JPH0933919A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0933919A
JPH0933919A JP7184142A JP18414295A JPH0933919A JP H0933919 A JPH0933919 A JP H0933919A JP 7184142 A JP7184142 A JP 7184142A JP 18414295 A JP18414295 A JP 18414295A JP H0933919 A JPH0933919 A JP H0933919A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal layer
refractive index
display device
light
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Application number
JP7184142A
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English (en)
Inventor
Junichi Hirakata
純一 平方
Shinichi Komura
真一 小村
Ikuo Hiyama
郁夫 檜山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コントラストが高く、ペーパーホワイトあるい
はカラー表示が可能な反射型液晶表示装置の提供。 【構成】対向配置され、少なくとも一方が透明で電極を
有する一対の基板1,8、前記基板間に挾持された液晶
層5、前記基板間に一定のギャップを与えるスペーサを
挾持してなる液晶パネル、前記液晶層を通過した光の反
射光量を変化させる反射板10、前記電極間に電圧を印
加して前記液晶層の透過光量を変化させる制御手段、前
記液晶層の透過光量を変化させるための電圧波形を発生
させる駆動手段を備えた液晶表示装置であって、前記液
晶層5と前記反射板10との間に前記基板面に対し垂直
方向から傾いて入射する光を全反射させ、かつ、前記液
晶層と屈折率の大きさが異なる媒体9が配置されている
液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコントラストが高く、ペ
ーパーホワイトあるいはカラー表示が可能な反射型液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反射型液晶表示装置において、白
表示の反射光を大きくするために指向性反射板を用いる
方式が提案されている(特開昭51−69646号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置
(LCD:リキッドクリスタルディスプレイ)には白黒
表示、あるいはカラー表示を行うために、液晶層の下に
白色蛍光灯からなるバックライトが配置されてきた。
【0004】しかし、このバックライトシステムは消費
電力が大きく、携帯型LCDには不向きである。これを
解決するために反射型LCDが開発されている。
【0005】例えば、PDLC(ポリマーディスパーズ
ドリキッドクリスタル)、DSM(ダイナミックスキャ
ッタリングモード)等の散乱型LCDでは、電圧の印加
により液晶層の散乱効果を利用した白表示と、光の透過
と反射板の反射率を低くした光吸収型の反射板による黒
表示を行う。
【0006】この場合、白表示を得るためには液晶層の
厚さ(セル厚)を厚くする必要があるが、駆動電圧、応
答速度の制約から必要以上に厚くできなかった。そのた
め反射板の黒色が透けて見えることと、白表示の明るさ
の低下、即ち、コントラスト比の低下が問題となった。
【0007】また、PDLC等の吸収型LCDでは、有
色の2色性色素、例えば、黒色素を液晶層に添加するこ
とにより黒表示を、電圧印加状態で光の液晶層透過と反
射板の反射率を高くした光の拡散反射により白表示が得
られるようにした。
【0008】しかし、黒表示を得るためにはセル厚を厚
くする必要があるが上記と同様の理由からできなかっ
た。そのため反射板の白色が透けて見えることと黒表示
の明るさ上昇、即ち、コントラスト比の低下が問題とな
った。
【0009】本発明の目的は、コントラストが高く、ペ
ーパーホワイトあるいはカラー表示が可能な反射型LC
Dを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
【0011】対向配置され、少なくとも一方が透明で電
極を有する一対の基板、前記基板間に挾持された液晶
層、前記基板間に一定のギャップを与えるスペーサを挾
持してなる液晶パネル、前記液晶層を通過した光の反射
