JPH09319504A - 文書処理装置、文書処理方法、記憶媒体 - Google Patents

文書処理装置、文書処理方法、記憶媒体

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JPH09319504A
JPH09319504A JP13893196A JP13893196A JPH09319504A JP H09319504 A JPH09319504 A JP H09319504A JP 13893196 A JP13893196 A JP 13893196A JP 13893196 A JP13893196 A JP 13893196A JP H09319504 A JPH09319504 A JP H09319504A
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Application number
JP13893196A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Okamoto
正義 岡本
Hideto Yamamoto
英人 山本
Kanji Toyokura
完治 豊倉
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】筆記文字列入力方式と認識文字列入力方式とを
併用または混用して文書入力を行い、その入力された両
方式の文書の文書名や、文書中に記載された任意の文字
列を、簡単な操作で自由に検索する。 【解決手段】文書メモリ4は、各入力部(描画入力部
6、認識文字列入力部7、筆記文字列入力部8)が作成
中の文書を一時的に記憶する。文書フォルダー5は、各
入力部6〜8が作成し終えた複数の文書を記憶保存す
る。検索部11は、「文書名検索」メニューまたは「文
字列検索」メニューが選択指示された場合に動作し、文
書フォルダー5に記憶されている各文書の文書名や、文
書メモリ4または文書フォルダー5に記憶されている文
書中に記載された任意の文字列を検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手書き入力方式の文
書処理装置、文書処理方法、記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の入力方式として手書き
入力が注目されており、手書き入力を用いた各種情報機
器(パーソナルコンピュータ、携帯型情報端末、ワード
プロセッサなど)の開発が進められている。
【0003】これらの情報機器では、一般に、手書き入
力された文字に対して文字認識を行うことで文字のコー
ドデータ(文字コード)を生成し、その文字コードを機
器の内部に取り込んで各種データ処理を行っている。こ
のように、手書き入力された文字に対して文字認識を行
い、文字コードに変換する入力方式は、認識文字列入力
方式と呼ばれる。認識文字列入力方式では、情報機器の
使用者自らが、手書き入力した文字が正確に文字認識さ
れたか否かを確認する必要があり、加えて、手書き入力
した文字が誤認識された場合は訂正する必要もある。
【0004】ところで、近年、手書き入力された文字に
対して文字認識を行わず、その手書き入力された文字の
筆跡をストローク(Stroke,点列)のデータとして取り
扱う手法が提案されている。ここで、ストロークとは、
筆跡の始点と終点とをつなぐ複数の点の列を指し、文字
の一部を構成するものである。尚、ストロークについて
は、「ストロークエディタと直接指示・操作方式」(情
報処理学会論文誌 Vol.32,No.8,P.1022-1029,1991 )に
詳述されている。
【0005】このように、手書き入力された文字に対し
て文字認識を行わず、筆跡をストロークのデータとして
扱う入力方式は、筆記文字列入力方式と呼ばれる。筆記
文字列入力方式では文字認識を行わないため、情報機器
の使用者は、前記した認識文字列入力方式における確認
や訂正といった手間を要しない。尚、筆記文字列入力方
式は電子インク入力方式とも呼ばれる。
【0006】筆記文字列入力方式を利用した情報機器の
製品例としては、シャープ株式会社製の「新携帯情報ツ
ール 液晶ペンコム ZAURUS PI−6000」
がある。同機では、筆記文字列入力方式の機能を「イン
クワープロ」機能と呼び、認識文字列入力方式の機能を
「レポート」機能と呼んでいる。
【0007】図20は、同機の機能を概念的に表したも
のである。同機の入力方式のメニューには、「インクワ
ープロ」と「レポート」とがあり、そのいずれか一方を
選択することができる。
【0008】機器の使用者が、「インクワープロ」メニ
ューを選択指示した場合、タブレット一体型LCD(Li
quid Crystal Display)の画面上に「インクワープロ」
の画面が表示される。「インクワープロ」の画面では、
行毎に罫線が表示される。その画面上の任意の位置に、
ペンを用いて任意の大きさの文字(例えば、「アイデ
ア」)を記入すると、その記入した文字が、行の罫線間
隔に対応した大きさに変更され、所定の行に表示され
る。「インクワープロ」機能を利用して作成された文書
(インク文書)は、インク文書専用の文書ファイル群で
ある「インクワープロ用フォルダー」に保存される。
尚、「インクワープロ用フォルダー」にインク文書を保
存する際には、そのインク文書に文書名をつけておく。
そして、「インクワープロ用フォルダー」に保存されて
いる作成済みのインク文書を読む場合や編集する場合
は、「インクワープロ用フォルダー」から所望のインク
文書を選びだすと、そのインク文書が画面上に表示され
る。
【0009】機器の使用者が、「レポート」メニューを
選択指示した場合、タブレット一体型LCDの画面上に
「レポート」の画面が表示される。「レポート」の画面
では、文字の記入枠と、文字の表示箇所とが表示され
る。その画面上の記入枠に、ペンを用いて文字(例え
ば、「打ち合せ」)を記入すると、その記入した文字が
文字認識され、活字の文字に変換されて表示箇所に表示
される。「レポート」機能を利用して作成された文書
(レポート文書)は、レポート文書専用の文書ファイル
群である「レポート用フォルダー」に保存される。尚、
「レポート用フォルダー」にレポート文書を保存する際
には、そのレポート文書に文書名をつけておく。そし
て、「レポート用フォルダー」に保存されている作成済
みのレポート文書を読む場合や編集する場合は、「レポ
ート用フォルダー」から所望のレポート文書を選びだす
と、そのレポート文書が画面上に表示される。
【0010】インク文書とレポート文書とは全く書式が
異なっている。つまり、筆記文字列入力方式と認識文字
列入力方式とは全く入力方式が異なっている。そのた
め、以下のような問題がある。
【0011】(1)最初に「インクワープロ」または
「レポート」のいずれかのメニューを選択すると、文書
の作成途中でメニューを切り換えることはできない。つ
まり、筆記文字列入力方式と認識文字列入力方式とを併
用または混用して、文書入力を行うことができない。
【0012】(2)インク文書とレポート文書とはそれ
ぞれ別々の文書フォルダーに保存される。そのため、作
成済みの文書を読む場合や編集する場合に、使用者がど
の文書をどちらの文書フォルダーに保存したかを失念し
たときには、所望の文書の文書名を両方の文書フォルダ
ーから捜さねばならず、捜し出すのに手間がかかる。つ
まり、筆記文字列入力方式と認識文字列入力方式とを併
用して、両方式の文書の文書名を容易に検索することが
できない。
【0013】(3)インク文書またはレポート文書にお
いて、文書中に記載された任意の文字列を検索する場
合、インク文書とレポート文書とはそれぞれ別々の文書
フォルダーに保存されるため、両方の文書フォルダーか
ら検索しなければならず、検索するのに手間がかかる。
つまり、筆記文字列入力方式と認識文字列入力方式とを
併用して、両方式の文書の文書中に記載された任意の文
字を容易に検索することができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、筆
記文字列入力方式と認識文字列入力方式とを併用または
混用して文書入力を行い、その入力された両方式の文書
の文書名や、文書中に記載された任意の文字列を、簡単
な操作で自由に検索することにある。具体的には、その
ような両方式を併用した検索が可能な文書処理装置、文
書処理方法、その方法をコンピュータのソフトウェアの
形式で記憶した記憶媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、手書き入力された文字に対して文字認識を行い、文
字コードに変換する認識文字列入力方式と、手書き入力
された文字に対して文字認識を行わず、筆跡をストロー
クのデータとして扱う筆記文字列入力方式とを併用また
は混用して文字列の入力を行い、その入力された任意の
文字列を任意の入力方式で検索することをその要旨とす
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、手書き入力され
た文字に対して文字認識を行い、文字コードに変換して
入力する認識文字列入力方式を用い、文字列を含む文書
を作成する認識文字列入力手段(2a,2b,7,9,
10)と、手書き入力された文字に対して文字認識を行
わず、筆跡をストロークのデータとして入力する筆記文
字列入力方式を用い、文字列を含む文書を作成する筆記
文字列入力手段(2a,2b,8,9)と、各入力手段
のいずれか一方を選択する入力選択手段(2a,2b,
3)と、各入力手段の作成した文書中の文字列を、任意
の箇所に任意の大きさで表示する表示手段(2c,3)
と、各入力手段の作成した文書中における任意の入力方
式の文字列を、任意の入力方式で検索する検索手段
(3,11)とを備えたことをその要旨とする。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の文書処理装置において、前記各入力手段が作成中の文
書を一時的に記憶する第1の記憶手段(4)と、前記各
入力手段が作成し終えた複数の文書に、各入力手段を介
して認識文字列入力方式または筆記文字列入力方式を用
いて文書名を付し、その文書名が付された文書を記憶保
存する第2の記憶手段(5)とを備え、各記憶手段は、
認識文字列入力方式と筆記文字列入力方式とを併用して
文書を記憶することをその要旨とする。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の文書処理装置において、前記検索手段は、第1の記憶
手段または第2の記憶手段に記憶された任意の文書中に
おける任意の入力方式の文字列を、任意の入力方式で検
索することをその要旨とする。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の文書処理装置において、前記検索手段は、第2の記憶
手段に記憶された任意の文書の文書名を、任意の入力方
式で検索することをその要旨とする。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の
いずれか1項に記載の文書処理装置において、前記検索
手段は、認識文字列入力方式で入力された認識文字列と
筆記文字列入力方式で入力された筆記文字列とを混用し
て入力作成された複合文字列を、任意の入力方式で検索
することをその要旨とする。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の文書処理装置において、前記検索手段は、複合文字列
を筆記文字列で検索する際に、複合文字列を一旦全て認
識文字列に変換すると共に、筆記文字列を認識文字列に
変換し、その両方の認識文字列を照合することで検索を
行うことをその要旨とする。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の文書処理装置において、前記検索手段は、複合文字列
を筆記文字列で検索する際に、複合文字列を一旦全て筆
記文字列に変換し、その両方の筆記文字列を照合するこ
とで検索を行うことをその要旨とする。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の文書処理装置において、前記検索手段は、複合文字列
を認識文字列で検索する際に、複合文字列を一旦全て認
識文字列に変換し、その両方の認識文字列を照合するこ
とで検索を行うことをその要旨とする。
【0024】請求項10に記載の発明は、手書き入力さ
れた文字に対して文字認識を行い、文字コードに変換す
る認識文字列入力方式と、手書き入力された文字に対し
て文字認識を行わず、筆跡をストロークのデータとして
扱う筆記文字列入力方式とを併用または混用して文字列
の入力を行い、その入力された任意の文字列を任意の入
力方式で検索することをその要旨とする。
【0025】請求項11に記載の発明は、手書き入力さ
れた文字に対して文字認識を行い、文字コードに変換し
て入力する認識文字列入力方式を用い、文字列を含む文
書を作成する認識文字列入力処理と、手書き入力された
文字に対して文字認識を行わず、筆跡をストロークのデ
ータとして入力する筆記文字列入力方式を用い、文字列
を含む文書を作成する筆記文字列入力処理と、各入力処
理のいずれか一方を選択する入力選択処理と、各入力処
理の作成した文書中の文字列を、任意の箇所に任意の大
きさで表示する表示処理と、各入力処理の作成した文書
中における任意の入力方式の文字列を、任意の入力方式
で検索する検索処理とを備えたことをその要旨とする。
【0026】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の文書処理方法において、前記各入力処理が作成中
の文書を一時的に記憶する第1の記憶処理と、前記各入
力処理が作成し終えた複数の文書に、各入力処理を介し
て認識文字列入力方式または筆記文字列入力方式を用い
て文書名を付し、その文書名が付された文書を記憶保存
する第2の記憶処理とを備え、各記憶処理は、認識文字
列入力方式と筆記文字列入力方式とを併用して文書を記
憶することをその要旨とする。
【0027】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の文書処理方法において、前記検索処理は、第1の
記憶処理または第2の記憶処理に記憶された任意の文書
中における任意の入力方式の文字列を、任意の入力方式
で検索することをその要旨とする。
【0028】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載の文書処理方法において、前記検索処理は、第2の
記憶処理に記憶された任意の文書の文書名を、任意の入
力方式で検索することをその要旨とする。
【0029】請求項15に記載の発明は、請求項11〜
14のいずれか1項に記載の文書処理方法において、前
記検索処理は、認識文字列入力方式で入力された認識文
字列と筆記文字列入力方式で入力された筆記文字列とを
混用して入力作成された複合文字列を、任意の入力方式
で検索することをその要旨とする。
【0030】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の文書処理方法において、前記検索処理は、複合文
字列を筆記文字列で検索する際に、複合文字列を一旦全
て認識文字列に変換すると共に、筆記文字列を認識文字
列に変換し、その両方の認識文字列を照合することで検
索を行うことをその要旨とする。
【0031】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載の文書処理方法において、前記検索処理は、複合文
字列を筆記文字列で検索する際に、複合文字列を一旦全
て筆記文字列に変換し、その両方の筆記文字列を照合す
ることで検索を行うことをその要旨とする。
【0032】請求項18に記載の発明は、請求項15に
記載の文書処理方法において、前記検索処理は、複合文
字列を認識文字列で検索する際に、複合文字列を一旦全
て認識文字列に変換し、その両方の認識文字列を照合す
ることで検索を行うことをその要旨とする。
【0033】請求項19に記載の発明は、請求項10〜
18のいずれか1項に記載の文書処理方法をコンピュー
タのソフトウェアの形式で記憶したことをその要旨とす
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1に、本実施形態の文
書処理装置1のブロック構成を示す。
【0035】文書処理装置1は、入力表示部2、主制御
部3、文書メモリ4、文書フォルダー(文書ファイル
群)5、描画入力部6、認識文字列入力部7、筆記文字
列入力部8、文字切り出し部9、文字認識部10、検索
部11から構成されている。
【0036】入力表示部2は、タブレット(ディジタイ
ザ)一体型LCDから成り、入力装置としてのタブレッ
ト2aおよび入力ペン2bと、表示装置としてのLCD
2cとから構成されている。
【0037】タブレット2aとLCD2cとは積層一体
化されており、タブレット2aの入力画面上の座標と、
LCD2cの表示画面上の座標とは1対1で対応してい
る。尚、タブレット2aには種々の方式(抵抗感圧方
式、電磁誘導方式、静電結合方式、圧電効果方式、ホロ
グラム方式など)があるが、いずれの方式を採用しても
よい。
【0038】タブレット2aを用いて手書き入力を行う
には、後記するように、入力ペン2bを用いて、タブレ
ット2aの入力画面上の入力領域Aに文字を筆記するか
又は図形を描画する。そのタブレット2aを介して手書
き入力された文字または図形は、後記するように、LC
D2cの表示画面上に表示される。
【0039】また、タブレット2aの入力画面上のメニ
ュー領域Bには、後記するように、入力方式を示す各種
メニュー(描画入力モード、認識文字列入力モード、筆
記文字列入力モード)、文書編集を示す各種メニュー
(筆記文字列→認識文字列変換、認識文字列→筆記文字
列変換、コピー、ペースト)、検索方法を示す各種メニ
ュー(文書名検索、文字列検索)の各選択指示スイッチ
が配置されている。そして、各選択指示スイッチのいず
れかを1つを、入力ペン2bを用いて選択指示すること
により、各種メニューを切替選択することができる。
【0040】主制御部3は、タブレット2aを介して入
力されたメニューに基づいて、後記するように、文書処
理装置1の各部2〜11の動作を制御する。また、主制
御部3の内部には、「コピー」メニュー時に使用される
コピー用メモリ3aが設けられている。
【0041】文書メモリ4は、各入力部6〜8が作成中
の文書を一時的に記憶する。尚、文書メモリ4は、半導
体記憶装置(半導体RAM、半導体フラッシュメモリな
ど)によって具体化することができる。
【0042】文書フォルダー5は、各入力部6〜8が作
成し終えた複数の文書を記憶保存する。尚、文書フォル
ダー5は、磁気記憶装置(FD、HDなど)、光磁気記
憶装置(MDなど)、光記憶装置(DVDなど)によっ
て具体化することができる。
【0043】描画入力部6は、入力方式のメニューのう
ち「描画入力モード」が選択された場合に動作し、タブ
レット2aを介して手書き入力された文字または図形に
従い、その文字または図形をイメージデータとして取り
扱って文書を作成する。
【0044】認識文字列入力部7は、入力方式のメニュ
ーのうち「認識文字列入力モード」が選択された場合に
動作する。そして、認識文字列入力部7は、タブレット
2aを介して手書き入力された文字について、文字認識
部10で文字認識を行い、その文字認識された文字に従
って文書を作成するか、または、文字切り出し部9で文
字切り出しを行った後に、文字認識部10で文字認識を
行い、その文字認識された文字に従って文書を作成す
る。
【0045】筆記文字列入力部8は、入力方式のメニュ
ーのうち「筆記文字列入力モード」が選択された場合に
動作し、タブレット2aを介して手書き入力された文字
について、文字切り出し部9で文字切り出しを行い、そ
の切り出された文字の筆跡をストロークのデータとして
取り扱って文書を作成する。
【0046】文字切り出し部9は、公知の文字切り出し
技術を利用し、手書き入力された文字列から各文字を切
り出す。尚、文字切り出し技術については、「運筆デー
タからの字の切出し」(電子情報通信学会論文誌 D-2 V
ol.73,No.10,P.1796-1798,1990)や、特開平7−182
449号公報(G06K 9/32,9/34,9/42,9/62)などに詳述さ
れている。
【0047】文字認識部10は、公知の文字認識技術を
利用し、手書き入力された文字に対して文字認識を行う
ことで、文字コードを生成する。尚、文字コードは、具
体的には、JISで規定されている区点データを指す。
【0048】検索部11は、「文書名検索」メニューま
たは「文字列検索」メニューが選択指示された場合に動
作し、文書フォルダー5に記憶されている各文書の文書
名や、文書メモリ4または文書フォルダー5に記憶され
ている文書中に記載された任意の文字列を検索する。
【0049】図2に、文書メモリ4または文書フォルダ
ー5に記憶されている文書の書式を示す。文書メモリ4
または文書フォルダー5の内部において、各文書は一定
のデータ容量の記憶領域21内に記憶されている。図2
(a)に示すように、その記憶領域21は、コード記憶
領域21a、ストローク記憶領域22b、イメージ記憶
領域22cに分けられている。
【0050】コード記憶領域21aには、図2(b)に
示すデータ形式の複数のコードデータCDが記憶されて
いる。コードデータCDは、文字切り出し部9で切り出
された各文字毎に独立して設定され、データID、アド
レスAdd、筆記文字列の属性データ、文字コード、認識
文字列の属性データから構成されている。
【0051】データIDは、文字の入力方式が「認識文
字列入力モード」と「筆記文字列入力モード」のどちら
であるのか区別するためのデータである。アドレスAdd
は、ストローク記憶領域22bに格納されているストロ
ークデータの格納アドレスのアドレス番号を示すデータ
である。
【0052】筆記文字列の属性データは、LCD2cの
表示画面上に表示される文字の行、その行において文字
が表示される位置、表示される文字の大きさ、といった
属性を指定するためのデータである。
【0053】文字コードは、文字の入力方式が「認識文
字列入力モード」の場合に、文字認識部9で生成された
文字コードを示す。つまり、文字の入力方式が「筆記文
字列入力モード」の場合、この文字コードのデータは空
欄になっている。
【0054】認識文字列の属性データは、文字の入力方
式が「認識文字列入力モード」の場合に、LCD2cの
表示画面上に表示される文字の行、その行において文字
が表示される位置、表示される文字の大きさ、その文字
が全角文字か又は半角文字か、といった属性を指定する
ためのデータである。つまり、文字の入力方式が「筆記
文字列入力モード」の場合、この認識文字列の属性デー
タは空欄になっている。
【0055】ストローク記憶領域22bには、コードデ
ータCDのアドレスAddに対応した格納アドレスに、文
字の筆跡のストロークのデータが格納されている。イメ
ージ記憶領域22cには、「描画入力モード」で作成さ
れた文字または図形から成るイメージデータが記憶され
ている。このイメージデータは、LCD2cの表示部に
表示される文字または図形について、LCD2cの各画
素毎にX−Yの座標データとして取り扱われる。
【0056】図2(c)〜図2(e)に、「本日は晴天
なり」という文字列から成る文書が記憶領域21に記憶
されている場合の例を示す。図2(c)は、文字列が
「筆記文字列入力モード」で記憶されている場合の例で
ある。
【0057】文字列の各文字(「本」「日」「は」
「晴」「天」「な」「り」)毎に独立してコードデータ
CDが設定されている。例えば、「本」はコードデータ
CDn、「日」はコードデータCDn+1、「は」はコ
ードデータCDn+2、といった具合に設定されてい
る。
【0058】「本」を設定するコードデータCDnにお
いて、データIDには、「本」の入力方式が「筆記文字
列入力モード」である旨が指定されている。アドレスA
ddには、「本」に対応した記憶領域22bの格納アドレ
スが指定されている。つまり、記憶領域22bの格納ア
ドレスAddnに、「本」の筆跡のストロークのデータが
格納されている。筆記文字列の属性データには、LCD
2cの表示画面上に表示される「本」の表示行(例え
ば、n行)、表示される位置、大きさ(文字の高さ及び
幅)が指定されている。この場合、文字コードおよび認
識文字列の属性データは、空欄になっている。
【0059】図2(d)は、文字列が「認識文字列入力
モード」で記憶されている場合の例である。「本」を設
定するコードデータCDnにおいて、データID、アド
レスAdd、筆記文字列の属性データについては、図2
(c)の場合と同様のデータが指定されている。そし
て、文字コードには、「本」の区点コードが指定されて
いる。認識文字列の属性データには、LCD2cの表示
画面上に表示される「本」の表示行(例えば、n行)、
表示される位置、大きさ(文字のポイント数)が指定さ
れている。
【0060】図2(e)は、文字列が「筆記文字列入力
モード」と「認識文字列入力モード」とが混用されて記
憶されている場合の例である。ここで、「本」「日」
「は」「な」「り」は「筆記文字列入力モード」で記憶
され、「晴」「天」は「認識文字列入力モード」で記憶
されている。
【0061】次に、本実施形態の動作について、タブレ
ット2aを介して入力された各メニュー(描画入力モー
ド、認識文字列入力モード、筆記文字列入力モード、筆
記文字列→認識文字列変換、認識文字列→筆記文字列変
換、コピー、ペースト、文書名検索、文字列検索)毎に
説明する。
【0062】(1)描画入力モード(図3参照) 文書処理装置1の使用者が、入力ペン2bを用いて、タ
ブレット2aの入力画面上のメニュー領域Bに配置され
た「描画入力モード」の選択指示スイッチを選択指示す
ると、入力方式として「描画入力モード」が選択され
る。
【0063】すると、主制御部3は、LCD2cの表示
画面上に「描画入力モード」の画面を表示させる。「描
画入力モード」の画面では、行毎に罫線が表示される。
使用者が入力ペン2bを用いて、タブレット2aの入力
画面上の入力領域Aの任意の箇所に文字や図形を手書き
すると、主制御部3は、その手書き入力された文字や図
形の筆跡を描画入力部6へ転送する。また、主制御部3
は、そのタブレット2aを介して手書き入力された文字
や図形の筆跡を、LCD2cの表示画面上にそのまま入
力表示させる。
【0064】描画入力部6は、手書き入力された文字や
図形の筆跡の座標データを、そのままイメージデータと
して取り扱って文書を作成する。主制御部3は、その描
画入力部6の作成した文書を文書メモリ4へ転送する。
文書メモリ4は、描画入力部6の作成した文書を、前記
したようにイメージ記憶領域21c内にイメージデータ
として記憶する。
【0065】尚、以下の説明では、「描画入力モード」
の入力方式で入力作成された文字列(手書き入力された
文字列の筆跡のままで、文字の大きさも手書き入力され
た時点のままの文字列)を「描画文字列」と呼ぶ。
【0066】(2)認識文字列入力モード(図4,図5
参照) 使用者が入力ペン2bを用いて、タブレット2aの入力
画面上のメニュー領域Bに配置された「認識文字列入力
モード」の選択指示スイッチを選択指示すると、入力方
式として「認識文字列入力モード」が選択される。
【0067】すると、主制御部3は、LCD2cの表示
画面上に「認識文字列入力モード」の画面を表示させ
る。「認識文字列入力モード」には、図4に示す「間接
入力モード」と、図5に示す「直接入力モード」とがあ
り、「認識文字列入力モード」の選択指示スイッチを選
択指示する度に各モードが切り替わるようになってい
る。
【0068】(2−1)間接入力モード(図4参照) 「間接入力モード」の画面では、文字の記入枠Cと、文
字の表示箇所Dとが表示される。文字の表示箇所Dに
は、行毎に罫線が表示される。
【0069】使用者が入力ペン2bを用いて、タブレッ
ト2aの入力画面上の文字の記入枠Cに文字を手書きす
ると、主制御部3は、その手書き入力された文字列の筆
跡を認識文字列入力部7へ転送する。また、主制御部3
は、そのタブレット2aを介して手書き入力された文字
列の筆跡を、LCD2cの表示画面上の文字の記入枠C
にそのまま表示させる。
【0070】認識文字列入力部7は、手書き入力された
文字列の筆跡を、文字認識部10へ転送する。文字認識
部10は、手書き入力された文字に対して文字認識を行
い、文字コードを生成する。認識文字列入力部7は、生
成された文字コードに対応して、前記した認識文字列の
属性データを生成する。主制御部3は、その文字コード
と認識文字列の属性データとを、文書メモリ4へ転送す
る。文書メモリ4は、その文字コードと認識文字列の属
性データとを、前記したようにコード記憶領域21a内
にコードデータCDとして記憶する。
【0071】また、認識文字列入力部7は、手書き入力
された文字列の筆跡をストロークのデータとして取り扱
い、前記した筆記文字列の属性データを生成する。主制
御部3は、そのストロークのデータと筆記文字列の属性
データとを、文書メモリ4へ転送する。文書メモリ4
は、そのストロークのデータにアドレスAddを設定し、
そのアドレスAddと筆記文字列の属性データとを、前記
したようにコード記憶領域21a内にコードデータCD
として記憶する。また、文書メモリ4は、そのストロー
クのデータを、前記したようにストローク記憶領域21
b内に記憶する。
【0072】そして、主制御部3は、認識文字列入力部
7が作成して文書メモリ4に記憶された文書を、LCD
2cの表示画面上に入力表示させる。すなわち、LCD
2cの表示画面上の文字の表示箇所Dにおいて、カーソ
ルEで指定された行および位置に、文字コードに対応す
る活字の文字列(手書き入力された文字列の筆跡が文字
認識されて生成された活字の文字列)が表示される。こ
のとき、カーソルEで指定された行および位置に表示さ
れる文字列の大きさは、行の罫線間隔に対応した大きさ
に設定される。
【0073】(2−2)直接入力モード(図5参照) 「直接入力モード」の画面では、行毎に罫線が表示され
る。使用者が入力ペン2bを用いて、タブレット2aの
入力画面上の入力領域Aの任意の箇所に文字を手書きし
て一定時間経過すると、主制御部3は手書き入力が一旦
終了したと判定し、その手書き入力された文字列の筆跡
を、認識文字列入力部7へ転送する。また、主制御部3
は、そのタブレット2aを介して手書き入力された文字
列の筆跡を、LCD2cの表示画面上にそのまま表示さ
せる。
【0074】認識文字列入力部7は、手書き入力された
文字列の筆跡を、文字切り出し部9へ転送する。文字切
り出し部9は、手書き入力された文字列から各文字を切
り出す。認識文字列入力部7は、その文字切り出し部9
で切り出された各文字を文字認識部10へ転送する。文
字認識部10は、手書き入力された文字に対して文字認
識を行い、文字コードを生成する。
【0075】これ以降の認識文字列入力部7および文書
メモリ4の動作は、「間接入力モード」と同じである。
そして、主制御部3は、認識文字列入力部7が作成して
文書メモリ4に記憶された文書を、LCD2cの表示画
面上に表示させる。すなわち、LCD2cの表示画面上
のカーソルEで指定された行および位置に、文字コード
に対応する活字の文字列が入力表示される。このとき、
カーソルEで指定された行および位置に表示される文字
列の大きさは、行の罫線間隔に対応した大きさに設定さ
れる。そして、カーソルEで指定された行および位置に
文字列が表示された後に、手書き入力された文字列の筆
跡が消去される。
【0076】尚、以下の説明では、「認識文字列入力モ
ード」の入力方式で入力作成された文字列(手書き入力
された文字列の筆跡が文字認識されて生成された活字の
文字列)を「認識文字列」と呼ぶ。
【0077】(3)筆記文字列入力モード(図6参照) 使用者が入力ペン2bを用いて、タブレット2aの入力
画面上のメニュー領域Bに配置された「筆記文字列入力
モード」の選択指示スイッチを選択指示すると、入力方
式として「筆記文字列入力モード」が選択される。
【0078】すると、主制御部3は、LCD2cの表示
画面上に「筆記文字列入力モード」の画面を表示させ
る。「筆記文字列入力モード」の画面では、行毎に罫線
が表示される。
【0079】使用者が入力ペン2bを用いて、タブレッ
ト2aの入力画面上の入力領域Aの任意の箇所に文字を
手書きして一定時間経過すると、主制御部3は手書き入
力が一旦終了したと判定し、その手書き入力された文字
列の筆跡を、筆記文字列入力部8へ転送する。また、主
制御部3は、そのタブレット2aを介して手書き入力さ
れた文字列の筆跡を、LCD2cの表示画面上にそのま
ま表示させる。
【0080】筆記文字列入力部8は、手書き入力された
文字列の筆跡を、文字切り出し部9へ転送する。文字切
り出し部9は、手書き入力された文字列から各文字を切
り出す。筆記文字列入力部8は、その文字切り出し部9
で切り出された各文字列の筆跡をストロークのデータと
して取り扱い、前記した筆記文字列の属性データを生成
する。主制御部3は、そのストロークのデータと筆記文
字列の属性データとを、文書メモリ4へ転送する。これ
以降の文書メモリ4の動作は、「間接入力モード」と同
じである。
【0081】そして、主制御部3は、筆記文字列入力部
8が作成して文書メモリ4に記憶された文書を、LCD
2cの表示画面上に表示させる。すなわち、LCD2c
の表示画面上のカーソルEで指定された行および位置
に、手書き入力された文字列の筆跡のままの文字列が入
力表示される。但し、カーソルEで指定された行および
位置に表示される文字列の大きさは、手書き入力された
ままの大きさではなく、行の罫線間隔に対応した大きさ
に変更される。そして、カーソルEで指定された行およ
び位置に文字列が表示された後に、手書き入力された文
字列の筆跡が消去される。
【0082】尚、以下の説明では、「筆記文字列入力モ
ード」の入力方式で入力作成された文字列(手書き入力
された文字列の筆跡のままで、文字の大きさだけが行の
罫線間隔に対応して変更されている文字列)を「筆記文
字列」と呼ぶ。
【0083】図6に示すように、「認識文字列」と「筆
記文字列」とを併用して文書を作成することができる。
すなわち、「認識文字列入力モード」を選択して「認識
文字列」で「第1章 ペン形機器」と入力し、その次の
行を作成する際に、「筆記文字列入力モード」を選択し
て「筆記文字列」で「アイデア」と入力することができ
る。
【0084】(4)筆記文字列→認識文字列変換(図
7,図8参照) 図7に示すように、使用者が入力ペン2bを用いて、L
CD2cの表示画面上の「筆記文字列」を指定すると、
その文字列「アイデア」が強調表示される。
【0085】続いて、使用者が入力ペン2bを用いて、
タブレット2aの入力画面上のメニュー領域Bに配置さ
れた「筆記文字列→認識文字列変換」の選択指示スイッ
チを選択指示すると、「筆記文字列→認識文字列変換」
メニューが選択される。
【0086】すると、主制御部3は、その指定された文
字列を、認識文字列入力部7へ転送する。これ以降は、
前記した「直接入力モード」と同様の動作が行われる。
その結果、図8に示すように、「筆記文字列」が「認識
文字列」に変換される。
【0087】(5)認識文字列→筆記文字列変換(図
9,図10参照) 図9に示すように、使用者が入力ペン2bを用いて、L
CD2cの表示画面上の「認識文字列」を指定すると、
その文字列「ペン形機器」が強調表示される。
【0088】続いて、使用者が入力ペン2bを用いて、
タブレット2aの入力画面上のメニュー領域Bに配置さ
れた「認識文字列→筆記文字列変換」の選択指示スイッ
チを選択指示すると、「認識文字列→筆記文字列変換」
メニューが選択される。
【0089】すると、主制御部3は、その指定された文
字列を構成する各文字に対応するコードデータCDおよ
びストロークのデータを、文書メモリ4に記憶された文
書のコード記憶領域21aおよびストローク記憶領域2
1bから読み出す。そして、主制御部3は、そのコード
データCDおよびストロークのデータに基づいて、手書
き入力された文字列の筆跡のままの文字列を復元し、そ
の復元した文字列をLCD2cの表示画面上に表示させ
る。
【0090】その結果、図10に示すように、「認識文
字列」が「筆記文字列」に変換される。 (6)コピー(図11参照) 文書処理装置1では、文書フォルダー5に記憶されてい
る各文書のうちから任意の文書を選び出し、その文書を
第2の文書Fとして、LCD2cの表示画面上に既に表
示されている第1の文書Gに並べて表示することができ
る。
【0091】次に、使用者が入力ペン2bを用いて、第
2の文書Fの「描画文字列」を指定すると、その文字列
「アイデア」は強調表示される。使用者が入力ペン2b
を用いて、タブレット2aの入力画面上のメニュー領域
Bに配置された「コピー」の選択指示スイッチを選択指
示すると、「コピー」メニューが選択される。
【0092】主制御部3は、その指定された文字列を構
成する各文字に対応するイメージデータを、文書フォル
ダー5に記憶されている文書のイメージ記憶領域21c
から読み出す。そして、主制御部3は、そのイメージデ
ータをコピー用メモリ3aに記憶させる。
【0093】(7)ペースト(図12参照) 「コピー」メニューが選択されて状態で、使用者が入力
ペン2bを用いて、タブレット2aの入力画面上のメニ
ュー領域Bに配置された「筆記文字列入力モード」の選
択指示スイッチを選択指示すると、入力方式として「筆
記文字列入力モード」が選択される。
【0094】すると、主制御部3は、コピー用メモリ3
aに記憶されているイメージデータを、筆記文字列入力
部8へ転送する。これ以降は、前記した「筆記文字列入
力モード」と同様の動作が行われる。
【0095】その結果、第2の文書Fの「描画文字列」
は、第1の文書GにおけるカーソルEで指定された行お
よび位置に「筆記文字列」で入力表示される。つまり、
第2の文書Fの「描画文字列」を「筆記文字列」に変換
した上で、その「筆記文字列」を第1の文書Gの任意の
箇所に複写することができる。
【0096】ところで、「コピー」メニューが選択され
て状態で、使用者が入力ペン2bを用いて、タブレット
2aの入力画面上のメニュー領域Bに配置された「認識
文字列入力モード」の選択指示スイッチを選択指示する
と、入力方式として「認識文字列入力モード」が選択さ
れる。
【0097】すると、主制御部3は、コピー用メモリ3
aに記憶されているイメージデータを、認識文字列入力
部7へ転送する。これ以降は、前記した「認識文字列入
力モード」と同様の動作が行われる。
【0098】その結果、第2の文書Fの「描画文字列」
は、第1の文書GにおけるカーソルEで指定された行お
よび位置に「認識文字列」で入力表示される。つまり、
第2の文書Fの「描画文字列」を「認識文字列」に変換
した上で、その「認識文字列」を第1の文書Gの任意の
箇所に複写することができる。
【0099】尚、ここでは、別々の文書間で「描画文字
列」を「筆記文字列」または「認識文字列」に変換した
が、同一文書内において「描画文字列」を「筆記文字
列」または「認識文字列」に変換してもよい。
【0100】また、前記した「認識文字列→筆記文字列
変換」メニューや「筆記文字列→認識文字列変換」メニ
ューにおいても、別々の文書間で入力方式の変換を行っ
てもよい。つまり、任意の文書の「認識文字列」を「筆
記文字列」に変換した上で、その「筆記文字列」を別の
文書の任意の箇所に複写することもできる。また、任意
の文書の「筆記文字列」を「認識文字列」に変換した上
で、その「認識文字列」を別の文書の任意の箇所に複写
することもできる。
【0101】(8)文書名検索(図13〜図15参照) 上記の各入力モードによって作成した文書を、使用者が
保存したいと考えた場合には、文書メモリ4に記憶され
た文書を、主制御部3を介して文書フォルダー5へ転送
させて記憶保存させる。その際に、使用者は、作成した
文書に適宜な文書名をつけておく。ここで、文書名は、
「認識文字列入力モード」または「筆記文字列入力モー
ド」のいずれか一方の入力方式で入力することができ
る。つまり、文書名は「認識文字列」または「筆記文字
列」で入力することができる。
【0102】そして、文書フォルダー5に記憶保存され
ている作成済みの文書を読む場合や編集する場合、使用
者が文書フォルダー5に記憶保存されている複数の文書
から所望の文書を選びだすと、その文書は主制御部3を
介して文書フォルダー5から読み出され、主制御部3を
介してLCD2cの表示画面上に表示される。
【0103】この文書フォルダー5に記憶保存されてい
る複数の文書から所望の文書を選びだす際に、「文書名
検索」メニューが用いられる。使用者が入力ペン2bを
用いて、タブレット2aの入力画面上のメニュー領域B
に配置された「文書名検索」の選択指示スイッチを選択
指示すると、「文書名検索」メニューが選択される。
【0104】図13〜図15に示すように、主制御部3
は、LCD2cの表示画面上に「文書名検索」の画面を
表示させる。「文書名検索」の画面では、文書名の記入
枠Hが表示される。
【0105】「文書名検索」メニューでは、文書名の記
入枠Hに「認識文字列」または「筆記文字列」のどちら
で文書名を入力した場合でも、文書フォルダー5に記憶
保存されている文書の文書名の入力方式に関係なく、文
書名を検索することができる。
【0106】図13に、「筆記文字列」で文書名がつけ
られて文書フォルダー5に記憶保存された文書を検索す
る際に、文書名の記入枠Hに「筆記文字列」で文書名を
入力した場合を示す。
【0107】使用者が入力ペン2bを用いて、タブレッ
ト2aの入力画面上の文書名の記入枠Hに文書名を手書
きすると、主制御部3は、その手書き入力された文字列
の筆跡を検索部11へ転送する。また、主制御部3は、
そのタブレット2aを介して手書き入力された文字列の
筆跡を、LCD2cの表示画面上の文書名の記入枠Hに
そのまま表示させる。
【0108】検索部11は、手書き入力された文字列の
筆跡と、文書フォルダー5に記憶されている複数の文書
のうち「筆記文字列」でつけられた文書名の文字列の筆
跡とを照合し、照合度が最も高い文書名を検索する。
尚、文字列の筆跡の照合技術については、公知であるの
で説明を省略する。
【0109】図14に、「認識文字列」で文書名がつけ
られて文書フォルダー5に記憶保存された文書を検索す
る際に、文書名の記入枠Hに「筆記文字列」で文書名を
入力した場合を示す。
【0110】使用者が入力ペン2bを用いて、タブレッ
ト2aの入力画面上の文書名の記入枠Hに文書名を手書
きすると、主制御部3は、その手書き入力された文字列
の筆跡を検索部11へ転送する。また、主制御部3は、
そのタブレット2aを介して手書き入力された文字列の
筆跡を、LCD2cの表示画面上の文書名の記入枠Hに
そのまま表示させる。
【0111】検索部11は、手書き入力された文字列の
筆跡を、認識文字列入力部7へ転送する。認識文字列入
力部7は、前記した「直接入力モード」と同様の動作に
より、手書き入力された文字列の筆跡に対して文字切り
出しおよび文字認識を行い、手書き入力された文字列の
筆跡に対応する活字の文字列を複数組生成する。例え
ば、手書き入力された文字列「アイデア」に対して、活
字の文字列「アイテ7」「アイデア」「アイテ11マ」
などを作成する。主制御部3は、その複数組の活字の文
字列を検索部11へ転送する。
【0112】検索部11は、認識文字列入力部7の生成
した複数組の活字の文字列の文字コードと、文書フォル
ダー5に記憶されている複数の文書のうち「認識文字
列」でつけられた文書名の文字コードとを照合し、照合
度が最も高い文書名を検索する。
【0113】図15に、「筆記文字列」で文書名がつけ
られて文書フォルダー5に記憶保存された文書を検索す
る際に、文書名の記入枠Hに「認識文字列」で文書名を
入力した場合を示す。
【0114】使用者が入力ペン2bを用いて、タブレッ
ト2aの入力画面上の文書名の記入枠Hに文書名を手書
きすると、主制御部3は、その手書き入力された文字列
の筆跡を認識文字列入力部7へ転送する。
【0115】認識文字列入力部7は、前記した「直接入
力モード」と同様の動作により、手書き入力された文字
列の筆跡に対して文字切り出しおよび文字認識を行い、
手書き入力された文字列の筆跡に対応する活字の文字列
を生成する。
【0116】主制御部3は、認識文字列入力部7が作成
した活字の文字列を、LCD2cの表示画面上の文書名
の記入枠Hに表示させる。また、主制御部3は、文書フ
ォルダー5に記憶されている複数の文書のうち、「筆記
文字列」でつけられた文書名の手書き入力された文字列
の筆跡を認識文字列入力部7へ転送する。
【0117】認識文字列入力部7は、前記した「直接入
力モード」と同様の動作により、手書き入力された文字
列の筆跡に対して文字切り出しおよび文字認識を行い、
手書き入力された文字列の筆跡に対応する活字の文字列
を複数組生成する。
【0118】検索部11は、認識文字列入力部7の生成
した複数組の活字の文字列の文字コードと、LCD2c
の表示画面上の文書名の記入枠Hに表示された文書名の
コードとを照合し、照合度が最も高い文書名を検索す
る。
【0119】ところで、「認識文字列」で文書名がつけ
られて文書フォルダー5に記憶保存された文書を検索す
る際に、文書名の記入枠Hに「認識文字列」で文書名を
入力した場合についても、上記と同様の動作によって確
実な検索を行うことができる。
【0120】(9)文字列検索(図16,図17参照) 文書メモリ4または文書フォルダー5に記憶されている
文書中に記載された任意の文字列を検索する際に、「文
字列検索」メニューが用いられる。
【0121】使用者が入力ペン2bを用いて、タブレッ
ト2aの入力画面上のメニュー領域Bに配置された「文
字列検索」の選択指示スイッチを選択指示すると、「文
字列検索」メニューが選択される。
【0122】図16または図17に示すように、主制御
部3は、LCD2cの表示画面上に「文字列検索」の画
面を表示させる。「文字列検索」の画面では、文字列の
記入枠Iが表示される。
【0123】「文字列検索」メニューでは、文字列の記
入枠Iに「認識文字列」または「筆記文字列」のどちら
で文字列を入力した場合でも、文書メモリ4または文書
フォルダー5に記憶されている文書中に記載された任意
の文字列の入力方式に関係なく、文字列を検索すること
ができる。
【0124】図16に示すように、使用者が入力ペン2
bを用いて、タブレット2aの入力画面上の文字列の記
入枠Iに文字列を手書きすると、主制御部3は、その手
書き入力された文字列の筆跡を検索部11へ転送する。
また、主制御部3は、そのタブレット2aを介して手書
き入力された文字列の筆跡を、LCD2cの表示画面上
の文字列の記入枠Iにそのまま表示させる。
【0125】検索部11は、手書き入力された文字列の
筆跡を、認識文字列入力部7へ転送する。認識文字列入
力部7は、前記した「直接入力モード」と同様の動作に
より、手書き入力された文字列の筆跡に対して文字切り
出しおよび文字認識を行い、手書き入力された文字列の
筆跡に対応する活字の文字列を複数組生成する。例え
ば、手書き入力された文字列「電子インクに対して、活
字の文字列「雲子インク」「電子インク」「雲子イン
7」などを作成する。主制御部3は、その複数組の活字
の文字列を検索部11へ転送する。
【0126】文書メモリ4または文書フォルダー5に記
憶されている文書中には、「認識文字列」と「筆記文字
列」とを混用して入力作成された文字列(以下、「複合
文字列」という)がある。
【0127】認識文字列入力部7は、前記した「文書名
検索」メニューと同様の動作により、複合文字列におい
て「筆記文字列入力モード」で作成された文字列部分の
文字認識を行い、手書き入力された文字列の筆跡に対応
する活字の文字列を複数組生成する。そして、認識文字
列入力部7は、「複合文字列」における「認識文字列」
の部分「電子」の文字コードと、「筆記文字列」の部分
「インク」に対応する複数組の活字の文字列の文字コー
ドとを組み合わせる。
【0128】検索部11は、認識文字列入力部7が組み
合わせた複数組の活字の文字列の文字コードと、LCD
2cの表示画面上の文字列の記入枠Iに表示された文字
列に対応した複数組の活字の文字列の文字コードとを照
合し、照合度が最も高い文字列を検索する。
【0129】また、図17に示すように、前記した「認
識文字列→筆記文字列変換」メニューと同様の動作によ
り、「複合文字列」における「認識文字列」の部分を
「筆記文字列」に変換する。その結果、「複合文字列」
は全て「筆記文字列」に変換される。そして、検索部1
1は、LCD2cの表示画面上の文字列の記入枠Iに表
示された文字列と、「筆記文字列」に変換された「複合
文字列」とを照合して文字列を検索する。
【0130】尚、「複合文字列」を検索する際に、図1
6に示す動作と図17に示す動作のどちらを行うかは、
主制御部3が決定する。ところで、「複合文字列」を
「認識文字列」で検索する際には、「複合文字列」を全
て「認識文字列」に変換し、両者を照合することで検索
を行えばよい。
【0131】図18に、各入力モード(描画入力モー
ド、認識文字列入力モード、筆記文字列入力モード)を
併用または混用して作成した文書の例を示す。文書を作
成する際に、時間的な余裕がある場合には、「認識文字
列入力モード」を使用して活字の文字列「出張(枚
方)」「出張(鳥取)」を入力する。
【0132】また、電話をかけながら急いで文書を作成
するときのように、時間的に余裕がない場合には、「筆
記文字列入力モード」を使用して手書き入力された文字
列「PDA」を入力したり、「描画入力モード」を使用
して手書き入力された図形(図示J)を入力しておく。
【0133】「筆記文字列入力モード」や「描画入力モ
ード」で入力した文字列は、前記した「筆記文字列→認
識文字列変換」メニューや「コピー」「ペースト」メニ
ューを使用して、「認識文字列入力モード」で作成した
文字列に変換することができる。そして、いずれの入力
モードを使用して入力した文字列についても、前記した
「文字列検索」メニューを使用して検索することができ
る。
【0134】図19は、上記した本実施形態の文書処理
装置1の機能を概念的に表したものである。このよう
に、本実施形態によれば、以下の作用および効果を得る
ことができる。
【0135】(1)文書の作成途中でも、入力方式のメ
ニュー(筆記文字列入力モード、認識文字列入力モー
ド)を切り換えることにより、筆記文字列入力方式と認
識文字列入力方式とを併用または混用して、文書入力を
行うことができる。その結果、入力方式の自由度が高く
なり、使い勝手が向上する。
【0136】(2)筆記文字列入力方式で入力作成され
た文字列(「筆記文字列」)を、認識文字列入力で入力
作成された文字列(「認識文字列」)に自由に変換する
ことができる。また、認識文字列入力で入力作成された
文字列を筆記文字列入力方式で入力作成された文字列に
自由に変換することができる。そして、「描画入力モー
ド」で入力作成された文字列を、筆記文字列入力方式で
入力作成された文字列や、認識文字列入力で入力作成さ
れた文字列に自由に変換することができる。加えて、文
書フォルダー5に記憶されている各文書間において、任
意の入力方式で入力作成された任意の文字列を、所望の
入力方式で入力作成された文字列に変換した上で、自由
に複写し合うことができる。
【0137】従って、筆記文字列入力方式と認識文字列
入力方式とを併用または混用して、文書編集を行うこと
ができる。例えば、最初に入力方式を誤った場合でも、
後で所望の入力方式に直すことが可能になり、入力方式
の選択に特別な注意を払う必要がなくなるため、使い勝
手が向上する。
【0138】(3)「文書名検索」メニューを使用する
ことで、文書フォルダー5に記憶保存されている文書の
文書名の入力方式に関係なく、文書を検索することがで
きる。
【0139】つまり、「筆記文字列」で文書名がつけら
れて文書フォルダー5に記憶保存された文書を、「筆記
文字列」で検索することができる。また、「認識文字
列」で文書名がつけられて文書フォルダー5に記憶保存
された文書を、「筆記文字列」で検索することができ
る。また、「筆記文字列」で文書名がつけられて文書フ
ォルダー5に記憶保存された文書を、「認識文字列」で
検索することができる。また、「認識文字列」で文書名
がつけられて文書フォルダー5に記憶保存された文書
を、「認識文字列」で検索することができる。
【0140】従って、筆記文字列入力方式と認識文字列
入力方式とを併用して、両方式の文書の文書名を容易に
検索することができる。 (4)「文書名検索」メニューを使用することで、文書
メモリ4または文書フォルダー5に記憶されている文書
中に記載された任意の文字列の入力方式に関係なく、文
字列を検索することができる。
【0141】つまり、「筆記文字列」で文書メモリ4ま
たは文書フォルダー5に記憶されている文字列を、「筆
記文字列」で検索することができる。また、「認識文字
列」で文書メモリ4または文書フォルダー5に記憶され
ている文字列を、「筆記文字列」で検索することができ
る。また、「筆記文字列」で文書メモリ4または文書フ
ォルダー5に記憶されている文字列を、「認識文字列」
で検索することができる。また、「認識文字列」で文書
メモリ4または文書フォルダー5に記憶されている文字
列を、「認識文字列」で検索することができる。
【0142】ところで、「認識文字列」と「筆記文字
列」とを混用して入力作成された「複合文字列」を「筆
記文字列」で検索する際には、以下の2つの方法があ
る。 (1) 「複合文字列」を一旦全て「認識文字列」に変換す
ると共に、「筆記文字列」を「認識文字列」に変換し、
両方の「認識文字列」を照合することで検索を行う。
【0143】(2) 「複合文字列」を一旦全て「筆記文字
列」に変換し、両方の「筆記文字列」を照合することで
検索を行う。また、「複合文字列」を「認識文字列」で
検索する際には、「複合文字列」を全て「認識文字列」
に変換し、両者を照合することで検索を行う。
【0144】従って、筆記文字列入力方式と認識文字列
入力方式とを併用して、文書中に記載された任意の文字
を容易に検索することができる。尚、上記実施形態は以
下のように変更してもよく、その場合でも同様の作用お
よび効果を得ることができる。
【0145】(1)上記実施形態では、カーソルEで指
定された行および位置に入力された文字列や変換された
文字列を表示したが、カーソルEに関係なく、LCD2
cの表示画面上の任意の位置に表示するようにしてもよ
い。例えば、使用者が手書き入力した位置に表示しても
よい。また、使用者が手書き入力した位置に基づいて、
使用者が意図している位置を推測して表示してもよい。
【0146】(2)入力装置としては、タブレット2a
および入力ペン2bだけでなく、その他のポインティン
グデバイス(マウス、トラックボール、パッド、タッチ
パネルなど)を含め、手書き入力が可能なものであれ
ば、どのような装置を用いてもよい。
【0147】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項2〜9のいずれか1項に記載の文書処理装
置において、前記入力選択手段(2a,2b,3)およ
び表示手段(2c,3)はタブレット一体型LCDによ
って構成される文書処理装置。
【0148】このようにすれば、入力選択手段と表示手
段とを一体化して、確実な手書き入力を行うことができ
る。 (ロ)請求項2〜9のいずれか1項に記載の文書処理装
置において、前記認識文字列入力手段(2a,2b,
7,9,10)は、公知の文字切り出し技術を利用し
て、手書き入力された文字列から各文字を切り出す文字
切り出し部(9)と、公知の文字認識技術を利用し、手
書き入力された文字に対して文字認識を行うことで、文
字コードを生成する文字認識部(10)とを備えた文書
処理装置。
【0149】このようにすれば、手書き入力された各文
字毎に、確実な文字認識および文字コードの生成を行う
ことができる。 (ハ)請求項2〜9のいずれか1項に記載の文書処理装
置において、前記筆記文字列入力手段(2a,2b,
8,9)は、公知の文字切り出し技術を利用して、手書
き入力された文字列から各文字を切り出す文字切り出し
部(9)を備えた文書処理装置。
【0150】このようにすれば、手書き入力された各文
字毎に、筆跡をストロークのデータとして確実に入力す
ることができる。ところで、本明細書において、記憶媒
体とは、読み出し及び書き込みが可能な半導体記憶装
置、磁気記憶装置の記憶媒体、光磁気記憶装置の記憶媒
体など、コンピュータのソフトウェアを記憶できるもの
ならどのようなものでもよい。具体的には、半導体RO
M、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、相変化ディスク、磁気テープなど
を含むものとする。
【0151】
【発明の効果】請求項1〜9のいずれか1項に記載の発
明によれば、筆記文字列入力方式と認識文字列入力方式
とを併用または混用して文書入力を行い、その入力され
た両方式の文書の文書名や、文書中に記載された任意の
文字列を、簡単な操作で自由に検索することが可能な文
書処理装置を提供することができる。
【0152】請求項10〜18のいずれか1項に記載の
発明によれば、筆記文字列入力方式と認識文字列入力方
式とを併用または混用して文書入力を行い、その入力さ
れた両方式の文書の文書名や、文書中に記載された任意
の文字列を、簡単な操作で自由に検索することが可能な
文書処理方法を提供することができる。
【0153】請求項19に記載の発明によれば、請求項
10〜18のいずれか1項に記載の文書処理方法をコン
ピュータのソフトウェアの形式で記憶した記憶媒体を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のブロック構成図。
【図2】一実施形態の文書の書式を説明するための説明
図。
【図3】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図4】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図5】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図6】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図7】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図8】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図9】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図10】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図11】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図12】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図13】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図14】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図15】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図16】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図17】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図18】一実施形態の動作を説明するための説明図。
【図19】一実施形態の機能を説明するための概念図。
【図20】従来の形態の機能を説明するための概念図。
【符号の説明】
2a…入力手段としてのタブレット 2b…入力手段としての入力ペン 2c…表示手段としてのLCD 3…表示手段および検索手段としての制御部 4…第1の記憶手段としての文書メモリ 5…第2の記憶手段としての文書フォルダー 6…描画入力手段としての描画部 7…認識文字列入力手段としての認識文字列入力部 8…筆記文字列入力手段としての筆記文字列入力部 9…入力手段としての文字切り出し部 10…認識文字列入力手段としての文字認識部 11…検索手段としての検索部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力された文字に対して文字認識
    を行い、文字コードに変換する認識文字列入力方式と、
    手書き入力された文字に対して文字認識を行わず、筆跡
    をストロークのデータとして扱う筆記文字列入力方式と
    を併用または混用して文字列の入力を行い、その入力さ
    れた任意の文字列を任意の入力方式で検索する文書処理
    装置。
  2. 【請求項2】 手書き入力された文字に対して文字認識
    を行い、文字コードに変換して入力する認識文字列入力
    方式を用い、文字列を含む文書を作成する認識文字列入
    力手段(2a,2b,7,9,10)と、 手書き入力された文字に対して文字認識を行わず、筆跡
    をストロークのデータとして入力する筆記文字列入力方
    式を用い、文字列を含む文書を作成する筆記文字列入力
    手段(2a,2b,8,9)と、 各入力手段のいずれか一方を選択する入力選択手段(2
    a,2b,3)と、 各入力手段の作成した文書中の文字列を、任意の箇所に
    任意の大きさで表示する表示手段(2c,3)と、 各入力手段の作成した文書中における任意の入力方式の
    文字列を、任意の入力方式で検索する検索手段(3,1
    1)とを備えた文書処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の文書処理装置におい
    て、 前記各入力手段が作成中の文書を一時的に記憶する第1
    の記憶手段(4)と、 前記各入力手段が作成し終えた複数の文書に、各入力手
    段を介して認識文字列入力方式または筆記文字列入力方
    式を用いて文書名を付し、その文書名が付された文書を
    記憶保存する第2の記憶手段(5)とを備え、 各記憶手段は、認識文字列入力方式と筆記文字列入力方
    式とを併用して文書を記憶する文書処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の文書処理装置におい
    て、 前記検索手段は、第1の記憶手段または第2の記憶手段
    に記憶された任意の文書中における任意の入力方式の文
    字列を、任意の入力方式で検索する文書処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の文書処理装置におい
    て、 前記検索手段は、第2の記憶手段に記憶された任意の文
    書の文書名を、任意の入力方式で検索する文書処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか1項に記載の文
    書処理装置において、 前記検索手段は、認識文字列入力方式で入力された認識
    文字列と筆記文字列入力方式で入力された筆記文字列と
    を混用して入力作成された複合文字列を、任意の入力方
    式で検索する文書処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の文書処理装置におい
    て、 前記検索手段は、複合文字列を筆記文字列で検索する際
    に、複合文字列を一旦全て認識文字列に変換すると共
    に、筆記文字列を認識文字列に変換し、その両方の認識
    文字列を照合することで検索を行う文書処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の文書処理装置におい
    て、 前記検索手段は、複合文字列を筆記文字列で検索する際
    に、複合文字列を一旦全て筆記文字列に変換し、その両
    方の筆記文字列を照合することで検索を行う文書処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の文書処理装置におい
    て、 前記検索手段は、複合文字列を認識文字列で検索する際
    に、複合文字列を一旦全て認識文字列に変換し、その両
    方の認識文字列を照合することで検索を行う文書処理装
    置。
  10. 【請求項10】 手書き入力された文字に対して文字認
    識を行い、文字コードに変換する認識文字列入力方式
    と、手書き入力された文字に対して文字認識を行わず、
    筆跡をストロークのデータとして扱う筆記文字列入力方
    式とを併用または混用して文字列の入力を行い、その入
    力された任意の文字列を任意の入力方式で検索する文書
    処理方法。
  11. 【請求項11】 手書き入力された文字に対して文字認
    識を行い、文字コードに変換して入力する認識文字列入
    力方式を用い、文字列を含む文書を作成する認識文字列
    入力処理と、 手書き入力された文字に対して文字認識を行わず、筆跡
    をストロークのデータとして入力する筆記文字列入力方
    式を用い、文字列を含む文書を作成する筆記文字列入力
    処理と、 各入力処理のいずれか一方を選択する入力選択処理と、 各入力処理の作成した文書中の文字列を、任意の箇所に
    任意の大きさで表示する表示処理と、 各入力処理の作成した文書中における任意の入力方式の
    文字列を、任意の入力方式で検索する検索処理とを備え
    た文書処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の文書処理方法にお
    いて、 前記各入力処理が作成中の文書を一時的に記憶する第1
    の記憶処理と、 前記各入力処理が作成し終えた複数の文書に、各入力処
    理を介して認識文字列入力方式または筆記文字列入力方
    式を用いて文書名を付し、その文書名が付された文書を
    記憶保存する第2の記憶処理とを備え、 各記憶処理は、認識文字列入力方式と筆記文字列入力方
    式とを併用して文書を記憶する文書処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の文書処理方法にお
    いて、 前記検索処理は、第1の記憶処理または第2の記憶処理
    に記憶された任意の文書中における任意の入力方式の文
    字列を、任意の入力方式で検索する文書処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の文書処理方法にお
    いて、 前記検索処理は、第2の記憶処理に記憶された任意の文
    書の文書名を、任意の入力方式で検索する文書処理方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14のいずれか1項に記
    載の文書処理方法において、 前記検索処理は、認識文字列入力方式で入力された認識
    文字列と筆記文字列入力方式で入力された筆記文字列と
    を混用して入力作成された複合文字列を、任意の入力方
    式で検索する文書処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の文書処理方法にお
    いて、 前記検索処理は、複合文字列を筆記文字列で検索する際
    に、複合文字列を一旦全て認識文字列に変換すると共
    に、筆記文字列を認識文字列に変換し、その両方の認識
    文字列を照合することで検索を行う文書処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の文書処理方法にお
    いて、 前記検索処理は、複合文字列を筆記文字列で検索する際
    に、複合文字列を一旦全て筆記文字列に変換し、その両
    方の筆記文字列を照合することで検索を行う文書処理方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の文書処理方法にお
    いて、 前記検索処理は、複合文字列を認識文字列で検索する際
    に、複合文字列を一旦全て認識文字列に変換し、その両
    方の認識文字列を照合することで検索を行う文書処理方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項10〜18のいずれか1項に記
    載の文書処理方法をコンピュータのソフトウェアの形式
    で記憶した記憶媒体。
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