JPH09327005A - 画像表示方法及び装置 - Google Patents

画像表示方法及び装置

Info

Publication number
JPH09327005A
JPH09327005A JP8141292A JP14129296A JPH09327005A JP H09327005 A JPH09327005 A JP H09327005A JP 8141292 A JP8141292 A JP 8141292A JP 14129296 A JP14129296 A JP 14129296A JP H09327005 A JPH09327005 A JP H09327005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
resolution
color
picture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8141292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kanayama
英明 金山
Nobuyuki Watanabe
信之 渡辺
Masayuki Ihara
雅行 井原
Takashi Oshima
孝 大島
Tsuneko Kura
恒子 倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8141292A priority Critical patent/JPH09327005A/ja
Publication of JPH09327005A publication Critical patent/JPH09327005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯域の狭い通信路を伝送された後の画像情
報、もしくは、容量の小さい記憶装置に蓄積された画像
情報を用いて画像を表示しても、不自然で無く、良好な
画像を利用者に提供する。 【解決手段】 帯域の狭い通信路を伝送された後の画像
情報、もしくは、容量の小さい記憶装置に蓄積された画
像情報を用いて画像を表示する画像表示方法であって、
複数のパラメータうち少なくとも1つを選択し、それを
原画像に適用し、再生時に解像度補間を行って表示する
ことを特徴とする画像表示方法。前記複数のパラメータ
としては、例えば、(1)対象画像のうち人間の顔,手
等に相当する部分の空間・色彩解像度を上げる。(2)
対象画像のうち輝度の高い部分の空間・色彩解像度を上
げる。(3)対象画像のうち輝度変化もしくは色彩変化
の大きい部分の空間・色彩解像度を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示技術に関
し、特に、画像情報を帯域の狭い通信路を伝送した後の
画像情報、もしくは、容量の小さい記憶装置に蓄積され
た画像情報を用いて画像を表示する画像表示方法に適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像表示技術としては、例えば、
(1)MPEG(Motion PictureExpert Group)符
号化方式(文献1:L.Chiariglione The Developmen
t ofan Integrated Audiovisual Coding Standar
d:“MPEG” Proc ,IEEE,vol.83,no2.pp.151
〜157,Feb.1995.参照)、(2)ISDN用の映像符号
化H.261符号化方式(文献2:D.W.Lin,CT.Ch
en and T.R.Hsing,“Video on Phone Lines:Te
chnology and Applications Proc ,IEEE,vol.83,
no2.pp.175〜193,Feb.1995.参照)、(3)フィルタの
手法を用いて平均化や変化強調を行う方式(例えば、文
献3:R.C.Gonzalez,“Digital Processing”Addi
son-Wesleley Company,1992,chapter.4.3.参照)があ
る。
【0003】前記(1)のMPEG符号化方式は、動画
像のフレームをブロックに分割し、ブロックごとにディ
ジタル・コサイン変換を実施し、変換された周波数成分
のうち高周波成分を削減する動画像の冗長度を抑圧する
符号化方式である。
【0004】前記(2)のISDN用の映像符号化H.
261符号化方式もフレーム間の処理が若干異なるが、
基本的にはMPEG符号化方式と同様にフレームをブロ
ックに分割し、ブロックごとにディジタル・コサイン変
換を実施し、変換された周波数成分のうち高周波成分を
削減する動画像の冗長度を抑圧する符号化方式である。
【0005】前記(3)のフィルタの手法を用いて平均
化や変化強調を行う方式は、画素を単純に間引いた画像
に対して、画素間で一定の演算、例えば、隣接8画素の
値を加算し9で除算することにより平均化を行い、間引
きの粗さを押さえる方式である。
【0006】前記(1),(2),(3)の方式は、い
ずれも画像の冗長度を人間の目が認知できない範囲で削
減を計るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
の技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0008】前記(1)のMPEG符号化方式では、削
減後の符号量がISDNや電話網で利用する目的のため
には大量であるため、実時間では受信側に送れないとい
う問題があった。敢えて、実時間で受信側に送るために
は、現画像の空間・時間解像度をさげて、つまり、判り
易く模式的に述べれば、図15に示す原画の解像度を落
として、図16に示すように、解像度の落ちたサンプル
画像のような画像を用いて送信する必要となる。図16
において、(a)は9分の1に解像度を落とした場合、
(b)は8分の1に解像度を落とした場合である。図1
6から明白なように、画像としての利用に著しく障害の
あること明らかである。
【0009】前記(2)のISDN用の映像符号化H.
