JPH09325929A - 障害自動通報システム - Google Patents

障害自動通報システム

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JPH09325929A
JPH09325929A JP8144340A JP14434096A JPH09325929A JP H09325929 A JPH09325929 A JP H09325929A JP 8144340 A JP8144340 A JP 8144340A JP 14434096 A JP14434096 A JP 14434096A JP H09325929 A JPH09325929 A JP H09325929A
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JP
Japan
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JP8144340A
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Inventor
Yuji Sugaya
雄二 菅谷
Kazuto Takahashi
和人 高橋
Hitoshi Kuwano
仁志 桑野
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Hitachi Electronics Services Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Electronics Services Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるインタフェース仕様を有するネットワ
ーク管理システムに容易に対応可能な、障害自動通報シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 ネットワーク管理プログラム100に従
って作成された管理情報が格納されている管理情報格納
領域151の状態を監視し(3001)、管理情報格納
領域151の状態が変化した際に、新たに格納された情
報を採取し(3002)、採取した情報を含む通報メッ
セージを遠隔管理システムに自動通報する(300
3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに発
生した障害を自動通報するための障害自動通報システム
に係り、特に、異なるインタフェース仕様を有するネッ
トワーク管理システムに対応することに適した障害自動
通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図11に示すように、客先で運
用される顧客システム1と、保守を担当する遠隔管理部
署2とは、離れた場所にある。このため顧客システムに
設置されたネットワーク管理システム10と、遠隔管理
部署2に設置された遠隔保守システム20とが通信回線
3で接続され、顧客システム1に発生した障害を遠隔管
理部署2に自動通報するようになっている。
【0003】このネットワーク管理システム10は、ネ
ットワーク管理プログラム100を記憶し、そこに記述
された手順に従って、ネットワークを管理している。ネ
ットワーク管理システム10は、ネットワーク管理プロ
グラム100に従い、顧客システムに発生した障害を検
知した場合、障害に対処する手順を開始する(ステップ
1001)。まず、障害の程度を分類したしきい値に基
づき、ネットワークの状態を管理する(ステップ100
2)。そして、上記しきい値に基づき分類したネットワ
ークの状態を示す情報を、図示しない記憶装置に格納す
る(ステップ1003)。次に、上記ネットワークの状
態の分類に基づき、障害を自動通報するか否かを判断す
る(ステップ1004)。障害を自動通報する場合に
は、障害を自動通報するサブプログラムを呼び出して、
障害を自動通報し(ステップ1005)、その後、ネッ
トワークの障害監視を行うメインプログラムに戻り、監
視を続行する(ステップ1006)。また、ステップ1
004で障害を自動通報しないと判断した場合には、そ
のまま、ステップ1006へ進み、障害監視を続行す
る。
【0004】上記障害自動通報機能を受け持つサブプロ
グラムとして構成される障害自動通報プログラム101
は、図12に示すように、ネットワーク管理プログラム
100に備えられた応用プログラムインタフェース(ap
plication program interface;以下、APIという)
102によって起動される。ここで、API102は、
ネットワーク管理プログラム100と、障害自動通報プ
ログラム101との間で、種々のコマンドおよびデータ
を互換するためのインタフェースとして働いている。
【0005】管理対象とするネットワークの構成が複雑
になり、また、ネットワーク管理に要請される管理内容
が高度になるに伴い、ネットワーク管理プログラム10
0は、多様化し、また、頻繁に更新される。従って、ネ
ットワーク管理プログラム100のコマンド体系もしく
はデータ構造に対応して、API102が果たすべきイ
ンタフェース機能も異なってくる。しかし、API10
2は、ネットワーク管理プログラム100に付帯する機
能として開発されるために、API102の仕様がしば
しば変更されてしまうことがある。これに伴い、API
102にイベント駆動される障害自動通報プログラム1
01のプログラムコードを変更しなくてはならないとい
う問題が生じることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらを改善するため
に、API102のインタフェース仕様の標準化や、中
間処理機能の実装が行われつつある。しかし、依然とし
て、API102が、ネットワーク管理プログラム10
0に付帯する機能として開発されている状態であるの
で、API102のインタフェース仕様が変更された
り、複数のAPI102の間でインタフェース仕様が統
一されていないことがある。このため、それぞれのイン
タフェース仕様に対応するためには、障害自動通報プロ
グラム101のプログラムコードを変更しなければなら
ないという問題は未解決である。
【0007】本発明は、異なるインタフェース仕様のA
PIを有するネットワーク管理システムに容易に対応可
能な障害自動通報機能を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様によれば、ネットワークの状態
を管理するネットワーク管理システムが生成する管理情
報を監視する障害自動通報システムにおいて、上記管理
情報を監視し、管理情報が変化したことを検知するため
の変化検知手段と、上記管理情報の変化に対応して通報
メッセージを作成するためのメッセージ作成手段と、上
記メッセージ作成手段が記憶している通報メッセージ
を、予め指定された外部システムに通報するための通報
手段とを備え、上記通報手段は、上記変化検知手段が上
記管理情報が変化したことを検知したとき上記通報を行
うことを特徴とする障害自動通報システムが適用され
る。
【0009】本発明の第2の態様によれば、予め指定さ
れた情報格納領域を繰り返し監視し、情報格納領域状態
の変化を検知するための変化検知手段と、上記変化検知
手段が情報格納領域の変化を検知したとき、予め定めら
れた通報メッセージを遠隔部署に通報するための通報手
段とを備え、上記変化検知手段は、予め指定された情報
格納領域の容量を繰り返し取得し、取得した容量が予め
設定された範囲を超えたことを検知することを特徴とす
る自動通報システムが適用される。
【0010】本発明の第3の態様によれば、ネットワー
クの状態を管理するネットワーク管理システムが生成す
る管理情報を監視する障害自動通報システムにおいて、
上記管理情報を監視し、管理情報が変化したことを検知
するための変化検知手段と、予め定められた通報メッセ
ージを記憶したメッセージ記憶手段と、上記メッセージ
記憶手段が記憶している通報メッセージを、予め指定さ
れた外部システムに通報するための通報手段とを備え、
上記通報手段は、上記変化検知手段が上記管理情報が変
化したことを検知したとき上記通報を行うことを特徴と
する障害自動通報システムが提供される。
【0011】第4の態様によればネットワーク管理プロ
グラムが生成する管理情報が格納される情報格納領域に
ついて、格納される領域を予め論理的に指定された論理
空間を監視し、上記予め指定された論理空間の状態が変
化した際に、上記論理空間の変分を含むメッセージを、
予め指定された外部システムに出力するための障害自動
通報プログラムを、コンピュータが読み取り可能な状態
で格納した記憶媒体が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、図2、および、図10を参
照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0013】本実施形態における障害自動通報システム
は、ネットワーク管理システム10に障害自動通報プロ
グラム110を搭載することにより構成される。すなわ
ち、本障害自動通報システムは、ネットワーク管理シス
テム10が生成する管理情報が記録される、記憶装置1
50の情報格納領域151を監視し、情報格納領域15
1の状態が変化したとき、管理情報格納領域151に記
憶される情報の変化分を、遠隔管理システム20に送出
する。これによって、遠隔管理部署2、例えば、顧客シ
ステム1の保守業務を行う部署に、顧客システム1に障
害が発生したことを自動的に通報することができる。
【0014】以下に、本障害自動通報システムと、ネッ
トワーク管理システム10とが、演算装置を共有する形
態について説明する。なお、本発明は、必ずしも演算装
置を共有する形態に限らない。すなわち、障害自動通報
システムと、ネットワーク管理システム10とが独立し
て演算装置を備え、それぞれの演算装置によって、障害
自動通報プログラム110と、ネットワーク管理を行う
ためのプログラム100とが独立して実行される形態で
あってもよい。例えば、ネットワーク上に、ネットワー
ク管理システム10と、後述する障害自動通報プログラ
ムを搭載した障害自動通報システムとが接続され、障害
自動通報システムが、ネットワーク管理システムが管理
情報を格納する記憶媒体にアクセス可能な状態に構成さ
れることによって、本発明を適用して障害を自動的に通
報することが可能である。
【0015】図10を参照して、ネットワーク管理シス
テム10の構成について説明する。ネットワーク管理シ
ステム10は、顧客システム1を管理するための演算部
500と、顧客システム1の管理情報の来歴を記録する
ための記憶装置150と、演算部500が処理した結果
を表示し、また、管理を実行するためにオペレータが指
示を入力するための入出力装置160と、これらを接続
するためのインタフェース800とを備える。また、ネ
ットワーク管理システムと、管理対象とするネットワー
ク5とを接続するためのネットワーク接続インタフェー
ス810が備えられる。そして、通信回線3を介して、
遠隔管理システム20へ自動通報するための通信回線接
続インタフェース820を設けられる。
【0016】演算部500は、顧客システム1の管理す
る処理を実行するためのCPU520と、CPU520
が実行すべき手順を記憶するための主記憶部540とを
備えて構成される。
【0017】記憶装置150は、例えば、ハードディス
ク装置を用いることができる。
【0018】入出力装置160は、例えば、出力装置1
62、入力装置164によって実現される。出力装置1
62は、具体的には、ディスプレイ装置、プリンタ装置
などを用いることができる。入力装置164は、具体的
には、キーボード装置、ポインティング装置を用いるこ
とができる。また、入出力装置160として、入力およ
び出力の機能を有するタッチスクリーン装置を用いても
よい。
【0019】上記ネットワーク接続インタフェース81
0としては、例えば、トランシーバ装置を用いて、ネッ
トワーク5に設けられたハブ(接続部)に接続すること
ができる。
【0020】上記通信回線接続インタフェース820と
しては、例えば、モデム装置を用いることができる。
【0021】図2を参照して、主記憶部540に記憶さ
れる、CPU520が実行すべき手順を記述したプログ
ラムについて説明する。
【0022】主記憶部540には、CPU520の基本
動作を記述したオペレーティングシステムプログラム1
03と、顧客システムを管理するための手順を記述した
ネットワーク管理プログラム100と、障害を自動通報
するための手順を記述した障害自動通報プログラム11
0と、障害自動通報プログラム110を実行する際に参
照するための監視テーブル116とが記憶される。な
お、実行時に直接必要ではないプログラム部分が、外部
の記憶装置、例えば、記憶装置150(図1参照)に退
避され、必要とするプログラム部分が、主記憶部540
に取り込まれる仮想記憶方式とすることができる。
【0023】図10に示すように、障害自動通報プログ
ラム110は、コンピュータが読み取り可能な状態で格
納した記憶媒体200によって供給することが可能であ
る。記憶媒体200としては、フロッピーディスク、光
磁気ディスク、CD−ROMなどを用いることが可能で
ある。記憶媒体200に格納されて供給された障害自動
通報プログラム110は、コンピュータに備えられた記
憶媒体読み取り装置180によって読み取られ、上記主
記憶部540に記憶されることが可能である。
【0024】また、演算部500が、さらに他の処理も
行う場合には、その処理を行うための手順を記述したプ
ログラムがさらに主記憶部540に記憶される。
【0025】CPU520は、図1に示すオペレーティ
ングシステムプログラム(以下、OSと記す。)103
に記述される手順に従って、障害自動通報プログラム1
10に記述される手順と、ネットワーク管理プログラム
100に記述される手順とを実行する。障害自動通報プ
ログラム110に記述される手順と、ネットワーク管理
プログラム100に記述される手順とは、独立して実行
される手順として記述される。
【0026】障害自動通報プログラム110には、管理
情報を格納された管理情報格納領域151を監視し、管
理情報格納領域151が変化したことを契機として、自
動通報する手順が記述される。
【0027】図1および図10を参照して、ネットワー
ク管理プログラム100、および、障害自動通報プログ
ラム110に記述される手順について概略を説明する。
【0028】CPU520は、ネットワーク管理プログ
ラム100に記述される手順に従って、ネットワークを
管理する処理を実行する。ネットワークを管理している
際に、障害を検知した場合(ステップ2001)、記憶
装置150の管理情報格納領域151に障害を示す管理
情報を格納する(ステップ2002)。そして、障害が
発生したこと、および、障害の情報を出力装置162に
出力する(ステップ2003)。例えば、出力装置16
2にディスプレイ装置を用い、その画面上に表示させる
ことができる。その後、再び、障害監視を続行する(ス
テップ2004)。
【0029】また、CPU520は、障害自動通報プロ
グラム110に記述される手順に従い、記憶装置150
の管理情報格納領域151を監視し(ステップ300
1)、管理情報格納領域151に格納されている情報を
採取する(ステップ3002)。そして、採取した情報
が変化したとき、自動通報を行う(ステップ300
2)。
【0030】このように、ネットワーク管理プログラム
100の手順と、障害自動通報プログラム110の手順
とは、独立に定義される。ただし、CPU520が、ネ
ットワーク管理プログラム100に従い、記憶装置15
0に情報を格納し、また、障害自動通報プログラム11
0に従い、記憶装置150に格納した情報を監視するこ
とで、ネットワーク管理プログラム100実行時に生成
した情報を、障害自動通報プログラム110実行時に監
視することができる。
【0031】また、障害自動通報プログラム110は、
OS103の機能を利用して管理情報格納領域151の
状態変化を監視する手順を記述すればよいため、ネット
ワーク管理プログラム100のインタフェース仕様に依
存しないプログラムコードとして記述することが可能で
ある。
【0032】なお、CPU520は、ネットワーク管理
プログラム100と、障害自動通報プログラム110と
に記述される手順を、OS103のマルチタスク機能を
利用し、並行して実行する。
【0033】ここで、OS103がシングルタスクOS
の場合に、マルチタスク化アプリケーションによって、
ネットワーク管理プログラム100と、障害自動通報プ
ログラム110とに記述される手順の実行を並行して行
うことが可能であり、また、障害自動通報プログラム1
10をOS配下のソフト化することによっても、並行し
て動作可能である。
【0034】勿論、ネットワーク管理プログラム100
を実行するCPUと、障害自動通報プログラムを実行す
るCPUとが独立である場合には、それぞれのCPUに
おいて、ネットワーク管理プログラム100と、障害自
動通報プログラム110とに記述される手順は、独立し
て実行されることが可能である。
【0035】図2および図3を参照して、障害自動通報
プログラム110について説明する。
【0036】図2に示すように、上記障害自動通報プロ
グラム110は、各部を制御するためのメイン部111
と、管理情報格納領域151の状態をチェックするため
の管理情報格納領域チェック部113と、管理情報格納
領域チェック部113を起動するタイミングを制御する
ためのタイマ監視部112と、自動通報のためのデータ
処理を行うための自動通報部114と、通信プロトコル
処理を行うための通信管理部115とを有して構成され
る。また、CPU520が障害自動通報プログラム11
0を実行する際に参照する情報を格納した監視テーブル
116が用意される。
【0037】図3を参照して、CPU520が、図2に
おけるメイン部111に記述される手順を実行中に、各
部を呼び出して行う概略の処理手順について説明する。
【0038】まず、初期設定として定められる手順に従
って、現在の時刻の値をリードし、その値を監視テーブ
ル116に格納し、現在の管理情報格納領域151(図
1参照)について、変更された時刻情報を記述したタイ
ムスタンプと、格納された領域の大きさを示す容量とを
取得し、監視テーブル116に格納する(ステップ40
01)。
【0039】次に、タイマ監視部112に記述される手
順に従って、監視テーブル116に格納された情報格納
領域チェック周期116b1(図3(b)参照)に規定
されたタイミングになるまでウエイトする(ステップ4
002)。
【0040】次に、CPU520は、管理情報格納領域
チェック部113に記述される手順に従い、管理情報格
納領域151のチェックを行う(ステップ4003)。
CPU520は、管理情報格納領域151の属性を示す
情報を参照して、チェックを実施する。そして、管理情
報格納領域151に格納されている情報をリードし、今
回リードした情報が、前回リードした情報と異なるか否
かを判断する。リードした情報が異なる場合は、管理情
報格納領域151が変更されていると判定する。そし
て、前回リードした情報と今回リードした情報との差分
(以下、情報差分という)を一時情報格納領域155
(図1参照)に格納し、また、管理情報格納領域151
が変更されたことを示すフラグを立てる。リードした情
報が同じ場合は、管理情報格納領域151が変更されて
いないことを示すフラグを立てる。
【0041】管理情報格納領域151の形態と、それに
対応してCPU520が管理情報格納領域151をチェ
ックする手順との詳細については後述する。
【0042】CPU520は、メイン部111に記述さ
れる手順の実行に戻る。そして、管理情報格納領域15
1が変更されているか否かを示すフラグに従って、分岐
処理を行う(ステップ4004)。すなわち、管理情報
格納領域151が変更されていない場合は、ステップ4
002へ進む。また、管理情報格納領域151が変更さ
れている場合は、ステップ4005へ進む。
【0043】ステップ4005では、自動通報部114
に記述される手順に従って、遠隔管理システム20に対
して自動通報を行う(ステップ4005)。自動通報部
114に記述される手順を終了したら、メイン部111
に記述される手順に戻り、管理情報格納領域151の監
視を続行する。
【0044】次に、自動通報部114に記述される手順
に従い、CPU520は、一時情報格納領域155に格
納された情報差分を読み込む。そして、読み込んだ情報
差分に基づいて通報メッセージを生成する。
【0045】そして、通信管理部115に記述される手
順に従い、生成した通報メッセージを送付する。すなわ
ち、CPU520は、上記通報メッセージを、OS10
3の機能を利用して、若しくは、通信回線3から、図1
に示す遠隔管理システム20に直接送付する。そして、
通報メッセージの送付が正常に終了したらメイン部11
1に記述される手順の実行に戻り、ステップ4002へ
進む。なお、通報メッセージの送付が異常終了した場合
は、異なる通報先に対して、通報を試みる。
【0046】次に、図4(a)〜(f)を参照して監視
テーブル116について説明する。監視テーブル116
には、監視対象とするシステムを記述した図4(a)に
示す顧客情報テーブル116aと、管理情報格納領域1
51(図1参照)を監視するタイミングを記述した図4
(b)に示す監視周期テーブル116bと、管理情報格
納領域151に管理情報が格納される形式を記述した図
4(c)に示す情報フォーマットテーブル116cと、
自動通報すべき遠隔管理部署2の情報を記述した図4
(d)に示す自動通報先テーブル116dと、管理情報
格納領域151に管理情報を書き込む位置をネットワー
ク管理プログラム100が指定するための情報格納先ポ
インタの情報を記述した図4(e)に示すポインタテー
ブル116eとが格納されている。図4(f)に示す容
量警告テーブル116fについては後述する。
【0047】図4(a)に示すように、顧客情報テーブ
ル116aには、顧客システムを管理するネットワーク
管理システム10の名称116a1と、ネットワーク管
理プログラム100が動作する際の所有者を示すユーザ
ID116a2と、顧客名116a3とが記述されてい
る。
【0048】図4(b)に示すように、監視周期テーブ
ル116bには、管理情報格納領域151を監視する周
期を規定したチェック周期116b1と、監視すべき管
理情報格納領域151を示す情報格納領域名称116b
2と、記憶装置150に管理情報格納領域151が格納
される場所を示すフルパス名116b3と、ネットワー
ク管理プログラム100が管理情報格納領域151に管
理情報を格納する形式を示す領域属性116b4と、管
理情報格納領域が格納される領域が占める記憶装置15
0上の容量を示す領域容量116b5と、管理情報格納
領域が最後に変更された時刻情報を示すタイムスタンプ
116b6とが記述されている。
【0049】CPU520は、タイマ監視部112に記
述される手順に従いウエイトするタイミングを、チェッ
ク周期116b1を参照して決定する。また、管理情報
格納領域チェック部113に記述される手順に従い、管
理情報格納領域151をチェックする形態を、領域属性
116b4を参照して決定する。
【0050】CPU520は、管理情報格納領域チェッ
ク部113に記述される手順に従い、フルパス名116
b3、情報格納領域名称116b2を参照する。そし
て、監視すべき管理情報が格納される論理領域を特定す
る。また、管理情報格納領域151を監視する際、領域
容量116b5を参照し、比較基準とすべき管理情報格
納領域151の容量とすることができる。タイムスタン
プ116c6を参照して、管理情報格納領域151が変
更された時刻の比較基準とすることができる。
【0051】また、図4(b)に示すように、複数の異
なる管理情報格納領域を監視周期テーブル116bに規
定することが可能である。そして、これら複数の管理情
報格納領域のそれぞれについて、チェック周期116b
1、フルパス名116b3、領域属性116b4、領域
容量116b5、タイムスタンプ116b6をそれぞれ
独立に規定することが可能である。これによって、ネッ
トワーク管理プログラム100に、複数の異なる情報格
納領域に管理情報を格納する手順が記述されること、お
よび、格納する形式を管理情報ごとに変えて格納する手
順が記述されることに対応することが可能である。ま
た、それぞれ格納される管理情報の重要性によって、情
報格納領域ごとに、異なるチェック周期を規定すること
も可能である。
【0052】図4(c)、(e)に示す、情報フォーマ
ットテーブル116c、および、ポインタテーブル11
6eは、CPU520が情報格納領域をチェックする場
合に、参照するための情報をテーブル形式に示したもの
である。
【0053】図4(c)に示す情報フォーマットテーブ
ル116cは、管理情報格納領域151に格納される情
報のフォーマットを記述したものである。このフォーマ
ットは、ネットワーク管理プログラム100が、管理情
報格納領域151に情報を記録する際のフォーマットに
対応する。情報フォーマットテーブル116cには、対
応する管理情報格納領域151を特定する情報格納領域
名称116c1、フルパス名116c2、および、特定
されるそれぞれの管理情報格納領域151について、管
理情報格納領域151に格納された個々の情報に付加さ
れた時刻情報の位置を示すタイムスタンプ位置情報11
6c3と、格納された個々の情報が記述される形式を示
す情報形式116c4と、個々の情報相互の区切りを表
す情報区切り記号116c5とが記述されている。
【0054】CPU520は、管理情報格納領域チェッ
ク部113の記述に従い、上記情報フォーマットテーブ
ル116cのタイムスタンプ位置情報116c3を参照
し、管理情報格納領域151が変更されたか否かをチェ
ックすることができる。従って、オペレーティングシス
テム103から管理情報格納領域151の属性を取得で
きない場合であっても、管理情報格納領域151が変更
されたか否かをチェックすることができる。
【0055】CPU520が、自動通報部114の記述
に従い、通報メッセージを作成する際に、情報形式11
6c4を参照することによって、通報するメッセージに
顧客システム1の状態に応じたコメントを付加すること
ができる。また、必要な情報を抽出してメッセージに含
ませることも可能である。
【0056】CPU520は、自動通報部114に記述
される処理を実行する際に、上記のように116cを参
照して通報メッセージを作成する。例えば、取得した情
報を含むメッセージを、図5に示すような通報メッセー
ジ118として作成することができる。図5に示す通報
メッセージ118は、自動通報プログラム110を動作
させる所有者を示すユーザID118aと、顧客システ
ム1を管理するシステム名称を示すネットワーク管理シ
ステム名称118bと、メッセージを送信した送信時刻
118cと、メッセージに含まれる管理情報の大きさを
示すデータ長118dとからなるヘッダ部を有し、上記
自動通報部114が取得した管理情報が、それに続く情
報118eとして付加される。送信時刻118cに記述
される時刻情報は、通報した時点を特定可能な時刻の情
報が記述されればよい。従って、実時間で障害を報知す
る際には、日付の情報が含まれなくてもよい。
【0057】また、CPU520は、管理情報格納領域
チェック部113に記述される手順に従い、ポインタテ
ーブル116eのカレントポインタ116e1を参照す
る。これによって、ネットワーク管理プログラム100
の情報書き込みポインタアドレスを取得することができ
る。従って、情報書き込みポインタアドレスが示す位置
を比較して、管理情報格納領域151が変更されたか否
かを判定することができる。
【0058】次に、図4(d)に示す自動通報先テーブ
ル116dについて説明する。自動通報先テーブル11
6dには、障害を通報すべき通報先である遠隔管理部署
2の情報が記述されている。すなわち、障害を通報すべ
き順位を示す優先順位116d1と、遠隔管理部署2が
障害通報を受付可能な時間帯を示す、受付開始時刻11
6d2および受付終了時刻116d3と、障害通報を受
け付けるための遠隔管理システム20を示す端末名称1
16d4と、遠隔管理システム20に接続するための電
話番号116d5とが記述されている。
【0059】CPU520が、自動通報部114に記述
される手順に従い、自動通報先テーブル116dを参照
することによって、自動通報すべき遠隔管理システム2
0を決定し、実際に通報する際の電話番号を取得するこ
とができる。
【0060】次に、CPU520が、自動通報部11
4、通信管理部115に記述される手順に従い、障害を
自動通報する際の、自動通報先テーブル116dの参照
の仕方について説明する。
【0061】まず、CPU520は、自動通報部114
に記述される手順に従い、優先順位116d1を参照す
る。そして、最も高い順位が設定される遠隔管理システ
ム20の、受付開始時刻116d2と受付終了時刻11
6d3の間に現在時刻が対応するか否かを判断する。現
在時刻が受付時間内になければ、優先順位116d1で
次位の順位に設定される宛先について、受付開始時刻1
16d2と受付終了時刻116d3とを参照し、現在時
刻が対応するか否かを判断する。現在時刻が受付時間内
にあれば、その宛先の電話番号116d5を通信管理部
115に送り、通信回線3によって遠隔管理システム2
0とのセッションを結ぶ。そして、通信管理部115に
記述される手順に従い、遠隔管理システム20へ通報メ
ッセージを通報する。通信管理部115に記述される通
信処理を実行し、メッセージ伝達が正常に終了した場合
には、通報を終了したことを示すフラグ立て、メイン部
111に記述される手順の実行に戻る。そして、管理情
報格納領域151の監視を続行する。また、通信管理部
115の手順を実行中に、メッセージが正常に伝達でき
なかった場合には、優先順位116d1で次位の順位が
設定される遠隔管理システム20について、受付開始時
刻116d2、受付終了時刻116d3を参照し、メッ
セージの送達を試みる。
【0062】次に、管理情報格納領域チェック部113
に記載される手順について説明する。管理情報格納領域
チェック部113には、CPU520が、管理情報格納
領域151をチェックする手順が記述されている。一般
に、ネットワーク管理システム10は、表示装置の画面
に障害情報を表示する。また、このネットワーク管理シ
ステム10は、障害来歴を残すために、記憶装置150
に、管理情報を、ユーザにオープンな形式、例えば、テ
キスト形式などで、管理情報格納領域格納151として
格納する。従って、上記情報格納領域151に変化が生
ずることを契機として、顧客システム1に新たな事象が
発生したことを検知できる。
【0063】以下に、管理情報格納領域チェック部11
3に記述される管理情報格納領域151を監視する手順
について説明する。管理情報格納領域チェック部113
には、図1に示すネットワーク管理システム10が管理
情報を管理情報格納領域151に格納するいろいろな場
合と、それぞれの場合に対応してCPU520が、管理
情報格納領域151をチェックする手順が記述されてい
る。これらの手順は、図3におけるステップ4003の
動作の詳細な手順に相当する。
【0064】まず、図6を参照して、顧客システム1に
事象が発生することで、管理情報格納領域151の容量
値が増加する場合について、管理情報格納領域チェック
部113に記述される手順を中心に説明する。
【0065】ステップ5000で、管理情報格納領域チ
ェック部113が呼び出される。
【0066】CPU520は、管理情報格納領域チェッ
ク部113に記述される手順に従い、情報格納OS10
3の機能、例えば、システムコール機能によって、管理
情報格納領域151の容量値を読み込む(ステップ50
10)。
【0067】次に、上記読み込んだ容量値を、監視周期
テーブル116bに記録される前回に読み込んだ容量値
と比較する(ステップ5020)。比較の結果、前回に
読み込んだ容量値よりも、今回、読み込んだ容量値が増
大していなければ、管理情報格納領域151が変更され
ていない状態を示すフラグを立て、ステップ5060へ
進み、フラグをメイン部111に渡して、メイン部11
1に記述される手順の実行へ戻る(ステップ506
0)。
【0068】今回、読み込んだ容量値が、前回読み込ん
だ容量値に対して増大していれば、管理情報格納領域が
変更されことを示すフラグをたてる。管理情報格納領域
が変更されたことを示す監視周期テーブル116bに新
しい容量値を格納する(ステップ5030)。
【0069】そして、管理情報格納領域151に記録さ
れた情報をOS103に記述される処理により読み出す
ことが可能な場合には、増加した部分に相当する管理情
報格納領域151の部分を読み込む(ステップ504
0)。例えば、管理情報格納領域151の末尾の部分か
ら、増加した容量だけ情報を読み込み、増加分を取得す
ることができる。読み込んだ管理情報格納領域151の
増加分には、一般に、今回、書き加えられた顧客システ
ム1の状態を示す情報が記録されている。従って、この
増加分の情報を、自動通報部114に渡す。これによ
り、この増加分の情報を含むメッセージを遠隔管理シス
テム20に通報させることができる。
【0070】そして、ステップ5050において、上記
ステップ5030で立てた、管理情報格納領域151が
変更されたことを示すフラグを、メイン部111に渡し
て、メイン部111に記述される手順の実行へ戻る(ス
テップ5050)。
【0071】次に、管理情報格納領域151の容量が、
顧客システム1に発生する事象で変化しない場合につい
て説明する。
【0072】ネットワーク管理プログラム100の仕様
によっては、管理情報を情報格納領域151の容量値を
変更せずに格納する場合、例えば、既存の情報に上書き
するもの、最も旧い情報を消去して、新しい情報を書き
加えるもの等がある。また、管理情報格納領域151が
最後に変更された時刻として付加される時刻情報を、他
の時刻に書き換えてしまう場合がある。これらのような
場合には、管理情報格納領域151に記録される情報を
取得し、その変化を監視する方法が好適である。
【0073】この方法としては、(1)情報格納先ポイン
タを取得し、そのポインタが示す位置を監視すること、
(2)管理情報格納領域151に格納されてる管理情報そ
のものを取得し、取得した情報の変化を監視すること、
のいずれかによって、顧客システム1に発生する事象を
検知することが可能である。
【0074】まず、図7を参照して、ネットワーク管理
プログラム100から、管理情報格納領域151への情
報書き込みポインタアドレスを取得する場合に対応し
た、管理情報格納領域チェック部113に記述されるC
PU520が管理情報格納領域151を監視する手順に
ついて説明する。
【0075】管理情報格納領域チェック部113が呼び
出され、CPU520は、管理情報格納領域151の変
更を監視をスタートする(ステップ6000)。
【0076】CPU520は、管理情報格納領域チェッ
ク部113に記述される手順に従い、ネットワーク管理
プログラム100にアクセスし、管理情報格納領域15
1への情報書き込みポインタアドレスを取得する(ステ
ップ6010)。
【0077】そして、ネットワーク管理プログラム10
0が、管理情報格納領域151に変更を加えるべき位置
を示すカレントポインタを、前回に取得した、カレント
ポインタと比較する(ステップ6020)。比較の結
果、カレントポインタが示す管理情報格納領域151で
の位置が変化していなければ、管理情報格納領域151
が変更されていないフラグをメイン部111に渡して、
メイン部111に記述される手順の実行へ戻る(ステッ
プ6060)。また、カレントポインタが示す管理情報
格納領域151での位置が変化していれば、ステップ6
030に進み、管理情報格納領域151に格納される管
理情報を取得する。
【0078】ステップ6030では、管理情報格納領域
151の、前回に取得した旧カレントポインタが示す位
置から、今回取得した新カレントポインタが示す位置ま
でに格納される情報を取得する。これによって、管理情
報格納領域151が変更された部分の管理情報を取得す
ることができる。この取得した管理情報を、自動通報部
114に渡し、通報メッセージを作成させる。
【0079】そして、監視テーブル116eに、今回取
得した、新カレントポインタの位置を記録し(ステップ
6040)、メイン部111に記述される手順の実行へ
戻る(ステップ6050)。
【0080】次に、図8を参照して、CPU520が、
OS103に記述される処理により、管理情報格納領域
151のタイムスタンプ情報を取得する場合について説
明する。この場合、管理情報格納領域151が変更され
たか否かの監視は、上記管理情報格納領域151の容量
値を監視する例と同様の手順である。
【0081】管理情報格納領域151の増加分の情報を
通報メッセージに含める場合には、管理情報格納領域1
51が変更されたか否かの監視に併せて、管理情報格納
領域151増加分の情報を取得する。
【0082】図8を参照して、CPU520が、管理情
報格納領域151を監視する処理について、管理情報格
納領域チェック部113に記述される手順を中心に説明
する。
【0083】図3に示したメインルーチンから管理情報
格納領域チェック部113が呼ばれ、CPU520は、
管理情報格納領域チェック部113に記述される手順に
従い、管理情報格納領域の監視を始める(ステップ70
00)。
【0084】CPU520は、管理情報格納領域151
が変更された時刻を示す時刻情報をOS103から読み
込む(ステップ7010)。
【0085】今回読み込んだ時刻情報を、前回、読み込
んだ時刻情報と比較し、時刻情報が更新されているか否
かを判定する(ステップ7020)。時刻情報が変更さ
れていなければメインルーチンへリターンし(ステップ
7070)、変更されていれば、ステップ7030に進
む。
【0086】ステップ7070では、管理情報格納領域
151が変更されていないことを示すフラグをメイン部
111に渡して、メイン部111に記述される手順の実
行へ戻る。
【0087】ステップ7030では、管理情報格納領域
151に格納された情報を、図4(c)の情報フォーマ
ットテーブル116cに記述される情報区切り記号11
6c5参照し、情報区切り記号に挟まれる情報の一区分
を読み込み、新管理情報として記憶装置150に記憶す
る。
【0088】次に、旧管理情報として記録装置150に
格納された情報を参照して、旧管理情報に、今回読み込
んだ情報が含まれるか否かを判定する(ステップ704
0)。今回読み込んだ情報が旧管理情報に既にあれば、
ステップ7060へ進み、管理情報格納領域151を最
後までリードしたか否かの判定を行う。今回読み込んだ
情報が、旧管理情報に存在しなければ、今回読み込んだ
情報を新管理情報として一時情報格納領域155に退避
し(7050)、その後、ステップ7060へ進む。
【0089】ステップ7060において、管理情報格納
領域151の末尾までリードしたと判定した場合には、
一時情報格納領域155に退避した新管理情報を、旧管
理情報と置き換える(ステップ7080)。そして、管
理情報格納領域151が変更されたフラグをメイン部1
11に渡して、メイン部111に記述される手順の実行
へ戻る(ステップ7090)。
【0090】このようにして、前回の監視周期で取得さ
れた旧管理情報と、今回、管理情報格納領域151から
読み込んだ情報とを逐次比較し、旧管理情報にない情報
のみを、新管理情報として一時情報格納領域155に格
納していくことにより、管理情報格納領域151に新た
に増加した情報を取得することができる。
【0091】次に、図9を参照して、管理情報格納領域
151に追加されるそれぞれの情報群ごとにそれぞれタ
イムスタンプ情報が付加されている場合について説明す
る。すなわち、ネットワーク管理プログラム10に管理
情報が格納される管理情報格納領域151の大きさを増
加させない手順が記述される場合についての、CPU5
20が管理情報を監視する手順を記述した管理情報格納
領域チェック部113の例である。
【0092】管理情報格納領域151の容量が増加しな
い領域構造としては、例えば、管理情報がラップアラウ
ンドで格納される場合と、既に記録されている旧い情報
が消去され、新規情報が管理情報格納領域151の最後
尾に追加される場合とがある。
【0093】一般に、このような領域構造では、管理情
報格納領域151に格納されるそれぞれの情報の、先頭
か、若しくは、先頭に近い部分に、その情報が書き込ま
れた時刻を示す時刻情報が付加されている。この時刻情
報に着目して管理情報格納領域をチェックすることで、
管理情報格納領域の、今回、追加された部分の情報を取
得することができる。
【0094】上述のような場合には、図9に示すよう
に、CPU520は、管理情報格納領域チェック部11
3に記述される手順に従い、管理情報格納領域151に
格納されたそれぞれの情報に付された時刻情報をチェッ
クして、管理情報格納領域151に今回、記録された情
報を取得する。
【0095】まず、図3に示すメイン部111のステッ
プ4003で、管理情報格納領域チェック部113がメ
イン部111から呼び出され、CPU520は、情報格
納領域151の監視をスタートする(ステップ800
0)。
【0096】CPU520は、図4(c)に示す情報フ
ォーマットテーブル116cの情報区切り記号116c
5を参照して、管理情報格納領域151に格納される情
報を、次の区切りまでの、一区分に相当する情報を読み
込む(ステップ8010)。
【0097】管理情報格納領域151を最後までリード
したか否かを、EOF(End of File;ファイルの末尾)
応答が検出されたか否かによって判定する(ステップ8
020)。EOF応答が検出された場合には、ステップ
8060に進み、そうでない場合には、ステップ803
0へ進む。
【0098】ステップ8030では、情報フォーマット
テーブル116cを参照して、読み込んだ情報から時刻
情報を抽出する。
【0099】次に、記憶装置150に基準時刻情報とし
て格納された、前回の監視周期における最新の時刻情報
と、今回抽出した時刻情報とを比較する(ステップ80
40)。今回抽出した時刻情報が、基準時刻情報より新
しいものであれば、今回読み込んだ一区分の情報を一時
情報格納領域155に格納し(ステップ8050)、ス
テップ8010に進む。また、今回抽出した時刻情報
が、基準時刻情報と同じか、過去の時刻を示すものであ
れば、そのままステップ8010に進む。
【0100】上記ステップ8010で、管理情報格納領
域のEOFが検出された場合には、ステップ8060
で、一時情報格納領域155に情報が格納されているか
否かを判定する。一時情報格納領域155に情報が格納
されていない場合には、管理情報格納領域151が変更
されていないことを示すフラグを立て、メイン部111
に記述される手順の実行へ戻る(ステップ8070)。
【0101】また、一時情報格納領域155に情報が格
納されている場合には、一時情報格納領域155に格納
される時刻情報のうち、最新の時刻を示すものを基準時
刻情報として記憶装置150に記録する。
【0102】そして、管理情報格納領域151が変更さ
れたことを示すフラグを立てる。また、一時情報格納領
域155に格納されている情報を、自動通報部114に
渡し、自動通報部114に記述される手順に従って通報
メッセージを作成する。次に、メイン部111へ戻り、
上記管理情報格納領域151が変更されていることを示
すフラグをメイン部111へ渡す(ステップ809
0)。
【0103】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施形態について説明する。
【0104】本実施形態は、図4(f)に示す容量警告
テーブル116fを監視テーブル116に付加すること
によって、顧客システム1における、特定の情報格納領
域の容量が増大しすぎることに対して警告メッセージを
発する例である。また、例えば、警告レベルを、警告レ
ベル1値116f2、警告レベル2値116f3のよう
に複数の段階に設定することによって、増大した容量の
大きさによって、異なる深刻さを示す警告メッセージと
することができる。
【0105】上記のようにして、システムが運用される
ことに伴い次第に容量が大きくなり、ユーザが定期的に
消去する必要がある情報格納領域、例えば、ログファイ
ルなどについて、ユーザが消去せずに容量が増大しすぎ
ることを未然に防ぐことが可能になる。
【0106】また、監視周期テーブル116dに、情報
格納領域の名称を追加すれば、上記ログファイルのみな
らず、一般的なファイルの容量変化をチェックすること
が可能である。このような情報格納領域の容量を自動的
にチェックすることは、制限なく増加していく情報格納
領域や、絶対に変化があってはならない情報格納領域を
管理することに対して、特に有効である。
【0107】上述した実施形態によって、(1)API1
02(図12参照)のインタフェース仕様が変更される
こと、(2)複数のAPI102の間でインタフェース仕
様が統一されていないこと、のいずれに対しても、AP
I102のインタフェース仕様に依存しない障害自動通
報システムを構成することが可能である。また、監視テ
ーブル116(図4参照)を変更することによって、ネ
ットワーク管理プログラムが、管理情報を格納する仕様
に対応することが可能である。
【0108】従って、ネットワーク管理システムの仕様
変更に対応するための、自動通報機能を実現するプログ
ラムのコード変更を避けることが可能である。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、異なるインタフェース
仕様のAPIを有するネットワーク管理システムに、容
易に対応可能な障害自動通報システムを提供することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した障害自動通報プログラムを
搭載したネットワーク管理システムを模式的に示した説
明図である。
【図2】 本発明を適用した自動通報システムの主記憶
部に記憶されるプログラムの構成を模式的に示した説明
図である。
【図3】 本発明を適用した自動通報システムが行う概
略の手順を示したフロー図である。
【図4】 本発明を適用した自動通報システムが処理を
実行する際に参照する事項をテーブル形式に示した監視
テーブルの模式図であって、(a)顧客情報テーブル、
(b)監視周期テーブル、(c)情報フォーマットテー
ブル、(d)自動通報先テーブル、(e)ポインタテー
ブル、(f)容量警告テーブルである。
【図5】 本発明を適用した自動通報システムが通報す
るメッセージをテーブル形式に示した通報メッセージテ
ーブルの説明図である。
【図6】 本発明を適用した自動通報システムに記述さ
れる、容量を取得して情報格納領域を監視する手順を示
すフロー図である。
【図7】 本発明を適用した自動通報システムに記述さ
れる、ポインタを取得して情報格納領域を監視する手順
を示すフロー図である。
【図8】 本発明を適用した自動通報システムに記述さ
れる、情報格納領域が変更された時刻を示すタイムスタ
ンプを取得して情報格納領域を監視する手順を示すフロ
ー図である。
【図9】 本発明を適用した自動通報システムに記述さ
れる、情報格納領域に格納されるタイムスタンプを取得
して情報格納領域を監視する手順を示すフロー図であ
る。
【図10】 本発明を適用した自動通報システムの構成
を模式的に示すブロック図である。
【図11】 従来の自動通報機能を有するネットワーク
管理システムを示す模式的に示す説明図である。
【図12】 従来のネットワーク管理プログラムと障害
自動通報プログラムとの関係を模式的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…顧客システム、2…遠隔管理部署、3…通信回線、
5…管理対象のネットワーク、10…ネットワーク管理
システム、20…遠隔管理システム、100…ネットワ
ーク管理プログラム、101…障害自動通報プログラ
ム、102…アプリケーションプログラムインタフェー
ス(API)、103…オペレーティングシステムプロ
グラム(OS)、110…障害自動通報プログラム、1
11…メイン部、112…タイマ監視部、113…管理
情報格納領域チェック部、114…自動通報部、115
…通信管理部、150…記憶媒体、151…管理情報を
格納した情報格納領域、160…入出力装置、162…
表示装置、164…入力装置、180…記憶媒体読み取
り装置、200…記憶媒体、500…演算装置、520
…CPU、540…主記憶部540、800…インタフ
ェース、810…ネットワーク接続インタフェース、8
20…通信回線接続インタフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 11/30 320 G06F 11/30 320A H04L 12/24 9744−5K H04L 11/08 12/26

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークの状態を管理するネットワー
    ク管理システムが生成する管理情報を監視する障害自動
    通報システムにおいて、 上記管理情報を監視し、管理情報が変化したことを検知
    するための変化検知手段と、 上記管理情報の変化に対応して通報メッセージを作成す
    るためのメッセージ作成手段と、 上記メッセージ作成手段が作成した通報メッセージを、
    予め指定された外部システムに通報するための通報手段
    とを備え、 上記通報手段は、上記変化検知手段が上記管理情報が変
    化したことを検知したとき、上記通報を行うことを特徴
    とする障害自動通報システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記ネットワーク管理システムは、記憶手段を備え、 上記記憶手段は、その一部に管理情報を格納するための
    管理情報格納領域を有し、 上記変化検知手段は、上記管理情報格納領域の状態を監
    視し、上記管理情報格納領域における情報の記憶状態が
    変化したことを検知することを特徴とする障害自動通報
    システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 上記メッセージ作成手段は、上記管理情報格納領域にお
    ける情報の記憶状態が変化したことを検知したとき、上
    記管理情報の変化分を取得し、取得した管理情報の変化
    分の少なくとも一部を含む通報メッセージを作成するこ
    とを特徴とする障害自動通報システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 上記変化検知手段は、管理情報格納領域の容量を繰り返
    し取得し、上記取得した容量が増加したことを検知し、 上記メッセージ作成手段は、上記管理情報格納領域の増
    加分を含む通報メッセージを作成することを特徴とする
    障害自動通報システム。
  5. 【請求項5】請求項3において、 上記変化検知手段は、上記管理情報格納領域に管理情報
    が格納される位置を示す情報格納先ポインタを繰り返し
    取得し、上記情報格納先ポインタが示す位置が変化した
    ことを検知し、かつ、一つ前のタイミングにおいて取得
    した第1の情報格納先ポインタと、今回取得した第2の
    情報格納先ポインタとを上記メッセージ手段に出力し、 上記メッセージ作成手段は、上記変化検知手段から入力
    された管理情報格納領域の、上記第1の情報格納先ポイ
    ンタが示す位置と、第2の情報格納先ポインタが示す位
    置との間に格納される情報を含む通報メッセージを作成
    することを特徴とする障害自動通報システム。
  6. 【請求項6】請求項3において、 上記変化検知手段は、管理情報格納領域が最後に変更さ
    れた時刻を示す時刻情報を繰り返し取得し、上記時刻情
    報が示す時刻が変化したことを検知し、 上記メッセージ作成手段は、上記変化検知手段が時刻情
    報を取得する際に、上記管理情報を繰り返し取得し、 上記変化検知手段が上記管理情報格納領域の状態の変化
    を検知したとき、上記管理情報の変化分を含む通信メッ
    セージを作成することを特徴とする障害自動通報システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項3において、 上記ネットワーク管理システムは、上記管理情報を管理
    情報格納領域に格納する際に、格納する時刻を示す情報
    を併せて格納し、 上記変化検知手段は、上記管理情報格納領域に格納され
    る情報を繰り返し取得し、取得した情報から時刻を示す
    情報を抽出し、抽出した情報が示す時刻のうち最新の時
    刻が変化したことを検知し、また、上記最新の時刻を示
    す情報に対応する情報を上記メッセージ作成手段に出力
    し、 上記メッセージ作成手段は、上記変化検知手段が管理情
    報格納領域における情報の記憶状態が変化したことを検
    知したとき、上記変化検知手段から入力された最新の時
    刻を示す情報に対応する情報を含む通報メッセージを作
    成することを特徴とする障害自動通報システム。
  8. 【請求項8】請求項2において、 上記変化検知手段が監視すべき情報格納領域は、日付ま
    たは時間帯によって異なる情報格納領域が指定されるこ
    とを特徴とする障害自動通報システム。
  9. 【請求項9】請求項2において、 上記変化検知手段が監視すべき情報格納領域を示す情
    報、および、上記変化検知手段が監視を実行するタイミ
    ングを示す情報が、テーブル形式にそれぞれ格納され、 上記変化検知手段は、上記テーブル形式に格納された情
    報をそれぞれ参照して、上記管理情報格納領域を監視す
    ることを特徴とする障害自動通報システム。
  10. 【請求項10】請求項3において、 上記管理情報格納領域に上記時刻が格納される位置、お
    よび、上記管理情報格納領域における情報区切り文字
    が、テーブル形式にそれぞれ格納され、 上記変化検知手段は、上記管理情報格納領域に格納され
    る情報を繰り返し取得し、上記テーブル形式に格納され
    た情報を参照して、上記取得した情報から時刻を示す時
    刻情報を抽出し、抽出した時刻情報が示す時刻のうち最
    新の時刻情報が変化したことを検知した際に、上記情報
    区切り文字によって区切られた情報単位のうち、上記最
    新の時刻情報が含まれる情報単位に含まれる情報を上記
    メッセージ作成手段に出力し、 上記メッセージ作成手段は、上記変化検知手段が管理情
    報格納領域が変化したことを検知したとき、上記変化検
    知手段から入力された最新の時刻情報が含まれる情報単
    位に含まれる通報メッセージを作成することを特徴とす
    る障害自動通報システム。
  11. 【請求項11】ネットワークの状態を管理するネットワ
    ーク管理システムが生成する管理情報を監視する障害自
    動通報システムにおいて、 上記管理情報を監視し、管理情報が変化したことを検知
    するための変化検知手段と、 予め定められた通報メッセージを記憶したメッセージ記
    憶手段と、 上記メッセージ記憶手段が記憶している通報メッセージ
    を、予め指定された外部システムに通報するための通報
    手段とを備え、 上記通報手段は、上記変化検知手段が上記管理情報が変
    化したことを検知したとき、上記通報を行うことを特徴
    とする障害自動通報システム。
  12. 【請求項12】予め指定された情報格納領域を繰り返し
    監視し、情報格納領域状態の変化を検知するための変化
    検知手段と、 上記変化検知手段が情報格納領域の変化を検知したと
    き、予め定められた通報メッセージを遠隔部署に通報す
    るための通報手段とを備え、 上記変化検知手段は、予め指定された情報格納領域の容
    量を繰り返し取得し、取得した容量が予め設定された範
    囲を越えたことを検知することを特徴とする自動通報シ
    ステム。
  13. 【請求項13】ネットワーク管理プログラムが生成する
    管理情報が格納される情報格納領域について、格納され
    る領域を予め論理的に指定された論理空間を監視し、 上記予め指定された論理空間の状態が変化した際に、上
    記論理空間の変分を含むメッセージを、予め指定された
    外部システムに出力するための障害自動通報プログラム
    を、コンピュータが読み取り可能な状態で格納した記憶
    媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493746B1 (en) 1998-03-11 2002-12-10 Nec Corporation Multi-operator network management system and method using transaction processing
JP2015106359A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム

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US6493746B1 (en) 1998-03-11 2002-12-10 Nec Corporation Multi-operator network management system and method using transaction processing
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