JPH09328353A - 窯業素材中の物入り検出方法及び装置 - Google Patents

窯業素材中の物入り検出方法及び装置

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JPH09328353A
JPH09328353A JP8146918A JP14691896A JPH09328353A JP H09328353 A JPH09328353 A JP H09328353A JP 8146918 A JP8146918 A JP 8146918A JP 14691896 A JP14691896 A JP 14691896A JP H09328353 A JPH09328353 A JP H09328353A
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Katsutoshi Yamamoto
勝利 山本
Susumu Nakanishi
進 中西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窯業素材中の物入りの有無を迅速かつ簡便に検
出することができる窯業素材中の物入り検出方法及び装
置を提供する。 【解決手段】土練機4の前後の工程から採取した未乾燥
の窯業素材5を、切断刃9とシリンダ10を備えた切断機
7により小サイズに切断し、溶解タンク6で水に溶解さ
せてスラリーとする。このスラリーをバイブレータ20付
きの篩網21に通して不純物を分離捕捉し、物入りと呼ば
れる不純物混入の有無を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、碍子その他の窯業
製品の製造工程において用いられる窯業素材中の物入り
検出方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】碍子等の窯業製品は、窯業原料を原料タ
ンクで調合し、得られたスラリーをフィルタープレスで
脱水して脱水ケーキとしたうえ、土練機に投入して円柱
状に押出し、これを適当な水分まで乾燥させて所定形状
に成形し、更に乾燥させた後に焼成する工程により製造
されている。
【0003】ところが、上記した原料の調合工程、脱水
工程、土練工程等において、鉄粉、機械部品の断片、木
片等の不純物が誤って窯業素材中に混入することがあ
り、これらの不純物が混入することを業界用語で「物入
り」と呼んでいる。そしてこのような「物入り」の窯業
素材を用いて製品を製造すると、得られた製品の機械的
強度が低下したり、碍子において最も重要な特性である
電気的特性の劣化を招く等の問題があった。
【0004】このため、従来から手作業により窯業素材
の一部を定期的に抜き取り、不純物が混入しているか否
かを検査していたのであるが、検査に手間取るために不
純物の混入が確認された窯業素材が既に後工程まで進行
しているという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、窯業素材中の物入りの有無を迅速か
つ簡便に検出することができる窯業素材中の物入り検出
方法及び装置を提供するためになされたものである。な
お、本明細書において「窯業素材」とは、土練機投入前
の脱水ケーキ及び土練機から押し出された素材を意味す
るものとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の窯業素材中の物入り検出方法は、
土練機投入前または土練機から押し出された直後の未乾
燥の窯業素材を小サイズに切断し、溶解タンクで水に溶
解させたうえ、篩網に通して不純物混入の有無を検出す
ることを特徴とするものである。また本発明の窯業素材
中の物入り検出装置は、土練機投入前または土練機から
押し出された直後の未乾燥の窯業素材を小サイズに切断
する切断機と、この切断機により切断された窯業素材を
攪拌しつつ水に溶解させる溶解タンクと、この溶解タン
クにより溶解されたスラリーをろ過する篩網とからなる
ことを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、未乾燥の窯業素材を自動
的に小サイズに切断し、溶解タンクで溶解させてスラリ
ー中から不純物のみを篩網で分離して取り出すことがで
きるので、作業員は分離された不純物を確認するだけで
よく、窯業素材中の物入りの有無を迅速かつ簡便に検出
することができる。
【0008】なお、篩網を通過したスラリーを原料タン
クへ返送する返送ラインを設けることにより、検査のた
めに抜き取られた窯業素材の無駄を無くすることができ
る。また切断機を、クロス状に配置された複数枚の切断
刃と、これらの切断刃に向かって未乾燥の窯業素材を押
圧するシリンダと、切断刃により切断された窯業素材を
切断刃に対して垂直方向から切断する糸状体とからなる
ものとしておけば、大きいサイズの窯業素材をサイコロ
のように容易に切断することができる。更に、篩網をバ
イブレータ付きのものとしておけば、篩網による不純物
の分離をより迅速に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ説明する。図1は工程全体の概
略的なフローシートであり、この図において1は原料タ
ンクであってその内部に各種の窯業原料を投入して攪拌
し、スラリー状の調合原料を得ている。2はフィルター
プレスであって、原料タンク1から送られた調合原料を
脱水して脱水ケーキ3を製造している。なお、この実施
形態においては脱水ケーキ3の1枚当たりの重量は約30
kgである。脱水ケーキ3は土練機4に投入され、円柱状
の窯業素材5として押し出されて適当な水分まで乾燥さ
れたうえ、碍子その他に成形されている。
【0010】6は溶解タンクであり、その側壁部分に切
断機7が設けられている。切断機7は図2に拡大して示
したように、上面が開口した箱状体8の溶解タンク6側
の端部に、複数枚の切断刃9をクロス状に設けたもので
ある。そしてこの箱状体8の内部に、土練機4への投入
前または土練機4から押し出された直後の未乾燥の窯業
素材(脱水ケーキ3または円柱状の窯業素材5)を投入
し、箱状体8の側方に設けられたシリンダ10により切断
刃9の方向へ一定量(例えば数十mm)ずつ押し出すよう
になっている。なおシリンダ10のピストンロッドの先端
にはウレタン樹脂製の断面四角形のブロック11が突設さ
れており、これらのブロック11の間隙にクロス状の切断
刃9が入り込むようにしておくことにより、窯業素材を
クロス状の切断刃9よりも完全に押し出すことができる
構造となっている。
【0011】さらにこのクロス状の切断刃9の上方に
は、シリンダ12により昇降される糸状体13が設けられて
いる。この糸状体13は業界において「しっぴき」と呼ば
れるもので、逆U字状の枠体14の下端に水平にピアノ線
を張設してある。このため、シリンダ10によってクロス
状の切断刃9から押し出された窯業素材はこの糸状体13
を昇降させることにより一辺が数十mmのサイコロ状に切
断され、シュート24を経由して溶解タンク6内に投入さ
れる。
【0012】溶解タンク6には水供給用ノズル15と、タ
ンク内洗浄用ノズル16と、攪拌翼17とが設けられてい
る。切断機7によりサイコロ状に切断された未乾燥の窯
業素材は、この溶解タンク6において水供給用ノズル15
から供給される水に溶解されて例えば水分が90%程度の
スラリーとなる。溶解時間は例えば10分程度とすればよ
い。なお、タンク内洗浄用ノズル16は1回毎に溶解タン
ク6の内部を水洗浄するために使用される。
【0013】溶解タンク6の底部には回転弁18が設けら
れており、所定時間溶解されたスラリーを溶解タンク6
の下方に設けられたバスケット19に流出させることがで
きる。このバスケット19の上部にはバイブレータ20を備
えた篩網21が設置されており、溶解タンク6から流出さ
れたスラリーをろ過して不純物のみを捕捉する。なおこ
の篩網21の目開きは、例えば63〜90μm としておけばよ
い。不純物以外のスラリーは篩網21を通過してバスケッ
ト19内に流下するので、ポンプ22を備えた返送ライン23
を経由して、元の原料タンク1へ返送される。これによ
って抜き取られた窯業素材の無駄をなくすることができ
る。
【0014】なお、篩網21により捕捉された不純物は人
手により蒸発皿に移されて乾燥され、化学分析される。
そしてその分析結果は直ちに製造工程へフィードバック
され、製品欠陥につながる不純物が検出された場合には
工程上の不備を解消するとともに、そのサンプルが採取
された窯業素材が後工程へ流れないようにする。
【0015】
【実施例】図1に示した碍子製造工程における土練機投
入前の窯業素材(脱水ケーキ3:1枚の重量30kg、水分
約20%)からサンプルを切り出し、また土練機4から押
し出された直後の円柱状の窯業素材5(1個の重量25kg、
水分約20%) からも同様にサンプルを切り出し、切断機
7の箱状体8に60秒ピッチで3〜5kgずつ投入した。こ
の投入は連続的に行われる。シリンダ10を間欠的に前進
させて窯業素材をクロス状の切断刃9の間から押出し、
糸状体13を上下させてサイコロ状に切断して溶解タンク
6の内部に落下させた。
【0016】溶解タンク6の水供給用ノズル15から水を
供給し、攪拌翼17を回転させて窯業素材を溶解させ、水
分約90%のスラリーとした。スラリーは10分間隔で目開
きが63〜90μm の篩網21上へ排出され、不純物が分離さ
れた。なおバスケット19には電極棒を利用したレベル計
が設けられており、スラリーのレベルが所定高さに達し
たらポンプ22を作動させてスラリーを原料タンク1へ返
送する。ただしポンプ22の作動間隔が45分を越えるとバ
スケット19内に泥漿の沈殿を生じ、ポンプ22による吸い
込みが悪くなるので、スラリーのレベルが所定高さに達
しなくても45分毎にポンプ22を動作させるものとする。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の窯業素
材中の物入り検出方法及び装置によれば、窯業素材中の
物入りの有無を迅速かつ簡便に検出することができ、不
純物の混入が確認された窯業素材が後工程へ流れること
を防止できるとともに、不純物混入の原因を迅速に除去
することができる利点がある。なお、本発明は碍子製造
工程以外の窯業製品製造工程にも適用できることはいう
までもないことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】工程全体の概略的なフローシートである。
【図2】切断機の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 原料タンク、2 フィルタープレス、3 脱水ケー
キ、4 土練機、5円柱状の窯業素材、6 溶解タン
ク、7 切断機、8 箱状体、9 切断刃、10シリン
ダ、11 ブロック、12 シリンダ、13 糸状体、14 枠
体、15 水供給用ノズル、16 タンク内洗浄用ノズル、
17 攪拌翼、18 回転弁、19 バスケット、20 バイブ
レータ、21 篩網、22 ポンプ、23 返送ライン、24
シュート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土練機投入前または土練機から押し出さ
    れた直後の未乾燥の窯業素材を小サイズに切断し、溶解
    タンクで水に溶解させたうえ、篩網に通して不純物混入
    の有無を検出することを特徴とする窯業素材中の物入り
    検出方法。
  2. 【請求項2】 土練機投入前または土練機から押し出さ
    れた直後の未乾燥の窯業素材を小サイズに切断する切断
    機と、この切断機により切断された窯業素材を攪拌しつ
    つ水に溶解させる溶解タンクと、この溶解タンクにより
    溶解されたスラリーをろ過する篩網とからなることを特
    徴とする窯業素材中の物入り検出装置。
  3. 【請求項3】 篩網を通過したスラリーを原料タンクへ
    返送する返送ラインを備えた請求項2記載の窯業素材中
    の物入り検出装置。
  4. 【請求項4】 切断機が、クロス状に配置された複数枚
    の切断刃と、これらの切断刃に向かって未乾燥の窯業素
    材を押圧するシリンダと、切断刃により切断された窯業
    素材を切断刃に対して垂直方向から切断する糸状体とか
    らなる請求項2記載の窯業素材中の物入り検出装置。
  5. 【請求項5】篩網がバイブレータを備えたものである請
    求項2記載の窯業素材中の物入り検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1134206A2 (de) 2000-03-16 2001-09-19 GFR GESELLSCHAFT FÜR DIE AUFBEREITUNG UND VERWERTUNG VON RESTSTOFFEN mbH Verwendung von Klärschlamm- und Tierabfallverbrennungsaschen als Phosphatdünger

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1134206A2 (de) 2000-03-16 2001-09-19 GFR GESELLSCHAFT FÜR DIE AUFBEREITUNG UND VERWERTUNG VON RESTSTOFFEN mbH Verwendung von Klärschlamm- und Tierabfallverbrennungsaschen als Phosphatdünger

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