JPH0931927A - 自掃式視線誘導標 - Google Patents

自掃式視線誘導標

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JPH0931927A
JPH0931927A JP7185964A JP18596495A JPH0931927A JP H0931927 A JPH0931927 A JP H0931927A JP 7185964 A JP7185964 A JP 7185964A JP 18596495 A JP18596495 A JP 18596495A JP H0931927 A JPH0931927 A JP H0931927A
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JP
Japan
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rotary blade
arc
wind force
reflector
reflecting surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP7185964A
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English (en)
Inventor
Keisuke Muta
圭助 牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射面に設けられた回転羽根を風力により回転
させ、その反射面の塵や汚れを払拭させるようになされ
た自掃式視線誘導標に関し、少ない風力によっても回転
羽根を回転させるようにする。 【解決手段】板状体が円弧状に湾曲されると共にその湾
曲方向とは逆方向にねじり加工が施されてなる回転羽根
3を使用し、しかもその円弧半径Aを100〜145m
mの範囲とし、ねじれ角は取付端31に対して先端32
が30〜60度の範囲とすることにより、風力を円弧状
の湾曲方向だけでなくねじり方向からも効果的に受ける
ことができ、少ない風力によっても回転羽根3を回転さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射面に設けられ
た回転羽根を車両通過時の風力等により回転させ、その
反射面の塵や汚れを払拭させるようになされた自掃式視
線誘導標に関し、特に回転羽根を少ない風力でも回転さ
せるようになされたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、風力を利用した自掃式視線誘導標
としては、図3に示す如く、反射体aの反射面bの表面
中心位置に、複数の回転羽根cを回転自在に軸着し、該
回転羽根cを風力により回転させると共に回転羽根cに
取付けられた払拭子dを反射面bの表面に摺接させ、よ
ってその反射面bに付着した塵や汚れを払拭させるよう
になされたものが開示されている。
【0003】そして前記反射体aの大きさは一般に、直
径がほぼ70、100、150、200、300mm等
となされ、回転羽根cは、風を受けやすいように板状体
が円弧状に湾曲されたものからなり、またその長さは反
射面bの全面を覆う如く、反射体aの半径と同じか、半
径よりやや長くなされている。この回転羽根cは、直径
が70、100mm等の比較的小型の反射体aに取付け
られるものにあっては、長さが短く且つ強度もさほど必
要でないことから、一般にポリカーボネート等の合成樹
脂で作成されているが、150、200、300mm等
の比較的大型の反射体aに取付けられる回転羽根cは、
長さが長く且つ強度も必要となることから、一般にステ
ンレス板や鋼板、アルミニウム合金板等の金属から作成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、反射体aの大
きさが150、200、300mm等である大型の自掃
式視線誘導標にあっては、回転羽根cは、風を受けやす
いように円弧状に湾曲されているものの、金属から作成
されているため、重量的に重く、車両の走行時における
風力が小さいときは、うまく回転せずに反射面bの塵や
汚れを払拭できないという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記の如き問題を解消
し、少ない風力によっても回転羽根を回転させるように
した自掃式視線誘導標を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、少ない風力
によっても回転するような回転羽根の形状を鋭意研究し
た結果、板状体を所定の半径で円弧状に湾曲すると共に
その湾曲方向とは逆方向に所定の角度でねじり加工を施
した形状とすることにより、風力を円弧状の湾曲方向だ
けでなくねじり方向からも効果的に受けることができ、
少ない風力によっても回転するようになること等を知得
し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわちこの発明に係る自掃式視線誘導標
は、枠体の前面に反射体が取付けられ、該反射体の反射
面に回転羽根が回転自在に設けられ、該回転羽根が風力
により回転されると共に回転羽根に取付けられた払拭子
が前記反射面に摺接されるようになされた自掃式視線誘
導標であって、回転羽根は、板状体が円弧状に湾曲され
ると共に湾曲方向とは逆方向にねじり加工が施されてな
り、且つその円弧半径は100〜145mmの範囲とな
され、ねじれ角は取付端に対して先端が30〜60度の
範囲となされたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。すなわち図1は本
発明自掃式視線誘導標の実施の一形態を示す正面図、図
2はその側面図、図3は従来の自掃式視線誘導標を示す
正面図である。
【0009】図1〜2に示した本発明の実施の一形態
は、枠体1の前面に反射体2が取付けられ、その反射体
2の表面に反射面21が形成され、その反射面21の表
面に三個の回転羽根3が回転自在に設けられ、該回転羽
根3の背面側には、前記反射面21に当接して払拭子4
が取付けられている。前記回転羽根3は、板状体が円弧
状に湾曲されると共に湾曲方向とは逆方向にねじり加工
が施されてなり、且つその円弧半径Aは100〜145
mmの範囲となされ、ねじれ角Bは取付端31に対して
先端32が30〜60度の範囲となされている。そして
回転羽根3が風力により回転されると、回転羽根3に取
付けられた払拭子4が反射面21に摺接され、反射面2
1に付着した塵や汚れが払拭されるようになされてい
る。
【0010】かように、板状体を円弧状に湾曲すると共
にその湾曲方向とは逆方向にねじり加工が施されてなる
回転羽根3を使用し、しかもその円弧半径Aを100〜
145mmの範囲とし、ねじれ角Bは取付端31に対し
て先端32が30〜60度の範囲とすることにより、風
力を円弧状の湾曲方向だけでなくねじり方向からも効果
的に受けることができ、少ない風力によっても回転させ
ることがてきる。なおねじれ角Bは、取付端31を固定
して先端32を湾曲方向とは逆方向にねじり加工を施
し、先端32が取付端31に対してねじり方向に何度ね
じれているかを示す角度である。
【0011】前記円弧半径Aを100〜145mmの範
囲とする理由は、100mm以下では効果的に風力を受
けにくくなり、145mm以上では受けた風力がうまく
回転方向に作用しにくくなり、またねじれ角Bを30〜
60度の範囲とする理由は、30度以下ではねじり方向
から効果的に風力を受けることができず、60度以上で
はねじり方向から受ける風力が回転羽根3を回転させる
方向に作用するより、むしろブレーキとして作用する力
が大きくなるためである。
【0012】前記枠体1はアルミニウム合金や鋼等の金
属、ポリエチレンやABS樹脂、FRP、ポリカーボネ
ート等の合成樹脂等から作成され、また該枠体1の前面
に取付けられた反射体2はメタクリル樹脂やポリカーボ
ネート等の合成樹脂やガラス等から作成され、該反射体
2の裏面にプリズム加工等がなされて表面が反射面21
となされている。そしてその反射面21に照射された車
両のヘッドライト等の光は、その反射面21で光源方向
に再帰反射し、反射光がドライバーに視認されるように
なされている。なお枠体1は通常ガードレール等に取付
けられた支柱11の上端部に取付けられているが、ガー
ドレール等に直接取付けられることもある。また反射体
2の大きさは、特に限定されるものではないが一般には
直径70〜300mm程度とされるが、本形態により最
も効果が顕著である大きさは、150〜300mm程度
の比較的大型の反射体2を使用する場合である。
【0013】回転羽根3は、前記反射体2の反射面21
のほぼ中央に突設された支持軸12に軸受部33を介し
て回転自在に取付けられている。すなわち支持軸12に
対して軸受部33が回転自在に取付けられ、その支持軸
12に3個の回転羽根3の取付端31がビス等の固着具
で放射状に取付けられている。回転羽根3の長さは、払
拭子4が反射体2のほぼ半径全面を覆い、また重量を勘
案しつつ風力を出来るだけ受けるように、反射体2の半
径と同じか、半径よりやや長くなされている。なおあま
り長くすると、重量が重くなって風力を受けても回転し
にくくなる。前記回転羽根3は一般にステンレス板、鋼
板、アルミニウム合金板等の金属からなる板状体を使用
し、それら板状体を円弧状に湾曲し、次いでそれをその
湾曲方向とは逆方向にねじり加工を施して作成される。
またプレス等により湾曲加工とねじり加工を同時に施し
て作成してもよい。なお軸受部33はアルミダイカスト
や亜鉛ダイカスト、真鍮等で作成される。払拭子4はそ
の各回転羽根3の背面側に、それぞれ前記反射面21に
当接して取付けられている。この払拭子4はナイロンや
ゴム系の合成樹脂等、反射面21を傷つけないような材
質で作成されるのが好ましい。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。ま
ず本発明の実施例として、図1〜2の如き形態におい
て、直径200mmの反射体2の前面に、ねじれ角Bが
30度で円弧半径Aがそれぞれ100mm、120m
m、145mmである回転羽根3を取付けた実施例1〜
3、またねじれ角Bが45度で円弧半径Aがそれぞれ1
00mm、120mm、145mmである回転羽根3を
取付けた実施例4〜6をそれぞれ作成し、その各実施例
に風速を序々に変えつつ正面より風力を与え、回転羽根
3が回転を開始するときの風速を測定し、その結果を表
1に示した。
【0015】また比較例として、円弧半径がそれぞれ1
00mm、120mm、145mmであり、且つねじり
加工が施されていない回転羽根を取付けた比較例1〜3
を作成し、同様な測定を行い、その結果も併せて表1に
示した。なお測定に当たり、実施例、比較例共、払拭子
4を取付けずに測定した。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかなように、ねじり加工が施
されている回転羽根3を用いた本発明実施例1〜6は、
比較例よりも遅い風速、すなわち少ない風力で回転する
ことが判り、またねじれ角Bは30度より45度、円弧
半径Aは145mmより100mmの方が、それぞれ少
ない風力で回転することが判る。従ってこの実施例1〜
6においては、ねじれ角Bが大きく且つ円弧半径Aが小
さい実施例4(ねじれ角Bが45度、円弧半径Aが10
0mmの場合)が最も優れている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、板状体を円弧状に湾曲
すると共にその湾曲方向とは逆方向にねじり加工を施し
てなる回転羽根を使用し、しかもその円弧半径を100
〜145mmの範囲とし、ねじれ角は取付端に対して先
端が30〜60度の範囲とすることにより、風力を円弧
状の湾曲方向だけでなくねじり方向からも効果的に受け
ることができ、少ない風力によっても回転羽根を回転さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自掃式視線誘導標の実施の一形態を示す
正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】従来の自掃式視線誘導標の正面図である。
【符号の説明】
1 枠体 11 支柱 12 支持軸 2 反射体 21 反射面 3 回転羽根 31 取付端 32 先端 33 軸受部 4 払拭子 A 円弧半径 B ねじれ角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体の前面に反射体が取付けられ、該反
    射体の反射面に回転羽根が回転自在に設けられ、該回転
    羽根が風力により回転されると共に回転羽根に取付けら
    れた払拭子が前記反射面に摺接されるようになされた自
    掃式視線誘導標であって、回転羽根は、板状体が円弧状
    に湾曲されると共に湾曲方向とは逆方向にねじり加工が
    施されてなり、且つその円弧半径は100〜145mm
    の範囲となされ、ねじれ角は取付端に対して先端が30
    〜60度の範囲となされたことを特徴とする自掃式視線
    誘導標。
JP7185964A 1995-07-21 1995-07-21 自掃式視線誘導標 Pending JPH0931927A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7185964A JPH0931927A (ja) 1995-07-21 1995-07-21 自掃式視線誘導標

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JP7185964A JPH0931927A (ja) 1995-07-21 1995-07-21 自掃式視線誘導標

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Publication Number Publication Date
JPH0931927A true JPH0931927A (ja) 1997-02-04

Family

ID=16179963

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JP7185964A Pending JPH0931927A (ja) 1995-07-21 1995-07-21 自掃式視線誘導標

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JP (1) JPH0931927A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239354A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Ssc:Kk 自掃式視線誘導標
CN109403226A (zh) * 2018-10-31 2019-03-01 张登柏 一种球型自清洁道路反光镜

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239354A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Ssc:Kk 自掃式視線誘導標
CN109403226A (zh) * 2018-10-31 2019-03-01 张登柏 一种球型自清洁道路反光镜
CN109403226B (zh) * 2018-10-31 2021-07-30 嘉兴锐星光学仪器有限公司 一种球型自清洁道路反光镜

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