光量を変化させる反射板、前記電極間に電圧を印加して
前記液晶層の透過光量を変化させる制御手段、前記液晶
層の透過光量を変化させるための電圧波形を発生させる
駆動手段を備えた液晶表示装置であって、 〔1〕 前記液晶層と前記反射板との間に前記基板面に
対し垂直方向から傾いて入射する光を全反射させ、か
つ、前記液晶層と屈折率の大きさが異なる媒体(以下、
全反射機能を有する媒体と云う)を配置する。
【0012】液晶分子の長軸方向が一定方向に配列した
配向と、液晶分子の長軸方向が無秩序な配列の配向との
2状態の配向を、前記電極間に電圧を制御,印加するこ
とにより変化させて、液晶層の透過光量を変化させ表示
する。
【0013】液晶層が散乱状態と透過状態の2状態間の
配向変化で表示を行う表示モードとしては、PDLC、
DSM、STN(スーパーツイステッドネマチック)等
の散乱モードであればいずれも使用可能である。
【0014】〔2〕 前記液晶層が二色性色素を含み、
該二色性色素により前記液晶層の透過光量を変化させ
る。
【0015】液晶層が吸収状態と透過状態の2状態間の
配向変化で表示を行う表示モード、PDLC、STN、
TN(ツイステッドネマチック)、平行配向ネマチッ
ク、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等の光の吸収を利用
する表示モードあればいずれも使用可能である。
【0016】〔3〕 前記液晶層が誘電率異方性を有
し、前記液晶層の厚さdが3μm以上、屈折率異方性Δ
nが1.3以下で、かつ、d・Δnが0.2〜1.2μm
とする。
【0017】STN、TN、平行配向ネマチック、強誘
電性液晶、反強誘電性液晶モード等の複屈折を利用する
表示であればいずれも使用可能である。
【0018】〔4〕 前記液晶層の屈折率をnLC、前記
全反射機能を有する媒体の屈折率をnDとしたとき、n
LC>nD、かつ、nLC/nD≧1.05とする。
【0019】ここで、上記媒体は、その屈折率の大きさ
が液晶層の平均の屈折率と異なるものであれば、いずれ
も使用可能であるが、液晶層の平均の屈折率よりも小さ
くすることにより、前記媒体への入射角が大きくなり、
全反射が発生し易いので、より効果的である。
【0020】〔5〕 前記全反射機能を有する媒体が、
基板面に対し垂直方向から入射した光の透過率が90%
以上とする。
【0021】上記全反射機能を有する媒体は、前記入射
光の透過率が90%以上であれば有機,無機いずれの材
料でもよく、コントラスト比の低下による画質の低下が
生じない。
【0022】〔6〕 前記全反射機能を有する媒体が複
数の薄膜層からなり、かつ、隣合う媒体の屈折率を異な
らせる。
【0023】上記媒体は単層構造ではなく、複数層構造
を有する媒体でもよい。その際、媒体の屈折率を隣合う
媒体間で異ならせることで、より全反射機能が増す。ま
た、1層よりも2層、2層よりも3層と層数が多い程有
効である。
【0024】〔7〕 前記全反射機能を有する媒体がm
層の薄膜層からなるとき、前記薄膜層の屈折率を液晶層
に近い側から順に、n1、n2、n3、nmとしたときnLC
>n1>n2>n3>nmとする。
【0025】〔8〕 前記全反射機能を有する媒体の反
射率を20%以下とする。
【0026】
〔9〕 前記全反射機能を有する媒体が前
記2枚の基板間に配置する。
【0027】前記媒体の配置としては、液晶層を一対の
基板で挟み入射光側とは反対の基板の外側に前記媒体を
配置するか、さらに光吸収板または反射板を配置する
か、あるいは2枚の基板間に配置する等いずれも可能で
ある。
【0028】2枚の基板間に配置する方法は、ガラス等
の基板の屈折率の影響を受けない。また、この方法にお
いて前記媒体は液晶層と基板の間であれば、液晶層と配
向膜の間、基板と電極の間等いずれの場所に配置しても
よい。
【0029】〔10〕 前記電極の屈折率をnITO、前
記液晶層の屈折率をnLCとしたとき、nLC≧nITOとす
る。
【0030】前記全反射機能を有する媒体として、従来
のLCDで使用されている部材を兼用することも可能で
ある。ここでは電極に全反射機能を持たせたが、配向
膜、絶縁膜、カラーフィルター、平坦化膜等いずれも兼
用可能である。
【0031】〔11〕 前記基板と前記液晶層の間に前
記液晶層の配向を制御する配向膜が配置され、前記配向
膜の屈折率をnAL、前記液晶層の屈折率をnLCとしたと
き、nLC≧nALとする。
【0032】〔12〕 前記基板と前記液晶層の間に絶
縁膜が配置され、前記絶縁膜の屈折率をnI、前記液晶
層の屈折率をnLC、としたとき、nLC≧nIとする。
【0033】〔13〕 前記反射板の反射率が10%以
下とする。
【0034】散乱型LCDでは、反射板に黒色等の光を
吸収する物質を使用するが、反射率が低い物質、特に、
反射率が10%以下の物質であれば、有機,無機あるい
は金属材料のいずれでも使用可能である。
【0035】〔14〕 少なくとも3種の異なる光の吸
収スペクトルを有する反射板を配置する。
【0036】散乱型LCDでは、反射板に黒色等の光を
吸収する物質を使用するが、代わりに赤,青,緑,黒、
あるいは紫,水色,黄,黒等のすくなくとも3種の光の
吸収スペクトルを有する画素が、モザイク状あるいはス
トライプ状に配置された吸収板を使用することにより反
射型カラー表示が可能となる。
【0037】〔15〕 前記基板の一方が不透明であ
り、かつ反射板を兼ねる。
【0038】前記全反射機能を有する媒体が一対の基板
間に配置される場合、入射光側とは反対側の基板は不透
明でもよい。その場合、基板が反射あるいは吸収板、さ
らには全反射機能を有する媒体を兼ねてもよい。
【0039】また、液晶層を挾持する基板として、透明
ガラス基板に代え、ポリカーボネート、アクリル樹脂、
PET、PES等のプラスチック基板を使用することが
でき、これにより表示装置の軽量化を図ることが可能で
ある。さらに電極を持たない基板にプラスチック製のフ
ァイバープレートやレンズアレイなどの視差解消部材を
用いることにより視角特性を向上することができる。
【0040】
【作用】本発明のLCDが、コントラストが高く、ペー
パーホワイトあるいはカラー表示が可能な理由は、液晶
層と反射板の間に基板面に垂直方向から傾いて入射する
光を全反射させ、かつ、全反射機能を有する媒体を配置
することにより、散乱モードでは反射散乱光が大きくな
り明るい白表示が得られ、吸収モードでは黒表示透過率
がより低くなるためである。以下、本発明の作用を図を
用いて説明する。
【0041】図1は、本発明のLCDの素子構造の模式
断面図である。図1において液晶層5、は2枚の基板
1,8により挟持され、基板1,8にはITO(インジ
ウムチンオキサイド)等の透明な電極2,6が配置さ
れ、基板面に垂直方向に電界が印加される。
【0042】また、基板8の外側には反射板10が、基
板8と反射板10との間には液晶層5と屈折率の異なる
全反射機能を有する透明な全反射拡散板9が配置され、
さらに基板2と電極6との間に電極からの漏れ電流と、
不純物イオンの溶解を防ぐために絶縁膜7を配置した
り、電極2と液晶層5との間に液晶を一方向に配向させ
る配向膜3を、また、配向膜3と電極2との間に平坦化
膜4を、さらに基板の外側には偏光板を配置してもよ
い。
【0043】次に、LCDの表示原理と、反射型LCD
のコントラスト比〔白表示反射率(輝度)と黒表示反射
率(輝度)の比〕の低下について説明する。
【0044】図2は、散乱モード反射型LCDとして使
用されているPDLC(ポリマーディスパーズドリキッ
ドクリスタル)素子の模式断面図を示す。液晶層は2枚
の透明ガラス基板1,8に挟まれ、透明ガラス基板面に
はITO(インジウムチンオキサイド)等の透明電極
(図示省略)が配置され、基板面に垂直な方向に電界の
印加が可能である。液晶分子はPVA(ポリビニルアル
コール)等の高分子中に分散されている。
【0045】図2(a)は、電界無印加のOFF状態を
示し、球状のPVAカプセル11中に分散された液晶粒
子12の液晶分子は、無秩序な配向をしている。この状
態の液晶層に入射光13が入射すると、入射角度によら
ず入射光は屈折,拡散反射(反射光14)して、その表
示は白表示(ペーパーホワイト)となる。
【0046】一方、図2(b)は、電界印加のON状態
を示し、液晶分子の長軸は電界に平行、即ち、基板面に
垂直な配向となる。この状態で液晶層に入射した入射光
13は、拡散,反射せずに屈折のみ生じて透過光15と
なり、黒色の光吸収板10に到達して吸収され黒表示と
なる。
【0047】上記の白表示の輝度と黒表示の輝度との比
がコントラスト比となり、LCDにおいてはその値が大
きいのが望ましい。
【0048】ここでOFF状態の白表示は、液晶層の厚
さ(セルギャップ)に依存し、厚い方が望ましい。しか
し、PDLCでは20μm以上になると、駆動電圧が高
くなり実用的でないので、現状では10μm程度であ
る。この場合の液晶層の反射率は30%程度で、残りの
光(透過光15)は黒色の光吸収板10に到達,吸収さ
れるために白表示が灰色となり、コントラスト比が低下
する。
【0049】これを解決するため、本発明では液晶層と
光吸収板との間に、基板面に垂直方向から傾いて入射す
る光を全反射させ、かつ、上記全反射機能を有する媒体
(全反射拡散板9)を配置した。
【0050】図3は、LCDを搭載した携帯型情報処理
装置の模式断面図である。一般に、これらのLCDは事
務室等の屋内で使用される場合が多く、図示すようにL
CDを水平面からのLCD角度24が60〜80度傾斜
