JPH0932953A - ガス放散弁 - Google Patents
ガス放散弁Info
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- JPH0932953A JPH0932953A JP18414695A JP18414695A JPH0932953A JP H0932953 A JPH0932953 A JP H0932953A JP 18414695 A JP18414695 A JP 18414695A JP 18414695 A JP18414695 A JP 18414695A JP H0932953 A JPH0932953 A JP H0932953A
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Landscapes
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Check Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 導出管との接続が容易で耐震性、変形抵抗性
に優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがなく、且つ経済
的である。 【解決手段】 管路から導出された導出管に接続する弁
本体3内に設けられた弁座8と、弁本体3内に設けられ
弁座8に密着し又は離れる弁子10とを有し、ガスの圧
力とばね19の付勢力とによって弁座8に密着する弁子
10と、一方の端部が弁子10に当接又は近傍に位置す
ると共に、一方の端部の近傍側面に連通孔15を有し、
ガスの圧力とばね19の付勢力とに逆らって押圧、移動
させた時に連通孔15が弁本体3の内側に開口する放出
管13とを備える。更に、弁子10の弁座8に密着する
密着面11は球面で、少なくとも弁本体3はポリエチレ
ンで形成される。
に優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがなく、且つ経済
的である。 【解決手段】 管路から導出された導出管に接続する弁
本体3内に設けられた弁座8と、弁本体3内に設けられ
弁座8に密着し又は離れる弁子10とを有し、ガスの圧
力とばね19の付勢力とによって弁座8に密着する弁子
10と、一方の端部が弁子10に当接又は近傍に位置す
ると共に、一方の端部の近傍側面に連通孔15を有し、
ガスの圧力とばね19の付勢力とに逆らって押圧、移動
させた時に連通孔15が弁本体3の内側に開口する放出
管13とを備える。更に、弁子10の弁座8に密着する
密着面11は球面で、少なくとも弁本体3はポリエチレ
ンで形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路のガスを放散
させるガス放散弁に関するものである。
させるガス放散弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスを流通する管路、とりわけ漏洩する
と危険な都市ガス等を流通させる地中に敷設された管路
は、地震、振動、地盤沈下等に対しては、鋼管よりもポ
リエチレン等の合成樹脂で製作した管の方が耐震性、変
形抵抗性が優れていることが最近の地震等から実証され
ている。管路を補修、その他の理由により、管路のガス
を抜く必要がある場合、この管路から導出された導出管
に取り付けたガス放散弁を開いて空中に放散する。
と危険な都市ガス等を流通させる地中に敷設された管路
は、地震、振動、地盤沈下等に対しては、鋼管よりもポ
リエチレン等の合成樹脂で製作した管の方が耐震性、変
形抵抗性が優れていることが最近の地震等から実証され
ている。管路を補修、その他の理由により、管路のガス
を抜く必要がある場合、この管路から導出された導出管
に取り付けたガス放散弁を開いて空中に放散する。
【0003】従来、ガスを流通する管路は、鋼管製であ
った関係上、上記導出管は鋼管を使用し、ガス放散弁も
通常の鋼製の閉止弁が使用されるのが通常であった。
った関係上、上記導出管は鋼管を使用し、ガス放散弁も
通常の鋼製の閉止弁が使用されるのが通常であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐震性
や外的負荷力に対する変形抵抗性の向上の見地から、地
中に設けられるガスの管路をポリエチレン等の合成樹脂
で敷設した場合、この管路から導出される導出管もポリ
エチレン等の合成樹脂製とすることが、管路と導出管と
の接続の点から望ましい。導出管が合成樹脂である場
