JPH09322587A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動装置

Info

Publication number
JPH09322587A
JPH09322587A JP8159127A JP15912796A JPH09322587A JP H09322587 A JPH09322587 A JP H09322587A JP 8159127 A JP8159127 A JP 8159127A JP 15912796 A JP15912796 A JP 15912796A JP H09322587 A JPH09322587 A JP H09322587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
circuit
output
phase
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8159127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3549078B2 (ja
Inventor
Shoji Oiwa
昭二 大岩
Osamu Ono
治 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Nidec Servo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Servo Corp filed Critical Nidec Servo Corp
Priority to JP15912796A priority Critical patent/JP3549078B2/ja
Publication of JPH09322587A publication Critical patent/JPH09322587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3549078B2 publication Critical patent/JP3549078B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 本発明は、ブラシレスモータの振動、騒音
の低減を図るため、モータコイル通電の相切り替え時の
滑らかなスイッチングの実現を目的とする。 【構 成】 本発明は、DC−DCコンバータにより供
給されるモータ電圧をモータの通電周期に同期させて正
弦波状のリップルを重畳させて、モータコイルの相切り
替え時のスイッチングノイズを低減する。そのためにモ
ータ内蔵の磁極位置センサ群の正弦波状出力を全波合成
しPWM変換するが、合成されたセンサ出力の周波数成
分については位相がずれないように、且つPWMキャリ
ア周波数については十分にフィルタ効果がとれるような
チョークコイル、コンデンサ、の定数とPWMキャリア
周波数の設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相ブラシレスDCモ
ータの特に低速時における騒音と効率を改善するための
モータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来技術に成る3相ブラシレスD
Cモータの駆動装置の回路図で、該モータの回転数を速
度指令電圧の変化により可変する回路構成図であり、図
において1はモータ内蔵の多極着磁されたロータマグネ
ット、2はモータ内蔵の磁極位置センサ群、3は2の信
号を増幅する増幅器群、4は3の3相120度位相差の
信号を3相120度通電するためのロジック回路、5は
4の信号によりモータコイルに通電するためのトランジ
スタ群、6はモータコイル群、7は速度指令電圧、8は
鋸波発生回路、9はコンパレータ、10はスイッチング
用トランジスタ、11は10のプリドライバ、12、1
3、14はそれぞれチョークコイル、コンデンサ、ダイ
オードであり、この10、11、12、13、14によ
りDC−DCコンバータ15を構成して、16の電源電
圧Vccを指令電圧に応じて17のモータコイル供給電圧
Vmに降圧している。そして鋸波発生回路8の周波数は
モータコイルに通電する切り替え周波数より十分高く設
定され、チョークコイル12とコンデンサ13の定数は
出力が平滑となるように選定されている。
【0003】図4は図3の回路の各部の信号波形を示す
タイムチャートである。次に図4により動作について説
明する。図4において18は増幅器群3の出力であり電
気角で120度毎に位相のずれた3相の正弦波状の信号
となつている。19はロジック回路内部の信号、20、
21はロジック回路4の出力で電気角120度通電とな
つている。22は速度指令の電圧で、23はコンパレー
タ出力でPWM出力となつている。17はDC−DCコ
ンバータの出力で破線はVccレベル、実線が速度指令値
による電圧レベルである。24はモータコイル群6のあ
る1相の電流波形を示し、電気角120度ごとに相切り
替えの際の立ち上がり、立ち下がりが鋭いスイツチング
波形を生じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の回
路構成では、相切り替え毎のスイッチングノイズが大き
く、騒音や振動の発生を伴なっている。特に低速時には
モータ内の機械的な原因による騒音が低下し、相切り替
え毎のスイッチングノイズは目立つようになる。本発明
