JPH0933381A - 圧力洩れ測定方法 - Google Patents

圧力洩れ測定方法

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JPH0933381A
JPH0933381A JP18386895A JP18386895A JPH0933381A JP H0933381 A JPH0933381 A JP H0933381A JP 18386895 A JP18386895 A JP 18386895A JP 18386895 A JP18386895 A JP 18386895A JP H0933381 A JPH0933381 A JP H0933381A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物及びマスタ内の圧力変動のある時点
でも圧力洩れの大きさの測定を可能にして測定時間を大
幅に短縮できる圧力洩れ測定方法を提供する。 【解決手段】 断熱圧縮等に起因して内圧が変動するの
は時刻t0からt1までで、被測定物の容積や温度,測
定圧力及び外部温度等の検査条件が同一であれば圧力変
動に起因する差圧ΔP0の変化(実線)は毎回同じ曲線
となる。また、圧力洩れが有る被測定物についての時刻
t0からt1までの差圧曲線(破線)は、ΔP0の曲線
に圧力洩れに起因する差圧ΔPが加わったものとなり、
差圧ΔPの単位時間当たりの変化量は一定である。従っ
て、図1の破線から実線を差し引けば圧力洩れに起因す
る差圧ΔPの経時変化が求められ、この差圧ΔPは時刻
t0からt1までの間も直線的に変化する。故に、時刻
t0からt1の間でも、差圧ΔPの単位時間当たり変化
量から圧力洩れの大きさを算出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被測定物内に加
圧気体源から加圧気体を導入して、被測定物内の圧力変
化を測定することによって、被測定物からの圧力洩れを
測定する圧力洩れ測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン用鋳造ブロック等の密閉
性を検査するために、被測定物の内部にエアコンプレッ
サ等の加圧気体源から圧縮空気等の加圧気体を導入し
て、被測定物からの圧力洩れを測定する方法が用いられ
る。この際、単に圧力センサによって被測定物からの圧
力洩れに伴う気圧の絶対値の変化を測定する方式では、
圧力センサの測定精度の制約があるため精度の良い圧力
洩れ測定ができない。そこで、高精度の圧力洩れ測定を
行うための方法として、被測定物とは独立した密閉空間
である測定用マスタ(以下、単に「マスタ」ともい
う。)を用意して、このマスタと被測定物とを差圧検出
器を介して接続し、差圧の変化を検出することによって
被測定物からの圧力洩れを測定する方法が開発されてい
る。かかる差圧測定による圧力洩れ測定方法の具体例と
しては、例えば、特開平4−221733号公報に記載
された圧力洩れ測定装置の発明がある。この公報に記載
された技術においては、被測定物とほぼ同一形状・同一
容積の測定用マスタと被測定物とが差圧検出器を介して
接続されている。そして、被測定物及びマスタ内に圧縮
空気が導入されて測定圧力に達した時点から差圧値の経
時変化を測定することによって、被測定物からの圧力洩
れの測定が行われる。
【0003】また、被測定物とほぼ同一形状・同一容積
の測定用マスタを用いる代わりに、配管の一部を密閉し
て、この密閉部分と被測定物との差圧を比較することに
よって、圧力洩れの測定を行う方法も開発されている。
かかる圧力洩れ測定方法においては、マスタとして配管
の一部を密閉して、この密閉配管内の圧力と被測定物内
の圧力とを比較する方式を採っている。すなわち、密閉
される配管部分と被測定物とが差圧検出器を介して接続
されている。そして、被測定物及び密閉配管部分に圧縮
空気が導入されて測定圧力に達した時点から差圧値の経
時変化を測定することによって、被測定物からの圧力洩
れの測定が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の圧力洩れ測定方法においても、被測定物内に圧縮空気
が導入される際の断熱圧縮に起因する温度変化等によっ
て圧力変動が生ずるため、差圧値の時間当たりの変化量
から圧力洩れ量を算出するためには、圧力が安定するま
で待たねばならない。このように、従来の測定方法は、
いずれも被測定物内に圧縮空気が導入される際の温度変
化等による圧力変動がなくなって圧力が確実に安定する
まで待たなければならないため、測定時間の短縮に限界
があるという問題点があった。
【0005】そこで、本出願の請求項1乃至請求項3に
係る発明においては、被測定物内の圧力変動が生じてい
る時点においても圧力洩れの大きさの測定を可能にする
ことによって、測定時間を大幅に短縮することができる
圧力洩れ測定方法を提供することを目的とする。また、
本出願の請求項2に係る発明においては、差圧測定によ
る圧力洩れ測定方法において、被測定物及びマスタ内の
圧力変動が生じている時点においても圧力洩れの大きさ
の測定を可能にすることによって、測定時間を大幅に短
縮することができる圧力洩れ測定方法を提供することを
目的とする。また、本出願の請求項3に係る発明におい
ては、測定環境が変動しても短時間で正確な測定をする
ことができる圧力洩れ測定方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の課題を解
決するために、請求項1に係る発明においては、被測定
物に加圧気体を導入し、前記被測定物からの圧力洩れ量
を算出する圧力洩れ測定方法であって、前記被測定物か
らの圧力洩れがない場合の前記被測定物内の圧力の経時
変化を求めてマスタデータとして記憶する工程と、測定
データを前記マスタデータと比較することによって前記
被測定物からの圧力洩れ量を算出する工程とを有する圧
力洩れ測定方法を創出した。
【0007】また、上記の課題を解決するために、請求
項2に係る発明においては、被測定物と該被測定物とは
独立した密閉空間とに加圧気体を導入し、前記被測定物
と前記独立した密閉空間との差圧を測定することによっ
て前記被測定物からの圧力洩れ量を算出する圧力洩れ測
定方法であって、前記被測定物からの圧力洩れがない場
合の前記差圧の経時変化を求めてマスタデータとして記
憶する工程と、測定データを前記マスタデータと比較す
ることによって前記被測定物からの圧力洩れ量を算出す
る工程とを有する圧力洩れ測定方法を創出した。
【0008】さらに、上記の課題を解決するために、請
求項3に係る発明においては、請求項1または請求項2
に記載された圧力洩れ測定方法であって、前記マスタデ
ータに前記測定データから推定される測定環境の変化に
起因する圧力変化量を加味したものを前記測定データと
比較することによって前記被測定物からの圧力洩れ量を
算出することを特徴とする圧力洩れ測定方法を創出し
た。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に係る発明においては、
測定データを、被測定物からの圧力洩れがない場合の被
測定物内の圧力の経時変化であるマスタデータと比較す
ることによって、被測定物からの圧力洩れ量を算出して
いる。ここで、被測定物内において断熱圧縮等に起因す
る圧力変動が生じている時点においても、圧力洩れによ
る内圧の経時変化は直線的であり、この内圧の経時変化
は測定データをマスタデータと比較することによって求
めることができる。従って、圧力変動が生じている時点
においても、こうして求められた内圧の直線的な経時変
化を用いて、被測定物からの圧力洩れ量を算出すること
ができる。このようにして、被測定物内の圧力変動が生
じている時点においても圧力洩れの大きさの測定を可能
にすることによって、測定時間を大幅に短縮することが
できる圧力洩れ測定方法となる。
【0010】また、請求項2に係る発明においては、被
測定物と独立した密閉空間との差圧を測定することによ
って被測定物からの圧力洩れ量が算出される。そして、
測定データを、被測定物からの圧力洩れがない場合の差
圧の経時変化であるマスタデータと比較することによっ
て、被測定物からの圧力洩れ量を算出している。ここ
で、被測定物及び独立した密閉空間(マスタ)内におい
て断熱圧縮等に起因する圧力変動が生じている時点にお
いても、圧力洩れによる差圧の経時変化は直線的であ
り、この差圧の経時変化は測定データをマスタデータと
比較することによって求めることができる。従って、圧
力変動が生じている時点においても、こうして求められ
た差圧の直線的な経時変化を用いて、被測定物からの圧
力洩れ量を算出することができる。このようにして、差
圧測定による圧力洩れ測定方法において、被測定物及び
マスタ内の圧力変動が生じている時点においても圧力洩
れの大きさの測定を可能にすることによって、圧力洩れ
の測定時間を大幅に短縮することができる、極めて実用
的な圧力洩れ測定方法となる。
【0011】また、請求項3に係る発明においては、測
定環境の変化に起因する圧力変化量をマスタデータに加
味したものを測定データと比較することによって被測定
物からの圧力洩れ量を算出している。従って、測定環境
の変化に応じてマスタデータが補正されるため、測定環
境の変化に起因する測定誤差を生ずることなく、マスタ
データを用いた圧力洩れ量の算出を安定して正確に行う
ことができる。このようにして、測定環境が変動しても
短時間で正確な測定をすることができる、極めて実用的
な圧力洩れ測定方法となる。
【0012】
【実施例】
実施例1 次に、本発明を具現化した実施例1について、図1乃至
図4を参照して説明する。まず、本実施例の圧力洩れ測
定方法の基本的な原理について、図1及び図2を参照し
て説明する。図1は、本実施例の圧力洩れ測定方法によ
る測定における差圧の変化を示すグラフである。実線は
被測定物の圧力洩れがない場合であり、破線は被測定物
の圧力洩れが有る場合を示している。図1に示されるよ
うに、時刻t0において電磁弁が切り替えられて被測定
物とマスタとが遮断されると、これに伴って差圧が発生
する。発生した差圧は、圧力変動を伴いながら次第に変
化していく。ここで、断熱圧縮等に起因して実際に被測
定物の内圧が変動するのは時刻t0から時刻t1までの
範囲であり、この範囲においては被測定物からの圧力洩
れに起因する差圧ΔPに、圧力変動に起因する差圧ΔP
0が加わった値が差圧値として検出される。時刻t1以
降においては、被測定物からの圧力洩れに起因する差圧
ΔPのみが差圧値として検出される。
【0013】ここで、被測定物の容積,測定圧力や被測
定物の温度及び外部温度等の検査条件が同一であれば、
複数回の測定を行っても、圧力変動に起因する差圧ΔP
0は毎回同じ値をとるはずである。すなわち、圧力洩れ
がない被測定物についての時刻t0から時刻t1までの
差圧曲線(実線)は、検査条件が同一であれば同一とな
る。また、圧力洩れが有る被測定物についての時刻t0
から時刻t1までの差圧曲線(破線)は、このΔP0の
曲線に圧力洩れに起因する差圧ΔPが加わったものとな
っている。そして、この圧力洩れに起因する差圧ΔP
は、圧力変動の有るなしに関わらず、単位時間当たりの
変化量は一定となるはずである。従って、図1の破線か
ら実線を差し引くことによって、図2に示されるように
圧力洩れに起因する差圧ΔPの経時変化が求められ、こ
の差圧ΔPは時刻t1以降のみならず、時刻t0から時
刻t1までの間においても直線的に変化する。故に、特
定の検査条件における圧力洩れがない被測定物について
の差圧曲線を予め求めておいて、同一の検査条件におけ
る被測定物についての差圧曲線から差し引く処理を行え
ば、図2のように差圧ΔPの単位時間当たり変化量が求
められ、これから被測定物の圧力洩れの大きさを算出す
ることができる。かかる算出方法を用いることによっ
て、圧力変動のある時刻t0から時刻t1までの範囲内
においても、圧力洩れの大きさを算出することが可能と
なる。
【0014】この「特定の検査条件における圧力洩れが
ない被測定物についての差圧曲線」(図1の実線)を、
以下「マスタデータ」と呼ぶ。マスタデータを求めるに
は、まず被測定物について時刻t1以降の圧力変動がな
い範囲で差圧ΔPの単位時間当たり変化量(図2の直
線)を求め、これを被測定物についての差圧曲線(図1
の破線)から差し引くという手順による。この時刻t1
は、被測定物からの圧力洩れのあるなしに関わらず、差
圧の単位時間当たりの変化量が一定になる点、すなわち
差圧センサによる差圧の測定値が描く曲線の二回微分値
が零になる点として求めることができる。本実施例にお
いては、差圧の単位時間当たりの変化量が一定になる点
を求めるに当たって、差圧センサによる測定値そのもの
ではなく、その移動平均値を用いている。これは、測定
データのばらつきによる誤差をなくするためである。
【0015】具体的には、差圧センサからの測定信号
が、予め設定されたサンプリング時間ごとに測定値Xと
して取り込まれる。この測定値Xの移動平均算出個数N
P ごとに移動平均値Pが算出され、算出された移動平均
値Pが検出値XP として取り込まれる。この検出値XP
を用いて、予め設定された変化量算出単位時間C1ごと
に、一回微分値D1が次式(1)によって算出される。 D1(N) =XP(N)−XP(N-C1) …(1) そして、二回微分値D2が次式(2)によって算出され
る。 D2(N) =D1(N) −D1(N-C1) …(2) さらに、加重移動平均法によって、二回微分値D2から
加重平均値D2AVE を算出して、この加重平均値D2
AVE が零になる点をもって、時刻t1とする。このよう
にして時刻t1に到達したことが判別されたら、その時
点から差圧ΔPの測定値の時間当たりの変化量(図2の
直線の傾き)を求める。そして、これを被測定物につい
ての差圧曲線(図1の破線)から差し引くことによっ
て、マスタデータ(図1の実線)が求められ、このマス
タデータはそのときの検査条件とともに記憶される。
【0016】さて、このようにして記憶されたマスタデ
ータを用いて、図1の時刻t0から時刻t1の間におい
て圧力洩れ量の算出が行われる。まず、被測定物につい
ての差圧曲線を測定し、このときの検査条件がマスタデ
ータを求めた際の検査条件と同一と見做せるか否かを判
定する。もし、検査条件が同一と見做せないならば、こ
の新しい検査条件について、上述の手順によって新たな
マスタデータを求める。検査条件が同一と見做せる場合
には、被測定物についての差圧曲線からマスタデータを
差し引く処理を行って、図2のように差圧ΔPの単位時
間当たり変化量を求める。そして、この差圧ΔPの時間
当たり変化量を用いて被測定物の圧力洩れ量VL が算出
される。この算出の具体的な方法としては、種々の方法
を用いることができる。例えば、時刻t1ともう一点の
二点間の差圧測定値Xあるいは検出値XP から求める方
法、単位時間の移動平均による方法、単位時間当たりの
変化量(例えば、一回微分値D1)の移動平均による方
法等である。
【0017】次に、本実施例の圧力洩れ測定方法の測定
手順のより具体的な内容について、図3及び図4を参照
して説明する。図3及び図4は、本実施例の圧力洩れ測
定方法の測定手順を示すフローチャートであり、図3は
マスタデータを求める手順を示し、図4はマスタデータ
を用いて圧力洩れ量を求める手順を示している。図3の
ステップS10で測定が開始されると、まず、被測定物
及びマスタについてのパラメータが入力される(ステッ
プS12)。パラメータとしては、被測定物の大きさ,
形状等、マスタの大きさ,形状等がある。次に、差圧セ
ンサによる差圧の測定値Xが入力される(ステップS1
4)。続いて、移動平均Pを算出して良いか否かの判定
が行われる(ステップS16)。測定値Xが移動平均算
出に必要な個数NP だけ入力されるまではこの判定はY
ESにならず、ステップS14に戻って測定値Xの入力
が繰り返される。測定値Xが移動平均算出に必要な個数
P だけ入力された時点でステップS18へ進んで、移
動平均Pが算出される。こうして算出された移動平均P
の値が、検出値XP として入力される(ステップS2
0)。
【0018】次に、変化量を演算して良いか否かの判定
が行われる(ステップS22)。予め設定された変化量
算出単位時間C1の時間が経過するとこの判定はYES
となり、検出値XP を用いて上記の式(1)及び式
(2)に従って、一回微分値D1及び二回微分値D2が
算出される(ステップS24)。続いて、加重平均値D
AVE を算出して良いか否かの判定が行われる(ステッ
プS26)。二回微分値D2が移動加重平均算出に必要
な個数だけ算出されるまではこの判定はYESになら
ず、ステップS14に戻って上述した工程が繰り返され
る。二回微分値D2が移動加重平均算出に必要な個数だ
け算出された時点でステップS28へ進んで、加重平均
値D2AVE が算出される。こうして算出された加重平均
値D2AVE が零であるか否かによって、圧力が安定した
か否かの判断が行われる(ステップS30)。加重平均
値D2AVE が零であればこの判定はYESとなり、ステ
ップS32の判定もYESとなって、リーク差圧ΔPの
算出が行われる(ステップS34)。そして、このリー
ク差圧ΔPのデータを被測定物についての差圧曲線から
差し引くことによって、マスタデータΔPMが求めら
れ、検査条件とともに記憶される(ステップS36)。
これによって、マスタデータの算出手順は終了する(ス
テップS38)。
【0019】次に、こうして算出したマスタデータを用
いて圧力洩れ量を求める手順について、図4を参照して
説明する。図4のステップS40で測定が開始される
と、まず、被測定物及びマスタについてのパラメータが
入力される(ステップS42)。パラメータとしては、
被測定物の大きさ,形状等、マスタの大きさ,形状等が
ある。次に、今回被測定物についての差圧曲線を測定し
たときの検査条件がマスタデータを求めた際の検査条件
と同一と見做せるか否かを判定する(ステップS4
4)。もし、検査条件が同一と見做せないならば、この
新しい検査条件について、図3に示される手順によって
新たなマスタデータを求める(ステップS46)。一
方、検査条件が同一と見做せる場合には、差圧センサに
よる差圧の測定値Xが入力される(ステップS48)。
続いて、移動平均Pを算出して良いか否かの判定が行わ
れる(ステップS50)。測定値Xが移動平均算出に必
要な個数NPだけ入力されるまではこの判定はYESに
ならず、ステップS48に戻って測定値Xの入力が繰り
返される。測定値Xが移動平均算出に必要な個数NP
け入力された時点でステップS52へ進んで、移動平均
Pが算出される。こうして算出された移動平均Pの値
が、検出値XP として入力される(ステップS54)。
【0020】上述の如く、こうして求められた検出値X
P の値から同一時刻におけるマスタデータの値ΔPMを
差し引く処理を行うことによって、次式(3)に従っ
て、リーク差圧ΔPの値が算出される(ステップS5
6)。 ΔP=XP −ΔPM … (3) このリーク差圧ΔPの値を二以上求めることによって、
図2の破線の傾きすなわち変化量を求めることができ
る。続いて、変化量を演算して良いか否かの判定が行わ
れる(ステップS58)。予め設定された変化量算出単
位時間C1の時間が経過するとこの判定はYESとな
り、二つのリーク差圧ΔPの値を用いて次式(4)に従
って、一回微分値D1ΔPが算出される(ステップS6
0)。 D1(N) ΔP=ΔP(N) −ΔP(N-C1) …(4) 続いて、リーク量を算出して良いか否かの判定が行われ
る(ステップS62)。一回微分値D1ΔPが移動加重
平均算出に必要な個数だけ算出されるまではこの判定は
YESにならず、ステップS48に戻って上述した工程
が繰り返される。一回微分値D1ΔPが移動加重平均算
出に必要な個数だけ算出された時点でステップS64へ
進んで、リーク量VL が算出される。これによって、マ
スタデータを用いた圧力洩れの測定の手順は終了する
(ステップS66)。
【0021】このように、本実施例の圧力洩れ測定方法
においては、被測定物についての差圧曲線から予め求め
たマスタデータを差し引く処理を行って差圧ΔPの単位
時間当たり変化量を求め、この差圧ΔPの時間当たり変
化量を用いて被測定物の圧力洩れ量VL を算出してい
る。従って、圧力変動のある時間帯(図1の時刻t0か
ら時刻t1までの範囲)内においても、圧力洩れの大き
さを算出することが可能となる。このようにして、被測
定物及びマスタ内の圧力変動が生じている時点において
も圧力洩れの大きさの測定を可能にすることによって、
測定時間を大幅に短縮することができる圧力洩れ測定方
法となる。
【0022】実施例2 次に、本発明を具現化した実施例2について説明する。
実施例1においては、図4のステップS44に示される
ように、検査条件がマスタデータを求めた際の検査条件
と同一と見做せるか否かを判定し、同一と見做せる場合
のみマスタデータを用いた圧力洩れ量VL の算出を行っ
ていた。一方、検査条件が同一でなければ新たなマスタ
データの算出を行わなければならず(ステップS4
6)、圧力変動が生じている時点において早期の測定が
可能になるという利点を生かすことができない。ここ
で、検査条件としては、被測定物の形状及び容量、
測定圧力,加圧時間等の加圧条件、外気温,被測定物
及びマスタの温度等の測定環境、が挙げられる。このう
ち、,については同一か否かの判定が容易であり、
多くのマスタデータを収集することによって、検査条件
が同一と見做せるマスタデータをピックアップして圧力
洩れ量VL の算出を行うことが可能である。しかしなが
ら、の測定環境については、同一か否かの測定・判定
が困難であるとともに、変動を予測することができない
ため、マスタデータを用いた圧力洩れ量VL の算出に誤
差を生ずる原因となる。
【0023】そこで、本実施例の圧力洩れ測定方法にお
いては、測定環境が変動した場合においても、マスタデ
ータを用いて正確な圧力洩れ量VL の算出を行うことが
できるようにしている。具体的には、測定環境の変化が
マスタデータに及ぼす影響を環境変化量ΔEとして求
