JPH0933835A - 偏向走査装置 - Google Patents

偏向走査装置

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JPH0933835A
JPH0933835A JP20378295A JP20378295A JPH0933835A JP H0933835 A JPH0933835 A JP H0933835A JP 20378295 A JP20378295 A JP 20378295A JP 20378295 A JP20378295 A JP 20378295A JP H0933835 A JPH0933835 A JP H0933835A
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JP
Japan
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laser
light
mirror
laser light
half mirror
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Application number
JP20378295A
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English (en)
Inventor
Noboru Nabeta
昇 鍋田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザー光の走査位置を容易に調整し温度に
よる変化を防ぐ。 【構成】 レーザーユニット14のホルダ31には、レ
ーザー光L1を出射する第1の発光点33とレーザー光L2
を出射する第2の発光点34とを有すると共に、レーザ
ー光L1の出射方向とレーザー光L2の出射方向の角度θを
15〜75度とする半導体レーザー光源32を配置し、
更にレーザー光L1、L2の進行方向にコリメータレンズ3
6、37をそれぞれ配置する。レーザーユニット14か
ら出射したレーザー光L1の進行方向に、ハーフミラー1
5とシリンドリカルレンズ16を配置し、ハーフミラー
15の側方には、レーザーユニット14から出射したレ
ーザー光L2をハーフミラー15に向けて折り返し、かつ
レーザー光L1に対するレーザー光L2の副走査位置を調整
する折返しミラー18を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタや複写機等に使用され、特に複数の発光点を備え
た偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の偏向走査装置のうちで、
例えば2個の発光点を備えた偏向走査装置では、これら
の2個の発光点は例えば図5に示すように配置されてい
る。即ち、一方のレーザー光L1を出射する第1のレーザ
ーユニット1と、他方のレーザー光L2を出射する第2の
レーザーユニット2とは、レーザー光L1、L2がハーフミ
ラー3において直交するように配置されている。つま
り、レーザー光L1の進行方向にはハーフミラー3とシリ
ンドリカルレンズ4が順次に配置され、第2のレーザー
ユニット2はそのレーザー光L2がハーフミラー3で反射
してシリンドリカルレンズ4に入射するように配置され
ている。
【0003】第1のレーザーユニット1と第2のレーザ
ーユニット2には、発光点5a、6aをそれぞれ有する
半導体レーザー光源5、6と、これらの発光点5a、6
aから出射したレーザー光L1、L2を平行光にするコリメ
ータレンズ7、8とが、ホルダ9、10によりそれぞれ
保持されている。
【0004】第1のレーザーユニット1の発光点5aか
ら出射したレーザー光L1は、コリメータレンズ7により
平行光とされ、ハーフミラー3を透過してシリンドリカ
ルレンズ4に入射する。一方、第2のレーザーユニット
2の発光点6aから出射したレーザー光L2は、コリメー
タレンズ8により平行光とされ、ハーフミラー3で反射
した後にシリンドリカルレンズ4に入射する。そして、
シリンドリカルレンズ4を透過した双方のレーザー光L
1、L2は、図示しない回転多面鏡に入射して偏向走査さ
れる。
【0005】ここで、発光点5a、6aの位置は、ハー
フミラー3を透過又は反射したレーザー光L1、L2の主走
査位置のずれが零になるように調整され、かつ副走査位
置が例えば600DPIの場合には25.4mm/60
0つまり0.0423mmになるように調整されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例では、第1のレーザーユニット1と第2のレーザ
ーユニット2を個々に準備し設置しなければならない上
に、レーザー光L1、L2の走査位置を高精細に調整しなけ
ればならないため、コスト高になるという問題がある。
また、ホルダ9、10は雰囲気温度により熱変形するた
め、調整したレーザー光L1、L2の走査位置が変化してし
まうという問題点もある。
【0007】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、レーザー光同士の走査位置を容易に調整することが
できると共に、環境温度により走査位置が変化すること
