JPH09323816A - 物品の仕分け搬送装置 - Google Patents

物品の仕分け搬送装置

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JPH09323816A
JPH09323816A JP14528696A JP14528696A JPH09323816A JP H09323816 A JPH09323816 A JP H09323816A JP 14528696 A JP14528696 A JP 14528696A JP 14528696 A JP14528696 A JP 14528696A JP H09323816 A JPH09323816 A JP H09323816A
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conveyor
sorting
articles
article
conveying
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JP14528696A
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Inventor
Hiroshi Furukawa
博 古河
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Furukawa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一組のコンベヤによって送り込まれた物品
を、下流側に位置する受取方向のそれぞれ異なる複数組
のコンベヤに分配して搬送するに際し、単純化された手
順によって搬送作業の高能率化を可能とした物品の仕分
け搬送装置を実現する。 【解決手段】 物品3を横隊列で送り込む一本の送込コ
ンベヤ1と、これをワンタッチでその上面に受け取り横
隊列の長手方向に搬送する複数個の振り分けコンベヤ1
5と、コンベヤ15上の物品3を下位にあって受け取る
段差のある仕分け搬送コンベヤ16とをそなえ、該コン
ベヤ16の搬送方向は振り分けコンベヤ15の搬送方向
に対し投影面において任意の角度をなす方向とされるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品の仕分け搬
送装置に関するもので、循環駆動する無端ベルトをそな
える一組のコンベヤによって送り込まれた物品を、下流
側に位置する複数組のコンベヤに分配して搬送するに際
し、搬送作業ならびにその間に行われる物品の受け渡し
作業の高能率化を図った物品の仕分け搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】物品の搬送作業の高能率化を図るための
従来技術の一例として、たとえばコンベヤ上に整列され
て送られてくる小型軽量の物品に対し、ライン途中の一
定箇所において、一斉に空中のある高さに物品を抛り投
げる技術がある。この技術は、小型の焼き菓子などをま
とめて製造する場合にしばしば使用されるもので、菓子
の両面を均等に、しかも手っ取り早く焼きたい場合など
に用いられる。すなわちライン上の一定箇所において、
当該箇所に達した菓子を空中に投げ上げ、それと同時に
空中で丁度一回の反転を行わせ、再びコンベヤ上に降り
立ったとき、焼けた表面とこれから焼く表面とを入れ替
わらせるという方法である。この方法によれば、搬送途
中において菓子を裏返すための別のコンベヤの新設、な
らびに該コンベヤとの間の菓子の受け渡し作業等が省略
され、結果として搬送作業の簡素化と高能率化を図るこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記の方法は、
菓子の表裏両面に対しての加工を必要とする場合に、個
々の菓子に対する反転作業の簡略化と、それに伴う搬送
作業の単純化を図ったものであって、この発明の解決課
題である物品を任意の方向に搬送し得る搬送過程の簡略
化に対して適用できるものではない。またこの発明が、
搬送過程の簡略化と併せて解決を意図する他の課題とし
ての、一方向から送り込まれる物品を、それぞれ受取方
向の異なる多岐の仕分け搬送コンベヤに向かって送り出
すことを可能とし、しかもそれぞれ送り出された多岐の
仕分け搬送コンベヤ上の物品の送り出し方向上のピッチ