め、この環境変化量ΔEでマスタデータを補正すること
によって、測定環境の変動の影響を打ち消して正確な測
定を可能としている。この環境変化量ΔEは、次式
(5)によって算出される。 ΔE=ΔP(リーク差圧)−ΔPL (理論値のリーク差圧) … (5) ここで、リーク差圧ΔPは上記の式(3)によって算出
される値であり、理論値のリーク差圧ΔPL は、リーク
差圧ΔPを回帰処理や移動平均によって算出しなおすこ
とによって誤差を取り除いた値である。こうして算出さ
れた環境変化量ΔEによって、次式(6)に従って補正
されたマスタデータΔPMN の値が算出される。 ΔPMN =ΔPM(補正前のマスタデータ)+ΔE … (6) この補正されたマスタデータΔPMN の値を用いて、次
回の被測定物について圧力洩れ量VL の算出を行うこと
によって、測定環境が変動した場合においても正確な算
出を行うことができる。
【0024】ただし、上記の式(5)で算出された環境
変化量ΔEの値が大きい場合には、測定環境が急激に変
化したことによるものか、検出精度が一時的に低下した
ことによる誤差によるものと考えられる。かかる場合に
も一律に式(6)に従ってマスタデータの補正を行うこ
とは、却って測定精度を悪化させることになる。そこ
で、本実施例においては、環境変化量ΔEについて予め
一定のしきい値を決めておき、ΔEの値がこのしきい値
より大きい場合にはマスタデータの補正を行わないこと
としている。さらに、マスタデータの補正を行う場合に
も、式(6)に従って求められたΔPMN の値をそのま
ま用いるのではなく、補正前のマスタデータΔPMとの
加重平均をとることによって補正後のマスタデータの値
を算出している。このようにして、測定環境が急激に変
化した場合における測定精度の低下を防止している。
【0025】本実施例の圧力洩れ測定方法の測定手順の
具体的な内容について、図5乃び図6を参照して説明す
る。図5及び図6は、本実施例の圧力洩れ測定方法の測
定手順を示すフローチャートである。まず、測定手順の
全体的な流れについて、図5を参照して説明する。図5
のステップS70で測定が開始されると、まず、被測定
物及びマスタについての設定の読み込み(パラメータの
入力)が行われる(ステップS72)。パラメータとし
ては、被測定物の大きさ,形状等、マスタの大きさ,形
状等がある。次に、今回被測定物についての差圧曲線を
測定したときの検査条件がマスタデータを求めた際の検
査条件と同一と見做せるか否かを判定する(ステップS
74)。検査条件が同一と見做せる場合には、実施例1
の図4と同様の手順に従って、マスタデータを用いた演
算(測定)が行われる(ステップS76)。これに対し
て検査条件が同一と見做せない場合は、この新しい検査
条件について、図3に示される手順によって新たなマス
タデータが求められる(ステップS78)。このように
して、ステップS76,S78のいずれかのルートによ
って、圧力洩れ量が算出される(ステップS80)。
【0026】続いて、環境変化量ΔEの算出が行われ
(ステップS82)、この結果に基づいてマスタデータ
を更新するか否かが判断され(ステップS84)、一定
の条件下にマスタデータが更新される(ステップS8
6)。この一連の処理の詳細について、図6を参照して
説明する。図6のステップS100で処理が開始される
と、まず、上記の式(3)に従ってリーク差圧ΔPが算
出される(ステップS102)。続いて、リーク差圧Δ
Pを回帰処理や移動平均によって算出しなおして誤差を
取り除いた理論値のリーク差圧ΔPL が算出される(ス
テップS104)。そして、上記の式(5)に従ってΔ
PからΔPL を差し引くことによって、環境変化量ΔE
が算出される(ステップS106)。この環境変化量Δ
Eの値に基づいて、補正されたマスタデータΔPMN
算出を行うか否かが判断される(ステップS108)。
すなわち、上述の如く、環境変化量ΔEが予め定められ
たしきい値より大きい場合には補正を行わないこととし
て、そのまま処理を終了する(ステップS118)。環
境変化量ΔEがしきい値以下の場合には、上記の式
(6)に従って、補正されたマスタデータΔPMN の算
出が行われる(ステップS110)。
【0027】次に、マスタデータの更新に際して安定化
処理が必要か否かが判断される(ステップS112)。
ここで、安定化処理とは、式(6)に従って求められた
ΔPMN の値をそのまま用いずに、補正前のマスタデー
タΔPMとの加重平均をとることによって更新するマス
タデータの値を算出することをいう。安定化処理が必要
でないと判断されれば、そのままステップS116に進
んで補正されたマスタデータΔPMN の値が新しいマス
タデータとして更新される。安定化処理が必要であると
判断されれば、ステップS114で安定化処理が行われ
た後に、ステップS116でマスタデータの値が更新さ
れる。こうしてマスタデータの更新処理が終了すると
(ステップS118)、図5のステップS88に進み、
次の被測定物の測定を行うか否かが判断される。この判
断がYESの場合には、ステップS74に戻って、更新
された(ΔEの値が大きくて更新されない場合もある
が)マスタデータの値を用いて、次の被測定物の測定が
行われる。ステップS88の判断がNOの場合には、測
定を終了する(ステップS90)。
【0028】このように、本実施例の圧力洩れ測定方法
においては、測定環境の変化がマスタデータに及ぼす影
響を環境変化量ΔEとして求め、この環境変化量ΔEで
マスタデータを補正することによって、測定環境の変動
の影響を打ち消して正確な測定を可能としている。これ
によって、測定環境が変動しても短時間で正確な測定を
することができる圧力洩れ測定方法となる。
【0029】上記の各実施例においては、演算処理に当
たって移動平均法や加重平均法を用いているが、必ずし
もこれらの算出方法に限られるものではない。また、上
記の各実施例の圧力洩れ測定方法は、配管の一部を密閉
して独立空間とする等の他の測定方式にも適用すること
ができる。圧力洩れ測定方法のその他の工程の内容につ
いても、上記の各実施例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力洩れ測定方法の実施例1にお
ける測定の原理を示す説明図である。
【図2】圧力洩れ測定方法の実施例1における測定の原
理を示す説明図である。
【図3】圧力洩れ測定方法の実施例1における測定の手
順を示すフローチャートである。
【図4】圧力洩れ測定方法の実施例1における測定の手
順を示すフローチャートである。
【図5】圧力洩れ測定方法の実施例2における測定の手
順を示すフローチャートである。
【図6】圧力洩れ測定方法の実施例2における測定の手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
S10〜S38 マスタデータ記憶工程 S40〜S66 圧力洩れ量算出工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 芳彦 愛知県豊田市堤町東住吉50番地 豊通エン ジニアリング株式会社PE第2部営業技術 課内 (72)発明者 小野田 貴 愛知県豊田市細谷町5丁目16番地 鬼頭工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に加圧気体を導入し、前記被測
    定物からの圧力洩れ量を算出する圧力洩れ測定方法であ
    って、 前記被測定物からの圧力洩れがない場合の前記被測定物
    内の圧力の経時変化を求めてマスタデータとして記憶す
    る工程と、 測定データを前記マスタデータと比較することによって
    前記被測定物からの圧力洩れ量を算出する工程、とを有
    する圧力洩れ測定方法。
  2. 【請求項2】 被測定物と該被測定物とは独立した密閉
    空間とに加圧気体を導入し、前記被測定物と前記独立し
    た密閉空間との差圧を測定することによって前記被測定
    物からの圧力洩れ量を算出する圧力洩れ測定方法であっ
    て、 前記被測定物からの圧力洩れがない場合の前記差圧の経
    時変化を求めてマスタデータとして記憶する工程と、 測定データを前記マスタデータと比較することによって
    前記被測定物からの圧力洩れ量を算出する工程、とを有
    する圧力洩れ測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された圧
    力洩れ測定方法であって、 前記マスタデータに前記測定データから推定される測定
    環境の変化に起因する圧力変化量を加味したものを前記
    測定データと比較することによって前記被測定物からの
    圧力洩れ量を算出することを特徴とする圧力洩れ測定方
    法。
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