JPH09331156A - 電子機器のフレーム - Google Patents

電子機器のフレーム

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JPH09331156A
JPH09331156A JP14594996A JP14594996A JPH09331156A JP H09331156 A JPH09331156 A JP H09331156A JP 14594996 A JP14594996 A JP 14594996A JP 14594996 A JP14594996 A JP 14594996A JP H09331156 A JPH09331156 A JP H09331156A
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JP
Japan
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frame
frames
mounting
electronic device
television receiver
Prior art date
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Application number
JP14594996A
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English (en)
Inventor
Kazuo Mino
和男 三野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、フレームを積み重ねることが
可能なことにより、フレームの保管スペースが少なくて
済むとともに、フレームの積み重ね作業の容易な電子機
器のフレームを提供することにある。 【解決手段】テレビジョン受信機用のフレーム100の
前面100Fには、ブラウン管取付用の開口部110の
左右に段付き形状の飾り板取付部120が形成されてい
る。飾り板取付部120には、複数の凹部140が形成
され、また、凹部140のそれぞれの後ろ側の面には突
出した取付用ボス150が形成されている。従って、第
1のフレームの凹部140に、第2のフレームの取付用
ボス150を挿入することにより、複数のフレームを積
み重ねることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機等の電子機器のフレームに係り、特に、積み重ね構造
を有するフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受信機の画面サイズは、近
年次第に大型化の傾向にある。テレビジョン受信機のブ
ラウン管は、キャビネットに収納保持されており、この
キャビネットは、小型のものは、プラスチック成形品を
使用し、大型のものは、木製品を使用するのが一般的で
あったが、最近は、大型のテレビジョン受信機用のキャ
ビネットについても、プラスチック化が進められてい
る。プラスチック成形品のキャビネットは、一般に、前
面側に位置するフレームと、後面側に位置するバックカ
バーの2つのパーツから構成されている。この中で、フ
レームは、ブラウン管を支持する部材であるため、ブラ
ウン管の大型化に伴って、フレームのサイズも大きくな
り、また、支持すべきブラウン管の重量も重くなること
から、フレームの構造を強化するため、フレームの厚み
も厚くなってきている。
【0003】一例を上げるならば、37インチの画面サ
イズを有するテレビジョン受信機のフレームは、高さが
750mm,幅が889mm,奥行きが450mmで、
重さは6kgとなっている。このような大型のフレーム
も大型の射出成形機を使用することにより、一体成形が
可能である。
【0004】小型のフレームにおいては、射出成形機に
より一体成形した後、成形機から自動的に取り外し、取
り外したフレームをベルトコンベア等により自動搬送し
ながら、冷却し、製造ラインにおいて、ブラウン管や回
路基板のシャーシを組み立てることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型の
フレームにおいては、大型のフレームを一体成形できる
ような射出成形機の数は少ないため、フレームの製造場
所とテレビジョン受信機の組立場所は、一般に、100
km以上も離れているのが実状である。また、大型のフ
レームの成形品は、大型かつ大重量であることから、射
出成形機から自動的に取り外すことはできず、人手によ
り取り外すようにしている。射出成形機から取り外され
た直後の大型のフレームは、冷却するために、成形機の
周囲に平積みしていた。そして、冷却後、ケース内に梱
包して、テレビジョン受信機の組立場所に搬送するよう
にしていた。従って、大型なフレームの製造にあたって
は、フレームの保管のために多大なスペースを必要とす
るという問題があった。
【0006】そこで、本発明者らは、先に、特願平7−
199410号において、フレームを積み重ねる構造に
