JPH0932568A - 排気エネルギー回収装置 - Google Patents

排気エネルギー回収装置

Info

Publication number
JPH0932568A
JPH0932568A JP7209208A JP20920895A JPH0932568A JP H0932568 A JPH0932568 A JP H0932568A JP 7209208 A JP7209208 A JP 7209208A JP 20920895 A JP20920895 A JP 20920895A JP H0932568 A JPH0932568 A JP H0932568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
electric machine
turbocharger
circuit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7209208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3389751B2 (ja
Inventor
Kazunari Akiyama
和成 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP20920895A priority Critical patent/JP3389751B2/ja
Publication of JPH0932568A publication Critical patent/JPH0932568A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389751B2 publication Critical patent/JP3389751B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボチャージャに設けたターボチャージャ
回転電機11を、排気ガスにより回転させてエネルギー
を回収する排気エネルギー回収装置において、専用の昇
圧回路を不要とし、コストを低減すること。 【解決手段】 車両発電機1の発電電圧は、インバータ
整流回路2,平滑回路5を介して取り出される。ターボ
チャージャ回転電機11を車両発電機1の発電電圧でモ
ータ運転する場合、インバータ整流回路8をインバータ
動作させる。該発電電圧が低い場合は、インバータ整流
回路2を昇圧チョッパ動作させて(インバータ整流回路
2の上側トランジスタをオフに保ち、下側トランジスタ
をオンオフ制御して)昇圧する。逆に、ターボチャージ
ャ回転電機11の発電電圧で車両発電機1をモータ運転
する場合も、同様にインバータ整流回路8を昇圧チョッ
パ動作させることが出来る。発電電圧側の方が低いかど
うかは、電流センサ30,31の電流の向きで検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボチャージャ
に設けた回転電機を、排気ガスにより回転させてエネル
ギーを回収する排気エネルギー回収装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ターボ車のターボチャージャは、排気ガ
スによりタービンを回転させて大気の吸入を促進してい
るが、発進を終え通常走行に移行した後における排気ガ
スは、タービンを回転させた後でも、まだ充分にエネル
ギーを有している。そこで、ターボチャージャに回転電
機を付設し、更に排気エネルギーを回収する装置が考え
られている。
【0003】図8は、そのような排気エネルギー回収装
置の構成を示す図である。図8において、1は車両発電
機、11はターボチャージャ回転電機、11−1は回転
子、11−2は固定子、13はバッテリ、20はプー
リ、21はエンジン、22は吸気管、23は排気管、2
4はベルト、25はプーリ、26はターボチャージャ、
27はコンプレッサブレード、28はタービンブレー
ド、29は電気負荷である。
【0004】プーリ20はエンジン21の軸に接続され
ており、プーリ25は車両発電機1の軸に接続されてい
る。そして、プーリ20,25は、ベルト24により連
結されている。ターボチャージャ26内には、ターボチ
ャージャ回転電機11が設けられており、その回転子1
1−1は、ターボチャージャ26のコンプレッサブレー
ド27およびタービンブレード28の回転軸に接続さ
れ、固定子11−2は、ターボチャージャ26内に固定
される。ターボチャージャ回転電機11としては同期機
が用いられ、次に述べるように、時に応じて発電機運転
されたりモータ運転されたりする。
