JPH09319210A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

Info

Publication number
JPH09319210A
JPH09319210A JP9063578A JP6357897A JPH09319210A JP H09319210 A JPH09319210 A JP H09319210A JP 9063578 A JP9063578 A JP 9063578A JP 6357897 A JP6357897 A JP 6357897A JP H09319210 A JPH09319210 A JP H09319210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing roller
developing
toner particles
latent image
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9063578A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Hara
英俊 原
Yoshihiro Tamura
佳弘 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP9063578A priority Critical patent/JPH09319210A/ja
Publication of JPH09319210A publication Critical patent/JPH09319210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラ表面の残留トナー粒子による画像
の汚れを防止して、長期に亘って安定に白地部分の汚れ
や印字ムラのない画像形成を可能とする画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 静電潜像が形成された潜像担持体の現像
領域に、トナー粒子を供給する現像ローラの表面に残留
するトナー粒子をスクレーパにより除去するようにした
画像形成装置において、前記現像ローラの表面粗さを前
記トナー粒子の平均粒径以下、好ましくはトナーの平均
粒径の半分以下とし、現像ローラの表面凹部へのトナー
粒子の埋没を防ぎ、残留トナー粒子のスクレーパによる
掻き落としを確実に行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潜像担持体上に形成
された静電潜像をトナー粒子にて現像する画像形成装置
および画像形成方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】電子複写機や電子プリンタ等から
なる画像形成装置は、一般に感光ドラムと称される潜像
担持体表面の感光層に、写真(印刷)情報に応じた光を
照射して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー粒子
を用いて現像するものとなっている。そして静電潜像の
現像によって得られたトナー像を記録媒体に転写し、或
いは一旦中間転写体に転写した後、そのトナー像を中間
転写体から記録媒体に転写することで画像形成(印刷出
力)するように構成されている。
【0003】ちなみに静電潜像の現像は、例えばトナー
粒子を絶縁性の溶媒中に分散させた液体現像剤(現像
液)を用いる場合、通常、現像ローラの表面に導かれる
液体現像剤を感光ドラムに接触させて静電的に行われ
る。具体的には、例えば感光ドラムの現像領域に所定の
現像バイアスを印加し、静電潜像の絶対電位の相対的に
低い部分あるいは高い部分にトナー粒子を静電的に付着
させることで、静電潜像の現像が行われる。そして静電
潜像の絶縁電位が高い部位に導かれることで現像に供さ
れず、この結果、現像ローラの表面に残った液体現像
剤、つまり残留トナー粒子については、現像ローラの回
転方向下流側に設けたスクレーパにて該現像ローラ表面
から掻き落とし、これを回収するものとなっている。
尚、逆に静電潜像の絶対電位の相対的に高い部分にトナ
ー粒子を静電的に付着させることで静電潜像の現像を行
う場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでトナー像の形
成領域が少ない画像形成(印刷)、網点率の低い画像形
成を行った場合、本来、トナー粒子が付着することのな
い非画像領域にトナー粒子が付着し、その白地部分が汚
れたり、印字にムラが生じることがある。その原因につ
いては種々考えられるが、その1つとして本発明者らは
現像ローラの汚れが大きな要因となっていることを見出
した。
【0005】即ち、本発明者らは非画像領域(白地)に
続いて網点率の低い印字部があるような場合に、上記白
地汚れや印字ムラが顕著に生じ、このとき現像ローラの
表面が汚れていることに気付いた。そしてこの現像ロー
ラ表面の汚れは、現像ローラの非画像領域に残留したト
ナー粒子がスクレーパによって完全に除去されず、現像
ローラ表面に残留することによって生じており、この残
留トナー粒子により汚れたままの現像ローラが再度繰り
返し現像処理に供されていることを見出した。
【0006】ちなみに白地印字時(非画像領域の印刷
時)にはトナー粒子は現像ローラ表面に電気的に強固に
吸着する。この現像ローラの表面に吸着したトナー粒子
を完全に除去できなければ、現像ローラ表面にトナー粒
子が残留することになる。この状態の現像ローラ表面に
感光ドラムの印字部が位置付けられると、トナー粒子を
現像ローラから感光ドラム側へ移動させる方向の電界が
生じ、現像ローラと感光ドラム間に存在する液体現像剤
中のトナー粒子だけでなく、現像ローラ表面に残留して
いるトナー粒子が感光体上に強く転写されて、その現像
が行われる。この結果、現像ローラ表面のトナー粒子残