が、すべての仕分け搬送コンベヤを通じて継続して一定
値を保持することの実現に対し、前記従来技術はなんら
寄与し得るものではない。
【0004】前記の他の解決課題として説明した各搬送
コンベヤ上の物品の送り出し方向上のピッチの画一化と
は、この発明の意図する他の目的として、たとえば上流
側の1本の送込コンベヤで持ち込まれる粗材としての物
品の生産量が多くて、その下流側においてこれらの粗材
に対して行う加工作業ないし箱詰め作業等のスピード
が、粗材の生産スピードの1/4であるような場合を想
定する。その場合、前記上流側の1本の送込コンベヤか
らの持ち込み量を下流側の仕分け搬送コンベヤの段階で
4本のコンベヤに等分するとともに、その送り届け先
を、作業場の広さを考慮した広がりのある届け先とする
ことが望ましい。また同時に、4本に等分された各仕分
け搬送コンベヤによってそれぞれ送られている粗材間の
送り方向のピッチは、同品種多量生産体制の場合、前記
4本のコンベヤに共通して一定であることが要求され、
またその定ピッチの状態は継続して不変であることが求
められる。
【0005】この発明は、前記のような従来技術の現状
にかんがみてなされたもので、比較的簡単な装置と容易
な操作のもとに、循環駆動する無端ベルトをそなえる一
組のコンベヤによって送り込まれた物品を、下流側に位
置する受取方向のそれぞれ異なる複数組のコンベヤに分
配して搬送するに際し、搬送作業ならびにその間に行わ
れる物品の受け渡し作業の高能率化を可能とした物品の
仕分け搬送装置を実現することを目的としている。
【0006】また他の目的として、前記複数組のコンベ
ヤ上の物品のピッチを、すべての仕分け搬送コンベヤを
通じて継続して一定値の保持を可能とする物品の仕分け
搬送装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの手段として、この発明の物品の仕分け搬送装置にお
いては、 上流側にあって循環駆動する無端ベルトの上面
に、該ベルトを横断する方向に沿って並べられた複数個
の物品により構成される横隊列を下流側に向かって送り
込む送込コンベヤと、この送込コンベヤの下流側の端部
に形成される無端ベルトの折り返し点において、前記送
り込まれる横隊列の物品をワンタッチのもとに該横隊列
のままでその上面に受け取り、横隊列の整列方向の延長
線に沿って走行する別の無端ベルトを循環駆動してその
上面に受け取った物品を一本の縦列状態のもとに搬送す
る振り分けコンベヤと、振り分けコンベヤの下流側に設
けられて、振り分けコンベヤから受け取った物品を所定
の方向に搬送する仕分け搬送コンベヤとをそなえる物品
の搬送装置において、前記振り分けコンベヤから前記仕
分け搬送コンベヤに物品を移送する受渡場所の両コンベ
ヤの高さに段差を設けて、その移送の態様を、上位の振
り分けコンベヤ上面から下位の仕分け搬送コンベヤ上面
に物品を落下させる態様とし、i)前記物品の前端が前
記振り分けコンベヤの折り返し点で反転する無端ベルト
の上面から離れ、ii)該物品の送り方向の中心線がほぼ
鉛直方向に沿う姿勢となる状態を経て、iii)該物品の
前端が仕分け搬送コンベヤの上面に着地したあと、iv)
続いて後端が仕分け搬送コンベヤの上面に着地する、上
記順序のもとに各物品の受け渡しが順次に行われる。
【0008】振り分けコンベヤから仕分け搬送コンベヤ
に物品を移送する態様をこのようにして、上位の振り分
けコンベヤから下位の仕分け搬送コンベヤ上面に達する
までの間に、空中において物品の送り方向の中心線がほ
ぼ鉛直方向に沿う姿勢となる区間を設けると、下位の仕
分け搬送コンベヤが、どの方向に向かって走っていよう
と、その上に横たえられる物品は、きわめて高い確率の
もとに、仕分け搬送コンベヤの送り方向に沿ってその上
に横たえられる。つまり前記の移送方法によれば、物品
の長手方向に関する姿勢を任意の方向に揃えるための作
業において、通常の手順を踏んで行う場合に必要とされ
る手順の数を、少なくとも一つあるいは二つ省略するこ
とが可能となる。
【0009】請求項2のように、上流側にあって循環駆
動する無端ベルトの上面に対して、該ベルトを横断する
方向に沿って定数の物品を等間隔に並べて横隊列を構成
し、それらの横隊列の多数を搬送方向に沿って等ピッチ
に順次に配列した状態のもとに、下流側に向かって連続
的に送り込む送込コンベヤと、この送込コンベヤの下流
側の端部に形成される無端ベルトの折り返し点におい
て、前記送り込まれる横隊列の物品を、ワンタッチのも
とに横隊列のままで該横隊列の整列方向の延長線に沿っ
て循環駆動する別の無端ベルトの上面に受け取り、該上
面において一本の縦列状態のもとに物品を搬送する複数
個の振り分けコンベヤと、それぞれの振り分けコンベヤ
の下流側に個別に設けられて、各振り分けコンベヤから
受け取った物品をそれぞれ所定の方向に搬送する仕分け
搬送コンベヤとをそなえる物品の仕分け搬送装置におい
て、前記振り分けコンベヤの複数個を前記送込コンベヤ
の送込方向を横断する方向に下流側端部に対して相互に
隣接の状態に併置し、前記送込コンベヤは、その下流側
端の位置を、前記併置された複数個の振り分けコンベヤ
のうち順序に従って選ばれた振り分けコンベヤに対して
物品を送り込むことのできる位置への移動が可能な手段
をそなえ、前記送込コンベヤが前記の順序に従って各振
り分けコンベヤに対し物品を供給する過程において、所
定の時間を経過して再び同一の振り分けコンベヤに物品
を送り込むとき、該時間経過の間に振り分けコンベヤが
循環移動した距離を、前記横隊列のままで上面に受け取
った一回分の物品の隊列の全長に一致させることによ
り、連続して送り込まれる二組の物品の隊列間の振り分
けコンベヤ上におけるピッチを該隊列の個々の物品間の
ピッチに一致させるためのコンベヤ速度の調節手段をそ
なえる構成とすることもできる。
【0010】このような構成にすると、たとえば上流側
の1本の送込コンベヤで持ち込まれる粗材としての物品
の生産量が多くて、その下流側においてこれらの粗材に
対して行う加工作業ないし箱詰め作業等のスピードが粗
材の生産スピードの1/4であるような場合がある。そ
の場合、前記上流側の1本の送込コンベヤからの持ち込
み量を下流側の仕分け搬送コンベヤの段階で4本のコン
ベヤに等分するとともに、その送り届け先を、作業場の
広さを考慮した広がりのある届け先とすることが望まし
い。
【0011】また同時に、4本に等分された各仕分け搬
送コンベヤによってそれぞれ送られている粗材間の送り
方向のピッチは、一般に前記4本のコンベヤに共通して
一定であることが要求され、またその定ピッチの状態は
継続して不変であることが求められるのが普通である。
このようなとき、前記請求項2の構成を適用することに
よって、上流側から一本の流れとして供給された粗材の
流れから分岐した複数組のコンベヤ上の物品のピッチ
を、すべて一定値に統一することが可能であり、仕分け
搬送作業の効率を高めることができる。
【0012】前記送込コンベヤを、請求項3のように、
途中に設けた関節部を境としてそれより下流側を傾動部
として構成し、該傾動部に対して下方へ向かう方向の所
定角度の傾動ならびに復帰を強制し得る傾動手段が設け
られ、且つ前記送込コンベヤに強制される各傾動角に対
応する傾動部のそれぞれの先端位置を実現するための送
込コンベヤの移動を強制する移動手段を前記送込コンベ
ヤがそなえていると、送込コンベヤ上の物品を下流側の
振り分けコンベヤに移乗する作用が、無理のない状態で
非常に的確に、且つ円滑に行われ、作業能率の向上と作
業時間の短縮に役立つ。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面によ
って詳細に説明する。図1は全体装置の斜視図、図2
は、物品の搬送経路の途中に設けた落差による効果の説
明図、図3は、送込コンベヤ上の物品を各振り分けコン
ベヤに対し、所定の順序に従って送り込むときの、傾動
部に対する制御要領の説明図であり、図4は、図3に開
示した制御要領に従って各振り分けコンベヤに等分に送
り込まれた物品が、時間の経過とともに移動して、すべ
ての振り分けコンベヤ上に等ピッチの物品の配列が実現
するまでの経過の説明図である。
【0014】図1〜図4において、送込コンベヤ1は、
循環駆動する無端ベルト2の上面に整然と並べられた物
品3を、下流側に向かって送り込む。無端ベルト2の走
行面の途中にセンサー4が設けられていて、物品3の通
過を検知して所定の指令を発信する。該発信は制御装置
5に送られ、ここで所定のプログラムに基づく振り分け
コンベヤの選択ならびに傾動部の傾動角度の決定、傾動
部端部位置の決定、ならびに各コンベヤの速度制御等が
行われて、各機器に対しそれぞれ送信される。センサー
4の下流側に送込コンベヤ1を折り曲げて傾動させるた
めの関節部6があり、ここから下流側の傾動部7を下方
に向けて傾動することが可能である。8は傾動部7に対
して傾動操作を反復して行わせるための手段としてのシ
リンダである。
【0015】送込コンベヤ1は、無端ベルト2が下流側
の先端において折り返し点13を構成するベルトの受板
9を、送込コンベヤ1の下流側の内部に設け、受板9を
ベルトの走行方向に沿う移動が可能な構成としてある。
シリンダ11は受板9をベルトの走行方向に沿って移動
するための手段で、送込コンベヤ1の下流側の先端、す
なわち折り返し点13が、物品を荷降ろしする位置とし
て、その移動を可能とされた構成の一実施例として示し
たものである。12は受取コンベヤで、送込コンベヤ1
の傾動部7が傾動状態にないときの下流側端に位置する
折り返し点13において、先端が互いに隣接する別の無
端ベルト14の上面に物品3を受け取るために、該上面
が送込コンベヤ1と高さの等しい延長平面として配置さ
れて循環駆動される。
【0016】15a,15b‥‥は振り分けコンベヤ
で、送込コンベヤ1の傾動部7の先端が所定角度の傾動
によって下降したとき、該先端から搬送物品3をその上
面に受け取り得る高さの位置に設けられている。図例に
よれば、振り分けコンベヤ15aの振り分け方向は、送
込コンベヤ1の下流側に向かって右方向であり、振り分
けコンベヤ15aの右端には落差を形成して物品を受け
取る仕分け搬送コンベヤ16aが設けられている。振り
分けコンベヤ15bは、振り分けコンベヤ15aに隣接
してその外側に設けられる。振り分けコンベヤ15bの
振り分け方向は、振り分けコンベヤ15aとは反対の左
方向で、その左端には前記と同要領で落差を形成して物
品を受け取る仕分け搬送コンベヤ16bが設けられてい
る。さらに振り分けコンベヤ15bと隣接してその外側
に振り分けコンベヤ15cが設けられ、その右端に落差
を形成して物品を受け取る仕分け搬送コンベヤ16cが
設けられている。17は、いずれも各振り分けコンベヤ
を駆動するための動力源である。
【0017】この発明装置の特徴の一つである搬送物品
の移乗地点に設けた落差の作用について、図2によって
説明する。図中の搬送物品3は、特に落差の作用が顕著
に現れる好適例として、長尺物品の例を上げている。図
2の(a)は、振り分けコンベヤ15aの折り返し点で
反転する無端ベルトの上面から搬送物品3の前端が離れ
て、落下の姿勢に入ろうとする状態を示す。つぎの
(b)では、該物品3の長手方向の中心線がほぼ鉛直方
向に沿う姿勢となった状態を示す。つぎの(c)では、
該物品3の前端が下位の仕分け搬送コンベヤ16aの上
面に着地し、それと同時に物品3は足を掬われた状態
で、仕分け搬送コンベヤ16aの走行方向に沿って流さ
れて、その上面に横たえられようとする状態が示され
る。このように、物品の移送の途中で、上流側と下流側
との両コンベヤ間に適当な落差を挿入すると、簡略化さ
れた手順によって搬送物品に対し、所望の姿勢を取らせ
ることが可能であり、装置の単純化によって搬送作業の
効率アップを図ることができる。
【0018】つぎに、前記の構成をそなえる仕分け搬送
装置によって、複数列に分岐して搬送中の全ての物品を
所定の共通ピッチのもとに、それぞれの仕分け搬送コン
ベヤに対して一列縦隊で連続的に搬送させるための作用
について説明する。図3および図4において、上流から
送り込まれて送込コンベヤ1の無端ベルト2に載せられ
た物品3は、矢印の方向に搬送され、センサー4の前を
通過する。この通過を検知したセンサー4は、制御装置
5に発信し、所定のプログラムにしたがって、たとえば
順番が振り分けコンベヤ15aに送られるものであると
すると、シリンダ8に指令を発して傾動部7を下方に向
かって傾動させる。また、必要に応じ、シリンダ11に
対して受板9を後退させて、折り返し点13の位置を振
り分けコンベヤ15aの位置に一致させる。その状態で
無端ベルト2を1ピッチだけ前進駆動させ、4個の物品
で1本の横隊を編成する3a列が振り分けコンベヤ15
aの無端ベルトの上面に載せられる。この状態が図4の
(a)に示される。
【0019】つぎの(b)では、傾動部7が横隊列の前
後間のピッチpだけ伸び出して第2列目の物品の横隊3
b列が、隣接するつぎの振り分けコンベヤ15bの上面
に載せられた状態を示す。この間に3a列は、振り分け
コンベヤ15aの矢印方向の稼働により、物品1個分だ
け同矢印方向に移動した状態が示される。つぎの(c)
