JPH09326099A - 知的交通信号機システム - Google Patents

知的交通信号機システム

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JPH09326099A
JPH09326099A JP16525096A JP16525096A JPH09326099A JP H09326099 A JPH09326099 A JP H09326099A JP 16525096 A JP16525096 A JP 16525096A JP 16525096 A JP16525096 A JP 16525096A JP H09326099 A JPH09326099 A JP H09326099A
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JP
Japan
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signal
proximity sensor
intersection
traffic
horizontal arm
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Application number
JP16525096A
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English (en)
Inventor
Isao Shirayanagi
伊佐雄 白柳
Yosuke Shirayanagi
洋介 白柳
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Abstract

(57)【要約】 【目的】交叉点において安全で円滑な交通整理を行う装
置を得ると共に、その装置自体がコンパクトで運転者の
視界を妨げることがないようにした装置を得ることを目
的とするものである。 【構成】複数の車道が交叉する交叉点において、交叉点
の車道脇に支柱12を設け、その支柱に交叉点中央へ向
けて伸びる略水平方向の水平腕13を備えると共に、そ
の水平腕の先端部に各道路の延長を指向する信号灯14
と車両の近接センサ15とを設けてコンパクトな構成に
すると共に、前記信号灯と近接センサとを関連させ近接
センサの信号に依存して信号灯の切り換え時期を遅進可
能に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は道路の交叉点に設けら
れる交通信号機に関するもので、特に、車両の接近や車
両の運転者が発する方向指示情報、あるいは渋滞状況に
応じて信号を切り換える感応式信号機を一層高度化して
なる知的交通信号機システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、交叉点に設けられる交通信号機
には、赤、黄、緑の3種の信号灯の他、交叉点に接近す
る車両を検出して信号機の切り替えインターバルを自動
的に変更する、いわゆる、感応式の信号機が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
感応式信号機では、信号灯を支持する支柱と、車両の接
近を検出するための電磁式あるいは超音波式のセンサを
支持する支柱とが別個に設けられており、信号機の設置
費が高騰する他、交叉点付近の見通しが悪くなる不具合
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
消するべく、複数の車道が交叉する交叉点において、交
叉点の車道脇に支柱を設け、その支柱に交叉点中央へ向
けて伸びる略水平方向の水平腕を備えると共に、その水
平腕の先端部に各道路の延長を指向する信号灯と車両の
近接センサとを設け、前記信号灯と近接センサとを関連
させ近接センサの信号に依存して信号灯の切り換え時期
を遅進可能に構成したものである。具体的には、前記水
平腕の先端に支持される信号灯と車両の近接センサと
は、上下に配置され、上段が赤、黄、緑の三色の信号灯
が水平方向に配置され、下段には左右の矢印信号灯が設
けられると共に、前記近接センサは両矢印信号灯の間に
配置されている。
【0005】
【作用】信号灯と近接センサとは交叉点の車道脇に設け
られた共通の支柱に支持され、個別の支柱を持っていな
い。信号灯と近接センサの数は交叉点が3叉路の場合は
3対、4叉路の場合は4対、5叉路の場合は5対が、各
道路の方向へ向けて設けられる。信号灯と近接センサと
は上下に配置され表示面が過度に大きくならないように
してある。また、知的交通信号機システムの基本的な制
御信号に対して、近接センサ15によって検出される交
叉点Cの近傍の渋滞状況を加えた補正信号によって交通
整理を行う。
【0006】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例によって説明
する。図1はこの発明を利用した交叉点Cの例を示す。
交叉点Cはそこから放射方向に伸びる4本の車道R1〜
R4と、4個の歩道B1〜B4とを持つ、いわゆる4叉
路である。また、各歩道B1〜B4の間には車道R1〜
R4を横断して横断歩道D1〜D4が設けられている。
なお、Aは交叉点Cで一旦停止している自動車、Wは横
断歩道D4を歩行している歩行者である。
【0007】図2は交叉点Cに設けた知的交通信号機シ
ステム10を示す。こゝで、知的交通信号機システム1
0は車道R1〜R4の脇をなす歩道B1〜B4に設けら
れている。すなわち、知的交通信号機システム10はコ
ンクリート製の支柱12と、その上端部から略水平方向
に交叉点Cの中央方向へ伸びる水平腕13に設けられた
信号灯14、車道R1〜R4にある自動車Aの近接セン
サ15、および、前記支柱12に支持された制御箱16
とからなっている。なお、前記水平腕13は上下に配さ
れた2本の鋼管と鋼索からなるステーなど複数の部材で
構成されており、それらは根部において支柱12に取り
付けられている。また、前記信号灯14は上下2段に配
置され、上段には、従来から慣用されている赤、黄、緑
の三色からなる信号灯器14aが横方向に並設されてお
り、下段には、左右の矢印信号灯14bと、それらの間
に配置された近接センサ15とが並設されている。近接
センサ15は具体的には図5で示すように、超音波セン
サ15a、あるいはテレビカメラ15bのような視覚セ
ンサなどで構成されており、前者は交叉点Cの中央部か
ら各車道R1〜R4の方向を指向し、交叉点Cの直前の
車道R1〜R4に自動車Aが存在するか否かを検出し、
後者は同様にして交叉点Cの直前における自動車Aの渋
滞状況を検出するものである。
【0008】こゝで、前記水平腕13に対する信号灯1
4と近接センサ15との取り付け方法を説明する。ま
ず、前記鋼管からなる水平腕13の先端部には、交叉点
Cの中央に位置して左右一対の取付具20がボルトBに
よって固定され、そこにはアルミニウム合金製の4個の
支枠21が取り付けられている。この支枠21には前記
信号灯器14a、矢印信号灯14b、および近接センサ
15がそれぞれ取り付けられ支持されている。支枠21
は一端がピボットピンあるいは板バネ22によって前記
取付具20へ回動自在に支持され、他端がパンタグラフ
23形のリンク部材によって水平腕13に連結されてい
る。かくて、支枠21はパンタグラフ23を伸縮させる
ことにより、各車道R1〜R4の延長方向と直交する方
向に配置されており、その方向は30゜程度変更でき
る。すなわち、信号灯14の向きを道路の延長方向へ正
確に調節できるようになっている。
【0009】次に、この発明に係る知的交通信号機シス
テム10の電気的構成を図4、図5によって説明する。
まず、前記知的交通信号機システム10の中枢部をなす
制御箱16には警察署に設置される中央管制室31から
送られる電波信号と、前記近接センサ15から送られる
交叉点C近傍の交通状況信号とが入力される。なお、一
般に前記電波信号は他の信号灯14と連携させるための
連携信号であり、場合によっては電波ではなく、電線が
使用される場合もある。また、制御箱16の出力先であ
るアクチュエータは、一般に前記信号灯器14a、矢印
信号灯14bの他、歩行者用の信号灯14cやブザーや
スピーカなど盲人用の音響警報器14dなどが含まれ
る。
【0010】制御箱16に内蔵された中枢部は中央演算
手段CPUと、これに中央管制室31から送られる管制
信号を入力する設定情報変更サブシステム17a、前記
近接センサ15に接続する入力サブシステム17b、お
よび出力先であるアクチュエータに連結する出力サブシ
ステム17cなどのインターフェース17などからなっ
ている。中央演算手段CPUは適宜のプログラムを内蔵
したマイクロプロセッサからなり、これには周知のクロ
ック(図示してない)が内蔵される他、情報収集用のデ
ータロガー32、および、学習システム33とが付属し
ている。
【0011】知的信号システム10は以上のように構成
されているから、中央演算手段CPUには中央管制室3
1から電波を介して送られる各車道R1〜R4の制御情
報あるいは担当交通係官の手入力情報と、そこを流れる
車両の通行速度信号が設定情報変更サブシステム17a
を介し、あるいは近接センサ15から得られる交叉点C
の状況、すわなち、環境信号が矢印で示すように流れ、
入力サブシステム17bを介して入力される。さらに、
これらの入力信号はデータロガー32と学習システム3
3とで処理され、過去の情報を参照して信号を切り換え
るに最適な時期と時間とからなる最適信号が割り出さ
れ、出力サブシステム17cを経てアクチュエータたる
信号灯14、すなわち、信号灯器14a、矢印信号灯1
4b、歩行者用の信号灯14c、あるいは盲人用の音響
警報器14dに出力される。またデータロガー32に蓄
えられた情報は、中央管制室に吸い上げて交通統計、あ
るいは犯罪捜査に使うことも可能である。かくて、知的
信号システム10は交差点Cの円滑で安全な交通整理を
行う。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、知的
交通信号機システム10は中央管制室31から送られる
基本的な制御信号に対して、近接センサ15によって検
出される交叉点Cの近傍の渋滞状況を加え、データロガ
ー32に蓄えられた情報と学習システム33による補正
機能によって制御されるから、安全かつ、円滑な交通制
御を行うことができる。また、このような機能を達成す
るための信号灯14と近接センサ15とを支枠21によ
って同一箇所に配置したから、装置全体が大型化する不
具合がない。また、支枠21は車道R1〜R4脇に設け
た支柱12によって支えられ、交叉点Cの中央部に支持
されるから、交叉点C付近に設置する支柱が少なくて足
り、視界の妨げとなることがなく安全性が一層向上する
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を利用した交叉点Cの例を示す鳥瞰図
である。
【図2】交通信号機の側面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】電気結線図である。
【図5】要部である制御箱の内容を示す原理的な回路図
である。
【符号の説明】
A・・・・自動車 C・・・・交叉
点 R1〜R4・・・・車道 B1〜B4・・
・・歩道 D1〜D4・・・・横断歩道 W・・・・歩行
者 10・・・・知的交通信号機システム 12・・・支柱 13・・・・水平腕 14・・・信号灯 14a・・・信号灯器 14b・・矢印信
号灯 14c・・・歩行者用の信号灯 14d・・音響警
報器 15・・・・近接センサ 16・・・制御箱 17・・・・インターフェース 17a・・設定情
報変更サブシステム 17b・・・入力サブシステム 17c・・・出力
サブシステム CPU・・中央演算手段 20・・・・取付具 21・・・支枠 22・・・・ピボットピン 23・・・パンタ
グラフ 31・・・・中央管制室 32・・・データ
ロガー 33・・・・学習システム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の車道が交叉する交叉点において、交
    叉点の車道脇に支柱を設け、その支柱に交叉点中央へ向
    けて伸びる略水平方向の水平腕を備えると共に、その水
    平腕の先端部に各道路の延長を指向する信号灯と車両の
    近接センサとを設け、前記信号灯と近接センサとを関連
    させ近接センサの信号に依存して信号灯の切り換え時期
    を遅進可能に構成してなる知的交通信号機システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記水平腕の先端に支
    持される信号灯と車両の近接センサとは、上下に配置さ
    れ、上段が赤、黄、緑の三色の信号灯が水平方向に配置
    され、下段には左右の矢印信号灯が設けられると共に、
    前記近接センサは両矢印信号灯の間に配置されている知
    的交通信号機システム。
JP16525096A 1996-06-04 1996-06-04 知的交通信号機システム Pending JPH09326099A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102254439A (zh) * 2011-07-12 2011-11-23 北京世纪高通科技有限公司 交通信号灯分配时长的获取方法及装置
CN110910662A (zh) * 2019-12-17 2020-03-24 哈尔滨工业大学 车路协同环境下单点自适应交通信号优化控制方法

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