JP3108045U - 防弾防刃衣料 - Google Patents

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Abstract

【課題】防弾防刃性能の向上をはかったことにより、威力のある銃器から発射される弾丸も防護可能で、刃物等による突刺しにも防護可能であるとともに軽量で着用時の動作性が良い防弾防刃衣料を提供することを目的とする。
【解決手段】単層もしくは多層のスチールウール1の表裏両面を挟み込む位置に外装材2と内装材3を配置して、一体成形して構成した防弾防刃衣料を基本手段としている。このスチールウール1と外装材2及び内装材3との中間部4に、鎖帷子状の金属体を介在させて一体成形しても良い。スチールウール1は数種のグレードと番手材料の中から使用目的に応じて適宜選択する。また、外装材2と内装材3の素材として、織布,不織布,革等から選択した材料を用いる。
【選択図】図1

Description

本考案は弾丸及び刃物等から身を守るための防弾防刃衣料に関し、特には外装材と内装材との間に防弾防刃材としてスチールウールを介挿させることにより、防弾防刃性能の向上とともに衣料自体の軽量化と動作の容易性,着心地の改善をはかった防弾防刃衣料に関するものである。
従来から高強度を有する繊維積層物を利用した防弾防刃衣料が利用されているが、その繊維材料として、アラミド繊維を用いたもの或いはケプラー繊維に代表されるような高強度ポリエチレン繊維を用いたもの等が提案されている。これらの高強度繊維の積層物を用いた防弾チョッキ等に弾丸が撃ち込まれると、弾丸は複数枚の高強度繊維製織物を1枚づつ捻じりながら食い込むように前進することとなるが、高強度繊維積層物が弾丸の回転を制動して貫通を阻止するようになっている。
上記に関して特許文献1には、高強度繊維を多数枚積層し、この高強度繊維に合成樹脂接着剤を含浸させて一体とした高強度繊維体と、この高強度繊維体の外面又は内面のいずれか一面に付設された複数に分割した比重が軽い高強度金属板とを備えてなる防弾チョッキ例が記載されている。
特許文献2には、高強度織物製のチョッキ本体と、このチョッキ本体における前見頃及び後見頃の各内面に形成したポケット部と、そのポケット部内にそれぞれ装脱可能に装填された弾丸貫通防止用の補強材とを具備してなり、補強材が、ゴム等の可撓性シート材により、複数に分断したチタン等の高強度板を両側から挟持してなる防弾チョッキ例が記載されている。更に特許文献3には、布・紙・羊毛・金網の各材料の重着により構成される多層体において、中芯の上下に金網を貼着し、その上下に順次に羊毛、厚手紙・薄手紙を貼着した防弾用素材が記載されている。
特開平11−108594号公報 特許第2718879号 特開平5−332699号公報
上記のような従来の高強度繊維の積層物を用いた防弾チョッキは可撓性があり、自由な動作を許容する利点はあるものの極端に威力のある銃器から発射される弾丸に対しては有効ではなく、貫通を完全に防ぐことはできない。防弾性能を上げるために積層枚数を増やすと、重量が著しく増加して実用上着用し難いものとなる。更に高強度繊維の積層物とか補強材を用いた防弾チョッキは、防弾性はよくなっても刃物による突刺し等に対する防刃性が弱く、刃物に対しては十分な安全性を確保することができないという課題がある。
そこで本考案は防弾防刃性能の向上をはかったことにより、威力のある銃器から発射される鉄甲弾や鉄鋼弾も防護可能で、刃物等による突刺しにも防護可能であるとともに軽量で着用時の動作性が良い防弾防刃衣料を提供することを目的とするものである。
本考案は上記目的を達成するために、単層もしくは多層のスチールウールの表裏両面を挟み込む位置に外装材と内装材を配置して、一体成形して構成した防弾防刃衣料を基本手段としている。このスチールウールと外装材及び内装材との中間部に、鎖帷子状の金属体を介在させて一体成形して構成する。
スチールウールは数種のグレードと番手材料の中から使用目的に応じて適宜選択する。また、外装材と内装材の素材として、織布,不織布,革等から選択した材料を用いる。
本考案によって得られた防弾防刃衣料を用いた防弾チョッキその他の衣料は、防弾性のみならず防刃性も高く、威力のある弾丸及び刃物に対しても十分な安全性を確保することができる。特に従来のように高強度繊維を多数枚積層しなくてもよいため、軽量で着用時の動作性も良好であり、実用性が高いという効果を発揮する。
