JPH09319704A - バス制御装置および情報処理装置 - Google Patents

バス制御装置および情報処理装置

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Publication number
JPH09319704A
JPH09319704A JP9065114A JP6511497A JPH09319704A JP H09319704 A JPH09319704 A JP H09319704A JP 9065114 A JP9065114 A JP 9065114A JP 6511497 A JP6511497 A JP 6511497A JP H09319704 A JPH09319704 A JP H09319704A
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JP
Japan
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signal
bus
access
clock signal
cycle
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Application number
JP9065114A
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English (en)
Inventor
Toru Kakiage
透 書上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9065114A priority Critical patent/JPH09319704A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 外部クロック信号に対する同期待ちのための
無駄なサイクルを発生させない。 【解決手段】 バス制御装置3は、外部クロック信号1
00に同期して動作する外部デバイス21と非同期に動
作する外部デバイス20とが接続されたバス123、1
24へのアクセスを制御する。バス制御装置3は、CP
U2からのアクセス要求が外部デバイス21に対するア
クセスか、外部デバイス20に対するアクセスかを検出
し、外部デバイス21に対するアクセスの場合には、ア
クセス制御信号を外部クロック信号100に同期して生
成して外部デバイス21に供給し、また、外部デバイス
20に対するアクセスの場合には、アクセス制御信号を
内部クロック信号101に同期して生成して外部デバイ
ス20に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部バス使用要求
に対して、高速に外部バスとのインターフェイス制御を
行うバス制御装置および情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の微細化技術や高速回路技術の進
展により、マイクロコントローラやマイクロプロセッサ
などの半導体装置が高性能化している。そのような半導
体装置の高性能化に伴って、半導体装置の動作周波数は
高速化している。そのような半導体装置の中には、数1
00MHzの動作周波数で動作するものも存在する。
【0003】一方、マイクロコントローラやマイクロプ
ロセッサなどの半導体装置を利用したシステム全体の動
作周波数は、たかだか数10MHz程度である。各デバ
イス間の信号遅延、他のデバイスの動作速度、低電力
化、ノイズの発生防止など様々な要因を考慮する必要が
あるからである。このため、マイクロコントローラやマ
イクロプロセッサなどの半導体装置は、PLL(Phase L
ocked Loop)などの周波数シンセサイザを半導体装置の
内部に備え、そのような周波数シンセサイザによって外
部クロック信号の数倍の周波数を有する高速な内部クロ
ック信号を生成し、半導体装置の内部では高速な内部ク
ロック信号を使用するのが一般的である。
【0004】外部バスに接続された1個以上の外部デバ
イスが外部バスにアクセスすることを制御するバス制御
装置が知られている。バス制御装置は、プロセッサから
のアクセス要求に従って、外部デバイスが外部バスにア
クセスすることを制御する。
【0005】外部デバイスは、同期型の外部デバイスと
非同期型の外部デバイスとに分類される。同期型の外部
デバイスは、外部クロック信号に同期して動作する。非
同期型の外部デバイスは、クロック信号入力を必要とせ
ず、クロック信号に非同期に動作する。
【0006】外部デバイスが同期型の外部デバイスであ
る場合には、プロセッサに含まれるバス制御装置がアク
セス制御信号を外部クロック信号に同期して生成し、そ
のアクセス制御信号をその同期型の外部デバイスに供給
することによって、そのプロセッサとその同期型の外部
デバイスとの間のバスインターフェイスが制御されてい
るのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】同一の外部バスに同期
型の外部デバイスと非同期型の外部デバイスの両方が接
続される場合には、アクセス制御信号が非同期型の外部
デバイスをアクセスするために必要とされる条件(例え
ば、アクセス制御信号がハイレベルからローレベルに変
化するタイミングに関する条件)を満たすことを条件と
して、外部クロック信号に同期して生成された共通のア
クセス制御信号を同期型の外部デバイスと非同期型の外
部デバイスの両方に供給することにより、プロセッサと
外部デバイスとの間のバスインターフェイスを制御する
ことが考えられるかもしれない。このようなバスインタ
ーフェイスの制御は、外部クロック信号の周波数と内部
クロック信号の周波数がほぼ等しい場合には、特に問題
とならない。しかし、内部クロック信号の周波数が外部
クロック信号の周波数より高い場合には、このようなバ
スインターフェイスの制御は、非同期型の外部デバイス
へのアクセスの開始が遅延するという問題を引き起こ
す。非同期型の外部デバイスのためのアクセス制御信号
を外部クロック信号に同期して生成するため、外部クロ
ック信号同期待ちの無駄なサイクルが発生するからであ
る。
【0008】以下、図7を参照して、外部クロック信号
に同期して生成された共通のアクセス制御信号を同期型
の外部デバイスと非同期型の外部デバイスの両方に供給
する場合における、非同期型の外部デバイスの動作を説
明する。なお、プロセッサ内部で使用する内部クロック
信号の周波数は、外部クロック信号の周波数の4倍であ
ると仮定する。
【0009】図7において、100は外部クロック信
号、101は内部クロック信号、102はCPUからバ
ス制御装置に出力されるアドレス、103はCPUから
バス制御装置に出力されるリード要求信号、104はC
PUからバス制御装置に出力されるライト要求信号、1
05はCPUとバス制御装置との間で入出力されるデー
タ、116はバス制御装置からCPUに出力されるデー
タ応答信号、120は外部バスサイクル期間であること
を示すチップセレクト信号(以下、NCS信号とい
う)、121は出力イネーブル信号(以下、NOE信号
という)、122はライトイネーブル信号(以下、NW
E信号という)123は外部アドレスバス、124は外
部データバスを示す。
【0010】サイクルi1では、CPUは、バス制御装
置に対してリード動作の要求を行う。リード動作の要求
は、CPUがアドレス102をバス制御装置に出力し、
かつ、CPUがリード要求信号103をアサートするこ
とによってなされる。アサートされたリード要求信号1
03はローレベルである。バス制御装置は、外部クロッ
ク信号100との同期処理を行い、外部クロック信号1
00のサイクルe1から外部バスサイクルを開始する。
【0011】外部バスサイクルの期間中、バス制御装置
は、アドレス102の値を外部アドレスバス123に出
力し、NCS信号とNOE信号とをアサートする。アサ
ートされたNCS信号とNOE信号とはローレベルであ
る。外部バスサイクルは、プロセッサ内部のレジスタに
設定されたサイクル数に応じて自動的に終了する。例え
ば、図7に示される例では、そのサイクル数は1サイク
ルである。
【0012】NOE信号がアサートされている間(サイ
クルi5、i6およびi7)に、外部デバイスから外部
データバス124にデータが読み出される。データは、
サイクルe1の最後(サイクルi7の最後)でプロセッ
サ内部に取り込まれる。
【0013】サイクルi8では、データ応答信号116
がアサートされ、CPUにデータが供給される。これに
より、リード動作が完結する。
【0014】サイクルi10では、CPUは、バス制御
装置に対してライト動作の要求を行う。ライト動作の要
求は、CPUがアドレス102をバス制御装置に出力
し、かつ、CPUがライト要求信号104をアサートす
ることによってなされる。アサートされたライト要求信
号104はローレベルである。バス制御装置は、外部ク
ロック信号100との同期処理を行い、外部クロック信
号100のサイクルe3から外部バスサイクルを開始す
る。
【0015】外部バスサイクルの期間中、バス制御装置
は、アドレス102の値を外部アドレスバス123に出
力し、データ105の値を外部データバス124に出力
し、NCS信号とNWE信号とをアサートする。アサー
トされたNCS信号とNWE信号とはローレベルであ
る。外部バスサイクルは、プロセッサ内部のレジスタに
設定されたサイクル数に応じて自動的に終了する。例え
ば、図7に示される例では、そのサイクル数は1サイク
ルである。
【0016】NWE信号がアサートされている間(サイ
クルi13およびi14)に、外部データバス124の
値が外部デバイスに書き込まれる。
【0017】サイクルi15では、データ応答信号11
6がアサートされる。これにより、ライト動作が完結す
る。
【0018】このように、バス制御装置は、サイクルi
2から外部アクセスを開始することが可能であるにもか
かわらず、2サイクル(サイクルi2およびサイクルi
3)の間、外部クロック信号の同期待ちを行った後、サ
イクルi4からバスサイクルを開始する。バス制御装置
は、外部クロック信号に同期してアクセス制御信号を生
成するからである。
【0019】同様に、バス制御装置は、サイクルi11
から外部アクセスを開始することが可能であるにもかか
わらず、1サイクル(サイクルi11)の間、外部クロ
ック信号の同期待ちを行った後、サイクルi12からバ
スサイクルを開始する。バス制御装置は、外部クロック
信号に同期してアクセス制御信号を生成するからであ
る。
【0020】このように、外部クロック信号の周波数に
対する内部クロック信号の周波数の比が4である場合に
は、最大3サイクルの同期待ちサイクルが発生する。こ
のような同期待ちサイクルの数は、外部クロック信号の
周波数に対する内部クロック信号の周波数の比が大きく
なるにつれて増加する。その比がNである場合には、最
大(N−1)サイクルの同期待ちサイクルが発生する。
【0021】また、図7において、外部デバイスのアク
セス時間が内部クロック信号の3サイクルに等しい場合
には、外部デバイスからのリード動作は、本来、サイク
ルi6で終了すべきである。しかし、外部デバイスから
のリード動作は、実際には、サイクルi7で終了する。
これは、外部デバイスへのアクセスが外部クロック信号
のサイクル単位で行われるからである。同様のことが外
部デバイスへのライト動作についてもあてはまる。
【0022】このように、プロセッサから外部デバイス
に対するアクセスを外部クロックに同期して行う場合に
は、プロセッサ内部で外部アクセスの準備ができている
にもかかわらず、外部クロック信号に対する同期待ちの
ための無駄なサイクルが挿入されてしまう。このこと
は、外部デバイスへのアクセスの開始を遅延させ、プロ
セッサと外部デバイスとを含む情報処理装置全体の性能
を低下させる。
【0023】上述したように、最近の半導体技術の進展
によれば、外部クロック信号の周波数と内部クロック信
号の周波数との差はますます大きくなる傾向にある。従
って、外部デバイスへのアクセスの開始が遅延するとい
う問題が顕在化するおそれがある。
【0024】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、プロセッサの内部で外部バスサイクル開
始可能状態になってから、外部バスサイクルを実際に開
始するまでの外部クロック信号に対する同期待ちの為の
無駄なサイクルが発生しないバス制御装置および情報処
理装置を提供することを目的とする。また、外部デバイ
スのアクセス時間に最適な外部バスサイクル時間が得ら
れるバス制御装置および情報処理装置を提供することを
目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のバス制御装置
は、第1クロック信号に同期して動作する第1デバイス
と該第1クロック信号とは非同期に動作する第2デバイ
スとが接続されたバスへのアクセスを制御するバス制御
装置であって、該第1クロック信号とは異なる第2クロ
ック信号に同期して動作する中央処理装置からアクセス
要求を受け取り、該アクセス要求が該第1デバイスに対
するアクセスを表すか、該第2デバイスに対するアクセ
スを表すかを検出する検出部と、該アクセス要求が該第
1デバイスに対するアクセスを表す場合には、該第1デ
バイスが該バスにアクセスすることを制御する第1アク
セス制御信号を該第1クロック信号に同期して生成し、
該第1アクセス制御信号を該第1デバイスに供給し、該
アクセス要求が該第2デバイスに対するアクセスを表す
場合には、該第2デバイスが該バスにアクセスすること
を制御する第2アクセス制御信号を該第2クロック信号
に同期して生成し、該第2アクセス制御信号を該第2デ
バイスに供給するアクセス制御信号生成部とを備えてお
り、これにより上記目的が達成される。
【0026】前記第2クロック信号の周波数は、前記第
1クロック信号の周波数より高くてもよい。
【0027】前記アクセス要求は、前記第1デバイスお
よび前記第2デバイスにおいてアクセスすべき位置を規
定するアドレスの少なくとも一部を含んでいてもよい。
【0028】前記検出部は、複数の同期クロック情報を
格納する同期クロック情報格納部であって、該複数の同
期クロック情報のそれぞれは複数のアドレス空間のうち
対応するアドレス空間に対するアクセスを前記第1クロ
ック信号に同期して行うか、前記第2クロック信号に同
期にして行うかを決定する、同期クロック情報格納部
と、該複数のアドレス空間のうち1つを識別する識別信
号に従って、該同期クロック情報格納部に格納されてい
る該複数の同期クロック情報のうち1つを選択する選択
部とを備えていてもよい。
【0029】前記アクセス制御信号生成部は、前記検出
部の検出結果に基づいて、前記第1クロック信号および
前記第2クロック信号の一方を選択する選択部と、該選
択部の出力に基づいて、前記第1アクセス制御信号およ
び前記第2アクセス制御信号の一方を生成する生成部と
を備えていてもよい。
【0030】前記バス制御装置は、前記第2クロック信
号に同期してバスサイクルの終了を示すバスサイクル終
了信号を生成し、該バスサイクル終了信号を前記アクセ
ス制御信号生成部に出力するウエイト制御部をさらに備
えていてもよい。
【0031】前記ウエイト制御部は、複数のウエイトサ
イクル情報を格納するウエイトサイクル情報格納部であ
って、該複数のウエイトサイクル情報のそれぞれは複数
のアドレス空間のうち対応するアドレス空間に対するウ
エイトサイクル数を前記第2クロック信号のサイクル単
位で表す、ウエイトサイクル情報格納部と、該複数のア
ドレス空間のうち1つを識別する識別信号に従って、該
ウエイトサイクル情報格納部に格納されている該複数の
ウエイトサイクル情報のうち1つを選択する選択部と、
該選択部の出力に基づいて、該第2クロック信号のサイ
クル単位でバスサイクル数をカウントし、該バスサイク
ル数が所定の値に到達した場合に前記バスサイクル終了
信号を出力するカウンタとを備えていてもよい。
【0032】本発明の情報処理装置は、第1クロック信
号を受け取るプロセッサと、該第1クロック信号に同期
して動作する第1デバイスと、該第1クロック信号とは
非同期に動作する第2デバイスと、該プロセッサと該第
1デバイスと該第2デバイスとを相互に接続するバスと
を備えた情報処理装置であって、該プロセッサは、該第
1クロック信号に基づいて、該第1クロック信号とは異
なる第2クロック信号を生成する周波数シンセサイザ
と、該第2クロック信号に同期して動作する中央処理装
置と、該バスに対するアクセスを制御するバス制御装置
とを含んでおり、該バス制御装置は、該中央処理装置か
らアクセス要求を受け取り、該アクセス要求が該第1デ
バイスに対するアクセスを表すか、該第2デバイスに対
するアクセスを表すかを検出する検出部と、該アクセス
要求が該第1デバイスに対するアクセスを表す場合に
は、該第1デバイスが該バスにアクセスすることを制御
する第1アクセス制御信号を該第1クロック信号に同期
して生成し、該第1アクセス制御信号を該第1デバイス
に供給し、該アクセス要求が該第2デバイスに対するア
クセスを表す場合には、該第2デバイスが該バスにアク
セスすることを制御する第2アクセス制御信号を該第2
クロック信号に同期して生成し、該第2アクセス制御信
号を該第2デバイスに供給するアクセス制御信号生成部
とを含んでおり、これにより上記目的が達成される。
【0033】前記第2クロック信号の周波数は、前記第
1クロック信号の周波数より高くてもよい。
【0034】前記アクセス要求は、前記第1デバイスお
よび前記第2デバイスにおいてアクセスすべき位置を規
定するアドレスの少なくとも一部を含んでいてもよい。
【0035】前記検出部は、複数の同期クロック情報を
格納する同期クロック情報格納部であって、該複数の同
期クロック情報のそれぞれは複数のアドレス空間のうち
対応するアドレス空間に対するアクセスを前記第1クロ
ック信号に同期して行うか、前記第2クロック信号に同
期にして行うかを決定する、同期クロック情報格納部
と、該複数のアドレス空間のうち1つを識別する識別信
号に従って、該同期クロック情報格納部に格納されてい
る該複数の同期クロック情報のうち1つを選択する選択
部とを備えていてもよい。
【0036】前記アクセス制御信号生成部は、前記検出
部の検出結果に基づいて、前記第1クロック信号および
前記第2クロック信号の一方を選択する選択部と、該選
択部の出力に基づいて、前記第1アクセス制御信号およ
び前記第2アクセス制御信号の一方を生成する生成部と
を備えていてもよい。
【0037】前記バス制御装置は、前記第2クロック信
号に同期してバスサイクルの終了を示すバスサイクル終
了信号を生成し、該バスサイクル終了信号を前記アクセ
ス制御信号生成部に出力するウエイト制御部をさらに備
えていてもよい。
【0038】前記ウエイト制御部は、複数のウエイトサ
イクル情報を格納するウエイトサイクル情報格納部であ
って、該複数のウエイトサイクル情報のそれぞれは複数
のアドレス空間のうち対応するアドレス空間に対するウ
エイトサイクル数を前記第2クロック信号のサイクル単
位で表す、ウエイトサイクル情報格納部と、該複数のア
ドレス空間のうち1つを識別する識別信号に従って、該
ウエイトサイクル情報格納部に格納されている該複数の
ウエイトサイクル情報のうち1つを選択する選択部と、
該選択部の出力に基づいて、該第2クロック信号のサイ
クル単位でバスサイクル数をカウントし、該バスサイク
ル数が所定の値に到達した場合に前記バスサイクル終了
信号を出力するカウンタとを備えていてもよい。
【0039】以下、本発明の作用を説明する。
【0040】本発明によれば、アクセス要求が第2デバ
イスに対するアクセスを表す場合には、第2アクセス制
御信号が第2クロック信号に同期して生成される。これ
により、第1クロック信号に対する同期待ちの無駄なサ
イクルが発生しない。
【0041】また、本発明によれば、複数のアドレス空
間のうち1つを識別する識別信号に従って、同期クロッ
ク情報格納部に格納されている複数の同期クロック情報
のうち1つが選択される。これにより、アドレス空間毎
にバスアクセスの際の同期クロック信号を切り替えるこ
とができる。
【0042】また、本発明によれば、第1クロック信号
および第2クロック信号の一方を選択する選択部が設け
られており、選択部の出力に従って、アクセス制御信号
が生成される。これにより、選択部によってクロック信
号を切り替えるだけで、バスアクセスの際の同期クロッ
ク信号を切り替えることができる。
【0043】また、本発明によれば、バスサイクル終了
信号は第2クロック信号に同期して生成される。これに
より、第2クロック信号のサイクル単位でバスサイクル
数を調整することができる。
【0044】また、本発明によれば、複数のアドレス空
間のうち1つを識別する識別信号に従って、ウエイトサ
イクル情報格納部に格納されている複数のウエイトサイ
クル情報のうち1つが選択される。これにより、アドレ
ス空間毎にバスサイクル数を切り替えることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0046】図1は、本発明の実施の形態の情報処理装
置1000の構成を示す。情報処理装置1000は、プ
ロセッサ1と、外部デバイス20と、外部デバイス21
とを含んでいる。プロセッサ1と外部デバイス20と外
部デバイス21とは、外部アドレスバス123と外部デ
ータバス124とに接続されている。
【0047】外部デバイス20は、クロック信号入力を
必要とせず、クロック信号に非同期に動作する。従っ
て、外部クロック信号100は外部デバイス20には入
力されない。外部デバイス20は、例えば、汎用メモリ
であり得る。
【0048】外部デバイス21は、外部クロック信号1
00に同期して動作する。外部デバイス21は、例え
ば、メモリコントローラなどの一般の論理デバイスであ
り得る。
【0049】プロセッサ1は、中央処理装置(CPU)
2と、バス制御装置3と、周波数シンセサイザ4とを含
んでいる。CPU2は、バス制御装置3にアクセス要求
を出力する。バス制御装置3は、CPU2からのアクセ
ス要求に従って、外部デバイス20が外部アドレスバス
123および外部データバス124にアクセスすること
を制御し、または、外部デバイス21が外部アドレスバ
ス123および外部データバス124にアクセスするこ
とを制御する。周波数シンセサイザ4は、外部クロック
信号100の周波数の4倍の周波数を有する内部クロッ
ク信号101を生成する。このような内部クロック信号
101は、例えば、外部クロック信号100を4逓倍す
ることによって得られる。
【0050】CPU2は、内部クロック信号101に同
期して動作する。CPU2は、外部デバイス20および
外部デバイス21においてアクセスすべき位置を規定す
るアドレス102と、データをリードすることを要求す
るリード要求信号103と、データをライトすることを
要求するライト要求信号104とを生成する。アドレス
102とリード要求信号103とライト要求信号104
とは、バス制御装置3に入力される。また、CPU2
は、データ105をバス制御装置3に入力し、または、
データ105をバス制御装置3から受け取る。
【0051】バス制御装置3は、アドレスデコーダ5
と、制御回路6と、同期クロック検出部7と、外部アク
セス制御信号生成部8と、ウエイト制御部9と、アドレ
ス・インターフェイス部10と、データ・インターフェ
イス部11とを含んでいる。
【0052】アドレスデコーダ5は、アドレス102の
一部をデコードアドレス106として受け取り、デコー
ドアドレス106をデコードした結果を空間識別信号1
07として出力する。空間識別信号107は、アクセス
すべきアドレス空間を識別するために使用される。例え
ば、空間識別信号107は、外部デバイス20に対応す
るアドレス空間と外部デバイス21に対応するアドレス
空間のうちのいずれかを指す。あるいは、空間識別信号
107は、プロセッサ1に含まれる複数のブロックのう
ちのいずれかを指してもよい。
【0053】制御回路6は、空間識別信号107とリー
ド要求信号103とライト要求信号104とに従って、
外部バスサイクルの起動を要求する起動信号108と、
外部デバイスに対するリードであるかライトであるかを
示すリード・ライト信号(以下、R/W信号と記す)1
09とを生成する。
【0054】制御回路6は、アドレス・インターフェイ
ス部10を制御するアドレス制御信号114と、データ
・インターフェイス部11を制御するデータ制御信号1
15と、データ応答信号116とをさらに生成する。デ
ータ応答信号116は、制御回路6からCPU2に供給
される。
【0055】同期クロック検出部7は、空間識別信号1
07に従って、同期クロック選択信号110を出力す
る。同期クロック選択信号110は、外部クロック信号
100および内部クロック信号101のいずれに同期し
て外部デバイスが外部アドレスバス123および外部デ
ータバス124にアクセスすべきかを示す。
【0056】図2は、同期クロック検出部7の構成を示
す。同期クロック検出部7は、同期クロック設定レジス
タ40と、セレクタ41とを含む。本実施の形態では、
アクセスすべきアドレス空間は、4つの異なるアドレス
空間に分割されていると仮定する。この場合、空間識別
信号107は、信号107−1〜107−4を含む。
【0057】同期クロック設定レジスタ40は、4つの
異なるアドレス空間に対応して、同期クロック情報40
1〜404を格納する。同期クロック情報401〜40
4のそれぞれは、値”1”または値”0”を有する。
値”1”は、空間識別信号107によって識別されるア
ドレス空間に対するアクセスを内部クロック信号101
に同期して行うことを示す。値”0”は、空間識別信号
107によって識別されるアドレス空間に対するアクセ
スを外部クロック信号100に同期して行うことを示
す。
【0058】セレクタ41は、空間識別信号107(信
号107−1〜信号107−4)と同期クロック情報4
01〜404とに従って、同期クロック選択信号110
を出力する。セレクタ41は、AND回路41−1〜4
1−4と、OR回路41−5とを含んでいる。AND回
路41−1〜41−4のそれぞれには、信号107−1
〜107−4のうち対応する1つの信号と同期クロック
情報401〜404のうち対応する1つの同期クロック
情報とが入力される。AND回路41−1〜41−4の
出力は、OR回路41−5に入力される。OR回路41
−5の出力は、同期クロック選択信号110として出力
される。
【0059】空間識別信号107が外部デバイス20に
対応するアドレス空間を指す場合には、信号107−1
〜107−4のうち信号107−1のみがハイレベルと
なる。従って、AND回路41−1の出力がハイレベル
となる。AND回路41−1には、ハイレベルの信号1
07−1と値”1”を有する同期クロック情報401と
が入力されるからである。その結果、セレクタ41は、
ハイレベルの同期クロック選択信号110を出力する。
【0060】空間識別信号107が外部デバイス21に
対応するアドレス空間を指す場合には、信号107−1
〜107−4のうち信号107−2のみがハイレベルと
なる。しかし、AND回路41−1〜41−4のいずれ
の出力もハイレベルとはならない。信号107−2に対
応する同期クロック情報402が値”0”を有している
からである。その結果、セレクタ41は、ローレベルの
同期クロック選択信号110を出力する。
【0061】外部アクセス制御信号生成部8は、空間識
別信号107と起動信号108とリード・ライト信号1
09と同期クロック選択信号110とに従って、外部ア
クセス制御信号を生成する。外部アクセス制御信号は、
外部デバイス20または外部デバイス21が外部アドレ
スバス123および外部データバス124にアクセスす
ることを制御する信号である。同期クロック選択信号が
ハイレベルである場合には、外部アクセス制御信号生成
部8は、内部クロック信号101に同期して外部アクセ
ス制御信号を生成する。同期クロック選択信号がローレ
ベルである場合には、外部アクセス制御信号生成部8
は、外部クロック信号100に同期して外部アクセス制
御信号を生成する。
【0062】本実施の形態では、外部アクセス制御信号
生成部8は、外部デバイス20が活性化されているか否
かを示すチップセレクト信号1201(以下、NCS
(1)信号ともいう)と、外部デバイス21が活性化さ
れているか否かを示すチップセレクト信号1202(以
下、NCS(2)信号ともいう)と、出力イネーブル信
号121(以下、NOE信号ともいう)と、ライトイネ
ーブル信号122(以下、NWE信号ともいう)とを外
部アクセス制御信号として生成する。チップセレクト信
号1201と出力イネーブル信号121とライトイネー
ブル信号122とは、外部デバイス20に入力される。
外部デバイス20に入力されるこれらの信号は、外部デ
バイス20が外部アドレスバス123および外部データ
バス124にアクセスすることを制御するために使用さ
れる。チップセレクト信号1202と出力イネーブル信
号121とライトイネーブル信号122とは、外部デバ
イス21に入力される。外部デバイス21に入力される
これらの信号は、外部デバイス21が外部アドレスバス
123および外部データバス124にアクセスすること
を制御するために使用される。
【0063】外部アクセス制御信号生成部8は、外部バ
スサイクル期間を示すバスサイクル信号111と、外部
デバイスへのライト時に外部データバス124にデータ
を出力するタイミングを示すデータ出力信号112とを
さらに外部アクセス制御信号として生成する。
【0064】図3は、外部アクセス制御信号生成部8の
構成を示す。外部アクセス制御信号生成部8は、セレク
タ50と、論理回路51、54〜58と、フリップフロ
ップ52、53とを含む。
【0065】セレクタ50は、同期クロック選択信号1
10に従って、外部クロック信号100と内部クロック
信号101のいずれか一方を選択する。同期クロック選
択信号110がハイレベルである場合には、セレクタ5
0によって内部クロック信号101が選択される。その
結果、内部クロック信号101がセレクタ50の出力
(すなわち、外部アクセス同期クロック信号500)と
してフリップフロップ52のクロック入力CKに入力さ
れる。このことは、外部アクセス制御信号が内部クロッ
ク信号101に同期して生成されることを意味する。同
期クロック選択信号110がローレベルである場合に
は、セレクタ50によって外部クロック信号100が選
択される。その結果、外部クロック信号100がセレク
タ50の出力(すなわち、外部アクセス同期クロック信
号500)としてフリップフロップ52のクロック入力
CKに入力される。このことは、外部アクセス制御信号
が外部クロック信号100に同期して生成されることを
意味する。
【0066】ウエイト制御部9は、空間識別信号107
とバスサイクル信号111とに従って、外部バスサイク
ルの終了を示すサイクル終了信号113を生成する。
【0067】図4は、ウエイト制御部9の構成を示す。
ウエイト制御部9は、ウエイトサイクル数設定レジスタ
60と、セレクタ61と、ダウンカウンタ62とを含
む。
【0068】ウエイトサイクル数設定レジスタ60は、
4つの異なるアドレス空間に対応して、ウエイトサイク
ル数を示す情報601〜604を格納する。情報601
は、例えば、値”2”を有する。情報601の値”2”
は、外部デバイス20に対応するアドレス空間のウエイ
トサイクル数が2サイクルであることを示す。情報60
2は、例えば、値”3”を有する。情報602の値”
3”は、外部デバイス21に対応するアドレス空間のウ
エイトサイクル数が3サイクルであることを示す。ここ
で、バスサイクル数は、内部クロック信号101のサイ
クル(ウエイトサイクル数+1)に等しい。
【0069】セレクタ61は、空間識別信号107(信
号107−1〜信号107−4)と情報601〜604
とに従って、信号603を出力する。信号603は、ダ
ウンカウンタ62のカウント値を初期値に設定するため
に使用される。バスサイクル信号111がアサートされ
ている場合には、ダウンカウンタ62は、内部クロック
信号101に同期してカウント値を−1する。ダウンカ
ウンタ62のカウント値が”0”に到達すると、ダウン
カウンタ62は、サイクル終了信号113をアサートす
る。
【0070】以下、情報処理装置1000の動作を説明
する。
【0071】図5は、外部クロック信号100に非同期
に動作する外部デバイス20に対するリードおよびライ
ト動作を示す。図5に示される例では、外部デバイス2
0のアクセス時間は、リード、ライトともに内部クロッ
ク信号101の3サイクルに等しいと仮定している。た
だし、外部デバイス20へのライトは2サイクルで完了
し、3サイクル目はライトデータのホールド時間を保障
する為のサイクルとなっている。
【0072】図6は、外部クロック信号100に同期し
て動作する外部デバイス21に対するリードおよびライ
ト動作を示す。図6に示される例では、外部デバイス2
1のアクセス時間は、リード、ライトともに外部クロッ
ク信号100の1サイクル(すなわち、内部クロック信
号101の4サイクル)に等しいと仮定している。
【0073】内部クロック信号101は、プロセッサ1
の周波数シンセサイザ4によって外部クロック信号10
0を4逓倍することによって得られる。
【0074】(1)外部デバイス20からのリード動作
(図5) (サイクルi1)CPU2は、バス制御装置3に対して
リード動作の要求を行う。リード動作の要求は、CPU
2がアドレス102をバス制御装置3に出力し、かつ、
CPU2がリード要求信号103をアサートすることに
よってなされる。
【0075】バス制御装置3は、アドレス102とリー
ド要求信号103とをCPU2から受け取る。
【0076】バス制御装置3において、アドレスデコー
ダ5は、アドレス102の一部をデコードアドレス10
6として受け取り、デコードアドレス106をデコード
する。アドレスデコーダ5の出力は、空間識別信号10
7として制御回路6、同期クロック検出部7、外部アク
セス制御信号生成部8およびウエイト制御部9に供給さ
れる。ここでは、空間識別信号107は、外部デバイス
20に対応するアドレス空間を指すと仮定する。
【0077】制御回路6は、リード要求信号103と空
間識別信号107とに従って、外部デバイス20へのリ
ード要求を検知し、外部バス(外部アドレスバス123
および外部データバス124)の使用状況を調べる。サ
イクルi1では外部バスは使用されていないので、制御
回路6は、起動信号108をアサートし、R/W信号1
09をハイレベルにする。ここで、R/W信号109が
ハイレベルであることはリード動作を表す。起動信号1
08とR/W信号109とは、外部アクセス制御信号生
成部8に供給される。
【0078】同期クロック検出部7は、外部クロック信
号100に同期して外部バスサイクルを起動および終了
させるか、内部クロック信号101に同期して外部バス
サイクルを起動および終了させるかを検出する。以下、
このような検出を同期クロック信号の検出という。
【0079】同期クロック検出部7は、空間識別信号1
07に従って同期クロック選択信号110を出力する。
上述したように、サイクルi1では、空間識別信号10
7は外部デバイス20に対応するアドレス空間を指して
いる。従って、同期クロック検出部7は、ハイレベルの
同期クロック選択信号110を出力する。同期クロック
選択信号110がハイレベルであることは、内部クロッ
ク信号101に同期して外部バスサイクルを起動および
終了させることを表す。同期クロック選択信号110
は、外部アクセス制御信号生成部8に供給される。
【0080】(サイクルi2)同期クロック選択信号1
10がハイレベルであるので、外部アクセス制御信号生
成部8のセレクタ50は、内部クロック信号101を外
部アクセス同期クロック信号500としてフリップフロ
ップ52に出力する。フリップフロップ52は、内部ク
ロック信号101の立ち上がりエッジに応答してアサー
トされた起動信号108をラッチする。これにより、バ
スサイクル信号111がアサートされる。バスサイクル
信号111のアサーションは、外部バスサイクルの開始
を示す。また、空間識別信号107に従って、論理回路
54によってNCS(1)信号がアサートされる。NC
S(1)信号のアサーションは、外部デバイス20のア
クセスの開始を示す。
【0081】バスサイクル信号111がアサートされる
と、制御回路6は、アドレス制御信号114をアドレス
・インターフェイス部10に出力する。アドレス・イン
ターフェイス部10は、アドレス制御信号114に応答
して、アドレス102の値を外部アドレスバス123に
出力する。
【0082】また、バスサイクル信号111がアサート
されると、ウエイト制御部9は、バスサイクル数のカウ
ントを開始する。なお、ウエイト制御部9のダウンカウ
ンタ62のカウント値には情報601の値”2”が初期
値として予め設定されている。
【0083】(サイクルi3)バスサイクル信号111
がアサートされたので、起動信号108はネゲートされ
る。また、リード動作の為、外部アクセス制御信号生成
部8の論理回路57によってNOE信号がアサートされ
る。NOE信号は、フリップフロップ53と論理回路5
7とによって、バスサイクルの開始から1サイクルだけ
遅れてアサートされる。これは、複数の外部デバイスか
らデータが読み出された場合において、外部データバス
124上でそれらのデータの衝突が発生するのを防ぐた
めである。
【0084】NOE信号がアサートされると、外部デバ
イス20からデータの読み出しが開始される。その結
果、外部デバイス20から読み出されたデータが外部デ
ータバス124に出力される。
【0085】(サイクルi4)サイクルi4は、バスサ
イクルの開始から3サイクル目に相当する。ウエイト制
御部9のダウンカウンタ62のカウント値が”0”とな
る。従って、バスサイクルの終了を示すサイクル終了信
号113がアサートされる。これにより、バスサイクル
が終了する。データ・インターフェイス部11は、外部
データバス124上のデータを取り込む。
【0086】(サイクルi5)サイクル終了信号113
がアサートされたため、外部アドレスバス123へのア
ドレス出力が終了される。また、NCS(1)信号とN
OE信号とがネゲートされる。データ応答信号116が
制御回路6によってアサートされると同時に、外部デー
タバス124上に読み出されたデータがデータ・インタ
ーフェイス部11を介してCPU2に転送される。これ
により、CPU2からのリード動作の要求に基づく、外
部デバイス20からのリード動作は完結する。
【0087】(2)外部デバイス20へのライト動作
(図5) (サイクルi7)CPU2は、バス制御装置3に対して
ライト動作の要求を行う。ライト動作の要求は、CPU
2がアドレス102をバス制御装置3に出力し、かつ、
CPU2がライト要求信号104をアサートすることに
よってなされる。
【0088】バス制御装置3は、アドレス102とライ
ト要求信号104とをCPU2から受け取る。
【0089】バス制御装置3において、アドレスデコー
ダ5は、アドレス102の一部をデコードアドレス10
6として受け取り、デコードアドレス106をデコード
する。アドレスデコーダ5の出力は、空間識別信号10
7として制御回路6、同期クロック検出部7、外部アク
セス制御信号生成部8およびウエイト制御部9に供給さ
れる。ここでは、空間識別信号107は、外部デバイス
20に対応するアドレス空間を指すと仮定する。
【0090】制御回路6は、ライト要求信号104と空
間識別信号107とに従って、外部デバイス20へのラ
イト要求を検知し、外部バス(外部アドレスバス123
および外部データバス124)の使用状況を調べる。サ
イクルi7では外部バスは使用されていないので、制御
回路6は、起動信号108をアサートし、R/W信号1
09をローレベルにする。ここで、R/W信号がローレ
ベルであることはライト動作を表す。起動信号108と
R/W信号109とは、外部アクセス制御信号生成部8
に供給される。
【0091】同期クロック検出部7は、同期クロック信
号の検出を行い、ハイレベルの同期クロック選択信号1
10を出力する。同期クロック選択信号110がハイレ
ベルであることは、内部クロック信号101に同期して
外部バスサイクルを起動および終了させることを表す。
同期クロック選択信号110は、外部アクセス制御信号
生成部8に供給される。
【0092】(サイクルi8)同期クロック選択信号1
10がハイレベルであるので、外部アクセス制御信号生
成部8のセレクタ50は、内部クロック信号101を外
部アクセス同期クロック信号500としてフリップフロ
ップ52に出力する。フリップフロップ52は、内部ク
ロック信号101の立ち上がりエッジに応答してアサー
トされた起動信号108をラッチする。これにより、バ
スサイクル信号111がアサートされる。バスサイクル
信号111のアサーションは、外部バスサイクルの開始
を示す。また、空間識別信号107に従って、論理回路
54によってNCS(1)信号がアサートされる。NC
S(1)信号のアサーションは、外部デバイス20のア
クセスの開始を示す。
【0093】バスサイクル信号111がアサートされる
と、制御回路6は、アドレス制御信号114をアドレス
・インターフェイス部10に出力する。アドレス・イン
ターフェイス部10は、アドレス制御信号114に応答
して、アドレス102の値を外部アドレスバス123に
出力する。
【0094】また、バスサイクル信号111がアサート
されると、ウエイト制御部9は、バスサイクル数のカウ
ントを開始する。なお、ウエイト制御部9のダウンカウ
ンタ62のカウント値には情報601の値”2”が初期
値として予め設定されている。
【0095】(サイクルi9)バスサイクル信号111
がアサートされたので、起動信号108はネゲートされ
る。また、ライト動作の為、外部アクセス制御信号生成
部8の論理回路56によってデータ出力信号112がア
サートされ、論理回路58によってNWE信号がアサー
トされる。データ出力信号112とNWE信号とは、フ
リップフロップ53と論理回路56、58とによって、
バスサイクルの開始から1サイクルだけ遅れてアサート
される。これは、複数の外部デバイスに対してデータの
書き込みが発生するのを防ぐためである。
【0096】データ出力信号112がアサートされる
と、制御回路6は、データ制御信号115をデータ・イ
ンターフェイス部11に出力する。データ・インターフ
ェイス部11は、データ制御信号115に応答してデー
タ105の値を外部データバス124に出力する。ま
た、NWE信号がアサートされると、外部デバイス20
へのデータの書き込みが開始される。NWE信号はこの
サイクルにおいてのみアサートされており、外部デバイ
スへの書き込みは本サイクルで実行される。
【0097】(サイクルi10)サイクルi10は、バ
スサイクルの開始から3サイクル目に相当する。ウエイ
ト制御部9のダウンカウンタ62のカウント値が”0”
となる。従って、バスサイクルの終了を示すサイクル終
了信号113がアサートされる。これにより、バスサイ
クルが終了する。また、データ応答信号116が制御回
路6によってアサートされる。これにより、CPU2か
らのライト動作の要求に基づく、外部デバイス20への
ライト動作は完結する。
【0098】以上のように、本発明による情報処理装置
1000によれば、クロックに非同期に動作する外部デ
バイス20に対して、外部バスサイクルを内部クロック
信号101に同期して開始することができる。さらに、
外部バスサイクル数を内部クロック信号101に基づい
て設定することができる。これにより、サイクルi1で
CPU2がリード動作を要求し、そのリード動作が完了
してから1サイクル後にCPU2がライト動作を要求す
るという一連の動作に対して、従来の技術よりも高速に
外部デバイス20を動作させることができる。例えば、
図7に示す従来の動作タイミングによれば、サイクルi
15でライト動作が完結する。これに対し、本発明によ
る情報処理装置1000の動作タイミング(図5)によ
れば、サイクルi10でライト動作が完結する。
【0099】(3)外部デバイス21からのリード動作
(図6) (サイクルi1)CPU2は、バス制御装置3に対して
リード動作の要求を行う。リード動作の要求は、CPU
2がアドレス102をバス制御装置3に出力し、かつ、
CPU2がリード要求信号103をアサートすることに
よってなされる。
【0100】バス制御装置3は、アドレス102とリー
ド要求信号103とをCPU2から受け取る。
【0101】バス制御装置3において、アドレスデコー
ダ5は、アドレス102の一部をデコードアドレス10
6として受け取り、デコードアドレス106をデコード
する。アドレスデコーダ5の出力は、空間識別信号10
7として制御回路6、同期クロック検出部7、外部アク
セス制御信号生成部8およびウエイト制御部9に供給さ
れる。ここでは、空間識別信号107は、外部デバイス
21に対応するアドレス空間を指すと仮定する。
【0102】制御回路6は、リード要求信号103と空
間識別信号107とに従って、外部デバイス21へのリ
ード要求を検知し、外部バス(外部アドレスバス123
および外部データバス124)の使用状況を調べる。サ
イクルi1では外部バスは使用されていないので、制御
回路6は、起動信号108をアサートし、R/W信号1
09をハイレベルにする。ここで、R/W信号109が
ハイレベルであることはリード動作を表す。起動信号1
08とR/W信号109とは、外部アクセス制御信号生
成部8に供給される。
【0103】同期クロック検出部7は、同期クロック信
号の検出を行い、ローレベルの同期クロック選択信号1
10を出力する。同期クロック選択信号110がローレ
ベルであることは、外部クロック信号100に同期して
外部バスサイクルを起動および終了させることを表す。
同期クロック選択信号110は、外部アクセス制御信号
生成部8に供給される。
【0104】(サイクルi2)同期クロック選択信号1
10がローレベルであるので、外部アクセス制御信号生
成部8のセレクタ50は、外部クロック信号100を外
部アクセス同期クロック信号500としてフリップフロ
ップ52に出力する。サイクルi2では、バスサイクル
信号111はアサートされない。バスサイクル信号11
1は、外部クロック信号100に同期してアサートされ
るからである。従って、サイクルi2では、外部バスサ
イクルは開始されない。
【0105】(サイクルi3)外部バスサイクルの開始
を待っている状態である。
【0106】(サイクルi4)フリップフロップ52
は、外部クロック信号100の立ち上がりエッジに応答
してアサートされた起動信号108をラッチする。これ
により、バスサイクル信号111がアサートされる。バ
スサイクル信号111のアサーションは、外部バスサイ
クルの開始を示す。また、空間識別信号107に従っ
て、論理回路55によってNCS(2)信号がアサート
される。NCS(2)信号のアサーションは、外部デバ
イス21のアクセスの開始を示す。
【0107】バスサイクル信号111がアサートされる
と、制御回路6は、アドレス制御信号114をアドレス
・インターフェイス部10に出力する。アドレス・イン
ターフェイス部10は、アドレス制御信号114に応答
して、アドレス102の値を外部アドレスバス123に
出力する。
【0108】また、バスサイクル信号111がアサート
されると、ウエイト制御部9は、バスサイクル数のカウ
ントを開始する。なお、ウエイト制御部9のダウンカウ
ンタ62のカウント値には情報602の値”3”が初期
値として予め設定されている。
【0109】(サイクルi5)バスサイクル信号111
がアサートされたので、起動信号108はネゲートされ
る。また、リード動作の為、外部アクセス制御信号生成
部8の論理回路57によってNOE信号がアサートされ
る。NOE信号は、フリップフロップ53と論理回路5
7とによって、バスサイクルの開始から1サイクルだけ
遅れてアサートされる。
【0110】NOE信号がアサートされると、外部デバ
イス21からデータの読み出しが開始される。その結
果、外部デバイス21から読み出されたデータが外部デ
ータバス124に出力される。
【0111】(サイクルi6)外部デバイス21からの
リード動作中である。
【0112】(サイクルi7)サイクルi7は、バスサ
イクルの開始から4サイクル目に相当する。ウエイト制
御部9のダウンカウンタ62のカウント値が”0”とな
る。従って、バスサイクルの終了を示すサイクル終了信
号113がアサートされる。これにより、バスサイクル
が終了する。データ・インターフェイス部11は、外部
データバス124上のデータを取り込む。
【0113】(サイクルi8)サイクル終了信号113
がアサートされたため、外部アドレスバス123へのア
ドレス出力が終了される。また、NCS(2)信号とN
OE信号とがネゲートされる。データ応答信号116が
制御回路6によってアサートされると同時に、外部デー
タバス124上に読み出されたデータがデータ・インタ
ーフェイス部11を介してCPU2に転送される。これ
により、CPU2からのリード動作の要求に基づく、外
部デバイス21からのリード動作は完結する。
【0114】(4)外部デバイス21へのライト動作
(図6) (サイクルi10)CPU2は、バス制御装置3に対し
てライト動作の要求を行う。ライト動作の要求は、CP
U2がアドレス102をバス制御装置3に出力し、か
つ、CPU2がライト要求信号104をアサートするこ
とによってなされる。
【0115】バス制御装置3は、アドレス102とライ
ト要求信号104とをCPU2から受け取る。
【0116】バス制御装置3において、アドレスデコー
ダ5は、アドレス102の一部をデコードアドレス10
6として受け取り、デコードアドレス106をデコード
する。アドレスデコーダ5の出力は、空間識別信号10
7として制御回路6、同期クロック検出部7、外部アク
セス制御信号生成部8およびウエイト制御部9に供給さ
れる。ここでは、空間識別信号107は、外部デバイス
21に対応するアドレス空間を指すと仮定する。
【0117】制御回路6は、ライト要求信号104と空
間識別信号107とに従って、外部デバイス21へのラ
イト要求を検知し、外部バス(外部アドレスバス123
および外部データバス124)の使用状況を調べる。サ
イクルi10では外部バスは使用されていないので、制
御回路6は、起動信号108をアサートし、R/W信号
109をローレベルにする。ここで、R/W信号がロー
レベルであることはライト動作を表す。起動信号108
とR/W信号109とは、外部アクセス制御信号生成部
8に供給される。
【0118】同期クロック検出部7は、同期クロック信
号の検出を行い、ローレベルの同期クロック選択信号1
10を出力する。同期クロック選択信号110がローレ
ベルであることは、外部クロック信号100に同期して
外部バスサイクルを起動および終了させることを表す。
同期クロック選択信号110は、外部アクセス制御信号
生成部8に供給される。
【0119】(サイクルi11)同期クロック選択信号
110がローレベルであるので、外部アクセス制御信号
生成部8のセレクタ50は、外部クロック信号100を
外部アクセス同期クロック500としてフリップフロッ
プ52に出力する。サイクルi11では、バスサイクル
信号111はアサートされない。バスサイクル信号11
1は、外部クロック信号100に同期してアサートされ
るからである。従って、サイクルi11では、外部バス
サイクルは開始されない。
【0120】(サイクルi12)フリップフロップ52
は、外部クロック信号100の立ち上がりエッジに応答
してアサートされた起動信号108をラッチする。これ
により、バスサイクル信号111がアサートされる。バ
スサイクル信号111のアサーションは、外部バスサイ
クルの開始を示す。また、空間識別信号107に従っ
て、論理回路55によってNCS(2)信号がアサート
される。NCS(2)信号のアサーションは、外部デバ
イス21のアクセスの開始を示す。
【0121】バスサイクル信号111がアサートされる
と、制御回路6は、アドレス制御信号114をアドレス
・インターフェイス部10に出力する。アドレス・イン
ターフェイス部10は、アドレス制御信号114に応答
して、アドレス102の値を外部アドレスバス123に
出力する。
【0122】また、バスサイクル信号111がアサート
されると、ウエイト制御部9は、バスサイクル数のカウ
ントを開始する。なお、ウエイト制御部9のダウンカウ
ンタ62のカウント値には情報602の値”3”が初期
値として予め設定されている。
【0123】(サイクルi13)バスサイクル信号11
1がアサートされたので、起動信号108はネゲートさ
れる。また、ライト動作の為、外部アクセス制御信号生
成部8の論理回路56によってデータ出力信号112が
アサートされ、論理回路58によってNWE信号がアサ
ートされる。データ出力信号112とNWE信号とは、
フリップフロップ53と論理回路56、58とによっ
て、バスサイクルの開始から1サイクルだけ遅れてアサ
ートされる。
【0124】データ出力信号112がアサートされる
と、制御回路6は、データ制御信号115をデータ・イ
ンターフェイス部11に出力する。データ・インターフ
ェイス部11は、データ制御信号115に応答してデー
タ105の値を外部データバス124に出力する。ま
た、NWE信号がアサートされると、外部デバイス21
へのデータの書き込みが開始される。
【0125】(サイクルi14)外部デバイス21への
ライト動作中である。
【0126】(サイクルi15)サイクルi15は、バ
スサイクルの開始から4サイクル目に相当する。ウエイ
ト制御部9のダウンカウンタ62のカウント値が”0”
となる。従って、バスサイクルの終了を示すサイクル終
了信号113がアサートされる。これにより、バスサイ
クルが終了する。また、データ応答信号116が制御回
路6によってアサートされる。これにより、CPU2か
らのライト動作の要求に基づく、外部デバイス21への
ライト動作は完結する。
【0127】以上のように、本発明の実施の形態の情報
処理装置1000によれば、クロックに非同期に動作す
る外部デバイス20に対して、高速な内部クロック信号
101に同期してバスインターフェイス制御が行なわれ
る。これにより、外部クロック信号100に対する同期
待ちサイクルの発生をなくすことができる。その結果、
高速なアクセスが可能となる。また、本発明の実施の形
態の情報処理装置1000によれば、バスサイクル数を
高速な内部クロック信号のサイクル単位で設定可能であ
る。これにより、外部デバイス20の性能に最適なウエ
イト数で高速なアクセスが可能となる。さらに、アドレ
ス空間をいくつかの領域に分けることにより、アドレス
空間単位でクロック信号に同期して動作するデバイス2
1とクロック信号に非同期に動作するデバイス20とに
同時に接続可能になるという有利な効果が得られる。
【0128】バス制御装置3の外部アクセス制御信号生
成部8の一部のみをクロック信号を切り替えて動作させ
ることにより、ハードウェア量をほとんど増加させるこ
となくバス制御装置3を実現することが可能である。
【0129】なお、以上の本発明の実施の形態では、プ
ロセッサ1内で外部バスに接続されたデバイスに対して
アクセスするのはCPU2のみである。しかし、本発明
はこれに限定されない。CPU2以外のデバイス(例え
ば、DMAコントローラ)が外部バスに接続されたデバ
イスに対してアクセスする場合、あるいは、複数のデバ
イスが外部バスに接続されたデバイスに対してアクセス
する場合にも本発明が応用可能であることは言うまでも
ない。
【0130】また、本発明の実施の形態では、外部デバ
イスとしては、クロック信号を入力してクロック信号に
同期して動作するデバイスと、クロック信号を入力せず
に非同期に動作するデバイスとが外部バスに接続される
場合を示した。しかし、同期デバイスと非同期デバイス
のいずれか一方のみが外部バスに接続される場合、ある
いは、複数のデバイスが外部バスに接続される場合にも
本発明が応用可能であることはいうまでもない。
【0131】また、本発明の実施の形態では、同期クロ
ック信号の検出をアドレス範囲ごとにレジスタに格納さ
れた同期クロック情報に基づいて行う方法を示した。し
かし、同期クロック信号を端子設定で切り換える方法を
採用することも可能である。あるいは、CPU2が同期
クロック信号を検出することとし、同期クロック信号に
応じてバス制御装置3に対するリード要求信号およびラ
イト要求信号を2つずつ用意する方法を採用することも
可能である。
【0132】また、本発明の実施の形態では、同期クロ
ック信号を切り替えてアクセスするのは、外部バスに接
続された外部デバイスをアクセスする場合のみを示し
た。しかし、プロセッサ1の内部デバイスが外部デバイ
スと同様にCPU2の動作クロック信号よりも低速なク
ロック信号で動作する場合には、CPU2からこれらの
内部デバイスに対するリード/ライト時に、バス制御装
置3とこれらの内部デバイスとの間のバスを外部バスと
同様に同期クロック信号を切り替えてアクセスするよう
にすることも可能である。
【0133】また、本発明の実施の形態では、バス制御
装置3は、外部デバイス20、21に対するバスサイク
ルの終了を、ウエイト制御部9内に設けられたカウンタ
によって制御している(これを固定ウエイト方式とい
う)。固定ウエイト方式の代わりに、外部からバスサイ
クルの終了を示す信号を送り返すことによりバスサイク
ルの終了を告げる方式(これをハンドシェーク方式とい
う)を採用してもよい。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クロック信号に非同期に動作する外部デバイスに対し
て、高速な内部クロック信号に同期してバスインターフ
ェイス制御が行なわれる。これにより、外部クロック信
号に対する同期待ちサイクルの発生をなくすことができ
る。その結果、高速なアクセスが可能となる。また、本
発明によれば、バスサイクル数を高速な内部クロック信
号のサイクル単位で設定可能である。これにより、外部
デバイスの性能に最適なウエイト数で高速なアクセスが
可能となる。さらに、アドレス空間をいくつかの領域に
分けることにより、アドレス空間単位でクロック信号に
同期して動作するデバイスとクロック信号に非同期に動
作するデバイスとに同時に接続可能になるという有利な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報処理装置1000の
構成を示すブロック図である。
【図2】同期クロック検出部7の構成を示すブロック図
である。
【図3】外部アクセス制御信号生成部8の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】ウエイト制御部9の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】外部デバイス20に対するリードおよびライト
動作を示すタイミングチャートである。
【図6】外部デバイス21に対するリードおよびライト
動作を示すタイミングチャートである。
【図7】従来の非同期型の外部デバイスの動作を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 CPU 3 バス制御装置 4 周波数シンセサイザ 5 アドレスデコーダ 6 制御回路 7 同期クロック検出部 8 外部アクセス制御信号生成部 9 ウエイト制御部 10 アドレス・インターフェイス部 11 データ・インターフェイス部 20、21 外部デバイス 100 外部クロック 101 内部クロック

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1クロック信号に同期して動作する第
    1デバイスと該第1クロック信号とは非同期に動作する
    第2デバイスとが接続されたバスへのアクセスを制御す
    るバス制御装置であって、 該第1クロック信号とは異なる第2クロック信号に同期
    して動作する中央処理装置からアクセス要求を受け取
    り、該アクセス要求が該第1デバイスに対するアクセス
    を表すか、該第2デバイスに対するアクセスを表すかを
    検出する検出部と、 該アクセス要求が該第1デバイスに対するアクセスを表
    す場合には、該第1デバイスが該バスにアクセスするこ
    とを制御する第1アクセス制御信号を該第1クロック信
    号に同期して生成し、該第1アクセス制御信号を該第1
    デバイスに供給し、 該アクセス要求が該第2デバイスに対するアクセスを表
    す場合には、該第2デバイスが該バスにアクセスするこ
    とを制御する第2アクセス制御信号を該第2クロック信
    号に同期して生成し、該第2アクセス制御信号を該第2
    デバイスに供給するアクセス制御信号生成部とを備えた
    バス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2クロック信号の周波数は、前記
    第1クロック信号の周波数より高い、請求項1に記載の
    バス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセス要求は、前記第1デバイス
    および前記第2デバイスにおいてアクセスすべき位置を
    規定するアドレスの少なくとも一部を含む、請求項1に
    記載のバス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記検出部は、 複数の同期クロック情報を格納する同期クロック情報格
    納部であって、該複数の同期クロック情報のそれぞれは
    複数のアドレス空間のうち対応するアドレス空間に対す
    るアクセスを前記第1クロック信号に同期して行うか、
    前記第2クロック信号に同期にして行うかを決定する、
    同期クロック情報格納部と、 該複数のアドレス空間のうち1つを識別する識別信号に
    従って、該同期クロック情報格納部に格納されている該
    複数の同期クロック情報のうち1つを選択する選択部と
    を備えている、請求項1に記載のバス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記アクセス制御信号生成部は、 前記検出部の検出結果に基づいて、前記第1クロック信
    号および前記第2クロック信号の一方を選択する選択部
    と、 該選択部の出力に基づいて、前記第1アクセス制御信号
    および前記第2アクセス制御信号の一方を生成する生成
    部とを備えている、請求項1に記載のバス制御装置。
  6. 【請求項6】 前記バス制御装置は、前記第2クロック
    信号に同期してバスサイクルの終了を示すバスサイクル
    終了信号を生成し、該バスサイクル終了信号を前記アク
    セス制御信号生成部に出力するウエイト制御部をさらに
    備えている、請求項1に記載のバス制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ウエイト制御部は、 複数のウエイトサイクル情報を格納するウエイトサイク
    ル情報格納部であって、該複数のウエイトサイクル情報
    のそれぞれは複数のアドレス空間のうち対応するアドレ
    ス空間に対するウエイトサイクル数を前記第2クロック
    信号のサイクル単位で表す、ウエイトサイクル情報格納
    部と、 該複数のアドレス空間のうち1つを識別する識別信号に
    従って、該ウエイトサイクル情報格納部に格納されてい
    る該複数のウエイトサイクル情報のうち1つを選択する
    選択部と、 該選択部の出力に基づいて、該第2クロック信号のサイ
    クル単位でバスサイクル数をカウントし、該バスサイク
    ル数が所定の値に到達した場合に前記バスサイクル終了
    信号を出力するカウンタとを備えている、請求項6に記
    載のバス制御装置。
  8. 【請求項8】 第1クロック信号を受け取るプロセッサ
    と、該第1クロック信号に同期して動作する第1デバイ
    スと、該第1クロック信号とは非同期に動作する第2デ
    バイスと、該プロセッサと該第1デバイスと該第2デバ
    イスとを相互に接続するバスとを備えた情報処理装置で
    あって、 該プロセッサは、 該第1クロック信号に基づいて、該第1クロック信号と
    は異なる第2クロック信号を生成する周波数シンセサイ
    ザと、 該第2クロック信号に同期して動作する中央処理装置
    と、 該バスに対するアクセスを制御するバス制御装置とを含
    んでおり、 該バス制御装置は、 該中央処理装置からアクセス要求を受け取り、該アクセ
    ス要求が該第1デバイスに対するアクセスを表すか、該
    第2デバイスに対するアクセスを表すかを検出する検出
    部と、 該アクセス要求が該第1デバイスに対するアクセスを表
    す場合には、該第1デバイスが該バスにアクセスするこ
    とを制御する第1アクセス制御信号を該第1クロック信
    号に同期して生成し、該第1アクセス制御信号を該第1
    デバイスに供給し、 該アクセス要求が該第2デバイスに対するアクセスを表
    す場合には、該第2デバイスが該バスにアクセスするこ
    とを制御する第2アクセス制御信号を該第2クロック信
    号に同期して生成し、該第2アクセス制御信号を該第2
    デバイスに供給するアクセス制御信号生成部とを含んで
    いる、情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第2クロック信号の周波数は、前記
    第1クロック信号の周波数より高い、請求項8に記載の
    情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記アクセス要求は、前記第1デバイ
    スおよび前記第2デバイスにおいてアクセスすべき位置
    を規定するアドレスの少なくとも一部を含む、請求項8
    に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記検出部は、 複数の同期クロック情報を格納する同期クロック情報格
    納部であって、該複数の同期クロック情報のそれぞれは
    複数のアドレス空間のうち対応するアドレス空間に対す
    るアクセスを前記第1クロック信号に同期して行うか、
    前記第2クロック信号に同期にして行うかを決定する、
    同期クロック情報格納部と、 該複数のアドレス空間のうち1つを識別する識別信号に
    従って、該同期クロック情報格納部に格納されている該
    複数の同期クロック情報のうち1つを選択する選択部と
    を備えている、請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記アクセス制御信号生成部は、 前記検出部の検出結果に基づいて、前記第1クロック信
    号および前記第2クロック信号の一方を選択する選択部
    と、 該選択部の出力に基づいて、前記第1アクセス制御信号
    および前記第2アクセス制御信号の一方を生成する生成
    部とを備えている、請求項8に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記バス制御装置は、前記第2クロッ
    ク信号に同期してバスサイクルの終了を示すバスサイク
    ル終了信号を生成し、該バスサイクル終了信号を前記ア
    クセス制御信号生成部に出力するウエイト制御部をさら
    に備えている、請求項8に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記ウエイト制御部は、 複数のウエイトサイクル情報を格納するウエイトサイク
    ル情報格納部であって、該複数のウエイトサイクル情報
    のそれぞれは複数のアドレス空間のうち対応するアドレ
    ス空間に対するウエイトサイクル数を前記第2クロック
    信号のサイクル単位で表す、ウエイトサイクル情報格納
    部と、 該複数のアドレス空間のうち1つを識別する識別信号に
    従って、該ウエイトサイクル情報格納部に格納されてい
    る該複数のウエイトサイクル情報のうち1つを選択する
    選択部と、 該選択部の出力に基づいて、該第2クロック信号のサイ
    クル単位でバスサイクル数をカウントし、該バスサイク
    ル数が所定の値に到達した場合に前記バスサイクル終了
    信号を出力するカウンタとを備えている、請求項13に
    記載の情報処理装置。
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