ついて提案している。この積み重ね構造は、積み重ねら
れるべきフレームの上部に、プラスチック製の積み重ね
用のホルダー部品を4個取付け、この積み重ね用ホルダ
ー部品の上にフレームを置くことにより、複数個のフレ
ームを順次積み重ねるようにしている。
【0007】しかしながら、この積み重ね用ホルダー部
品は、人手によって取り付けるため、その作業に時間を
要するものであった。
【0008】本発明の目的は、フレームを積み重ねるこ
とが可能なことにより、フレームの保管スペースが少な
くて済むとともに、フレームの積み重ね作業の容易な電
子機器のフレームを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前面に形成された段付き形状の飾り板取
付部と、この飾り板取付部に形成された複数の凹部と、
この凹部のそれぞれの後ろ側の面に突出した取付用ボス
とを備えるようにしたものであり、かかる構成により、
フレームを積み重ねることが可能となるとともに、この
積み重ね作業も容易に行い得るものとなる。
【0010】上記電子機器のフレームにおいて、好まし
くは、上記フレームは、テレビジョン受信機用のフレー
ムであり、上記フレームの前面には、テレビジョン受信
機のブラウン管が取り付けられる開口部を有し、上記飾
り板取付部は、この開口部の左右の位置にそれぞれ形成
するようにしたものであり、かかる構成により、テレビ
ジョン受信機のデザインと合わせて、凹部及びボスを適
切な位置に形成し得るものとなる。
【0011】上記電子機器のフレームにおいて、好まし
くは、上記飾り板取付部は、その中央付近にスピーカー
からの音声を通すための開口を有し、 上記凹部は、こ
の開口の上下の位置にそれぞれ形成するようにしたもの
である。
【0012】上記電子機器のフレームにおいて、好まし
くは、上記開口の上下に形成されている2個の凹部の距
離は、200mm以上であるようにしたものであり、か
かる構成により、複数のフレームの積み重ねの際の安定
性を向上し得るものとなる。
【0013】上記電子機器のフレームにおいて、好まし
くは、上記凹部の個数は4個としたものであり、かかる
構成により、全体を対称に構成できるため、設計が容易
になし得るものとなる。
【0014】上記電子機器のフレームにおいて、好まし
くは、上記凹部の深さ及び上記取付用ボスの長さは、第
1のフレームの凹部に第2のフレームの取付用ボスを挿
入することにより、複数の上記フレームを積み重ねる際
に、フレーム間のギャップが20mm以上となるように
したものであり、かかる構成により、フレームを複数の
積み重ねても、外装品であるフレームに傷を付けること
をなくし得るものとなる。
【0015】上記電子機器のフレームにおいて、好まし
くは、上記取付用ボスは、上記フレームの後ろ側に取り
付けられるバックカバーの取付部であるようにしたもの
であり、かかり構成により、構成部品の数を減少し得る
ものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を用いて、本
発明の一実施形態によるテレビジョン受信機のフレーム
の構造について説明する。図1は、本発明の一実施形態
によるテレビジョン受信機のフレームの正面図であり、
図2は、図1のX−X断面図である。
【0017】図1において、フレーム100の前面10
0Fは、ブラウン管の画像表示面が取り付けられる開口
部110を有している。開口部110の左右には、飾り
板取付部120A,120Bが形成されている。飾り板
取付部120A,120Bは、他の面より一段低い凹部
であり、組立完了時には、この位置にスピーカーシート
等の飾り板が取り付けられる。飾り板取付部120Aに
は、複数個の横長形状のスリット130Aが形成されて
いる。また、飾り板取付部120Bには、複数個の横長
形状のスリット130Bが形成されている。スリット1
30A,130Bの数は、20個乃至30個である。ス
リット130A,130Bの後ろには、テレビジョン受
信機の組立時には、スピーカーボックスの開口部が取り
付けられる。スピーカーボックスは、ウーハーボックス
とも称されるものであり、内部にスピーカーを取り付け
られており、スピーカーからの音声は、スピーカーボッ
クスの開口部より出るようにしている。従って、スリッ
ト130A,130Bからは、テレビジョン受信機の音
声が出るようになっている。
【0018】更に、本実施形態においては、飾り板取付
部120A,120Bの領域内に、4個の凹部140
A,140B,140C,140Dが形成されている。
これらの凹部140A,140B,140C,140D
は、複数のフレーム100を順次積み重ねるのに使用さ
れる。
【0019】次に、図1のX−X断面を示す図2におい
て、フレーム100の前面100Fの飾り板取付部12
0Aは、他の面より一段低い凹部である。組立完了時に
は、飾り板取付部120Aの位置にスピーカーシート等
の飾り板が取り付けられるが、この点については、図3
を用いて後述する。飾り板取付部120Aには、複数個
のリブ132Aが前面100Fと一体的に形成されてお
り、リブ132Aの間が、図1で説明したスリット13
0Aを形成している。
【0020】更に、本実施形態においては、飾り板取付
部120Aの領域内に、凹部140A,140Bが形成
されている。凹部140A,140Bの後方の位置に
は、それぞれ、取付用ボス150A,150Bが形成さ
れている。取付用ボス150A,150Bの先端(図に
おける左端)は、凹部140A,140Bに挿入できる
外径を有している。複数のフレーム100を順次積み重
ねる際には、取付用ボス150A,150Bの先端を、
他のフレームの凹部に挿入する。取付用ボス150A,
150Bの先端(図における左端)は、フレーム100
の側面100Sよりも突出しているので、取付用ボス1
50A,150Bの先端を、他のフレームの凹部に挿入
した際にも、フレーム100の側面100Sの端部が、
他のフレームの前面に接触することはなく、フレームの
前面を傷つけることはない。フレーム100は、外装部
品であるために、フレーム同士が接触することにより、
フレームに傷が付けられることは避けるようにする必要
があるが、この点については、取付用ボス150A,1
50Bの長さ及び凹部140A,140Bの深さを適宜
設計することにより、達成できる。
【0021】なお、図2に示す状態では、凹部140
A,140Bの後方の位置に形成された取付用ボス15
0A,150Bのみが図示されているが、図1に示した
ように、フレーム100の前面100Fには、4個の凹
部140A,140B,140C,140Dが形成され
ており、凹部140C,140Dの後方の位置にも取付
用ボスがそれぞれ形成されている。
【0022】次に、図3を用いて、斜め後方から見たフ
レームの構成について説明する。図3は、本発明の一実
施形態によるテレビジョン受信機のフレームの斜視図で
ある。
【0023】フレーム100は、右側の側面100S
R,左側の側面100SL,上面100U,底面100
B,及び前面100Fから構成されている。前面100
Fには、ブラウン管の画像表示面が取り付けられる開口
部110が形成されている。底面100Bの奥行き(前
面100Fから後方への距離)は、上面100Uの奥行
きに比べて長くなっているが、フレーム100にブラウ
ン管を取付後、電気回路シャーシを底面100Uの上に
仮置きし、テレビジョン画面の調整を行うため、電気回
路シャーシを載置できる奥行きが必要なためである。
【0024】さらに、4本の取付用ボス150A,15
0B,150C,150Dが、フレーム100と一体的
に成形されている。取付用ボス150C,150Dと右
側の側面100SRの間には、リブ155C,155D
がそれぞれ一体的に成形されており、取付用ボス150
C,150Dを補強している。また、同様にして、取付
用ボス150A,150Bと左側の側面100SLの間
にも、リブがそれぞれ一体的に成形されている。
【0025】また、フレーム100の上面100Uの後
ろ側端部には、バックカバー取付用ボス160A,16
0B,160Cが、フレーム100と一体的に成形され
ている。また、取付用ボス150A,150B,150
C,150Dも、フレーム100の積み重ねの用途以外
に、バックカバーの取付けに用いられるものである。
【0026】次に、図4を用いて、フレームへのブラウ
ン管及びスピーカーの取付状態について説明する。図4
は、本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機のフ
レームの平面図であり、ブラウン管及びスピーカーの取
付状態を示している。
【0027】フレーム100の後方の開口部からブラウ
ン管200は挿入され、ブラウン管200の前面200
Fの画像表示部が、フレーム100の前面100Fの開
口部から露出するような位置で、ブラウン管200は、
フレーム100に取付け、固定される。
【0028】また、左右のスピーカー310R,310
Lの取り付けられた左右のスピーカーボックス300
R,300Lがフレーム100の左右の位置に取付け、
固定される。スピーカーボックス300R,300L
は、その後端側に、スピーカー310R,310Lがそ
れぞれ固定されており、前端側は、音声が出る開口を有
している。この開口が、それぞれ、図1に示したスリッ
ト130A,130Bと一致するように取り付けられ
る。
【0029】次に、図5を用いて、フレーム前面へのス
ピーカーシートの取付状態について説明する。図5は、
本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機のフレー
ムの断面図であり、図1のX−X断面図である。図2と
同一符号は、同一部分を表している。
【0030】図5において、図2と比較すると明かなよ
うに、フレーム100の前面100Fに形成されている
飾り板取付部120Aの段付き部には、飾り板としての
スピーカーシート170Aがはめ込まれている。スピー
カーシート170Aは、凹部140A,140Bを覆い
隠しており、テレビジョン受信機の組立が終了した時点
では、フレーム100の前面100F側から見た場合に
は、凹部140A,140Bがテレビジョン受信機の利
用者に見えることはないようになっている。また、スピ
ーカーシート170Aは、スピーカーからの音声を出す
ためのスリット132Aも覆い隠すようになっている
が、スピーカーシート170Aには、細かい穴が形成さ
れているため、音声が遮られることはない。
【0031】次に、図6,図7,図8を用いて、複数の
フレームを積み重ねた状態について説明する。図6は、
本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機のフレー
ムの積み重ね状態をフレームの側方から見た図であり、
図7は、本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームの積み重ね状態をフレームの側方から見た図
であり、図8は、図6の矢印Y部の拡大図である。
【0032】図6及び図7において、1台目のフレーム
100−1を定板400等の上に、前面100F−1側
を下にして寝かして置く。次に、フレ−ム100−1の
内面に設けた左右各々2ケ所のカバー取り付け用丸ボス
150A−1,150B−1に、2台目のフレーム10
0−2の前面左右の飾り板取り付け部の凹部140A−
2を挿入することにより、フレーム100−1,100
−2,100−3を順次積み重ねる。このとき、底面1
00B−1,100B−2,100B−3が交互に積み
重ねるようにしている。
【0033】図8は、凹部及び取付用ボスの拡大図であ
り、フレーム100の後ろ側から突出している取付用ボ
ス150の先端は、別のフレームの飾り板取付部120
に形成された凹部140に挿入されるが、その際に、取
付用ボス150が挿入しやすいように、その先端にテー
パ部142を設けている。
【0034】次に、図9,図10を用いて、バックカバ
ーの取付状態について説明する。図9は、本発明の一実
施形態によるテレビジョン受信機のフレームにバックカ
バーを取り付けた状態を示す平面図であり、図10は、
本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機のフレー
ムにバックカバーを取り付けた状態を示す背面図であ
る。
【0035】図9及び図10において、フレーム100
内に、ブラウン管や電気回路シャーシが取付固定された
後、バックカバー500がフレーム100に取り付けら
れる。バックカバー500は、4個の段付き部510
A,510B,510C,510Dを備えており、この
段付き部510A,510B,510C,510Dが、
それぞれ、取付用ボス150A,150Bの先端と突き
合わされる。その上で、バックカバー固定ネジ600
A,600B,600C,600D,600E,600
F,600Gにより、バックカバー500は、フレーム
100に固定される。
【0036】次に、取付用ボス及び凹部の位置関係につ
いて、図1,図6,図7を用いて説明する。
【0037】図1において、テレビジョン受信機のフレ
ーム100の高さをLHとし、幅をLWとする。フレーム
100の高さ方向について見ると、上側の凹部140
A,140Cの位置は、フレーム100の上面からLH1
の位置であり、下側の凹部140B,140Dの位置
は、フレーム100の底面からLH3の位置である。従っ
て、上側の凹部140A,140Cと下側の凹部140
B,140Dの距離は、LH2である。
【0038】また、フレーム100の幅方向について見
ると、左側の凹部140A,140Bの位置は、フレー
ム100の左側面からLW1の位置であり、右側の凹部1
40C,140Dの位置は、フレーム100の右側面か
らLW3の位置である。従って、左側の凹部140A,1
40Bと右側の凹部140C,140Dの距離は、LW2
である。
【0039】さらに、スピーカーシートを取り付ける飾
り板取付部120A,120Bの幅は、LS1であり、高
さは、LS2である。また、スピーカーボックスの開口部
に対向するスリット130A,130Bの上から下まで
の高さは、LSBである。また、上側の取付用ボス140
A,140Cと下側の取付用ボス140B,140Dの
間の距離は、LFBである。
【0040】また、ブラウン管の表示部が覗く開口部1
10の幅は、LB1であり、高さは、LB2である。
【0041】また、図6において、フレーム100を積
み重ねた場合における下側のフレームの底面と上側のフ
レームの上面の距離は、LULである。
【0042】さらに、図7において、フレーム100の
上面の奥行きは、LUであり、底面の奥行きは、LLであ
る。取付用ボス150のフレーム100からの突き出し
寸法は、LPBであり、フレーム100を積み重ねた状態
におけるフレーム間のギャップは、LGである。
【0043】ここで、例えば、37インチのテレビジョ
ン受信機の場合、各部の寸法は、以下のようになってい
る。さらに、括弧書きした寸法は、29インチのテレビ
ジョン受信機に対する寸法である。
【0044】LH =750mm (585mm) LH1=240mm (157.5mm) LH2=250mm (250mm) LH3=260mm (177.5mm) LW =889mm (677mm) LW1=29.5mm(28.5mm) LW2=830mm (620mm) LW3=29.5mm(28.5mm) LS1=59mm (50mm) LS2=552mm (419mm) LSB=200mm (200mm) LFB=250mm (250mm) LB1=727mm (550mm) LB2=548mm (416mm) LUL=20mm (20mm) LU =192.5mm(180mm) LL =418mm (205mm) LPB=50mm (50mm) LG =20mm (20mm) 以上述べた各寸法の中で、特に、本実施形態と関連する
ものは、上側の取付用ボス140A,140Cと下側の
取付用ボス140B,140Dの間の距離LFBであり、
37インチのテレビジョン受信機においては、250m
mとしている。距離LFBが余り狭いと、フレームを積み
重ねた時の安定性が悪いため、ある程度以上の距離とす
る必要がある。
【0045】距離LFBの下限値は、スピーカーボックス
の開口部に対向するスリット130A,130Bの上か
ら下までの高さLSBとの関係で決まるものである。大型
のテレビジョン受信機においては、高音質を要求される
ため、スピーカーボックスも大型のものを使用するた
め、高さLSBも比較的高いものとなっている。高さLSB
は、最低180mm程度あるため、凹部140の内径及
び外径をも考慮すると、距離LFBの下限値は、200m
mとなる。
【0046】また、距離LFBは、できるだけ長く、フレ
ーム100の高さLHにできるだけ近づけることが好ま
しいが、フレーム100の前面100Fの下側には、一
般にコントロール用のつまみ類が配置されるため、フレ
ーム100の高さLHより100mm程度短い距離が上
限値となる。
【0047】また、左側の凹部140A,140Bと右
側の凹部140C,140Dとの距離LW2は、ブラウン
管の管面の横幅よりも大きくするため、フレーム積み重
ね時の安定性の点では十分である。
【0048】さらに、取付用ボス150のフレーム10
0からの突き出し寸法LPBは、フレーム100を積み重
ねた状態におけるフレーム間のギャップLGとの関係で
決定されるものであり、ギャップLGは、20mmは確
保したいため、それに応じて、突き出し寸法LPB及び凹
部140の深さは、決定される。フレーム間のギャップ
LGを確保することにより、フレームの積み重ね時にお
ける外装部品であるフレームへの傷付きを防止すること
ができる。
【0049】以上説明した各部の寸法は、37インチと
29インチを代表しているが、これらの間のインチサイ
ズのテレビジョン受信機については、これらの間の寸法
を適宜採用できるものである。
【0050】また、以上の説明は、画面の縦横比率が
4:3の通常のテレビジョン受信機についてであるが、
縦横比率が16:9のいわゆるワイドテレビジョン受信
機についても同様に適用できる。
【0051】なお、以上の説明では、取付用ボス150
及び凹部140の数は、4個としているが、3個若しく
は5個のように、4個以外についても適用できる。しか
しながら、4個のように偶数とすることにより、左右対
称の配置とすることができるため、積み重ね時の安定性
もよくすることができる。
【0052】また、取付用ボス150の外径は、10m
mとしているが、これは、重量6kgのフレームを4点
支持するため、1本のボスの耐荷重である1.5kgを
達成するように設計されている。取付用ボス150の長
さを長くする必要がある場合には、強度を増すためにさ
らに太くする必要があり、フレームの重量が軽い場合に
は、さらに細くすることも可能である。凹部140の内
径は、取付用ボス150がスムーズに挿入でき、しか
も、ガタ付きが少ない状態でフレームを保持できるよう
に、取付用ボス150よりも僅かに大きくしてある。
【0053】また、上側の凹部140A,140Cのフ
レーム100の上面からの距離LH1は、下側の凹部14
0B,140Dのフレーム100の底面から距離LH3と
は均しくしていないが、これは、図6に示すように、フ
レーム100の底面と上面を交互に積み重ねた時に、下
側のフレームの底面と上側のフレームの上面の距離LUL
を所定距離(例えば、20mm)だけ確保して、フレー
ムの積み重ね時に、フレーム同士が接触しないようにす
るためである。フレームは、外装部品であるため、フレ
ームの表面に傷がつかないように配慮する必要がある。
【0054】なお、取付用ボスは、フレームの積み重ね
用として用いるだけでなく、バックカバーの取付部とし
ても用いているが、このボスは、積み重ね用専用として
もよく、その際には、バックカバーには、図9において
説明したような段付き部が不要となるため、バックカバ
ーの製作は容易となる。
【0055】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、フレームは、積み重ねることが可能となるため、フ
レームの保管スペースの省スペース化が図れる。また、
フレームの積み重ねに際して、特別な別部品を使うこと
なく、フレームと一体的に成形された取付用ボス及びこ
のボスに対向する位置に成形された凹部を用いるため、
フレームの積み重ね作業を容易に行うことができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、電子機器のフレームを
積み重ねることが可能なことにより、フレームの保管ス
ペースが少なくて済むとともに、フレームの積み重ね作
業を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームの正面図である。
【図2】 図1のX−X断面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームの斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームへのブラウン管及びスピーカーの取付状態を
示す平面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームの断面図であり、図1のX−X断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームの積み重ね状態をフレームの側方から見た図
である。
【図7】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームの積み重ね状態をフレームの側方から見た図
である。
【図8】図6の矢印Y部の拡大図である。
【図9】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信機
のフレームにバックカバーを取り付けた状態を示す平面
図である。
【図10】本発明の一実施形態によるテレビジョン受信
機のフレームにバックカバーを取り付けた状態を示す背
面図である。
【符号の説明】
100…フレーム 100F…前面 100S…側面 100U…上面 100B…底面 110…開口部 120A,120B…飾り板取付部 130A,130B…スリット 132A…リブ 140A,140B,140C,140D…凹部 150A,150B,150C,150D…取付用ボス 155C,155D…リブ 170…スピーカーシート 200…ブラウン管 300…スピーカーボックス 310…スピーカー 400…定板 500…バックカバー 510…段付き部 600…バックカバー固定ネジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に形成された段付き形状の飾り板取
    付部と、 この飾り板取付部に形成された複数の凹部と、 この凹部のそれぞれの後ろ側の面に突出した取付用ボス
    とを備えたことを特徴とする電子機器のフレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器のフレームにお
    いて、 上記フレームは、テレビジョン受信機用のフレームであ
    り、 上記フレームの前面には、テレビジョン受信機のブラウ
    ン管が取り付けられる開口部を有し、 上記飾り板取付部は、この開口部の左右の位置にそれぞ
    れ形成されていることを特徴とする電子機器のフレー
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子機器のフレームにお
    いて、 上記飾り板取付部は、その中央付近にスピーカーからの
    音声を通すための開口を有し、 上記凹部は、この開口の上下の位置にそれぞれ形成され
    ていることを特徴とする電子機器のフレーム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子機器のフレームにお
    いて、 上記開口の上下に形成されている2個の凹部の距離は、
    200mm以上であることを特徴とする電子機器のフレ
    ーム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電子機器のフレームにお
    いて、 上記凹部の個数は4個であることを特徴とする電子機器
    のフレーム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電子機器のフレームにお
    いて、 上記凹部の深さ及び上記取付用ボスの長さは、第1のフ
    レームの凹部に第2のフレームの取付用ボスを挿入する
    ことにより、複数の上記フレームを積み重ねる際に、フ
    レーム間のギャップが20mm以上となるように選択さ
    れていることを特徴とする電子機器のフレーム。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の電子機器のフレームにお
    いて、 上記取付用ボスは、上記フレームの後ろ側に取り付けら
    れるバックカバーの取付部であることを特徴とする電子
    機器のフレーム。
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