は上記のような問題点を原理的に解消することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、DC−DCコ
ンバータにより供給されるモータ電圧をモータの通電周
期に同期させ正弦波状の波形を重畳させて、モータコイ
ルの相切り替え時の波形を滑らかにしてスイッチングノ
イズを低減させる。そのためにモータ内蔵の磁極位置セ
ンサ群の正弦波状出力を全波合成しPWM変換するが、
合成されたセンサ出力の周波数成分については位相ずれ
がないように、且つPWMキャリア周波数については十
分にフィルタ効果がとれるようなDC−DCコンバータ
が必要であり、これをチョークコイル、コンデンサ、P
WMキャリア周波数を適度に設定することで実現する。
【0006】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明に成る3相ブラシレスモータの駆動装
置の一実施例を示す回路構成図である。図1において3
0は磁極位置センサ群の正弦波状出力の全波合成回路
で、33は該全波合成回路の出力と速度指令電圧7との
加算回路、34は三角波発生回路でその他は図2の従来
の回路構成と同様であるが、三角波発生回路34の周波
数と、DCーDCコンバータ15のチョークコイル12
のインダクタンスとコンデンサ13の容量を下記の条件
に合わせるように変更する。磁極位置センサ群2の正弦
波状出力の全波合成波形周波数fmは、ロータマグネッ
トの磁極数P、モータ回転数N(rpm)、モータコイル
の相数nとすると、fm=(2npN)/120(H
z)となる。相数が多く、回転数が高くなると、fmも
高くなり、前記DC−DCコンバータ15のチョークコ
イル12、コンデンサ13による共振周波数fcに近ず
くことになり前記全波合成波形の位相遅れ、波形歪みが
大きくなる。ここで共振周波数frはチョークコイル1
2のインダクタンスをL,コンデンサ13の容量をCと
すれば、fr=1/2π√LC と計算される。またP
WMのキャリア周波数fcは三角波発生回路34の周波
数により定められ、frに対して十分大きくとり、モー
タコイル電圧VmへのPWMによるリップル電圧の影響
を極力下げる必要がある。以上のことから、fmに対し
ては5倍マージンを見込み5fm〈fr 即ち 5
(2npN)/120〈 1/2π√LC であり、 f
cに対しては5倍のマージンを見込み5fr〈fc 即
ち 5(1/2π√LC)〈fcとすることで、波形歪
みの無いモータ電圧を供給できる。なお、これとは別に
PWMのデューティによりチョークコイルのインダクタ
ンスは制限を受けることは周知である。また、上述の内
容は通電制御回路がユニポーラ通電の場合には、磁極位
置センサ群の正弦波状出力の半波合成波形となるため、
fmは1/2となり 5(npN)/120〈 1/2π√LC 且つ 5(1/2π√LC)〈fc となる。
【0007】図2は、上記図1の回路図での動作タイミ
ングチャートである。31は全波合成回路30の出力、
32は加算回路33の出力、35はモータコイル電圧
で、3相の電気角120度通電に同期して、磁極位置セ
ンサ群の正弦波状出力の全波合成波形がDC電圧に重畳
されている。その結果36はモータコイルのある1相の
電流波形であり、相切り替え時、電流の立ち上がり、立
ち下がりの波形が滑らかになりスイッチングノイズが生
じなくなつている。
【0008】図5は本実施例のチョークコイル12とコ
ンデンサ13による、低域フィルターの周波数特性を示
すもので、40はゲイン、41は位相であり、42はf
mの最大値、43はfr、44はfcの周波数である。
【0009】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、D
CーDCコンバータを構成する低域フィルタの周波数特
性とPWM周波数をモータ特性にマッチングするように
選定することで、多相ブラシレスDCモータの供給電圧
を通電の相切り替え毎に変化させて、モータコイル電流
の立ち上がり、立ち下がりが滑らかなスイッチング波形
とすることにより、振動、騒音が大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成るブラシレスモータの駆動装置の一
実施例である回路構成図である。
【図2】図1によるブラシレスモータの駆動装置の動作
タイミングチャートと各部の波形図である。
【図3】従来技術に成るブラシレスモータの駆動装置の
回路構成図である。
【図4】図3によるブラシレスモータの駆動装置の動作
タイミングチャートと各部の波形図である。
【図5】本発明の一実施例に使用されるチョークコイ
ル、コンデンサによるフィルタの特性図である。
【符号の説明】
1 ロータマグネット 2 磁極位置サンサ群 3 増幅器群 4 ロジック回路 5 トランジスタ群 6 モータコイル群 7 速度指令電圧 8 鋸波発生回路 9 コンパレータ 10 トランジスタ 11 プリドライバ 12 チョークコイル 13 コンデンサ 14 ダイオード 15 DC−DCコンバータ 16 電源電圧 17 従来方式のモータコイル電圧波形 18 増幅器群3の出力波形 19 ロジック回路4の内部信号 20 ロジック回路4の出力波形 21 ロジック回路4の出力波形 22 速度指令電圧7の電圧波形 23 コンパレータ9の出力波形 24 モータコイル6の1相の電流波形 30 全波合成回路 31 全波合成回路30の出力波形 33 加算回路 32 加算回路33の出力波形 34 三角波発生回路 35 本発明のモータコイル電圧波形 36 本発明によるモータコイルのある1相の電流波形

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多相巻線を巻装した固定子と、該固定子
    と対向して回転自在に支持されるマグネツトロータと、
    該マグネットロータの位置を検出する位置検出素子と、
    該位置検出の出力信号により前記多相巻線に順次通電す
    る通電角120度の通電制御回路より成り、該通電制御
    回路の電源受給部と電源の間に挿入されたDC−DCコ
    ンバータに加えた速度指令電圧によりモータ供給電圧を
    可変してモータ速度を変化させる構成のブラシレスモー
    タの駆動装置において、 前記マグネットロータの位置検出信号を全波整流して合
    成する回路と、該合成回路の出力と前記速度指令電圧と
    を加算する回路とを備え、かつ前記DC−DCコンバー
    タを構成する、直列チョークコイルと並列コンデンサと
    により成る低域フィルタを持つ出力平滑回路の定数が、
    前記通電制御回路がバイポーラ通電の構成の場合、モー
    タの相数をn、マグネツトロータの磁極数をP、モータ
    最高回転数をN(rpm)、直列チョークコイルのイン
    ダクタンスをL(H)、並列コンデンサの静電容量をC
    (F)、スイッチング周波数をfc(Hz)としたと
    き、 5(2nPN/120)〈(1/2π√LC)で、且つ
    5(1/2π√LC)〈 fcという関係を満たして
    いること、を特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記通電制御回路がユニポーラ通電の場
    合、前記出力平滑回路の定数が、 5(nPN/120)〈(1/2π√LC)で、且つ
    5(1/2π√LC)〈 fcという関係を満たしてい
    ること、を特徴とする請求項1に記載のブラシレスモー
    タの駆動装置。
JP15912796A 1996-05-31 1996-05-31 ブラシレスモータの駆動装置 Expired - Fee Related JP3549078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15912796A JP3549078B2 (ja) 1996-05-31 1996-05-31 ブラシレスモータの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15912796A JP3549078B2 (ja) 1996-05-31 1996-05-31 ブラシレスモータの駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09322587A true JPH09322587A (ja) 1997-12-12
JP3549078B2 JP3549078B2 (ja) 2004-08-04

Family

ID=15686838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15912796A Expired - Fee Related JP3549078B2 (ja) 1996-05-31 1996-05-31 ブラシレスモータの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3549078B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015089142A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータの駆動装置およびこれを用いた電気機器
KR20190138510A (ko) * 2018-06-05 2019-12-13 (주)모토닉 연료펌프 모터 구동장치 및 구동방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015089142A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータの駆動装置およびこれを用いた電気機器
KR20190138510A (ko) * 2018-06-05 2019-12-13 (주)모토닉 연료펌프 모터 구동장치 및 구동방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3549078B2 (ja) 2004-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1300930C (zh) 电动机、电动机驱动电路以及半导体集成电路装置
JP4288851B2 (ja) モータ駆動装置
JP2003174794A (ja) ブラシレスdcモータ駆動方法およびその装置
EP3179624B1 (en) Position sensorless permanent magnet electrical machine
JP2004064903A (ja) 同期モータの制御装置およびこれを用いた機器
Kumar et al. A modified torque ripple minimization technique for bldc motor drive using synthesized current phase compensation
JP2015002674A (ja) ブラシレス永久磁石モータを制御する方法
JP2017055658A (ja) ブラシレス永久磁石モータを制御する方法
JP3353586B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動装置
US6351091B1 (en) Electronically commutatable motor
JP4300375B2 (ja) モータの制御方法
JP2871653B2 (ja) モータ用インバータ駆動回路
JP2000201494A (ja) モ―タ駆動装置
JPH07112358B2 (ja) 半波整流ブラシなし同期電動機
JPH09322587A (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP3232467B2 (ja) 直流モータの駆動装置
JP5997724B2 (ja) ブラシレス永久磁石モータを制御する方法
JP3908431B2 (ja) 永久磁石同期モータの回転制御方法
JP4123598B2 (ja) インバータ装置
Kanjhani et al. Review of different control topologies for the permanent magnet brushless DC motor drives
WO2022259624A1 (ja) インバータ制御装置、インバータ制御方法
JP4229523B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
Saini et al. A COMPREHENSIVE REVIEW OF DIFFERENT CONTROL TECHNIQUES FOR THEPERMANENT MAGNET BRUSHLESS DC MOTOR DRIVES
US20020149336A1 (en) Method and system for improving efficiency of rotating, synchronous, electrical machine interacting with power converter
Lelkes Electronically commutated motors for fan applications

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees