JPH0932304A - 木造建築用仮り筋交 - Google Patents
木造建築用仮り筋交Info
- Publication number
- JPH0932304A JPH0932304A JP20988395A JP20988395A JPH0932304A JP H0932304 A JPH0932304 A JP H0932304A JP 20988395 A JP20988395 A JP 20988395A JP 20988395 A JP20988395 A JP 20988395A JP H0932304 A JPH0932304 A JP H0932304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temporary
- nail
- pin
- bolt
- temporary oblique
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 再利用を可能とする。建て起こし作業を容易
化、迅速化する。 【構成】 金属、強化プラスチック等よりなる細長部材
11を、中央部の接続部12で折曲げまたは分割可能と
する。細長部材の両端部に、それぞれ1ないし2以上の
釘孔17を設ける。細長部材の中間部にターンバックル
18を設ける。
化、迅速化する。 【構成】 金属、強化プラスチック等よりなる細長部材
11を、中央部の接続部12で折曲げまたは分割可能と
する。細長部材の両端部に、それぞれ1ないし2以上の
釘孔17を設ける。細長部材の中間部にターンバックル
18を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建築において、上
棟中に一時的に使用される筋交、すなわち仮り筋交に関
する。
棟中に一時的に使用される筋交、すなわち仮り筋交に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、仮り筋交には、木製の棒材が使用
されている。
されている。
【0003】この棒材は、使用後、他の用途に再利用す
ることが望まれているが、実際にはほとんど廃棄されて
いる。このため、コストの面でも、省資源という観点か
らも問題がある。
ることが望まれているが、実際にはほとんど廃棄されて
いる。このため、コストの面でも、省資源という観点か
らも問題がある。
【0004】また、使用の際の作業性にも問題がある。
すなわち、建物の歪みを調整する建て起こし作業におい
て、仮り筋交を釘止めし取付けた後、歪みの状態を調
べ、釘を抜いて仮り筋交を取り外し、ジャッキ等で歪み
を調整して再度釘止めをするという煩雑な作業をしなけ
ればならず、しかも場合によっては、この作業を繰り返
して行なわなければならない。
すなわち、建物の歪みを調整する建て起こし作業におい
て、仮り筋交を釘止めし取付けた後、歪みの状態を調
べ、釘を抜いて仮り筋交を取り外し、ジャッキ等で歪み
を調整して再度釘止めをするという煩雑な作業をしなけ
ればならず、しかも場合によっては、この作業を繰り返
して行なわなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を改善するため、再利用が可能で、かつ建て起こし作業
を容易化、迅速化することを目的としたものである。
を改善するため、再利用が可能で、かつ建て起こし作業
を容易化、迅速化することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属、強化プ
ラスチック等よりなり、中央部で折曲げまたは分割可能
となった細長部材と、この細長部材の両端部に、それぞ
れ1ないし2以上設けられる釘孔と、前記細長部材の中
間部に設けられるターンバックルからなる木造建築用仮
り筋交である。
ラスチック等よりなり、中央部で折曲げまたは分割可能
となった細長部材と、この細長部材の両端部に、それぞ
れ1ないし2以上設けられる釘孔と、前記細長部材の中
間部に設けられるターンバックルからなる木造建築用仮
り筋交である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例について具体
的に説明する。
的に説明する。
【0008】この仮り筋交10において、細長部材11
は、鋼製板材よりなり、2の部材11a,11bを接続
部12で折曲げ可能に接続してなる。この接続部12
は、1の部材11aに、長孔13及びピン14を設け、
他の部材11bを、この長孔13とボルト15で結合
し、さらにこの部材11bにL型溝16を形成してピン
14を嵌合させるようにしたものである。
は、鋼製板材よりなり、2の部材11a,11bを接続
部12で折曲げ可能に接続してなる。この接続部12
は、1の部材11aに、長孔13及びピン14を設け、
他の部材11bを、この長孔13とボルト15で結合
し、さらにこの部材11bにL型溝16を形成してピン
14を嵌合させるようにしたものである。
【0009】したがって、この接続部12は、次のよう
に作用する。図2に示すように、ピン14とL型溝16
を分離するとボルト15を中心にして折曲げることがで
きる。また、図1に示すように、L型溝16にピン14
を嵌合させ両部材11a,11bを引っ張り、ボルト1
5を長孔13に沿って、ピン14L型溝16に沿って移
動させ、ボルト15を締めると、折曲げ不能に固定され
る。