して使用される。このとき、天井方向からの光が最大と
なるため基板面法線21に対する入射光の入射角度22
は、約60〜80度で入射する。
【0051】散乱モードのLCDでは約70%の光が拡
散反射せず、黒色吸収板に光が到達して白表示の輝度が
低下する。これを解決するには黒色吸収板に光を到達さ
せない機能を有する媒体を配置すればよい。拡散板やプ
リズムシートを配置する例が報告(1994年液晶討論
会P342、富士通)されているが、いずれも黒表示輝
度が上昇してしまうと云う問題がある。
【0052】本発明は、上記全反射機能を有する媒体を
LCDに配置し、黒色の吸収板に光を到達させないよう
にした。
【0053】図4は本発明のLCDにおいて、液晶層を
通過する光の光路を示す模式断面図である。液晶層を通
過した光は散乱効果により、全方向から媒体9に入射す
るのが理想的であるが、実際は拡散が不十分で、空気の
屈折率を1、ガラスの屈折率を1.5、液晶層の平均の
屈折率を1.6とし、最も光量が大きく天井方向から約
80度の角度で媒体9に入射する光を全反射させるに
は、媒体9の屈折率を1.5以下にすればよい。
【0054】全反射させなくても入射角、反射角を大き
くすることで、黒色吸収板に到達する光が減少し、コン
トラスト比を向上できる。
【0055】次に二色性色素を用いた吸収型LCDのコ
ントラスト比向上について説明する。図2(a)におい
て、液晶と黒色の二色色素とをPVA等の高分子中に分
散する。電界無印加のOFF状態では球状のPVAカプ
セル中に分散された液晶分子と二色性色素長軸は無秩序
な配向をしている。この状態で光が入射した場合、入射
角度によらず入射光は色素に吸収されるため黒表示とな
る。
【0056】一方、図2(b)の電界印加のON状態で
は、液晶分子の長軸は電界に平行、即ち、基板面に垂直
に配向し、それに伴って二色性色素の長軸も配向し、入
射光は拡散反射せず屈折のみ生じて、白色の拡散反射板
に到達しペーパーホワイトとなる。
【0057】また、黒表示は液晶層の厚さ(セルギャッ
プ)に依存し、厚い方が望ましいが、散乱型と同様の理
由であまり厚くできない。そのため入射光は白色反射板
に到達し、黒表示が灰色になり、コントラスト比が低下
する。
【0058】この場合も、液晶層と吸収板との間に、基
板面に垂直方向から傾いて入射した光を全反射させ、か
つ、上記全反射機能を有する媒体を配置することで解決
できる。即ち、液晶層を透過した光の屈折角が大きく、
全反射して白色反射板に到達せず、コントラスト比は低
下しない。
【0059】上記の全反射機能を有する媒体の屈折率の
大きさについて説明する。図4においては、反射板(あ
るいは吸収板)に入射する光の入射角を大きくすればよ
い。そのためには液晶層の平均の屈折率とその大きさが
異なる媒体を配置すればよく、特に、液晶層の平均の屈
折率よりも小さいものを用いると、前記媒体への入射角
が大きくなって全反射(反射角20と全反射角25)が
発生し易くなり、より効果的である。
【0060】液晶層の屈折率をnLC、媒体の屈折率をn
Dとしたとき、入射角が基板面から45度以上の光を全
反射するためには、nLC/nD≧1.4、60度以上では
LC/nD≧1.15、75度以上ではnLC/nD≧1.0
5であることが望ましい。一般に、携帯型LCDは事務
室等の屋内で使用する場合が多く、この場合、入射角7
5度の光が最も多いため、nLC/nD≧1.05が好まし
い。
【0061】このとき、全反射機能を有する媒体の基板
面に、垂直方向から入射した光の透過率を90%以上と
することで、コントラスト比低下による画質の低下を防
ぐことができる。基板面に垂直方向から入射した光の透
過率が高い媒体であれば有機,無機のいずれの材料も使
用可能である。具体的にはTACフィルム、ポリカーボ
ネート(PC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポ
リエーテルスルホン(PES)、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)の使用が可能である。さらには空気層
(屈折率1.0)を配置してもよい。
【0062】また、上記媒体として、図5に示すように
複層構造の媒体がよい。その際、媒体の屈折率を隣合う
媒体間で異ならせることで、全反射機能の効果が増し、
1層よりも2層、2層よりも3層と層数が多い程効果が
ある。さらにまた、積層薄膜の屈折率を液晶層に近い側
から順に、n1、n2、n3、nmとしたとき、nLC>n1
>n2>n3>nmとすると、図5に示すように屈折角は
徐々に大きくなり、全反射機能が向上する。
【0063】上記媒体は、入射光側とは反対の基板の外
側に配置し、さらに光吸収板(または反射板)を配置す
