図を表示する手段とを
備え、前記クラス群のうちの基底クラス間における前記
第1の関連を特定するステップと、前記第2の記憶手段
に記憶された第2の関連に基づいて、前記特定された第
1の関連についての前記基底クラスに関係するクラス群
を検索し、該前記検索されたクラス群についての第1の
関連を前記第1の記憶手段から抽出するステップと、前
記抽出するステップにより抽出された前記第1の関連に
対応付けられた所定の表示情報を変更するステップとか
らなることを特徴とする。
【0014】請求項5記載のクラス図記述支援装置は、
クラス群間に存在する第1の関連を、所定の表示情報に
対応付けて記憶する第1の記憶手段と、前記クラス群間
に存在する第2の関連を記憶する第2の記憶手段と、前
記表示情報に従ってクラス図を表示する手段とを備え、
前記クラス群のうちの基底クラス間における前記第1の
関連を特定するステップと、前記第2の記憶手段に記憶
された第2の関連に基づいて、前記基底クラスに関係す
るクラス群を検索し、該検索されたクラス群についての
第1の関連を前記第1の記憶手段から抽出するステップ
と、前記クラス図の表示モードを選択するステップと、
前記抽出ステップにより抽出された第1の関連に対応付
けられた前記所定の表示情報を、前記選択ステップによ
り選択された表示モードに応じて、変更するステップと
からなることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明では、特定のクラスを同定
可能にするために、クラス群の間に存在する一般関連を
全て表示する詳細表示の機能と、理解容易性を向上させ
るために、クラス群の基底クラス間の一般関連のみを表
示する簡易表示の機能を備え、ユーザがそれらを任意に
切替えて表示可能としているので、クラス関連図の把握
が容易でしかもその内容を正確に理解できる。
【0016】特に、本発明では、ユーザが指定した任意
の基底クラス間の一般関連に関係するクラス群を継承関
係を用いて抽出し、さらにその抽出されたクラス群につ
いての一般関連を特定している。これにより、複雑な機
構を用いる必要なく、一般関連を特定し、その表示状態
を変更するので、詳細表示と簡易表示との表示モードの
切替を容易に行うことができる。
【0017】すなわち、図1は本発明に係るクラス図記
述支援装置の概略構成を示すブロック図である。
【0018】同図に示すクラス図記述支援装置は、入出
力部10、ユーザインタフェース部20、図編集部3
0、表示変更部40及び分析設計情報保存部50から構
成される。
【0019】ユーザは、このクラス図記述支援装置が支
援するオブジェクト指向分析設計手法に基づき入出力部
10を通して分析設計を行う。ユーザがクラス関連図を
記述する際には図編集部30の図編集支援機能を用い
る。また、クラス間の関連の表示を詳細表示したり、省
略して簡略表示したりするため表示変更部40を用い
る。そして、記述されたクラス関連図は分析設計情報と
して分析設計情報保存部50に保存される。
【0020】図2は図1に示したクラス図記述支援装置
の詳細構成を示す図である。
【0021】同図に示すように、図1に示した入出力部
10及びユーザインタフェース部20は、入力装置1
1、表示部12及びディスプレイ13から構成される。
【0022】表示変更部40は、簡易表示と詳細表示の
選択処理を行う関連線選択部41、一般関連を簡易表示
する処理を行う一般関連簡易表示部42、一般関連を詳
細表示するための処理を行う一般関連詳細表示部43、
全体簡易表示の処理を行う全体簡易表示部44及び全体
詳細表示の処理を行う全体詳細表示部45から構成され
る。
【0023】分析設計情報保存部50は、各クラスの属
性や操作に関する情報を保存するクラス情報保存部5
1、クラス関連図に描かれたクラス間の継承関連情報が
保存される継承関連情報保存部52、クラス関連図に描
かれたクラス間の継承以外の一般関連情報が保存される
一般関連情報保存部53、クラス関連図内のすべての簡
易表示された一般関連情報を一時的に保存する一時情報
保存部54から構成される。
【0024】次に、このように構成されたクラス図記述
支援装置において、まず分析設計の動作、すなわち図編
集部30でクラス関連図を記述する動作を説明する。
【0025】図3は本実施例のクラス図記述支援装置が
支援するオブジェクト指向分析設計手法にて分析設計時
に記述するクラス関連図の記述例である。
【0026】ユーザは図編集部30を用いて図3に示す
ようなクラス関連図を記述する。なお、図中には表示さ
れていない細かな情報(例えば、メソッドの引数の型な
ど)もこの図編集部30を用いて入力される。
【0027】ここでは、このクラス関連図について簡単