合、鋼製の閉止弁を使用することは、この導出管と鋼製
の閉止弁とを接続するに当たり、それ相当の力学的負荷
をかけるので、ひび割れ、変形等の悪影響の恐れがあ
り、導出管と閉止弁の接続に熟練を要し、且つ耐震性、
変形抵抗性の面でも信頼性に欠けるものがあった。
や外的負荷力に対する変形抵抗性の向上の見地から、地
中に設けられるガスの管路をポリエチレン等の合成樹脂
で敷設した場合、この管路から導出される導出管もポリ
エチレン等の合成樹脂製とすることが、管路と導出管と
の接続の点から望ましい。導出管が合成樹脂である場
合、鋼製の閉止弁を使用することは、この導出管と鋼製
の閉止弁とを接続するに当たり、それ相当の力学的負荷
をかけるので、ひび割れ、変形等の悪影響の恐れがあ
り、導出管と閉止弁の接続に熟練を要し、且つ耐震性、
変形抵抗性の面でも信頼性に欠けるものがあった。
【0005】更に、鋼性の閉止弁をガス放散弁として使
用することは、管内からのガスと、管外からの水分とに
よる内外両面の腐食の恐れがあり、且つ鋼性の閉止弁
は、構造的に複雑で、操作が煩雑であると共に、取り付
けの費用も高くつくものであった。
用することは、管内からのガスと、管外からの水分とに
よる内外両面の腐食の恐れがあり、且つ鋼性の閉止弁
は、構造的に複雑で、操作が煩雑であると共に、取り付
けの費用も高くつくものであった。
【0006】本発明の目的は、上記従来のガス放散弁の
問題点を解決し、導出管との接続が容易で耐震性、変形
抵抗性に優れ、腐食の恐れがなく、経済的なガス放散弁
を提供することである。
問題点を解決し、導出管との接続が容易で耐震性、変形
抵抗性に優れ、腐食の恐れがなく、経済的なガス放散弁
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガス放散弁は、ガスを流通する管路から導
出された導出管に接続する弁本体内に設けられた弁座
と、前記弁本体内に設けられ前記弁座に密着し又は離れ
る弁子とを有し、前記管路のガスを放散するガス放散弁
において、前記ガスの圧力と弾性材の付勢力とによって
前記弁座に密着する前記弁子と、一方の端部が前記弁子
に当接又は近傍に位置すると共に、該一方の端部の近傍
側面に連通孔を有し、前記ガスの圧力と弾性材の付勢力
とに逆らって押圧、移動させた時に前記連通孔が前記弁
本体の内側に開口する放出管とを備えたものである。
め、本発明のガス放散弁は、ガスを流通する管路から導
出された導出管に接続する弁本体内に設けられた弁座
と、前記弁本体内に設けられ前記弁座に密着し又は離れ
る弁子とを有し、前記管路のガスを放散するガス放散弁
において、前記ガスの圧力と弾性材の付勢力とによって
前記弁座に密着する前記弁子と、一方の端部が前記弁子
に当接又は近傍に位置すると共に、該一方の端部の近傍
側面に連通孔を有し、前記ガスの圧力と弾性材の付勢力
とに逆らって押圧、移動させた時に前記連通孔が前記弁
本体の内側に開口する放出管とを備えたものである。
【0008】更に、上記発明において、少なくとも前記
弁本体は、合成樹脂で形成されたものである。
弁本体は、合成樹脂で形成されたものである。
【0009】更に、上記いずれかの発明において、前記
弁子の前記弁座に密着する密着面は、球面である。
弁子の前記弁座に密着する密着面は、球面である。
【0010】更に、上記いずれかの発明において、少な
くとも前記弁本体は、ポリエチレンで形成されたもので
ある。
くとも前記弁本体は、ポリエチレンで形成されたもので
ある。
【0011】本発明のガス放散弁によれば、ガスの圧力
と弾性材とによって弁座に密着する弁子を備えているの
で、管路にガスが流通している時は、ガスの圧力と弾性
材の付勢力とによってガス放散弁は全閉した状態となっ
ている。放出管の一方の端部が弁子に当接又は近傍に位
置すると共に、この一方の端部の近傍側面に連通孔を有
しているので、ガスの圧力と弾性材の付勢力とに逆らっ
て押圧、移動させた時に、連通孔が弁本体の内側に開口
するので、管路のガスはこの連通孔を介して放出され、
ガス放散弁の外に放散される。
と弾性材とによって弁座に密着する弁子を備えているの
で、管路にガスが流通している時は、ガスの圧力と弾性
材の付勢力とによってガス放散弁は全閉した状態となっ
ている。放出管の一方の端部が弁子に当接又は近傍に位
置すると共に、この一方の端部の近傍側面に連通孔を有
しているので、ガスの圧力と弾性材の付勢力とに逆らっ
て押圧、移動させた時に、連通孔が弁本体の内側に開口
するので、管路のガスはこの連通孔を介して放出され、
ガス放散弁の外に放散される。
