JPH09327751A - 鋳型造型装置 - Google Patents
鋳型造型装置Info
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- JPH09327751A JPH09327751A JP16834596A JP16834596A JPH09327751A JP H09327751 A JPH09327751 A JP H09327751A JP 16834596 A JP16834596 A JP 16834596A JP 16834596 A JP16834596 A JP 16834596A JP H09327751 A JPH09327751 A JP H09327751A
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- mold
- molding sand
- sand
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋳物砂の型締りが不足し易い鋳枠内面に近い
鋳型周辺下端部及び/又はパタ−ンの内外面に近い鋳型
の下端部の型締りをよくして鋳型を造型する装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 薄板体16Aで形成した予備圧縮部材1
6と、スクイズ体17Aで形成した押圧部材17とによ
り、パタ−ンプレ−ト9と鋳枠10(盛枠11を含む)
とにより画成した空間に投入された鋳物砂Sの所定の位
置を予備圧縮した後鋳物砂全体を押圧するように構成し
た鋳型造型装置
鋳型周辺下端部及び/又はパタ−ンの内外面に近い鋳型
の下端部の型締りをよくして鋳型を造型する装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 薄板体16Aで形成した予備圧縮部材1
6と、スクイズ体17Aで形成した押圧部材17とによ
り、パタ−ンプレ−ト9と鋳枠10(盛枠11を含む)
とにより画成した空間に投入された鋳物砂Sの所定の位
置を予備圧縮した後鋳物砂全体を押圧するように構成し
た鋳型造型装置
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面にパタ−ンを
取付けたパタ−ンプレ−トと鋳枠により画成された空間
に投入された鋳物砂を押圧して鋳型を造型する装置に関
する。
取付けたパタ−ンプレ−トと鋳枠により画成された空間
に投入された鋳物砂を押圧して鋳型を造型する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような押圧による鋳型の造
型においては鋳枠の内面に近い鋳型周縁下端部特に鋳枠
各部及びパタ−ンの内外側面に近い鋳型の下端部特にパ
タ−ンの間あるいはポケット部の型締りが不足し易い傾
向にある。これは鋳枠内に鋳物砂を投入する際に、鋳枠
内壁面に近い部分での砂密度が小さくなりがちであるこ
と、及び鋳物砂の押圧特にパタ−ン内外側面、鋳枠内壁
面と鋳物砂の摩擦の影響でこの部分の鋳物砂に押圧力が
伝わりにくいことによるものである。このような型締り
の悪い部分のある鋳型は型くずれを起し易いと共に注湯
時に変形し易く、寸法精度の良い健全な鋳物を得ること
ができなくなってしまう。このようなことから鋳型に十
分な型締りを得るためにジョルトによる予備充填をした
り、圧縮空気を鋳物砂中に貫流させて鋳物砂を予備充填
するものあるいは押圧板の下面周縁部に長い突出物を設
けて鋳枠の内面近くを強く押圧させるもの等が公知にな
っている。
型においては鋳枠の内面に近い鋳型周縁下端部特に鋳枠
各部及びパタ−ンの内外側面に近い鋳型の下端部特にパ
タ−ンの間あるいはポケット部の型締りが不足し易い傾
向にある。これは鋳枠内に鋳物砂を投入する際に、鋳枠
内壁面に近い部分での砂密度が小さくなりがちであるこ
と、及び鋳物砂の押圧特にパタ−ン内外側面、鋳枠内壁
面と鋳物砂の摩擦の影響でこの部分の鋳物砂に押圧力が
伝わりにくいことによるものである。このような型締り
の悪い部分のある鋳型は型くずれを起し易いと共に注湯
時に変形し易く、寸法精度の良い健全な鋳物を得ること