に説明する。
【0028】クラス関連図には分析設計時に抽出したク
ラスを列挙し、それらの間の関連を記述する。図3の例
ではclassA、classA′、classA″、
classB、classB′、classB″の6つ
のクラスが存在する。各クラスはそれぞれ角の丸い四角
形で表されている。四角形内に書かれた文字は、上か
ら、クラス名、属性名、操作(メソッド)名を表す。例
えばclassAは一つの属性(attrA1)と2つ
の操作(methA1、methA2)を持つ。なお、
属性とはそのクラスのインスタンスが持つデータ、操作
とはそのクラスのインスタンスが持つ機能のことであ
る。属性、操作は必ずしも設定する必要はない。
【0029】クラス間にはそれらの間の関係に応じて関
連線が描かれる。図3の例では、classAとcla
ssA′、classAとclassA″、class
BとclassB′、classBとclassB″の
間には継承と呼ばれる関連が表示されている。この場
合、classAやclassBを基底クラスと呼び、
他のクラスをそれぞれの基底クラスの派生クラスと呼
ぶ。継承の関連は三角形を関連線の途中に描くことで表
される。また、classA′とclassB′、cl
assA″とclassBの間の関連は継承などの特定
の関連以外の一般関連を表す関連線である。本実施例で
はこの継承関連と一般関連の2通りの関連を扱うものと
する。
【0030】なお、図3は本実施例のクラス図記述支援
装置が支援するオブジェクト指向分析設計手法にて記述
されるクラス関連図の一例にすぎない。一般に他のオブ
ジェクト指向分析設計手法がこれと同じクラス関連図を
利用するとは限らないが、他のオブジェクト指向分析設
計手法を支援するクラス図記述支援装置での関連線の詳
細表示機能と簡易表示機能も本発明に含まれる。
【0031】次に、クラス情報保存部51、継承関連情
報保存部52、一般関連情報保存部53及び一時情報保
存部54に保存される情報の内容について説明する。こ
こでは、図3に示したクラス関連図を例に取り説明す
る。
【0032】クラス情報保存部51には、各クラスの属
性や操作に関する情報が記録される。すなわち、クラス
関連図中に存在する各クラス毎に、クラス名、属性名、
操作名及びそれらの型が記録される。また、そのクラス
が存在するクラス関連図上での位置情報も記録される。
【0033】以下がクラス情報の例である。
【0034】 継承関連情報保存部52には、クラス関連図に描かれた
クラス間の継承関連が記録されている。以下にその例を
示す。ここには「classA′はclassAを継承
している」、「classA″はclassAを継承し
ている」、「classB′はclassBを継承して
いる」、「classB″はclassBを継承してい
る」ことが記録されている。
【0035】 inherit( classA,classA′); inherit( classA,classA″); inherit( classB,classB′); inherit( classB,classB″); 一般関連情報保存部53には、クラス関連図に描かれた
クラス間の継承以外の一般関連が記録される。以下にそ
の例を示す。ここには「classAとclassBの
間には関連がある」、「classA′とclass
B′の間には関連がある」、「classA″とcla
ssBの間には関連がある」ことが記録されている。ま
た、現在表示されているかどうかを示す値も記録されて
いる。その値がonの時はその継承を表す関連は表示さ
れており、offの時はその継承を表す関連は表示され
ていないことを表す。実際には、この値をもとにして、
表示部12を通してディスプレイ13により表示/非表
示される。さらに、その一般関連が簡易表示されている
かどうかを示す値も記録される。その値がsimple
のときはその一般関連が簡易表示されていることを示
し、表示部12によって通常表示されているよりも太い
線で視覚的に区別されてディスプレイ13に表示され、
normalのときはその一般関連は簡易表示されてい
ないことを示し、現在表示されているかどうかを表す値
がonであれば、表示部12によって通常の線の太さで
ディスプレイ13に表示される。
【0036】 relate(classA,classB,on,n
ormal); relate(classA′,classB′,o
n,normal); relate(classA″,classB,on,
normal); 一時情報保存部54には、クラス関連図内に簡易表示さ
れた一般関連が存在するときに全体詳細表示を行った場
合に、クラス関連内のすべての簡易表示された一般関連
情報が保存される。また、一時情報保存部54に保存さ