261符号化方式では、当初からISDNの伝送帯域と
なるように画像の空間・時間解像度を落とすため、前述
したMPEG符号化方式の場合と同様に画質が劣化する
という問題があった。
【0010】前記(3)のフィルタの手法を用いて平均
化や変化強調を行う方式では、モザイク状画像がボケ画
像となるのみで画像の良好性の観点からは障害がある。
また、この解像度の低下は相対的なもので、図15のよ
うに極端に認知できる場合と、帯域の低下が少なけれ
ば、拡大せしめて注意して観測した場合に認知できる場
合もある。
【0011】本発明の目的は、帯域の狭い通信路を伝送
された後の画像情報、もしくは、容量の小さい記憶装置
に蓄積された画像情報を用いて画像を表示しても、不自
然で無く、良好な画像を利用者に提供することが可能な
技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0014】(1)帯域の狭い通信路を伝送された後の
画像情報、もしくは、容量の小さい記憶装置に蓄積され
た画像情報を用いて画像を表示する画像表示方法であっ
て、以下の複数のパラメータのうち少なくとも1つを選
択し、それを原画像に適用し、再生時に解像度補間を行
って表示することを特徴とする画像表示方法。
【0015】(a)対象画像のうち人間の顔・手等に相
当する部分の空間・色彩解像度を上げる。 (b)対象画像のうち輝度の高い部分の空間・色彩解像
度を上げる。 (c)対象画像のうち輝度変化もしくは色彩変化の大き
い部分の空間・色彩解像度を上げる。 (d)対象画像のうち輝度変化もしくは色彩変化のうち
一定量以下の変化について、変化が無いとして扱う。 (e)対象画像のうち周辺部の画像の解像度を落す。 (f)対象画像のうち青(B)及び赤(R)の成分の色
彩解像度を落す。
【0016】(2)帯域の狭い通信路を伝送させた後の
画像情報、もしくは、容量の小さい記憶装置に蓄積され
た画像情報を用いて画像を表示する画像表示装置であっ
て、原画像を走査・撮像する画像走査手段と、該画像走
査手段の出力情報を入力して蓄積する入力画像蓄積手段
と、前記蓄積された入力画像情報から画像位置情報を抽
出する場所情報抽出手段3と、前記蓄積された入力画像
情報から平均輝度情報を検出する平均輝度検出手段と、
前記蓄積された入力画像情報から輝度の変化情報もしく
は色彩解像度の変化情報を検出する変化検出手段と、前
記蓄積された入力画像情報から赤(R),緑(G),青
(B)成分を分離するRGB成分分離手段と、該RGB
成分分離手段の出力情報に基づいて赤(R),緑
(G),青(B)の各色線分毎のビット数の割り当てな
おし制御を行う色彩解像度制御手段と、赤(R),緑
(G),青(B)の情報から顔,手であることを検出す
る顔・手検出手段と、前記各手段の出力情報のうちから
少なくとも1つを選択して解像度制御を行う空間・色彩
解像度制御手段と、該空間・色彩解像度制御手段の出力
情報を蓄積する出力画像蓄積手段と、該出力画像蓄積手
段10の画像情報を内挿処理する内挿処理手段を具備し
たものである。
【0017】前述した手段によれば、人間の視覚特性を
考慮して、人間の目で認知されるが、利用者に不自然で
無く、良好と感じることのできる画像を提供することが
できる。
【0018】
【実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態
を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の画像表示方法の一実施形態
による画像表示装置の概略構成を示すブロック構成図で
あり、1は画像走査手段、2は入力画像蓄積手段、3は
場所情報抽出手段、4は平均輝度計算手段、5は変化検
出手段、6はRGB成分分離手段(R:赤、G:緑、
B:青)、7は色彩解像度制御手段、8は顔・手検出手
段、9は空間・色彩解像度制御手段、10は出力画像蓄
積手段、11は内挿処理手段、100はコンピュータも
しくは電子回路からなる情報処理・制御手段である。
【0020】本実施形態の画像表示装置は、図1に示す
ように、画像走査手段1、入力画像蓄積手段2、及び情
報処理・制御手段100からなっている。
【0021】前記情報処理・制御手段100は、場所情
報抽出手段3、平均輝度計算手段4、変化検出手段5、
RGB成分分離手段6、色彩解像度制御手段7、顔・手
検出手段8、空間・色彩解像度制御手段9、出力画像蓄
積手段10、及び内挿処理手段11で構成されている。
【0022】本実施形態の画像表示装置の動作の概要
は、図1に示すように、画像走査手段1により原画像を
走査・撮像し、その撮像画像情報を入力画像蓄積手段2
に蓄積する。この入力画像蓄積手段2に蓄積されている
画像を読み出し、コンピュータからなる情報処理・制御
手段100に入力され、前記場所情報抽出手段3、平均
輝度計算手段4、変化検出手段5、RGB成分分離手段
6、色彩解像度制御手段7、及び顔・手検出手段8を介
して、空間・色彩解像度制御手段9に入力され、解像度
制御された後、その結果が出力画像蓄積手段10に蓄積
される。この出力画像蓄積手段10の画像は、内挿処理
手段11により内挿処理されて表示画像として出力され
る。
【0023】前記画像走査手段1は、公知のスキャナ・
カメラ・ビデオカメラなどのいずれかで構成され、原画
像を走査・撮像し、その撮像画像情報を入力画像蓄積手
段2に蓄積する。
【0024】前記入力画像蓄積手段2は、公知のフレー
ムメモリ・コンピュータのメインメモリ・コンピュータ
の磁気メモリ等のいずれかで構成され、映像をコンピュ
ータ、もしくは、電子回路において処理するために入力
を可能とするものである。
【0025】前記場所情報抽出手段3は、図2に示す
X,Y座標を入力として、1場所情報値を出力する手段
であって、図3に示す手順で動作する。すなわち、ま
ず、XY値を求め(ステップ301)、その求めたXY
値を図4の画像位置軸に入力する(ステップ302)前
記1場所情報値を得る(ステップ303)。
【0026】ここで、場所情報とは、画像平面上のどの
場所にあるか、すなわち、画面は2次元平面上の矩形で
あり、この矩形の左上を原点とし、右をX軸、下をY軸
とすると、X又はY軸方向に原点から何画素目にあるか
の位置情報である。
【0027】図4は前記場所情報抽出手段3の一実施例
を説明するための図であり、横軸に画像位置をとり、縦
軸に場所情報をとっている。
【0028】前記場所情報抽出手段3の一実施例は、画
像位置を入力として場所情報を出力する抽出手段であ
り、図4に示すように、非線型入出力特性を示す入出力
手段である。本実施例の場所情報抽出手段3は、データ
として入出力対応表を持ち入力に対する出力を選択する
特性を関数で表し、入出力を計算するなど公知の手段を
用いる。入力として画像位置、例えば、画像周辺4、画
像中心3などの値を入力すると、図4に示す場所情報軸
に場所情報値として出力される。
【0029】この場所情報の値を空間・色彩解像度制御
手段9に入力することにより、例えば、画像中心に比べ
て画像周辺の解像度を落とした画像を出力することがで
きる。
【0030】前記平均輝度検出手段4は、例えば、公知
のローパスフィルタと近接画素の値の平均値を計算する
平均値計算手段を用いて平均輝度を出力するものであ
る。
【0031】前記変化検出手段5は、例えば、公知のP
REWITTフィルタと近接画素の値の差分値を計算す
る差分値計算手段を用いて平均輝度を出力するものであ
る。
【0032】前記RGB成分分離手段6は、例えば、テ
レビジョン等で使用される公知の色分離回路によって赤
(R),緑(G),青(B)の各色線分の値を出力するもので
ある。通常、赤(R),緑(G),青(B)は同等であり、例
えば、各8ビットのデータが割り当てられる。
【0033】前記色彩解像度制御手段7は、図5のフロ
ーチャートに例示するように、赤(R),緑(G),青(B)
の各々の成分の値を少ないビット数で表現する変換テー
ブルを参照して値を割り当て直す。例えば、赤(R)は5
ビット、緑(G)は4ビット、青(B)は3ビットに割り当
て直す。図6に青(B)の変換テーブル例を示す。
【0034】前記色彩解像度制御手段7では、例えば、
前記のように各8ビットに割り当てられたデータを、赤
(R)は5ビット、緑(G)は4ビット、青(B)は3ビット
に割り当て直す。
【0035】前記顔・手検出手段8は、図7のフローチ
ャートに例示するように、緑(G)成分と赤(R)成分の値
の大小関係(R−130<G<R−20)及び青(B)成
分と緑(G)成分の大小関係(G−90<B<G+50)
によって顔・手検出することができる。
【0036】前記顔・手検出手段8により、例えば、R
−130<G<R−20、G−90<B<G+50の範
囲の色彩を有する部位を顔、手であると検出することが
できる。前記数値は用途に合せて変更可能である。例示
の数値による顔・手の検出例を図8に示す。顔・手の部
位の解像度が高く設定されている点に着目されたい。
【0037】この顔・手検出値を空間・色彩解像度制御
手段9に入力することにより、顔・手などの部位の解像
度を高くした画像を出力することができる。
【0038】前記空間・色彩解像度制御手段9は、図9
のフローチャートに示すように、情報処理・制御手段1
00の出力値を入力値として図10に示す非線型解像度
出力テーブルを参照することにより、適用すべき空間・
色彩解像度を得るものである。
【0039】例えば、図4に示す場所による解像度の決
定を例に図4の場合に即して具体的に説明する。画像の
中心の場合は場所情報値5を得ている。また、画像の周
辺の場合は場所情報値1を得ている。さらに、中心と周
辺の中間の場合、場所情報値3を得ている。この場合の
図4に示す非線型解像度出力テーブルの数値例を図11
に示す。図11に従えば、画像中心の解像度は、10画
素/単位面積、画像の周辺の場合は1画素/単位面積、
中心と周辺の中間の場合5画素/単位面積となる。結果
として図12に示すA点,B点,C点に各々例示するよ
うに場所によって異なった解像度を得ることになる。
【0040】図12は空間・色彩解像度制御手段9の動
作を説明するための図であり、横軸に入力軸をとり、縦
軸に出力軸をとっている。
【0041】この種の非線型解像度出力特性を示すもの
は、データとして入出力対応表を持ち入力に対する出力
を選択する特性を関数で表し、入出力を計算するなど公
知の手段を用いる。図12のA,B,Cは、前述のよう
な入出力特性の例を示したものである。Aは最も単純な
線形の入出力である。
【0042】いま、Cのような折れ線形の入出力を採用
すると、例えば、入力値2に対して出力値2、入力値1
に対しては出力値1というように、入力値が一定以上で
あれば、線形出力、一定値以下であれば、0値を採るこ
とができる。
【0043】このように、空間・色彩解像度制御手段9
は、いくつかの非線型特性を用意することにより、入力
値に対し出力値として所定の解像度を与えることができ
る。
【0044】前記出力画像蓄積手段10は、公知のフレ
ームメモリ・コンピュータのメインメモリ・コンピュー
タの磁気メモリ等のいずれかで構成される。
【0045】前記内挿処理手段11は、図13に示すよ
うに、着目画素及び周辺画素の和をとって平均化するこ
とにより内挿処理が行われる。例えば、隣接する画像の
平均値を採る処理を行うことにより、解像度補間が行わ
れ、図14の出力画像が得られる。
【0046】図13において、RPは周辺画素、OPは
着目画素(□もしくは○で囲んだ部分)である。図13
における着目画素OPの内挿値を求る例として、例え
ば、□で囲んだ部分の着目画素OPの内挿値(例1)
は、(23+21+21+24+24+24+14+1
4)÷8=17であり、○で囲んだ部分の着目画素OP
の内挿値(例2)は、(23+21+24+14)÷4
=16である。
【0047】以上の説明からわかるように、本実施形態
による画像表示方法及び装置によれば、情報量が各々原
の60分の1及び30分の1であるにも関わらず、図1
6に示す解像度を落とした従来の情報量9分の1及び8
1分の1の場合(いずれもブロックが目立ち卓球のプレ
ーヤーがそれと判らない程原画(図15)より画質が劣
化している81分1の場合は、緑(G)のシャッと赤(R
のパンツがぼやっと見えるのみで原画の様相を成してい
ない程)に比較して、同程度の情報量の削減にも係わら
ず、画像の劣化は認められるもののほとんど原画と同等
の様相、すなわち、背景の壁面のテキスチャ等はぼやけ
ているものの卓球プレーヤが原画とほとんど同等に明ら
かにそれと認められる画質を保持している意で「良好で
ある」ことが明らかである。
【0048】各パラメータに対応して説明すれば、図1
6と比較して顔・手の部分の解像度・色彩変化が保持さ
れている。図14では赤(R)は5ビット、緑(G)は4ビ
ット、青(B)は3ビットに割り当てられているが、RG
Bそれぞれ8ビットの図15の原画とあまりかわらな
い。卓球のプレーヤーと背景の境界や目・髪など変化の
激しい部分の解像度が保持されている。
【0049】また、図14(b)で顕著に示すように、
ポスターの白地に黒で描画がある部分は、白地の平均輝
度が高いため、解像度が保持されている。
【0050】また、本実施形態による画像は、図11に
例示したように、周辺部の解像度が粗くなっている。例
えば、図14(b)のポスターに着目すると、緑(G)の
画像程ぼけているが、印象としては中心部のぼけていな
い部分によりポスターとしての印象が保持されている。
このように、本実施形態による画像は、図16の従来手
法と比較して、画像の良好性を明らかに保持している。
【0051】前記種々のパラメータを原画に適用した実
施形態を説明したが、以下の複数のパラメータうち少な
くとも1つを選択し、それを原画像に適用し、再生時に
解像度補間を行って表示することにより、人間の視覚特
性を考慮して、人間の目で認知されるが、利用者に不自
然で無く、良好と感じることのできる画像を提供するこ
とは、容易に推測し得るであろう。
【0052】(a)対象画像のうち人間の顔,手等に相
当する部分の空間・色彩解像度を上げる。 (b)対象画像のうち輝度の高い部分の空間・色彩解像
度を上げる。 (c)対象画像のうち輝度変化もしくは色彩変化の大き
い部分の空間・色彩解像度を上げる。 (d)対象画像のうち輝度変化もしくは色彩変化のうち
一定量以下の変化について、変化が無いとして扱う。 (e)対象画像のうち周辺部の画像の解像度を落す。 (f)対象画像のうち青色及び赤色成分の色彩解像度を
落す。
【0053】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0055】人間の視覚特性を考慮して、人間の目で認
知されるが、利用者に不自然で無く、良好と感じること
のできる画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像表示装置の概略
構成を示すブロック構成図である。
【図2】本実施形態の画像表示装置の場所情報抽出手段
を説明するための図である。
【図3】本実施形態の画像表示装置の場所情報抽出手段
の処理手順を示すフローチャート図である。
【図4】本実施形態の画像表示装置の場所情報抽出手段
の原理を説明するための図である。
【図5】本実施形態の画像表示装置の色彩解像度制御手
段を説明するための図である。
【図6】本実施形態の画像表示装置の色彩解像度制御手
段に用いる青の変換テーブル例を示す図である。
【図7】本実施形態の画像表示装置における顔・手検出
手段を説明するための図である。
【図8】本実施形態の画像表示装置における顔・手検出
手段と空間解像度設定を示すディスプレイ上の画像であ
る。
【図9】本実施形態の画像表示装置における空間・色彩
解像度制御手段の処理手段を示すフローチャートであ
る。
【図10】本実施形態の画像表示装置における空間・色
彩解像度制御手段の動作を説明するための図である。
【図11】本実施形態の画像表示装置における空間・色
彩解像度制御手段の動作を説明するための図である。
【図12】本実施形態の画像表示装置における空間・色
彩解像度制御手段の動作を説明するための図である。
【図13】本実施形態の画像表示装置における内挿処理
手段を説明するための図である。
【図14】本実施形態の画像表示装置のディスプレイ上
の出力画像である。
【図15】本発明に係るディスプレイ上の原画像であ
る。
【図16】従来の画像表示装置の問題点を説明するため
のディスプレイ上の画像である。
【符号の説明】
1…画像走査手段、2…入力画像蓄積手段、3…場所情
報抽出手段、4…平均輝度計算手段、5…変化検出手
段、6…RGB成分分離手段、7…は色彩解像度制御手
段、8…顔・手検出手段、9…空間・色彩解像度制御手
段、10…出力画像蓄積手段、11…内挿処理手段、1
00…情報処理・制御手段。
フロントページの続き (72)発明者 大島 孝 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 倉 恒子 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯域の狭い通信路を伝送させた後の画像
    情報、もしくは、容量の小さい記憶装置に蓄積された画
    像情報を用いて画像を表示する画像表示方法であって、
    以下の複数のパラメータのうち少なくとも1つを選択
    し、それを原画像に適用し、再生時に解像度補間を行っ
    て表示することを特徴とする画像表示方法。 (a)対象画像のうち人間の顔,手等に相当する部分の
    空間・色彩解像度を上げる。 (b)対象画像のうち輝度の高い部分の空間・色彩解像
    度を上げる。 (c)対象画像のうち輝度変化もしくは色彩変化の大き
    い部分の空間・色彩解像度を上げる。 (d)対象画像のうち輝度変化もしくは色彩変化のうち
    一定量以下の変化について、変化が無いとして扱う。 (e)対象画像のうち周辺部の画像の解像度を落す。 (f)対象画像のうち青(B)及び赤(R)の成分の色
    彩解像度を落す。
  2. 【請求項2】 帯域の狭い通信路を伝送させた後の画像
    情報、もしくは、容量の小さい記憶装置に蓄積された画
    像情報を用いて画像を表示する画像表示装置であって、
    原画像を走査・撮像する画像走査手段と、該画像走査手
    段の出力情報を入力して蓄積する入力画像蓄積手段と、
    前記蓄積された入力画像情報から画像位置情報を抽出す
    る場所情報抽出手段3と、前記蓄積された入力画像情報
    から平均輝度情報を検出する平均輝度検出手段と、前記
    蓄積された入力画像情報から輝度の変化情報もしくは色
    彩解像度の変化情報を検出する変化検出手段と、前記蓄
    積された入力画像情報から赤(R),緑(G),青
    (B)成分を分離するRGB成分分離手段と、該RGB
    成分分離手段の出力情報に基づいて赤(R),緑
    (G),青(B)の各色線分毎のビット数の割り当て直
    し制御を行う色彩解像度制御手段と、赤(R),緑
    (G),青(B)の情報から顔・手であることを検出す
    る顔・手検出手段と、前記各手段の出力情報のうちから
    少なくとも1つを選択して解像度制御を行う空間・色彩
    解像度制御手段と、該空間・色彩解像度制御手段の出力
    情報を蓄積する出力画像蓄積手段と、該出力画像蓄積手
    段10の画像情報を内挿処理する内挿処理手段を具備し
    たことを特徴とする表示画像装置。
JP8141292A 1996-06-04 1996-06-04 画像表示方法及び装置 Pending JPH09327005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8141292A JPH09327005A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 画像表示方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8141292A JPH09327005A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 画像表示方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09327005A true JPH09327005A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15288500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8141292A Pending JPH09327005A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 画像表示方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09327005A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016057849A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 Necパーソナルコンピュータ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JPWO2016140082A1 (ja) * 2015-03-05 2017-12-14 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016057849A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 Necパーソナルコンピュータ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JPWO2016140082A1 (ja) * 2015-03-05 2017-12-14 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6483521B1 (en) Image composition method, image composition apparatus, and data recording media
US6163621A (en) Histogram equalization method and device in contrast enhancement apparatus for image processing system
US5587928A (en) Computer teleconferencing method and apparatus
US5519452A (en) Mechanism for improving television display of still images using image motion-dependent filter
US7889974B2 (en) Method and apparatus for editing images, and method and apparatus for reproducing the edited images
US5185666A (en) Digitized film image processing system with bordered split screen display
EP0671845B1 (en) Multi-dimensional image data compression and decompression
US20030016750A1 (en) Frame-interpolated variable-rate motion imaging system
JP3301055B2 (ja) 表示システム及び方法
US5321500A (en) Non-real-time film scanning system
US6256350B1 (en) Method and apparatus for low cost line-based video compression of digital video stream data
EP0711487A1 (en) A method for specifying a video window's boundary coordinates to partition a video signal and compress its components
US20080123979A1 (en) Method and system for digital image contour removal (dcr)
US20090290063A1 (en) System and Method for Processing Videos and Images to a Determined Quality Level
JP4949463B2 (ja) アップスケーリング
JPS63182988A (ja) ビデオ画像の強調方法及びその装置
US5181100A (en) Digital video processing system with mixing prefilter
WO1999062249A1 (en) Method and system for combining multiple images into a single higher-quality image
JP4029316B2 (ja) 画像種別識別方法および装置と画像処理プログラム
KR20060135667A (ko) 이미지 포맷 변환
JP3674186B2 (ja) 画像情報変換装置および方法
JP3946781B2 (ja) 画像情報変換装置及び方法
JP2006197096A (ja) テレビ電話装置
JPH077724A (ja) 高画質テレビのラスターフォーマットコンバーター回路
JP2782766B2 (ja) 動画静止画変換方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees