JPH09320927A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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JPH09320927A
JPH09320927A JP8131776A JP13177696A JPH09320927A JP H09320927 A JPH09320927 A JP H09320927A JP 8131776 A JP8131776 A JP 8131776A JP 13177696 A JP13177696 A JP 13177696A JP H09320927 A JPH09320927 A JP H09320927A
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JP
Japan
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temperature
gantry
substrate
substrate stage
interferometer
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JP8131776A
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English (en)
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Naohiko Iwata
直彦 岩田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70866Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測距系やアライメント系の測定精度を向上さ
せる。 【解決手段】 投影光学系(PL)を支持する架台(1
10)及び隔壁(110C)で囲まれ、測距系(11
8)やアライメント系(120)が収納されるステージ
空間(112)内への外部からの熱伝達経路中に断熱材
(140)を介装し、あるいは架台(110)に温調装
置(150)を設けることにより、ステージ空間(11
2)への伝熱を遮断し、ステージ空間(112)内の温
度変化や温度むらの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスク上のパター
ンの像を感光基板上に投影露光する露光装置に係り、特
に高精度の温度安定性を必要とする露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や液晶表示素子などをリソグ
ラフィ工程で製造する際に、フォトマスクまたはレチク
ル(以下、レチクルと称する。)のパターンの像を投影
光学系を介して感光基板上に露光する投影露光装置が使
用されている。かかる投影露光装置は、感光基板を保持
して二次元移動させる基板ステージを備えており、その
基板ステージの上方に投影光学系が架台により支持され
ている。基板ステージの位置は、レーザ干渉計などの測
距系により正確に測定されており、アライメント系によ
り測定されたアライメントマークに基づいて基板ステー
ジを高精度に駆動することにより、レチクルのパターン
の像を投影光学系を介して感光基板上に高精度に重ね合
わせ露光している。
【0003】ところで、基板ステージの位置を測定する
測距光学系やレチクルと感光基板との位置合わせをする
アライメント光学系などのユニットは非常に高感度であ
るため、その光路中の空気のゆらぎなどの影響を受けや
すい。従って、高精度な測定を行うためには、測距系や
アライメント系など、高精度な温度安定性が要求される
光学ユニットの周囲環境の温度を一定に保持する必要が
ある。
【0004】そこで、従来の装置では、電気基板、光源
ボックスやコントロールボックスなど発熱源となるもの
は、装置外部に配置したり、装置本体から浮かして設置
したり、あるいはその発熱源に局所的な排熱機構を設け
たりして、発熱源からの発熱が測距系やアライメント系
に与える影響を最小限に抑えるようにしていた。また、
温度むらによる空気のゆらぎを抑えるために、露光装置
全体を高精度の温調が可能な恒温チャンバ内に設置し
て、露光装置の周囲環境の温度が一定に保持されるよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発熱源
となる電気基板、電源ボックスやコントロールボックス
などの中には、ノイズ低減のためにセンサ近傍に配置せ
ねばならないものや、レーザ干渉計のレーザヘッドのよ
うに計測対象に対する相対位置がずれないように装置本
体に装着せねばならないものもある。従って、全ての発
熱源を装置外部に設置したり、装置から浮かして設置す
ることはできない。
【0006】また、従来の装置のように、発熱源となる
ユニットに局所的排熱機構を設けても、発熱源からの熱
により熱源付近の部品や空気が暖まってしまうため、精
密温調が必要なユニットやその付近の周囲空気に温度変
化や温度むらが生じてしまい、空気のゆらぎのために、
測距系やアライメント系による測定結果に悪影響を与え
ていた。
【0007】本発明は、従来の装置が有する上記問題点
に鑑みてなされたものであり、精密温調が必要なユニッ
トへの熱量流入を遮断して、ユニット自体の温度変化や
その周囲空気の温度むらの発生を防止し、高精度の測距
やアライメントを行うことができる投影露光装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、マスク(R)上のパ
ターンの像を感光基板(W)上に投影する投影光学系
(PL)と、その感光基板(W)を保持して移動可能な
基板ステージ(114)と、その基板ステージ(11
4)の位置を測定するための干渉計(118)とを備え
た投影露光装置(110)に断熱材(140)を設けて
いる。この断熱材(140)は、投影光学系(PL)を
支持する架台(110)に設けられ、その架台(11
0)と隔壁(110C)とで囲まれた基板ステージ(1
14)及び干渉計(118)のビーム光路を含む空間
(112)への外部からの熱の伝達経路を遮断するもの
である。この断熱材(140)は、架台(110)に設
けられる熱源(130)との間に介挿してもよい。その
場合の熱源(130)としては、干渉計の光源と、基板
ステージの移動を制御するための電気基板との少なくと
も一方であることが好ましい。また、断熱材(140)
は、前記空間(112)と接する架台表面のほぼ全面に
設けてもよい。さらに、架台(110)に温度制御され
た流体を供給して架台の温度との少なくとも一方の温度
を調整する温度調整手段(150)を設けてもよい。
【0009】また本発明の第2の観点によれば、マスク
(R)上のパターンの像を感光基板(W)上に投影する
投影光学系(PL)と、その感光基板(W)を保持して
移動可能な基板ステージ(114)と、その基板ステー
ジ(114)の位置を測定するための干渉計(118)
とを備えた投影露光装置(110)にマスク(R)を支
持する支持機構(RST)の少なくとも一部の温度と、
投影光学系(PL)を支持するとともに干渉計の光源
(118)と基板ステージ(114)の移動を制御する
ための電気基板(130)との少なくとも一方が設置さ
れる架台(110)の温度との少なくとも一方の温度を
調整する温度調整手段(150)を設けている。そし
て、この温度調整手段(150)は、架台と隔壁とで囲
まれた基板ステージ(114)及び干渉計(118)の
ビーム光路を含む空間(112)と接する架台表面の温
度をほぼ一定に維持するものであることが好ましい。ま
た、この温度調整手段(150)は、架台(110)に
温度制御された流体を供給するように構成することがで
きる。
【0010】さらに本発明の第3の観点によれば、マス
ク(R)上のパターンの像を感光基板(W)上に投影す
る投影光学系(PL)と、その感光基板(W)を保持し
て移動可能な基板ステージ(114)と、その基板ステ
ージ(114)の位置を測定するための干渉計(11
8)とを備えた投影露光装置(110)において、投影
光学系(PL)を支持する架台(110)と隔壁(11
0C)とで囲まれた基板ステージ(114)及び干渉計
(118)のビーム光路を含む空間(112)への外部
からの熱の伝達経路中に、温度制御された流体を供給す
る温度調整手段(150)を設けている。
【0011】また、本発明は、マスク(R)と感光基板
(W)とを位置合わせするアライメント系(120)を
備え、そのアライメント系(120)の光源と制御用基
板(130)との少なくとも一方が架台に設置された投
影露光装置にも適用することができる。さらに、本発明
にかかる投影露光装置(110)には、架台(110)
と隔壁(110C)とで囲まれた基板ステージ(11
4)及び干渉計(118)のビーム光路を含む空間(1
12)内に温度制御された気体を供給する気体供給手段
(116)をさらに設けてもよい。
【0012】さらにまた、本発明にかかる投影露光装置
(110)を、空調手段(104)により温度制御され
た気体が循環するチャンバ(102)内に収納し、その
チャンバ(102)内の温度と架台(110)と隔壁
(110C)とで囲まれた基板ステージ(114)及び
干渉計(118)のビーム光路を含む空間(112)内
の温度とを独立に制御してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照しながら
本発明を投影露光装置に適用した実施の一形態について
詳細に説明する。図1には、本発明にかかる投影露光装
置100の実施の一形態の概略構成が示されている。図
示のように、本投影露光装置100は、クリーンチャン
バ102内に収納される。クリーンチャンバ102内の
天井部には、空調機104A及びフィルタユニット10
4Bなどから成る空調システム104が設置されてい
る。空調機104Aは、例えば給気ファン及び温調器
(不図示)を備えており、所定の温度、例えば23℃〜
25℃に温調された空気を供給するものである。また、
フィルタユニット104Bは、例えばケミカルフィルタ
及びHEPAフィルタ(不図示)を備えており、空調機
104Aにより所定の温度に温調された空気中から有機
物及び塵埃などを除去し、所定の温度/清浄度のクリー
ンエアをダウンフローの層流としてクリーンチャンバ1
02内に供給するものである。クリーンチャンバ102
内に供給されたクリーンエアは床面に多数形成された排
気孔(不図示)より排気される。このように、クリーン
チャンバ102内では、所定の温度に温調されたクリー
ンエアが循環している。
【0014】クリーンチャンバ102の床面には基台1
08が設置され、その基台108上に、投影露光装置1
00の本体が設置されている。投影露光装置100は、
基台108上に固定される架台110を備えており、こ
の架台110に投影光学系PL及びレチクルステージ
(不図示)などが固定される。なお、図示の例では、装
置構成の理解を容易にするために、レチクルステージを
支持する上部架台は省略して、レチクルRのみを示して
いる。架台110は、図2に示すような略矩形の天板1
10Aとその天板110Aを四隅にて支持するコラム1
10Bを備えている。さらに、コラム110B間には隔
壁110Cが形成されている。そして、天板110A、
コラム110B及び隔壁110Cによって囲まれる空間
(以下、ステージ空間と称する。)112内に基板ステ
ージ114が設置される。
【0015】本露光装置100は、基板ステージ114
が設置されるステージ空間112を所定の温度及び清浄
度に保持するための局所空調システム116を備えてい
る。この局所空調システム116は、クリーンチャンバ
102の外部に設置されて給気ファンや温調器(不図
示)などを備える局所空調機116Aと、ステージ空間
112を囲む一方の隔壁110Cに設置されてケミカル
フィルタやHEPAフィルタなどを備える局所フィルタ
ユニット116Bとから主に構成されている。また、局
所フィルタユニット116Bが設置される隔壁110C
に対向する側の隔壁110C’には不図示の排気孔が設
けられている。局所空調機116Aは、高い温調精度を
有するものであり、ステージ空間112内の温度を所定
の温度、例えば20℃〜23℃に保持することができ
る。局所空調機116Aから供給される温調された空気
は、局所フィルタユニット116Bによって有機物及び
塵埃を除去され、所定の温度/清浄度を有するクリーン
エアの層流としてステージ空間112を流れ、対向面の
排気孔から排気される。このように、ステージ空間11
2内には、クリーンチャンバ102とは異なる空調系に
より、所定の温度に温調されたクリーンエアが循環して
いる。
【0016】なお、ステージ空間112はクリーンチャ
ンバ102とは隔離された閉鎖空間である必要ない。ク
リーンチャンバ102の空調システム104とは別系統
の局所空調システム116により、ステージ空間112
内の温度をクリーンチャンバ102内の温度とは独立に
制御することができればよく、開放空間であっても構わ
ない。後述するように、ステージ空間112内には、レ
ーザヘッド130Bなどの発熱源が配置されるととも
に、熱量流入により悪影響を受けやすい測距系118や
アライメント系120が配置されている。しかし、本実
施の形態にかかる構成によれば、ステージ空間112内
を高精度に恒温状態に保持することができるので、測距
系118やアライメント系120の測定精度を向上させ
ることができる。なお、ステージ空間112内には、オ
ートフォーカス機構(不図示)なども設置されており、
本実施の形態によれば、かかるオートフォーカス機構の
精度も向上させることができる。
【0017】上記ステージ空間112内に設置される基
板ステージ114は、Xステージ114A及びYステー
ジ114Bとを備えている。そして、ウェハなどの感光
基板Wは、この基板ステージ114上に微少回転可能に
保持され、Xステージ114A及びYステージ114B
を不図示の駆動機構により駆動することにより、所望の
位置に高精度に位置合わせすることが可能である。また
基板ステージ114上には、所定形状、例えば十字状の
アライメントマークが付された基準板FMが設置されて
おり、投影光学系PLの外筒に設置されているアライメ
ント顕微鏡120Aによりアライメントマークを観測す
ることにより、基板ステージ114に保持されたウェハ
Wの位置合わせを行うことができる。なお、図示の例で
は、アライメント系120のうち、アライメント顕微鏡
120Aのみを示し、他の光学系は省略している。な
お、本発明が適用可能なアライメント系は、アライメン
ト顕微鏡を用いたオフアクシス方式のものに限定され
ず、各種アライメント系に適用することができる。
【0018】基板ステージ114の位置を高精度に測定
するために、レーザ干渉計118Aなどの測距系118
が設けられている。各ステージの端部には移動鏡118
Cが設置されており、レーザ干渉計118Aはレーザヘ
ッド130Bから各ステージ上に設置された移動鏡11
8Cにレーザ光を照射し、その反射光を不図示の受光素
子により受光して基板ステージ114の正確な位置座標
を測定する。なお、図示の例では、基板ステージ114
のX座標を測定するためのレーザ干渉計118Aのみを
示し、基板ステージ114のY座標及び回転を計測する
ためのレーザ干渉計は省略している。
【0019】レーザ干渉計118Aは、投影レンズに設
置した固定鏡に対する基板ステージ114の相対位置を
測定するものであるため、ステージ空間112内におい
て基板ステージ114と同じ基台108上に設置する必
要がある。しかし、レーザ干渉計118A、特にそのレ
ーザヘッド130Bは、高エネルギーのレーザ光を出射
するため、発熱源となり、架台の温度を上昇させ、その
結果、熱源付近の部品や空気を暖め、例えば、レーザ干
渉計118Aのビーム光路に空気のゆらぎを生じさせる
など、測距系118やアライメント系120に悪影響を
与えるおそれがある。この点、本実施の形態によれば、
局所空調システム116により高精度に温調されたクリ
ーンエアをステージ空間112内に循環させることによ
り、ステージ空間112内に存在する発熱源に起因する
悪影響を最小限に抑えることができる。なお、温度変化
に鋭敏な測距系118やアライメント系120は、レー
ザヘッド130Bなどの発熱源よりも、局所空調システ
ム116からのクリーンエアの気流方向の上流側に設置
することが好ましい。
【0020】図2には、架台110の天板110Aの平
面図が示されている。図示のように、天板110Aのほ
ぼ中央には投影光学系PLが設置される。この投影光学
系PLは、不図示の照明光学系から露光光(例えば、i
線やg線)で照明されたレチクルRのパターン像を、ス
テージ空間120内のステージ114に載置されたウェ
ハW上に縮小投影するためのものである。レチクルRは
レチクルステージRST上に載置されており、レチクル
ステージRSTは、架台110上に設けられた架台20
0上に載置されている。さらに天板110A上には、レ
ンズ制御や基板ステージの移動制御を行う制御ボックス
130Aなどの各種コントローラ類、レーザヘッド13
0Bなどの光源類、基板130Cなどの電気基板類、大
気圧センサ130Dなどのセンサ類などが設置されてい
る。これらの装置類130は、ノイズ対策などの理由か
ら接続される装置の近傍に置かねばならいないものであ
り、設置スペースの関係から天板110A上に集約され
て設置されている。しかし、これらの装置類130は駆
動時に熱を発生し、発熱源となるものである。従来の装
置では、これらの発熱源からの熱量は架台110中を伝
熱し、ステージ空間120内の空気を暖め、ステージ空
間120内に設置される測距系118やアライメント系
120の測定精度に悪影響を与えていた。そこで、本実
施の形態にかかる装置では、天板110Aに設置された
発熱源130からの熱がステージ空間120に伝熱しな
いように、各種熱対策が施されている。
【0021】第1の熱対策は、ステージ空間への外部か
らの熱の伝達経路を遮断する断熱材140を備えたこと
である。この断熱材140は、図2に140A〜140
Dで示すように、天板110Aと発熱源となる装置類1
30との間に介装することができる。これにより、発熱
源となる装置類130で発生する熱が天板110Aに直
接伝達する伝熱経路を遮断することができる。なお、図
示の例では、各装置類130が設置される場所のみに断
熱材を配しているが、天板110Aのほぼ全面を覆うよ
うに断熱材を配してもよい。また、天板110A以外の
架台部分に設置される発熱源に対しても、その発熱源と
架台部分との間に断熱材を介装することができることは
言うまでもない。さらに、断熱材140は、図1に14
0Eで示すように、ステージ空間120に接する架台1
10の表面部分に配してもよい。これにより、ステージ
空間120が架台110中を伝熱してきた熱から遮断さ
れ、ステージ空間120内の温度を高精度に安定させる
ことができる。なお、架台に配される断熱材として、例
えば、ポリカーボネイトを使用することができる。
【0022】第2の熱対策は、架台110自体に架台1
10の温度を調整する温調装置150を設けることであ
る。図1及び図2には温調装置150の一例が示されて
いる。この温調装置150は、熱媒源150Aを備え、
この熱媒源150Aにおいて高精度に温調された不活性
液体(例えば、フッ素系不活性液体)などの熱媒は、送
り管路150Bを介して、架台110に設けられた流入
継手150Cに送られる。架台110の天板110A内
には熱媒循環管路150Dが形成されており、熱媒がこ
の熱媒循環管路150Dを流通する際に架台110の温
度を高精度に温調する。そして、熱媒は流出継手150
Eから架台110外部に流出し、戻り管路150Fを介
して、熱媒源150Aに戻された後、再び温調されて架
台110に送られる。このように、温調装置150によ
り架台110自体の温度を調整することにより、架台1
10に囲まれたステージ空間120の温度を安定させる
ことが可能である。
【0023】なお図2に示す例では、直線状の2本の熱
媒循環管路150Dを投影光学系PLを紙面上下に挟む
ように配置し、紙面右方向から左方向に熱媒を流す構成
を示しているが、本発明はかかる例に限定されない。例
えば図3及び図4に示すように、架台160にU字状の
管路162B、164Bを配し、架台160の同じ側に
配された流入継手と流出継手162A、162C及び1
64A、164Bを介して熱媒を循環させるように構成
してもよい。このように、架台には任意の本数の任意の
形状の管路を配することが可能であり、特に、発熱源と
なる装置が設置される部分に密に熱媒循環管路を配する
ことにより、より効果的に架台の温度変化を防止するこ
とが可能となる。
【0024】また上記例では、いずれも架台の内部に熱
媒循環管路を配していたが、図5に示すように、ジャケ
ット172で覆い、そのジャケット172内に流入継手
174A及び流出継手174Bを介して熱媒を循環させ
る構成を採用することも可能である。かかる構成によれ
ば、架台の内部に熱媒循環管路を形成することが困難な
場合であっても、架台の温度を調整し、ステージ空間1
20に対する熱の流入を防止することができる。
【0025】また図1及び図2に示す実施の形態では、
断熱材140と温調装置150との両方を架台110に
設けたが、必ずしも両方の熱対策を行う必要はなく、い
ずれか一方の熱対策のみを架台に施してもよい。さら
に、上記実施の形態では、投影光学系PLを支持する下
部の架台に対する熱対策のみを示したが、必要な場合に
は、レチクルステージを支持する上部の架台に対しても
上記熱対策を施すことも可能である。
【0026】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明はかかる例に限定されない。特許請
求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において、当
業者であれば、さまざまな変更及び修正に想到すること
が可能であり、それらについても本発明の技術的範囲に
含まれることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
断熱材(140)により発熱源(130)からの熱が架
台(110)に伝導するのを極力抑えるとともに、温度
調整手段(150)により架台(110)自体の温度が
一定に保持されるので、架台(110)と隔壁(110
C)に囲まれる空間(112)内の温度変化や温度むら
の発生が防止され、その空間(112)内に設置される
測距系(118)、アライメント系(120)の測定精
度を向上させることができる。
【0028】さらにまた本発明によれば、投影露光装置
(100)が収納されるチャンバ(102)内の温調を
行う空調手段(104)とは異なる気体供給手段(11
6)により、架台(110)と隔壁(110C)とで囲
まれる空間(112)内の温度が精密温調されるので、
その空間(112)内に設置される測距系(118)、
アライメント系(120)の測定精度を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる投影露光装置の実施の一形態の
概略を示す構成図である。
【図2】図1の投影露光装置の架台の天板の概略を示す
平面図である。
【図3】図1に示す投影露光装置に適用可能な架台の別
の実施の形態を示す略側面図である。
【図4】図3に示す架台の天板の概略を示す平面図であ
る。
【図5】図1に示す投影露光装置に適用可能な架台のさ
らに別の実施の形態を示す略側面図である。
【符号の説明】
100 投影露光装置 102 クリーンチャンバ 104 空調システム 110 架台 114 基板ステージ 116 局所空調システム 118 測距系 120 アライメント系 130 発熱源 140 断熱材 150 温調装置 W ウェハ R レチクル PL 投影光学系

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク上のパターンの像を感光基板上に
    投影する投影光学系と、前記感光基板を保持して移動可
    能な基板ステージと、該基板ステージの位置を測定する
    ための干渉計とを備えた投影露光装置において、 前記投影光学系を支持する架台に設けられ、該架台と隔
    壁とで囲まれた前記基板ステージ及び前記干渉計のビー
    ム光路を含む空間への外部からの熱の伝達経路を遮断す
    る断熱材を備えたことを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記断熱材は、前記架台に設けられる熱
    源との間に介挿されることを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 前記熱源は、前記干渉計の光源と、前記
    基板ステージの移動を制御するための電気基板との少な
    くとも一方であることを特徴とする請求項2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記断熱材は、前記空間と接する前記架
    台表面のほぼ全面に設けられていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記架台に温度制御された流体を供給し
    て前記架台の温度を調整する温度調整手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 マスク上のパターンの像を感光基板上に
    投影する投影光学系と、前記感光基板を保持して移動可
    能な基板ステージと、該基板ステージの位置を測定する
    ための干渉計とを備えた投影露光装置において、 前記マスクを支持する支持機構の少なくとも一部の温度
    と、前記投影光学系を支持するとともに前記干渉計の光
    源と前記基板ステージの移動を制御するための電気基板
    との少なくとも一方が設置される架台の温度との少なく
    とも一方の温度を調整する温度調整手段を備えたことを
    特徴とする投影露光装置。
  7. 【請求項7】 前記温度調整手段は、前記架台と隔壁と
    で囲まれた前記基板ステージ及び前記干渉計のビーム光
    路を含む空間と接する前記架台表面の温度をほぼ一定に
    維持することを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記温度調整手段は、前記架台に温度制
    御された流体を供給することを特徴とする請求項6又は
    7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 マスク上のパターンの像を感光基板上に
    投影する投影光学系と、前記感光基板を保持して移動可
    能な基板ステージと、該基板ステージの位置を測定する
    ための干渉計とを備えた投影露光装置において、 前記投影光学系を支持する架台と隔壁とで囲まれた前記
    基板ステージ及び前記干渉計のビーム光路を含む空間へ
    の外部からの熱の伝達経路中に、温度制御された流体を
    供給する温度調整手段を備えたことを特徴とする投影露
    光装置。
  10. 【請求項10】 前記マスクと前記感光基板とを位置合
    わせするアライメント系を更に備え、該アライメント系
    の光源と制御用基板との少なくとも一方が前記架台に設
    置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 前記架台と隔壁とで囲まれた前記基板
    ステージ及び前記干渉計のビーム光路を含む空間内に温
    度制御された気体を供給する気体供給手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 前記投影露光装置を収納するチャンバ
    と、該チャンバ内で温度制御された気体を循環させる空
    調手段とを更に備え、前記空間内の温度と前記チャンバ
    内の温度とは独立に制御されることを特徴とする請求項
    11に記載の装置。
JP8131776A 1995-09-12 1996-05-27 投影露光装置 Withdrawn JPH09320927A (ja)

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KR1019960038848A KR100443452B1 (ko) 1995-09-12 1996-09-09 주사형노광장치

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002054460A1 (fr) * 2000-12-27 2002-07-11 Nikon Corporation Dispositif d'exposition
JP2005203754A (ja) * 2003-12-08 2005-07-28 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置及びデバイス製造方法
JP2006261273A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Canon Inc チャンバおよびこれを用いた露光装置
JP2011018826A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Toyota Motor Corp 露光装置

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