JPH0933559A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH0933559A
JPH0933559A JP20768095A JP20768095A JPH0933559A JP H0933559 A JPH0933559 A JP H0933559A JP 20768095 A JP20768095 A JP 20768095A JP 20768095 A JP20768095 A JP 20768095A JP H0933559 A JPH0933559 A JP H0933559A
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JP
Japan
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acceleration
acceleration sensor
horizontal
support member
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP20768095A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakamura
村 武 中
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH0933559A publication Critical patent/JPH0933559A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の傾斜の有無にかかわらず、水平方向の
加速度を検出することができる、加速度センサを提供す
る。 【解決手段】 加速度センサ10は加速度センサ素子1
2を含む。加速度センサ素子12は、短冊状の支持部材
14の一方主面の中央に接着剤で固着される。支持部材
14の一端(上端)には、水平軸16が固着される。水
平軸16の両端は、2つの軸受け18aおよび18bで
回転可能に支持される。支持部材14の他端(下端)に
は、重り20が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は加速度センサに関
し、特にたとえば、自動車のナビゲーションシステムな
どに用いて自動車の走行速度や走行距離を求めるための
加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車のナビゲーションシス
テムとして、カーソルなどによって地図上に自動車の位
置を表示し、自動車の走行にしたがってカーソルを移動
させる装置がある。このような装置では、自動車の走行
速度または走行距離と、自動車の回転角度とを検出する
必要がある。自動車の回転角度を検出するためには、た
とえば角速度センサなどが用いられる。また、自動車の
走行速度または走行距離を検出するためには、加速度セ
ンサが用いられる。
【0003】加速度センサは、その加速度検出面が自動
車の進行方向に向くように取り付けられる。この状態
で、自動車が走行すると、加速度センサの検出面に直交
する方向に力が加わり、その力に対応した信号が出力さ
れる。したがって、加速度センサの出力信号を測定すれ
ば、自動車の加速度を検出することができる。そして、
この加速度を積分することによって、走行速度や走行距
離を求めることができる。
【0004】しかしながら、坂道などで自動車が傾斜す
ると、加速度センサに重力加速度が加わり、自動車の走
行による加速度を正確に検出することができない。たと
えば0.5°の傾きで、自動車が動いたものと判定され
る。このような微小な傾きは、人の乗降によっても発生
し、誤差の原因となる。また、自動車が約12°傾斜す
ると、たとえ自動車が停止していても、急加速したのと
同じ加速度が検出される。そこで、進行方向の加速度を
検出するための加速度センサと直交するように別の加速
度センサを取り付け、この加速度センサによって重力加
速度を検出し、重力加速度による影響を補正する方法が
考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような補正を行う
ための加速度センサには絶対精度が要求される。さら
に、雰囲気温度の変化などによって感度の変化がある
と、検出される走行速度や走行距離に誤差が生じる。た
とえば、補正用の加速度センサとしては、10-5〜10
-6の感度および雰囲気の条件に対する高安定性が必要で
あり、このような加速度センサは高価である。また、こ
のような補正用の加速度センサを用いた場合、重力加速
度以外に、走行中の振動も検出される。これらのことか
ら、正確に進行方向の加速度を検出することが困難であ
る。
【0006】さらに、このような従来の加速度センサで
は、自動車の進行方向の加速度が検出されるため、それ
を積分すると、実際に走行した距離が求められる。とこ
ろが、ナビゲーションシステムに用いられる地図は平面
図であり、この地図上に自動車の位置を表示するために
は、道路の傾斜を無視した水平方向の距離が必要とな
る。したがって、従来の方法で実際の走行距離を測定し
た場合、水平方向の走行距離を得るための演算を行う必
要がある。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、道
路の傾斜の有無にかかわらず、水平方向の加速度を検出
することができる、加速度センサを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方向にお
ける加速度を検出するための検出手段と、水平方向に加
えられる加速度の大きさが0から大きくなるにしたがっ
て、検出手段による加速度を検出する方向が水平方向か
ら他の方向に変わるように、検出手段を支持するための
支持手段とを含む、加速度センサである。
【0009】なお、この発明にかかる加速度センサにお
いて、支持手段は、たとえば、水平軸を中心に回転可能
に形成され、検出手段が固着される支持部材を含む。
【0010】また、この発明にかかる加速度センサにお
いて、支持部材の下端に重りが形成されてもよい。
【0011】
【作用】水平方向の加速度が加えられていない場合、す
なわち水平方向に加えられる加速度の大きさが0の場
合、この発明にかかる加速度センサが取り付けられた、
たとえば自動車が走行する道路の傾斜の有無にかかわら
ず、検出手段による加速度を検出する方向が水平方向に
なるように、検出手段が支持手段で支持される。そのた
め、検出手段の出力信号が0になる。
【0012】一方、水平方向の加速度が加えられている
場合、検出手段による加速度を検出する方向が支持手段
によって水平方向から他の方向に変わり、その変わった
方向における重力加速度の成分が検出手段によって検出
される。この場合、水平方向の加速度が大きくなるにし
たがって、検出手段による加速度を検出する方向が重力
加速度の検出方向に近づき、検出手段で検出される重力
加速度の成分が大きくなり、検出手段の出力信号が大き
くなる。
【0013】したがって、この発明にかかる加速度セン
サでは、検出手段の出力信号が水平方向の加速度の大き
さに対応した信号となる。
【0014】なお、支持部材の下端に重りが形成された
場合、水平方向の加速度によって検出手段による加速度
を検出する方向が水平方向から他の方向に大きく変わる
ので、検出手段の出力信号が大きくなる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、道路の傾斜の有無に
かかわらず、水平方向の加速度を検出することができ
る、加速度センサが得られる。
【0016】また、この発明にかかる加速度センサにお
いて、水平方向の加速度の大きさに対応した検出手段の
出力信号を時間で積分すれば水平方向の走行速度に対応
した信号が得られ、その信号をさらに時間で積分すれば
水平方向の走行距離に対応した信号が得られる。そのた
め、この加速度センサを自動車のナビゲーションシステ
ムに利用すれば、地図上に自動車の位置を正確に表示す
ることができる。
【0017】なお、この発明にかかる加速度センサにお
いて、支持部材の下端に重りが形成された場合、検出手
段の出力信号が大きくなるので、水平方向の加速度を検
出する感度が向上する。
【0018】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0019】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の一
例を示す図解図であり、図2は図1に示す加速度センサ
を示す斜視図である。加速度センサ10は、検出手段と
して加速度センサ素子12を含む。加速度センサ素子1
2は、一方向における加速度を検出するためのものであ
る。
【0020】加速度センサ素子12は、支持手段の一部
を構成するたとえば金属からなる短冊状の支持部材14
の一方主面の中央に、たとえば接着剤で固着される。こ
の場合、加速度センサ素子12は、それによる加速度を
検出する方向が支持部材14の主面に直交する方向にな
るように、支持部材14に固着される。
【0021】支持部材14の長手方向における一端(上
端)には、支持部材14の幅より長い水平軸16が固着
される。この場合、水平軸16の両端は、支持部材14
の幅方向における両端から外側にそれぞれ突き出され
る。水平軸16の両端は、2つの軸受け18aおよび1
8bで回転可能に支持される。これらの軸受け18aお
よび18bは、たとえば自動車100の車体に固着され
る。この場合、2つの軸受け18aおよび18bは、水
平軸16が自動車100の左右にわたる水平方向になる
ように、固着される。
【0022】また、支持部材14の長手方向における他
端(下端)には、重り20が固着される。この重り20
は、水平方向に加えられる加速度によって水平軸16を
中心として回転する支持部材14の回転力を大きくする
ためのものである。
【0023】この加速度センサ10では、水平方向の加
速度が加えられていない場合、すなわち水平方向に加え
られる加速度の大きさが0の場合、それが取り付けられ
た自動車100が走行する道路の傾斜の有無にかかわら
ず、図3の実線で示すように、支持部材14などの自重
によって支持部材14が地球に対し垂直方向になり、加
速度センサ素子12による加速度を検出する方向が水平
方向になる。そのため、加速度センサ素子12によって
重力加速度Gが検出されず、加速度センサ素子12の出
力信号が0になる。
【0024】一方、この加速度センサ10では、水平方
向の加速度αが加えられている場合、図3の1点鎖線で
示すように、支持部材14が水平軸16を中心として回
転し、加速度センサ素子12による加速度を検出する方
向が水平方向から他の方向に変わり、その変わった方向
における重力加速度の成分Fが加速度センサ素子12に
よって検出される。この場合、水平方向の加速度αが大
きくなるにしたがって、加速度センサ素子12による加
速度を検出する方向が重力加速度Gの方向に近づき、加
速度センサ素子12で検出される重力加速度の成分Fが
大きくなり、加速度センサ素子12の出力信号が大きく
なる。
【0025】したがって、この加速度センサ10では、
それが取り付けられた自動車100が走行する道路の傾
斜の有無にかかわらず、加速度センサ素子12の出力信
号が自動車100の水平方向の加速度の大きさに対応し
た信号となる。
【0026】また、この加速度センサ10において、水
平方向の加速度の大きさに対応した加速度センサ素子1
2の出力信号を時間で積分すれば水平方向の走行速度に
対応した信号が得られ、その信号をさらに時間で積分す
れば水平方向の走行距離に対応した信号が得られる。そ
のため、この加速度センサ10を自動車のナビゲーショ
ンシステムに利用すれば、地図上に自動車の位置を正確
に表示することができる。
【0027】さらに、この加速度センサ10では、支持
部材14の下端に重り20が形成されていない場合と比
べて、水平方向の加速度によって加速度センサ素子12
による加速度を検出する方向が水平方向から他の方向に
大きく変わるので、加速度センサ素子12の出力信号が
大きくなり、水平方向の加速度を検出する感度が向上す
る。
【0028】なお、上述の発明の実施の形態では、支持
手段の一部として金属からなり上端が回転可能に支持さ
れる支持部材14が用いられているが、この発明では、
比較的軟らかい材料からなり上端が固定される支持部材
が支持手段の一部として用いられてもよい。
【0029】また、上述の発明の実施の形態では、支持
部材14の下端に重り20が形成されているが、この発
明では、支持部材に重りが形成されなくてもよい。なぜ
なら、支持部材そのものや検出手段が重りとして働くか
らである。
【0030】さらに、上述の発明の実施の形態におい
て、支持部材14が支持軸16を中心に長時間揺れて過
度特性が悪い場合には、支持部材14の揺れを抑えるた
めにダンパが、水平軸16などに形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例を示す図解図であ
る。
【図2】図1に示す加速度センサを示す斜視図である。
【図3】図1に示す加速度センサにおいて水平方向の加
速度が加わっていない状態および加わっている状態を示
す図解図である。
【符号の説明】
10 加速度センサ 12 加速度センサ素子 14 支持部材 16 水平軸 18a,18b 軸受け 20 重り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向における加速度を検出するための
    検出手段、および水平方向に加えられる加速度の大きさ
    が0から大きくなるにしたがって、前記検出手段による
    加速度を検出する方向が水平方向から他の方向に変わる
    ように、前記検出手段を支持するための支持手段を含
    む、加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、水平軸を中心に回転可
    能に形成され、前記検出手段が固着される支持部材を含
    む、請求項1に記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の下端に形成される重りを
    含む、請求項2に記載の加速度センサ。
JP20768095A 1995-07-20 1995-07-20 加速度センサ Pending JPH0933559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20768095A JPH0933559A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 加速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP20768095A JPH0933559A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 加速度センサ

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JPH0933559A true JPH0933559A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16543800

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JP20768095A Pending JPH0933559A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 加速度センサ

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JP (1) JPH0933559A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014215110A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 株式会社トプコン 簡易距離計

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