る方法、あるいは基板間に配置する方法のいずれも可能
である。基板間に配置する方法は、ガラス等の基板の屈
折率の影響を受けない。
【0064】また、液晶層と配向膜の間、基板と電極の
間に配置してもよい。また、基板、電極、配向膜、平坦
化膜、絶縁膜または液晶層の各屈折率を異ならせること
により同様の機能を持たせることができる。
【0065】一方、散乱型LCDでは反射板に黒色等の
光吸収物質を使用するが、反射率が10%以下の反射率
が低い物質を用いることでコントラスト比が向上する。
また、少なくとも3種の異なる光の吸収スペクトルを有
する反射板を配置することで、反射型のカラー表示が可
能となる。
【0066】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。
【0067】〔実施例 1〕本実施例の素子構造の模式
断面図を図6に、また、該LCDの駆動回路の構成を示
すブロック図を図7にそれぞれ示す。
【0068】基板1,8としては厚さ1.1mm、屈折
率1.5の表面を研磨したガラス基板を2枚用いる。こ
の基板1,8間に誘電率異方性Δεが正でその値が6.
1であり、複屈折Δnが0.1851(589nm,2
0℃)のネマチック液晶組成物をPVA中に分散したも
のを挿入する。走査型電子顕微鏡による観察では、この
時の液晶をカプセル状に包むPVA粒子の直径は約3μ
m、液晶層5としての厚さは7μmである。
【0069】電極には透明なITO膜を用い、基板1側
の電極6はいわゆるパターンの無いベタ状、基板8側の
電極6’はマトリクス状に形成し、スイッチング素子と
してTFT(薄膜トランジスタ)26により駆動を行っ
た。また、吸収板10と基板8の間に屈折率1.4のア
クリル樹脂層9を配置した。
【0070】反射率の測定法としては、図11に示す積
分球44に測定するLCD試料45を置き、光源46か
らの拡散光43が全方向から試料に入射するようにす
る。この時、分光器により測光方向42からLCD試料
45に対する垂直方向の反射率を測定した。
【0071】また、基準として酸化マグネシウムからな
る白色の拡散反射板を用い、この反射率を100%とし
た。これにより白表示の反射率35%、黒表示の反射率
5%、コントラスト比は7となった。
【0072】また、同様の測定法によると、新聞紙は白
表示の反射率55%、コントラスト比は5、コピー紙は
白表示の反射率75%、コントラスト比は15であり、
本実施例は白表示反射率は劣るもののコントラストは新
聞以上のペーパーホワイト表示が得られた。
【0073】〔比較例 1〕実施例1のアクリル樹脂層
9の配置をしなかった他は、実施例1と同じ測定法で反
射率の測定を行なった。これによると白表示の反射率2
5%、黒表示の反射率5%、コントラスト比は5であっ
た。
【0074】〔実施例 2〕実施例1において、液晶層
5中に黒色の二色性色素を5%添加した。また、反射板
として酸化アルミニウムの拡散反射板を配置した。これ
により白表示の反射率40%、黒表示の反射率10%、
コントラスト比は4となった。
【0075】〔実施例 3〕図8に、本実施例の素子構
成の模式斜視図を示す。基板1,8としては厚さ1.1
mmで表面を研磨し、ITO(インジウムチンオキサイ
ド)透明電極をスパッタ法で形成したガラス基板を2枚
用いる。
【0076】この基板1,8間に誘電率異方性Δεが正
でその値が4.5であり、複屈折Δnが0.133(58
9nm,20℃)のネマチック液晶組成物を挟む。基板
表面に塗布したポリイミド系配向制御膜(日産化学社製
RN422)をスピンナーで塗布し、250℃で30分
間焼成した後、ラビング処理を行い3.5度のプレチル
ト角を得た(回転結晶法で測定)。
【0077】上下基板上のラビング方向は、時分割駆動
を行うため液晶分子32のねじれ角(ツイスト角)が2
40度となるように設定した。ここでツイスト角はラビ
ング方向およびネマチック液晶に添加される旋光性物質
の種類と量によって規定される。ねじれ角は、しきい値
近傍の点灯状態が光を散乱する配向となることから最大
値が制限され、360度が上限であり、また、下限はコ
ントラストによって制限され、180度が限界である。
【0078】本実施例では、走査線数が200本以上で
も、コントラストが十分に満足できるような白黒表示が
可能な液晶素子を提供することを目的としたので、ねじ
れ角は240度とした。
【0079】電圧無印加で白表示となるノーマリオープ
ン方式とするため偏光板を用い、下側偏光板34の偏光
軸(あるいは吸収軸)35と、下側基板8のラビング軸
33とがなす角度はコントラスト比、明るさおよび色等
を考慮すると30〜60度(あるいは120〜150
度)の範囲が望ましく、本実施例ではを135度とし
た。
【0080】また、下側偏光板34の吸収軸35と上側
偏光板27の吸収軸28との交差角度はほぼ90度とし
た。なお、本実施例では白黒表示とするために複屈折性
高分子フィルム29として、トリアセチルセルロース
(TAC)フィルムを、基板1(あるいは8)の外側に
配置したが、基板1(あるいは基板8)と液晶層32の
間に配置してもよい。
【0081】また、有機高分子フィルム29を、基板1
(あるいは8)と偏光板27(あるいは34)の間に各
一枚、あるいは各二枚配置してもよい。この場合、各々
の高分子フィルムの位相差は片側一枚の場合よりも低く
することが望ましい。
【0082】なお、上記TACフィルム以外にポリカー
ボネート(PC)、ポリビニルアルコール(PVA)、
ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)等の複屈折性プラスチック延伸フィ
ルムを用いた構成も可能である。
【0083】本実施例では、高コントラストと高透過率
を両立するため、Δn・dを0.82μmに設定した
が、Δnが0.133のものを用いたので、セル厚dは
6μmに設定した。
【0084】反射板10には酸化アルミニウムの拡散反
射板を配置した。
【0085】実施例1と同じ測定法による上記素子の白
表示の反射率20%、黒表示の反射率5%、コントラス
ト比は4であった。
【0086】〔実施例 4〕実施例1において、スピン
コートにより形成した厚さ2μm、屈折率1.4のアク
リル樹脂からなる全反射拡散板9を基板8と電極6の間
に配置した。他の構成は実施例1と同じにした。これの
白表示の反射率40%、黒表示の反射率10%、コント
ラスト比は4であった。
【0087】〔実施例 5〕実施例1において、アクリ
ル樹脂の代わりに屈折率1.5のトリアセチルセルロー
スフィルムの全反射拡散板9を基板8と電極6の間に配
置した以外は実施例1と同じにした。これの白表示の反
射率35%、黒表示の反射率6%、コントラスト比は6
であった。
【0088】〔実施例 6〕実施例5において、トリア
セチルセルロースフィルムの表面をノングレア処理を施
し、基板面に垂直方向から入射した光の透過率を98%
から90%に低下させた。その他の構成は実施例1と同
じにした。これの白表示の反射率35%、黒表示の反射
率5%、コントラスト比は7となった。
【0089】また、黒表示時の正面の反射光が減り視認
性が向上した。
【0090】〔実施例 7〕実施例4において、電極の
屈折率nITOを1.5、液晶層の屈折率nLCを1.6、絶
縁膜の屈折率nIを1.4とした時、実施例1と同じ測定
法による白表示の反射率40%、黒表示の反射率5%、
コントラスト比は8であった。
【0091】〔実施例 8〕先ず始めに、電界方向に対
する、偏光板の偏光透過軸のなす角φP、界面近傍での
液晶分子長軸(光学軸)方向のなす角φLC(39)、一
対の偏光板間に挿入した位相差板29の進相軸30のな
す角φR(38)の定義を図9(a)示す。なお、偏光
板および液晶界面はそれぞれ上下に一対あるので、必要
に応じてφP1、φP2、φLC1、φLC2と表記する。
【0092】基板としては厚さが1.1mmで表面を研
磨したガラス基板を2枚用いる。これらの基板間に誘電
率異方性Δεが正でその値が4.5であり、複屈折Δn
が0.072(589nm,20℃)のネマチック液晶
組成物を挟む。基板表面に塗布したポリイミド系配向制
御膜をラビング処理して、3.5度のプレチルト角とす
る。上下界面上のラビング軸31,33の方向は互いに
ほぼ平行で、かつ、印加電界方向とのなす角度を85度
(φLC1=φLC2=85度)とした。
【0093】ギャップdは球形のポリマビーズを基板間
に分散して挾持し、液晶封入状態で4.5μmとした。
従って、Δn・dは0.324μmである。
【0094】2枚の偏光板(日東電工製:G1220D
U)でパネルを挾み、一方の偏光板の偏光透過軸をラビ
ング方向にほぼ平行、即ち、φP1=85°とし、他方を
それに直交、即ち、φP2=−5°とした。これにより、
ノーマリクローズ特性を得た。
【0095】図9(b)に示すように、一方の基板8上
に電極6,6’を形成し、基板面に平行に電界がかかる
ようにした(平行電界方式LCD)。
【0096】基板上の電極6,6’は、いずれも従来の
アクティブマトリクス型LCDと同様の手法で形成した
幅16μmのアルミニウム電極である。なお、電気抵抗
の低い材料であれば、クロム、銅等でもよい。このよう
に比抵抗の小さい金属電極を使うことにより、駆動LS
Iの負荷が低減され、消費電力が低下する。さらに散乱
モード等の採用により、電力を大量に消費するバックラ
イトを用いずに、ペーパーホワイトに近い白色表示が可
能であり、LCDの低消費電力化を図ることができる。
【0097】本実施例では透明電極(ITO)が無いた
め、製造プロセスを簡略化でき、歩留まりを向上するこ
とができる。特に、ITO形成に必要な真空炉を有する
高価な設備が不要である。
【0098】実施例1と同じ測定法による白表示の反射
率20%、黒表示の反射率5%、コントラスト比は4で
あった。
【0099】〔実施例 9〕実施例1において、反射板
に4種の光の吸収スペクトルを有する全反射拡散板を配
置した。これにより反射型カラー表示が可能となった。
図10に反射板の模式平面図を示す。
【0100】遮光層40上に表示画素部41に対応する
赤、青、緑、黒のモザイク状パターンが印刷により形成
されている。なお、表示画素部41としては、紫、水
色、黄、黒等の光の吸収スペクトルを有するものであっ
てもよい。さらに、モザイク状パターンに代えストライ
プ状パターンでもよい。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、コントラストが高く、
ペーパーホワイトあるいはカラー表示が可能な反射型液
晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の模式断面図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の模式断面図である。
【図3】本発明の液晶表示装置の模式断面図である。
【図4】本発明の液晶層中の光の進行方向を示す模式図
である。
【図5】本発明の全反射媒体中の光の進行経路を示す模
式図である。
【図6】実施例1の液晶表示装置の模式断面図である。
【図7】図6の液晶表示装置の駆動回路のブロック図で
ある。
【図8】実施例3の液晶表示装置の構成斜視図である。
【図9】実施例8の液晶表示装置の模式断面図とその光
学軸を示す図である。
【図10】本発明の光吸収板の平面図である。
【図11】本発明における反射率の測定法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1,8…基板、2,6…電極、3…配向膜、4…平坦化
膜、5…液晶層、7…絶縁膜、9…全反射拡散板、10
…反射板、11…PVAカプセル、12…液晶粒子、1
3…入射光、14…散乱光、15…透過光、16…観測
者、17…LCD、18…表示装置、19…キーボー
ド、20…反射光、21…基板面法線、22…入射角
度、23…反射角度、24…LCD角度、25…全反射
光、26…TFT、27…上側偏光板、28…偏光板吸
収軸、29…位相差板、30…位相差板進相軸、31,
33…ラビング軸、32…液晶分子、34…下側偏光
板、35…下側偏光軸、36…電界方向、37…ラビン
グ方向、38…φR、39…φLC、40…遮光層、41
…表示画素部、42…測光方向、43…拡散光、44…
積分球、45…LCD試料、46…光源。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置され、少なくとも一方が透明で
    電極を有する一対の基板、前記基板間に挾持された液晶
    層、前記基板間に一定のギャップを与えるスペーサを挾
    持してなる液晶パネル、前記液晶層を通過した光の反射
    光量を変化させる反射板、前記電極間に電圧を印加して
    前記液晶層の透過光量を変化させる制御手段、前記液晶
    層の透過光量を変化させるための電圧波形を発生させる
    駆動手段を備えた液晶表示装置であって、 前記液晶層と前記反射板との間に前記基板面に対し垂直
    方向から傾いて入射する光を全反射させ、かつ、前記液
    晶層と屈折率の大きさが異なる媒体が配置されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 対向配置され、少なくとも一方が透明で
    電極を有する一対の基板、前記基板間に挾持された液晶
    層、前記基板間に一定のギャップを与えるスペーサを挾
    持してなる液晶パネル、前記液晶層を通過した光の反射
    光量を変化させる反射板、前記電極間に電圧を印加して
    前記液晶層の透過光量を変化させる制御手段、前記液晶
    層の透過光量を変化させるための電圧波形を発生させる
    駆動手段を備えた液晶表示装置であって、 前記液晶層と前記反射板との間に前記基板面に対し垂直
    方向から傾いて入射した光を全反射させ、かつ、前記液
    晶層と屈折率の大きさが異なる媒体が配置され、前記液
    晶層が二色性色素を含むことを特徴とする液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 対向配置され、少なくとも一方が透明で
    電極を有する一対の基板、前記基板間に挾持された液晶
    層、前記基板間に一定のギャップを与えるスペーサを挾
    持してなる液晶パネル、前記液晶層を通過した光の反射
    光量を変化させる反射板、前記電極間に電圧を印加して
    前記液晶層の透過光量を変化させる制御手段、前記液晶
    層の透過光量を変化させるための電圧波形を発生させる
    駆動手段を備えた液晶表示装置であって、 前記液晶層と前記反射板との間に前記基板面に対し垂直
    方向から傾いて入射した光を全反射させ、かつ、前記液
    晶層と屈折率の大きさが異なる媒体が配置され、前記液
    晶層が誘電率異方性を有し、前記液晶層の厚さdが3μ
    m以上、屈折率異方性Δnが1.3以下で、かつ、d・
    Δnが0.2〜1.2μmであることを特徴とする液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記液晶層の屈折率をnLC、前記屈折率
    の大きさが異なる媒体の屈折率をnDとしたとき、nLC
    >nDで、nLC/nD≧1.05である請求項1,2また
    は3に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶層と屈折率の大きさが異なる媒
    体が、基板面に対し垂直方向から入射した光の透過率が
    90%以上である請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶層と屈折率の大きさが異なる媒
    体が、複数の積層薄膜からなり、隣合う薄膜の屈折率が
    異なる請求項4に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記液晶層と屈折率の大きさが異なる媒
    体が、m層の積層薄膜であり、前記薄膜の屈折率が液晶
    層に近い側から順にn1、n2、n3、nmと液晶層の屈折
    率をnLCとしたとき、nLC>n1>n2>n3>nmである
    請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記液晶層と屈折率の大きさが異なる媒
    体の反射率が20%以下である請求項1,2または3に
    記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記液晶層と屈折率の大きさが異なる媒
    体が、前記2枚の基板間に配置されている請求項1,2
    または3に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記電極の屈折率をnITO、前記液晶
    層の屈折率をnLCとしたとき、nLC≧nITOである請求
    項1,2または3に記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記基板と前記液晶層の間に前記液晶
    層の配向を制御する配向膜が配置され、前記配向膜の屈
    折率をnAL、前記液晶層の屈折率をnLCとしたとき、n
    LC≧nALである請求項1,2または3に記載の液晶表示
    装置。
  12. 【請求項12】 前記基板と前記液晶層の間に絶縁膜が
    配置され、前記絶縁膜の屈折率をnI、前記液晶層の屈
    折率をnLCとしたとき、nLC≧nIである請求項1,2
    または3に記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記反射板の反射率が10%以下であ
    る請求項1,2または3に記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記反射板が少なくとも3種の異なる
    光の吸収スペクトルを有する請求項14に記載の液晶表
    示装置。
  15. 【請求項15】 前記基板の一方が不透明で、かつ、反
    射板を兼ねている基板である請求項1,2または3に記
    載の液晶表示装置。
JP7184142A 1995-07-20 1995-07-20 液晶表示装置 Pending JPH0933919A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556344B1 (ko) * 1998-10-21 2006-04-21 엘지.필립스 엘시디 주식회사 반사형 액정표시장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556344B1 (ko) * 1998-10-21 2006-04-21 엘지.필립스 엘시디 주식회사 반사형 액정표시장치

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