以下本考案にかかる防弾防刃衣料の最良の実施形態を説明する。本考案では単層もしくは多層のスチールウールの表裏両面を挟み込む位置に外装材と内装材を配置して、一体成形して構成した防弾防刃衣料を基本手段としている。
図1は本考案の第1実施例を示す要部断面図であり、1は単層のスチールウール、2は外装材、3は内装材である。従って外装材2と内装材3はスチールウール1の表裏両面を挟み込む位置にあり、スチールウール1と一体成形されている。この外装材2と内装材3の素材は限定されるものではなく、織布,不織布,革等の材料が使用可能である。スチールウール1と外装材2及び内装材3との中間部4,4には何も挿入しなくてもよいが、この中間部4に鎖帷子状の金属体を介在させることにより、衣料の強度をより一層高めることができる。
図2は本考案の第2実施例を示す要部断面図であり、1,1は多層に形成されたスチールウール、2は外装材、3は内装材である。第1実施例と同様にスチールウール1,1と外装材2及び内装材3との中間部4には何も挿入しなくてもよいが、この中間部4,4に鎖帷子状の金属体を介在させることができる。
本考案にかかる防弾防刃衣料の利用方法として、従来から知られている防弾チョッキ等の外、腹巻きとかサラシとして着用してもよく、軽量と動作の容易性からその他の一般用衣料の材料として使用することもできる。
スチールウール1はスチール鋼の羊毛であり、特殊鋼を髪の毛よりも細く、長い繊維状に加工して得られ、綿のように柔らかい弾力性を有しているとともに軽量高強度で防弾防刃性能も優れている。一本一本の繊維の断面は三日月型や三角形等の多面体でエッジがあり、優れた研磨性を持つとともに、濾過材、クッション材、消音材等にも広く利用されている。本考案ではスチールウール1の高強度性に着目して、防弾防刃衣料に適用したことが特徴となっている。図3は上記防弾防刃衣料を利用して作製した防弾チョッキ5の一例を示している。
スチールウール1には数種の番手材料があり、グレードとして「000(FIMEST)」,「00(EXTRA)」,「0(FINE)」,「1(STANDARD)」,「2(MEDIUM)」,「3(COARSE)」があるが、本実施例では使用するスチールウール1の番手が特に限定されるものではなく、使用目的に応じて適宜選択すればよい。
以上説明したように、本考案にかかる防弾防刃衣料は従来のものに較べて防弾性のみならず防刃性も高く、弾丸及び刃物に対しても十分な安全性を確保することができるので、防弾チョッキの外にも腹巻きとかサラシとして利用することが可能であり、軽量で着用時の動作性も良好であることから一般用衣料の材料としても使用することができる。
本考案の第1実施例を示す要部断面図。 本考案の第2実施例を示す要部断面図。 本考案を利用して作製した防弾チョッキの一例を示す正面図。
符号の説明
1…スチールウール
2…外装材
3…内装材
4…中間部
5…防弾チョッキ

Claims (5)

  1. 単層のスチールウールの表裏両面を挟み込む位置に外装材と内装材を配置して、一体成形して構成したことを特徴とする防弾防刃衣料。
  2. 多層のスチールウールの表裏両面を挟み込む位置に外装材と内装材を配置して、一体成形して構成したことを特徴とする防弾防刃衣料。
  3. スチールウールと外装材及び内装材との中間部に、鎖帷子状の金属体を介在させて一体成形してなる請求項1又は2に記載の防弾防刃衣料。
  4. スチールウールは数種のグレードと番手材料の中から使用目的に応じて適宜選択する請求項1,2又は3に記載の防弾防刃衣料。
  5. 外装材と内装材の素材として、織布,不織布,革等から選択した材料を用いる請求項1,2又は3に記載の防弾防刃衣料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614244U (ja) * 1992-07-24 1994-02-22 油谷重工株式会社 アームの構造
WO2009038073A1 (ja) * 2007-09-19 2009-03-26 Keiji Okamoto 腹巻

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