留パターンに対応した現像ムラが発生することになる。
この現像ムラは白地に続く印字パターンが網点率の低い
印字である場合、特に顕著に目立つ。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、現像ローラ表面に残留するトナ
ー粒子を確実に除去するようにした画像形成装置を提供
することにある。また本発明の別の目的は、現像ローラ
表面の残留トナー粒子による汚れを効果的に防止して、
白地部分の汚れや印字ムラのない画像形成を行い得る画
像形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る画像形成装置は、静電潜像が形成され
た潜像担持体の現像領域にトナー粒子を供給する現像ロ
ーラと、この現像ローラの表面に残留するトナー粒子を
除去するスクレーパとを具備したものであって、特に前
記現像ローラの表面粗さを前記トナー粒子の平均粒径以
下にしたことを特徴としている。つまり現像ローラの表
面粗さをトナー粒子の平均粒径以下、好ましくはその平
均粒径の1/2以下、例えば2μm以下とすることでそ
の表面凹部へのトナー粒子の埋没を防ぎ、スクレーパに
よる現像ローラ表面の残留トナー粒子の掻き落としを確
実に行うようにしたことを特徴としている。
【0009】また本発明は、特に前記トナー粒子が絶縁
性の溶媒中に分散されて液体現像剤として供給される装
置に適用され、更に上記溶媒中に分散されたトナー粒子
の平均粒径が0.7μm〜2μmのものに適用すること
を特徴としている。また本発明は前記現像ローラが潜像
担持体の表面の現像領域に所定の現像ギャップを介して
対向配置され、且つ上記潜像担持体の現像領域に所定の
現像バイアスを印加して現像処理を行う装置に適用さ
れ、また前記スクレーパが金属またはゴムを含む材質を
からなる装置に適用することを特徴としている。
【0010】また本発明は、潜像担持体の現像領域にト
ナー粒子を供給する現像ローラを、上記潜像担持体の表
面との間に所定のギャップを介して対向配置した画像形
成装置であって、前記所定のギャップを現像濃度が極大
となる値よりも小さい距離範囲、好ましくは現像濃度が
極大となる値の1/2よりも大きい距離範囲に設定した
ことを特徴としている。そしてこの現像ローラと潜像担
持体の表面に現像バイアスを印加することを特徴として
いる。
【0011】更に本発明に係る画像形成方法は、潜像担
持体に静電潜像を形成し、現像ローラにより上記潜像担
持体の現像領域にトナー粒子を供給し、この現像ローラ
の表面に残留するトナー粒子をスクレーパにより除去す
るに際し、特に前記トナー粒子として現像ローラの表面
粗さ以上のものを用いることを特徴としている。つまり
平均粒径が現像ローラの表面粗さ以上、好ましくはその
2倍以上のトナー粒子を用いることで、該トナー粒子の
現像ローラの表面凹部への埋没を防ぐことを特徴として
いる。
【0012】特に平均粒径が0.7μm〜2μmのトナ
ー粒子を絶縁性の溶媒中に分散させた液体現像剤を用い
る場合、表面粗さが2μm以下、好ましくは上記トナー
粒子の平均粒径の1/2以下の現像ローラを用いること
を特徴とした画像形成方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る画像形成装置および画像形成方法の実施形態につい
て、カラープリント用の電子写真プリンタを例に説明す
る。先ず電子写真プリンタの全体的な構成について説明
すると、電子写真プリンタ1は、図1に示すように概略
的には感光手段10、現像手段20、中間転写手段3
0、クリーニング手段40、転写・定着手段50、転写
前帯電器60、および補助スクイズ手段70を具備して
構成される。
【0014】感光手段10は一定の速度で回転駆動され
る円筒形の感光ドラム11と、この感光ドラム11の周
囲に配置された除電ランプ12および一次帯電器13を
主体として構成される。上記感光ドラム11は、円筒形
のドラムの表面に有機光電材料からなる感光層を形成し
たものであり、小形の白熱ランプ等からなる除電ランプ
12から照射される光により、その表面の感光層におけ
る残留電荷が除去されるようになっている。またコロナ
帯電器からなる一次帯電器13は、残留電荷が除去され
た前記感光ドラム1の表面(感光層)を、コロナ放電に
より発生させたイオンにより一様に帯電させる機能を持
つ。尚、感光ドラム11は、上述した残留電荷の除去に
先立ってクリーニング手段40によりその表面が清掃さ
れる。
【0015】このようにして帯電させた感光ドラム1の
表面に、図示しない露光手段により画像に対応した光を
照射することで、その静電潜像が形成される。一方、現
像手段20は、第1〜第4の現像ユニット21,22,2
3,24を有している。これらの現像ユニット21,〜2
4は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の
各液体現像剤(現像液)を収容したトナーカートリッジ
(図示せず)を着脱自在に装着したものである。この現
像手段20は、図示しない駆動手段により感光ドラム1
1の接線方向となる図中矢印で示す水平方向に一体に移
動され、その現像ユニット21,〜24は感光ドラム1
1に対して選択的に位置付けられる。
【0016】尚、前記各液体現像剤(現像液)として
は、例えば絶縁性溶媒である液体キャリア中にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒等のトナー粒子をそれぞれ分
散させたものが使用される。ちなみに第1現像ユニット
21は、液槽21a内に現像ローラ21bとスクイズロ
ーラ21cとを所定の間隔で平行に配置し、現像ローラ
21bおよびスクイズローラ21cの各回転方向下流側
にそれぞれスクレーパ(ブレード)21d,21eを設
けた構造を有する。上記液槽21aには、通常、液体現
像剤は入っておらず、電子写真プリンタ1が起動された
とき、後述するように現像ユニット21に装着されるト
ナーカートリッジからポンプを介して液槽21aへの現
像剤の供給が行われる。
【0017】また前記現像ローラ21bおよびスクイズ
ローラ21cは、感光ドラム11の回転軸に対して上下
方向および水平方向に所定距離をおいて平行に対向配置
されている。更にこれらのローラ21b,21cは、現
像手段20の上述した水平方向の移動を可能とするべ
く、前記液槽21aに対して上下動自在に配置され、且
つ図示しないばねにより上方に付勢されている。
【0018】尚、これらのローラ21b,21cには、
図示しない電源からバイアス電圧が印加されるようにな
っている。具体的には現像ローラ21bには、第1の現
像ユニット21が感光ドラム11の下方に位置付けられ
て該感光ドラム11に形成された静電潜像を現像すると
き、所定の現像バイアス電圧が印加される。これに対し
て現像手段20の水平移動により現像ユニットの切り換
えを行う場合、現像ローラ21bおよびスクイズローラ
21cには、前記感光ドラム11の表面電位に対して、
現像剤中のトナー粒子をこれらのローラ側に静電的に引
きつけ易い極性のバイアス電圧が印加されるようになっ
ている。
【0019】他の現像ユニット22,〜24も、上記第
1の現像ユニット21と同様に構成されるので、その説
明を省略する。またこれらの現像ユニット21,〜24
における本発明の特徴的な構造については後述する。し
かして現像手段20は、感光ドラム11に形成された静
電潜像の現像開始前は、感光ドラム11の図中右方に示
される待機位置に配置される。そして感光ドラム11上
への色分解した各色成分の静電潜像の形成に連動して、
その色成分に対応した現像ユニット21,〜24が前記
駆動手段によって感光ドラム11の下方に位置付けられ
てその静電潜像の現像が行われる。カラー画像を色分解
してなる各色成分の静電潜像の形成とその現像は、現像
手段20の前記待機位置からの移動により感光ドラム1
1の下方に順に位置付けられる現像ユニット21,〜2
4の配列順序に従い、各現像ユニット21,〜24にそ
れぞれ収納される現像液の色成分に対応させて、例えば
イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順で行われる。そし
てこれらの各色成分の静電潜像の現像が順次行われた後
には、現像手段20は元の待機位置に戻される。
【0020】一方、前記中間転写手段30は、中間転写
体としての中間転写ドラム31と、該中間転写ドラム3
1の周囲に配置された帯電器32およびヒータ33とを
備えている。中間転写ドラム31は、シリコーン系やフ
ッ素系のゴムや樹脂にカーボンブラック等の導電性フィ
ラーを混ぜた材料により構成された円筒形状をなし、図
示しない駆動機構によって回転駆動される。この中間転
写ドラム31は、前記感光ドラム11の静電潜像が前述
した如く現像手段20により現像されるときに該感光ド
ラム11に圧接され、感光ドラム11上の現像されたト
ナー像が転写される。この結果、中間転写ドラム31に
は、前記現像ユニット21,〜24にて順に現像された
感光ドラム11上の各色成分のトナー像が順次積層転写
される。尚、この中間転写ドラム31は前記現像手段2
0の待機位置への復帰に連動して上記感光ドラム11と
の圧接が解除される。
【0021】前記帯電器32は、感光手段10における
一次帯電器13と同様の原理で中間転写ドラム31を帯
電するものである。即ち、帯電器32は中間転写ドラム
31の表面層を、前記感光ドラム11からその表面に転
写されたトナー像と同極性に帯電している。この帯電に
よって中間転写ドラム31に転写されたトナー像表面と
トナー粒子との間に斥力が作用し、そのトナー粒子が中
間転写ドラム31の表面に強く凝集される。つまりこの
帯電により中間転写ドラム31上に既に転写されたトナ
ー像の前記感光ドラム11への戻り(逆転写)が防がれ
ている。また同時に中間転写ドラム31に転写されたト
ナー像の電荷による前記感光ドラム11に対する影響が
打ち消され、感光ドラム11から次に転写される色成分
の異なるトナー像の転写の容易化が図られている。
【0022】尚、前記ヒータ33は、中間転写ドラム3
1から記録紙Sへのトナー像の溶融転写に際して、後述
する転写・定着手段50の上流位置にて前記中間転写ド
ラム31を部分的に加熱するものであり、例えばハロゲ
ンランプや赤外線ランプ等からなる。ところで中間転写
ドラム31へのトナー像の転写に際して、感光ドラム1
1には中間転写ドラム31に転写されなかった僅かなト
ナー像や現像剤が残るが、これらはクリーニング手段4
0により清掃される。即ち、クリーニング手段40はト
ナー像を中間転写ドラム31に転写した後に感光ドラム
11に残ったトナー像や現像剤の残滓を集めるもので、
例えば感光ドラム11に当接した2本のクリーニングロ
ーラ41および該感光ドラム11に当接自在なスクイズ
スクレーパ42等からなる。
【0023】一方、中間転写ドラム31に対向配置され
る転写・定着手段50は、例えばハロゲンランプ等のヒ
ータ(図示せず)を内蔵した2本の加熱ローラ51,5
2からなる。これらの加熱ローラ51,52は、図1に
示すように記録紙Sの搬送方向上流側と下流側にそれぞ
れ配置され、中間転写ドラム31から上記記録紙Sへの
トナー像の転写・定着時に該中間転写ドラム31に当接
される。即ち、加熱ローラ51,52は中間転写ドラム
31上に多色トナー像が積層形成された後、この多色ト
ナー像の記録紙Sへの転写・定着の際に、図示しない押
圧機構により一体に駆動されて中間転写ドラム31に圧
接される。そして中間転写ドラム31に前述した如く積
層転写された多色トナー像を加熱・加圧することで、そ
のトナー粒子の粘性を利用して記録紙S上に多色トナー
像を転写し、同時にそのトナー像を記録紙Sに定着す
る。
【0024】即ち、前記押圧機構は、感光ドラム11か
ら中間転写ドラム31に対してトナー像を転写する際に
は、加熱ローラ51,52を中間転写ドラム31から離
反させている。そして中間転写ドラム31に前述した色
成分の異なる4種類のトナー像が順次積層されたとき、
記録紙(記録媒体)Sの供給に連動して前記加熱ローラ
51,52が中間転写ドラム31の表面に所定の圧接力
で押し付けられる。これにより中間転写ドラム31に積
層転写された多色トナー像が加圧・加熱されて記録紙S
上に転写され、同時に定着される。そして転写・定着手
段50において多色トナー像が転写・定着された記録紙
Sは、排紙口へと導かれる。
【0025】尚、前記感光ドラム11の前記中間転写ド
ラム31との圧接部位上流側には該感光ドラム11の表
面に対峙して転写前帯電器60が配置されている。この
転写前帯電器60は、感光ドラム11のトナー像が形成
された表面(感光層)を該トナー像と同極性に、即ちそ
のトナー粒子と同極性に帯電させるコロナ帯電器からな
る。この帯電器60のコロナ放電により発生するイオン
によって前記感光ドラム11上のトナー像を形成した領
域の表面(感光層)がトナー粒子と同極性に帯電され
る。この同極性の帯電によってトナー像表面とトナー粒
子との間に斥力が作用し、そのトナー粒子が感光ドラム
11の表面に凝集する。
【0026】また補助スクイズ手段70は、補助ローラ
71と受け皿72とを有している。この補助ローラ71
は感光ドラム11と同方向に回転して、トナー像を形成
した感光ドラム11の表面から過剰な現像液、特に液体
キャリアを除去する役割を果たす。そして補助ローラ7
1に付着した現像液はスクレーパによって除去され、下
方の受け皿72を介して廃液タンクに回収されるものと
なっている。
【0027】次に上述した如く構成された電子写真プリ
ンタ1による一連のカラー像の形成過程について簡単に
説明する。電子写真プリンタ1をオンにすると、現像ユ
ニット21,〜24の各液槽には、各現像ローラの少な
くとも下半側が現像液中に浸るまで、前記ポンプにより
各トナーカートリッジから現像剤がそれぞれ供給され
る。これと共に各現像ユニット21,〜24の現像ロー
ラおよびスクイズローラがそれぞれ回転を開始し、また
中間転写ドラム31が前記駆動機構により感光ドラム1
1に圧接される。この状態において前記感光ドラム11
はクリーニング手段40にてその表面が清掃された後、
除電ランプ12によって表面の残留電荷が除去され、更
に一次帯電器13にて一様に帯電される。
【0028】しかして上記感光ドラム11の表面には、
カラー画像の色分解された画像を示す光像が、例えば画
像位置に応じて変調されたレーザ光として照射され、そ
の静電潜像が形成される。このレーザ光の照射による感
光ドラム11上での静電潜像の形成は、イエロー、マゼ
ンタ、シアンおよび黒の各色成分に対応して合計4回に
亘って順次行われる。
【0029】このような各静電潜像の形成に連動して、
感光ドラム11の図中右方の待機位置に配置されていた
現像手段20が前記駆動手段によって感光ドラム11の
接線方向に沿って順次水平に移動される。そして先ず第
1の現像ユニット21による現像処理によってイエロー
のトナー像が形成され、そのトナー像は中間転写ドラム
31に転写される。この現像処理の後、現像手段20は
次の現像ユニットが感光ドラム11の下方に位置付けら
れる分だけ左方へ移動される。この状態で次の静電潜像
が第2の現像ユニット22にて現像されてマゼンタのト
ナー像が形成され、そのトナー像は中間転写ドラム31
に既に転写されているイエローのトナー像上に重ねて転
写される。
【0030】以下、同様にして第3,第4の現像ユニッ
ト23,24による現像処理によってシアンおよび黒の
トナー像が順次形成され、これらの各トナー像は中間転
写ドラム31に順次積層転写される。これによって中間
転写ドラム31には上記4色のトナー像を順次積層した
多色トナー像が形成される。しかして第4の現像ユニッ
ト24による静電潜像の現像と、その現像により形成さ
れた黒色のトナー像の中間転写ドラム31への転写と並
行して、或いはその転写終了後に記録紙Sの給紙が開始
され、同時に前記押圧機構により加熱ローラ51,52
が中間転写ドラム31に圧接される。これにより中間転
写ドラム31上に積層形成された多色トナー像が加熱・
加圧され、給紙部より給紙された記録紙S上へ一括して
転写・定着され、該記録紙S上へのカラー像を記録工程
が終了する。そしてカラー画像が転写・定着された記録
紙Sは、排紙口に導かれて出力される。
【0031】尚、記録紙Sへの多色トナー像の記録が終
了すると、前記押圧機構による加熱ローラ51,52の
中間転写ドラム31への圧接が解除され、また前記現像
手段20は前記駆動手段によって待機位置に戻される。
このとき、電子写真プリンタ1においては前記各ポンプ
が停止され、現像ユニット21,〜24のそれぞれの液
槽への現像剤の供給が停止される。これに伴って各現像
ユニット21,〜24における各液槽内の現像剤が各ト
ナーカートリッジへの逆流によって戻され、その液面が
徐々に下がってゆく。そしてポンプ停止後、所定時間の
経過によって現像剤の液面が各現像ローラよりも下方に
下がった時点で、前記各現像ユニット21,〜24の現
像ローラおよびスクイズローラが停止される。このよう
にして現像ローラおよびスクイズローラを所定時間回転
させ続けることで、これらのローラ表面に残留した現像
液が前記スクレーパによって除去される。
【0032】一方、記録紙Sへの多色トナー像の記録の
終了に伴って現像ローラ21bおよびスクイズローラ2
1cに前述したバイアス電圧を印加すると共に、中間転
写ドラム31の感光ドラム11への圧接を解除する。こ
のようにすると現像ユニット21,〜24の現像ローラ
やスクイズローラに現像液が残留していても、その現像
液がバイアス電圧によってこれらのローラ側に静電的に
引き寄せられるので、残留現像液の付着による感光ドラ
ム11の汚れや、現像ユニット相互間での混入よる現像
液の汚染が防止される。また中間転写ドラム31の感光
ドラム11への圧接が解除されるので、仮に感光ドラム
11が現像液で汚れたとしても、その汚れが中間転写ド
ラム31にまで及ぶことを効果的に防ぐことができる。
【0033】さて基本的には上述した如く構成される電
子写真プリンタ1において、この発明が特徴とするとこ
ろは前述した現像手段20の構成であり、特に現像電極
として機能する現像ローラ21bの表面粗さをトナー粒
子の平均粒径以下、好ましくはトナー平均粒径の半分
(1/2)以下としたことを特徴としたものである。即
ち、現像手段20は、図2に縦断面構成を、また図3に
その横断面構成をそれぞれ模式的に示すように、各液体
現像剤(現像液)に対応した現像剤槽81とコンクトナ
ー(濃縮トナー)槽82とを有している。これらの現像
剤槽81およびコンクトナー槽82にはそれぞれ回転攪
拌板83,84が設けられている。そして液体現像剤
は、、現像剤槽81内において前記回転攪拌板83によ
り攪拌された後、ポンプ86を介して現像ローラ槽85
に導かれるものとなっている。尚、コンクトナーはコン
クトナー槽82内にて攪拌された後、液体現像剤のトナ
ー濃度の低下に伴って現像剤槽81に補給される。また
現像ローラ21bの表面に残留したトナー粒子は、スク
レーパ21dにて掻き落とされてコンクトナー槽82に
戻され、また感光ドラム11上の不要なトナー粒子はス
クイズローラ21cにて吸着され、スクレーパ21eに
て掻き落とされて前記現像剤槽81に戻されるようにな
っている。
【0034】尚、前記回転攪拌板83,84は、図示し
ないモータにより回転駆動されるもので、例えばその回
転軸に沿って取り付けられた多孔板87と、その先端に
装着されたフィルムシート88とからなる。これらの各
回転攪拌板83,84により前記各槽81,82の底部に
沈殿したトナー粒子の掻き採りが行われながら液体現像
剤の攪拌が行われ、その溶媒中にトナー粒子が均一に分
散される。また液体現像剤としては、例えば0.1〜1
0μm程度の範囲に分布した粒径を要し、平均粒径が1
μmであるようなトナー粒子を絶縁性溶媒中に分散させ
たものが用いられる。液体現像剤のトナーの平均粒径と
しては0.7〜2μmといった小さいものが好ましく用
いられる。尚、乾式現像剤の場合には、平均粒径が5〜
10μm程度のトナーが多く用いられる。
【0035】尚、本発明において用いられるトナー粒子
の平均粒径は、小孔通過法を用いるコールター・カウン
タ(コールター社製)により、または遠心沈降法を用い
る測定器(例えば島津製作所;SA−CP3)を用い、
液中に分散したトナー粒子の重量換算による平均粒径に
より評価する。ちなみにトナー量子の平均粒径を、遠心
沈降法でも、或いは小孔通過法でも測定できる場合に
は、より大きな値の得られる方を採用する。
【0036】一方、前記現像ローラ21bは、例えば導
電性材料であるステンレス鋼(SUS−303)にて形
成された直径15mmのローラ体からなり、その表面粗さ
は上記トナー粒子の平均粒径以下に設定されている。
尚、現像ローラ21bをアルミニウムや鉄等で形成して
も良く、更にはその表面をアルマイトや亜鉛クロメー
ト、ニッケル等にてメッキ処理したものであっても良
い。ちなみにこの発明の実施形態において用いられる現
像ローラ21bの表面粗さ(十点平均粗さ)は、ここで
使用するトナー粒子の平均粒径以下、好ましくはトナー
平均粒径の半分以下の精度に表面処理されていることを
特徴としている。
【0037】この現像ローラ21bは所定の現像バイア
ス電圧が印加された状態で、前記感光ドラム11に回転
に連動して回転駆動される。この現像ローラ21bの回
転によって液槽21a(コンクトナー槽82)に供給さ
れた液体現像剤のトナー粒子がその表面に付着した状態
で前記感光ドラム11の現像領域に導かれる。そして感
光ドラム11の現像領域に導かれた現像ローラ21b上
のトナー粒子は、その現像バイアスによる静電作用によ
り該感光ドラム11に形成された静電潜像の絶対電位の
低い部分に吸着されてその現像がなされる。
【0038】ちなみに現像ローラ21bにより感光ドラ
ム11の現像領域に導かれるも、静電潜像の絶対電位の
高い部分に供給されることでその現像に供されなかった
トナー粒子、つまり現像ローラ21b上の残留トナー粒
子は、現像ローラ21bの回転に伴って、その回転方向
下流側に設けられたスクレーパ21dにより掻き落とさ
れる。このスクレーパ21dは、そのエッジ部を現像ロ
ーラ21bの表面に接触させて設けられるもので、例え
ば前記現像ローラ21bよりも硬度の低い導電性材料の
厚み0.1〜0.3mmのリン青銅板やステンレス鋼等の金
属シートからなる。そしてこのスクレーパ21dは、現
像ローラ21bの表面に残留するトナー粒子を、その表
面から掻き落とす役割を果たす。尚、PET(ポリエチ
レンテフタレート)等のプラスチックシートやウレタン
等のゴムシートにてスクレーパ21dを構成することも
可能である。
【0039】かくして上述した如く表面粗さが設定され
た現像ローラ21bを用いる本装置によれば、例えば図
4に模式的に示すように、その表面粗さに依存する現像
ローラ21b表面における窪みの深さdが同図(b)に示
すようにその粒径よりも浅いので、或いは同図(c)に示
すようにその粒径の半分よりも浅いので、同図(a)に示
すようにその窪み内にトナー粒子が入り込んでしまうよ
うな事態が生じることを抑制できる。この結果、上記窪
みに入り込んだトナー粒子であっても、現像ローラ21
bの表面に接触するスクレーパ21dとの接触によって
確実に窪みから掻き出されることとなり、現像ローラ2
1bの表面から除去される。
【0040】即ち、現像ローラ21bの表面粗さがトナ
ー粒子の粒径よりも細かいので、現像ローラ21b表面
の窪みにトナー粒子が入り込んだとしても、そのトナー
粒子の一部が窪みから突出しているので、スクレーパ2
1dにより現像ローラ21b表面のトナー粒子を確実に
掻き落とし、これを除去することが可能となる。この結
果、現像ローラ21bは余分な残留トナー粒子が除去さ
れたクリーンな状態で新たに液体現像剤中のトナー粒子
を感光ドラム11の現像領域に供給することになり、残
留トナー粒子に起因する白地部分の汚れや印字ムラの発
生を効果的に防ぐことが可能となる。
【0041】次表は現像ローラ21bおよびスクレーパ
21dの材質を変え、またトナー粒子の粒径に対する現
像ローラ21bの表面粗さを変えたときの現像ムラの発
生について調べたものである。尚、トナー粒径は遠心沈
降式粒度分布測定装置(島津製作所製;SA−CP3)
を用いて測定した重量換算による平均粒径であり、現像
ローラ21bの表面粗さはRz(十点平均粗さ)を示し
ている。
【0042】また次表における現像ムラに関しては次の
○,Δ,×で示すの3段階で評価した。 ○…目視でもルーペによる拡大視によっても現像ムラが
認められない。 Δ…目視では現像ムラが認められないが、ルーペによる
拡大視で現像ムラが認められる。
【0043】×…目視でもルーペによる拡大視でも現像
ムラが確認される。
【0044】
【表1】
【0045】この表に示されるように現像ローラ21b
の表面粗さを、使用するトナー粒子の平均粒径よりも細
かくすることにより、現像ムラを目視で確認できないレ
ベルに減少させることができた。更に現像ローラ21b
の表面粗さを、使用するトナー粒子の平均粒径の半分以
下にすることで現像ムラをルーペで拡大しても確認でき
ないレベルにまで抑えることができた。
【0046】ところで前記現像ローラ21bと感光ドラ
ム11表面の現像領域との対向距離(現像ギャップG)
が変化した場合、これに伴って現像濃度(印字濃度)が
変化する。例えば図5に示すように現像ギャップGがあ
る距離goとなったときにその現像濃度(印字濃度)が
最大となり、現像ギャップGが上記距離goよりも狭く
なるに従って、或いは広くなるに従って現像濃度(印字
濃度)が低下する。ちなみにこの現象は、現像ギャップ
Gが上記距離goよりも狭くなるに従って現像ローラ2
1bから上記現像ギャップG中に供給し得るトナー粒子
の量が制限され、現像に供されるトナー粒子が不足する
為と考えられる。また現像ギャップGが上記距離goよ
りも広くなるに従ってその現像領域に形成される電界が
小さくなり、トナー粒子に作用するクーロン力が低下し
てその移動速度が遅くなり、静電潜像に対して供給され
るトナー量が減少する為であると考えられる。
【0047】このような現象を考慮した場合、前記現像
ギャップGの距離gとしては、例えば前述した現像濃度
(印字濃度)が極大となる距離goよりも予め狭く設定
しておくことが望ましい。好ましくは現像ギャップGを
上記距離go未満で、且つ上記距離goの1/2以上に設
定することが望ましい。このように現像ギャップGを設
定しておけば、その現像領域に供給されるトナー粒子の
量が現像ギャップGの幅gによって決定されるので、感
光ドラム11における表面電位変動に伴う電界変動や、
動作環境変化に伴うトナー粒子の粘性の変化、ひいては
その移動速度変化等に依存することなく、常に安定した
濃度で現像処理を行い、その現像濃度(印字濃度)を一
定に保つことが可能となる。
【0048】尚、上記現像ギャップGの幅(距離)gに
ついては、例えば図6(a)に示すように現像ローラ21
bの真円度や、図6(b)に示すような現像ローラ21b
の回転軸のずれ等に伴う変動を伴うので、例えばその変
動を上記幅(距離)gの10%以内に抑えるように現像
ローラ21bの加工精度、およびその組み付け精度を高
めるようにすれば良い。
【0049】かくしてこのように現像ローラ21bと感
光ドラム11との現像ギャップGを設定しておけば、前
述した現像ローラ21bの表面粗さの設定と相俟って、
トナー粒子の安定した供給による現像濃度(印字濃度)
の一定化と共に、その白地部分における残留トナー粒子
の効果的な除去により、コントラストが高く、しかも汚
れのない高品質な現像(画像形成)が可能となる。
【0050】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば上述した実施形態では、カラー
プリント用の電子写真プリンタを例に説明したが、モノ
クローム用の電子写真プリンタや複写機、また所謂多色
刷り用の電子プリンタ等にも同様に適用することができ
る。またトナー粒子の粒径が色成分によって異なる場合
には、最小粒径のトナー粒子に合わせて、あるいは各色
毎に個別に現像ローラ21bの表面粗さを決定するよう
にすれば良い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、静
電潜像が形成された潜像担持体の現像領域にトナー粒子
を供給する現像ローラを備え、この現像ローラの表面に
残留するトナー粒子をスクレーパにより除去するように
した画像形成装置において、前記現像ローラの表面粗さ
を前記トナー平均粒子の粒径以下、好ましくはその平均
粒径の半分以下としているので、現像ローラ表面の凹部
へのトナー粒子の埋没を防ぐことができる。しかも現像
ローラ表面の残留トナー粒子のスクレーパによる掻き落
としを確実に行うことが可能となる。この結果、現像ロ
ーラ表面の汚れを防ぎ、汚れや印字ムラのない高品質な
現像(画像形成)が可能となる。
【0052】また特に前記トナー粒子が絶縁性の溶媒中
に分散されて液体現像剤として供給される装置に適用す
ることで、更に前記現像ローラが潜像担持体の表面の現
像領域に所定の現像ギャップを介して対向配置され、且
つ上記潜像担持体の現像領域に所定の現像バイアスを印
加して現像処理を行う装置に適用することで、上述した
残留トナー粒子の除去効果を十分に発揮させることが可
能となる。
【0053】つまり印刷時の汚れや印刷ムラのない高品
質な画像形成を効果的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態に係る
カラープリント用の電子写真プリンタの概略構成図。
【図2】現像手段の具体的な構造を示す縦断面構成図。
【図3】現像手段の具体的な構造を示す横断面構成図。
【図4】現像ローラの表面粗さとトナー粒子との関係を
模式的に示す図。
【図5】現像ローラと感光ドラム表面との間の現像ギャ
ップと現像濃度(印字濃度)との関係を示す図。
【図6】現像ギャップの変動要因を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 電子写真プリンタ 10 感光手段 11 感光ドラム 20 現像手段 21 第1現像ユニット 21b 現像ローラ(現像電極) 21c スクイズローラ 21d,21e スクレーパ 22,〜24 第2〜第4現像ユニット 30 中間転写手段 31 中間転写ドラム(中間転写体) 40 クリーニング手段 50 転写・定着手段 51,52 加熱ローラ 60 転写前帯電器 70 補助スクイズ手段 83,84 回転攪拌板 87 多孔板 88 フィルムシート

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成された潜像担持体の現像
    領域にトナー粒子を供給する現像ローラと、この現像ロ
    ーラの表面に残留するトナー粒子を除去するスクレーパ
    とを具備した画像形成装置であって、 前記現像ローラの表面粗さを前記トナー粒子の平均粒径
    以下にした画像形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像が形成された潜像担持体の現像
    領域にトナー粒子を供給する現像ローラと、この現像ロ
    ーラの表面に残留するトナー粒子を除去するスクレーパ
    とを具備した画像形成装置であって、 前記現像ローラの表面粗さを2μm以下とした画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記現像ローラの表面粗さを、前記トナ
    ー粒子の平均粒径の1/2以下とした請求項1または2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記トナー粒子は、絶縁性の溶媒中に分
    散されて液体現像剤として供給されるものである請求項
    1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像ローラは、潜像担持体の表面に
    所定のギャップを介して対向配置されて上記潜像担持体
    の現像領域に所定の現像バイアスを印加するものである
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー粒子の平均粒径が0.7μm
    以上2μm以下である請求項1または2に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記スクレーパの材質が、金属またはゴ
    ムを含むものである請求項1または2に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 潜像担持体と、該潜像担持体の表面との
    間に所定のギャップを介して対向配置され、且つ前記潜
    像担持体に形成された静電潜像にトナー粒子を供給する
    現像ローラとを具備した画像形成装置であって、 前記所定のギャップは、現像濃度が極大となる値よりも
    小さい距離範囲にある画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記所定のギャップは、現像濃度が極大
    となる値の1/2よりも大きい距離範囲にある請求項8
    に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記潜像担持体の表面と、前記現像ロ
    ーラとの間に所定の現像バイアスを印加するバイアス手
    段を具備した請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 静電潜像を潜像担持体に形成し、現像
    ローラにより上記潜像担持体の現像領域にトナー粒子を
    供給し、この現像ローラの表面に残留するトナー粒子を
    スクレーパにより除去する画像形成方法であって、 前記トナー粒子として平均粒径が前記現像ローラの表面
    粗さ以上のものを用いる画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記トナー粒子として、平均粒径が前
    記現像ローラの表面粗さの2倍以上のものを用いる請求
    項11に記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 静電潜像を潜像担持体に形成し、現像
    ローラにより上記潜像担持体の現像領域にトナー粒子を
    供給し、この現像ローラの表面に残留するトナー粒子を
    スクレーパにより除去する画像形成方法であって、 現像ローラとして表面粗さが2μm以下のものを用いる
    画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記現像ローラとして、表面粗さが前
    記トナー粒子の平均粒径の1/2以下のものを用いる請
    求項13に記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 前記トナー粒子として、絶縁性の溶媒
    中に分散されて液体現像剤として供給されるものを用い
    る請求項11または13に記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 前記現像ローラとして、潜像担持体の
    表面に所定のギャップを介して対向配置されて上記潜像
    担持体の現像領域に所定の現像バイアスを印加するもの
    を用いる請求項11または13に記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 トナー粒子として、平均粒径が0.7
    μm以上2μm以下のものを用いる請求項11または1
    3に記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 前記スクレーパとして、金属またはゴ
    ムを含むものを用いる請求項11または13に記載の画
    像形成方法。
  19. 【請求項19】 静電潜像を潜像担持体に形成し、該潜
    像担持体の表面との間に所定のギャップを介して対向配
    置された現像ローラにより前記潜像担持体の現像領域に
    トナー粒子を供給する画像形成方法であって、 前記所定のギャップを、現像濃度が極大となる値よりも
    小さい距離範囲に設定する画像形成方法。
  20. 【請求項20】 前記所定のギャップを、現像濃度が極
    大となる値の1/2よりも大きい距離範囲に設定する請
    求項19に記載の画像形成方法。
  21. 【請求項21】 前記潜像担持体の表面と、前記現像ロ
    ーラとの間に所定の現像バイアスを印加する請求項19
    に記載の画像形成方法。
JP9063578A 1996-03-22 1997-03-17 画像形成装置および画像形成方法 Pending JPH09319210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063578A JPH09319210A (ja) 1996-03-22 1997-03-17 画像形成装置および画像形成方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6653396 1996-03-22
JP8-66533 1996-03-22
JP9063578A JPH09319210A (ja) 1996-03-22 1997-03-17 画像形成装置および画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09319210A true JPH09319210A (ja) 1997-12-12

Family

ID=26404707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9063578A Pending JPH09319210A (ja) 1996-03-22 1997-03-17 画像形成装置および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09319210A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6347212B1 (en) Image forming apparatus having improved image carrier cleaning
US5826147A (en) Electrostatic latent image development
JP5386922B2 (ja) 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置
JPH0664398B2 (ja) 静電画像表面にトナーを供給する現像装置
CN101661239B (zh) 图像形成设备
JP2007225893A (ja) 液体現像装置及び画像形成装置
US20050214033A1 (en) Electrophotographic toner regulating member with polymer coating having surface roughness modified by fine particles
US6226480B1 (en) Image forming apparatus supplying charging accelerating particles to image bearing body in non-image forming
WO1994017455A1 (en) Apparatus and method for electrophotographic printing
JP3702523B2 (ja) 液体現像剤を用いた現像装置
JP2007206381A (ja) 湿式電子写真装置
JP3726970B2 (ja) 電子写真プリンタの現像装置
JPH09319210A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH09211993A (ja) 液体現像剤を用いた現像装置
JP2004219654A (ja) 画像形成装置
JP2006243082A (ja) 画像形成装置
JPH09258550A (ja) 電子写真装置
JP2008191183A (ja) 液体現像剤供給装置,及び画像形成装置
WO1997036213A1 (fr) Appareil de formation d'images et procede correspondant
KR100437164B1 (ko) 습식 인쇄기의 현상장치
JP2014010340A (ja) バイアス制御装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2013114090A (ja) 画像形成装置
JPH02304583A (ja) 画像形成装置
JP3758653B2 (ja) 感光体研磨装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2001117362A (ja) 一成分トナーの現像装置