JPH09325000A - 人体防護材 - Google Patents
人体防護材Info
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強力な銃弾荷重や鋭利な刃物の刺突にも耐
え、身体の曲面にフィットし、且つ身体の動きに対して
適合できて、身体自由度が高く、さらに軽量で着用性に
適した人体防護衣服を製作できる人体防護材を提供す
る。 【解決手段】 外径5mm前後、肉厚1mm前後のTi
合金又はAl合金系の金属製丸パイプ又はアラミド繊維
や金属繊維を含有せる樹脂製丸パイプを複数本並列に一
体に配列されている小片板を多数適宜に配列し、これら
を高強度繊維の布地により表と裏から少なくとも一層挟
み、小片板間の間隙を金属製の糸又は高強度繊維の糸で
縫合して成る人体防護材。
え、身体の曲面にフィットし、且つ身体の動きに対して
適合できて、身体自由度が高く、さらに軽量で着用性に
適した人体防護衣服を製作できる人体防護材を提供す
る。 【解決手段】 外径5mm前後、肉厚1mm前後のTi
合金又はAl合金系の金属製丸パイプ又はアラミド繊維
や金属繊維を含有せる樹脂製丸パイプを複数本並列に一
体に配列されている小片板を多数適宜に配列し、これら
を高強度繊維の布地により表と裏から少なくとも一層挟
み、小片板間の間隙を金属製の糸又は高強度繊維の糸で
縫合して成る人体防護材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体を、刃物や銃
弾の傷害から防護する材料に係り、自衛官、警察官、警
護員等、不測の襲撃を受ける危険任務に就業する人に着
用される人体防護衣服を作るのに用いられる人体防護材
に関するものである。
弾の傷害から防護する材料に係り、自衛官、警察官、警
護員等、不測の襲撃を受ける危険任務に就業する人に着
用される人体防護衣服を作るのに用いられる人体防護材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、警察官等は不測の襲撃を受け
る危険任務に従事する際には、制服或いは平常衣の内側
に人体防護衣服、例えば防弾チョッキを着用して銃弾の
危険から身体を防護している。先行技術文献としては、
特開昭56−146999号公報に記載の防弾チョッ
キ、特開昭58−19700号公報に記載の防弾刃下
着、特開昭62−41597号公報に記載の人体防護材
等がある。
る危険任務に従事する際には、制服或いは平常衣の内側
に人体防護衣服、例えば防弾チョッキを着用して銃弾の
危険から身体を防護している。先行技術文献としては、
特開昭56−146999号公報に記載の防弾チョッ
キ、特開昭58−19700号公報に記載の防弾刃下
着、特開昭62−41597号公報に記載の人体防護材
等がある。
【0003】上記先行技術文献に記載されている従来品
は、防弾機能をかなり満足しており、防刃性もアイスピ
ック等鋭利な突き刺しにも耐えられる構造を有するが、
いずれも基本的には平面体で構成されている為、身体の
曲面に対して自由度が無く、また可撓性が低いので、身
体のねじりや屈伸運動にあまり適していない。さらに前
述の如く基本的に平面体で構成されている為、材料が厚
く、重量大となって着心地が悪い。
は、防弾機能をかなり満足しており、防刃性もアイスピ
ック等鋭利な突き刺しにも耐えられる構造を有するが、
いずれも基本的には平面体で構成されている為、身体の
曲面に対して自由度が無く、また可撓性が低いので、身
体のねじりや屈伸運動にあまり適していない。さらに前
述の如く基本的に平面体で構成されている為、材料が厚
く、重量大となって着心地が悪い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、強力
な銃弾や鋭利な刃物にも耐え、身体の曲面に対して自由
度を有し、また可撓性を有して身体の動きに追従でき、
さらに着用性に適した軽さの人体防護衣服を作ることの
できる人体防護材を提供しようとするものである。
な銃弾や鋭利な刃物にも耐え、身体の曲面に対して自由
度を有し、また可撓性を有して身体の動きに追従でき、
さらに着用性に適した軽さの人体防護衣服を作ることの
できる人体防護材を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の人体防護材は、外径5mm前後、肉厚1mm
前後のTi合金又はAl合金系の金属製丸パイプ又はア
ラミド繊維や金属繊維を含有せる樹脂製丸パイプを複数
本並列に溶接した小片板、又はダイスで引き抜き加工さ
れ前記寸法と同じ丸パイプを複数本並列に一体に有する
小片板を、多数配列し、これらを高強度繊維の布地によ
り表と裏から少なくとも一層挟み、小片板間の間隙を金
属製の糸又は高強度繊維の糸で縫合して成るものであ
る。
の本発明の人体防護材は、外径5mm前後、肉厚1mm
前後のTi合金又はAl合金系の金属製丸パイプ又はア
ラミド繊維や金属繊維を含有せる樹脂製丸パイプを複数
本並列に溶接した小片板、又はダイスで引き抜き加工さ
れ前記寸法と同じ丸パイプを複数本並列に一体に有する
小片板を、多数配列し、これらを高強度繊維の布地によ
り表と裏から少なくとも一層挟み、小片板間の間隙を金
属製の糸又は高強度繊維の糸で縫合して成るものであ
る。
【0006】この人体防護材に於ける前記樹脂製丸パイ
プの樹脂は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、エポ
キシ、ABS等のいずれでも良い。また、上記人体防護
材に於ける二種類の小片板は、丸パイプの並列方向で表
面側に膨らむようにゆるく湾曲していても良い。また、
二種類の小片板は丸パイプの長さ方向で両端が任意の端
縁形状に加工されているものもある。さらに、二種類の
小片板は、各々ヒート接着剤付布地にプレスで加熱接合
されて配列された上、高強度繊維の布地により表と裏か
ら挟まれていることが好ましい。さらにまた、二種類の
小片板が各々配列されて加熱接合されたヒート接着剤付
布地には、小片板間の間隙にて中間補強材が枠組みされ
て縫合により一体化されていることが好ましい。
プの樹脂は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、エポ
キシ、ABS等のいずれでも良い。また、上記人体防護
材に於ける二種類の小片板は、丸パイプの並列方向で表
面側に膨らむようにゆるく湾曲していても良い。また、
二種類の小片板は丸パイプの長さ方向で両端が任意の端
縁形状に加工されているものもある。さらに、二種類の
小片板は、各々ヒート接着剤付布地にプレスで加熱接合
されて配列された上、高強度繊維の布地により表と裏か
ら挟まれていることが好ましい。さらにまた、二種類の
小片板が各々配列されて加熱接合されたヒート接着剤付
布地には、小片板間の間隙にて中間補強材が枠組みされ
て縫合により一体化されていることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の人体防護材の実施形態を
図によって説明すると、基本的な実施形態は、図1、図
2に示す如く外径5mm、肉厚1mm、長さ50mmの
Ti−6Al−4V(又はTi−5Al−2.5Sn)
の金属製丸パイプ1を5本並列に溶接した小片板3が、
多数配列され、図示の例では小片板3を2枚同じ方向に
並べて縦横交互に多数配列され、これらが高強度繊維、
例えばアラミド繊維の布地4、4′により表と裏から挟
まれ、小片板3間の間隙5が金属製の糸、例えばステン
レス製糸6で縫合されて成るものである。
図によって説明すると、基本的な実施形態は、図1、図
2に示す如く外径5mm、肉厚1mm、長さ50mmの
Ti−6Al−4V(又はTi−5Al−2.5Sn)
の金属製丸パイプ1を5本並列に溶接した小片板3が、
多数配列され、図示の例では小片板3を2枚同じ方向に
並べて縦横交互に多数配列され、これらが高強度繊維、
例えばアラミド繊維の布地4、4′により表と裏から挟
まれ、小片板3間の間隙5が金属製の糸、例えばステン
レス製糸6で縫合されて成るものである。
【0008】上記人体防護材7に於ける小片板3は、丸
パイプ1を5本並列に溶接したものであるが、図3に示
すようにダイスで引き抜き加工され、前記丸パイプ1と
同寸法の丸パイプ1を5本並列に一体に有する小片板
3′でもよい。また、上記小片板3、3′はフラットな
ものであるが、図4の(a)、(b)に示すように丸パ
イプ1の並列方向で表面側に膨らむようにゆるく湾曲し
ていてもよいものである。
パイプ1を5本並列に溶接したものであるが、図3に示
すようにダイスで引き抜き加工され、前記丸パイプ1と
同寸法の丸パイプ1を5本並列に一体に有する小片板
3′でもよい。また、上記小片板3、3′はフラットな
ものであるが、図4の(a)、(b)に示すように丸パ
イプ1の並列方向で表面側に膨らむようにゆるく湾曲し
ていてもよいものである。
【0009】さらに上記小片板3、3′は、丸パイプ1
の長さがそろっていて、両端が丸パイプ1の長さ方向に
対し直交しているが、これに限るものではなく、例えば
図5の(a)、(b)、(c)に示すように丸パイプ1
の長さ方向で両端が任意の端縁形状に斜めに加工されて
いるものもある。
の長さがそろっていて、両端が丸パイプ1の長さ方向に
対し直交しているが、これに限るものではなく、例えば
図5の(a)、(b)、(c)に示すように丸パイプ1
の長さ方向で両端が任意の端縁形状に斜めに加工されて
いるものもある。
【0010】尚、前記実施形態の人体防護材7に於ける
小片板3の金属製の丸パイプ1は、Ti合金よりなる
が、Al合金系で製作する場合は、Al−Mg−Si
(6,000系)が好適である。また前記実施形態の人
体防護材7は、配列した小片板3を一層表と裏からアラ
ミド繊維の布地4、4′により挟んだものであるが、特
殊な且つ強力な人体防護衣服を製作する場合は、小片板
3を二層以上アラミド繊維の布地4、4′により挟んだ
ものにするとよい。
小片板3の金属製の丸パイプ1は、Ti合金よりなる
が、Al合金系で製作する場合は、Al−Mg−Si
(6,000系)が好適である。また前記実施形態の人
体防護材7は、配列した小片板3を一層表と裏からアラ
ミド繊維の布地4、4′により挟んだものであるが、特
殊な且つ強力な人体防護衣服を製作する場合は、小片板
3を二層以上アラミド繊維の布地4、4′により挟んだ
ものにするとよい。
【0011】本発明の人体防護材の他の実施形態を図6
によって説明すると、この人体防護材7′は、小片板3
(又は3′)が、ヒート接着剤付布地8にプレスで加熱
接合されて配列された上、高強度繊維、例えばアラミド
繊維の布地4、4′により表と裏から挟まれ、小片板3
(又は3′)間の間隙5が高強度繊維、例えばアラミド
繊維の糸6′で縫合されて成るものである。
によって説明すると、この人体防護材7′は、小片板3
(又は3′)が、ヒート接着剤付布地8にプレスで加熱
接合されて配列された上、高強度繊維、例えばアラミド
繊維の布地4、4′により表と裏から挟まれ、小片板3
(又は3′)間の間隙5が高強度繊維、例えばアラミド
繊維の糸6′で縫合されて成るものである。
【0012】本発明の人体防護材のさらに他の実施形態
を図7によって説明すると、この人体防護材7″は、上
記の人体防護材7′に於けるヒート接着剤付布地8に、
配列される小片板3(又は3′)間の間隙にて中間補強
材としてポリウレタンのテープ9が枠組され、この枠組
を基準に小片板3(又は3′)がヒート接着剤付布地8
に配列されプレスで加熱接合された上、高強度繊維、例
えばアラミド繊維の布地4、4′より表と裏から挟ま
れ、小片板3(又は3′)間の間隙が前記ポリウレタン
のテープ9を挟んで金属製の糸、例えばステンレス製糸
6で縫合されて成るものである。
を図7によって説明すると、この人体防護材7″は、上
記の人体防護材7′に於けるヒート接着剤付布地8に、
配列される小片板3(又は3′)間の間隙にて中間補強
材としてポリウレタンのテープ9が枠組され、この枠組
を基準に小片板3(又は3′)がヒート接着剤付布地8
に配列されプレスで加熱接合された上、高強度繊維、例
えばアラミド繊維の布地4、4′より表と裏から挟ま
れ、小片板3(又は3′)間の間隙が前記ポリウレタン
のテープ9を挟んで金属製の糸、例えばステンレス製糸
6で縫合されて成るものである。
【0013】上記各実施形態に例示されるように本発明
の人体防護材は、中空の小片板3、3′を多数配列し、
これを高強度繊維の布地4、4′により表と裏から挟
み、小片板3、3′間の間隙を高強度繊維の糸や金属製
の糸で縫合してなるものであるから、軽量で可撓性を有
するので、図8に例示するように小片板3(又は3′)
が配列された人体防護材にて首部被い10′を有する胴
衣10、パンツ11、上腕被い12、尺腕被い13等の
人体防護衣服を製作し、これを着装した際、身体になじ
み、屈伸運動、回転運動、ねじり運動にも抵抗が少な
く、身体の動きに追従し易い。また、中空の小片板3、
3′を、図4の(a)、(b)に示すように丸パイプ1
の並列方向で表面側に膨らむようにゆるく湾曲させた人
体防護材で前記首部被い10′を有する胴衣10、パン
ツ11、上腕被い12、尺腕被い13を製作したもの
は、着装した際、身体の表面との接触において硬さがと
れて全体として柔らかくなり、違和感が無い。また、中
空の小片板3、3′の丸パイプ1の長さ方向の両端を図
5の(a)、(b)、(c)に示すように任意の端縁形
状に斜めに加工したものを適宜配列した人体防護材で、
前記胴衣10、パンツ11、上腕被い12、尺腕被い1
3を製作すると、身体の曲面にフィットし且つ身体の動
きに適合したものが得られ、身体自由度の高いものとな
る。また、中空の小片板3(又は3′)がヒート接着剤
付布地8にプレスが加熱接合されて配列されている図6
に示す人体防護材は、中空の小片板3、3′の配列が簡
単で、人体防護材の製作が容易となる。また、図7に示
すようにヒート接着剤付布地8に、配列される小片板3
(又は、3′)間の間隙にて中間補強材としてポリウレ
タンのテープ9を枠組し、この枠組を基準に小片板3
(又は3′)をヒート接着剤付布地8に配列し、プレス
で加熱接合されている人体防護材は、小片板3(又は
3′)の配列が簡便となる外、小片板3(又は3′)間
の間隙の強度が高くなる上、柔軟性を有するものとな
る。そして本発明の種々の実施形態の人体防護材は、中
空の小片板3、3′が丸パイプ1が並列に一体化されて
いるものであるから、外からの圧縮強度が高く、これに
て製作した首部被い10′を有する胴衣10、パンツ1
1、上腕被い12、尺腕被い13は、銃弾等の入射にお
いて、銃弾をすべり変化させる外、中空により衝撃が緩
和され、充分に強力な銃弾荷重が耐えることができ、ま
た鋭利な刃物の刺突にも耐えることができる。
の人体防護材は、中空の小片板3、3′を多数配列し、
これを高強度繊維の布地4、4′により表と裏から挟
み、小片板3、3′間の間隙を高強度繊維の糸や金属製
の糸で縫合してなるものであるから、軽量で可撓性を有
するので、図8に例示するように小片板3(又は3′)
が配列された人体防護材にて首部被い10′を有する胴
衣10、パンツ11、上腕被い12、尺腕被い13等の
人体防護衣服を製作し、これを着装した際、身体になじ
み、屈伸運動、回転運動、ねじり運動にも抵抗が少な
く、身体の動きに追従し易い。また、中空の小片板3、
3′を、図4の(a)、(b)に示すように丸パイプ1
の並列方向で表面側に膨らむようにゆるく湾曲させた人
体防護材で前記首部被い10′を有する胴衣10、パン
ツ11、上腕被い12、尺腕被い13を製作したもの
は、着装した際、身体の表面との接触において硬さがと
れて全体として柔らかくなり、違和感が無い。また、中
空の小片板3、3′の丸パイプ1の長さ方向の両端を図
5の(a)、(b)、(c)に示すように任意の端縁形
状に斜めに加工したものを適宜配列した人体防護材で、
前記胴衣10、パンツ11、上腕被い12、尺腕被い1
3を製作すると、身体の曲面にフィットし且つ身体の動
きに適合したものが得られ、身体自由度の高いものとな
る。また、中空の小片板3(又は3′)がヒート接着剤
付布地8にプレスが加熱接合されて配列されている図6
に示す人体防護材は、中空の小片板3、3′の配列が簡
単で、人体防護材の製作が容易となる。また、図7に示
すようにヒート接着剤付布地8に、配列される小片板3
(又は、3′)間の間隙にて中間補強材としてポリウレ
タンのテープ9を枠組し、この枠組を基準に小片板3
(又は3′)をヒート接着剤付布地8に配列し、プレス
で加熱接合されている人体防護材は、小片板3(又は
3′)の配列が簡便となる外、小片板3(又は3′)間
の間隙の強度が高くなる上、柔軟性を有するものとな
る。そして本発明の種々の実施形態の人体防護材は、中
空の小片板3、3′が丸パイプ1が並列に一体化されて
いるものであるから、外からの圧縮強度が高く、これに
て製作した首部被い10′を有する胴衣10、パンツ1
1、上腕被い12、尺腕被い13は、銃弾等の入射にお
いて、銃弾をすべり変化させる外、中空により衝撃が緩
和され、充分に強力な銃弾荷重が耐えることができ、ま
た鋭利な刃物の刺突にも耐えることができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の人体防
護材によれば、強力な銃弾荷重や鋭利な刃物の刺突にも
耐え、身体の曲面にフィットし、且つ身体の動きに対し
て適合できて、身体自由度が高く、さらに軽量で着用性
に適した人体防護衣服を製作することができる。
護材によれば、強力な銃弾荷重や鋭利な刃物の刺突にも
耐え、身体の曲面にフィットし、且つ身体の動きに対し
て適合できて、身体自由度が高く、さらに軽量で着用性
に適した人体防護衣服を製作することができる。
【図1】本発明の人体防護材の基本的な実施形態を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明の人体防護材に於ける小片板の他の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明の人体防護材に於ける小片板のさらに他
の例を示す断面図で、(a)は丸パイプを配列溶接した
小片板、(b)は丸パイプを配列した形状に引き抜き加
工した小片板である。
の例を示す断面図で、(a)は丸パイプを配列溶接した
小片板、(b)は丸パイプを配列した形状に引き抜き加
工した小片板である。
【図5】(a)、(b)、(c)は夫々本発明の人体防
護材に於ける小片板の端縁形状の例を示す平面図であ
る。
護材に於ける小片板の端縁形状の例を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の人体防護材の他の実施形態を示す断面
図である。
図である。
【図7】本発明の人体防護材のさらに他の実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】本発明の人体防護材により製作した人体防護衣
服を示す図である。
服を示す図である。
1 丸パイプ 3、3′ 小片板 4、4′ 高強度繊維(アラミド繊維)の布地 5 間隙 6 金属(ステンレス)製の糸 6′ 高強度繊維(アラミド繊維)の糸 7、7′、7″ 人体防護材 8 ヒート接着剤付布地 9 中間補強材(ポリウレタンのテープ)