では、傾動部7がさらにピッチpだけ伸び出して、第3
列目の物品の横隊3c列が、さらにつぎの振り分けコン
ベヤ15cの上面に載せられた状態を示している。この
間に最初に移乗された3a列は、物品2個分だけ矢印方
向に移動した状態となっている。つぎの(d)では、同
要領の動きが続行して、さらにつぎの(e)において
は、最初に移乗された3a列は、物品4個分だけ矢印方
向に移動して、空白となった振り分けコンベヤ15a上
に、第2巡目としての3e列が載せられた状態を示す。
【0020】この(e)の状態から容易に理解されるよ
うに、同図(e)の振り分けコンベヤ15a上におい
て、3a列の最後尾の物品と、3e列の最先端の物品と
の間隔tを、4個の物品で編成される横隊列の各物品間
の間隔tに一致させておけば、前記の工程を繰り返して
行われる前記4本の振り分けコンベヤ上に並べられる物
品は、連続して等ピッチのもとに配列されることが明ら
かである。
【0021】
【発明の効果】この発明にかかる物品の仕分け搬送装置
は以上のように構成されるので、つぎのような効果が得
られる。
【0022】1)請求項1では、上流側から横隊列の状
態で搬送されてきた物品を、多岐のグループに仕分けし
たのち、各グループにおいてそれぞれ一列の縦隊として
任意の方向に搬送するに当たり、簡単な装置と容易な操
作のもとに、前記任意の方向に稼働中の搬送コンベヤの
上に物品を整然と受け取ることを可能とし、移動中の物
品の方向を特定方向に揃える場合に従来必要とされた手
順の数を、少なくとも一つあるいは二つ省略することが
可能となり、搬送作業の効率アップを図ることができ
る。
【0023】2)請求項2では、前記多岐のグループに
仕分けしたのち、各グループにおいてそれぞれ一列の縦
隊として任意の方向に搬送される複数組のコンベヤ上の
物品のピッチを、すべての搬送コンベヤを通じて一定値
のピッチに揃えることが可能となり、且つその状態を持
続することが可能となって、そのため例えば量産品の生
産の流れの規制を簡単に行うことができるようになり、
作業能率の向上に貢献するところが大である。
【0024】3)請求項3では、送込コンベヤで運び込
まれた物品を、制御装置からの指令に応じて、複数個の
下流側の振り分けコンベヤに対し、順序正しく移乗させ
るための作用が、無理のない状態できわめて的確に、且
つ円滑に行われ、それによって作業能率の向上と作業時
間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例における全体装置の斜視
図である。
【図2】図1の実施例の要部について物品の搬送経路の
途中に設けた落差による作用効果の説明図である。
【図3】図1の実施例の傾動部に対する制御要領の説明
図である。
【図4】図3に開示した制御要領に従って各振り分けコ
ンベヤに等分に送り込まれた物品が、時間の経過ととも
に移動して、すべての振り分けコンベヤ上に等ピッチの
物品の配列が連続的に実現する経過の説明図である。
【符号の説明】
1 送込コンベヤ 2,14 無端ベルト 3 物品 4 センサー 5 制御装置 6 関節部 7 傾動部 8,11 シリンダ 9 受板 12 受取コンベヤ 13 折り返し点 15a,15b,15c,15d 振り分けコンベヤ 16a,16b,16c,16d 仕分け搬送コンベ
ヤ 17 動力源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側にあって循環駆動する無端ベルト
    の上面に、該ベルトを横断する方向に沿って並べられた
    複数個の物品により構成される横隊列を下流側に向かっ
    て送り込む送込コンベヤと、この送込コンベヤの下流側
    の端部に形成される無端ベルトの折り返し点において、
    前記送り込まれる横隊列の物品をワンタッチのもとに該
    横隊列のままでその上面に受け取り、横隊列の整列方向
    の延長線に沿って走行する別の無端ベルトを循環駆動し
    てその上面に受け取った物品を一本の縦列状態のもとに
    搬送する振り分けコンベヤと、振り分けコンベヤの下流
    側に設けられて、振り分けコンベヤから受け取った物品
    を所定の方向に搬送する仕分け搬送コンベヤとをそなえ
    る物品の仕分け搬送装置において、 前記振り分けコンベヤから前記仕分け搬送コンベヤに物
    品を移送する受渡場所の両コンベヤの高さに段差を設け
    て、その移送の態様を上位の振り分けコンベヤの上面か
    ら下位の仕分け搬送コンベヤの上面に物品を落下させる
    態様とし、 i)前記物品の前端が前記振り分けコンベヤの折り返し
    点で反転する無端ベルトの上面から離れ、 ii)該物品の送り方向の中心線がほぼ鉛直方向に沿う姿
    勢となる状態を経て、 iii)該物品の前端が仕分け搬送コンベヤの上面に着地
    したあと、 iv)続いて後端が仕分け搬送コンベヤの上面に着地す
    る、 上記順序のもとに各物品の受け渡しが順次に行われるこ
    とを特徴とする物品の仕分け搬送装置。
  2. 【請求項2】 上流側にあって循環駆動する無端ベルト
    の上面に、該ベルトを横断する方向に沿って定数の物品
    を等間隔に並べて横隊列を構成し、該横隊列の多数を搬
    送方向に沿って等ピッチに順次に配列した状態のもと
    に、下流側に向かって連続的に送り込む送込コンベヤ
    と、この送込コンベヤの下流側の端部に形成される無端
    ベルトの折り返し点において、前記送り込まれる横隊列
    の物品を、ワンタッチのもとに横隊列のままで該横隊列
    の整列方向の延長線に沿って循環駆動する別の無端ベル
    トの上面に受け取り、該上面において一本の縦列状態の
    もとに物品を搬送する複数個の振り分けコンベヤと、そ
    れぞれの振り分けコンベヤの下流側に個別に設けられ
    て、各振り分けコンベヤから受け取った物品をそれぞれ
    所定の方向に搬送する仕分け搬送コンベヤとをそなえる
    物品の仕分け搬送装置において、 前記振り分けコンベヤの複数個を前記送込コンベヤの送
    込方向を横断する方向に下流側端部に対して相互に隣接
    の状態に併置し、 前記送込コンベヤは、その下流側端の位置を、前記併置
    された複数個の振り分けコンベヤのうち順序に従って選
    ばれた振り分けコンベヤに対して物品を送り込むことの
    できる位置への移動が可能な手段をそなえ、 前記送込コンベヤが前記の順序に従って各振り分けコン
    ベヤに対し物品を供給する過程において、所定の時間を
    経過して再び同一の振り分けコンベヤに物品を送り込む
    とき、該時間経過の間に振り分けコンベヤが循環移動し
    た距離を、前記横隊列のままで上面に受け取った一回分
    の物品の隊列の全長に一致させることにより、連続して
    送り込まれる二組の物品の隊列間の振り分けコンベヤ上
    におけるピッチを該隊列の個々の物品間のピッチに一致
    させるためのコンベヤ速度の調節手段をそなえているこ
    とを特徴とする物品の仕分け搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記送込コンベヤが、途中に設けた関節
    部を境としてそれより下流側を傾動部として構成され
    て、該傾動部に対して下方へ向かう方向の所定角度の傾
    動ならびに復帰を強制する傾動手段をそなえ、 且つ前記送込コンベヤに強制される各傾動角に対応する
    傾動部のそれぞれの先端位置を実現するための送込コン
    ベヤの移動を強制する移動手段をそなえている請求項1
    または2記載の物品の仕分け搬送装置。
JP14528696A 1996-06-07 1996-06-07 物品の仕分け搬送装置 Pending JPH09323816A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009143677A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Furukawa Kogyo Kk 菓子などの移乗配列装置
JP5000003B1 (ja) * 2011-10-03 2012-08-15 有限会社秋栄電機 盤状物体裏返し装置

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JP2009143677A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Furukawa Kogyo Kk 菓子などの移乗配列装置
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