を防止した低価格な偏向走査装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る偏向走査装置は、複数の発光点から異な
る方向にレーザー光を出射する光源と、該光源を保持す
る保持部材とから成るレーザーユニットを備え、前記複
数の発光点のうちの1つの発光点から出射した1つのレ
ーザー光がハーフミラーを透過し、かつ他の発光点から
出射した他のレーザー光が折返しミラーで反射した後に
ハーフミラーで反射するように前記ハーフミラーと折返
しミラーを配置し、前記1つのレーザー光に対する前記
他のレーザー光の副走査位置を前記折返しミラーにより
調整したことを特徴とする。
【0009】上述の構成を有する偏向走査装置は、複数
の発光点からレーザー光を出射する光源を使用し、1つ
のレーザー光に対する他のレーザー光の副走査位置を折
返しミラーにより調整する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図4に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は実施例の平面図、
図2は断面図であり、光学基板11の上面には光学箱1
2が4隅のねじ13により固定されており、光学箱12
には相互の間に所定の角度を持つ2つのレーザー光L1、
L2を出射するレーザーユニット14が取り付けられてい
る。一方のレーザー光L1の進行方向には、ハーフミラー
15、シリンドリカルレンズ16、回転多面鏡17が順
次に配置され、ハーフミラー15の側方には、レーザー
光L2をハーフミラー15へ向けて折り返すと共に、レー
ザー光L1に対するレーザー光L2の位置を調整するための
折返しミラー18が配置されている。そして、回転多面
鏡17は駆動モータ19に搭載され、ハーフミラー15
をそれぞれ透過し又は反射したレーザー光L1、L2は、シ
リンドリカルレンズ16を透過して回転多面鏡17に入
射し、駆動モータ19による回転多面鏡17の回転によ
り偏向走査されるようになっている。
【0011】また、回転多面鏡17で反射したレーザー
光L1、L2の進行方向には、Fθレンズを構成する球面レ
ンズ20とトーリックレンズ21が光学箱12の内部に
配置され、感光ドラム22が光学箱12の外部に配置さ
れている。トーリックレンズ21と感光ドラム22の間
の側方には、同期信号用のレーザー光L1、L2を検出する
ための検出ミラー23が、光学箱12の内部に配置され
ている。
【0012】検出ミラー23で反射したレーザー光L1、
L2の進行方向には、光ファイバチューブ24が光学箱1
2の内外を通して配置され、レーザー光L1、L2は光ファ
イバチューブ24の入射面に結像するようにされてい
る。光ファイバチューブ24には光コネクタ25が光学
箱12の外部で接続され、この光コネクタ25にはレー
ザー光L1、L2同士の水平同期信号のずれを検出するため
の図示しない同期信号検出手段が接続されている。そし
て、光学箱12にはカバー26が被せられている。
【0013】レーザーユニット14は図3に示すように
構成されており、ホルダ31の内部には1個の半導体レ
ーザー光源チップ32が配置されている。このレーザー
チップ32では、レーザー光L1を出射するための第1の
発光点33と、レーザー光L2を出射するための第2の発
光点34が2つの活性層により形成され、レーザー光L1
の出射方向とレーザー光L2の出射方向の間の角度θは1
5〜75度とされ、好ましくは30度とされている。
【0014】また、ホルダ31にはコリメータレンズ3
6、37がレーザー光L1、L2の進行方向にそれぞれ配置
され、レーザー光L1、L2の方向がコリメータレンズ3
6、37を調整することにより決定されるようになって
いる。そして、コリメータレンズ36、37を透過した
レーザー光L1、L2は、ハーフミラー15と折返しミラー
18にそれぞれ入射するようになっている。
【0015】なお、図4の端面図に示すように、レーザ
ーチップ32にはレーザー光L1の出力用端子35a、レ
ーザー光L1の出力モニタ用端子35b、レーザー光L2の
出力用端子35c、レーザー光L2の出力モニタ用端子
d、そして共通用端子35eが設けられている。
【0016】このような構成により、第1の発光点33
から出射したレーザー光L1は、コリメータレンズ36に
より平行光とされてハーフミラー15に入射する。ま
た、第2の発光点34から出射したレーザー光L2は、コ
リメータレンズ37で平行光とされ、折返しミラー18
で折り返された後にハーフミラー15に入射する。この
とき、レーザー光L1に対するレーザー光L2の副走査の位
置のずれが、例えばDPIを600にする場合には、2
5.4mm/600つまり0.0423mmになるよう
に折り返しミラー16により調整する。
【0017】このようにして、ハーフミラー15に入射
したレーザー光L1、L2は、ハーフミラー15をそれぞれ
透過又は反射してシリンドリカルレンズ16を透過し、
駆動モータ19により矢印方向に回転駆動される回転多
面鏡17に結像する。ここで、レーザー光L1の発光点3
3からハーフミラー15に至るまでの光路長と、レーザ
ー光L2の発光点34からハーフミラー15に至るまでの
光路長との間に差が生ずるが、レーザー光L1、L2は平行
光であるため光路長の差が光学特性に与える影響は少な
い。
【0018】次に、回転多面鏡17で偏向走査されたレ
ーザー光L1、L2は、球面レンズ20、トーリックレンズ