Claims (5)
- 【請求項1】 外径5mm前後、肉厚1mm前後のTi
合金又はAl合金系の金属製丸パイプ又はアラミド繊維
や金属繊維を含有せる樹脂製丸パイプを複数本並列に溶
接した小片板、又はダイスで引き抜き加工され前記寸法
と同じ丸パイプを複数本並列に一体に有する小片板を、
多数配列し、これらを高強度繊維の布地により表と裏か
ら少なくとも一層挟み、小片板間の間隙を金属製の糸又
は高強度繊維の糸で縫合して成る人体防護材。 - 【請求項2】 請求項1記載の人体防護材に於いて、二
種類の小片板が、丸パイプの並列方向で表面側に膨らむ
ようにゆるく湾曲していることを特徴とする人体防護
材。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の人体防護材に於
いて、小片板が、丸パイプの長さ方向で両端が任意の端
縁形状に加工されていることを特徴とする人体防護材。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の人
体防護材に於いて、小片板が、ヒート接着剤付布地にプ
レスで加熱接合されて配列されていることを特徴とする
人体防護材。 - 【請求項5】 請求項4記載の人体防護材に於いて、小
片板が配列されて加熱接合されたヒート接着剤付布地
に、小片板間の間隙にて中間補強材が枠組みされて縫合
により一体化されていることを特徴とする人体防護材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8162529A JPH09325000A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 人体防護材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8162529A JPH09325000A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 人体防護材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09325000A true JPH09325000A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15756354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8162529A Pending JPH09325000A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 人体防護材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09325000A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10104585A1 (de) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Verseidag Indutex Gmbh | Schutzelement gegen ballistische Einwirkungen |
JP2007515568A (ja) * | 2003-12-20 | 2007-06-14 | ロイド (スコットランド) リミテッド | 人体保護装置 |
KR101249157B1 (ko) * | 2010-10-05 | 2013-04-02 | 한주엽 | 가요성 보호 패널 및 그 제조방법 |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP8162529A patent/JPH09325000A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10104585A1 (de) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Verseidag Indutex Gmbh | Schutzelement gegen ballistische Einwirkungen |
JP2007515568A (ja) * | 2003-12-20 | 2007-06-14 | ロイド (スコットランド) リミテッド | 人体保護装置 |
KR101249157B1 (ko) * | 2010-10-05 | 2013-04-02 | 한주엽 | 가요성 보호 패널 및 그 제조방법 |
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