JPH09331696A - パルス幅変調負荷制御装置 - Google Patents

パルス幅変調負荷制御装置

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JPH09331696A
JPH09331696A JP8149461A JP14946196A JPH09331696A JP H09331696 A JPH09331696 A JP H09331696A JP 8149461 A JP8149461 A JP 8149461A JP 14946196 A JP14946196 A JP 14946196A JP H09331696 A JPH09331696 A JP H09331696A
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pulse width
pulse
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signal
pwm
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Masahito Somiya
雅人 宗宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来より電源電圧変動を低減可能なパルス幅変
調負荷制御装置を提供すること。 【解決手段】複数の負荷1〜4をPWM信号によりPW
M制御するに際し、タイミング制御回路21により各負
荷1〜4を駆動するための各パルス幅変調信号PWM1
〜PWM4のパルスを例えば90度位相ずらしにより互
いに略等間隔に分散させる。このようにすれば、各パル
ス幅変調信号PWM1〜PWM4のパルスが重なる場合
が少なくなり、かつ重なり期間が分散し、また各パルス
幅が小さい場合には各パルス幅変調信号PWM1〜PW
M4のパルスが全て存在しない期間(共通パルス間隔期
間)が各PWM信号のパルスにより細かく細分されるこ
とになり、バッテリから流れる電流の変化が高周波化
し、かつその変動が小さくなる。一方、電源系や負荷の
インピーダンスは静電容量やインダクタンスをもつの
で、バッテリの放電電流は長期にわたって放電を持続し
たり、放電を休止したりすることがなく、平均化しやす
くなり、その結果として、電源電圧の変動を低減し、バ
ッテリ放電電流の変動が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の負荷への給
電をパルス幅変調するパルス幅変調負荷制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平6−189593号公報によれ
ば、それぞれ鋸歯状波発生回路とコンパレータとからな
るパルス幅変調(PWM信号)発生回路を2つ設け、各
コンパレータから出力されるPWM信号により、2つの
モータ駆動回路をそれぞれ駆動するパルス幅変調負荷制
御装置において、両鋸歯状波発生回路が発生する鋸歯状
波電圧の位相を互いに180度反転することにより、一
方のPWM信号のパルスの立ち上がりエッジと他方のP
WM信号の立ち下がりエッジとを時間的に一致させ、こ
れにより両PWM信号のパルスの重なりを低減して電池
容量の低減を図ることを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報の技術では、互いに反転する鋸歯状波電圧の位相
を180度反転することにより、一方のPWM信号のパ
ルスの立ち上がりエッジから時間軸を遡る方向に他方の
PWM信号のパルスを配置するので、共通電源により2
個の負荷をパルス幅変調により駆動制御する場合には有
効であるが、3個以上の負荷をパルス幅変調により駆動
制御する場合には採用できないという問題があった。
【0004】また、上記従来技術では各PWM信号のパ
ルス重なりによる電源の電源電圧の変動は軽減できるも
のの、本質的にPWM信号の各パルス幅を広げるもので
あるので単一の負荷を大デューティ比のPWM信号で駆
動するのに等しく、単一の負荷の大デューティ比PWM
駆動よりも電源電圧の変動の一層の低減することは困難
であった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、従来より電源電圧変動を低減可能なパルス幅変調
負荷制御装置を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成によ
れば、複数の負荷をPWM信号によりPWM制御するに
際し、各負荷を駆動するための各PWM信号のパルスを
互いに略等間隔に分散させる。なお、本明細書におい
て、PWM信号のパルスは負荷への給電を指令するため
に駆動回路部をオンする信号である。
【0007】このようにすれば、各PWM信号のパルス
が重なる場合が少なくなるとともに、各PWM信号のパ
ルス(各パルス幅が小さい場合)が全て存在しない期間
(共通パルス間隔期間)が各PWM信号のパルスにより
細かく細分されることになり、バッテリから流れる電流
の変化が高周波化し、その振幅も小さくなる。一方、電
源系や負荷のインピーダンスは静電容量やインダクタン
スをもつので、バッテリの放電電流は長期にわたって放
電を持続したり、放電を休止したりすることがなく、平
均化され、その結果として、電源電圧の変動や駆動回路
部のスイッチングノイズが低減され、バッテリ放電電流
の変動や電源電圧の変動が低減する。ここで、略等間隔
とは、等間隔の80〜120%の間隔を意味するものと
し、パルスを略等間隔に分散させるとは、パルスの立ち
上がりエッジ又は立ち下がりエッジが互いに略等間隔と
なるように各PWM信号のパルスの位相をずらせたり、
各パルスの時間的中心位置が互いに略等間隔となるよう
に各PWM信号のパルスの位相をずらせることを意味す
るものとし、これらの回路処理により結果的に各PWM
信号のパルスは略等間隔に分散されることになる。ま
た、請求項2に記載するように3個以上の負荷をPWM
制御する場合でも確実に効果を奏することができる。
【0008】請求項3記載の構成によれば、請求項1又
は2記載の構成において更に、バッテリと並列に平滑コ
ンデンサが接続される。この平滑コンデンサは、各駆動
回路部の断続による電源電圧の変動に応じてリップル電
流を充放電して電源電圧の変動を抑止するが、本構成に
よれば、各PWM信号の分散配置により全てのPWM信
号のパルスが消滅する共通パルス幅期間がこれらパルス
で分割される(各パルス幅が小さい場合)ので、平滑コ
ンデンサを小容量化しても良好な電源電圧変動低減効果
を奏することができる。
【0009】請求項4記載の構成によれば、請求項3記
載の構成において更に、負荷としてそのインピーダンス
は主にリアクタンスからなるリアクタンス負荷とされ
る。リアクタンス負荷への給電の断続時には、このリア
クタンス負荷の断続にともない大きなスイッチングノイ
ズが発生するが、本実施例によれば、各負荷の断続が分
散するとともにこれら断続が等間隔化するので、小容量
の平滑コンデンサで良好なスイッチングノイズ低減を実
現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を内燃機関の吸気制
御装置に適用した好適な態様を実施例に基づいて説明す
る。 (実施例1)4気筒内燃機関の吸気制御装置のブロック
回路図を図1に示す。
【0011】1〜4は、各気筒の吸気経路に配設された
吸気時期制御弁100〜103に一体に配設されてその
弁部を回動させるロータリーソレノイドであって、バッ
テリ40から各ロータリーソレノイド1〜4への給電は
駆動回路(駆動回路部)10〜13により個別にスイッ
チング制御される。なお、上記吸気時期制御弁とは、吸
気バルブの上流側に配置されて、この吸気バルブに対し
て非同期に開閉することで吸気工程を可変化する機能を
有するものである。
【0012】駆動回路としては、ここでは4個のトラン
ジスタから構成されてロータリーソレノイド1〜4のコ
イルに弁開時に一方向へ通電し、弁閉時に反対方向へ通
電するHブリッジ回路が採用され、ロータリーソレノイ
ド1〜4は、主にパルス幅変調信号PWM1〜PWM4
に対応するデューティ比の駆動電圧V1〜V4により個
別にPWM制御される。したがって、ロータリーソレノ
イド1〜4への通電が0の時に、これら吸気時期制御弁
100〜103の開度は略50%程度となり、一方向へ
の略100%デューティ比での通電により全開となり、
反対方向への略100%デューティ比での通電により全
閉となる。駆動回路10〜13の変形としては各種ある
がそれらは周知であるので、説明を省略する。
【0013】20は、各気筒の吸気流量を制御するため
に、タイミング制御回路21を通じて各駆動回路10〜
13にロータリーソレノイド1〜4の回動角に対応する
デューティ比をもつ基本PWM信号を発生するCPUで
あり、このCPU20はその図示しないRAM、ROM
などとともにマイコン装置を構成している。CPU2及
びタイミング制御回路21は、本発明でいうPWM信号
発生部を構成している。
【0014】30はロータリーソレノイド1〜4への給
電の断続時に発生するスイッチングノイズを低減、負荷
電流を平均化し、電源電圧変動を抑止するためにバッテ
リ40と並列に接続された平滑コンデンサである。タイ
ミング制御回路21は、基本PWM信号から、それと等
しい位相のパルス幅変調信号PWM1、90度位相が遅
れたパルス幅変調信号PWM2、更に90度位相が遅れ
たパルス幅変調信号PWM3、更に90度位相が遅れた
パルス幅変調信号PWM4を形成する回路であって、基
本PWM信号の周期は一定であるのでこの種の回路自体
は容易に設計することができる。基本PWM信号と各パ
ルス幅変調信号PWM1〜PWM4の位相状態を図2に
示す。
【0015】タイミング制御回路21を2個のカウンタ
301〜302と3個のフリップフロップ303〜30
5とで形成したの回路例を図5に示す。両カウンタ30
1、302はCPUからのクロックをカウントし、カウ
ンタ301は基本PWM信号のパルス立ち上がりエッジ
でリセットされ、カウンタ302は基本PWM信号のパ
ルス立ち下がりエッジでリセットされる。
【0016】カウンタ301は、パルス立ち上がりエッ
ジから1/4周期遅れた時点にパルスP1を出力し、パ
ルス立ち上がりエッジから1/2周期遅れた時点にパル
スP2を出力し、パルス立ち上がりエッジから3/4周
期遅れた時点にパルスP3を出力するように構成されて
いる。カウンタ302は、パルス立ち下がりエッジから
1/4周期遅れた時点にパルスP4を出力し、パルス立
ち下がりエッジから1/2周期遅れた時点にパルスP5
を出力し、パルス立ち下がりエッジから3/4周期遅れ
た時点にパルスP6を出力するように構成されている。
【0017】フリップフロップ303は、パルスP1の
立ち上がりエッジにより時点t1にてセットされ、パル
スP4の立ち上がりエッジにより時点t4にてリセット
されるので、フリップフロップ303は、基本PWM信
号をそのまま用いたパルス幅変調信号PWM1より90
度位相が遅れたパルス幅変調信号PWM2を出力する。
同様に、フリップフロップ304は、パルスP2の立ち
上がりエッジにより時点t2にてセットされ、パルスP
5の立ち上がりエッジにより時点t5にてリセットされ
るので、フリップフロップ304は、基本PWM信号を
そのまま用いたパルス幅変調信号PWM1より180度
位相が遅れたパルス幅変調信号PWM3を出力する。同
様に、フリップフロップ305は、パルスP3の立ち上
がりエッジにより時点t3にてセットされ、パルスP6
の立ち上がりエッジにより時点t6にてリセットされる
ので、フリップフロップ305は、基本PWM信号をそ
のまま用いたパルス幅変調信号PWM1より270度位
相が遅れたパルス幅変調信号PWM4を出力する。図5
の回路の各部状態を図6に示す。カウンタ301、30
2の波形がカウント値である以外、それぞれ電圧波形を
示す。
【0018】以下、この装置の動作を図1の回路を更に
詳細化した図3に示す回路図を参照して説明する。CP
U20には、エンジン回転数に同期して各吸気時期制御
弁100〜103の開閉を指令する開閉信号、電源電圧
信号、各吸気時期制御弁100〜103のどれか一つの
温度を示す制御弁温度信号などが入力される。CPU2
0は、入力された開閉信号により規定される弁開期間及
び弁閉期間の間、この開閉信号により規定される弁開度
信号を電源電圧信号や制御弁温度信号で補正して求めた
デューティ比(弁駆動トルクに対応)をもつ基本PWM
信号をタイミング制御回路21に出力する。
【0019】ロータリーソレノイド1〜4は一方向への
回動により弁100〜103を閉じ、反対方向への回動
により弁100〜103を開く。CPU20は、弁10
0〜103の回動方向すなわち開閉方向を指令する正負
切替信号21〜24を各駆動回路10〜13に個別に出
力し、駆動回路10〜13は正負切替信号21〜24に
より指定される方向への通電を行うために内蔵のHブリ
ッジ回路の2対のトランジスタ対の一方を選択してPW
M制御し、他方を遮断する。
【0020】また、CPU20は、弁100〜103の
開閉を切り換える時点近傍において過渡的に弁100〜
103の負荷トルクが増大するのに対処するために、弁
100〜103の開閉を切り換える時点から一定時間だ
け駆動回路10〜13を100%デューティで作動させ
るための100%通電信号31〜34を駆動回路10〜
13に個別に出力する。
【0021】これにより、駆動回路10〜13は、正負
切替信号21〜24により指定される回動方向へパルス
幅変調信号PWM1〜PWM4により指定されるデュー
ティ比でロータリーソレノイド1〜4に給電し、更に回
動方向切替え時に入力される100%通電信号31〜3
4により駆動回路10〜13に一時的に連続給電する。
このような吸気時期制御弁100〜103の駆動回路1
0〜13自体は周知であるので、本発明の趣旨とは異な
るのでその具体的な回路説明は省略する。
【0022】図4に図3の回路の各部電圧波形を示す。
ただし、M1はロータリーソレノイド1を示し、M2は
ロータリーソレノイド2を示し、M3はロータリーソレ
ノイド3を示し、M4はロータリーソレノイド4を示
す。駆動電圧V1はロータリーソレノイド1へ印加され
る電圧であり、駆動電圧V2はロータリーソレノイド2
へ印加される電圧であり、駆動電圧V3はロータリーソ
レノイド3へ印加される電圧であり、駆動電圧V4はロ
ータリーソレノイド4へ印加される電圧であるが、図4
ではロータリーソレノイド1、2へ印加される駆動電圧
V1、V2だけが図示されている。駆動電圧V1〜V4
のパルス位相は互いに90度ずれている。なお、上述し
たように、駆動回路10〜13はそれぞれロータリーソ
レノイド1〜4に双方向通電可能なHブリッジ回路によ
り構成されており、正負切替信号の入力により駆動回路
10〜13はこのHブリッジ回路のオンするトランジス
タのペアとオフするトランジスタのペアとを切替え、こ
れによりロータリーソレノイド1〜4への通電方向を逆
転するものであるが、バッテリ40及び平滑コンデンサ
30と駆動回路10〜13とを結ぶ電源ライン200の
電源電圧変動や負荷スイチングノイズや平滑コンデンサ
30のリップル電流においてはこのような通電方向の逆
転は無視することができる。
【0023】上記説明したように、本実施例によれば、
基本PWM信号を元にしてその周期を気筒数で割った位
相差だけ互いに位相差が異なる各パルス幅変調信号PW
M1〜PWM4を形成し、これらパルス幅変調信号PW
M1〜PWM4で各ロータリーソレノイド1〜4をPW
M制御するので、バッテリ40及びその放電電流を平滑
化するための平滑コンデンサ30からなる電源が駆動回
路10〜13へ給電する電流の変動(リップル電流)を
良好に低減して、平滑コンデンサ30が小容量であって
も電源ライン200の電圧変動を良好に低減することが
できる。特に、ロータリーソレノイド1〜4はそのイン
ピーダンスが主としてリアクタンス成分であるので、そ
の断続によりスイッチングノイズ電圧が発生するが、当
然、このスイッチングノイズ電圧も低減される。
【0024】各ロータリーソレノイド1〜4の駆動電圧
V1〜V4の位相を一致させた従来例における平滑コン
デンサ30の充放電電流であるリップル電流波形を図7
に示し、各ロータリーソレノイド1〜4の駆動電圧V1
〜V4の位相を互いに90度ずらせた本実施例における
上記リップル電流波形を図8に示す。図7、図8からわ
かるように、リップル電流波形の波高値は約1/4に低
減でき、その分、平滑コンデンサ30を小型化できた。 (変形態様1)タイミング制御回路21のカウンタ30
1をアナログカウンタとすることは当然可能であり、そ
の一例を図9に示す。
【0025】400は積分用のコンデンサ401を充電
する定電流源であり、コンデンサ401はトランジスタ
からなるスイッチ402がオンすることにより放電され
る。スイッチ402は、基本PWM信号のパルス立ち上
がりエッジに出力されるパルス立ち上がりエッジ信号に
よりオンしてコンデンサ401を放電し、その直後から
コンデンサ401は定電流源400により充電される。
【0026】コンデンサ401の積分電圧Vc1は、コ
ンパレータ403〜405により基準電圧Vref1、
Vref2、Vref3と比較される。Vref2はV
ref1の2倍の大きさをもち、Vref3はVref
1の3倍の大きさをもち、Vref4は定電流源400
の電流をi、基本PWM信号のパルス周期をT、コンデ
ンサ401の容量をCとする場合、0.25×i×T/
Cに設定される。
【0027】このようにすれば、コンパレータ403は
基本PWM信号のパルス立ち上がりエッジより1/4周
期遅れたパルス信号P1を出力し、コンパレータ404
は基本PWM信号のパルス立ち上がりエッジより1/2
周期遅れたパルス信号P2を出力し、コンパレータ40
5は基本PWM信号のパルス立ち上がりエッジより3/
4周期遅れたパルス信号P3を出力する。
【0028】同様に、タイミング制御回路21のカウン
タ302をアナログカウンタとすることも当然可能であ
り、このアナログタイミング制御回路(図示せず)は回
路と同じ回路であって、ただスイッチ402はパルス立
ち下がりエッジにオンされる。これにより、このアナロ
グタイミング制御回路から、上記と同様に、基本PWM
信号のパルス立ち下がりエッジより1/4周期遅れたパ
ルス信号P4、基本PWM信号のパルス立ち下がりエッ
ジより1/2周期遅れたパルス信号P5、基本PWM信
号のパルス立ち下がりエッジより3/4周期遅れたパル
ス信号P6が出力される。これらパルス信号P1〜P6
を図5に示すフリップフロップ303〜305に出力す
れば、互いに90度位相が異なるパルス幅変調信号PW
M1〜PWM4を形成できることは明白である。
【0029】上記説明したカウンタ301、302をア
ナログ回路としたタイミング制御回路21の各部電圧波
形を図10に示す。Vc1は図9のアナログカウンタに
おけるコンデンサ積分電圧であり、Vc2は基本PWM
信号のパルス立ち下がりエッジからの時間をカウントす
るアナログカウンタにおけるコンデンサ積分電圧であ
る。 (変形態様2)その他、タイミング制御回路21の動作
をCPU20を含むマイコン装置のルーチンで代替する
いわゆるソフトウエアカウンタとすることも可能である
ことは明白である。 (変形態様3)上記実施例では、ロータリーソレノイド
1〜4の個数に合わせて基本PWM信号の周期をその個
数で正確に4分割したが、各パルス幅変調信号PWM1
〜PWM4のパルスを略等間隔に分散できればよい。 (変形態様4)多数の駆動回路により多数の負荷をPW
M制御する場合、小負荷を駆動する複数の駆動回路をセ
ットとして同期運転し、この小負荷駆動用の複数の駆動
回路を1個の駆動回路とみなして、それらが出力するパ
ルス幅変調信号のパルスを、他の大負荷駆動用の駆動回
路が出力するパルス幅変調信号のパルスに対して上記と
同様に分散配置することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルス幅変調負荷制御装置の一実施例
を示す基本ブロック回路図である。
【図2】図1の回路の各パルス幅変調信号の位相関係を
示すタイミングチャートである。
【図3】図1の回路を具体化した内燃機関の吸気時期制
御弁制御用のパルス幅変調負荷制御装置を示すブロック
回路図である。
【図4】図3の回路の各部電圧波形を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】図1のタイミング制御回路21の一例を示す回
路図である。
【図6】図5のタイミング制御回路21の各部電圧波形
及びカウント値を示すタイミングチャートである。
【図7】4気筒内燃機関の吸気時期制御弁制御用に使用
されている従来の同期制御型のパルス幅変調負荷制御装
置の平滑コンデンサの充放電電流波形を示すタイミング
チャートである。
【図8】図7と同じ吸気時期制御弁制御用に用いた実施
例の非同期制御型のパルス幅変調負荷制御装置の平滑コ
ンデンサの充放電電流波形を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】図5のタイミング制御回路21のカウンタをア
ナログカウンタとした例を示す回路図である。
【図10】図9のアナログカウンタを用いたタイミング
制御回路21の各部電圧波形を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1〜4はロータリーソレノイド(負荷)、10〜13は
駆動回路(駆動回路部)、20はCPU(PWM信号発
生部の一部)、21はタイミング制御回路(PWM信号
発生部の残部)、30は平滑コンデンサ、40はバッテ
リ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通のバッテリから複数の負荷への給電を
    個別にスイッチング制御する複数の駆動回路部と、共通
    のキャリヤ周波数をもつ各パルス幅変調(PWM)信号
    を前記各駆動回路部に個別に出力するPWM信号発生部
    とを備え、前記PWM信号発生部は、前記各PWM信号
    のパルスを互いに略等間隔に分散させることを特徴とす
    るパルス幅変調負荷制御装置。
  2. 【請求項2】前記駆動回路部は3個以上配設されること
    を特徴とする請求項1記載のパルス幅変調負荷制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記バッテリと並列に接続される平滑コン
    デンサを有することを特徴とする請求項1又は2のいず
    れか記載のパルス幅変調負荷制御装置。
  4. 【請求項4】前記負荷のインピーダンスは主にリアクタ
    ンスからなることを特徴とする請求項3記載のパルス幅
    変調負荷制御装置。
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