に作用する。図2に示すように、ピン14とL型溝16
を分離するとボルト15を中心にして折曲げることがで
きる。また、図1に示すように、L型溝16にピン14
を嵌合させ両部材11a,11bを引っ張り、ボルト1
5を長孔13に沿って、ピン14L型溝16に沿って移
動させ、ボルト15を締めると、折曲げ不能に固定され
る。
【0010】細長部材11の両端部には、それぞれ2の
釘孔17,…が設けられている。これらの釘孔17,…
は、丸孔に長孔を接続した形状となり、予め打ち付けた
釘に引っ掛けることができるようになっている。
釘孔17,…が設けられている。これらの釘孔17,…
は、丸孔に長孔を接続した形状となり、予め打ち付けた
釘に引っ掛けることができるようになっている。
【0011】細長部材11の1の部材11bの中間部に
は、ターンバックル18が設けられ、これにより細長部
材11の全長を伸縮することができる。
は、ターンバックル18が設けられ、これにより細長部
材11の全長を伸縮することができる。
【0012】この仮り筋交10は、以上の構成であり、
次のようにして使用される。
次のようにして使用される。
【0013】仮り筋交の取付けは次のようにする。1の
使用個所につき、この仮り筋交10を2本用意し、接続
部12を長く伸ばした状態とする。図3に示すように、
木造建築物20の上側の躯体21と下側の躯体22に釘
23,…を打ち付けて、2の仮り筋交10,10を交差
させて、釘孔17,…を釘23,…に引っ掛ける。さら
に、ターンバックル18を用いて、細長部材11の全長
を縮め、張力が働くようにする。これにより、従来の仮
り筋交と同様に、建物を安定に支持することができる。
なお、この仮り筋交は、張力を負担するだけで、圧縮力
を負担することはできないので、通常、上述のように、
2本を交差させて使用する。
使用個所につき、この仮り筋交10を2本用意し、接続
部12を長く伸ばした状態とする。図3に示すように、
木造建築物20の上側の躯体21と下側の躯体22に釘
23,…を打ち付けて、2の仮り筋交10,10を交差
させて、釘孔17,…を釘23,…に引っ掛ける。さら
に、ターンバックル18を用いて、細長部材11の全長
を縮め、張力が働くようにする。これにより、従来の仮
り筋交と同様に、建物を安定に支持することができる。
なお、この仮り筋交は、張力を負担するだけで、圧縮力
を負担することはできないので、通常、上述のように、
2本を交差させて使用する。
【0014】この仮り筋交により、建て起こしを行なう
には、次のようにする。躯体の歪みを調べ、交差する仮
り筋交10,10のターンバックル18,18の一方を
緩め、他方を締め、これにより歪みを調整する。このと
き、躯体を移動させるためのジャッキ等は不要である。
には、次のようにする。躯体の歪みを調べ、交差する仮
り筋交10,10のターンバックル18,18の一方を
緩め、他方を締め、これにより歪みを調整する。このと
き、躯体を移動させるためのジャッキ等は不要である。
【0015】この仮り筋交の取外しは、次のようにす
る。ターンバックル18,18を緩め、釘孔17,…を
釘23,…から外す。さらに、接続部12のボルト15
を緩めてL型溝16をピン14から外して、細長部材1
1を折曲げ、収納する。なお、使用済みの釘23,…
は、抜いて除去しても、そのまま放置してもよい。
る。ターンバックル18,18を緩め、釘孔17,…を
釘23,…から外す。さらに、接続部12のボルト15
を緩めてL型溝16をピン14から外して、細長部材1
1を折曲げ、収納する。なお、使用済みの釘23,…
は、抜いて除去しても、そのまま放置してもよい。
【0016】上記は本発明の一実施例であり、本発明は
他の構成とすることもできる。
他の構成とすることもできる。
【0017】上記例では細長部材として、鋼製板材を用
いているが、素材としては、他にガラス繊維強化プラス
チック、カーボン繊維強化プラスチック等を用いること
もでき、形状も板材のほか、棒材、パイプ材等とするこ
ともできる。要は、丈夫で、再使用でき、取り扱いに容
易なものであれば、任意のものを用いることができる。
いているが、素材としては、他にガラス繊維強化プラス
チック、カーボン繊維強化プラスチック等を用いること
もでき、形状も板材のほか、棒材、パイプ材等とするこ
ともできる。要は、丈夫で、再使用でき、取り扱いに容
易なものであれば、任意のものを用いることができる。
【0018】接続部の構成も、任意であり、例えば、単
純なピン結合としてもよく、またボルト止めとして分割
可能なものとしてもよい。しかし、分割するものより、
折曲げるものの方が、取り扱いの容易さで優り、さら
に、上記例のように、長く伸ばした状態で固定できるも
のの方がより便利である。
純なピン結合としてもよく、またボルト止めとして分割
可能なものとしてもよい。しかし、分割するものより、
折曲げるものの方が、取り扱いの容易さで優り、さら
に、上記例のように、長く伸ばした状態で固定できるも
のの方がより便利である。
【0019】釘孔の形状、数も、上記例のものに限ら
ず、各種自由に選択できる。上記例のように、丸孔と長
孔を有する形状とすると、釘を打ち付けてから取付け、
釘を残したまま取外すことが可能となるので、好都合で
ある。
ず、各種自由に選択できる。上記例のように、丸孔と長
孔を有する形状とすると、釘を打ち付けてから取付け、
釘を残したまま取外すことが可能となるので、好都合で
ある。
【0020】
【発明の効果】本発明の仮り筋交は、上述のように、耐
久性のある金属、強化プラスチック等よりなり、また、
中央部で折曲げまたは分割可能となって容易に収納、運
搬することができるので、何度でも再利用することがで
き、低コストで、省資源を実現することができる。
久性のある金属、強化プラスチック等よりなり、また、
中央部で折曲げまたは分割可能となって容易に収納、運
搬することができるので、何度でも再利用することがで
き、低コストで、省資源を実現することができる。
【0021】さらに、全長をターンバックルで伸縮調節
できるので、取り扱いが容易である。しかも、建て起こ
し作業は、ターンバックルの操作だけででき、従来のよ
うに釘止めを何度もすることが不要となり、またジャッ
キ等も不要であるので、少人数で迅速、容易に作業をす
ることが可能となる。
できるので、取り扱いが容易である。しかも、建て起こ
し作業は、ターンバックルの操作だけででき、従来のよ
うに釘止めを何度もすることが不要となり、またジャッ
キ等も不要であるので、少人数で迅速、容易に作業をす
ることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】同例の接続部を示す斜視図である。
【図3】同例の使用状態を示す正面図である。
10…仮り筋交、11…細長部材、11a,11b…部
材、12…接続部、13…長孔、14…ピン、15…ボ
ルト、16…L型溝、17…釘孔、18…ターンバック
ル。
材、12…接続部、13…長孔、14…ピン、15…ボ
ルト、16…L型溝、17…釘孔、18…ターンバック
ル。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属、強化プラスチック等よりなり、中
央部で折曲げまたは分割可能となった細長部材と、この
細長部材の両端部に、それぞれ1ないし2以上設けられ
る釘孔と、前記細長部材の中間部に設けられるターンバ
ックルからなる木造建築用仮り筋交。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20988395A JPH0932304A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 木造建築用仮り筋交 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20988395A JPH0932304A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 木造建築用仮り筋交 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932304A true JPH0932304A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16580232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20988395A Pending JPH0932304A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 木造建築用仮り筋交 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0932304A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7462375B2 (en) | 2003-02-20 | 2008-12-09 | National Material L.P. | Method of making a stick resistant multi-layer ceramic coating |
US8021768B2 (en) | 2009-04-07 | 2011-09-20 | National Material, L.P. | Plain copper foodware and metal articles with durable and tarnish free multiplayer ceramic coating and method of making |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP20988395A patent/JPH0932304A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7462375B2 (en) | 2003-02-20 | 2008-12-09 | National Material L.P. | Method of making a stick resistant multi-layer ceramic coating |
US8021768B2 (en) | 2009-04-07 | 2011-09-20 | National Material, L.P. | Plain copper foodware and metal articles with durable and tarnish free multiplayer ceramic coating and method of making |
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