JPH09331660A - ギャップ制御型モータ - Google Patents
ギャップ制御型モータInfo
- Publication number
- JPH09331660A JPH09331660A JP14738896A JP14738896A JPH09331660A JP H09331660 A JPH09331660 A JP H09331660A JP 14738896 A JP14738896 A JP 14738896A JP 14738896 A JP14738896 A JP 14738896A JP H09331660 A JPH09331660 A JP H09331660A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- stator
- gap
- rotor assembly
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、ステータとロータとの間のギャ
ップを制御して所要のトルク特性を得ることができるギ
ャップ制御型モータを提供することを課題とする。 【解決手段】 ロータアッセンブリ12が回転すると、
シャフト13に接続されたトルク計17によってロータ
アッセンブリ12の出力トルクが検出され、コントロー
ラ18はこの検出値T1が予め設定されている所定値T
0となるように、油圧ポンプ16を駆動させて油圧シリ
ンダ15によりステータ14を移動させ、これによりロ
ータアッセンブリ12の外周面とステータ14との間の
ギャップを調整する。
ップを制御して所要のトルク特性を得ることができるギ
ャップ制御型モータを提供することを課題とする。 【解決手段】 ロータアッセンブリ12が回転すると、
シャフト13に接続されたトルク計17によってロータ
アッセンブリ12の出力トルクが検出され、コントロー
ラ18はこの検出値T1が予め設定されている所定値T
0となるように、油圧ポンプ16を駆動させて油圧シリ
ンダ15によりステータ14を移動させ、これによりロ
ータアッセンブリ12の外周面とステータ14との間の
ギャップを調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステータとロー
タとの間のギャップを調整することができるギャップ制
御型モータに関する。
タとの間のギャップを調整することができるギャップ制
御型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導モータの構造を図2及び図3
に示す。多数のリング状部材の積層体からなるステータ
1が円筒形状のフレーム2内に収容され、ステータ1の
内部にロータ3が挿入される。ステータ1の両端部には
ベアリング4及び5を介してロータ3のシャフト6を軸
支するエンドブラケット7及び8がそれぞれボルト9に
より固定されている。
に示す。多数のリング状部材の積層体からなるステータ
1が円筒形状のフレーム2内に収容され、ステータ1の
内部にロータ3が挿入される。ステータ1の両端部には
ベアリング4及び5を介してロータ3のシャフト6を軸
支するエンドブラケット7及び8がそれぞれボルト9に
より固定されている。
【0003】このようなモータは、ステータ1及びロー
タ3等の構造により決定される固有の出力トルク特性を
有しているが、特にステータ1とロータ3との間のギャ
ップがトルク特性を決定する大きな要素となっており、
ギャップを最適な値とすることによりモータの特性を最
大限に出すことができる。
タ3等の構造により決定される固有の出力トルク特性を
有しているが、特にステータ1とロータ3との間のギャ
ップがトルク特性を決定する大きな要素となっており、
ギャップを最適な値とすることによりモータの特性を最
大限に出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
モータでは、ステータ1とロータ3との間のギャップを
容易に調整することはできなかった。シムやボルトを用
いてステータ1とロータ3の相対位置を変えることによ
りギャップを調整できたとしても、一旦調整を終える
と、容易にギャップを変更することができず、特にモー
タの稼働中にギャップの調整を行うことはできなかっ
た。このため、モータのトルク特性を最大限に引き出す
ことが困難であった。
モータでは、ステータ1とロータ3との間のギャップを
容易に調整することはできなかった。シムやボルトを用
いてステータ1とロータ3の相対位置を変えることによ
りギャップを調整できたとしても、一旦調整を終える
と、容易にギャップを変更することができず、特にモー
タの稼働中にギャップの調整を行うことはできなかっ
た。このため、モータのトルク特性を最大限に引き出す
ことが困難であった。
【0005】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、ステータとロータとの間のギャッ
プを制御して所要のトルク特性を得ることができるギャ
ップ制御型モータを提供することを目的とする。
めになされたもので、ステータとロータとの間のギャッ
プを制御して所要のトルク特性を得ることができるギャ
ップ制御型モータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るギャップ
制御型モータは、回転自在に支持されたロータと、それ
ぞれロータの外周面を臨むようにロータの周囲に配置さ
れた複数のステータと、複数のステータをそれぞれロー
タの外周面に対して前進/後退させるための移動手段
と、ロータの出力トルクを検出するトルク計と、トルク
計により検出された出力トルクが所定値となるように移
動手段により複数のステータを移動させるコントローラ
とを備えたものである。
制御型モータは、回転自在に支持されたロータと、それ
ぞれロータの外周面を臨むようにロータの周囲に配置さ
れた複数のステータと、複数のステータをそれぞれロー
タの外周面に対して前進/後退させるための移動手段
と、ロータの出力トルクを検出するトルク計と、トルク
計により検出された出力トルクが所定値となるように移
動手段により複数のステータを移動させるコントローラ
とを備えたものである。
【0007】移動手段としては油圧ポンプにより作動す
る油圧シリンダを用いることができ、この場合コントロ
ーラによって油圧ポンプを駆動制御するとよい。また、
移動手段として電動シリンダを用い、コントローラによ
って電動シリンダを制御するようにすることもできる。
る油圧シリンダを用いることができ、この場合コントロ
ーラによって油圧ポンプを駆動制御するとよい。また、
移動手段として電動シリンダを用い、コントローラによ
って電動シリンダを制御するようにすることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1にこの発明の一実施形
態に係るギャップ制御型モータの構成を示す。モータフ
レーム11の中心部にロータアッセンブリ12がシャフ
ト13の回りに回転自在に配置されている。このロータ
アッセンブリ12の外周面を臨むようにその周囲に4つ
のステータ14が配置されている。各ステータ14は断
面U字形のステータ本体にコイルが巻回されたもので、
それぞれ対応する油圧シリンダ15のプランジャに保持
されており、油圧シリンダ15によってロータアッセン
ブリ12の外周面に対して前進/後退可能に設けられて
いる。また、各油圧シリンダ15には油圧ポンプ16が
接続されている。
付図面に基づいて説明する。図1にこの発明の一実施形
態に係るギャップ制御型モータの構成を示す。モータフ
レーム11の中心部にロータアッセンブリ12がシャフ
ト13の回りに回転自在に配置されている。このロータ
アッセンブリ12の外周面を臨むようにその周囲に4つ
のステータ14が配置されている。各ステータ14は断
面U字形のステータ本体にコイルが巻回されたもので、
それぞれ対応する油圧シリンダ15のプランジャに保持
されており、油圧シリンダ15によってロータアッセン
ブリ12の外周面に対して前進/後退可能に設けられて
いる。また、各油圧シリンダ15には油圧ポンプ16が
接続されている。
【0009】シャフト13にはロータアッセンブリ12
の出力トルクを検出するトルク計17が接続されてお
り、このトルク計17に油圧ポンプ16を駆動制御する
コントローラ18が接続されている。コントローラ18
には、予めトルクの所定値T0が設定されている。この
所定値T0としては、ロータアッセンブリ12の外周面
とステータ14との間のギャップを最適な値としたとき
に得られる最大の出力トルク値あるいはこれに近い値が
設定される。
の出力トルクを検出するトルク計17が接続されてお
り、このトルク計17に油圧ポンプ16を駆動制御する
コントローラ18が接続されている。コントローラ18
には、予めトルクの所定値T0が設定されている。この
所定値T0としては、ロータアッセンブリ12の外周面
とステータ14との間のギャップを最適な値としたとき
に得られる最大の出力トルク値あるいはこれに近い値が
設定される。
【0010】次に、このギャップ制御型モータの動作に
ついて説明する。例えば、インバータを用いて直流電流
から矩形波電流を形成し、この矩形波電流をステータ1
4のコイルに流すことにより回転磁界を形成させてロー
タアッセンブリ12を回転させる。ロータアッセンブリ
12が回転すると、シャフト13に接続されたトルク計
17によってロータアッセンブリ12の出力トルクが検
出され、コントローラ18へ送られる。コントローラ1
8は、トルク計17から送られてきた出力トルクの検出
値T1を予め設定されている所定値T0と比較し、検出
値T1が所定値T0となるように、油圧ポンプ16を駆
動させて4つの油圧シリンダ15によりそれぞれステー
タ14を移動させ、これによりロータアッセンブリ12
の外周面とステータ14との間のギャップを調整する。
ついて説明する。例えば、インバータを用いて直流電流
から矩形波電流を形成し、この矩形波電流をステータ1
4のコイルに流すことにより回転磁界を形成させてロー
タアッセンブリ12を回転させる。ロータアッセンブリ
12が回転すると、シャフト13に接続されたトルク計
17によってロータアッセンブリ12の出力トルクが検
出され、コントローラ18へ送られる。コントローラ1
8は、トルク計17から送られてきた出力トルクの検出
値T1を予め設定されている所定値T0と比較し、検出
値T1が所定値T0となるように、油圧ポンプ16を駆
動させて4つの油圧シリンダ15によりそれぞれステー
タ14を移動させ、これによりロータアッセンブリ12
の外周面とステータ14との間のギャップを調整する。
【0011】このように、トルク計17によりロータア
ッセンブリ12の出力トルクを検出し、その検出値に基
づいてコントローラ18で油圧ポンプ16を駆動制御す
ることにより、モータの稼働中にロータアッセンブリ1
2の外周面とステータ14との間のギャップを調整し
て、常に所要のトルク特性を得ることが可能となる。
ッセンブリ12の出力トルクを検出し、その検出値に基
づいてコントローラ18で油圧ポンプ16を駆動制御す
ることにより、モータの稼働中にロータアッセンブリ1
2の外周面とステータ14との間のギャップを調整し
て、常に所要のトルク特性を得ることが可能となる。
【0012】なお、トルク計17としては、吸収型動力
計、反動型動力計、ねじれトルク計等の各種のものを用
いることができる。また、上記の実施形態では、ステー
タ14を移動させる移動手段として、油圧シリンダ15
を用いたが、電動シリンダによりステータ14を前進/
後退させると共に電動シリンダをコントローラ18によ
って制御するようにすることもできる。この場合、油圧
ポンプ16は不要となる。この発明は、誘導モータ、磁
気抵抗スイッチング型(switched reluc
tance)モータ等、各種のモータに適用することが
できる。
計、反動型動力計、ねじれトルク計等の各種のものを用
いることができる。また、上記の実施形態では、ステー
タ14を移動させる移動手段として、油圧シリンダ15
を用いたが、電動シリンダによりステータ14を前進/
後退させると共に電動シリンダをコントローラ18によ
って制御するようにすることもできる。この場合、油圧
ポンプ16は不要となる。この発明は、誘導モータ、磁
気抵抗スイッチング型(switched reluc
tance)モータ等、各種のモータに適用することが
できる。
【図1】この発明の一実施形態に係るギャップ制御型モ
ータの構成を示すブロック図である。
ータの構成を示すブロック図である。
【図2】従来のモータを示す斜視図である。
【図3】従来のモータを示す断面図である。
11 モータフレーム 12 ロータアッセンブリ 13 シャフト 14 ステータ 15 油圧シリンダ 16 油圧ポンプ 17 トルク計 18 コントローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 回転自在に支持されたロータと、 それぞれ前記ロータの外周面を臨むように前記ロータの
周囲に配置された複数のステータと、 前記複数のステータをそれぞれ前記ロータの外周面に対
して前進/後退させるための移動手段と、 前記ロータの出力トルクを検出するトルク計と、 前記トルク計により検出された出力トルクが所定値とな
るように前記移動手段により前記複数のステータを移動
させるコントローラとを備えたことを特徴とするギャッ
プ制御型モータ。 - 【請求項2】 前記移動手段は油圧ポンプにより作動す
る油圧シリンダであり、前記コントローラは油圧ポンプ
を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載のモー
タ。 - 【請求項3】 前記移動手段は電動シリンダであり、前
記コントローラは電動シリンダを制御することを特徴と
する請求項1に記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14738896A JPH09331660A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | ギャップ制御型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14738896A JPH09331660A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | ギャップ制御型モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09331660A true JPH09331660A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15429140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14738896A Pending JPH09331660A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | ギャップ制御型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09331660A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7309941B2 (en) | 2003-03-31 | 2007-12-18 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Rotating electric machine and electric vehicle |
WO2013072531A1 (es) * | 2011-11-16 | 2013-05-23 | For Optimal Renewable Energy Systems, S.L. | Estátor modular retráctil para un motor/generador eléctrico |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP14738896A patent/JPH09331660A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7309941B2 (en) | 2003-03-31 | 2007-12-18 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Rotating electric machine and electric vehicle |
WO2013072531A1 (es) * | 2011-11-16 | 2013-05-23 | For Optimal Renewable Energy Systems, S.L. | Estátor modular retráctil para un motor/generador eléctrico |
EP2782215A4 (en) * | 2011-11-16 | 2016-01-06 | For Optimal Renewable Energy Systems S L | MODULAR RETRACTABLE STATOR FOR MOTOR / ELECTRIC GENERATOR |
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