21を透過して感光ドラム22にスポット像として結像
する。また、回転多面鏡17で偏向走査されたレーザー
光L1、L2の一部は、検出ミラー23で反射して光ファイ
バチューブ24の入射面に結像し、光ファイバチューブ
24により搬送されて光コネクタ25に入射する。光コ
ネクタ25ではレーザー光L1、L2が光電変換されて電気
的な水平同期信号になり、レーザー光L1、L2の水平同期
信号のずれは、レーザー光L1、L2を駆動する駆動回路に
よる電気的遅延により補正される。
【0019】この実施例では、2つのレーザー光L1、L2
を出射する1個の半導体レーザー光源32を使用し、レ
ーザー光L1に対するレーザー光L2の副走査位置を折返し
ミラー18により調整できるため、半導体レーザー光源
32のコストを削減でき、組立作業や調整作業を容易す
ることができる。また、ホルダ31は複数のレーザー光
を出射する1個の半導体レーザー光源32を保持したた
め、環境温度が変化してホルダ31が変形しても、半導
体レーザー光源32の位置の変化が少なく、走査位置の
変化を低減させることができる。
【0020】なお、上述した実施例では、同期信号検出
手段には種々のものが使用でき、同期信号検出手段の検
出信号により主走査位置を調整する際に、折返しミラー
18により副走査位置を調整すれば、調整作業の能率を
向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る偏向走
査装置は、複数の発光点を有する光源を使用し、1つの
レーザー光に対する他のレーザー光の副走査位置を折返
しミラーにより調整できるため、走査位置の調整を容易
に行うことができ、従来では複数個のレーザーユニット
を使用していたものを1個にすることができる。従っ
て、取付け作業、調整作業のコストを削減でき、また光
源を保持部材で保持したので、環境温度の変化により保
持部材が熱変形しても、レーザー光同士の走査位置の変
化を少なく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面図である。
【図2】断面図である。
【図3】レーザーユニットの構成図である。
【図4】レーザーチップ端子の端面図である。
【図5】従来例のレーザーユニットの構成図である。
【符号の説明】
11 光学基台 12 光学箱 14 レーザーユニット 15 ハーフミラー 16 シリンドリカルレンズ 17 回転多面鏡 18 折返しミラー 22 感光ドラム 23 検出ミラー 32 半導体レーザー光源 33 第1の発光点 34 第2の発光点 36、37 コリメータレンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光点から異なる方向にレーザー
    光を出射する光源と、該光源を保持する保持部材とから
    成るレーザーユニットを備え、前記複数の発光点のうち
    の1つの発光点から出射した1つのレーザー光がハーフ
    ミラーを透過し、かつ他の発光点から出射した他のレー
    ザー光が折返しミラーで反射した後にハーフミラーで反
    射するように前記ハーフミラーと折返しミラーを配置
    し、前記1つのレーザー光に対する前記他のレーザー光
    の副走査位置を前記折返しミラーにより調整したことを
    特徴とする偏向走査装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザー光の出射方向の相対角を1
    5〜75度とした請求項1に記載の偏向走査装置。
  3. 【請求項3】 前記1つのレーザー光に対する前記他の
    レーザー光の主走査位置を、水平同期信号の電気的遅延
    により調整する調整手段を設けた請求項1に記載の偏向
    走査装置。
  4. 【請求項4】 前記調整は前記折返しミラーを調整する
    際に行う請求項3に記載の偏向走査装置。
JP20378295A 1995-07-17 1995-07-17 偏向走査装置 Pending JPH0933835A (ja)

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JP20378295A JPH0933835A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 偏向走査装置

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JP20378295A JPH0933835A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 偏向走査装置

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JPH0933835A true JPH0933835A (ja) 1997-02-07

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JP20378295A Pending JPH0933835A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 偏向走査装置

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