JPH0934342A - ホログラム布帛又は合成皮革及びその製造方法 - Google Patents

ホログラム布帛又は合成皮革及びその製造方法

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JPH0934342A
JPH0934342A JP20377595A JP20377595A JPH0934342A JP H0934342 A JPH0934342 A JP H0934342A JP 20377595 A JP20377595 A JP 20377595A JP 20377595 A JP20377595 A JP 20377595A JP H0934342 A JPH0934342 A JP H0934342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮性を有する布帛又は合成皮革に転写した
ホログラム像が、布帛或いは合成皮革の伸縮によって、
その光輝性及び光沢性を損なうことがなく、耐久性の向
上したホログラム布帛又は合成皮革、及び熱変色による
意外性、変化の妙味が付加され、鮮やかな様相を呈する
ホログラム布帛又は合成皮革を提供する。 【解決手段】 布帛2又は合成皮革上に接着剤層3を設
け、前記接着剤層3上に伸縮性樹脂層4を介して金属蒸
着層6による任意の像が形成されており、前記金属蒸着
層上に、エンボス樹脂層5が設けられたホログラム布帛
1又は合成皮革及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホログラム布帛又は
合成皮革及びその製造方法に関する。更に詳細には、伸
縮性を有する布帛又は合成皮革にホログラム像を形成し
たホログラム布帛又は合成皮革及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、改ざん防止や装飾を目的として、
任意のホログラム像を設けたカード類、文房具類、電気
製品、書籍、カレンダー等が知られている。前記ホログ
ラム像は、プラスチックや紙等を材質とする基材表面
に、主としてホログラム転写シートから像を転写するこ
とにより形成される。前記した従来のホログラム像を形
成した物品は、プラスチックや紙等の硬質、或いは軟質
であっても伸縮性を伴わない材料を基材としたものであ
り、布帛や合成皮革等の伸縮性の材料を基材とした物品
には使用されていない。即ち、従来の転写シート等を用
いて布帛や合成皮革等にホログラム像を形成した物品
は、伸縮によってホログラム像の形態や光輝性を維持す
ることができず、しかも耐久性に乏しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、伸縮性を有
する布帛や合成皮革に形成したホログラム像が、布帛或
いは合成皮革の伸び縮みによって形態や光輝性を損なう
ことなく、長期間使用することができると共に、熱変色
性顔料を含有したホログラム布帛や合成皮革の場合、ホ
ログラム像の視覚効果と相まって熱変色による意外性、
変化の妙味を付加することのできるホログラム布帛又は
合成皮革及びその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ホログラム布帛又
は合成皮革は、布帛又は合成皮革上に接着剤層を設け、
前記接着剤層上に伸縮性樹脂層を介して金属蒸着層によ
る任意の像が形成されており、前記金属蒸着層上に、エ
ンボス樹脂層が設けられているホログラム布帛又は合成
皮革を要件とする。更には、前記伸縮性樹脂層は、熱変
色性顔料が樹脂中に分散状態に固着されてなり、熱変色
性顔料が樹脂固形分100重量部に対して5乃至100
重量部配合されてなる、10乃至200μmの厚みの層
であるホログラム布帛又は合成皮革を要件とする。更
に、フィルム基材上に離型層、エンボス樹脂層、金属蒸
着層を順次積層したホログラム転写シートの前記金属蒸
着層上に任意の像のレジスト層を形成し、酸或いはアル
カリ性溶液で処理して金属蒸着層の任意の像を形成した
後、伸縮性樹脂層、次いで接着剤層を全面に塗布形成
し、布帛又は合成皮革に貼着する、転写によるホログラ
ム布帛又は合成皮革の製造方法を要件とする。
【0005】前記伸縮性樹脂層は、布帛や合成皮革の伸
縮によって生じる応力によりエンボス面に破断を生じる
ことを抑制し、更に破断を生じた場合には、ホログラム
のエンボス配列の乱れを防止するために用いられる層で
あって、ゴム状弾性の高い樹脂を主体として構成され
る。前記伸縮性樹脂層は、布帛や合成皮革の伸長時に生
じるホログラム像の変形による破断を伸縮性樹脂層の復
元力によって原位置に戻し、亀裂を生じていても元のホ
ログラム効果を発現できるようにする。又、伸長から収
縮する過程において、ホログラムが布帛の繊維間に金属
蒸着層の一部が埋没することも防止する。前記伸縮性樹
脂層は厚みが10乃至200μmの層であって、連続し
た均質な層であることが好ましい。厚みが10μm未満
ではホログラムを保護する効果が不十分であり、200
μmを越えると層が厚くなるため、布帛や合成皮革の柔
軟な風合いを損ねる。又、不連続且つ不均質な層では伸
縮した場合に伸縮性樹脂層自体に割れが生じ易く、ホロ
グラムの保護が不十分になる。前記伸縮性樹脂として
は、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、可塑化成分を30%以上含む塩化
ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、ポリア
ミド樹脂等を挙げることができるが、特に、ポリウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、軟質塩化ビニ
ル系樹脂は可撓性及び柔軟性及び強度を満足するため、
好適に用いられる。又、伸縮性樹脂を塗布する方法とし
ては、ロータリースクリーン印刷、スクリーン印刷、ド
クターコート、ナイフコート、エアナイフコート、リバ
ースコートグラビア印刷、スプレー塗装等が挙げられ
る。
【0006】更に、前記伸縮性樹脂層中に熱変色性顔料
を含有して該層に熱変色機能を付与すると、ホログラム
像の視覚効果と共に熱変色効果が付与され、変色前後の
様相が異なり、意匠性が高まる。前記熱変色性顔料とし
ては、電子供与性呈色性有機化合物と、電子受容性化合
物と、呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体の
三成分を含む熱変色材料、例えば特公昭51−3541
4号公報、特公昭51−44706号公報、特公平1−
17154号公報等に記載されている熱変色性材料、即
ち、 (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない鎖式脂肪族1価アルコールの三成分を必須成分
とした可逆性熱変色材料。または、 (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない脂肪族1価アルコールと極性の置換基を有さな
い脂肪族モノカルボン酸から得た極性の置換基を有さな
いエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分とした
可逆性熱変色材料。または、 (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールから得た極性の置換基を有
さないエステルのいずれかより選んだ化合物の三成分を
必須成分とし、これを微小カプセルに内包した可逆性熱
変色材料。あるいは、 (4)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールとから得た極性の置換基を
有さないエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分
とし、これをビヒクル中に溶解又は分散してなる熱変色
性材料。又は、本出願人が提案した特公平4−1715
4号公報に記載されている、大きなヒステリシス特性を
示して変色する色彩記憶性感温変色性熱変色性材料即
ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線
の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇
させていく場合と逆に変色温度より高温側から下降させ
ていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイ
プの変色材であり、低温側変色点と高温側変色点の間の
常温域において、前記低温側変色点以下又は高温側変色
点以上の温度で変化させた状態を記憶保持出来る特徴を
有する熱変色材料。又は、本出願人が提案した特公平1
−29398号公報に記載した如き、温度変化による色
濃度−温度曲線に関し、3℃以下のヒステリシス幅をも
つ、高感度の熱変色性材料の如き、従来の熱変色性材料
を微小カプセルに内包させて適用したものが好適に用い
られる。
【0007】尚、前記熱変色性顔料は、伸縮性樹脂層が
ホログラム配列の乱れを防止する効果を損なわない程度
に添加される。添加量としては、通常、樹脂固形分10
0重量部に対して、熱変色性顔料固形分5乃至100重
量部添加される。100重量部を越える添加量では伸縮
性樹脂樹脂層が連続層となりえず、布帛の伸長によるホ
ログラム像の破断が生じ易くなる。又、5重量部未満の
添加量では、十分な熱変色効果が得られない。
【0008】前記エンボス樹脂層としては、不飽和ポリ
エステル樹脂、アクリル−ウレタン樹脂、アクリル酸エ
ステル樹脂、アクリルアミド樹脂、ニトロセルロース樹
脂、ポリスチレン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹
脂等の樹脂を用いて、グラビアコート、ロールコート、
スクリーン印刷、オフセット印刷等の方法で0.5乃至
20μmの厚みに塗布して、ホログラム画像が形成され
たホログラムマスター版を加熱圧着し、エンボス加工を
施して得ることができる。
【0009】前記金属蒸着層は、エンボス樹脂層上に、
Al、Cr、Ni、Sn、Fe、Co、Cu、Pb、S
b、Mg、Cd、Bi等の金属を200乃至2000Å
の厚みで蒸着して形成される。
【0010】前記金属蒸着層のエッチング処理として
は、従来より公知の金属蒸着層上にレジストインキで任
意の像を印刷し、ついで、酸又はアルカリ溶液に浸積し
た後、洗浄し、レジストインキを塗布していない部分の
金属蒸着層を除去して処理される。処理後、不要のレジ
スト層は除去してもよいし、その後の製造工程に悪影響
がなければ除去することなく適用できる。前記レジスト
層を形成するインキは、耐酸或いは耐アルカリ性を有
し、且つ金属蒸着層に対して密着性を有するレジストイ
ンキが好適に用いられ、前記インキにより任意の像をグ
ラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等の方法
により印刷する。
【0011】前記レジストインキとしては、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、アルキッド
樹脂、セルロース樹脂等の樹脂を、一種又は二種以上水
性又は油性媒体中に溶解して用いることができる。
【0012】前記酸又はアルカリ溶液としては、1規定
程度の塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、シュウ酸、或いは、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム溶液
等を加温して用いる。
【0013】尚、前記エンボス樹脂層と金属蒸着層が積
層されたホログラム層を得るためには、一般に市販され
ているホログラム転写箔を用いることもできる。前記ホ
ログラム転写箔は、主にフィルム基材上に離型層、エン
ボス樹脂層、金属蒸着層、一般に用いられる接着剤層或
いはホットメルト接着剤層が順次積層された構成であっ
て、本発明においては、接着剤或いはホットメルト接着
剤が塗布されていないものを使用することが好ましい。
本発明において好適に使用されるホログラム転写箔とし
ては、フィルム基材が厚み12乃至75μmのPETフ
ィルム(二軸延伸ポリエチレンテレフタレート)、厚み
12乃至100μmのナイロンフィルム、厚み12乃至
50μmのポリプロピレンフィルム、厚み16乃至50
μmの硬質塩化ビニルフィルム等を使用したものが寸法
安定性、コスト面から好適に用いられる。又、離型層は
転写時にフィルム基材を剥離し易くするために用いら
れ、厚み0.5乃至5μmのアクリル樹脂、アミノアル
キッド樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、酢酸ビニル
樹脂等を用いることができる。
【0014】前記市販のホログラム転写箔を用いて製造
されたホログラム布帛又は合成皮革は、フィルム基材を
剥離するとエンボス樹脂層上に離型層が残る。しかしな
がら、前記離型層は本発明の伸縮性を有する布帛或いは
合成皮革の柔軟な風合い、及びホログラム効果を阻害す
ることがないため、そのまま放置してもよい。
【0015】前記ホログラム像を設けた積層体と布帛又
は合成皮革を貼着する際に用いられる接着剤の材質とし
ては、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、ジアクリルフタレート樹脂、オレフィン
系樹脂、塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。又、接着剤
層の形成手段としては、グラビアコート、ロールコー
ト、ドクターコート、スクリーン印刷等の手段により1
乃至20μmの厚みに印刷される。前記接着剤を塗布し
た後、布帛又は合成皮革にラミネートする。ラミネート
は、ドライラミネート、ウエットラミネート、ヒートラ
ミネートのいずれの方法でもよい。
【0016】前記布帛としては、織物布、不織布、編物
布、パイル生地等を挙げることができる。
【0017】
【作用】前記の如くして得たホログラム布帛又は合成皮
革は、布帛又は合成皮革の伸縮に同調して伸縮する伸縮
性樹脂層をホログラム像との間に介在させており、伸縮
に伴って生じるホログラム像の変形による破断を復元力
によって原位置に戻して、常に正常にホログラム効果を
発現できると共に、通常の布帛や合成皮革と同様の柔軟
性と風合いを有する。又、前記した製造方法によって、
布帛或いは合成皮革に設けたホログラム像の耐久性は向
上する。更に、熱変色性顔料を含有したホログラム布帛
や合成皮革の場合、ホログラム像を設けていない部分が
熱変色するため、変色前と変色後は色彩の異なった様相
を呈する。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施例1(図1参照) エンボス樹脂層5、金属蒸着層6が順次積層されたホロ
グラム形成層の金属蒸着層側にエッチング処理を施して
〔レジストインキ(スチレン−マレイン酸水溶液、固形
分10重量%、可溶化剤としてアンモニアを用いる)を
用いて任意の像を形成して乾燥させ、1N塩酸溶液に浸
漬し、ついで水洗する〕、不要な金属蒸着層を除去し、
ついで、0.5%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄して、ホ
ログラム像上のレジストインキを除去した。
【0019】前記ホログラム像上に、伸縮性樹脂層4と
してウレタンエマルジョン(固形分50重量%)を、ド
クターコートを用いて、50g/m2 になるように塗布
した。尚、前記ウレタンエマルジョンが乾燥した後の、
層の厚みは20〜30μmであった。ついで、接着剤層
3として、油性ウレタン接着剤(固形分25重量%)を
リバースコートにより20g/m2 になるように塗布
し、乾燥後、布帛2として40デニールの白色ナイロン
ダブルトリコットを貼り合わせてホログラム布帛1を得
た。
【0020】前記ホログラム布帛1は柔軟性に富み、通
常の布帛と同様の風合いを有する。又、前記布帛は、伸
長時にホログラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢
性が失われるが、伸びが復元するにつれて、ホログラム
の干渉効果も元に戻る。
【0021】実施例2(図1参照) エンボス樹脂層5、金属蒸着層6が順次積層されたホロ
グラム形成層の金属蒸着層側に、エッチング処理を施し
て〔レジストインキ(スチレン−マレイン酸水溶液、固
形分10重量%、可溶化剤としてアンモニアを用いる)
を用いて任意の像を形成して乾燥させ、1N塩酸溶液に
浸漬し、ついで水洗する〕、不要な金属蒸着層を除去
し、ついで、0.5%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し
て、ホログラム像上のレジストインキを除去した。
【0022】前記ホログラム像に、伸縮性樹脂層4とし
て、熱変色性顔料100重量部(固形分50重量%、消
色温度30℃、着色温度15℃、黒色から無色に可逆的
に変色する)、ウレタンエマルジョン100部(固形分
50重量%)からなる熱変色性伸縮性樹脂(顔料と樹脂
の固形分の重量比1:1)を、ドクターコートを用い
て、50g/m2 になるように塗布した。尚、熱変色性
インキが乾燥した後の、伸縮性樹脂層の厚みは20〜3
0μmであった。ついで、接着剤層3として、油性ウレ
タン接着剤(固形分25重量%)をリバースコートによ
り20g/m2 になるように塗布し、乾燥後、布帛2と
して40デニールの白色ナイロンダブルトリコットを貼
り合わせてホログラム布帛1を得た。
【0023】前記ホログラム布帛1は柔軟性に富み、通
常の布帛と同様の風合いを有する。又、前記布帛は、伸
長時にホログラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢
性が失われるものの、伸びが復元するにつれて、ホログ
ラムの干渉効果も元に戻る。尚、前記ホログラム布帛1
は、15℃以下ではホログラム像以外の部分が熱変色性
顔料により黒色を呈するため、ホログラム像とその干渉
光を際立ださせることができる。又、30℃以上では熱
変色性顔料が消色して布帛の白色を呈するため、ホログ
ラム像とその干渉光は目立たなくなる。前記二様相は、
15℃乃至30℃の温度範囲で選択的に取り得ることが
でき、又この様相は繰り返し行うことができる。
【0024】実施例3(図2参照) PETフィルム基材上に、離型層9、エンボス樹脂層
5、金属蒸着層6が順次積層されたホログラム転写箔の
金属蒸着層側に、エッチング処理を施して〔レジストイ
ンキ(スチレン−マレイン酸水溶液、固形分10重量
%、可溶化剤としてアンモニアを用いる)を用いて任意
の像を形成して乾燥させ、1N塩酸溶液に浸漬し、つい
で水洗する〕、不要な金属蒸着層を除去し、ついで、
0.5%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄して、ホログラム
像上のレジストインキを除去してホログラム像転写箔を
得た。
【0025】前記ホログラム像上に、伸縮性樹脂層4と
してウレタンエマルジョン(固形分50重量%)を、ド
クターコートを用いて、50g/m2 になるように塗布
した。尚、前記ウレタンエマルジョンが乾燥した後の、
伸縮性樹脂層4の厚みは20〜30μmであった。つい
で、接着剤層3として、油性ウレタン接着剤(固形分2
5重量%)をリバースコートにより20g/m2 になる
ように塗布し、乾燥後、布帛2として40デニールの白
色ナイロンダブルトリコットを貼り合わせた。24時間
後、PETフィルムを剥離してホログラム布帛1を得
た。
【0026】前記ホログラム布帛1は柔軟性に富み、通
常の布帛と同様の風合いを有する。又、前記布帛は、伸
長時にホログラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢
性が失われるが、伸びが復元するにつれて、ホログラム
の干渉効果も元に戻る。
【0027】実施例4(図2参照) PETフィルム基材上に、離型層9、エンボス樹脂層
5、金属蒸着層6が順次積層されたホログラム転写箔の
金属蒸着層側に、エッチング処理を施して〔レジストイ
ンキ(スチレン−マレイン酸水溶液、固形分10重量
%、可溶化剤としてアンモニアを用いる)を用いて任意
の像を形成して乾燥させ、1N塩酸溶液に浸漬し、つい
で水洗する〕、不要な金属蒸着層を除去し、ついで、
0.5%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄して、ホログラム
像上のレジストインキを除去してホログラム像転写箔を
得た。
【0028】前記ホログラム像に、伸縮性樹脂層4とし
て、熱変色性顔料100重量部(固形分50重量%、消
色温度30℃、着色温度15℃、黒色から無色に可逆的
に変色する)、ウレタンエマルジョン100部(固形分
50重量%)からなる熱変色性伸縮性樹脂(顔料と樹脂
の固形分の重量比1:1)を、ドクターコートを用い
て、50g/m2 になるように塗布した。尚、熱変色性
インキが乾燥した後の、伸縮性樹脂層4の厚みは20〜
30μmであった。ついで、接着剤層3として、油性ウ
レタン接着剤(固形分25重量%)をリバースコートに
より20g/m2 になるように塗布し、乾燥後、布帛2
として40デニールの白色ナイロンダブルトリコットを
貼り合わせた。24時間後、PETフィルムを剥離して
ホログラム布帛1を得た。
【0029】前記ホログラム布帛1は柔軟性に富み、通
常の布帛と同様の風合いを有する。又、前記布帛は、伸
長時にホログラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢
性が失われるものの、伸びが復元するにつれて、ホログ
ラムの干渉効果も元に戻る。尚、前記ホログラム布帛1
は、15℃以下ではホログラム像以外の部分が熱変色性
顔料により黒色を呈するため、ホログラム像とその干渉
光を際立ださせることができる。又、30℃以上では熱
変色性顔料が消色して布帛の白色を呈するため、ホログ
ラム像とその干渉光は目立たなくなる。前記二様相は、
15℃乃至30℃の温度範囲で選択的に取り得ることが
でき、又この様相は繰り返し行うことができる。
【0030】実施例5(図3参照) PETフィルム基材上に、離型層9、エンボスフィルム
層5、金属蒸着層6、ホットメルト接着剤層が順次積層
されたホログラム転写箔〔日本コーバン(株)製〕のホ
ットメルト接着剤層を、80℃の温水で洗浄して除去し
た後、レジスト層7として、レジストインキ(アクリル
エマルジョンインキ)を用いて任意の像を形成して乾燥
させ、5%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、不要な金
属蒸着層を除去してホログラム像転写箔を得た。
【0031】伸縮性樹脂層4として、熱変色性顔料(2
0℃以下で赤色、20℃以上で無色を呈する)30部、
アクリル樹脂30部、キシレン20部、酢酸ブチル20
部からなる熱変色性伸縮性樹脂を、エアレス塗装機を用
いて、乾燥時の厚みが50μmになるように噴霧して乾
燥した。ついで、接着剤層3として、アクリル系接着剤
(固形分25重量%)を20g/m2になるように塗布
し、乾燥後、布帛2として70デニールのポリエステル
タフタと貼り合わせた。24時間後、PETフィルム基
材を剥離してホログラム布帛1を得た。
【0032】前記ホログラム布帛1は柔軟性に富み、通
常の布帛と同様の風合いを有する。又、前記布帛は、伸
長時にホログラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢
性が失われるものの、伸びが復元するにつれて、ホログ
ラムの干渉効果も元に戻る。尚、前記ホログラム布帛1
は、20℃以下ではホログラム像以外の部分が熱変色性
顔料により赤色を呈するため、ホログラム像の視覚効果
と相まって鮮やかな様相を呈する。又、20℃以上では
熱変色性顔料が消色してポリエステルタフタの白色を呈
するため、ホログラム像とその干渉光は目立たなくな
る。又、この様相は繰り返し行うことができる。
【0033】実施例6(図4参照) PETフィルム基材上に、離型層9、エンボス樹脂層
5、金属蒸着層6、ホットメルト接着剤層8が順次積層
されたホログラム転写箔(クルツ社製)の金属蒸着層側
に、レジスト層7として、レジストインキ(スチレン−
マレイン酸水溶液、固形分10重量%、可溶化剤として
アンモニアを用いる)を用いて任意の像を形成して乾燥
させ、1N塩酸溶液に浸漬した後、水洗し、不要なホッ
トメルト接着剤層及び金属蒸着層を除去してホログラム
像転写箔を得た。
【0034】前記ホログラム像に、伸縮性樹脂層4とし
て、熱変色性顔料100重量部(固形分50重量%、消
色温度30℃、着色温度15℃、黒色から無色に可逆的
に変色する)、ウレタンエマルジョン100部(固形分
50重量%)からなる熱変色性伸縮性樹脂(顔料と樹脂
の固形分の重量比1:1)を、ドクターコートを用い
て、50g/m2 になるように塗布した。尚、熱変色性
インキが乾燥した後の、伸縮性樹脂層の厚みは20〜3
0μmであった。ついで、接着剤層3として、油性ウレ
タン接着剤(固形分25重量%)をリバースコートによ
り20g/m2 になるように塗布し、乾燥後、布帛2と
して40デニールの白色ナイロンダブルトリコットを貼
り合わせた。24時間後、PETフィルムを剥離してホ
ログラム布帛1を得た。
【0035】前記ホログラム布帛1は柔軟性に富み、通
常の布帛と同様の風合いを有する。又、前記布帛は、伸
長時にホログラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢
性が失われるものの、伸びが復元するにつれて、ホログ
ラムの干渉効果も元に戻る。尚、前記ホログラム布帛1
は、15℃以下ではホログラム像以外の部分が熱変色性
顔料により黒色を呈するため、ホログラム像とその干渉
光を際立ださせることができる。又、30℃以上では熱
変色性顔料が消色して布帛の白色を呈するため、ホログ
ラム像とその干渉光は目立たなくなる。前記二様相は、
15℃乃至30℃の温度範囲で選択的に取り得ることが
でき、又この様相は繰り返し行うことができる。
【0036】実施例7 PETフィルム基材上に、離型層、エンボス樹脂層、金
属蒸着層、接着剤層が順次積層されたホログラム転写箔
(クラウン社製)の接着剤層側に、レジストインキ(ア
ルキッドインキ♯500、セイコーアドバンス社製)を
用いて任意の像を形成して乾燥させ、85℃の飽和炭酸
ナトリウム水溶液に15秒間浸漬した後、水洗して不要
な金属蒸着層及び接着剤層を除去してホログラム像転写
箔を得た。
【0037】前記ホログラム像上に、伸縮性樹脂層とし
て、熱変色性顔料100重量部(固形分50重量%、消
色温度40℃、着色温度10℃、青色から無色に可逆的
に変色する)、ウレタンエマルジョン100部(固形分
50重量%)からなる熱変色性伸縮性樹脂(顔料と樹脂
の固形分の重量比1:1)を、ドクターコートを用い
て、50g/m2 になるように塗布した。尚、熱変色性
インキが乾燥した後の、伸縮性樹脂層の厚みは20〜3
0μmであった。ついで、接着剤層として、油性ウレタ
ン接着剤(固形分25重量%)をリバースコートにより
20g/m2 になるように塗布し、乾燥後、布帛2とし
て40デニールの白色ナイロンダブルトリコットを貼り
合わせた。24時間後、PETフィルムを剥離してホロ
グラム布帛を得た。
【0038】前記ホログラム布帛は柔軟性に富み、通常
の布帛と同様の風合いを有する。又、前記布帛は、伸長
時にホログラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢性
が失われるものの、伸びが復元するにつれて、ホログラ
ムの干渉効果も元に戻る。尚、前記ホログラム布帛は、
10℃以下ではホログラム像以外の部分が熱変色性顔料
により青色を呈するため、ホログラム像とその干渉光を
際立ださせることができる。又、40℃以上では熱変色
性顔料が消色して布帛の白色を呈するため、ホログラム
像とその干渉光は目立たなくなる。前記二様相は、10
℃乃至40℃の温度範囲で選択的に取り得ることがで
き、又この様相は繰り返し行うことができる。
【0039】実施例8 PETフィルム基材上に、離型層、エンボス樹脂層、金
属蒸着層、接着剤層が順次積層されたホログラム転写箔
(クルツ社製)の接着剤層側に、エッチング処理を施し
〔レジストインキ(スチレン−マレイン酸水溶液、固形
分10重量%、可溶化剤としてアンモニアを用いる)を
用いて任意の像を形成して乾燥させ、1N塩酸溶液に浸
漬し、ついで水洗する〕、不要な金属蒸着層及び接着剤
層を除去し、ついで、0.5%炭酸ナトリウム水溶液で
洗浄して、ホログラム像上の接着剤層及びレジストイン
キを除去してホログラム像転写箔を得た。
【0040】熱変色性顔料(30℃以下で緑色、30℃
以上で無色を呈する)10部、ピンク色蛍光顔料〔日本
触媒(株)製〕3部、塩化ビニル粉末43部、DINP
40部、エポキシ化大豆油4部からなる熱変色性伸縮性
樹脂を、ナイフコーターを用いて、乾燥時の厚みが18
0μmになるように塗布し、160℃で3分間乾燥し
た。ついで、油性ウレタン接着剤(固形分20重量%)
をグラビアにより20g/m2 になるように塗布し、乾
燥後、合成皮革〔人口皮革、商品名エクセーヌ、東レ
(株)製〕と貼り合わせた。24時間後、PETフィル
ムを剥離してホログラム合成皮革を得た。
【0041】前記ホログラム合成皮革は柔軟性に富み、
通常の合成皮革と同様の風合いを有する。又、前記ホロ
グラム合成皮革は、伸長時にホログラムの干渉効果が損
なわれて光輝性、光沢性が失われるものの、伸びが復元
するにつれて、ホログラムの干渉効果も元に戻る。尚、
前記合成皮革は、30℃以下ではホログラム像以外の部
分が熱変色性顔料により緑色を呈するため、ホログラム
像とその干渉光を際立ださせることができる。又、30
℃以上では熱変色性顔料が消色してピンク色を呈し、ホ
ログラム像の視覚効果と相まって、鮮やかな様相を呈す
る。又、この様相は繰り返し行うことができる。
【0042】比較例1 実施例3のホログラム像転写箔に、伸縮性樹脂層を塗布
せずに、同様の油性ウレタン接着剤を塗布し、白色ナイ
ロンダブルトリコットと貼り合わせた。PETフィルム
基材を剥離して得たホログラム布帛は、伸長時にホログ
ラムの干渉効果が損なわれて光輝性、光沢性が失われ、
伸びが復元してもホログラムの干渉効果は復元しなかっ
た。
【0043】比較例2 実施例4の熱変色性顔料を、同様の白色ナイロンダブル
トリコットに塗布して乾燥後、油性ウレタン接着剤を用
いてホログラム像転写箔を貼り合わせた。24時間後、
PETフィルム基材を剥離してホログラム布帛を得た。
前記ホログラム布帛は熱変色性インキが布帛に浸透する
ため柔軟性に欠け、通常の布帛のような風合いを有しな
い。又、伸長時にホログラムの干渉効果が損なわれて光
輝性、光沢性が失われ、伸びが復元してもホログラムの
干渉効果は復元しない。更に、ホログラム像を保護する
層を有しないため、擦過によりホログラム像が剥離した
り、転写したホログラム像のエンボス層にくずれが生
じ、ホログラム効果が少ないといった不具合を生じた。
【0044】応用例1 実施例4で得たホログラム布帛を縫製して人形用ドレス
を作製したところ、30℃以上では熱変色性顔料が消色
して布帛の白色を呈するため、ホログラム像とその干渉
光は目立たず、白色の地味なドレスが視覚される。又、
15℃以下に冷却するとホログラム像を設けていない部
分が熱変色性顔料により黒色を呈するため、ホログラム
像とその干渉光を際立ださせることができ、ホログラム
像の視覚効果と相まって色彩の鮮やかなドレスになる。
前記2つの様相は、15℃乃至30℃の温度範囲で選択
的に取り得ることができ、又、この様相は繰り返し行う
ことができる。
【0045】応用例2 実施例8で得たホログラム合成皮革に撥水処理を施し、
縫製して雨具として使用したところ、通常は熱変色性顔
料が消色しているためホログラム像とその干渉光は目立
たないが、雨が降って20℃以下に冷却されるとホログ
ラム像を設けていない部分が熱変色性顔料により赤色を
呈するため、ホログラム像とその干渉光を際立ださせる
ことができ、安全性の高い雨具を得ることができた。
【0046】
【発明の効果】本発明のホログラム布帛又は合成皮革
は、伸縮性を有する布帛又は合成皮革に転写したホログ
ラム像が、布帛或いは合成皮革の伸縮によって、その光
輝性及び光沢性を損なうことがないホログラム布帛又は
合成皮革を提供することができる。又、前記伸縮性樹脂
層中に熱変色性顔料を含有したホログラム布帛や合成皮
革の場合、ホログラム像の形態と光輝性及び光沢性を損
なわないことに加えて、ホログラム像の視覚効果と相ま
って熱変色による意外性、変化の妙味が付加され、鮮や
かな様相を呈することができる。更に本発明の如きホロ
グラム布帛又は合成皮革の製造方法により、布帛と同様
の柔軟性、及び風合いを有すると共に、ホログラム像の
光輝性、光沢性を損なわず、然も、耐久性の向上したホ
ログラム転写布帛又は合成皮革を提供することができ
る。従って、本発明のホログラム布帛又は合成皮革は、
織物布、不織布、編物布、パイル生地、合成皮革等を基
本素材として、衣料用品、インテリア用品、玩具用品
等、あらゆる繊維製品に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ホログラム布帛の拡大縦断面図である。
【図2】本発明ホログラム布帛の他の実施例の拡大縦断
面図である。
【図3】本発明ホログラム布帛の他の実施例の拡大縦断
面図である。
【図4】本発明ホログラム布帛の他の実施例の拡大縦断
面図である。
【符号の説明】
1 ホログラム布帛 2 布帛 3 接着剤層 4 伸縮性樹脂層 5 エンボス樹脂層 6 金属蒸着層 7 レジスト層 8 ホットメルト接着剤層 9 離型層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布帛又は合成皮革上に接着剤層を設け、
    前記接着剤層上に伸縮性樹脂層を介して金属蒸着層によ
    る任意の像が形成されており、前記金属蒸着層上に、エ
    ンボス樹脂層が設けられていることを特徴とするホログ
    ラム布帛又は合成皮革。
  2. 【請求項2】 前記伸縮性樹脂層は、熱変色性顔料が樹
    脂中に分散状態に固着されてなり、熱変色性顔料が樹脂
    固形分100重量部に対して5乃至100重量部配合さ
    れてなる、10乃至200μmの厚みの層である請求項
    1記載のホログラム布帛又は合成皮革。
  3. 【請求項3】 フィルム基材上に離型層、エンボス樹脂
    層、金属蒸着層を順次積層したホログラム転写シートの
    前記金属蒸着層上に任意の像のレジスト層を形成し、酸
    或いはアルカリ性溶液で処理して金属蒸着層の任意の像
    を形成した後、伸縮性樹脂層、次いで接着剤層を全面に
    塗布形成し、布帛又は合成皮革に貼着することを特徴と
    する、転写によるホログラム布帛又は合成皮革の製造方
    法。
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