JPH09322270A - 表示装置に対する入力装置 - Google Patents

表示装置に対する入力装置

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JPH09322270A
JPH09322270A JP13034496A JP13034496A JPH09322270A JP H09322270 A JPH09322270 A JP H09322270A JP 13034496 A JP13034496 A JP 13034496A JP 13034496 A JP13034496 A JP 13034496A JP H09322270 A JPH09322270 A JP H09322270A
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screen
signal
light
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JP13034496A
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English (en)
Inventor
Teiichi Uda
碇一 宇田
Kiyoshi Tsukada
清志 塚田
Shigeru Kamata
茂 鎌田
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Mainichi Broadcasting System Inc
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Mainichi Broadcasting System Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作項目,選択形式の自由度が高く、操作性
の良い、表示装置に対する入力装置を提供する。 【解決手段】 表示装置の画面のある位置から出力され
る画面光を画面から離れた位置から受光し、これを電気
信号に変換する受光素子、該受光素子が出力する電気信
号のピークの、上記表示装置の同期信号と同期した基準
信号からの位相差に基づいて、上記受光した画面光の上
記表示装置の画面上の位置を示す位置情報を検出する位
置情報検出手段、及び、検出した上記位置情報を出力す
る出力手段を具備した手元操作器と、上記手元操作器の
出力手段が出力する上記位置情報を受け、表示装置の制
御を行なう表示装置制御手段とを備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョン受
像機等の表示装置に選択信号等の制御信号を入力する入
力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の例えばテレビジョン受像機を制御
するリモートコントロール送信機は、テレビジョン受像
機の種々の操作に相当するキーを持ち、リモートコント
ロール送信機の各々のボタンに各操作機能(例えば、電
源,チャンネル・アップ,チャンネル・ダウン,音量ア
ップ,音量ダウン等)の表示を設け、各操作とボタンを
1対1に対応させた構成となっていた。このようなリモ
ートコントロール送信機では、操作の際にキーに記載さ
れた操作内容の表示を確認しなければならないため、操
作性が悪く、また、制御する機能が多くなるにしたがっ
て、操作キーの数が非常に多くなり、送信機の形状が大
きくなってコスト高となるという問題があり、一方、こ
の形状を小さくしようとすると操作キーが小さくなり、
また操作機能の表示も小さくなるため、操作性が極めて
悪くなるという問題があった。
【0003】このような問題を解消するものとして、例
えば特開昭62-21379号公報に開示された制御装置があ
る。これは、テレビジョン受像機のCRT上に操作に必
要な種々の機能を表示し、かつこの表示された機能を指
示するカーソルを表示するようにするとともに、リモー
トコントロール送信機に、上記カーソルを所望する機能
の表示位置を指示するように上下左右に移動させる4つ
のキー,及びカーソルにより指示された機能を選択する
キーを備えた構成としたものである。このような従来の
制御装置においては、リモートコントロール送信機に
は、電源キー,受像機に操作メニューを表示させるため
のキー,カーソルを表示させるためのキー,カーソルを
移動させるための4つのキー,及びカーソルにより指示
された機能を選択するキーの計8つのキーのみが設けら
れた構成となっているので、リモートコントロール送信
機の操作キーの数を大幅に削減でき、コスト低減を図る
ことができ、テレビジョン受像機のCRT上にその操作
すべき内容が表示されるので操作内容が非常に見やす
く、かつカーソル表示を用いた操作誘導型であるので操
作を極めて容易とできるものである。
【0004】しかし、このような従来の制御装置では、
カーソルの移動をキーを押して行なうため、リモートコ
ントロール送信機側にカーソル移動用のキーを設けなけ
ればならず、また、操作に慣れないうちはカーソルの移
動をうまく行なえないという問題がある。
【0005】また、パーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサにおいては、これらを操作する入力装置とし
て、マウスやトラックボールのように、表示装置の画面
上に表示されたカーソルを移動させる機能とこのカーソ
ルで指示される位置を選択する機能とを備えたものが広
汎に使用されるようになっている。マウスやトラックボ
ールは、カーソルの移動をキー入力によらず、ボールを
転がすことによって行なうものであるが、これらもカー
ソルをうまく動かすためにはある程度の熟練を要するも
のであり、またマウスパッドのような操作台を必要とす
るという問題もある。
【0006】また、図15は、例えば特開平4-150598号
公報に開示された、レーザ光を媒体としてキー別の信号
を選択入力できるようにした、従来のリモートコントロ
ール式の選択入力装置を示す図である。
【0007】図において、501はレーザ光を発射する
手元操作器であり、501aはケース、502はレーザ
光の状態を所定の通常状態と所定の特定状態に切換操作
するための押ボタン、503は電源をON/OFFする
ための電源スイッチである。また、509は特定状態の
レーザ光で選択指示されたキー領域に対応するキー信号
や、通常状態のレーザ光を受光したとき当該判別信号を
ヘッドユニット519に入力する選択入力装置本体部で
あり、509aはケース、510,511,512,5
13は4つのキー領域である。514はLCD表示パネ
ルであり、各キー領域の項目表示を行なう。ヘッドユニ
ット519は、選択入力装置本体部509から入力した
キー信号に基づき所定の動作を行なう一方、選択入力装
置本体部509のLCD表示パネル514の表示制御等
を行なうものである。また520は選択入力装置本体部
509とヘッドユニット519を接続するケーブルであ
る。
【0008】図16は図15のA−A線に沿った選択入
力装置本体部509の一部省略断面図であり、LCD表
示パネル514はケース509aの前面側に配設されて
いる。515はLCD表示パネル514の裏面側でキー
領域510を囲むようにして設けられたレーザ受光部で
あり、515aは放物面鏡からなるレーザ集光リフレク
タ、515bはレーザ集光リフレクタ515aの焦点に
配置したレーザ受光素子である。他のキー領域511〜
513に関しても各々同様の構成のレーザ受光部がLC
D表示パネル514の裏面側に設けられている。
【0009】押ボタン502を押さない状態で電源スイ
ッチ503をオンすると、手元操作器501からは通常
状態である所定の弱強度のレーザ光が出射する。手元操
作器501を選択入力装置本体部509に向け、レーザ
スポットSPを案内として所望する動作のキー領域を指
示する。LCD表示パネル514は文字表示部分以外が
透光性を有しており、レーザ光はLCD表示パネル51
4を通ってレーザ受光部515で受光される。レーザス
ポットSPで指示されたキー領域のレーザ受光部515
は弱強度のレーザ光を受光したことを示す判別信号をヘ
ッドユニット519に対して出力する。ヘッドユニット
519はこの判別信号に応じて、選択入力装置本体部5
09のLCD表示パネル514がレーザスポットSPで
指示されたキー領域の動作内容を拡大表示するようにL
CD表示パネル514を制御する信号を選択入力装置本
体部509に対して出力する。これにより操作者はレー
ザスポットSPで指示したキー領域の動作内容を確認
し、これが所望する動作であれば、押ボタン502を押
下する。押ボタン502が押されると、手元操作器50
1が出射するレーザ光の強度が特定状態である強強度に
変わる。レーザスポットSPで指示されたキー領域のレ
ーザ受光部515は受光するレーザ光の強度が強強度と
なったことを検出し、当該キー領域が選択されたことを
示すキー信号をヘッドユニット519に対して出力す
る。ヘッドユニット519はこのキー信号に応じて、選
択されたキー領域の動作を実行する。
【0010】このように、レーザ光を媒体として用いた
従来の選択入力装置は、選択入力装置本体部の複数のキ
ー領域の各々にレーザ受光部を設け、いずれかのキー領
域に設けられたレーザ受光部が特定状態のレーザ光を受
光したときに、当該キー領域の動作が選択される構成と
しており、手元操作器を電源スイッチとレーザ光強度を
切り換える選択ボタンのみが設けられたシンプルなもの
とでき、操作性を向上できるとともに、指示される選択
領域の変更もキー入力やボールを転がすのではなく手元
操作器の向きを変えることによって行なうものであるの
で熟練性が不要であり、また、操作者が制御される装置
(ここではヘッドユニット519)から目を離すことな
く動作選択を行なうことができるものである。なお、こ
の特開平4-150598号公報には、この選択入力装置をビデ
オプロジェクタ等に応用した例を開示しており、この例
では選択入力装置本体509をスクリーンボードの隅の
部分に配置する構成としている。
【0011】また、従来の他の入力装置としては、タッ
チパネルにペンで触れて入力するもの、タッチパネルに
手で触れて入力するものがあるが、これらは表示画面か
ら離れて入力することができないものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のテンキーを備え
たリモコンの場合、入力に際して所望する数字のキーを
リモコンの操作キーの中から探さなければならず、画面
から視線を外して、リモコンキーを見なければならない
という操作性の問題があり、また、キーの数が増えるに
したがって、送信機の形状が大きくなってコスト高とな
るという問題があり、一方、この形状を小さくしようと
すると操作キーが小さくなり、また操作機能の表示も小
さくなるため、操作性が極めて悪くなるという問題があ
った。
【0013】また、特開昭62-21379号公報に開示された
制御装置では、リモートコントロール送信機の操作キー
の数を大幅に削減でき、操作性,コスト上の問題を低減
できるものではあるが、4つのカーソルキーをもちいて
カーソルを操作するのに熟練性を要し、慣れないうちは
カーソルをうまく操作できず、キーと画面を交互に見な
がら操作しなければならないという問題があった。ま
た、パソコン等で用いられるマウスやトラックボール
は、カーソルの操作に熟練性を要する,マウスパッド等
の操作台を必要とする,画面上にカーソルを表示するこ
とが必須となる,という問題があった。
【0014】また、タッチパネルにペンで触れて入力す
るもの、タッチパネルに手で触れて入力するものの場
合、タッチパネルにの画面に近づいて入力を行なわなけ
ればならず、画面から離れて入力操作を行なうことがで
きないという問題があった。
【0015】また、特開平4-150598号公報に開示され
た、レーザ光を媒体とする従来のリモートコントロール
式の選択入力装置では、上記他の従来の入力装置におけ
る操作性の問題を解消できるものではあるが、被操作装
置(表示装置)側の各キー領域にそれぞれレーザ光受光
部を設けなければならず、これをテレビジョン受像器
等、ブラウン管を用いた映像表示装置に応用するには、
映像表示装置に大幅なハードウエアの改修が必要とな
り、技術上の困難性が伴い、またコスト的にも大きな問
題が生じるものである。さらに、この選択入力装置で
は、キー領域がハードウエアで固定されてしまうため操
作項目,選択形式を外部からの情報で自由に切り換える
ことができず、応用範囲が狭くなるという問題があっ
た。
【0016】本発明は、上記のような問題を解消するた
めになされたもので、操作項目,選択形式の自由度が高
く、操作性の良い、表示装置に対する入力装置を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)に係る表示装置に対する入力装
置は、表示装置の画面のある位置から出力される画面光
を画面から離れた位置から受光し、これを電気信号に変
換する受光素子、該受光素子が出力する電気信号のピー
クの、上記表示装置の同期信号と同期した基準信号から
の位相差に基づいて、上記受光した画面光の上記表示装
置の画面上の位置を示す位置情報を検出する位置情報検
出手段、及び、検出した上記位置情報を出力する出力手
段を具備した手元操作器と、上記手元操作器の出力手段
が出力する上記位置情報を受け、上記表示装置の制御を
行なう表示装置制御手段とを備えたものである。
【0018】また、本発明(請求項2)に係る表示装置
に対する入力装置は、請求項1の発明において、上記手
元操作器が、上記表示装置の画面上にレーザ光を照射
し、該レーザ光が照射された画面上の位置にポインタを
示すレーザ素子を備え、上記受光素子が、上記表示装置
の画面の、上記レーザ素子によりポインタが示された位
置から出力される画面光を受光するものとしたものであ
る。
【0019】また、本発明(請求項3)に係る表示装置
に対する入力装置は、請求項1または請求項2の発明に
おいて、上記手元操作器が、上記基準信号となる信号を
発生するための基準信号発振回路を備えたものである。
【0020】また、本発明(請求項4)に係る表示装置
に対する入力装置は、請求項1または請求項2の発明に
おいて、上記手元操作器が、上記表示装置より有線,ま
たは無線で該表示装置の同期信号を得る手段を備え、こ
の同期信号を上記基準信号として用いるものである。
【0021】また、本発明(請求項5)に係る表示装置
に対する入力装置は、請求項1の発明において、上記表
示装置制御手段が、受信した位置情報に基づいて上記表
示装置の表示画面上の上記位置情報が示す位置上にカー
ソルを表示するものである。
【0022】また、本発明(請求項6)に係る表示装置
に対する入力装置は、表示装置の画面のある位置から出
力される画面光を画面から離れた位置から受光し、これ
を電気信号に変換する受光素子、及び該受光素子が出力
する電気信号を受光情報として出力する出力手段を具備
した手元操作器と、上記手元操作器の出力手段が出力す
る上記受光情報を受け、該受光情報の信号のピークの、
上記表示装置の同期信号と同期した基準信号からの位相
差に基づいて、上記受光した画面光の上記表示装置の画
面上の位置を示す位置情報を検出し、該位置情報に基づ
いて上記表示装置の制御を行なう表示装置制御手段とを
備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本願発明の実施の形態について説
明する。図1は本願発明の第1の実施の形態による表示
装置に対する入力装置の構成を説明するための図であ
る。図において、1は入力を行なう操作者が手元で用い
る手元操作器である。2は手元操作器1からの入力を受
ける映像表示装置であり、表示画面3上に映像情報を表
示するものである。また、4は手元操作器1に設けられ
たレーザ素子が出力する案内用のレーザ光であり、手元
操作器1が向いている映像表示装置2の表示画面3上の
位置にレーザポイント5を示すものである。6は映像表
示装置2の表示画面3のレーザポイント5で指示された
位置からの画面光である。また、7は手元操作器1のリ
モコン部から出力される赤外線信号、8は映像表示装置
1に設けられた,赤外線信号7を受光する赤外線受光部
である。
【0024】図2は本実施の形態1における入力装置の
入力動作時に映像表示装置側の画面上に表示される表示
パターン内容の一例を示す図である。図において、31
は映像表示装置の同期信号と同期して発光する同期マー
ク、32は選択マーク、33は選択マークに対応する情
報の内容を文字情報等によって表示する情報表示欄であ
る。
【0025】図3は本実施の形態1における入力装置の
手元操作器1の外観を示す図である。図において、11
は映像表示装置2の表示画面3からの画面光を受光素子
12に集光するための集光レンズ、13は案内用のレー
ザ光4を出射するレーザ素子、14は赤外線信号7を出
力する赤外線発光素子を含むリモコン部である。また、
15はレーザ素子のON/OFFを行なうボタン、16
は手元操作器1内の同期信号を映像表示装置の同期信号
と合わせる同期ボタン、17は映像表示装置の表示画面
上の位置を選択する選択ボタンである。ここで、受光素
子12及び集光レンズ11は、映像表示装置2の表示画
面3からの画面光のうち、レーザ素子13が出射するレ
ーザ光によりレーザポイント5が示される画面上の位置
の画面光を受光するようにその光軸が調整されている。
【0026】図4は手元操作器1の内部の回路構成を示
す図である。図において図3と同一符号は同一又は相当
部分である。101は受光素子12が画面光6を受光し
て出力する信号を増幅するアンプ、102はアンプ10
1の出力信号から水平パルスを分離して出力する微分回
路、103はアンプ101の出力信号から垂直パルスを
分離して出力する積分回路である。104は水平基準信
号,及び垂直基準信号を発生するための同期発振回路で
あり、同期スイッチにより水平基準信号,及び垂直基準
信号の発生のタイミングを入力される水平パルス,及び
垂直パルスのタイミングに同期させるリセット機能を有
するものである。105は同期発振回路104が出力す
る水平基準信号をセット入力とし、微分回路102が出
力する水平パルスをリセット入力とする第1のフリップ
フロップ、106は同期発振回路104が出力する垂直
基準信号をセット入力とし、積分回路103が出力する
垂直パルスをリセット入力とする第2のフリップフロッ
プである。107はカウンタ用のパルスを発生するカウ
ンタ用発振回路である。108はフリップフロップ10
5の出力とカウンタ用発振回路107の出力を入力とす
る第1のAND回路、109はフリップフロップ106
の出力とカウンタ用発振回路107の出力を入力とする
第2のAND回路である。110はAND回路108が
出力するパルス信号をカウントする第1のカウンタ、1
11はAND回路109が出力するパルス信号をカウン
トする第2のカウンタ、112は第1のカウンタ110
の出力を微分回路102が出力する水平パルスを遅延さ
せたタイミングでラッチする第1のラッチ回路、113
は第2のカウンタ111の出力を積分回路103が出力
する垂直パルスを遅延させたタイミングでラッチする第
2のラッチ回路である。リモコン部14は、第1のラッ
チ回路112,第2のラッチ回路113がラッチしたカ
ウンタの出力を、選択ボタン17が押下され選択スイッ
チ14aがオンされたタイミングで赤外線発光素子11
4から赤外線信号7として出力し、また、同期発振回路
104が出力する基準信号を同期の確認のために赤外線
発光素子114から赤外線信号7として出力するもので
ある。
【0027】次に、本実施の形態1による表示装置に対
する入力装置の動作を説明する。
【0028】手元操作器1を持った操作者は、レーザO
N/OFFボタン15を押下して案内用のレーザ光4を
出射させ、表示装置より離れた所からレーザ光4により
表示されるレーザスポット5を案内にして、図1のよう
に映像表示装置2の表示画面3上の特定位置を指示す
る。手元操作器1の受光素子12は表示画面3のレーザ
ポイント5で指示された位置からの画面光6をレンズ1
1を介して受光する。本実施の形態1では、操作者はま
ず、映像表示装置2の表示画面3上に図2に示すように
表示された表示パターンの中の同期マーク31をレーザ
スポット5で指示し、受光素子12に同期マーク31の
位置の画面光を受光させる。受光素子12では受光した
同期マーク31の位置の画面光を電気信号に変換し、こ
の電気信号はアンプ101で増幅され、微分回路10
2,及び積分回路103により水平パルス,及び垂直パ
ルスが分離抽出される。同期マーク31の位置の画面光
は映像表示装置2の同期信号に同期した画面光であるの
で、抽出される水平パルス,及び垂直パルスはそれぞれ
映像表示装置の同期信号に同期したパルスである。この
状態で、手元操作器1の同期ボタン16を押すと手元操
作器1内の同期発振回路104にリセットがかかり、入
力される水平パルス,及び垂直パルスに同期した水平基
準信号,垂直基準信号を出力するように発振動作を行な
う。これにより手元操作器1の内部に被制御装置である
映像表示装置2の同期信号と同じ位相の基準同期信号を
持つことができる。同期発振回路104はリセットさ
れ、基準信号をリモコン部14に対して同期情報として
出力し、リモコン部14はこれを赤外線発光素子114
から赤外線信号7として出力する。画像表示装置2は同
期情報を含む赤外線信号7を赤外線受光部8で受光し、
手元操作器1内の基準信号が画像表示装置2内の同期信
号と同期していることを確認し、次の操作の入力を可能
とし、その旨の表示を行う。ここで、同期発振回路10
4が安定に動作すれば、同期が合った状態を維持できる
ので、この同期合わせ操作は頻繁に行なう必要はないも
のである。次の操作の入力が可能である旨の表示の方法
としては、同期が取れていない状態では、図2の表示パ
ターンのうち、同期マーク31だけ表示し、同期が取れ
たときに同期マーク31を消して、選択マーク32,情
報表示欄33を表示する等の方法が考えられる。
【0029】次に操作者は、映像表示装置2の表示画面
3上に図2に示すように表示された表示パターンの中の
所望の動作内容に対応した選択マーク32をレーザスポ
ット5で指示し、受光素子12に当該選択マーク32の
位置の画面光を受光させる。
【0030】図5は同期信号と同期した基準信号と選択
マークの位置の画面光の位相のズレを示す図であり、本
実施の形態1において手元操作器1は、この位相のズレ
を位置情報として選択マークの表示画面上での位置を検
知し、その位置情報を映像表示装置2側に送信すること
により、制御情報入力動作を行なうものである。
【0031】すなわち、受光素子12では受光した当該
選択マーク32の位置の画面光を電気信号に変換し、こ
の電気信号はアンプ101で増幅され、微分回路10
2,及び積分回路103により水平パルス,及び垂直パ
ルスが分離抽出される。この水平パルス,及び垂直パル
スはそれぞれ第1のフリップフロップ105,及び第2
のフリップフロップ106にリセット入力(R)として
与えられる。一方、上述した同期合わせ操作により映像
表示装置2の同期信号に同期された水平基準信号,及び
垂直基準信号はそれぞれ第1のフリップフロップ10
5,及び第2のフリップフロップ106にセット入力
(S)として与えられる。
【0032】図6の波形図に示すように、第1のフリッ
プフロップ105の出力は水平基準信号がセット入力に
入力されてhighとなり、水平パルスがリセット入力に入
力されてlow となる。すなわち、第1のフリップフロッ
プ105は水平基準信号と水平パルスの位相差に対応す
る期間にhigh信号を出力する。第1のフリップフロップ
105の出力とカウンタ用発振回路107の出力とを入
力とするAND回路108は、水平基準信号と水平パル
スの位相差に対応する期間、カウンタ用の発振パルスを
第1のカウンタ110に対して出力する。第1のカウン
タ110はこのAND回路108から入力されるパルス
をカウントして、図6に示すように、たとえば4ビット
の信号として出力する。この4ビットの信号が選択マー
ク32の表示画面3上における水平方向の位置情報とな
る。第1のカウンタ110が出力する4ビットの信号
は、図6に示すように、微分回路102が出力する水平
パルスを遅延させたタイミングでラッチ回路112にラ
ッチされる。4ビットの出力信号がラッチ回路112に
ラッチされた後、カウンタ110は微分回路102が出
力する水平パルスを遅延させた信号をさらに遅延させた
タイミングでリセットされる。
【0033】一方、第2のフリップフロップ106の出
力は、図7に示すように、垂直基準信号がセット入力に
入力されてhighとなり、垂直パルスがリセット入力に入
力されてlow となる。すなわち、第2のフリップフロッ
プ106は垂直基準信号と垂直パルスの位相差に対応す
る期間にhigh信号を出力する。第2のフリップフロップ
106の出力とカウンタ用発振回路107の出力とを入
力とするAND回路109は、垂直基準信号と垂直パル
スの位相差に対応する期間、カウンタ用の発振パルスを
第2のカウンタ111に対して出力する。第2のカウン
タ111はこのAND回路109から入力されるパルス
をカウントして、図7に示すように、たとえば4ビット
の信号として出力する。この4ビットの信号が選択マー
ク32の表示画面3上における垂直方向の位置情報とな
る。第2のカウンタ111が出力する4ビットの信号
は、図7に示すように、積分回路103が出力する垂直
パルスを遅延させたタイミングでラッチ回路113にラ
ッチされる。4ビットの出力信号がラッチ回路113に
ラッチされた後、カウンタ111は積分回路103が出
力する垂直パルスを遅延させた信号をさらに遅延させた
タイミングでリセットされる。
【0034】上述のタイミングで第1,第2のカウンタ
110,111の出力信号をそれぞれ第1,第2のラッ
チ回路112,113でラッチし、かつ上述のタイミン
グで第1,第2のカウンタ110,111をリセットす
る構成とすることにより、第1,第2のラッチ回路11
2,113は常に受光素子12が現在受光している表示
画面3からの画面光が表示画面3上のどの位置からの画
面光であるかの位置情報を示す信号を保持することがで
きる。そして、操作者が選択ボタン17を押下するとリ
モコン部14は、第1,第2のラッチ回路112,11
3がそのときに保持している位置情報、すなわち受光素
子12が現在受光している表示画面3からの画面光が表
示画面3上のどの位置からの画面光であるかの位置情報
を示す信号を赤外線発光素子114によって赤外線信号
7として出力する。ここで、受光素子12が現在受光し
ている表示画面3からの画面光は、表示画面3上でレー
ザポインタ5が指示している位置の画面光である。した
がって、操作者は表示画面3上に表示された表示パター
ンの中の所望の動作内容に対応した選択マーク32をレ
ーザスポット5で指示し、選択ボタン17を押下するこ
とにより、当該選択マーク32の画面3上における位置
情報(選択位置情報)を映像表示装置2に対して伝送す
ることができるものである。
【0035】映像表示装置2は、選択ボタン17の押下
により手元操作器1から出力された赤外線信号7を赤外
線受光部8で受光し、これに含まれている位置情報を読
み取ることにより、表示画面3上のどの位置が選択され
たかを認識し、表示パターンにおいて選択された位置に
表示された動作内容(例えばチャンネル切換,音量の増
減,選択表示パターンの切換等)を実行する。
【0036】このように、本実施の形態1における表示
装置に対する入力装置によれば、手元操作器1に表示装
置2の画面3のある位置から出力される画面光を受光
し、これを電気信号に変換する受光素子12と、受光素
子12が出力する電気信号のピークの、上記表示装置2
の同期信号と同期した基準信号からの位相差に基づい
て、上記受光した画面光の上記表示装置の画面上の位置
を示す位置情報を検出する手段(アンプ101,微分回
路102,積分回路103,同期発振回路104,第1
のフリップフロップ105,第2のフリップフロップ1
06,カウンタ用発振回路107,第1のAND回路1
08,第2のAND回路109,第1のカウンタ11
0,第2のカウンタ111,第1のラッチ回路112,
及び第2のラッチ回路113)と、検出した上記位置情
報を表示装置に対して出力する出力手段(リモコン部1
4)とを備えた構成としたから、表示装置への選択位置
情報(制御情報)の入力が極めて容易な入力装置を実現
できる。
【0037】なお、リモコン部14は、選択ボタン17
の押下により選択位置情報を出力する際に、同時に同期
発振回路104からの同期情報をも赤外線信号として出
力するようにしてもよい。そして、映像表示装置2が、
この同期情報に基づいて、手元操作器1の基準信号が映
像表示装置2の同期信号と同期していることを確認し、
同期していると判断したときは選択位置情報に基づい
て、選択された動作を実行し、一方、同期していないと
判断したときは選択された動作を実行するかわりに同期
が外れていることを画面上に表示するようにすれば、同
期が外れた状態で誤って選択された動作が実行されるこ
とを防止でき、また、同期合わせ操作が必要であること
を操作者に知らせることができる。図8はこのような構
成とした場合の動作シーケンスを示す図である。
【0038】また、映像表示装置2の画面上に表示する
表示パターンとしては、図2に示すした選択切り替え画
面のように選択マークの側の項目を選択するパターンに
限らず、図9(a) に示すメニューバー画面として選択,
切り替えを行う形式としてもよく、また、図9(b) に示
す子画面形式として選択マークに依って子画面を選択
し,移動,拡大などに使用するようにしてもよく、さら
には、図9(c) に示すように画面上にカーソルを表示し
て、このカーソルを選択マークとしてこれを選択するこ
とにより、当該カーソルで指示された部分についての情
報を表示するものとしてもよく、必要に応じて自由に設
定することが可能である。また、同期マークと選択マー
クの表示色を変えると視覚による確認を容易とできる。
【0039】また、手元操作器による操作形態として
は、映像表示装置の画面の表示パターンに応じて、手元
操作器1からの送信信号(赤外線信号7)を受けて映像
表示装置の制御を行なう手段で受信信号の処理のフロー
を適当に設定すること等により、選択ボタンを1回押下
したときには「動作選択」、2回連続で押下したときに
は「動作実行」というように、一般のマウスによるクリ
ック,ダブルクリックと同様の操作とすることも可能で
ある。さらに、選択ボタンを押下した状態で手元操作器
1による指示位置を移動させたときに、手元操作器1が
指示位置の移動により変化した位置情報を送信する構成
とすれば、一般のマウスにおけるドラック,ドロップ等
と同様の操作とすることも可能である。
【0040】また、上記実施の形態1においては、手元
操作器1からの送信信号(赤外線信号7)を受けて映像
表示装置の制御を行なう手段を映像表示装置2が内蔵し
ている構成としたが、これは映像表示装置とは別体とし
てもよい。
【0041】実施の形態2.図10は本願発明の実施の
形態2における表示装置に対する入力装置の手元操作器
の外観を示す図である。図において、図3と同一符号は
同一または相当部分である。また20はレーザ素子のO
N/OFF及び映像表示装置の表示画面上の位置の選択
を行なう多機能共用ボタンである。図に示すように、本
実施の形態2における手元操作器201は操作ボタンを
1つのみ有するものである。
【0042】図11は手元操作器201の内部の回路構
成を示す図である。図において図4と同一符号は同一又
は相当部分である。また、125は積分回路103が出
力する垂直パルスと、スイッチ120によって切り換え
られる選択信号とを入力とするAND回路である。12
1はAND回路125の出力が入力される、すなわち、
スイッチ120によって切り換えられる選択信号がhigh
であるとき(ボタン20を深く押下した状態であると
き)に積分回路103が出力する垂直パルスが入力され
る同期検出回路であり、これは内部に30Hzの位相同
期ループ(PLL)を備え、入力される垂直パルスの周
期が30Hzであることを検出したときに同期検出信号
をhighとするものである。104bは同期発振回路10
4のリセットスイッチであり、図4に示した実施の形態
1における手元操作器1の回路中のスイッチ104aに
相当するものであるが、該スイッチ104bは同期検出
回路121が出力する同期検出信号によって制御され
る。120は多機能共用ボタン20により接とされたと
きに選択信号をhighとし、断とされたときに選択信号を
low とするスイッチである。このスイッチ120とレー
ザのON/OFF用のスイッチ13aは多機能共用ボタ
ン20により操作されるものであるが、これは例えばボ
タン20を浅く押したときにレーザがオンし、深く押し
たときにスイッチ120が接となるように構成すればよ
いものである。123は同期検出回路121が出力する
同期検出信号をインバータ122で反転した信号と、ス
イッチ120によって切り換えられる選択信号とを入力
とするAND回路である。14bはリモコン部14に設
けられた選択スイッチであり、図4に示した実施の形態
1における手元操作器1の回路中のスイッチ14aに相
当するものであるが、該スイッチ14bはAND回路1
23の出力によって制御される。その他、図において図
4と同一符号は同一又は相当部分であり、これらは実施
の形態1における手元操作器1の対応部分と同様の動作
を行なうものである。
【0043】次に、本実施の形態2による表示装置に対
する入力装置の動作を説明する。手元操作器201を持
った操作者は、多機能共用ボタン20を浅く押下して案
内用のレーザ光4を出射させ、表示装置より離れた所か
らレーザ光4により表示されるレーザスポット5を案内
にして、図1のように映像表示装置2の表示画面3上の
特定位置を指示する。手元操作器201の受光素子12
は表示画面3のレーザポイント5で指示された位置から
の画面光6をレンズ11を介して受光する。本実施の形
態2においても、操作者はまず、映像表示装置の表示画
面上に例えば図2に示すように表示された表示パターン
の中の同期マークをレーザスポット5で指示し、受光素
子12に同期マークの位置の画面光を受光させ、この状
態でボタン20を深く押下する。
【0044】ここで、本実施の形態2の入力装置におい
ては、映像表示装置が、同期マークをTVの奇数或いは
偶数フイルド信号どちらかで表示し30Hzで点滅させ
るようにしておく。
【0045】受光素子12では受光した同期マークの位
置の画面光を電気信号に変換し、この電気信号はアンプ
101で増幅され、微分回路102,及び積分回路10
3により水平パルス,及び垂直パルスが分離抽出され
る。上述のように同期マークの位置の画面光は30Hz
で点滅し、かつ映像表示装置の同期信号に同期した画面
光であるので、抽出される水平パルス,及び垂直パルス
はそれぞれ映像表示装置の同期信号に同期したパルスで
ある。同期検出回路120は、入力された垂直パルスが
30Hzのパルス信号であることを検知し、同期検出信
号をhighとする。スイッチ104bは同期検出信号がhi
ghとなったタイミングでオンし、これにより同期発振回
路104にリセットがかかり、入力される水平パルス,
及び垂直パルスに同期した水平基準信号,垂直基準信号
を出力するように発振動作を行なう。これにより手元操
作器201の内部に被制御装置である映像表示装置の同
期信号と同じ位相の基準同期信号を持つことができる。
また、同期検出信号がhighである期間、すなわち受光素
子12が30Hzで点滅する同期マークの位置の画面光
を受光している期間は、AND回路123の一方の入力
にhighである同期検出信号の反転信号が入力されるの
で、AND回路123の出力は、他方の入力信号である
スイッチ120からの選択信号の状態にかかわらずlow
となる。従って、同期マークを指示しているときに共用
ボタン20を深く押下してスイッチ120をオン状態と
しても、リモコン部14の選択スイッチ14bはオンと
はならず、位置情報を含む赤外線信号7は出力されな
い。
【0046】同期発振回路104はリセットされ、基準
信号をリモコン部14に対して同期情報として出力し、
リモコン部14はこれを赤外線発光素子114から赤外
線信号7として出力する。画像表示装置は同期情報を含
む赤外線信号7を受け、手元操作器201内の基準信号
が画像表示装置2内の同期信号と同期していることを確
認し、次の操作の入力を可能とする。
【0047】この後操作者は、映像表示装置の表示画面
上に例えば図2に示すように表示された表示パターンの
中の所望の動作内容に対応した選択マークをレーザスポ
ット5で指示し、受光素子12に当該選択マークの位置
の画面光を受光させ、この状態でボタン20を深く押下
する。ここで選択マークの位置の画面光は30Hzで点
滅する画面光ではないので、同期検出回路120の出力
する同期検出信号はlow となる。これによりAND回路
123の出力はスイッチ120からの選択信号の状態に
応じたものとなり、ボタン20を深く押下することによ
りリモコン部14の選択スイッチ14bはオンとなり、
位置情報を含む赤外線信号7が出力される。なお、手元
操作器内での位置情報の作成の動作は上記実施の形態1
における位置情報の作成の動作と同様であるので、詳細
な説明は省略する。
【0048】このように本実施の形態2によれば、映像
表示装置の画面上の画面光が特定の周期の信号であるこ
とを検知する同期検出回路120を備え、この同期検出
回路120が出力する同期検出信号によって同期発振回
路104のリセットを行なう構成としたので、操作者が
ボタン操作によって同期合わせを行なわなくても、手元
操作器内の基準信号と映像表示装置内の同期信号の同期
をとることができ、操作をより簡単なものとでき、ま
た、手元操作器の操作ボタンの数を減らすことができ
る。また、レーザON/OFF用のボタンと位置選択用
のボタンを共用する構成としたので、手元操作器の操作
ボタンの数をさらに減らすことができるとともに、操作
性をさらに向上することができる。
【0049】なお、上記実施の形態1,及び実施の形態
2では、手元操作器内に基準信号を発生する同期発振回
路を備え、映像表示装置の同期信号と同期して発光する
表示画面上の特定位置の画面光を受光した信号を用いて
上記手元操作器内の同期発振回路にリセットをかけ、該
同期発振回路が映像表示装置の同期信号と同期した基準
信号を発生する構成としたが、手元操作器に、映像表示
装置より有線,または無線で同期信号を得る手段を備え
た構成としてもよい。このような構成とする場合、映像
表示装置側に現在表示中の画面の同期信号を有線信号,
または赤外線信号等の無線信号として手元操作器に対し
て送出する手段を設ける必要があるが、入力動作用の表
示パターンに同期マークを表示する必要がなくなるとと
もに、手元操作器側で同期合わせ操作をする必要をなく
すことができる。
【0050】すなわち、上記実施の形態1,実施の形態
2のような同期合わせ方式を採用した場合、例えば、T
Vのチャンネルを変えるなどして表示装置の画面走査が
変わると同期が合わなくなり、画面走査が変わるとその
つど同期を合わせる必要があり、また、パソコンなどで
マルチスキャンに対応するためには、手元操作器側に同
期発振回路の出力信号を切り換えるスイッチを設ける等
して手元操作器の同期発振回路の出力信号を手動で切り
替える等の必要があるが、上述のように、表示装置より
有線、無線で同期信号を得るなどの方法を取ると、同期
合わせ操作や信号切換の必要がなくなるものである。
【0051】実施の形態3.図12は本願発明の第3の
実施の形態による表示装置に対する入力装置の構成を説
明するための図である。図において、301は入力を行
なう操作者が手元で用いる手元操作器である。302は
手元操作器301からの入力を受ける映像表示装置であ
り、表示画面3上に映像情報を表示するものである。ま
た、6は映像表示装置302の表示画面3のある位置か
らの画面光である。また、7は手元操作器301のリモ
コン部から出力される赤外線信号、8は映像表示装置3
02に設けられた,赤外線信号7を受光する赤外線受光
部である。また、9は映像表示装置302の同期信号を
赤外線信号10として出力する同期信号送信部である。
また50は手元操作器301が出力する赤外線信号7に
含まれる位置情報に基づいて当該位置情報により示され
る表示画面3上の位置に表示されたカーソルである。
【0052】図13は本実施の形態3における入力装置
の手元操作器301の外観を示す図である。図におい
て、図3と同一符号は同一または相当部分であり、18
は映像表示装置302の同期信号を含む赤外線信号10
を受け、この同期信号を手元操作器301内の基準信号
として出力する同期信号受信回路である。また、21は
選択ボタンである。
【0053】図14は手元操作器301の内部の回路構
成を示す図である。図において、18aは同期信号を含
む赤外線信号10を受光して電気信号に変換する受光素
子であり、同期信号受信回路18はこの電気信号を処理
して、映像表示装置302の同期信号と同期した水平基
準信号,及び垂直基準信号を出力する。リモコン部14
は第1,第2のラッチ回路112,113に位置情報信
号がラッチされる毎にこれを連続的に赤外線信号7とし
て出力し、ボタン21が押下されスイッチ14cがオン
となったときに、位置情報信号に重畳して位置選択信号
を出力するものである。その他、図において図4と同一
符号は同一又は相当部分であり、これらは実施の形態1
における手元操作器1の対応部分と同様の動作を行なう
ものである。
【0054】本実施の形態3では、手元操作器301が
受光した画面3上の画面光の位置を示す位置情報を連続
的に赤外線信号7として出力し、映像表示装置302側
ではこの位置情報を信号処理して、この位置情報が示す
画面3上の位置にカーソル50を表示する構成としてい
る。操作者が選択ボタン21を押下すると、位置情報の
信号に重畳してカーソル50で指示した位置が選択され
たことを示す位置選択信号が送信され、この位置選択信
号が映像表示装置302側に受信され、選択位置に対応
した動作が実行される。すなわち、本実施の形態では、
上記実施の形態1,実施の形態2において、レーザポイ
ンタ5で指示していた画面3上の位置を、カーソル表示
によって指示するようにしたものであり、これにより、
指示位置の視覚による認識を容易とできるものである。
また、本実施の形態3では、手元操作器に、映像表示装
置302より無線信号(赤外線信号10)で同期信号を
得る手段(同期信号受信回路18)を備えた構成として
おり、これにより、上記実施の形態1,実施の形態2に
おけるように、入力動作用の表示パターンに同期マーク
を表示する必要がなくなるとともに、手元操作器側で同
期合わせ操作をする必要をなくすことができる。
【0055】なお、上記実施の形態1ないし実施の形態
3では、手元操作器が、受光した画面光の位置情報を検
出する手段を備え、表示装置制御手段に対してこの位置
情報を出力する構成としたが、手元操作器が、受光した
画面光の信号をそのまま受光情報として表示装置制御手
段に対して出力し、表示装置制御手段側でこの受光情報
の信号を表示装置の同期信号と同期した基準信号と比較
して画面光の位置情報を検出する構成としてもよい。こ
のような構成とした場合、手元操作器の回路をより簡単
なものとでき、手元操作器をさらに小型なものとでき
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)によ
れば、表示装置に対する入力装置において、表示装置の
画面のある位置から出力される画面光を画面から離れた
位置から受光し、これを電気信号に変換する受光素子、
該受光素子が出力する電気信号のピークの、上記表示装
置の同期信号と同期した基準信号からの位相差に基づい
て、上記受光した画面光の上記表示装置の画面上の位置
を示す位置情報を検出する位置情報検出手段、及び、検
出した上記位置情報を出力する出力手段を具備した手元
操作器と、上記手元操作器の出力手段が出力する上記位
置情報を受け、表示装置の制御を行なう表示装置制御手
段とを備えた構成としたから、操作項目,選択形式の自
由度が高く、操作性の良い入力装置を実現できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による表示装置に対する入力装置
を説明するための図である。
【図2】実施の形態1による入力装置の入力動作時に映
像表示装置側の画面上に表示される表示パターン内容の
一例を示す図である。
【図3】実施の形態1による入力装置の手元操作器1の
外観を示す図である。
【図4】手元操作器1の内部の回路構成を示す図であ
る。
【図5】同期信号と同期した基準信号と選択マークの位
置の画面光の位相のズレを示す図である。
【図6】手元操作器1内での動作波形を示す図である。
【図7】手元操作器1内での動作波形を示す図である。
【図8】実施の形態1において手元操作器1が位置情報
信号とともに同期情報を送信する場合の動作シーケンス
を示す図である。
【図9】実施の形態1による入力装置の入力動作時に映
像表示装置側の画面上に表示される表示パターン内容の
他の例を示す図である。
【図10】実施の形態2による表示装置に対する入力装
置の手元操作器201の外観を示す図である。
【図11】手元操作器201の内部の回路構成を示す図
である。
【図12】実施の形態3による表示装置に対する入力装
置を説明するための図である。
【図13】実施の形態3による入力装置の手元操作器3
01の外観を示す図である。
【図14】手元操作器301の内部の回路構成を示す図
である。
【図15】レーザ光を媒体とする従来のリモートコント
ロール式の選択入力装置を説明するための図である。
【図16】図15中のA−A線に沿った一部省略断面図
である。
【符号の説明】
1,201,301 手元操作器 2,302 映像表示装置 3 表示画面 4 レーザ光 5 レーザポインタ 6 画面光 7 赤外線信号 8 赤外線受光部 9 同期信号送信部 10 赤外線信号 11 レンズ 12 受光素子 13 レーザ素子 14 リモコン部 15 レーザON/OFFボタン 16 同期ボタン 17 選択ボタン 18 同期信号受信回路 20 共用ボタン 21 選択ボタン 31 同期マーク 32 選択マーク 33 情報表示欄 101 アンプ 102 微分回路 103 積分回路 104 同期発振回路 105 第1のフリップフロップ 106 第2のフリップフロップ 107 カウンタ用発振回路 108 第1のAND回路 109 第2のAND回路 110 第1のカウンタ 111 第2のカウンタ 112 第1のラッチ回路 113 第2のラッチ回路 114 赤外線発光素子 120 スイッチ 121 同期検出回路 122 インバータ 123,125 AND回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置に対し入力をするための入力装
    置において、 表示装置の画面のある位置から出力される画面光を画面
    から離れた位置から受光し、これを電気信号に変換する
    受光素子、該受光素子が出力する電気信号のピークの、
    上記表示装置の同期信号と同期した基準信号からの位相
    差に基づいて、上記受光した画面光の上記表示装置の画
    面上の位置を示す位置情報を検出する位置情報検出手
    段、及び、検出した上記位置情報を出力する出力手段を
    具備した手元操作器と、 上記手元操作器の出力手段が出力する上記位置情報を受
    け、上記表示装置の制御を行なう表示装置制御手段とを
    備えたことを特徴とする表示装置に対する入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表示装置に対する入力装
    置において、 上記手元操作器が、上記表示装置の画面上にレーザ光を
    照射し、該レーザ光が照射された画面上の位置にポイン
    タを示すレーザ素子を備え、 上記受光素子は、上記表示装置の画面の、上記レーザ素
    子によりポインタが示された位置から出力される画面光
    を受光することを特徴とする表示装置に対する入力装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の表示装置
    に対する入力装置において、 上記手元操作器が、上記基準信号となる信号を発生する
    ための基準信号発振回路を備えたことを特徴とする表示
    装置に対する入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の表示装置
    に対する入力装置において、 上記手元操作器が、上記表示装置より有線,または無線
    で該表示装置の同期信号を得る手段を備え、この同期信
    号を上記基準信号として用いることを特徴とする表示装
    置に対する入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の表示装置に対する入力装
    置において、 上記表示装置制御手段は、受信した位置情報に基づいて
    上記表示装置の表示画面上の上記位置情報が示す位置上
    にカーソルを表示することを特徴する表示装置に対する
    入力装置。
  6. 【請求項6】 表示装置に対し入力をするための入力装
    置において、 表示装置の画面のある位置から出力される画面光を画面
    から離れた位置から受光し、これを電気信号に変換する
    受光素子、該受光素子が出力する電気信号を受光情報と
    して出力する出力手段を具備した手元操作器と、 上記手元操作器の出力手段が出力する上記受光情報を受
    け、該受光情報の信号のピークの、上記表示装置の同期
    信号と同期した基準信号からの位相差に基づいて、上記
    受光した画面光の上記表示装置の画面上の位置を示す位
    置情報を検出し、該位置情報に基づいて上記表示装置の
    制御を行なう表示装置制御手段とを備えたことを特徴と
    する表示装置に対する入力装置。
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