JP2007025801A - 情報処理装置および情報処理方法、表示制御装置および表示制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、表示制御装置および表示制御方法、並びにプログラム Download PDF

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淳一郎 三澤
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Abstract

【課題】 ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】モード判定部71は、マウス11の動作モードが、マウス11を所定の向きで使用する通常モードであるか、またはマウス11を所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定する。移動情報生成部72は、受光部35により受光された光に基づいて、移動情報を生成する。上下反転部73は、モード判定部71により、動作モードが通常モードであると判定された場合、移動情報をそのまま出力し、動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、移動情報が表す移動方向の、通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、移動情報を出力する。本発明は、例えば、光学式マウスに適用することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法、表示制御装置および表示制御方法、並びにプログラムに関し、特に、ユーザの利便性を向上させることができるようにした情報処理装置および情報処理方法、表示制御装置および表示制御方法、並びにプログラムに関する。
例えば、パーソナルコンピュータに所定の情報を入力する装置としては、キーボード、マウス(例えば、特許文献1参照)、およびリモートコントローラなどがある。
特開2005−78515号公報
しかしながら、ユーザは、キーボードとマウスを使用する場合、机上などの平面上に置いて使用する必要がある。一方、リモートコントローラは、平面上に置く必要はないが、ポインティングすることは困難である。従って、ユーザは、使用目的や使用方法に応じて、キーボード、マウス、およびリモートコントローラを使い分ける必要があり、ユーザの利便性が悪かった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性を向上させることができるようにするものである。
本発明第1の側面の情報処理装置は、自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する情報処理装置において、前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定する判定手段と、光を対象物に発光する発光手段と、前記対象物により反射された前記光を受光する受光手段と、前記受光手段により受光された光に基づいて、前記移動情報を生成する生成手段と、前記判定手段により、前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力する反転手段と、前記反転手段により出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信する送信手段とを備える。
この情報処理装置には、ユーザからの文字の入力を受け付ける受付手段がさらに設けられ、前記送信手段は、前記受付手段により入力が受け付けられた文字を表す文字情報も、前記表示制御装置に送信することができる。
本発明の第1の側面の情報処理方法は、自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する情報処理装置の情報処理方法において、前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、光を対象物に発光し、前記対象物により反射された前記光を受光し、その受光された光に基づいて、前記移動情報を生成し、前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、その出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信するステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、光を対象物に発光し、前記対象物により反射された前記光を受光し、その受光された光に基づいて、前記移動情報を生成し、前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、その出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信するステップを含む。
本発明の第2の側面の表示制御装置は、情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力する反転手段と、前記反転手段により出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させる表示制御手段とを備える。
この表示制御手段は、さらに、前記動作モードに応じて、前記カーソルの大きさを変更することができる。
本発明の第2の側面の表示制御方法は、情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信し、その受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、その出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させるステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信し、その受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、その出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させるステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第1の側面の自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する情報処理装置、自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する情報処理装置の情報処理方法、自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいては、前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかが判定され、光が対象物に発光され、前記対象物により反射された前記光が受光され、その受光された光に基づいて、前記移動情報が生成され、前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報がそのまま出力され、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報が出力され、その出力された移動情報が、前記表示制御装置に送信される。
本発明の第2の側面の表示制御装置および表示制御方法、並びにプログラムは、情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報が受信され、その受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかが判定され、前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報がそのまま出力され、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報が出力され、その出力された移動情報に基づいて、前記カーソルが表示される。
以上のように、本発明の第1の側面によれば、自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を送信することができる。また、本発明の第1の側面によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本発明の第2の側面によれば、情報処理装置から、情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信することができる。また、本発明の第2の側面によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の情報処理装置は、第1に、
自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置(例えば、図1のパーソナルコンピュータ12)に送信する情報処理装置(例えば、図1のマウス11)において、
前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定する判定手段(例えば、図5のモード判定部71)と、
光を対象物に発光する発光手段(例えば、図4の発光部34)と、
前記対象物により反射された前記光を受光する受光手段(例えば、図4の受光部35)と、
前記受光手段により受光された光に基づいて、前記移動情報を生成する生成手段(例えば、図5の移動情報生成部72)と、
前記判定手段により、前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力する反転手段(例えば、図5の上下反転部73)と、
前記反転手段により出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信する送信手段(例えば、図4の送信部53)と
を備える。
本発明の第1の側面の情報処理装置は、第2に、
ユーザからの文字の入力を受け付ける受付手段(例えば、図12の操作ボタン301)
をさらに備え、
前記送信手段は、前記受付手段により入力が受け付けられた文字を表す文字情報も、前記表示制御装置に送信する。
本発明の第1の側面の情報処理方法は、
自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置(例えば、図1のパーソナルコンピュータ12)に送信する情報処理装置(例えば、図1のマウス11)の情報処理方法において、
前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し(例えば、図7のステップS14)、
光を対象物に発光し(例えば、図7のステップS11)、
前記対象物により反射された前記光を受光し(例えば、図7のステップS12)、
その受光された光に基づいて、前記移動情報を生成し(例えば、図7のステップS13)、
前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し(例えば、図7のステップS15)、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し(例えば、図7のステップS16)、
その出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信する(例えば、図7のステップS17)
ステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、
自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置(例えば、図1のパーソナルコンピュータ12)に送信する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し(例えば、図7のステップS14)、
光を対象物に発光し(例えば、図7のステップS11)、
前記対象物により反射された前記光を受光し(例えば、図7のステップS12)、
その受光された光に基づいて、前記移動情報を生成し(例えば、図7のステップS13)、
前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し(例えば、図7のステップS15)、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し(例えば、図7のステップS16)、
その出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信する(例えば、図7のステップS17)
ステップを含む。
本発明の第2の側面の表示制御装置は、第1に、
情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信する受信手段(例えば、図6の受信部106)と、
前記受信手段により受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定する判定手段(例えば、図9のモード判定部221)と、
前記判定手段により、前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力する反転手段(例えば、図9の上下反転部222)と、
前記反転手段により出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させる表示制御手段(例えば、図9の処理部223)と
を備える。
本発明の第2の側面の表示制御方法およびプログラムは、
情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信し(例えば、図11のステップS51)、
その受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し(例えば、図11のステップS52)、
前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し(例えば、図11のステップS53)、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し(例えば、図11のステップS54)、
その出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させる(例えば、図11のステップS55)
ステップを含む。
図1は、本発明を適用したパーソナルコンピュータシステム1の一実施の形態の外観構成例を示している。
図1のパーソナルコンピュータシステム1は、マウス11とパーソナルコンピュータ(以下、PCという)12とから構成される。
マウス11は、ユーザにより把持操作される本体21、並びにユーザにより押下されるボタン22と23などから構成される。ボタン22と23は、本体21の前面部21Aの上側(図1中奥側)の左右に配置され、マウス11の前面(天面)側(図1中上側)と上側からの押下が可能となっている。
なお、マウス11(の本体21)の上下方向とは、ユーザがマウス11の前面部21Aを前面側にした向きで使用する場合に、後述するPC12のディスプレイ12Aに表示されるカーソル13を上下方向(図1中上下方向)に移動させる方向であり、左右方向とは、カーソル13を左右方向(図1中左右方向)に移動させる方向である。
ユーザは、マウス11の前面部21Aを前面側にした向きで使用したり、その向きに対してひっくり返した向き、即ち背面部21Bを前面側にした向きで使用することができる。
マウス11は、ユーザの操作に対応する、PC12を制御するための制御情報を、赤外線などを用いた無線通信で、PC12に送信(入力)する。
PC12には、ディスプレイ12Aが設けられている。PC12は、マウス11から送信されてくる制御情報を受信し、その制御情報に対応する所定の処理を行う。例えば、PC12は、制御情報に対応する処理として、ディスプレイ12Aに表示させたカーソル13を移動させる。
図2と図3は、図1のマウス11の背面21B側から見た斜視図である。
図2と図3に示すように、マウス11の背面部21Bには、ほぼ長方形平板状に形成された透明なスライド板31がスライド自在に設けられている。スライド板31には、スライド板31が上側に移動したとき(図3)、後述する穴部33に対応する位置に配置される、穴部33より少し大きい楕円形状の凸部32が設けられている。
また、背面部21Bのほぼ中央部には、楕円形状の穴部33が設けられており、穴部33の中には、発光部34と受光部35が設けられている。発光部34は、発光部34の外側に設けられた図示せぬレンズを介して、対象物に所定の光を発光する。そして、受光部35は、受光部35の外側に設けられた図示せぬレンズを介して、対象物により反射された光を受光する。これにより、マウス11の左右方向と上下方向をそれぞれX軸とY軸とした2次元座標上の、マウス11の移動方向と移動量が検出される。
さらに、背面部21Bには、穴部33を包囲する領域に、スライド板31をマウス11の上下方向に移動させるための、ほぼ長方形状の凹部36が形成されている。そして、凹部36の左右両側には、スライド板31の縁部31Aと31Bがスライド可能に嵌合するスライドガイド溝36Aと36Bが形成されている。
即ち、凹部36のスライドガイド溝36Aと36Bは、本体21の上下方向に沿って形成されており、スライドガイド溝36Aに、スライド板31の縁部31Aに形成されたスライドレール部37Aが、スライドガイド溝36Bに、縁部31Bに形成されたスライドレール部37Bが、それぞれスライド自在に嵌合する。これにより、スライド板31は、図2に示すように下側に移動したり、図3に示すように上側に移動することができる。
また、スライド板31の先端側には、左右にストッパ爪38Aと38Bが設けられている。スライド板31が上側に移動した場合、図3に示すように、ストッパ爪38Aと38Bは、凹部36の上側に設けられた係合穴部39Aと39Bに係合し、スライド板31の上側への移動状態を一定の係合力でロックする。
一方、スライド板31が下側に移動した場合、ストッパ爪38Aと38Bは、凹部36の、スライド板31が下側に移動したときのストッパ爪38Aと38Bの位置に対応する位置に形成された一対の係合穴部(図示せず)に係合し、スライド板13の下側への移動状態を一定の係合力でロックする。
さらに、凹部36の右下側には、センサ40が配置されており、センサ40は、スライド板13が下側へ移動しているかどうかを検出する。
ユーザは、マウス11の前面部21Aを前面側に向けて操作する場合、図2に示すように、スライド板31を本体21の下側に移動させて、マウス11の背面部21Bを机上などの平面上に置き、マウス11を平面上で移動させる。このとき、発光部34は、机などの平面(対象物)に対して光を発光し、受光部35は、平面により反射された光を受光する。これにより、マウス11の移動方向と移動量が検出される。
一方、ユーザは、マウス11の背面部21Bを上に向けて操作する場合、図3に示すように、スライド板31を本体21の上側に移動させ、スライド板31の穴部33に対応する位置に指を置き、指を移動させる。上述したように、スライド板31には、凸部32が設けられているので、ユーザはスライド板31を見ずに、指の触覚で凸部32を認識し、スライド板31の穴部33に対応する位置に指を置き、指を移動させることができる。また、凸部32により、スライド板31と指に隙間ができるため、指のスティッキング(張り付き)を防止することができる。
発光部34は、スライド板31を介して、指(対象物)に対して光を発光し、受光部35は、指により反射された光を、スライド板31を介して受光する。これにより、マウス11の移動方向と移動量が検出される。
図4は、マウス11のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4のマウス11は、ボタン22と23、発光部34、受光部35、センサ40、制御部51、記憶部52、および送信部53から構成される。
ボタン22と23は、ユーザからの押下の操作を受け付け、その操作を表す操作信号を制御部51に供給する。
発光部34は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、赤外線LEDなどの発光素子から構成され、平面や指などの対象物に対して、光を発光する。
受光部35は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)ラインセンサや、CCD面センサなどから構成され、対象物により反射された光を受光して光電変換を行い、その結果得られる電気信号を入力信号として制御部51に供給する。
センサ40は、スライド板13が下側へ移動しているかどうかを検出し、その検出の結果を表す検出信号を制御部51に供給する。
制御部51は、例えば、マイクロコンピュータなどにより構成され、記憶部52に記憶されるプログラムを読み出して実行する。具体的には、制御部51は、センサ40からの検出信号に応じて、マウス11の動作モードを判定する。また、制御部51は、動作モードと、受光部35からの入力信号とに基づいて、マウス11の移動量と移動方向を表す移動情報を生成し、送信部53に供給する。さらに、制御部51は、ボタン22と23からの操作信号に基づいて、ユーザからの操作を表す操作情報を生成し、送信部53に供給する。
記憶部52は、所定のプログラムを記憶する。送信部53は、制御部51からの移動情報または操作情報を、制御情報として、無線通信によりPC12に送信する。
図5は、図4の制御部51が所定のプログラムを実行することにより実現する機能の第1の構成例を示すブロック図である。
図5のマウス11は、モード判定部71、移動情報生成部72、上下反転部73、操作情報生成部74、および供給部75から構成される。
モード判定部71は、センサ40から供給される検出信号に基づいて、動作モードを判定する。具体的には、センサ40からスライド板13が下側へ移動していることを表す検出信号が供給される場合、モード判定部71は、マウス11の動作モードが、ユーザがマウス11の前面部21Aを前面側にした向きに対してひっくり返した向き(背面部21Bを前面側にした向き)で使用(操作)するモード(以下、ひっくり返しモードという)であると判定する。
一方、センサ40からスライド板13が下側へ移動していないことを表す検出信号が供給される場合、モード判定部71は、マウス11の動作モードが、ユーザがマウス11の前面部21Aを前面側にした向きで使用(操作)するモード(以下、通常モードという)であると判定する。モード判定部71は、動作モードを上下反転部73に供給する。
移動情報生成部72は、受光部35から供給される入力信号に基づいて、マウス11の左右方向と上下方向をそれぞれX軸とY軸とした2次元座標上の、マウス11の移動方向と移動量を検出する。そして、移動情報生成部72は、その移動方向と移動量を表す移動情報を生成し、上下反転部73に供給する。
上下反転部73は、モード判定部71からの動作モードに応じて、移動情報生成部72から供給される移動情報が表す移動方向のY軸方向(上下方向)を反転させる。具体的には、動作モードが通常モードである場合、上下反転部73は、移動情報をそのまま供給部75に出力し、動作モードがひっくり返しモードである場合、移動情報の移動方向の上下方向を反転させて、移動情報を供給部75に出力する。
操作情報生成部74は、ボタン22と23から供給される操作信号に基づいて、ユーザからの操作を表す操作情報を生成し、供給部75に供給する。
供給部75は、上下反転部73からの移動情報、または操作情報生成部74からの操作情報を、制御情報として送信部53に供給する。
図6は、図1のPC12のハードウェア構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102、または記録部109に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)103には、CPU101が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104により相互に接続されている。
CPU101にはまた、バス104を介して入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、マウス11の送信部53から無線通信により送信される制御情報を受信する受信部106、キーボード、マイクロホンなどよりなる入力部107、ディスプレイ12A、スピーカなどよりなる出力部108が接続されている。CPU101は、受信部106により受信される制御情報と入力部107から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU101は、処理の結果を出力部108に出力する。
入出力インタフェース105に接続されている記録部109は、例えばハードディスクからなり、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部110は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部110を介してプログラムを取得し、記録部109に記憶してもよい。
入出力インタフェース105に接続されているドライブ111は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア121が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部109に転送され、記憶される。
次に、図7を参照して、マウス11が移動情報を送信する送信処理を説明する。
ステップS11において、発光部34は、対象物に対して光を発光し、ステップS12に進む。ステップS12において、受光部35は、対象物により反射された光を受光して光電変換を行い、その結果得られる電気信号を入力信号として、制御部51の移動情報生成部72に供給する。
ステップS12の処理後は、ステップS13に進み、移動情報生成部72は、ステップS12で供給される入力信号に基づいて、移動情報を生成し、上下反転部73に供給して、ステップS14に進む。
ステップS14において、モード判定部71は、センサ40から供給される検出信号に基づいて、動作モードが通常モードであるかどうかを判定し、動作モードを上下反転部73に供給する。ステップS12において、動作モードが通常モードであると判定された場合、ステップS15に進み、上下反転部73は、ステップS13で供給される移動情報をそのまま供給部75を介して送信部53に供給し、ステップS17に進む。
また、ステップS14において、動作モードが通常モードではない、即ち動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、ステップS15に進む。ステップS15において、上下反転部73は、移動情報が表す移動方向の上下方向を反転させ、供給部75を介して送信部53に供給し、ステップS17に進む。
ステップS17において、送信部53は、供給部75からの移動情報をPC12に送信し、処理を終了する。
図8は、図4の制御部51が所定のプログラムを実行することにより実現する機能の第2の構成例を示すブロック図である。
図8のマウス11は、モード判定部71、移動情報生成部72、および操作情報生成部74を備える点で、前述の図5のマウス11と共通するが、上下反転部73と供給部75の代わりに、供給部201が新たに設けられている点で、図5のマウス11と異なっている。
即ち、図8のマウス11では、モード判定部71により判定された動作モードが、供給部201に供給される。供給部201は、移動情報生成部72からの移動情報、操作情報生成部からの操作情報のほかに、動作モードを制御情報として、送信部53に供給する。即ち、図8のマウス11では、動作モードがひっくり返しモードである場合においても、移動情報生成部72からの移動情報が、そのまま制御情報として送信部53に供給され、PC12に送信される。
この場合に、図6のPC12のCPU101が所定のプログラムを実行することにより実現する機能の構成例のブロック図を図9に示す。
図9のPC12は、受信部220、モード判定部221、上下反転部222、および処理部223から構成される。
受信部220には、図6の受信部106により受信される、マウス11から送信されてくる制御情報が供給される。受信部220は、制御情報のうち、動作モードをモード判定部221に供給し、移動情報を上下反転部222に供給する。また、受信部220は、制御情報のうち、操作情報を処理部223に供給する。
モード判定部221は、受信部220から供給される動作モードに基づいて、マウス11の動作モードを判定し、その判定結果を上下反転部222と処理部223に供給する。
上下反転部222は、モード判定部221からの判定結果に応じて、受信部220からの移動情報が表す移動方向の上下方向を反転させる。具体的には、モード判定部221から通常モードを表す判定結果が供給される場合、上下反転部222は、移動情報をそのまま処理部223に出力し、ひっくり返しモードを表す判定結果が供給される場合、移動情報が表す移動方向の上下方向を反転させて処理部223に出力する。
処理部223は、受信部220からの操作情報、モード判定部221からの判定結果、または上下判定部222からの移動情報に基づいて、各種の処理を行う。例えば、処理部223は、判定結果と移動情報に基づいて、カーソル13が予め設定されたカーソル13の速度と加速度で移動するように、カーソル13をディスプレイ12Aに表示させる。なお、カーソル13の速度や加速度は、ユーザにより、動作モードごとに予め設定されるものとする。
また、モード判定部221からひっくり返しモードを表す判定結果が供給される場合、処理部223は、その判定結果と移動情報に基づいて、移動情報が表す上下方向の移動量に対するカーソル13の移動量の割合に比べて、左右方向の移動量に対するカーソル13の移動量の割合が大きくなるように、ディスプレイ12Aにカーソル13を移動させる。
即ち、ユーザが指を穴部33(図3)に置き、その指を移動させることによりカーソル13を移動させる場合、指の幅(左右方向の長さ)は、指の長さ(上下方向の長さ)に比べて狭いため、指の1回の移動により検出可能な左右方向の移動量の最大値は、上下方向の移動量の最大値に比べて小さい。従って、移動量が表す上下方向の移動量に対するカーソル13の移動量の割合に比べて、左右方向の移動量に対するカーソル13の移動量の割合が大きくなるように、カーソル13が移動されることにより、ユーザは、穴部33に置いた指の移動により、カーソル13を違和感なく移動させることができる。
さらに、動作モードがひっくり返しモードである場合、処理部223は、いわゆる10feet UI(User Interface)を実現し、ディスプレイ12Aに表示されるカーソル13や文字のサイズを大きく表示させる。即ち、動作モードがひっくり返しモードである場合、ユーザは、PC12が配置された机上などから遠い場所から、マウス12を操作する場合が多い。従って、動作モードがひっくり返しモードである場合、処理部223は、カーソル13や文字のサイズを大きく表示し、カーソル13や文字の視認性を向上させる。
次に、図10を参照して、図8のマウス11が移動情報を送信する送信処理について説明する。この送信処理は、例えば、受光部35が入力信号を制御部51に供給したとき、開始される。
ステップS31において、移動情報生成部72は、受光部35からの入力信号に基づいて、移動情報を生成し、供給部201を介して送信部53に供給する。
ステップS31の処理後は、ステップS32に進み、送信部53は、供給部201からの移動情報をPC12に送信して処理を終了する。
次に、図11を参照して、PC12が移動情報を受信する受信処理を説明する。
ステップS51において、受信部106は、図10のステップS32でマウス11から送信されてくる制御情報を受信し、受信部220に供給する。受信部220は、その制御情報のうちの動作モードをモード判定部221に、移動情報を上下反転部222に、操作情報を処理部223にそれぞれ供給する。
ステップS51の処理後は、ステップS52に進み、モード判定部221は、受信部220から供給される動作モードに基づいて、動作モードが通常モードであるかどうかを判定し、その判定結果を上下反転部222と処理部223に供給する。
ステップS52において、動作モードが通常モードであると判定された場合、ステップS53に進み、上下反転部222は、受信部220から供給される移動情報をそのまま処理部223に出力し、ステップS55に進む。
一方、ステップS52において、動作モードが通常モードではない、即ち動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、ステップS54に進み、上下反転部222は、移動情報が表す移動方向の上下方向を反転させ、移動情報を処理部223に出力して、ステップS55に進む。
ステップS55において、処理部53は、判定結果、移動情報、または操作情報に基づいて、ディスプレイ12Aに表示されるカーソル13を移動させ、処理を終了する。
図12は、マウス11の他の外観構成例の背面21Bから見た斜視図を示している。
図12のマウス11は、図2や図3の構成要素をすべて備える点で、前述の図2や図3のマウス11と共通するが、12個の操作ボタン301が新たに設けられている点で、図2や図3のマウス11と異なっている。
即ち、図12のマウス11では、凹部36の、動作モードが通常モードである場合にスライド板31が配置される領域に、12個の操作ボタン301がマトリックス状に配置されている。
各操作ボタン301には、予め文字(例えば、あ行、か行、さ行など)や数字が割り当てられている。ユーザは、所望の文字に対応する操作ボタン301を複数回押下することにより、文字や数字を入力する。例えば、ユーザは「い」を入力する場合、「い」の行である「あ行」が割り当てられた操作ボタン301を、「あ行」の中の「い」の順番である2回押下する。
操作ボタン301は、ユーザからの押下の操作を表す操作信号を制御部51に供給する。その結果、PC12には、操作信号に対応する操作情報が、制御情報として送信され、PC12は、操作情報に基づいて、例えば、ユーザにより入力された文字をディスプレイ12Aに表示させたり、ユーザにより入力された数字のチャンネルの番組を図示せぬチューナから取得して表示させる。
以上のように、図12のマウス11には、本体21の背面部21Bに操作ボタン301が設けられるので、動作モードがひっくり返しモードである場合に、ユーザは操作ボタン301を操作し、文字や数字を入力することができる。これにより、ユーザは、WEB(World Wide Web)ブラウザなどに必要な操作(例えば、ポインティング、スクロール、文字入力など)、放送番組の選局などを、マウス11を操作することにより行うことができる。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、操作ボタン301は、プリセンス可能なボタンであってもよい。この場合、PC12は、ディスプレイ12Aの表示領域を12個に分割し、分割された各領域を、各操作ボタン301に対応させる。例えば、PC12は、各領域に、各種の処理を割り当て、その処理の内容を領域に表示させる。
操作ボタン301は、ユーザの操作である指の動き(例えば、移動、押下など)を感知して、その操作を表す操作信号を操作情報生成部74に供給する。その結果、操作信号に対応する操作情報が、PC12に送信される。PC12は、操作ボタン301への指の移動を表す操作情報に基づいて、ディスプレイ12Aの、その操作ボタン301に対応する領域にカーソル13を移動させる。また、PC12は、操作ボタン301の押下を表す操作情報に基づいて、カーソル13が配置されている領域に対応する処理を行う。
以上のように、操作ボタン301がプリセンス可能なボタンである場合、ユーザは、操作ボタン301を見ずに、ディスプレイ12Aを見ながら操作ボタン301の操作を行うことができる。これにより、遠方にあるディスプレイ12Aと、手元にある操作ボタン301とを交互に見ること、即ち奥行きの視差により生じるユーザの使い難さを解消することができる。
なお、発光部34の光が本体21内で反射され、操作ボタン301に照射されることにより、操作ボタン301が点灯するようにしてもよい。
図13と図14は、マウス11のさらに他の外観構成例を示している。
なお、図13は、マウス11を前面側から見た斜視図であり、図14は、マウス11を背面側から見た斜視図である。
図13と図14のマウス11は、図2や図3の構成要素をすべて備える点で、前述の図2や図3のマウス11と共通するが、溝部401とホイール402が新たに設けられている点で、図2や図3のマウス11と異なっている。
即ち、図13と図14のマウス11には、ボタン22と23の間に、本体21の上面21Aから背面21Bに続く溝部401が設けられている。また、その溝部401の中央には、左右方向に設けられた軸(図示せず)を中心として、ホイール402が回転可能に設けられている。
なお、ホイール402は、マウス11の前面部21Aから突出し、かつ背面部21Bから突出しない(窪む)ように配置されている。これにより、ユーザがマウス11の背面部21Bを机上に置き、前面部21Aを前面に向けて操作する場合に、机によってホイール402が回転されることを防止することができる。
ユーザは、ホイール402を回転させることにより、ディスプレイ12Aの画面をスクロールする。具体的には、ホイール402は、自分自身の回転方向と回転量を検出し、制御部51に供給する。動作モードが通常モードである場合、図5の上下反転部73または図9の上下反転部222は、ホイール402により検出された回転方向と回転量を、そのまま回転情報として出力し、動作モードがひっくり返しモードである場合、ホイール402により検出された回転方向を反転させ、その回転方向と回転量を回転情報として出力する。その結果、ディスプレイ12Aの画面がスクロールされる。
なお、上述した説明では、センサ40から供給されるスライド板13が下側へ移動しているかどうかを表す検出信号に基づいて、動作モードが判定されたが、動作モードの判定方法はこれに限定されない。
例えば、マウス11に動作モードを切り替えるためのスイッチが設けられ、ユーザのスイッチの操作に基づいて、動作モードが判定されるようにしてもよい。また、マウス11に傾斜スイッチが設けられ、その傾斜スイッチのオンまたはオフに基づいて、動作モードが判定されるようにしてもよい。
さらに、マウス11は有線で制御情報を送信するようにしてもよい。マウス11により制御情報が送信される装置は、PC12に限定されず、テレビジョン受像機などであってもよい。
また、動作モードがひっくり返しモードである場合、スライド板31を介して光が受光されるので、動作モードが通常モードである場合とレンズの焦点距離が異なる。従って、動作モードに応じて、図3の穴部33に設けられるレンズ(図示せず)を、対象物により反射された光が受光部35で合焦するように移動させるようにしてもよい。
さらに、動作モードがひっくり返しモードである場合、動作モードが通常モードである場合に比べて、発光部34が発光する光の光量を低減するようにしてもよい。これにより、マウス11の背面部21Bを前面側にした向きで使用した場合における、発光部34により発光される光の眩しさを低減することができる。
また、所定の時間内に、入力信号、検出信号、および操作信号が供給されない場合、制御部51は、動作モードをスリープモードに設定し、マウス11の消費電力を削減するようにしてもよい。
さらに、マウス11にマイクロホンとスピーカを設けるようにしてもよい。この場合、送信部53は、例えば、Bluetooth(登録商標)などの電波を用いた無線通信により、制御情報の送信だけでなく、音声データの送受信も行う。その結果、例えば、ユーザは、マウス11を用いて、SkypeなどのIP(Internet Protocol)電話を行うことができる。
また、マウス11は、マイクロホンから入力される音声の音声認識処理を行うようにしてもよい。これにより、ユーザは、音声によりPC12を制御することができる。
さらに、上述した説明では、動作モードがひっくり返しモードである場合、移動方向の上下方向を反転させたが、左右方向を反転させるようにしてもよい。
以上のように、マウス11のモード判定部71は、マウス11の動作モードがマウス11の前面部21Aを前面側にした向きで使用する通常モードであるか、またはその向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、動作モードがひっくり返しモードであると判定した場合、上下反転部73が、移動情報が表す移動方向の上下方向を反転させて、移動情報を出力するので、マウス11を前面部21Aを前面側にした向きに対してひっくり返した向き(背面部21Bを前面側にした向き)で使用することができる。その結果、ユーザは、マウス11を平面上に置かずに使用することができ、これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、PC12の受信部106は、マウス11から、動作モードと移動情報を受信し、モード判定部221が、動作モードが、マウス11の前面部21Aを前面側にした向きで使用する通常モードであるか、またはその向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、動作モードがひっくり返しモードであると判定した場合、上下反転部222が、移動情報が表す移動方向の上下方向を反転させて、移動情報を出力し、処理部223が、移動情報に基づいて、カーソルを表示させるので、マウス11を背面部21Bを前面側にした向きで使用することができる。その結果、ユーザは、マウス11を平面上に置かずに使用することができ、これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用したパーソナルコンピュータシステムの一実施の形態の外観構成例を示す図である。 図1のマウスの背面側から見た斜視図である。 図1のマウスの背面側から見た斜視図である。 マウスのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4の制御部が所定のプログラムを実行することにより実現する機能の第1の構成例を示すブロック図である。 図1のPCのハードウェア構成例を示すブロック図である。 マウスが移動情報を送信する送信処理を説明するフローチャートである。 図4の制御部が所定のプログラムを実行することにより実現する機能の第2の構成例を示すブロック図である。 図6のCPUが所定のプログラムを実行することにより実現する機能の構成例のブロック図である。 図8のマウス11が移動情報を送信する送信処理を説明するフローチャートである。 PCが移動情報を受信する受信処理を説明するフローチャートである。 マウスの他の外観構成例の背面側から見た斜視図である。 マウス11のさらに他の外観構成例の前面側から見た斜視図である。 図13のマウス11の背面側から見た斜視図である。
符号の説明
11 リモートコントローラ, 12 PC, 13 カーソル, 22,23 ボタン, 34 発光部, 35 受光部, 40 センサ, 51 制御部, 52 記憶部, 53 送信部, 71 モード判定部, 72 移動情報生成部, 73 上下反転部, 74 操作情報生成部, 75 供給部, 101 CPU, 102 ROM, 103 RAM, 106 受信部, 109 記憶部, 121 リムーバブルメディア, 201 供給部, 220 受信部, 221 モード判定部, 222 上下反転部, 223 処理部, 301 操作ボタン

Claims (8)

  1. 自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する情報処理装置において、
    前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定する判定手段と、
    光を対象物に発光する発光手段と、
    前記対象物により反射された前記光を受光する受光手段と、
    前記受光手段により受光された光に基づいて、前記移動情報を生成する生成手段と、
    前記判定手段により、前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力する反転手段と、
    前記反転手段により出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信する送信手段と
    を備える情報処理装置。
  2. ユーザからの文字の入力を受け付ける受付手段
    をさらに備え、
    前記送信手段は、前記受付手段により入力が受け付けられた文字を表す文字情報も、前記表示制御装置に送信する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、
    光を対象物に発光し、
    前記対象物により反射された前記光を受光し、
    その受光された光に基づいて、前記移動情報を生成し、
    前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、
    その出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信する
    ステップを含む情報処理方法。
  4. 自分自身の移動方向と移動量を表す移動情報を、前記移動情報に基づいてカーソルを表示させる表示制御装置に送信する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記情報処理装置の動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、
    光を対象物に発光し、
    前記対象物により反射された前記光を受光し、
    その受光された光に基づいて、前記移動情報を生成し、
    前記動作モードが前記通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードが前記ひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す前記移動方向の、前記通常モード時に前記カーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、
    その出力された移動情報を、前記表示制御装置に送信する
    ステップを含むプログラム。
  5. 情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力する反転手段と、
    前記反転手段により出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させる表示制御手段と
    を備える表示制御装置。
  6. 前記表示制御手段は、さらに、前記動作モードに応じて、前記カーソルの大きさを変更する
    請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信し、
    その受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、
    前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、
    その出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させる
    ステップを含む表示制御方法。
  8. 情報処理装置から、前記情報処理装置の動作モード、並びに前記情報処理装置の移動方向と移動量を表す移動情報を受信し、
    その受信された動作モードが、前記情報処理装置を所定の向きで使用する通常モードであるか、または前記情報処理装置を前記所定の向きに対してひっくり返した向きで使用するひっくり返しモードであるかを判定し、
    前記動作モードが通常モードであると判定された場合、前記移動情報をそのまま出力し、前記動作モードがひっくり返しモードであると判定された場合、前記移動情報が表す移動方向の、前記通常モード時にカーソルを上下に移動させる方向を反転させて、前記移動情報を出力し、
    その出力された移動情報に基づいて、前記カーソルを表示させる
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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