ができなくなってしまう。このようなことから鋳型に十
分な型締りを得るためにジョルトによる予備充填をした
り、圧縮空気を鋳物砂中に貫流させて鋳物砂を予備充填
するものあるいは押圧板の下面周縁部に長い突出物を設
けて鋳枠の内面近くを強く押圧させるもの等が公知にな
っている。
【0003】しかしジョルトによる予備充填の場合は、
振動、騒音が激しい上にこれら衝撃に耐える頑丈な構造
にしなければならないという問題がある。さらに圧縮空
気を鋳物砂中に貫流させて予備充填させるものは高圧空
気を取扱うため耐圧空気設備や各部材のエヤ−シ−ル機
構等が必要であり、設備が大型化する問題がある。また
押圧板の下面周縁に長い突出物を設けて鋳型内面近くを
強く押圧するものは突出物のない部分の型締りが逆に弱
くなる問題がある。
振動、騒音が激しい上にこれら衝撃に耐える頑丈な構造
にしなければならないという問題がある。さらに圧縮空
気を鋳物砂中に貫流させて予備充填させるものは高圧空
気を取扱うため耐圧空気設備や各部材のエヤ−シ−ル機
構等が必要であり、設備が大型化する問題がある。また
押圧板の下面周縁に長い突出物を設けて鋳型内面近くを
強く押圧するものは突出物のない部分の型締りが逆に弱
くなる問題がある。
【0004】さらに複雑な形状の製品キャビティ−の鋳
型を造型する場合には多数のシリンダを下向きにして設
け、そのピストンロッドを鋳型砂の中に圧入して全体を
予備圧縮し、ピストンロッドを引き抜いた後にスクイズ
プレ−トにより鋳物砂全体を圧縮するものも特公昭63
−21577号公報により公知になっている。しかしこ
の装置の場合多数のシリンダが必要になり装置が複雑大
型化する問題がある。また予めプログラムされた複数の
位置を1本の加圧棒により順次押圧して局部的に加圧圧
縮した後スクイズ部材により鋳物砂全体をスクイズ圧縮
する鋳型造型方法も提案されている(特開平4−284
53公報)。しかしこの方法は実施装置が複雑にならざ
るを得ず、また予備圧縮するのに多大な時間を要すると
いう問題がある。
型を造型する場合には多数のシリンダを下向きにして設
け、そのピストンロッドを鋳型砂の中に圧入して全体を
予備圧縮し、ピストンロッドを引き抜いた後にスクイズ
プレ−トにより鋳物砂全体を圧縮するものも特公昭63
−21577号公報により公知になっている。しかしこ
の装置の場合多数のシリンダが必要になり装置が複雑大
型化する問題がある。また予めプログラムされた複数の
位置を1本の加圧棒により順次押圧して局部的に加圧圧
縮した後スクイズ部材により鋳物砂全体をスクイズ圧縮
する鋳型造型方法も提案されている(特開平4−284
53公報)。しかしこの方法は実施装置が複雑にならざ
るを得ず、また予備圧縮するのに多大な時間を要すると
いう問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける上記の問題に鑑みて成されたもので鋳物砂の型締
りが不足し易い鋳枠内面に近い鋳型周辺下端部及び/又
はパタ−ンの内外面に近い鋳型の下端部の型締りをよく
して鋳型を造型する装置を提供することを目的とする。
おける上記の問題に鑑みて成されたもので鋳物砂の型締
りが不足し易い鋳枠内面に近い鋳型周辺下端部及び/又
はパタ−ンの内外面に近い鋳型の下端部の型締りをよく
して鋳型を造型する装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明における鋳型造型装置はパタ−ンプレ−トと鋳
枠により画成する空間に投入された鋳物砂を押圧して鋳
型を造型する鋳型造型装置であって、鋳物砂を投入した
前記パタ−ンプレ−トと鋳枠とを昇降させる昇降テ−ブ
ルと、該昇降テ−ブルの直上方に水平移動出入り可能に
されると共に前記鋳物砂を投入した鋳枠内に挿入可能に
された予備圧縮部材及び押圧部材と、で構成され、前記
予備圧縮部材が前記鋳枠の内面及び/又はパタ−ン内外
側面に対して若干の間隔をおいて位置されると共に前記
鋳物砂の中に挿入可能にされた薄板体であり、前記押圧
部材が前記鋳物砂の上部を押圧するスクイズ体であるこ
とを特徴とする。また前記予備圧縮部材が前記薄板体に
加えて棒状体とで構成されていることを特徴とする。さ
らに前記予備圧縮部材及び押圧部材が水平方向に往復移
動可能にされた台車に載置されて前記昇降テ−ブルの直
上位置に選択的に移動可能にされたことを特徴とするも
のである。
め本発明における鋳型造型装置はパタ−ンプレ−トと鋳
枠により画成する空間に投入された鋳物砂を押圧して鋳
型を造型する鋳型造型装置であって、鋳物砂を投入した
前記パタ−ンプレ−トと鋳枠とを昇降させる昇降テ−ブ
ルと、該昇降テ−ブルの直上方に水平移動出入り可能に
されると共に前記鋳物砂を投入した鋳枠内に挿入可能に
された予備圧縮部材及び押圧部材と、で構成され、前記
予備圧縮部材が前記鋳枠の内面及び/又はパタ−ン内外
側面に対して若干の間隔をおいて位置されると共に前記
鋳物砂の中に挿入可能にされた薄板体であり、前記押圧
部材が前記鋳物砂の上部を押圧するスクイズ体であるこ
とを特徴とする。また前記予備圧縮部材が前記薄板体に
加えて棒状体とで構成されていることを特徴とする。さ
らに前記予備圧縮部材及び押圧部材が水平方向に往復移
動可能にされた台車に載置されて前記昇降テ−ブルの直
上位置に選択的に移動可能にされたことを特徴とするも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面に基づき詳細に説明する。基礎ベ−ス1のほぼ中央
部には上向きの4本の押上シリンダ2,2が設置されて
おり、該押上シリンダ2,2のピストンロッド先端間に
は昇降テ−ブル3が固着され昇降テ−ブル3の中央下面
には昇降テ−ブル3の水平を保ちながら昇降を案内する
ガイドロッド4が設けられている。前記基礎ベ−ス1の
上部にはその下位部が回転可能な回転軸5Aにされたコ
ラム5と支柱6とが前記昇降テ−ブル3を挾む形にして
立設されており、該コラム5と支柱6の上端間は天井フ
レ−ム7により連結されている。前記回転軸5Aにはキ
ャリア8に載せられたパタ−ン9A付のパタ−ン9、鋳
枠10、盛枠11の組合せ体を2組その両端に載置して
交互にその組合せ体を基礎ベ−ス1に取付けた回転シリ
ンダ12Aの作動により昇降テ−ブル3の直上方に回転
移動させる回転フレ−ム12が固着されている。
図面に基づき詳細に説明する。基礎ベ−ス1のほぼ中央
部には上向きの4本の押上シリンダ2,2が設置されて
おり、該押上シリンダ2,2のピストンロッド先端間に
は昇降テ−ブル3が固着され昇降テ−ブル3の中央下面
には昇降テ−ブル3の水平を保ちながら昇降を案内する
ガイドロッド4が設けられている。前記基礎ベ−ス1の
上部にはその下位部が回転可能な回転軸5Aにされたコ
ラム5と支柱6とが前記昇降テ−ブル3を挾む形にして
立設されており、該コラム5と支柱6の上端間は天井フ
レ−ム7により連結されている。前記回転軸5Aにはキ
ャリア8に載せられたパタ−ン9A付のパタ−ン9、鋳
枠10、盛枠11の組合せ体を2組その両端に載置して
交互にその組合せ体を基礎ベ−ス1に取付けた回転シリ
ンダ12Aの作動により昇降テ−ブル3の直上方に回転
移動させる回転フレ−ム12が固着されている。
【0008】また前記コラム5及び支柱6の上部位置に
は前後方向に延びる台車走行レ−ル13,13が対向し
て設けられており、該台車走行レ−ル13,13には枠
状に形成された台車14の車輪が係合され、天井フレ−
ム7に取付けられた走行シリンダ15に連結されて往復
移動可能になっている。該台車14には図3に示すよう
に前記鋳枠10の内面に対し若干の間隔をおく位置に、
下方に延びて配設されて鋳枠10内の鋳物砂S中に挿入
可能にされた薄板体16Aで構成される予備圧縮部材1
6と、前記鋳枠10内に挿入されて鋳物砂Sの上部を押
圧するスクイズ体17Aを下部に備えた構成の押圧部材
17と、が相互に適当な間隔をおき、かつ上下可能にし
てつば部材を介して吊り下げ配置されている。
は前後方向に延びる台車走行レ−ル13,13が対向し
て設けられており、該台車走行レ−ル13,13には枠
状に形成された台車14の車輪が係合され、天井フレ−
ム7に取付けられた走行シリンダ15に連結されて往復
移動可能になっている。該台車14には図3に示すよう
に前記鋳枠10の内面に対し若干の間隔をおく位置に、
下方に延びて配設されて鋳枠10内の鋳物砂S中に挿入
可能にされた薄板体16Aで構成される予備圧縮部材1
6と、前記鋳枠10内に挿入されて鋳物砂Sの上部を押
圧するスクイズ体17Aを下部に備えた構成の押圧部材
17と、が相互に適当な間隔をおき、かつ上下可能にし
てつば部材を介して吊り下げ配置されている。
【0009】また前記コラム5と支柱6の中間位置には
シリンダ18,18の作動により開閉されるリンク機構
19,19及びロ−ラフレ−ム20,20を介してロ−
ラ21,21が多数取付けられていて全体として開閉ロ
−ラコンベヤが構成されている。さらに該リンク機構1
9,19の中間位置には、前記盛枠11を受け止める受
け部材22,22がその先端を前記ロ−ラ21,21の
先端よりも外側になるように位置されて取付けられてい
る。前記開閉ロ−ラコンベヤの前後には鋳枠10を移送
するロ−ラコンベヤ23,24が配設され、前記天井フ
レ−ム7の中央部下面には前記予備圧縮部材16及び押
圧部材17の上昇を停止させ押圧力を受け止めるストッ
パ部材25が設けられている。
シリンダ18,18の作動により開閉されるリンク機構
19,19及びロ−ラフレ−ム20,20を介してロ−
ラ21,21が多数取付けられていて全体として開閉ロ
−ラコンベヤが構成されている。さらに該リンク機構1
9,19の中間位置には、前記盛枠11を受け止める受
け部材22,22がその先端を前記ロ−ラ21,21の
先端よりも外側になるように位置されて取付けられてい
る。前記開閉ロ−ラコンベヤの前後には鋳枠10を移送
するロ−ラコンベヤ23,24が配設され、前記天井フ
レ−ム7の中央部下面には前記予備圧縮部材16及び押
圧部材17の上昇を停止させ押圧力を受け止めるストッ
パ部材25が設けられている。
【0010】上記のように構成されたものについてその
作動を説明する。図1〜図3の状態で4本の押上げシリ
ンダ2,2が作動して昇降テ−ブル3を上昇させ、回転
フレ−ム12上の、鋳物砂Sを投入した組合せ体を押し
上げてゆき鋳物砂Sが予備圧縮部材16の薄板体16A
下端に当り、予備圧縮体16を台車14から浮き上がら
せ、その上端をストッパ部材25に当接させさらに上昇
を続けて薄板体16Aを鋳物砂S中に挿入させてゆき薄
板体16Aの下端がパタ−ンブレ−ト9の若干上方に位
置された時点でその上昇が停止される。この間に回転フ
レ−ム12上に残されている他方の組合せ体には鋳物砂
Sの供給が開始される。(図4) このようにして薄板体16Aは鋳枠10内の鋳物砂Sの
中に挿入されていくことにより鋳枠10内面に近い周縁
部が予備圧縮されて鋳物砂Sの充填密度を高める。
作動を説明する。図1〜図3の状態で4本の押上げシリ
ンダ2,2が作動して昇降テ−ブル3を上昇させ、回転
フレ−ム12上の、鋳物砂Sを投入した組合せ体を押し
上げてゆき鋳物砂Sが予備圧縮部材16の薄板体16A
下端に当り、予備圧縮体16を台車14から浮き上がら
せ、その上端をストッパ部材25に当接させさらに上昇
を続けて薄板体16Aを鋳物砂S中に挿入させてゆき薄
板体16Aの下端がパタ−ンブレ−ト9の若干上方に位
置された時点でその上昇が停止される。この間に回転フ
レ−ム12上に残されている他方の組合せ体には鋳物砂
Sの供給が開始される。(図4) このようにして薄板体16Aは鋳枠10内の鋳物砂Sの
中に挿入されていくことにより鋳枠10内面に近い周縁
部が予備圧縮されて鋳物砂Sの充填密度を高める。
【0011】次に押上シリンダ2,2が逆作動して組合
せ体を下降させて薄板体16Aが鋳枠10から抜き上げ
られた時点でその下降が停止され、走行シリンダ15が
作動して台車14を図3において右行させ押圧部材17
を鋳枠10の上方に位置させた後押上シリンダ2,2が
作動して組合せ体を上昇させてスクイズ体17Aを鋳物
砂Sの上面に当接させ、さらに上昇して押し圧部材17
をストッパ部材25に当てその上昇を停止させさらに組
合せ体の上昇が続けられてスクイズ体17Aの下面を盛
枠11の下端とほぼ一致するまで上昇作動して停止され
る。これにより鋳物砂Sは上部から全体をスクイズ体1
7Aにより押圧(スクイズ)されて鋳型が造型される
(図5)。次にシリンダ18,18が作動して開閉ロ−
ラコンベヤを閉じ状態にして押上シリンダ2,2を逆作
動させ昇降テ−ブル3を図1の位置まで下降させる。こ
れによりまず盛枠11からスクイズ体17Aが抜き出さ
れた後盛枠11が受け部材22,22に受け止められ鋳
枠10は開閉ロ−ラコンベヤのロ−ラ21,21に受け
止められて、図6の状態になる。尚この間回転フレ−ム
12上の組合せ体には鋳物砂Sの投入が完了されてい
る。
せ体を下降させて薄板体16Aが鋳枠10から抜き上げ
られた時点でその下降が停止され、走行シリンダ15が
作動して台車14を図3において右行させ押圧部材17
を鋳枠10の上方に位置させた後押上シリンダ2,2が
作動して組合せ体を上昇させてスクイズ体17Aを鋳物
砂Sの上面に当接させ、さらに上昇して押し圧部材17
をストッパ部材25に当てその上昇を停止させさらに組
合せ体の上昇が続けられてスクイズ体17Aの下面を盛
枠11の下端とほぼ一致するまで上昇作動して停止され
る。これにより鋳物砂Sは上部から全体をスクイズ体1
7Aにより押圧(スクイズ)されて鋳型が造型される
(図5)。次にシリンダ18,18が作動して開閉ロ−
ラコンベヤを閉じ状態にして押上シリンダ2,2を逆作
動させ昇降テ−ブル3を図1の位置まで下降させる。こ
れによりまず盛枠11からスクイズ体17Aが抜き出さ
れた後盛枠11が受け部材22,22に受け止められ鋳
枠10は開閉ロ−ラコンベヤのロ−ラ21,21に受け
止められて、図6の状態になる。尚この間回転フレ−ム
12上の組合せ体には鋳物砂Sの投入が完了されてい
る。
【0012】次に鋳型を内蔵した鋳枠10は開閉ロ−ラ
コンベヤからロ−ラコンベヤ24に送り出されると共に
空の鋳枠10がロ−ラコンベヤ23から開閉ロ−ラコン
ベヤに移送された後押上シリンダ2,2が作動してキャ
リア8及びパタ−ンプレ−ト9を上昇させて空の鋳枠1
0との型合わせ及び盛枠11との枠合せをさせ、シリン
ダ18,18が逆作動して開閉ロ−ラコンベヤを開き状
態にする。次に押上シリンダ2,2が逆作動して新しい
組合せ体を回転フレ−ム12上に載置し、回転シリンダ
12Aが作動して回転フレ−ムを180度回転させて鋳
物砂Sのない組合せ体を外方に移動させると共に鋳物砂
が投入された組合せ体を昇降テ−ブル3の上方に位置さ
せる。この間に走行シリンダ15が逆作動して予備圧縮
部材16を昇降テ−ブル3の直上方に位置させて、全体
が図1の状態になる。以下上記の作動をくりかえし鋳型
の造型をする。尚上記実施の形態においては薄板体16
Aは、鋳枠10内面から若干間隔をおいた位置に対応し
て配設されているが図7に示すようにパタ−ン9Aの内
外側面に対して若干の間隔を置く位置に追加したり、あ
るいはパタ−ン9Aの内外側面に対してのみ対応させた
り、図8に示すようにパタ−ン9Aのポケット部に対応
して棒状体9Bを追加する等必要に応じた対応をするこ
とができる。また押圧部材として板状のスクイズ体17
Aが示されているがセグメントスクイズフッドあるいは
ダイアフラムスクイズヘッドであってもよい。
コンベヤからロ−ラコンベヤ24に送り出されると共に
空の鋳枠10がロ−ラコンベヤ23から開閉ロ−ラコン
ベヤに移送された後押上シリンダ2,2が作動してキャ
リア8及びパタ−ンプレ−ト9を上昇させて空の鋳枠1
0との型合わせ及び盛枠11との枠合せをさせ、シリン
ダ18,18が逆作動して開閉ロ−ラコンベヤを開き状
態にする。次に押上シリンダ2,2が逆作動して新しい
組合せ体を回転フレ−ム12上に載置し、回転シリンダ
12Aが作動して回転フレ−ムを180度回転させて鋳
物砂Sのない組合せ体を外方に移動させると共に鋳物砂
が投入された組合せ体を昇降テ−ブル3の上方に位置さ
せる。この間に走行シリンダ15が逆作動して予備圧縮
部材16を昇降テ−ブル3の直上方に位置させて、全体
が図1の状態になる。以下上記の作動をくりかえし鋳型
の造型をする。尚上記実施の形態においては薄板体16
Aは、鋳枠10内面から若干間隔をおいた位置に対応し
て配設されているが図7に示すようにパタ−ン9Aの内
外側面に対して若干の間隔を置く位置に追加したり、あ
るいはパタ−ン9Aの内外側面に対してのみ対応させた
り、図8に示すようにパタ−ン9Aのポケット部に対応
して棒状体9Bを追加する等必要に応じた対応をするこ
とができる。また押圧部材として板状のスクイズ体17
Aが示されているがセグメントスクイズフッドあるいは
ダイアフラムスクイズヘッドであってもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のような構成を採用するこ
とによりパタ−ンプレ−トと鋳枠(盛枠を含む)により
画成する空間に投入された鋳物砂に対して鋳枠内面の下
部位置周縁及び/又はパタ−ン内外側面付近の鋳物砂を
予備圧縮した後、鋳物砂全体を押圧して鋳型を造型する
ため鋳物砂の型締りが不足し易い部分の型締りをよくし
て鋳型を造型できるようになる。また数多くの押圧シリ
ンダを使用したり振動及び騒音を発生させることなく製
作コスト及び作業環境の面においても利とするところは
著大である。
とによりパタ−ンプレ−トと鋳枠(盛枠を含む)により
画成する空間に投入された鋳物砂に対して鋳枠内面の下
部位置周縁及び/又はパタ−ン内外側面付近の鋳物砂を
予備圧縮した後、鋳物砂全体を押圧して鋳型を造型する
ため鋳物砂の型締りが不足し易い部分の型締りをよくし
て鋳型を造型できるようになる。また数多くの押圧シリ
ンダを使用したり振動及び騒音を発生させることなく製
作コスト及び作業環境の面においても利とするところは
著大である。
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切り欠き正面図
である。
である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】図1におけるB−B矢視図である。
【図4】鋳物砂の予備圧縮状態を示す一部切り欠き正面
図である。
図である。
【図5】鋳物砂の押圧状態を示す一部切り欠き正面図で
ある。
ある。
【図6】鋳型造型の型抜き状態を示す一部切り欠き正面
図である。
図である。
【図7】薄板体の別の実施形態を示す一部切り欠き正面
図である。
図である。
【図8】予備圧縮部材の他の実施形態を示す一部切り欠
き正面図である。
き正面図である。
3 昇降テ−ブル 9A パタ−ン 9 パタ−ンプレ−ト 10 鋳枠 11 盛枠 14 台車 16A 薄板体 16B 棒状体 16 予備圧縮部材 17A スクイズ体 17 押圧部材 S 鋳物砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 和男 愛知県豊川市御油町後田68 (72)発明者 金藤 公一 愛知県豊橋市北島町字北島62−1
Claims (3)
- 【請求項1】 パタ−ンプレ−トと鋳枠により画成する
空間に投入された鋳物砂を押圧して鋳型を造型する鋳型
造型装置であって、鋳物砂を投入した前記パタ−ンプレ
−トと鋳枠とを昇降させる昇降テ−ブルと、該昇降テ−
ブルの直上方に水平移動出入り可能にされると共に前記
鋳物砂を投入した鋳枠内に挿入可能にされた予備圧縮部
材及び押圧部材と、で構成され、前記予備圧縮部材が前
記鋳枠の内面および/又はパタ−ン内外側面に対して若
干の間隔をおいて位置されると共に前記鋳物砂の中に挿
入可能にされた薄板体であり、前記押圧部材が前記鋳物
砂の上部を押圧するスクイズ体であることを特徴とする
鋳型造型装置 - 【請求項2】 前記予備圧縮部材が前記薄板体に加えて
棒状体とで構成されていることを特徴とする請求項1記
載の鋳型造型装置 - 【請求項3】 前記予備圧縮部材及び押圧部材が水平方
向に往復移動可能にされた台車に載置されて、前記昇降
テ−ブルの直上位置に選択的に移動可能にされたことを
特徴とする請求項1又は2記載の鋳型造型装置
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16834596A JP3304037B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 鋳型造型装置 |
US08/868,442 US5794681A (en) | 1996-06-07 | 1997-06-03 | Molding machine |
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