【0012】更に、上記発明において、少なくとも弁本
体は、合成樹脂で形成されたものは、上記発明の作用に
加え、耐震性や外力に対する変形抵抗性に優れ、腐食や
管路への悪影響の恐れがなく、且つ安価で経済的であ
る。
体は、合成樹脂で形成されたものは、上記発明の作用に
加え、耐震性や外力に対する変形抵抗性に優れ、腐食や
管路への悪影響の恐れがなく、且つ安価で経済的であ
る。
【0013】更に、上記いずれかの発明において、弁子
の弁座に密着する密着面が球面であるものは、上記いず
れかの発明の作用に加え、弁子を精度良く製作出来ると
共に、多少の弁子の位置ずれが生じても弁子は弁座に確
実に密着する。
の弁座に密着する密着面が球面であるものは、上記いず
れかの発明の作用に加え、弁子を精度良く製作出来ると
共に、多少の弁子の位置ずれが生じても弁子は弁座に確
実に密着する。
【0014】そして、上記いずれかの発明において、少
なくとも弁本体は、ポリエチレンで形成されたものは、
一層耐震性や外力に対する変形抵抗性に優れ、腐食や管
路への悪影響の恐れがなく、且つ安価な経済的なガス放
散弁である。
なくとも弁本体は、ポリエチレンで形成されたものは、
一層耐震性や外力に対する変形抵抗性に優れ、腐食や管
路への悪影響の恐れがなく、且つ安価な経済的なガス放
散弁である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガス放散弁の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図4は、本実施例のガス放散弁の使用状態
を示す説明図である。都市ガス等のガスを流通する地中
に敷設されたポリエチレン製の管路28には、管路28
のガス遮断或いは流量調整及び遮断の双方を行なうこと
の出来る、同じくポリエチレン製の弁29が設けられ、
地上からは保護筒30によって弁29の開閉が行なえる
ように形成されている。保護筒30の上側は、キャップ
31が設けられる。右側のガス放散弁1は、管路28に
接続された導出管23に固定される。導出管23は、管
路28に固定したポリエチレン製のサドル25と、サド
ル25に接続されたポリエチレン管24aとを有してお
り、そのガス放散弁1側はバンド27を介して保護筒3
0に固定されている。
を示す説明図である。都市ガス等のガスを流通する地中
に敷設されたポリエチレン製の管路28には、管路28
のガス遮断或いは流量調整及び遮断の双方を行なうこと
の出来る、同じくポリエチレン製の弁29が設けられ、
地上からは保護筒30によって弁29の開閉が行なえる
ように形成されている。保護筒30の上側は、キャップ
31が設けられる。右側のガス放散弁1は、管路28に
接続された導出管23に固定される。導出管23は、管
路28に固定したポリエチレン製のサドル25と、サド
ル25に接続されたポリエチレン管24aとを有してお
り、そのガス放散弁1側はバンド27を介して保護筒3
0に固定されている。
【0017】弁29の左側のガス放散弁1は、左側の導
出管23に接続されている。左側の導出管23は、管路
28に固定したポリエチレン製のサドル25と、これに
接続されたポリエチレン管24bとポリエチレン製のエ
ルボ26との組み合わせ管と、更にこれに接続されたフ
レキシブル管24cとを有している。従って、左側のガ
ス放散弁1は、フレキシブル管24cと接続される。左
側の導出管23は、右側の導出管23と共にバンド27
を介して保護筒30に固定される。
出管23に接続されている。左側の導出管23は、管路
28に固定したポリエチレン製のサドル25と、これに
接続されたポリエチレン管24bとポリエチレン製のエ
ルボ26との組み合わせ管と、更にこれに接続されたフ
レキシブル管24cとを有している。従って、左側のガ
ス放散弁1は、フレキシブル管24cと接続される。左
側の導出管23は、右側の導出管23と共にバンド27
を介して保護筒30に固定される。
【0018】このような管路28において、管路28を
補修、その他の理由により、管路28のガスを抜く必要
のある場合、先ず弁29を遮断し、次に、例えば右側の
管路28に設けられた導出管23に接続、固定されたガ
ス放散弁1を開くと、弁29の右側の管路28内のガス
が放散される。弁29の左側の管路28内のガスを放散
する場合も、上記と同様になされる。
補修、その他の理由により、管路28のガスを抜く必要
のある場合、先ず弁29を遮断し、次に、例えば右側の
管路28に設けられた導出管23に接続、固定されたガ
ス放散弁1を開くと、弁29の右側の管路28内のガス
が放散される。弁29の左側の管路28内のガスを放散
する場合も、上記と同様になされる。
【0019】図1は、本発明に係るガス放散弁の第1の
実施形態を示す断面図である。第1の実施形態のガス放
散弁1は、上記導出管23に接続する合成樹脂であるポ
リエチレンで形成された弁本体3に設けられた弁座8
と、この弁本体3に設けられ弁座8に密着し又は離れる
弁子10とを有する。弁座8は、弁本体3の他端5内側
に螺合、固定された座部材7に設けられ、この弁座8に
ガスの圧力と弾性材であるばね19の付勢力とによって
弁子10が密着する。
実施形態を示す断面図である。第1の実施形態のガス放
散弁1は、上記導出管23に接続する合成樹脂であるポ
リエチレンで形成された弁本体3に設けられた弁座8
と、この弁本体3に設けられ弁座8に密着し又は離れる
弁子10とを有する。弁座8は、弁本体3の他端5内側
に螺合、固定された座部材7に設けられ、この弁座8に
ガスの圧力と弾性材であるばね19の付勢力とによって
弁子10が密着する。
【0020】更に、ガス放散弁1は、一方の端部14が
弁子10に当接又は近傍に位置するように配置されると
共に、一方の端部14の近傍側面に連通孔15を有する
放出管13を備えている。ガスの圧力とばね19の付勢
力とに逆らって放出管13を押圧、移動させた時に、連
通孔15は、放出管13と座部材7との摺動面18を越
えて弁本体3の内側3bに位置し開口するので、弁本体
3の内側3bと放出管13の内側、従って、ガス放散弁
1の外側と連通する。
弁子10に当接又は近傍に位置するように配置されると
共に、一方の端部14の近傍側面に連通孔15を有する
放出管13を備えている。ガスの圧力とばね19の付勢
力とに逆らって放出管13を押圧、移動させた時に、連
通孔15は、放出管13と座部材7との摺動面18を越
えて弁本体3の内側3bに位置し開口するので、弁本体
3の内側3bと放出管13の内側、従って、ガス放散弁
1の外側と連通する。
【0021】弁子10を弁座8に密着させるばね19
は、一端が弁子10に係止すると共に、他端は弁本体3
の内側段部6に係止する。
は、一端が弁子10に係止すると共に、他端は弁本体3
の内側段部6に係止する。
【0022】弁本体3は、市販の異径ソケットを使用
し、所要の個所を必要の精度に応じて加工することによ
り経済的な弁本体を得ることが出来る。
し、所要の個所を必要の精度に応じて加工することによ
り経済的な弁本体を得ることが出来る。
【0023】第1の実施形態の弁子10は、その外側形
状が球面となっており、当然弁座8に密着する密着面1
1も球面である。弁子10の材質は、ゴム、樹脂、金属
又は金属球にゴムや樹脂のライニングをしたものから出
来ており、弁座8の材質とは互いに異質の材料を使用す
る。即ち、弁子10が金属等の硬い材質であるならば、
これに接触する弁座8の材質は弾力性のある材質にし、
弁子10の材質が弾力性のある材質であるならば、弁座
8は硬い材質のものである。
状が球面となっており、当然弁座8に密着する密着面1
1も球面である。弁子10の材質は、ゴム、樹脂、金属
又は金属球にゴムや樹脂のライニングをしたものから出
来ており、弁座8の材質とは互いに異質の材料を使用す
る。即ち、弁子10が金属等の硬い材質であるならば、
これに接触する弁座8の材質は弾力性のある材質にし、
弁子10の材質が弾力性のある材質であるならば、弁座
8は硬い材質のものである。
【0024】弁子10の弁座8に密着する密着面11は
球面であるが、図2に示したように、弁子10の弁座8
に密着する密着面11とその近傍のみを球面にし、ばね
19に当接する面はばね19を係止するのに適した形状
にしても良い。尚、図2におけるその他の部分で図1と
同じ構造、作用部分には、同じ参照番号を付けてその説
明を省略する。
球面であるが、図2に示したように、弁子10の弁座8
に密着する密着面11とその近傍のみを球面にし、ばね
19に当接する面はばね19を係止するのに適した形状
にしても良い。尚、図2におけるその他の部分で図1と
同じ構造、作用部分には、同じ参照番号を付けてその説
明を省略する。
【0025】放出管13は、円筒形をしており、一方の
端部14の近傍に連通孔15を少なくとも一つを有し、
円筒形の外側の所要の個所に鍔17を有する。鍔17
は、放出管13をばね19の付勢力とガスの圧力に逆ら
って押圧、移動させた時に座部材7に当接してストッパ
ーの役目を果たす。
端部14の近傍に連通孔15を少なくとも一つを有し、
円筒形の外側の所要の個所に鍔17を有する。鍔17
は、放出管13をばね19の付勢力とガスの圧力に逆ら
って押圧、移動させた時に座部材7に当接してストッパ
ーの役目を果たす。
【0026】第1の実施形態のガス放散弁1と先に述べ
た導出管23とを接続するには、弁本体3の一端4内側
に設けられた管用テーパねじ3aを利用してシール材を
用いて螺合する。
た導出管23とを接続するには、弁本体3の一端4内側
に設けられた管用テーパねじ3aを利用してシール材を
用いて螺合する。
【0027】以上の構成を有する第1の実施形態のガス
放散弁1は、次のように作用する。即ち、弁本体3内に
設けられた弁座8と、ガスの圧力とばね19の付勢力と
によって弁座8に密着する弁子10とを備えているの
で、管路にガスが流通している時は、ガス圧とばね19
の付勢力とによってガス放散弁1は全閉した状態となっ
ている。放出管13の一方の端部14が弁子10に当接
又は近傍に位置すると共に、この一方の端部14の近傍
側面に連通孔15を有しているので、ガスの圧力とばね
19の付勢力とに逆らって押圧、移動させた時に、連通
孔15は弁本体3の内側3bに連通するので、管路のガ
スはこの連通孔15を介して放出、放散される。
放散弁1は、次のように作用する。即ち、弁本体3内に
設けられた弁座8と、ガスの圧力とばね19の付勢力と
によって弁座8に密着する弁子10とを備えているの
で、管路にガスが流通している時は、ガス圧とばね19
の付勢力とによってガス放散弁1は全閉した状態となっ
ている。放出管13の一方の端部14が弁子10に当接
又は近傍に位置すると共に、この一方の端部14の近傍
側面に連通孔15を有しているので、ガスの圧力とばね
19の付勢力とに逆らって押圧、移動させた時に、連通
孔15は弁本体3の内側3bに連通するので、管路のガ
スはこの連通孔15を介して放出、放散される。
【0028】更に、弁子10の弁座8に密着する密着面
11が球面であるものは、弁子10を精度良く製作出来
ると共に、多少の弁子10の位置ずれが生じても弁子1
0は弁座8に確実に密着する。
11が球面であるものは、弁子10を精度良く製作出来
ると共に、多少の弁子10の位置ずれが生じても弁子1
0は弁座8に確実に密着する。
【0029】そして、少なくとも弁本体3は、ポリエチ
レンで形成されたものは、耐震性や外力に対する変形抵
抗性に優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがなく、且つ
安価な経済的なガス放散弁である。
レンで形成されたものは、耐震性や外力に対する変形抵
抗性に優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがなく、且つ
安価な経済的なガス放散弁である。
【0030】図3は、本発明に係るガス放散弁の第2の
実施形態を示す断面図である。第2の実施形態のガス放
散弁1と図1の第1の実施形態のガス放散弁との異なる
所は、第1の実施形態の座部材7に相当するものが第2
の実施形態では座部材9になっていることである。蓋部
材21は、座部材9に螺合される。
実施形態を示す断面図である。第2の実施形態のガス放
散弁1と図1の第1の実施形態のガス放散弁との異なる
所は、第1の実施形態の座部材7に相当するものが第2
の実施形態では座部材9になっていることである。蓋部
材21は、座部材9に螺合される。
【0031】第2の実施形態のガス放散弁1は、その弁
本体3の他端5外側にねじを形成しなくても良いので第
1の実施形態の弁本体に比べ強度的に有利となる。更
に、第2の実施形態の弁本体3の一端4と導出管23と
の接続は、ポリエチレンの融合方式を採用している。即
ち、弁本体3と導出管23は、ポリエチレン製であり、
この合成樹脂は、通常接着剤で接合困難なものであるの
で、材料自体の溶融によって接合を行なう。溶融溜り2
2は、ばね19の受座20と導出管23の先端との間隙
22aを満たすように形成する。そのためには、弁本体
3の一端4内側径と導出管23の嵌合部外形は、略同一
寸法とする。
本体3の他端5外側にねじを形成しなくても良いので第
1の実施形態の弁本体に比べ強度的に有利となる。更
に、第2の実施形態の弁本体3の一端4と導出管23と
の接続は、ポリエチレンの融合方式を採用している。即
ち、弁本体3と導出管23は、ポリエチレン製であり、
この合成樹脂は、通常接着剤で接合困難なものであるの
で、材料自体の溶融によって接合を行なう。溶融溜り2
2は、ばね19の受座20と導出管23の先端との間隙
22aを満たすように形成する。そのためには、弁本体
3の一端4内側径と導出管23の嵌合部外形は、略同一
寸法とする。
【0032】第2の実施形態のガス放散弁1の弁本体3
も、第1の実施形態の弁本体3と同じく市販の異型ソケ
ットを使用している。
も、第1の実施形態の弁本体3と同じく市販の異型ソケ
ットを使用している。
【0033】図3におけるその他の構造、作用部分で図
1と同じ構造、作用部分には同じ参照番号を付けて、そ
の説明を省略する。
1と同じ構造、作用部分には同じ参照番号を付けて、そ
の説明を省略する。
【0034】以上この発明を図示の実施例について詳し
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施例
のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱せ
ずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得ること
は云うまでもない。
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施例
のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱せ
ずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得ること
は云うまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明のガス放散弁によれば、簡便に管
路のガス放散が出来、且つ安価で経済的なガス放散弁を
提供出来る。少なくとも弁本体が合成樹脂で形成したも
のは導出管との接続が容易で耐震性、変形抵抗性に優
れ、腐食の恐れがない。弁子の弁座に密着する密着面が
球面であるものは、弁子を精度良く製作出来ると共に、
多少の弁子の位置ずれが生じても弁子は弁座に確実に密
着する。そして、少なくとも弁本体をポリエチレンで形
成したものは、一層耐震性や外力に対する変形抵抗性に
優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがない。
路のガス放散が出来、且つ安価で経済的なガス放散弁を
提供出来る。少なくとも弁本体が合成樹脂で形成したも
のは導出管との接続が容易で耐震性、変形抵抗性に優
れ、腐食の恐れがない。弁子の弁座に密着する密着面が
球面であるものは、弁子を精度良く製作出来ると共に、
多少の弁子の位置ずれが生じても弁子は弁座に確実に密
着する。そして、少なくとも弁本体をポリエチレンで形
成したものは、一層耐震性や外力に対する変形抵抗性に
優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがない。
【図1】本発明に係るガス放散弁の第1の実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】弁子の他の例を示す要部断面図である。
【図3】本発明に係るガス放散弁の第2の実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】本発明に係るガス放散弁の使用状態を示す説明
図である。
図である。
1 ガス放散弁 3 弁本体 4 一端 5 他端 8 弁座 10 弁子 11 密着面 13 放出管 14 一方の端部 15 連通孔 19 ばね(弾性材) 23 導出管 28 管路
Claims (4)
- 【請求項1】 ガスを流通する管路から導出された導出
管に接続する弁本体内に設けられた弁座と、前記弁本体
内に設けられ前記弁座に密着し又は離れる弁子とを有
し、前記管路のガスを放散するガス放散弁において、前
記ガスの圧力と弾性材の付勢力とによって前記弁座に密
着する前記弁子と、一方の端部が前記弁子に当接又は近
傍に位置すると共に、該一方の端部の近傍側面に連通孔
を有し、前記ガスの圧力と弾性材の付勢力とに逆らって
押圧、移動させた時に前記連通孔が前記弁本体の内側に
開口する放出管とを備えたものであることを特徴とする
ガス放散弁。 - 【請求項2】 請求項1において、少なくとも前記弁本
体は、合成樹脂で形成されたものであることを特徴とす
るガス放散弁。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記弁子の前
記弁座に密着する密着面は、球面であることを特徴とす
るガス放散弁。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、少
なくとも前記弁本体は、ポリエチレンで形成されたもの
であることを特徴とするガス放散弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18414695A JP2852398B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ガス放散弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18414695A JP2852398B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ガス放散弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932953A true JPH0932953A (ja) | 1997-02-07 |
JP2852398B2 JP2852398B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=16148178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18414695A Expired - Fee Related JP2852398B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ガス放散弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852398B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000003168A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Ebara Corporation | Clapet de retenue a bille |
JP2004144169A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-20 | Tsudakoma Corp | 逆止弁 |
JP2006170433A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-29 | Fuji Techno Industries Corp | 弁装置 |
KR20160004924A (ko) * | 2014-07-04 | 2016-01-13 | 가부시키가이샤 반다이 | 연출 출력 완구 |
CN106641326A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-10 | 王六十 | 一种具有防腐蚀功能的阀门装置 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP18414695A patent/JP2852398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000003168A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Ebara Corporation | Clapet de retenue a bille |
US6510869B1 (en) | 1998-07-10 | 2003-01-28 | Ebara Corporation | Ball check valve |
JP2004144169A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-20 | Tsudakoma Corp | 逆止弁 |
JP2006170433A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-29 | Fuji Techno Industries Corp | 弁装置 |
KR20160004924A (ko) * | 2014-07-04 | 2016-01-13 | 가부시키가이샤 반다이 | 연출 출력 완구 |
CN106641326A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-10 | 王六十 | 一种具有防腐蚀功能的阀门装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2852398B2 (ja) | 1999-02-03 |
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