れる情報は、次の全体簡易表示を行う際に消去される。
以下に、その例を示す。全体詳細表示を行うまでは、一
時情報保存部54には何も保存されていない。例えば、
図4に示すようにclassAとclassBの一般関
連を簡易表示している状態で全体詳細表示を行うと、一
時情報保存部54には以下の情報が保存される。
【0037】relate(classA,class
B,on,simple); 以上をまとめると、分析設計情報保存部50には図5に
示すような情報が保存されることになる。
【0038】ただし、この保存形態は、本実施例のクラ
ス図記述支援装置における一例に過ぎない。これ以外の
保存形態で分析設計情報を保存するクラス図記述支援装
置での詳細表示や簡易表示も本発明の範囲内にある。
【0039】次に、関連線選択部41による関連線の詳
細表示と簡易表示の切替えを図6に示すフローチャート
に基づき説明する。
【0040】すなわち、クラス関連図中の基底クラスに
接続された関連線をユーザが選択すると(ステップ60
1)、例えば図7に示すようなメニューが表示される
(ステップ602)。
【0041】そして、メニューの入力が簡易表示の場合
には(ステップ603)、簡易表示を行うため、一般関
連簡易表示処理が行われ(ステップ604)、メニュー
の入力が詳細表示の場合には(ステップ603)、詳細
表示を行うため、一般関連詳細表示処理が行われる(ス
テップ605)。
【0042】この後、関連線選択部41から表示部12
に対して表示変更指示が行われる(ステップ606)。
【0043】ここで、分析設計情報保存部50に保存さ
れた分析設計情報は、上述したようにクラス関連図(分
析設計の図)の画像情報そのものではなく、クラス関連
図に記述された論理的な内容を表現している。ユーザか
ら見れば、詳細表示と簡易表示を切替えると、その図の
表示内容が変化するが、クラス図記述支援装置内部で実
際に切替えているのは画像情報そのものではなく、分析
設計情報の一般関連情報の、その一般関連が現在表示さ
れているどうかを示す値であり、その値をもとに表示部
12によってディスプレイ13上へ表示/非表示や太線
表示を行う。
【0044】次に、ステップ603において簡易表示が
選択された場合の動作を図8に示すフローチャートに基
づき説明する。ここでは、図3においてclassAと
classBの間の関連を選択した場合を例に挙げて説
明する。
【0045】まず、一般関連情報保存部53に記録され
ている一般関連情報から、選択されている関連の両端の
クラスを調べる(ステップ801)。
【0046】この例では、上述したステップ601にお
いて、relate(classA,classB,o
n,normal)が選択されたと仮定すると、cla
ssAとclassBが両端のクラスであることが分か
る。
【0047】次に、両端のクラスと継承関連情報保存部
52の継承関連情報を基にして両端のクラスの派生クラ
スを含むクラス群を調べる(ステップ802)。
【0048】そして、各クラス群と一般関連情報保存部
53の一般関連情報を基にしてそれぞれのクラス群の間
に一般関連があるかどうかを調べる(ステップ80
3)。
【0049】この例では、図9に示すように一般関連情
報におけるclassA及びclassBからclas
sAまたはclassBを含む継承関連情報を辿ること
で、継承情報inherit(classA,clas
sA′);,inherit(classA,clas
sA″);,inherit(classB,clas
sB′);,inherit(classB,clas
sB″)からclassA′,classA″がcla
ssAの派生クラスであり、classB′,clas
sB″がclassBの派生クラスであることが分か
る。つまり、これによりclassA,class
A′,classA″が1つのクラス群を構成し、cl
assB,classB′,classB″が1つのク
ラス群を構成することが分かる。
【0050】また、図10に示すように、継承関連情報
における前記した各クラス群の各クラスに対応する一般
関連情報を辿ることで、一般情報relate(cla
ssA´,classB′,on,normal);,
relate(classA″,classB,on,
normal);からclassA′とclass
B′,classA″とclassBが関連しており、
さらにそれらが、現在表示中であることが分かる。
【0051】次に、図11に示すように、ステップ80
3で得られた一般関連情報のうち、現在選択している関
連以外で、現在表示中である一般関連の一般関連情報の
表示がされているかどうかを示す値をoffにする(ス
テップ804)とともに、選択した一般関連の一般関連
情報の簡易表示されているかどうかを示す値をsimp
leにする(ステップ805)。
【0052】この例では、一般関連情報relate
(classA´,classB′,off,norm
al);relate(classA″,class
B,off,normal);relate(clas
sA,classB,on,simple);となる。
【0053】そして、ステップ606で説明したよう
に、表示部12に一般関連情報保存部53の内容が変更
されたことを通知し、更新された一般関連情報の内容に
従って、ディスプレイ13にて表示の変更を行う。
【0054】以上の簡易表示の手順により、ディスプレ
イ13上のクラス関連図の表示は、図3の状態からは図
4のように、一般関連を簡略表示した状態になる。
【0055】次に、ステップ603において詳細表示が
選択された場合の動作を図12に示すフローチャートに
基づき説明する。ここでは、図3において、上記の簡易
表示の操作で、classA′とclassB′,cl
assA″とclassBの間の一般関連の表示が消さ
れている状態すなわち図4の状態から、ステップ603
において、classAとclassBの間の関連を選
択した場合を例に挙げて説明する。
【0056】まず、一般関連情報保存部53に保存され
ている一般関連情報から選択されている関連の両端のク
ラスを調べる(ステップ1201)。
【0057】この例では、ステップ603において、r
elate(classA,classB,on,si
mple)が選択されたのであるから、classAと
classBが両端のクラスであることが分かる。
【0058】次に、両端のクラスと継承関連情報保存部
52の継承関連情報を基づき両端のクラスのクラス群を
調べる(ステップ1202)。
【0059】そして、一般関連情報保存部53の一般関
連情報から両端のクラスのクラス群間の一般関連を調べ
る(ステップ1203)。
【0060】この例では、一般関連情報におけるcla
ssA及びclassBからclassAまたはcla
ssBを含む継承関連情報を辿ることで、継承情報in
herit(classA,classA′);inh
erit(classA,classA″);,inh
erit(classB,classB′);,inh
erit(classB,classB″);からcl
assA′,classA″がclassAの派生クラ
スであり、classB′,classB″がclas
sBの派生クラスであることが分かる。つまり、これに
よりclassA,classA′,classA″が
1つのクラス群を構成し、classB,class
B′,classB″が1つのクラス群を構成すること
が分かる。
【0061】また、継承関連情報における前記した各ク
ラス群の各クラスに対応する一般関連情報を辿ること
で、一般情報relate(classA´,clas
sB′,off,normal);relate(cl
assA″,classB,off,normal);
からclassA′とclassB′,classA″
とclassBが関連しており、さらに、現在表示され
ていないことが分かる。
【0062】次に、ステップ1203で得られた一般関
連情報のうち、現在選択している関連以外で、現在表示
されていない一般関連の一般関連情報の、表示されてい
るかどうかを示す値をonにする(ステップ1204)
とともに、選択されている一般関連の一般関連情報を簡
易表示をしているかどうかを表す値をnormalにす
る(ステップ1205)。
【0063】この例では、一般情報relate(cl
assA´,classB′,on,noraml);
relate(classA″,classB,on,
normal);relate(classA,cla
ssB,on,normal);となる。
【0064】そして、ステップ606で説明したよう
に、表示部12に一般関連情報保存部53の内容が変更
されたことを通知し、更新された一般関連情報の内容に
従って、ディスプレイ13にて表示の変更を行う。
【0065】以上の詳細表示の手順により、ディスプレ
イ13上のクラス関連図の表示は、図4の状態からは図
3のように、一般関連を詳細表示した状態になる。
【0066】次に、全体詳細表示及び全体簡易表示の動
作について説明する。ここで、全体詳細表示とは、クラ
ス関連図のうちある一部分について簡易表示されている
場合に、その簡易表示された部分も詳細表示して全体で
詳細表示することをいう。ただし、この場合、再びもと
の状態、すなわちクラス関連図のうちある一部分につい
て簡易表示されている状態にする必要があり、全体簡易
表示とは、この場合の表示をいう。
【0067】最初に、全体詳細表示の動作を図13のフ
ローチャートに基づき説明する。
【0068】まず、ユーザが入力装置11より全体詳細
表示部45に対して全体詳細表示を行うように指示す
る。
【0069】すると、全体詳細表示部45において、簡
易表示された関連図がクラス関連図内に存在するかどう
かを調べる。これは、例えば一般関連情報保存部53か
ら簡易表示されているかどうかを示す値がsimple
になっているものを抽出することによって行われる(ス
テップ1301)。 そして、抽出された一般関連情報
を一時情報保存部54に保存する(ステップ130
2)。
【0070】この後、上述した詳細表示の動作(図12
の動作)に従って、抽出されたすべての一般関連に対し
ても詳細表示を行うよう、一般関連情報保存部53の一
般関連情報を変更する(ステップ1303)。
【0071】そして、表示部12に一般関連情報保存部
53の内容が変更されたことを通知し(ステップ130
4)、更新された一般関連情報の内容に従って、ディス
プレイ13にて表示の変更を行う。
【0072】次に、全体簡易表示の動作を図14のフロ
ーチャートに基づき説明する。
【0073】まず、ユーザが入力装置11より全体簡易
表示44に対して全体簡易表示を行うように指示を出
す。
【0074】すると、一時情報保存部54の内容を調
べ、一時情報保存部54に保存されているすべての一般
関連の情報を用いて、全体簡易表示部44が該当する部
分について簡易表示を行うよう、一般関連情報保存部5
3の一般関連情報を変更する(ステップ1401)。
【0075】この後、一時情報保存部54の内容を消去
する(ステップ1402)。
【0076】そして、表示部12に一般関連情報保存部
53の内容が変更されたことを通知し(ステップ140
3)、更新された一般関連情報の内容に従って、ディス
プレイ13にて表示の変更を行う。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクラス図
記述支援装置によれば、クラス関連図において、理解容
易性を向上させるために、クラス関連図が複雑にならな
いようにする簡易表示する機能と、関連を正確に表現す
るための詳細表示をする機能が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクラス図記述支援装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したクラス図記述支援装置の詳細構成
を示す図である。
【図3】詳細表示されたクラス関連図の例を示す図であ
る。
【図4】簡易表示されたクラス関連図の例を示す図であ
る。
【図5】図1に示した分析設計情報保存部に保存される
分析情報をまとめた図である。
【図6】簡易表示と詳細表示の選択動作を示すフローチ
ャートである。。
【図7】簡易表示と詳細表示の選択メニュー表示画面で
ある。
【図8】簡易表示が選択された場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】詳細データの変遷を示す図である。
【図10】詳細データの変遷を示す図である。
【図11】詳細データの変遷を示す図である。
【図12】詳細表示が選択された場合の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】全体詳細表示合の動作を示すフローチャート
である。
【図14】全体簡易表示合の動作を示すフローチャート
である。
【図15】継承関係を説明するための図である。
【符号の説明】
10…入出力部 20…ユーザインタフェース部 30…図編集部 40…表示変更部 50…分析設計情報保存部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラス群間に存在する所定の関連を詳細
    に表示する詳細表示モードと、前記クラス群のうちの特
    定のクラス間についての所定の関連を簡易に表示する簡
    易表示モードとを備え、 前記詳細表示モードと前記簡易表示モードとを切替可能
    としたことを特徴とするクラス図記述支援装置。
  2. 【請求項2】 クラス群間に存在する第1の関連を、所
    定の表示情報に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 前記クラス群間に存在する第2の関連を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記所定の表示情報に従ってクラス図を表示する手段
    と、 前記クラス群のうちの所定のクラスの間における前記第
    1の関連を特定する手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された第2の関連に基づい
    て、前記特定された第1の関連についての前記所定のク
    ラスに関係するクラス群を検索し、該検索されたクラス
    群についての第1の関連を前記第1の記憶手段から抽出
    する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された第1の関連に対応付け
    られた所定の表示情報を変更する手段とを具備したこと
    を特徴とするクラス図記述支援装置。
  3. 【請求項3】 クラス群間に存在する第1の関連を、所
    定の表示情報に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 前記クラス群間に存在する第2の関連を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記所定の表示情報に従ってクラス図を表示する手段
    と、 前記クラス群のうちの基底クラス間における前記第1の
    関連を特定する手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された第2の関連に基づい
    て、前記基底クラスに関係するクラス群を検索し、該検
    索されたクラス群についての第1の関連を前記第1の記
    憶手段から抽出する抽出手段と、 前記クラス図の表示モードを選択する選択手段と、 前記抽出手段により抽出された第1の関連に対応付けら
    れた前記所定の表示情報を、前記選択手段により選択さ
    れた表示モードに応じて、変更する手段を具備したこと
    を特徴とするクラス図記述支援装置。
  4. 【請求項4】 クラス群間に存在する第1の関連を、所
    定の表示情報に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 前記クラス群間に存在する第2の関連を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記所定の表示情報に従ってクラス図を表示する手段と
    を備え、 前記クラス群のうちの基底クラス間における前記第1の
    関連を特定するステップと、 前記第2の記憶手段に記憶された第2の関連に基づい
    て、前記特定された第1の関連についての前記基底クラ
    スに関係するクラス群を検索し、該前記検索されたクラ
    ス群についての第1の関連を前記第1の記憶手段から抽
    出するステップと、 前記抽出するステップにより抽出された前記第1の関連
    に対応付けられた所定の表示情報を変更するステップと
    からなることを特徴とするクラス図記述支援方法。
  5. 【請求項5】 クラス群間に存在する第1の関連を、所
    定の表示情報に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 前記クラス群間に存在する第2の関連を記憶する第2の
    記憶手段と、 前記表示情報に従ってクラス図を表示する手段とを備
    え、 前記クラス群のうちの基底クラス間における前記第1の
    関連を特定するステップと、 前記第2の記憶手段に記憶された第2の関連に基づい
    て、前記基底クラスに関係するクラス群を検索し、該検
    索されたクラス群についての第1の関連を前記第1の記
    憶手段から抽出するステップと、 前記クラス図の表示モードを選択するステップと、 前記抽出ステップにより抽出された第1の関連に対応付
    けられた前記所定の表示情報を、前記選択ステップによ
    り選択された表示モードに応じて、変更するステップと
    からなることを特徴とするクラス図記述文援装置。
JP17835295A 1995-07-14 1995-07-14 クラス図記述支援装置 Withdrawn JPH0934706A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6809876B2 (en) 2001-07-18 2004-10-26 Nikon Corporation Optical element equipped with lanthanum fluoride film
JP2013196354A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> クラス図作成装置およびクラス図作成プログラム

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