JPH09322587A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents
ブラシレスモータの駆動装置Info
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Abstract
の低減を図るため、モータコイル通電の相切り替え時の
滑らかなスイッチングの実現を目的とする。 【構 成】 本発明は、DC−DCコンバータにより供
給されるモータ電圧をモータの通電周期に同期させて正
弦波状のリップルを重畳させて、モータコイルの相切り
替え時のスイッチングノイズを低減する。そのためにモ
ータ内蔵の磁極位置センサ群の正弦波状出力を全波合成
しPWM変換するが、合成されたセンサ出力の周波数成
分については位相がずれないように、且つPWMキャリ
ア周波数については十分にフィルタ効果がとれるような
チョークコイル、コンデンサ、の定数とPWMキャリア
周波数の設定を行う。
Description
ータの特に低速時における騒音と効率を改善するための
モータ駆動装置に関するものである。
Cモータの駆動装置の回路図で、該モータの回転数を速
度指令電圧の変化により可変する回路構成図であり、図
において1はモータ内蔵の多極着磁されたロータマグネ
ット、2はモータ内蔵の磁極位置センサ群、3は2の信
号を増幅する増幅器群、4は3の3相120度位相差の
信号を3相120度通電するためのロジック回路、5は
4の信号によりモータコイルに通電するためのトランジ
スタ群、6はモータコイル群、7は速度指令電圧、8は
鋸波発生回路、9はコンパレータ、10はスイッチング
用トランジスタ、11は10のプリドライバ、12、1
3、14はそれぞれチョークコイル、コンデンサ、ダイ
オードであり、この10、11、12、13、14によ
りDC−DCコンバータ15を構成して、16の電源電
圧Vccを指令電圧に応じて17のモータコイル供給電圧
Vmに降圧している。そして鋸波発生回路8の周波数は
モータコイルに通電する切り替え周波数より十分高く設
定され、チョークコイル12とコンデンサ13の定数は
出力が平滑となるように選定されている。
タイムチャートである。次に図4により動作について説
明する。図4において18は増幅器群3の出力であり電
気角で120度毎に位相のずれた3相の正弦波状の信号
となつている。19はロジック回路内部の信号、20、
21はロジック回路4の出力で電気角120度通電とな
つている。22は速度指令の電圧で、23はコンパレー
タ出力でPWM出力となつている。17はDC−DCコ
ンバータの出力で破線はVccレベル、実線が速度指令値
による電圧レベルである。24はモータコイル群6のあ
る1相の電流波形を示し、電気角120度ごとに相切り
替えの際の立ち上がり、立ち下がりが鋭いスイツチング
波形を生じている。
路構成では、相切り替え毎のスイッチングノイズが大き
く、騒音や振動の発生を伴なっている。特に低速時には
モータ内の機械的な原因による騒音が低下し、相切り替
え毎のスイッチングノイズは目立つようになる。本発明
は上記のような問題点を原理的に解消することを目的と
するものである。
ンバータにより供給されるモータ電圧をモータの通電周
期に同期させ正弦波状の波形を重畳させて、モータコイ
ルの相切り替え時の波形を滑らかにしてスイッチングノ
イズを低減させる。そのためにモータ内蔵の磁極位置セ
ンサ群の正弦波状出力を全波合成しPWM変換するが、
合成されたセンサ出力の周波数成分については位相ずれ
がないように、且つPWMキャリア周波数については十
分にフィルタ効果がとれるようなDC−DCコンバータ
が必要であり、これをチョークコイル、コンデンサ、P
WMキャリア周波数を適度に設定することで実現する。
る。図1は本発明に成る3相ブラシレスモータの駆動装
置の一実施例を示す回路構成図である。図1において3
0は磁極位置センサ群の正弦波状出力の全波合成回路
で、33は該全波合成回路の出力と速度指令電圧7との
加算回路、34は三角波発生回路でその他は図2の従来
の回路構成と同様であるが、三角波発生回路34の周波
数と、DCーDCコンバータ15のチョークコイル12
のインダクタンスとコンデンサ13の容量を下記の条件
に合わせるように変更する。磁極位置センサ群2の正弦
波状出力の全波合成波形周波数fmは、ロータマグネッ
トの磁極数P、モータ回転数N(rpm)、モータコイル
の相数nとすると、fm=(2npN)/120(H
z)となる。相数が多く、回転数が高くなると、fmも
高くなり、前記DC−DCコンバータ15のチョークコ
イル12、コンデンサ13による共振周波数fcに近ず
くことになり前記全波合成波形の位相遅れ、波形歪みが
大きくなる。ここで共振周波数frはチョークコイル1
2のインダクタンスをL,コンデンサ13の容量をCと
すれば、fr=1/2π√LC と計算される。またP
WMのキャリア周波数fcは三角波発生回路34の周波
数により定められ、frに対して十分大きくとり、モー
タコイル電圧VmへのPWMによるリップル電圧の影響
を極力下げる必要がある。以上のことから、fmに対し
ては5倍マージンを見込み5fm〈fr 即ち 5
(2npN)/120〈 1/2π√LC であり、 f
cに対しては5倍のマージンを見込み5fr〈fc 即
ち 5(1/2π√LC)〈fcとすることで、波形歪
みの無いモータ電圧を供給できる。なお、これとは別に
PWMのデューティによりチョークコイルのインダクタ
ンスは制限を受けることは周知である。また、上述の内
容は通電制御回路がユニポーラ通電の場合には、磁極位
置センサ群の正弦波状出力の半波合成波形となるため、
fmは1/2となり 5(npN)/120〈 1/2π√LC 且つ 5(1/2π√LC)〈fc となる。
ングチャートである。31は全波合成回路30の出力、
32は加算回路33の出力、35はモータコイル電圧
で、3相の電気角120度通電に同期して、磁極位置セ
ンサ群の正弦波状出力の全波合成波形がDC電圧に重畳
されている。その結果36はモータコイルのある1相の
電流波形であり、相切り替え時、電流の立ち上がり、立
ち下がりの波形が滑らかになりスイッチングノイズが生
じなくなつている。
ンデンサ13による、低域フィルターの周波数特性を示
すもので、40はゲイン、41は位相であり、42はf
mの最大値、43はfr、44はfcの周波数である。
CーDCコンバータを構成する低域フィルタの周波数特
性とPWM周波数をモータ特性にマッチングするように
選定することで、多相ブラシレスDCモータの供給電圧
を通電の相切り替え毎に変化させて、モータコイル電流
の立ち上がり、立ち下がりが滑らかなスイッチング波形
とすることにより、振動、騒音が大幅に低減される。
実施例である回路構成図である。
タイミングチャートと各部の波形図である。
回路構成図である。
タイミングチャートと各部の波形図である。
ル、コンデンサによるフィルタの特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 多相巻線を巻装した固定子と、該固定子
と対向して回転自在に支持されるマグネツトロータと、
該マグネットロータの位置を検出する位置検出素子と、
該位置検出の出力信号により前記多相巻線に順次通電す
る通電角120度の通電制御回路より成り、該通電制御
回路の電源受給部と電源の間に挿入されたDC−DCコ
ンバータに加えた速度指令電圧によりモータ供給電圧を
可変してモータ速度を変化させる構成のブラシレスモー
タの駆動装置において、 前記マグネットロータの位置検出信号を全波整流して合
成する回路と、該合成回路の出力と前記速度指令電圧と
を加算する回路とを備え、かつ前記DC−DCコンバー
タを構成する、直列チョークコイルと並列コンデンサと
により成る低域フィルタを持つ出力平滑回路の定数が、
前記通電制御回路がバイポーラ通電の構成の場合、モー
タの相数をn、マグネツトロータの磁極数をP、モータ
最高回転数をN(rpm)、直列チョークコイルのイン
ダクタンスをL(H)、並列コンデンサの静電容量をC
(F)、スイッチング周波数をfc(Hz)としたと
き、 5(2nPN/120)〈(1/2π√LC)で、且つ
5(1/2π√LC)〈 fcという関係を満たして
いること、を特徴とするブラシレスモータの駆動装置。 - 【請求項2】 前記通電制御回路がユニポーラ通電の場
合、前記出力平滑回路の定数が、 5(nPN/120)〈(1/2π√LC)で、且つ
5(1/2π√LC)〈 fcという関係を満たしてい
ること、を特徴とする請求項1に記載のブラシレスモー
タの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15912796A JP3549078B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ブラシレスモータの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15912796A JP3549078B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ブラシレスモータの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09322587A true JPH09322587A (ja) | 1997-12-12 |
JP3549078B2 JP3549078B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=15686838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15912796A Expired - Fee Related JP3549078B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ブラシレスモータの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3549078B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015089142A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | モータの駆動装置およびこれを用いた電気機器 |
KR20190138510A (ko) * | 2018-06-05 | 2019-12-13 | (주)모토닉 | 연료펌프 모터 구동장치 및 구동방법 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP15912796A patent/JP3549078B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20190138510A (ko) * | 2018-06-05 | 2019-12-13 | (주)모토닉 | 연료펌프 모터 구동장치 및 구동방법 |
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