【0005】車両発電機1の発電電力は、周知のように
バッテリ13の充電や、電気負荷29への給電に用いら
れるが、ターボチャージャ26のターボ作用が弱い(ブ
ースト圧がまだ小さい)発進時等には、ターボチャージ
ャ回転電機11にも給電される。車両発電機1から給電
されたターボチャージャ回転電機11は、モータとして
動作し、コンプレッサブレード27,タービンブレード
28の回転を助け、ターボ作用を助長し、エンジンのト
ルクをアップする。排気ガスのエネルギーが大である時
には、ターボチャージャ回転電機11は発電機運転さ
れ、その発電電力は、バッテリ13の充電や電気負荷2
9への給電に用いられる。また、場合によっては車両発
電機1にも供給され、車両発電機1をモータ運転する。
モータ運転された車両発電機1は、エンジン21にトル
クを与え、消費する燃料を少なくする。
【0006】図9は、従来の排気エネルギー回収装置の
ブロック図である。符号は図8のものに対応し、2はイ
ンバータ整流回路、3は整流回路、4はインバータ、5
は平滑回路、6は昇圧回路、7は平滑回路、8はインバ
ータ整流回路、9はインバータ、10は整流回路、11
はターボチャージャ回転電機、12はポジションセン
サ、14はレギュレータ、15は切替回路、16は制御
部である。
【0007】昇圧回路6は、ターボチャージャ回転電機
11をモータ運転する場合に、車両発電機1の発電電圧
を昇圧して印加するためのものである。一般に、ターボ
チャージャ回転電機11の回転数は車両発電機1のそれ
より大であり、その誘起電圧は大である。ターボチャー
ジャ回転電機11をモータ運転するには、その誘起電圧
より大なる電圧を印加してやる必要があるが、車両発電
機1の発電電圧はその値に達していないことがある。そ
こで、昇圧回路6によって昇圧して印加する。なお、昇
圧回路6の構成は、スイッチングトランジスタを用いた
公知の昇圧回路である。
【0008】インバータ整流回路2,8は、ある時には
インバータの役目を果たし、別のある時には整流回路の
役目も果たす回路である。その構成の1例は、後に説明
する図3(符号2,8の部分)に示されている。ポジシ
ョンセンサ12は、同期機であるターボチャージャ回転
電機11の回転子の磁極位置を検出するセンサである。
ポジションセンサ12からの信号を基にして、回転数も
検出することが出来る。
【0009】制御部16には、ポジションセンサ12か
らの信号の他、各種のセンサやスイッチ類からの車両情
報(例、アクセル開度,エンジン回転数等)が入力され
る。そして、点線で示した如く、インバータ整流回路
2,昇圧回路6,インバータ整流回路8,レギュレータ
14を制御する信号を発する。車両発電機1の発電電圧
は整流回路3で整流され、平滑回路5で平滑され、点P
にその出力電圧VP が現れる。同様に、ターボチャージ
ャ回転電機11を発電運転した時には、その発電電圧は
整流回路10で整流され、平滑回路7で平滑され、点Q
に出力電圧VQ が現れる。各平滑回路の出力電圧VP
Q は切替回路15へ入力され、その内の高い方の電圧
が選択されて、レギュレータ14に出力される。
【0010】レギュレータ14は、切替回路15からの
電圧を、バッテリ13を充電したり電気負荷へ給電した
りするのに適した電圧に降圧制御するためのものであ
る。その構成は、例えば、スイッチングトランジスタ,
変圧器,整流平滑回路等で構成される公知のものである
(後に説明する図3の符号14の部分参照)。
【0011】図2は、エンジンにおけるトルクアップ必
要領域およびエネルギー回収領域を示す図である。横軸
はエンジン回転数を表し、縦軸はターボチャージャ回転
数を表している。なお、車両発電機1の回転数は、エン
ジン回転数とプーリ20,25の回転数比とで決まる。
曲線イは、ターボチャージャ回転電機11をモータ運転
したり発電運転したりしなかった場合の、ターボチャー
ジャ回転数の変化を示す。
【0012】エンジン回転数がN1 より低い領域として
示されているトルクアップ必要領域Aは、ターボチャー
ジャ26が排気ガスのエネルギーで回転しているだけで
はブースト圧が低く、エンジンのトルクが小さい領域で
ある。この領域では、トルクアップが必要とされる。エ
ンジン回転数N1 は、エンジンの種類によって異なる
(例えば、900rpm)。
【0013】曲線ロの部分は、トルクアップのためにタ
ーボチャージャ回転電機11をモータ運転し、ターボチ
ャージャ回転数を上げてやった場合の変化を示してい
る。ターボチャージャ回転電機11をモータ運転する場
合、車両発電機1の発電電力を、整流回路3→平滑回路
5→昇圧回路6→インバータ9→ターボチャージャ回転
電機11という経路で供給する。
【0014】エンジン回転数がN2 より高い領域として
示されているエネルギー回収領域Bは、ターボチャージ
ャ26が排気ガスのエネルギーのままに回転していると
必要以上にブースト圧が高くなってしまう領域であり、
この領域では余分のエネルギーを回収することが出来
る。エンジン回転数N2 は、エンジンの種類によって異
なる(例えば、1300rpm)。
【0015】曲線ハの部分は、ターボチャージャ回転電
機11をエネルギー回収のために発電機運転し、ターボ
チャージャ回転数を下げてやった場合の変化を示してい
る。ターボチャージャ回転電機11の発電電力は、整流
回路10→平滑回路7→切替回路15→レギュレータ1
4という経路でバッテリ13および電気負荷に供給され
ると共に、整流回路10→平滑回路7→インバータ4→
車両発電機1という経路で、車両発電機1に供給される
場合もある。かくして、排気ガスのエネルギーが、電気
的エネルギーおよび機械的エネルギーとして回収され
る。
【0016】なお、排気エネルギー回収装置に関する従
来の文献としては、例えば、特開平5−152919号公報,
特開平3−222695号公報がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術に
は、次のような問題点があった。第1の問題点は、車両
発電機1の発電電力でターボチャージャ回転電機11を
モータ運転するために、昇圧回路6を設ける必要があ
り、コストが高くなると共にその設置スペースを必要と
するという点である。第2の問題点は、ターボチャージ
ャ回転電機11の発電電圧が車両発電機1の発電電圧よ
り低い場合、車両発電機1をモータ運転することができ
なかったという点である。本発明は、このような問題点
を解決することを課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の排気エネルギー回収装置では、車両発電機
と、ターボチャージャに付設され、ターボ作用が不足し
ている場合にはモータ運転され、排気ガスのエネルギー
が大である場合には発電機運転されるターボチャージャ
回転電機と、前記車両発電機およびターボチャージャ回
転電機のそれぞれに対応して設けられ、それらをモータ
運転する時はインバータとして動作され、発電機運転す
る時は整流回路または昇圧チョッパとして動作されるイ
ンバータ整流回路と、該インバータ整流回路のそれぞれ
に対応して設けられ、該インバータ整流回路の直流出力
電圧を平滑する平滑回路と、前記各平滑回路の電流を検
出する電流センサと、前記車両発電機およびターボチャ
ージャ回転電機の内、モータ運転する側にある平滑回路
に流れ込む電流が所定値に達しない時は、発電機運転す
る側にあるインバータ整流回路を昇圧制御する制御手段
とを具えることとした。
【0019】(解決する動作の概要)車両発電機の他に
ターボチャージャ回転電機が設けられている排気エネル
ギー回収装置において、車両発電機およびターボチャー
ジャ回転電機に対応させて設けられているインバータ整
流回路を、直流・交流変換をする場合はインバータとし
て動作させ、交流・直流変換をする場合は、整流回路ま
たは昇圧チョッパとして動作させる。発電電圧が、モー
タ運転する相手方の誘起電圧より低い場合は、昇圧チョ
ッパとして動作させて高くする。インバータ整流回路を
このように用いることにより、専用の昇圧回路を設ける
必要がなくなる。また、必要あれば、ターボチャージャ
回転電機の発電電圧を昇圧して、車両発電機をモータ運
転することも可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の排気エネル
ギー回収装置のブロック図であり、符号は図9のものに
対応している。そして、17はブースト圧センサ、18
はエンジン回転数センサ、19はアクセル開度センサ、
30,31は電流センサである。構成上、図9の従来例
と相違する第1の点は、昇圧回路6が無くされていると
いう点である。第2の点は、平滑回路5,7の直流側の
電流を検出する電流センサ30,31が設けられている
という点である。第3の点は、切替回路15も無くされ
ているという点である。
【0021】ブースト圧検出信号,エンジン回転数信
号,アクセル開度は、図9の従来例でも、制御部16に
入力される各種の「車両情報」の中に含まれるものであ
るから、それを検出するものとしてブースト圧センサ,
エンジン回転数センサ,アクセル開度センサ等もあった
わけであるが、これらからの検出信号は本発明の制御動
作にも関係しているので、図1では特に取り出して記し
た。
【0022】インバータ整流回路2,8の構成は図9の
従来例と同じであるが、本発明では、交流から直流へ変
換する場合の使い方が相違する。即ち、そのインバータ
整流回路の交流側に接続されている発電機(例、インバ
ータ整流回路2については車両発電機1)の発電電圧を
処理するに際して、従来と同様、単に整流回路部分のみ
を利用して整流だけをする場合と、整流回路とインバー
タの部分を併用して、昇圧チョッパとして動作させる場
合とがある。
【0023】昇圧チョッパ動作は、次の場合に行う。即
ち、発電電圧を単に整流,平滑しただけの電圧では、相
手方発電機からの平滑電圧より低い場合であって、こち
ら側から相手方発電機あるいはレギュレータ14へ給電
したい場合に行う。相手方発電機の誘起電圧より大なる
電圧を印加すると、相手方発電機をモータ運転させるこ
とが出来る。また、平滑電圧VP ,VQ の内、一方が昇
圧されて他方より高くされると、該一方の方からレギュ
レータ14へ給電される。昇圧によりレギュレータ14
への給電源を決めれるから、切替回路15は不要とな
る。
【0024】図3は、本発明の排気エネルギー回収装置
の具体的回路を示す図であり、符号は図1のものに対応
している。そして、14−1はスイッチングトランジス
タ、LA ,LT はリアクトルである。インバータ整流回
路2,8は、3相ブリッジ接続されたスイッチング素子
(例、トランジスタ)と、それに逆並列接続されたダイ
オードとで構成される公知の回路である。この回路は、
直流端子側から印加された直流電圧を交流電圧に変換す
ることも出来るし、交流側に印加された交流電圧(発電
電圧)を直流電圧に変換(整流)することも出来る。し
かしながら、本発明では、交流側に存在しているリアク
トルを利用して、特定の場合には、インバータ整流回路
2,8を昇圧チョッパとして動作させるという使い方も
する。次に、インバータ整流回路2を例にとり、昇圧チ
ョッパについて説明する。
【0025】図4は、インバータ整流回路2と車両発電
機1の固定子巻線との接続関係を示す図である。符号は
図3のものに対応し、1−1〜1−3は固定子巻線、2
−1,2−2は或る1相分のスイッチング素子であるト
ランジスタ、2−3,2−4は該トランジスタに逆並列
に接続されているダイオード、2−5,2−6は端子で
ある。
【0026】昇圧チョッパとして動作させる時には、イ
ンバータ整流回路2を構成するスイッチングトランジス
タのうち、発電電流を流し出す方向に接続してあるスイ
ッチングトランジスタをオンオフ制御して、チョッピン
グを行う。他方のスイッチングトランジスタはオフに保
ったままにしておく。例えば、固定子巻線1−1からの
発電電流に対しては、その電流を流し出す方向に接続し
てあるトランジスタ2−2をオンオフ制御し、他方のト
ランジスタ2−1はオフに保つ。すると、トランジスタ
2−2のオン時には電流I1 が流れ、オフ時にはダイオ
ード2−3を通って電流I2 が流れる。
【0027】図5は、昇圧チョッパとして動作している
回路部分の1例を取り出した図である。符号は図4のも
のに対応し、2−7,2−8は端子、VINは入力電圧,
OUT は出力電圧である。スイッチングトランジスタを
用いた公知の昇圧チョッパでは、入力側に電磁エネルギ
ーを蓄積するリアクトルが必要とされるが、電圧を発生
する固定子巻線1−1が、そのリアクトルとしても作用
してくれる。もし、それでも不足する場合は、図3,図
4に示すように、車両発電機1とインバータ整流回路2
との間の各相線路に、リアクトルLA を接続すればよい
(なお、図3のリアクトルLT も、ターボチャージャ回
転電機11に関し、同様の理由により接続することが出
来る。
【0028】トランジスタ2−2をオンした期間には、
一点鎖線の矢印で示した経路で電流I1 が流れる。オフ
した期間には、オンの期間に固定子巻線1−1に蓄積さ
れた電磁エネルギーにより、点線の矢印で示した経路で
電流I2 が流れる。
【0029】図6は、図5の昇圧チョッパの電流等の波
形図である。図6(イ)はトランジスタ2−2をオンオ
フするスイッチング信号である。この信号のスイッチン
グ周波数は、車両発電機1からの発電電圧の周波数より
も遙かに高い周波数(例、搬送周波数程度)とする。そ
うすると、スイッチング信号の1周期という短い時間内
における発電電圧の変化は極めて小さく、その間の入力
電圧VINは、殆ど直流電圧と同様に考えることが出来
る。図6(ロ),(ハ)は電流I1 ,I2 、図6(ニ)
は出力電圧VOUT の波形を示している。インバータ整流
回路2から出た出力電圧VOUT は、図1の平滑回路5で
平滑される。
【0030】図7は、本発明における制御動作を説明す
るフローチャートである。 ステップ1…ターボチャージャ回転電機11をモータ運
転する場合かどうかを調べる。モータ運転が必要とされ
る場合としては、例えば、エンジンの運転状況が図2の
トルクアップ必要領域にある場合がある。その領域にあ
るか否かは、エンジン回転数センサ18で検出したエン
ジン回転数によって判断する。 ステップ2…ターボチャージャ回転電機11をモータ運
転する時であれば、モータ運転するための電流が、イン
バータ整流回路8の直流側から流れ込んでいる必要があ
る。そこで、その電流を図3の電流センサ31によって
検出する。
【0031】ステップ3…電流センサ31からの検出電
流が、ターボチャージャ回転電機11に流すべき電流
(モータ運転指示電流)より小さいかどうか調べる。な
お、ターボチャージャ回転電機11のためのモータ運転
指示電流とは、この時に望まれるモータ運転状態とする
ために必要な電流である。この時に望まれるモータ運転
状態は、エンジンの現在の運転状況において望まれるブ
ースト圧(以下「目標ブースト圧」という)と、ブース
ト圧センサ17で検出される実際のブースト圧との差圧
によって決められる。目標ブースト圧は、エンジンの運
転状況を規定する要素であるところの、エンジン回転数
とアクセル開度とに応じて異なるが、これは予め求めて
おき、マップとして記憶しておく。ターボチャージャ回
転電機11をモータ運転して、前記差圧分だけブースト
圧を引き上げることにより、目標ブースト圧とすること
が出来るわけであるが、この差圧分だけ引き上げるよう
ターボチャージャ回転電機11をモータ運転するのに必
要とされる電流が、モータ運転指示電流である。
【0032】ステップ4…電流センサ31の検出電流
が、モータ運転指示電流より小である場合(電流の方向
が逆である場合も含む)には、インバータ整流回路8へ
流れ込む直流電流が多くなるよう、給電側となるインバ
ータ整流回路2を昇圧チョッパ動作させる。 ステップ5…昇圧電圧を高くするため、昇圧チョッパの
オン期間を増加する。 ステップ6…ステップ3で検出電流がモータ運転指示電
流より大である場合には、インバータ整流回路2が既に
昇圧チョッパ動作しているかどうか調べる。していなけ
れば(単なる整流動作だけしているのであれば)、ステ
ップ8へ進む。
【0033】ステップ7…もし、昇圧チョッパ動作して
いれば、オン期間を減少させる。 ステップ8…インバータ整流回路8に、直流を交流に変
換するインバータ動作をさせ、ターボチャージャ回転電
機11にモータ運転電流を供給する。
【0034】ステップ9…ステップ1でターボチャージ
ャ回転電機11をモータ運転する場合ではないというの
であれば、車両発電機1をモータ運転する場合かどうか
を調べる。車両発電機1をモータ運転することが必要と
される場合としては、例えば、排気エネルギーが多くあ
る場合(エンジンの運転状況が図2のエネルギー回収領
域にある場合)がある。車両発電機1もモータ運転する
必要がない場合は、エンドに進む。
【0035】ステップ10…車両発電機1をモータ運転
する時であれば、モータ運転するための電流が、インバ
ータ整流回路2の直流側から流れ込んでいる必要があ
る。そこで、その電流を図3の電流センサ30によって
検出する。
【0036】ステップ11…電流センサ30からの検出
電流が、車両発電機1に流すべき電流(モータ運転指示
電流)より小さいかどうか調べる。なお、車両発電機1
のためのモータ運転指示電流とは、この時に望まれるモ
ータ運転状態とするために必要な電流である。この時に
望まれるモータ運転状態は、エンジンの現在の運転状況
における目標ブースト圧と、ブースト圧センサ17で検
出される実際のブースト圧との差圧によって決められ
る。ターボチャージャ回転電機11を、その差圧分のエ
ネルギーだけ発電機運転させれば、ターボ作用が低下し
て丁度目標ブースト圧となる。従って、車両発電機1に
流し得る電流は、前記差圧によって決まることになる
が、この電流がモータ運転指示電流となる。
【0037】ステップ12…電流センサ30の検出電流
が、モータ運転指示電流より小である場合(電流の方向
が逆である場合も含む)には、インバータ整流回路2へ
流れ込む直流電流が多くなるよう、給電側となるインバ
ータ整流回路8を昇圧チョッパ動作させる。 ステップ13…昇圧電圧を高くするため、昇圧チョッパ
のオン期間を増加する。 ステップ14…ステップ11で検出電流がモータ運転指
示電流より大である場合には、インバータ整流回路8が
既に昇圧チョッパ動作しているかどうか調べる。してい
なければ(単なる整流動作だけしているのであれば)、
ステップ16へ進む。
【0038】ステップ15…もし、昇圧チョッパ動作し
ていれば、オン期間を減少させる。 ステップ16…インバータ整流回路2に、直流を交流に
変換するインバータ動作をさせ、車両発電機1にモータ
運転電流を供給する。
【0039】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の排気エネルギ
ー回収装置によれば、車両発電機およびターボチャージ
ャ回転電機に対応させて設けられているインバータ整流
回路を、直流・交流変換をする場合はインバータとして
動作させ、交流・直流変換をする場合は、整流回路また
は昇圧チョッパとして動作させる。そのため、一方を発
電機運転し、そこからの給電で他方をモータ運転する場
合、発電機運転側の電圧がモータ運転側の誘起電圧より
低ければ、発電機運転側のインバータ整流回路を昇圧チ
ョッパ動作により高くすることが出来る。従って、専用
の昇圧回路を設ける必要がなくなる。また、必要あれ
ば、ターボチャージャ回転電機の発電電圧を昇圧して、
車両発電機をモータ運転することも出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の排気エネルギー回収装置のブロック
【図2】 トルクアップ必要領域およびエネルギー回収
領域を示す図
【図3】 本発明の排気エネルギー回収装置の具体的回
路を示す図
【図4】 インバータ整流回路と車両発電機の固定子巻
線との接続関係を示す図
【図5】 昇圧チョッパとして動作している回路部分を
取り出した図
【図6】 図5の昇圧チョッパの電流等の波形図
【図7】 本発明における制御動作を説明するフローチ
ャート
【図8】 排気エネルギー回収装置の構成を示す図
【図9】 従来の排気エネルギー回収装置のブロック図
【符号の説明】
1…車両発電機、2…インバータ整流回路、3…整流回
路、4…インバータ、5…平滑回路、6…昇圧回路、7
…平滑回路、8…インバータ整流回路、9…インバー
タ、10…整流回路、11…ターボチャージャ回転電
機、11−1…回転子、11−2…固定子、12…ポジ
ションセンサ、13…バッテリ、14…レギュレータ、
15…切替回路、16…制御部、17…ブースト圧セン
サ、18…エンジン回転数センサ、19…アクセル開度
センサ、20…プーリ、21…エンジン、22…吸気
管、23…排気管、24…ベルト、25…プーリ、26
…ターボチャージャ、27…コンプレッサブレード、2
8…タービンブレード、29…電気負荷、30,31…
電流センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両発電機と、ターボチャージャに付設
    され、ターボ作用が不足している場合にはモータ運転さ
    れ、排気ガスのエネルギーが大である場合には発電機運
    転されるターボチャージャ回転電機と、前記車両発電機
    およびターボチャージャ回転電機のそれぞれに対応して
    設けられ、それらをモータ運転する時はインバータとし
    て動作され、発電機運転する時は整流回路または昇圧チ
    ョッパとして動作されるインバータ整流回路と、該イン
    バータ整流回路のそれぞれに対応して設けられ、該イン
    バータ整流回路の直流出力電圧を平滑する平滑回路と、
    前記各平滑回路の電流を検出する電流センサと、前記車
    両発電機およびターボチャージャ回転電機の内、モータ
    運転する側にある平滑回路に流れ込む電流が所定値に達
    しない時は、発電機運転する側にあるインバータ整流回
    路を昇圧制御する制御手段とを具えたことを特徴とする
    排気エネルギー回収装置。
JP20920895A 1995-07-24 1995-07-24 排気エネルギー回収装置 Expired - Fee Related JP3389751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20920895A JP3389751B2 (ja) 1995-07-24 1995-07-24 排気エネルギー回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20920895A JP3389751B2 (ja) 1995-07-24 1995-07-24 排気エネルギー回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0932568A true JPH0932568A (ja) 1997-02-04
JP3389751B2 JP3389751B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=16569153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20920895A Expired - Fee Related JP3389751B2 (ja) 1995-07-24 1995-07-24 排気エネルギー回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3389751B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012219710A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Ihi Corp 車両用エンジン及び排気タービン発電機
US20190257234A1 (en) * 2016-11-07 2019-08-22 Ihi Corporation Exhaust gas energy recovery device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012219710A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Ihi Corp 車両用エンジン及び排気タービン発電機
US20190257234A1 (en) * 2016-11-07 2019-08-22 Ihi Corporation Exhaust gas energy recovery device
US10865687B2 (en) * 2016-11-07 2020-12-15 Ihi Corporation Exhaust gas energy recovery device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3389751B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7157869B2 (en) Control system and control method for motor powered four wheel drive vehicle
KR930001646B1 (ko) 스타터 및 제너레이터 유도기계를 갖는 자동차 전기장치
CN1799192B (zh) 用于多方式电机的脉冲宽度调制控制电路和装备有这种控制电路的多方式电机
JP3840416B2 (ja) タービン発電装置
US7119513B2 (en) Control system and controlling method for motor drive four wheel drive vehicle
US20060017290A1 (en) Fast torque control of a belted alternator starter
JP3389748B2 (ja) 排気エネルギー回収装置
US5642021A (en) Method and system for controlling an alternator to optimize direct current output
JP3166450B2 (ja) 排気エネルギー回収装置
US7479746B2 (en) Power converter for an electric engine start system
JP2004208409A (ja) 車両用動力制御装置
JP2001103796A (ja) 発電制御装置
JP3389751B2 (ja) 排気エネルギー回収装置
US6703808B1 (en) Active power limiting for starter/alternator in the generation mode
JP3435864B2 (ja) 三相交流機の発電電圧制御装置
JPH08182382A (ja) 電動・発電機付ターボチャージャの制御装置
JP2000316298A (ja) 始動発電機
JP3132266B2 (ja) 排気エネルギー回収装置
JP3147578B2 (ja) 回転電機付ターボチャージャ
JP3389750B2 (ja) 排気エネルギー回収装置
JP3203947B2 (ja) 回転電機付ターボチャージャ制御装置
JPH0932567A (ja) 排気エネルギー回収装置
JP3389746B2 (ja) 排気エネルギー回収装置
JPH0879908A (ja) 電源装置
JPH0913981A (ja) 排気エネルギー回収装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees