JPH09318970A - 光書込み式投写型ディスプレイ装置 - Google Patents

光書込み式投写型ディスプレイ装置

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JPH09318970A
JPH09318970A JP13542596A JP13542596A JPH09318970A JP H09318970 A JPH09318970 A JP H09318970A JP 13542596 A JP13542596 A JP 13542596A JP 13542596 A JP13542596 A JP 13542596A JP H09318970 A JPH09318970 A JP H09318970A
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light
writing
optical
liquid crystal
light source
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Application number
JP13542596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Fujii
孝憲 藤井
Yoshinori Yokozawa
美紀 横澤
Kuniharu Takizawa
國治 滝沢
Hiroshi Kikuchi
宏 菊池
Hideo Fujikake
英夫 藤掛
Masahiro Kawakita
真宏 河北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込み光源と読出し光源との共用化を図り、
装置の小型化および消費電力の低減を可能とする。 【解決手段】 液晶画像形成装置50と、空間光変調素
子90と、空間光変調素子90の光導電層が感応するス
ペクトルを持つ光の一部または大部分を光源11から分
離する光学素子を備える光源部10と、光導電層が感応
するスペクトルを持つ光の一部または大部分が分離され
た残りの光源光の内、可視スペクトル光を取り出し、空
間光変調素子90へ読出し光として照射し、読出し光に
対する空間光変調素子90の反射光を表示光としてスク
リーン130上に投写する投写光学部110と、光源光
から分離された、光導電層が感応するスペクトルを持つ
光の一部または大部分を液晶画像形成装置50に照射す
る書込み光学部30と、液晶画像形成装置50の光画像
を、光導電層へ書込み光として結像させる結像光学部7
0とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書込み光を用いて
画像やデータパターンのような2次元光情報を空間光変
調素子に入力し、表示光を用いてこの情報を2次元的に
表示する機能を持つ光書込み式投写型ディスプレイ装置
に関し、特に書込み光源と読出し光源との共用化を図っ
た光書込み式投写型ディスプレイ装置に関する。
【0002】[発明の概要]本発明は、1つの光源から
光学素子を用いて書込み光と読出し光とを分離・生成
し、書込み光源と読出し光源との共用化を図り、装置の
小型化および消費電力の低減を図るものである。
【0003】従来、空間光変調素子を用いた光書込み式
投写型ディスプレイ装置においては、書込み光画像の生
成装置として小型の液晶パネルなどを用いる場合に書込
み光画像生成用の専用光源が必要であり、表示画像生成
用の読出し光源と併せて2つの光源が必要となり、装置
の大型化や、消費電力の増大という課題があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、特に、読出し光となる、青、緑、赤各色の有効波長
域以外の光に感応する光導電層をもつ空間光変調素子
を、本発明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装置の
構成要素として用いる場合には、読出し光と書込み光と
のスペクトル重複が避けられるため、明るい表示画像を
得ることができる。
【0005】
【従来の技術】従来、偏光板を必要とせず光透過率が高
い光散乱性液晶層と光導電層を用いた光書込み型空間光
変調素子を構成要素として含む光書込み式投写型ディス
プレイ装置としては、次の文献に記載のものが知られて
いる(文献: M.Kawakita, T.Fujii, H.Fujikake, H.Ki
kuchi, K.Takizawa, M,Yokozawa, Asia Display'95 Pro
ceedings of the 15th Internatinal Display Research
Conference,P3.6-4,p971-p972,1995)。
【0006】この文献記載の装置は、フルカラー画像を
表示するための装置であり。図10に示すように、書込
み光学部500と、光分割部600と、緑色、赤色、青
色各別に設けられた液晶画像形成装置700(700
G,700R,700B)と、緑色、赤色、青色各別に
設けられたテレセントリック光学系810G,810
R,810Bを備えた結像光学部800と、緑色、赤
色、青色各別に設けられた空間光変調素子900(90
0G,900R,900B)と、投写光学部1000
と、スクリーン1100とを備えている。
【0007】書込み光学部500は、書込み光源510
と、フライアイレンズ520と、ケーラー照明系530
とを備えている。
【0008】光分割部600は、書込み光学部500か
ら入力された書込み光の1/3を反射し、2/3を透過
する分割ミラー610と、この分割ミラー610で反射
された光を反射して前記青色の液晶画像形成装置700
Bに入射させる反射ミラー620と、分割ミラー610
を透過した光の半分を反射すると共に、半分を透過して
前記赤色の液晶画像形成装置700Rに入射させるハー
フミラー630と、このハーフミラー630で反射され
た光を前記緑色の液晶画像形成装置700Gに向けて反
射させる反射ミラー640とを備えている。
【0009】一方、投写光学部1000は、キセノンラ
ンプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプなどで構
成された読出し光源1010と、この読出し光源101
0からの可視光を集光する集光レンズ1020と、この
集光レンズ1020で集光された光を反射する反射ミラ
ー1030と、この反射ミラー1030の反射光を前記
各空間光変調素子900の読出し光として出射すると共
に、この空間光変調素子900に書き込まれた光画像を
入射して表示光(反射光)として出射するレンズ104
0と、このレンズ1040から出射される表示光を入射
してスクリーン1100に投写する投写レンズ1090
とを備えている。
【0010】また、この投写光学部1000は、レンズ
1040を通過した前記読出し光の内で青色光を反射
し、他の色の光を透過するダイクロイックミラー105
0と、このダイクロイックミラー1050で反射された
青色光を前記青色の空間光変調素子900Bの読出し光
として出射すると共に、この空間光変調素子900Bか
ら出射される青色の表示光をダイクロイックミラー10
50に向けて反射する反射ミラー1060と、ダイクロ
イックミラー1050を透過した光の内、赤色光を透過
し、緑色光を反射する一方、透過した赤色光を前記赤色
の空間光変調素子900Rの読出し光として出射すると
共に、この空間光変調素子900Rから出射される赤色
の表示光を入射するダイクロイックミラー1070と、
このダイクロイックミラー1070で反射された緑色光
を前記緑色の空間光変調素子900Gの読出し光として
出射すると共に、この空間光変調素子900Gから出射
される緑色の表示光をダイクロイックミラー1070に
向けて反射する反射ミラー1080とを備えている。
【0011】上記の構成において、書込み光学部500
のフライアイレンズ520およびケーラー照明光学系5
30で均一な光束とされた照明光は、光分割部600内
で均等に3分割され、それぞれ緑色、赤色、青色液晶画
像形成装置700G,700R,700Bに入射され
る。これら緑色、赤色、青色液晶画像形成装置700
G,700R,700Bからの各光画像は、各色別のテ
レセントリック光学系810G,810R,810Bを
介して、各色の空間光変調素子900G,900R,9
00Bに結像される。
【0012】一方、読出し光源1010からの読出し光
は、青色光を反射させるダイクロイックミラー1050
と、緑色光を反射させるダイクロイックミラー1070
により色分割され、各色の空間光変調素子900G,9
00R,900Bの読出し光として出射される。これら
各色の空間光変調素子900G,900R,900Bの
反射光(表示光)は、ダイクロイック1070,105
0で合成された後、レンズ1040、投写レンズ109
0によりスクリーン1100に投写される。これによ
り、拡大された画像をスクリーン1100上に表示する
ことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光書込み式投写型ディスプレイ装置は、書込み光画
像の形成のために、書込み光専用の光源510を備えて
おり、読出し光源1010と合わせると2つの光源が一
つの装置内に存在することとなる。このため、装置の大
型化、消費電力の増大の要因となっていた。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、書込み光源と読出し光源との共
用化を図り、装置の小型化および消費電力の低減を可能
とする光書込み式投写型ディスプレイ装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、第1透明電極と、この第1透明
電極に積層され、入射光の強さに応じてインピーダンス
が変化する光導電層と、この光導電層に積層される光吸
収層と、この光吸収層に積層され、可視光スペクトルの
全部または一部を反射する誘電体多層膜ミラーと、この
誘電体多層膜ミラーに積層される光変調層と、この光変
調層に積層される第2透明電極とを少なくとも備え、前
記第1透明電極と第2透明電極との間に印加された交流
電圧によって駆動される空間光変調素子と、前記空間光
変調素子の光導電層が感応するスペクトルおよび可視ス
ペクトルを有する光源と、この光源の持つスペクトルの
うち、前記空間光変調素子の光導電層が感応するスペク
トルを持つ光の一部または大部分を分離する1つ以上の
光学素子とから構成される光源部と、前記光源部の光源
光から前記空間光変調素子の光導電層が感応するスペク
トルを持つ光の一部または大部分が分離された後の残り
の光のうち、可視スペクトルの光を取り出し、前記空間
光変調素子へ読出し光として照射するとともに、この読
出し光に対する前記空間光変調素子における反射光を表
示光としてスクリーン上に投写する投写光学部と、入力
画像表示用の液晶画像形成装置と、前記光源部の光源光
から分離された、前記空間光変調素子の光導電層が感応
するスペクトルを持つ光の一部または大部分を用いて、
前記液晶画像形成装置を照明する照明光を生成する書込
み光学部と、前記液晶画像形成装置の光画像を、前記空
間光変調素子の光導電層へ書込み光として結像させる結
像光学部と、から成ることを特徴とするものである。
【0016】請求項2の発明は、第1透明電極と、この
第1透明電極に積層され、入射光の強さに応じてインピ
ーダンスが変化する光導電層と、この光導電層に積層さ
れる光吸収層と、この光吸収層に積層され、可視光スペ
クトルの全部または一部を反射する誘電体多層膜ミラー
と、この誘電体多層膜ミラーに積層される光変調層と、
この光変調層に積層される第2透明電極とを少なくとも
備え、前記第1透明電極と第2透明電極との間に印加さ
れた交流電圧によって駆動される青色、緑色および赤色
各別の空間光変調素子と、前記空間光変調素子の光導電
層が感応するスペクトルおよび可視スペクトルを有する
光源と、この光源の持つスペクトルのうち、前記空間光
変調素子の光導電層が感応するスペクトルを持つ光の一
部または大部分を分離する1つ以上の光学素子から構成
される光源部と、前記光源部の光源光から前記空間光変
調素子の光導電層が感応するスペクトルを持つ光の一部
または大部分が分離された後の残りの光のうち、可視ス
ペクトルの光を取り出して青色、緑色および赤色の各色
に分離し、それぞれの各空間光変調素子へ読出し光とし
て照射するとともに、この読出し光に対する前記空間光
変調素子における反射光を表示光としてスクリーン上に
投写する投写光学部と、青色、緑色および赤色入力画像
を形成する各別の液晶画像形成装置と、前記光源部の光
源光から分離された、前記空間光変調素子の光導電層が
感応するスペクトルを持つ光の一部または大部分を用い
て、前記液晶画像形成装置を照明する照明光を生成する
書込み光学部と、前記書込み光学部から出射された照明
光を3分割して前記各液晶画像形成装置に出射する光学
素子を備えた分割部と、前記各液晶画像形成装置の光画
像を、前記各空間光変調素子の光導電層に結像させる青
色、緑色および赤色各別の結像光学部と、から成ること
を特徴とするものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の光書込み式投写型ディスプレイ装置において、前記
空間光変調素子を構成する光変調層は、前記光源部から
分離された前記書込み光の強さに応じて、インピーダン
スが大幅に変化するCdS、CdSe、Se、SeT
e、SeAs、GaAs、GaP、Bi12SiO20、B
12GeO20、Si、アモルファスSe、アモルファス
Si、アモルファスSiC、アモルファスSeTe、ア
モルファスSeAsなどの材料によって構成されること
を特徴とするものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項1、2または3
に記載の光書込み式投写型ディスプレイ装置において、
前記空間光変調素子を構成する光変調層は、ネマティッ
ク液晶、コレステリック液晶、スメクティック液晶、こ
れらネマティック液晶、コレステリック液晶、スメクテ
ィック液晶の混合物によって構成される群のいずれか1
つ以上の液晶、または、予め設定されている屈折率を持
つ透明樹脂にこの透明樹脂と同等な常光屈折率を有する
ネマティック液晶、コレステリック液晶、スメクティッ
ク液晶のいずれか、またはこれら液晶の混合液晶が分散
された液晶・樹脂複合体、または、これらの液晶中に前
記透明樹脂を分散させた液晶・樹脂複合体、から成るこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項5の発明は、請求項1、2、3また
は4に記載の光書込み式投写型ディスプレイ装置におい
て、前記書込み光学部は、ケーラー照明光学系を有する
ことを特徴とするものである。
【0020】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
または5記載の光書込み式投写型ディスプレイ装置にお
いて、前記書込み光学部は、前記光源部から分離された
前記空間光変調素子の光導電層が感応するスペクトルを
有する不均一な光束を、均一な光束に変換するフライア
イレンズを有することを特徴とするものである。
【0021】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5または6に記載の光書込み式投写型ディスプレイ
装置において、前記結像光学部は、テレセントリック光
学系で構成されることを特徴とするものである。
【0022】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6または7に記載の光書込み式投写型ディスプ
レイ装置において、前記光源部は、キセノンランプ、メ
タルハライドランプ、ハロゲンランプなどの白色光源を
有することを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>図1は本発明に係る光書込み式投
写型ディスプレイ装置の第1の実施の形態を示す構成図
である。
【0024】この図に示す光書込み式投写型ディスプレ
イ装置は、光源部10と、書込み光学部30と、液晶画
像形成装置50と、結像光学部70と、空間光変調素子
90と、投写光学部110と、スクリーン130とを備
えている。
【0025】初めに、空間光変調素子90について詳述
する。図2に示すように、この空間光変調素子90は光
書込み型の空間光変調素子であり、第1透明基板91
と、第1透明電極92と、光導電層93と、光吸収層9
4と、誘電体多層膜ミラー95と、光変調層96と、第
2透明電極97と、第2透明基板98とを備え、リード
線100を介して駆動用交流電源101から交流電圧が
印加されている状態で、図2の左側から光導電層93の
光導電効果を誘起する書込み光が入射されると、この書
込み光の光強度に応じて光変調層96が駆動される一
方、図2の右側から読出し光が照射されると、書き込ま
れた光画像が表示光(反射光)として出射される。
【0026】第1透明基板91および第2透明基板98
は、この光書込み型空間光変調素子90の基板となる部
分であり、透明度が高く、かつ平坦性に優れたガラス
や、アクリル等の合成樹脂により形成されている。
【0027】第1透明電極92及び第2透明電極97
は、共に蒸着等の手法によって第1透明基板91および
第2透明基板98の一面に密着されたIn2 3 :Sn
などの薄膜であり、リード線100を介して駆動用交流
電源101の各電圧出力端子に接続される。
【0028】光導電層93は、書込み光の強度の増加に
対して電気的インピーダンスが大幅に減少するCdS、
CdSe、Se、SeTe、GaAs、GaP、Bi12
SiO20、Bi12GeO20、Si、アモルファスSe、
アモルファスSi、アモルファスSiC、アモルファス
SeTe、SeAs、アモルファスSeAsなどの材料
によって構成される層である。
【0029】光吸収層94は、CdTe膜、ダイヤモン
ドライクカーボン膜、珪素と炭素とゲルマニウムとから
実質的に構成されたアモルファス膜によって構成される
群から選択された1つ以上の膜、あるいは無機顔料、有
機顔料、カーボン、染料によって構成される群から選択
された1つ以上の材料を樹脂中に分散させた樹脂複合体
などで構成される。
【0030】誘電体多層膜ミラー95は、SiO2 膜、
TiO2 膜、HfO2 膜、Ta2 5 膜、ZnS膜、A
2 3 膜、Na2 AlF6 膜、MgF2 膜、LaF3
膜、GdF3 膜、SmF3 膜、CeF3 膜、ZrO2
およびCeO2 膜のいずれか、またはこの中から選択さ
れた2つ以上の膜を積層した多層膜によって構成され
る。
【0031】また、光変調層96は、板状に形成される
透明樹脂99Aと、この透明樹脂99A内にほぼ均一に
分散される液晶小滴99Bとから成る液晶・樹脂複合体
で構成されている。液晶小滴99Bを構成する液晶とし
ては、常光屈折率no が透明樹脂99Aの屈折率np
同等の値のものが良い。さらに、この液晶の屈折率異方
性Δn(=ne −no )は可能な限り大きいものが望ま
しい。このような条件を満たす液晶としては、屈折率異
方性Δnの大きなネマティック液晶、コレステリック液
晶、スメクティック液晶、またはこれら液晶の混合液晶
が用いられる。ただし、高速性を得るには、低粘性かつ
高弾性のネマティック液晶が適している。その中でも特
に、屈折率異方性Δnの大きなシアノビフェニル系、タ
ーフェニル系、ピリジン系、ピリミジン系およびトラン
系のネマティック液晶が最適である。
【0032】なお、この実施の形態では、光変調層96
としては、透明樹脂99A内にほぼ均一に分散される液
晶小滴99Bとから成る液晶・樹脂複合体で構成した
が、前記液晶中に前記透明樹脂を分散させた液晶・樹脂
複合体で構成しても良く、また、ネマティック液晶、コ
レステリック液晶、スメクティック液晶、これらネマテ
ィック液晶、コレステリック液晶、スメクティック液晶
の混合物によって構成される群のいずれか1つ以上の液
晶によって構成しても良い。
【0033】また、透明樹脂99Aとしては、紫外線に
より重合が促進し、しかも硬化時の屈折率np が1.5
2程度のアクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、ポリスチレン、ポリビニールアルコ
ール、またはこれらの共重合体(例えばアクリル・ウレ
タン共重合体)などが好適である。
【0034】次に、光書込み式投写型ディスプレイ装置
の各部の構成について説明する。
【0035】図1に示したように、光源部10は、例え
ば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライド
ランプなどの幅広いスペクトルを持つ白色光源11と、
この白色光源11から出射された白色光を、例えば45
度の入射角において波長700nm付近で急峻な立上が
りのカットオフ特性を持って色分解するコールドフィル
タ12とで構成される。この結果、可視域を含む700
nmより短波長側の光は直進し、700nmより長波長
側の光は反射される。
【0036】書込み光学部30は、光源部10から分離
された書込み光に含まれる、空間光変調素子90の光導
電層93が鋭く感応する波長域以外の余分な光を遮断す
るバンドパスフィルタ31と、このバンドパスフィルタ
31を透過した書込み光を集光する集光レンズ32と、
この集光レンズ32で集光された光を受光して、平行光
束として出射するコリメータレンズ33と、このコリメ
ータレンズ33を出射した平行光束をほぼ90度反射す
る反射ミラー34と、この反射ミラー34で反射された
光をさらにほぼ90度反射する反射ミラー35とを備え
ている。
【0037】液晶画像形成装置50は、例えば、TFT
(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス型液晶
パネルを備え、入力されたモノクロビデオ信号を画像表
示する。
【0038】結像光学部70は、結像レンズ71を備
え、液晶画像形成装置50に表示された書込み画像を導
いて空間光変調素子90に結像させる。
【0039】投写光学部110は、光源部10から分離
・出射された光に含まれる可視域以外の余分な紫外光や
赤外光を遮断するバンドパスフィルタ111と、このバ
ンドパスフィルタ111を透過した可視光を集光する集
光レンズ112と、この集光レンズ112で集光された
光を反射する反射ミラー113と、この反射ミラー11
3で反射された光を空間光変調素子90の前記読出し光
として出射すると共に、この空間光変調素子90に書込
まれた光画像を入射して表示光(反射光)として出射す
るレンズ114と、このレンズ114から出射された表
示光をスクリーン130に投写する投写レンズ115と
を備えている。
【0040】次に上記構成を有する第1の実施の形態の
作用を説明する。
【0041】先ず、光書込み型の空間光変調素子90の
動作を説明すると、この空間光変調素子90を駆動する
場合、第1透明電極92と第2透明電極97間に交流電
圧が印加される。結像光学部70を介して結像された書
込み光は、光導電層93側から入射される。一方、投写
光学部110のレンズ114を介して出射された読出し
光は、光変調層96側から入射され、光変調層96で光
散乱を伴う光強度変調を受ける。変調された読出し光
は、誘電体多層膜ミラー95で反射され、表示光とな
る。なお、誘電体多層膜ミラー95から漏れた読出し光
は、光吸収層94で吸収される。このとき、書込み光が
極めて弱いか、または入射しない場合には、光変調層9
6よりも電気的インピーダンスが高い光導電層93側
に、駆動電圧の大半が印加される。このため、光変調層
96の液晶分子の配列方向は樹脂界面の規制力を受け液
晶小滴99Bごとに不規則になる。その結果、読出し光
は、液晶小滴99Bと透明樹脂99Aの屈折率の不整合
により、反射や屈折を繰り返し、強く散乱される。一
方、十分な強度の書込み光が入射した場合、光変調層9
6は透明に変化し、入射した読出し光は、誘電体多層膜
ミラー95で反射されて出射される。
【0042】ここで、正反射されてきた表示光のみを光
学系により取り出せば、書込み光によって変調された表
示光の光画像を得ることができる。こうして得られた光
画像は、投写光学部110のレンズ114、投写レンズ
115を介してスクリーン130に投写される。
【0043】この場合、前記書込み光、および読出し光
は、光源部10の白色光源11を共通の光源として得ら
れている。白色光源11から照射された白色光は、コー
ルドフィルタ12で、書込み光と読出し光とに分離され
る。
【0044】書込み光は、書込み光学部30のバンドパ
スフィルタ31によりこの中に含まれる空間光変調素子
90の光導電層93が鋭く感応しない波長域の光がカッ
トされた後、集光レンズ32およびコリメータレンズ3
3を介して平行光束となり、反射ミラー34,35で反
射されて液晶画像形成装置50に照射される。
【0045】一方、読出し光は、投写光学部11のバン
ドパスフィルタ111によりこの中に含まれる紫外光や
赤外光がカットされた後、集光レンズ112で集光さ
れ、反射ミラー113、レンズ114を介して空間光変
調素子90に照射されるのである。
【0046】《実験例1》次に、図2に示すような構成
をもつ空間光変調素子を試作するとともに、図3に示す
光学系を用いた実験について説明する。
【0047】ここで、空間光変調素子90を構成する光
導電層93としては、厚さ30μmのアモルファスSi
を用いた。その相対分光感度特性を図4に示す。同図か
ら理解できるように、この光導電層93は、特に700
〜800nmの光に対して高い感度を有している。した
がって、この帯域の光を書込み光として用いれば、読出
し光と書込み光が重複する波長域がなく、書込み光源と
読出し光源とを共有しても、読出し光の損失は生じない
こととなる。
【0048】また、空間光変調素子90を構成する光吸
収層94としては、緑色の光を効率良く吸収する顔料分
散樹脂を用い、誘電体多層膜ミラー95としては、Hf
2とSiO2 とから成る緑色の光を効率良く反射する
ものを用いた。
【0049】さらに、空間光変調素子90を構成する光
変調層96としては、予め設定された屈折率をもつ透明
樹脂99Aに、この透明樹脂99Aと同等な常光屈折率
を有するネマチック液晶から成る液晶小滴99Bを均一
に分散した液晶・樹脂複合体を用いた。
【0050】次に、実験に使用した図3に示す光学系の
構成について説明すると、この光学系は、光源部10
と、書込み光学部30と、読出し光学部150と、出射
された読出し光の入射強度をモニタするパワーメータで
構成された光検出器170とを備えている。
【0051】光源部10は、1kWのキセノンランプ1
3と、入射角45度のコールドミラー12とで構成し、
コールドミラー12でキセノンランプ13の光を分割し
て書込み光学部30と、読出し光学部150に入射させ
るようにした。書込み光学部30は、コリメータレンズ
36と、バンドパスフィルタ37と、反射ミラー38
と、TFT液晶パネル39と、偏光板40と、結像レン
ズ41とで構成し、結像レンズを介して緑色の空間光変
調素子に結像させるようにした。
【0052】読出し光学部150は、バンドパスフィル
タ151と、集光レンズ152と、反射ミラー153
と、コリメータレンズ154と、ハーフミラー155
と、読出しレンズ156と、開口157とで構成し、コ
ールドミラー12で分離された読出し光をハーフミラー
により空間光変調素子90に導くと共に、空間光変調素
子90からの表示光をハーフミラー155、読出しレン
ズ156および開口157を介して光検出器170に導
き、その強度を測定した。
【0053】図5は、図3に示した光学系を用いて測定
した空間光変調素子90における、書込み強度に対する
表示光強度を規格化して示したものである。空間光変調
素子90の第1透明基板91の位置において、書込み強
度は3mW/cm2 を越える値を示した。この値は空間
光変調素子90を動作させるのに十分な光強度であるこ
とが確認された。
【0054】<第2の発明の実施の形態>図6は、本発
明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装置の第2の実
施の形態を示す構成図である。
【0055】この実施の形態は、フルカラー画像を表示
するための装置であり、光源部10と、書込み光学部3
0と、光分割部190と、緑色液晶画像形成装置50
G、赤色液晶画像形成装置50R、青色液晶画像形成装
置50Bとから成る液晶画像形成装置50と、緑色用レ
ンズ70G、赤色用レンズ70R、および青色用レンズ
70Bから成る結像光学部70と、緑色空間光変調素子
90G、赤色空間光変調素子90R、青色空間光変調素
子90Bから成る空間光変調素子90と、投写光学部1
10と、スクリーン130とから構成されている。
【0056】光源部10は、第1の実施形態と同様、白
色光源11と、コールドフィルタ12とから構成され、
白色光源11から照射された光はコールドフィルタ12
で色分解されて、それぞれ書込み光学部30と、投写光
学部110に出射される。
【0057】書込み光学部30は、光源部10から出射
される光中に含まれ、空間光変調素子90の光導電層9
3が鋭く感応しない波長域の光を遮断するバンドパスフ
ィルタ42と、フライアイレンズ43と、ケーラー照明
光学系44とから構成されている。フライアイレンズ4
3は、蠅の目のような小さなレンズを並べたアレイ状の
レンズであり、その一個一個の微小レンズにより、書込
み光源が多光源化され、各光源からの光により、照明物
体である液晶画像形成装置50の全面が照明される。こ
れにより微小レンズの個数分だけ重ね合わされた空間的
に一様な照明を可能とするものである。また、ケーラー
照明光学系44は、照明物体である液晶画像形成装置5
0上で、光源光が平行光束で透過する照明光学系であ
り、書込み光を平行光束にして光分割部190に出射す
る。
【0058】光分割部190は、反射ミラー191と、
分割ミラー192と、ハーフミラー193と、反射ミラ
ー194とを備えている。ケーラー照明光学系44から
出射された平行光束は反射ミラー191によって分割ミ
ラー192に向けて反射される。分割ミラー192で
は、入射された平行光束の一部が青色液晶画像形成装置
50Bに向けて出射され、他の平行光束は透過してハー
フミラー193に出射される。ハーフミラー193で
は、入射された平行光束の半分が赤色液晶画像形成装置
50Rに向けて反射され、残りの半分は透過して反射ミ
ラー194に出射される。反射ミラー194では、入射
された平行光束が緑色液晶画像形成装置50Gに向けて
出射される。
【0059】一方、投写光学部110は、光源部10か
ら出射される光中に含まれる可視光以外の余分な紫外光
や赤外光を遮断するバンドパスフィルタ111と、この
バンドパスフィルタ111からの可視光を集光する集光
レンズ112と、この集光レンズ112で集光された光
を反射する反射ミラー113と、この反射ミラー113
の反射光を前記各空間光変調素子90の読出し光として
出射すると共に、この空間光変調素子90に書き込まれ
た光画像を入射して表示光(反射光)として出射するレ
ンズ116と、このレンズ116から出射される表示光
を入射してスクリーン130に投写する投写レンズ11
5とを備えている。
【0060】また、この投写光学部110は、レンズ1
16を通過した前記読出し光の内で青色光を反射し、他
の色の光を透過するダイクロイックミラー117と、こ
のダイクロイックミラー117で反射された青色光を前
記青色空間光変調素子90Bの読出し光として出射する
と共に、この青色空間光変調素子90Bから出射される
青色の表示光をダイクロイックミラー117に向けて反
射する反射ミラー118と、ダイクロイックミラー11
7を透過した光の内、赤色光を透過し、緑色光を反射す
る一方、透過した赤色光を赤色空間光変調素子90Rの
読出し光として出射すると共に、この赤色空間光変調素
子90Rから出射される赤色の表示光を入射するダイク
ロイックミラー119と、このダイクロイックミラー1
19で反射された緑色光を緑色空間光変調素子90Gの
読出し光として出射すると共に、この空間光変調素子9
0Gから出射される緑色の表示光をダイクロイックミラ
ー119に向けて反射する反射ミラー120とを備えて
いる。
【0061】上記の構成において、白色光源11から照
射された光はコールドフィルタ12で色分解されて書込
み光学部30に出射される。書込み光学部30では、バ
ンドパスフィルタ42で空間光変調素子90の光導電層
93が鋭く感応しない波長域の光がカットされた後、フ
ライアイレンズ43により書込み光源が多光源化され
る。これにより、液晶画像形成装置50上に、例えば光
源11のフィラメントや電極などの光源像が結像するこ
とはなく、結像光学部70を介して空間光変調素子90
上に結像される書込み画像に輝度ムラが発生することが
防止できる。
【0062】フライアイレンズで多光源化された照明光
は、ケーラー照明光学系44で均一な平行光束とされた
後、光分割部190内で均等に3分割され、それぞれ緑
色、赤色、青色液晶画像形成装置50G,50R,50
Bに入射される。これら緑色、赤色、青色液晶画像形成
装置50G,50R,50Bからの各光画像は、各色別
のレンズ70G,70R,70Bを介して、各色の空間
光変調素子90G,90R,90Bに結像される。
【0063】一方、光源部10のコールドフィルタ12
で分離・出射された光は、投写光学部110のバンドパ
スフィルタ111で可視光以外の紫外光や赤外光がカッ
トされた後、集光レンズ112、反射ミラー113およ
びレンズ116を経て、ダイクロイックミラー117に
照射される。そして青色光を反射させるダイクロイック
ミラー117と、緑色光を反射させるダイクロイックミ
ラー119により色分割され、各色の空間光変調素子9
0G,90R,90Bの読出し光として出射される。こ
れら各色の空間光変調素子90G,90R,90Bの反
射光(表示光)は、ダイクロイック119,117で合
成された後、レンズ116、投写レンズ115を介して
スクリーン130に投写される。これにより、拡大され
たフルカラー画像をスクリーン130上に表示すること
ができる。
【0064】《実験例2》図6に示す光書込み式投写型
ディスプレイ装置を実際に試作して空間光変調素子へ入
射する書込み強度を測定した。
【0065】光源11には、1kWのキセノンランプを
用い、バンドパスフィルタ42には、半値幅670nm
〜790nmの干渉フィルタを用い、液晶画像形成装置
50には440×480ドットの対角長1.3インチの
TFT液晶パネルを用いた。
【0066】その結果、各空間光変調素子へ入射する光
強度は、2mW/cm2 を越える値を得ることができ
た。これは、図5の特性をもつ空間光変調素子を動作さ
せるのに十分な強度である。
【0067】また、投写実験においても、光出力200
0ルーメン以上と明るく、かつ色純度の優れたフルカラ
ー画像表示を得ることができた。投写装置自体も書込み
光源が不要となり、小型化と低消費電力化が可能となる
ことが確認された。
【0068】<第3の実施の形態>図7は本発明に係る
光書込み式投写型ディスプレイ装置の第3の実施の形態
を示す構成図である。
【0069】この実施の形態は、図6に示した第2の実
施形態とは投写光学部110の構成と、図8に示される
ように空間光変調素子90の構成が相違する。
【0070】先ず、空間光変調素子90の構成につい
て、図8を参照して説明すると、この空間光変調素子9
0は光書込み型の空間光変調素子であり、第1透明基板
91と、第1透明電極92と、光導電層としてのa−S
iC層102と、光吸収層94と、誘電体多層膜ミラー
95と、光変調層としての垂直配向ネマティック液晶層
103と、第2透明電極97と、第2透明基板98とを
備え、リード線100を介して駆動用交流電源101か
ら交流電圧が印加されている状態で、図2の左側からa
−SiC層(光導電層)102の光導電効果を誘起する
書込み光が入射されると、この書込み光の光強度に応じ
て垂直配向ネマティック液晶層(光変調層)103が駆
動される一方、図2の右側から読出し光が照射される
と、書き込まれた光画像が表示光(反射光)として出射
される。なお、第1透明基板91、第1透明電極92、
光吸収層94、誘電体多層膜ミラー95、第2透明電極
97、および第2透明基板98の構成については、図2
に示した第1の実施形態の空間光変調素子と同様である
ため、その説明は省略する。
【0071】光変調層としての垂直配向ネマティック液
晶層103は、屈折率異方性Δnの大きなネマティック
液晶(負の誘電率異方性を有する)を垂直配向させたも
のである。
【0072】なお、この実施の形態では、光導電層10
2はa−SiCで構成したが、図4に示すような特性を
もつa−Siで構成しても良い。
【0073】一方、図7に示すように、投写光学部11
0は、光源部10から分離・出射された光に含まれる可
視域以外の余分な紫外光や赤外光を遮断するバンドパス
フィルタ111と、このバンドパスフィルタ111を透
過した可視光の内で青色光のみを反射し赤色光および緑
色光を透過するダイクロイックミラー121と、このダ
イクロイックミラー121を透過した光の内で赤色光の
みを反射し緑色光を透過するダイクロイックミラー12
2と、このダイクロイックミラー122を透過した緑色
光を反射する反射ミラー123と、ダイクロイックミラ
ー121で反射された青色光を反射する反射ミラー12
4Bと、この反射ミラー124Bで反射された青色光を
受光して青色空間光変調素子90Bの読出し光として出
射すると共に、この青色空間光変調素子90Bに書込ま
れた光画像を入射して表示光として出射する偏光ビーム
スプリッタ125Bと、ダイクロイックミラー122で
反射された赤色光を反射する反射ミラー124Rと、こ
の反射ミラー124Rで反射された赤色光を受光して赤
色空間光変調素子90Rの読出し光として出射すると共
に、この赤色空間光変調素子90Rに書込まれた光画像
を入射して表示光として出射する偏光ビームスプリッタ
125Rと、反射ミラー123で反射された緑色光を反
射する反射ミラー124Gと、この反射ミラー124G
で反射された緑色光を受光して緑色空間光変調素子90
Gの読出し光として出射すると共に、この青色空間光変
調素子90Gに書込まれた光画像を入射して表示光とし
て出射する偏光ビームスプリッタ125Gと、この偏光
ビームスプリッタ125Gから供給され緑色の表示光を
反射する反射ミラー126と、前記偏光ビームスプリッ
タ125Bから供給され青色の表示光を反射する反射ミ
ラー127と、反射ミラー126で反射された緑色の表
示光と、反射ミラー127で反射された青色の表示光
と、前記偏光ビームスプリッタ125Rから供給される
赤色の表示光とを受光して合成するダイクロイックプリ
ズム128と、このダイクロイックプリズム128で合
成された表示光を集光してスクリーン130に投写する
投写レンズ115とを備えている。
【0074】次にこの第3の実施の形態の作用を説明す
る。
【0075】先ず、空間光変調素子90から説明する、
この空間光変調素子90を駆動する場合は、第1の実施
の形態と同様に、第1透明電極92と第2透明電極97
との間に交流電圧101を印加する。結像光学部70を
介して結像された書込み光は、光導電層であるa−Si
C層102側から入射される。一方、各偏光ビームスプ
リッタ125R,125B,125Gを介して直線偏光
となった読出し光は、光変調層である垂直配向ネマティ
ック液晶層103側から入射され、この垂直配向ネマテ
ィック液晶層103でリタデーションの変化に伴う偏光
状態の変化として変調を受け、誘電体多層膜ミラー95
で反射され、再び各偏光ビームスプリッタ125R,1
25B,125Gを介して光強度変調された表示光とし
て出射される。出射された表示光は反射ミラー126,
127、ダイクロイックプリズム128、投写レンズ1
15を介してスクリーン130に投写される。なお、誘
電体多層膜ミラー95で反射されずに漏れた光は光吸収
層94で吸収される。
【0076】この場合、上述した結像光学部70を介し
て結像される書込み光が極めて弱いか、または入射しな
い場合には、光変調層である垂直配向ネマティック液晶
層103よりも電気的インピーダンスの高い光導電層で
あるa−SiC層102側に駆動電圧の大半が印加され
る。このため、光変調層(垂直配向ネマティック液晶
層)103の液晶分子の配列方向は、ガラス基板(第2
透明基板98)と直交したままであり、その結果、読出
し光は複屈折を受けないため、偏光状態は変化せず再び
各偏光ビームスプリッタ125R,125B,125G
を介して光源側に反射される。
【0077】一方、十分な強度の書込み光が入射された
場合には、光導電層(a−SiC層)102に配分され
ていた電圧の一部が光変調層(垂直配向ネマティック液
晶層)103側に移る。このとき、液晶分子(負の誘電
率異方性)の配列は、一度に電界と直交する方向に傾く
ため、液晶分子の屈折率は異常光屈折率ne に近づき、
リタデーションΔn・dが生じ、入射する直線偏光は偏
光状態が変化し楕円偏光となり、誘電体多層膜ミラー9
5で反射されて出射される。これによって、入射した直
線偏光と直交する偏光成分が生じる。
【0078】ここで、各偏光ビームスプリッタ125
R,125B,125Gにより偏光方向が入射光と直交
する成分のみ取り出せば、書込み光によって変調された
表示光の光画像を得ることができる。このようにして得
られた光画像が投写レンズ115を介してスクリーン1
30に投写されるのである。
【0079】<第4の実施の形態>図9は本発明に係る
光書込み式投写型ディスプレイ装置の第4の実施の形態
を示す構成図である。なお、この実施の形態は、図7に
示した実施の形態とは光源部の構成のみが相違してお
り、他の構成部分は同一であるため、光源部10につい
てのみ説明し他の構成部分についての説明は省略する。
【0080】図9に示されるように、光源部10は、光
源としてメタルハライドランプを使用し、また、コール
ドフィルタ12の代わりに干渉ミラーを使用したもので
ある。
【0081】メタルハライドランプ14をプロジェクタ
に用いる場合には、水銀の発光色の一つである波長57
8nm付近の強い輝線がそのスペクトル中に含まれ、こ
れは表示光の色純度を悪化させる原因であり、通常はこ
の輝線を除いた形で読出し光を生成する。そこで、この
輝線のみを干渉ミラーで反射させ、書込み光学部30へ
導き、書込み光として利用する。
【0082】この場合、空間光変調素子90の構成要素
である光導電層の材料としては、波長578nmの光に
鋭敏に感応させるために、光学バンドギャップの制御が
容易なアモルファスSiCなどの材料が有効である。
【0083】<その他の実施の形態>以上、前述した各
実施の形態において結像光学部70は、結像レンズ7
1、または各色別の結像レンズ71G,71R,71B
で構成したが、これは、図10に示したようにテレセン
トリック光学系で構成するようにしても良い。テレセン
トリック光学系は、液晶画像形成装置70からの主光線
が結像レンズの焦点を通るように配置された光学系であ
る。このテレセントリック光学系を結像光学部70に使
用すると、空間光変調素子90をその光軸方向に移動し
ても、光導電層93に結像した書込み画像の大きさは変
化しない。そのため、このテレセントリック光学系を使
用した場合、光導電層93の厚みが異なる空間光変調素
子90を使用しても、その厚み方向において書込み画像
の大きさが異ならないため、高解像度な書込み画像の変
調が可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、1つの光源から光学素子を用いて書込み光と読
出し光とを分離・生成し、書込み光源と読出し光源との
共用化を図ってモノクロ画像を表示するようにしている
ので、装置の小型化および消費電力の低減が可能とな
る。
【0085】請求項2の発明によれば、1つの光源から
光学素子を用いて書込み光と読出し光とを分離・生成
し、書込み光源と読出し光源との共用化を図ってフルカ
ラー画像を表示するようにしているので、装置の小型化
および消費電力の低減が可能となる。
【0086】請求項3の発明によれば、空間光変調素子
を構成する光導電層は、前記光源部から分離された前記
書込み光の強さに応じて、インピーダンスが大幅に変化
するCdS、CdSe、Se、SeTe、SeAs、G
aAs、GaP、Bi12SiO20、Bi12GeO20、S
i、アモルファスSe、アモルファスSi、アモルファ
スSiC、アモルファスSeTe、アモルファスSeA
sなどの材料によって構成されるので、書込み光は、読
出し光源として用いられる白色光源から光学素子を介し
て分離・生成することができ、このため、単一光源化が
可能となって装置の小型化および消費電力の低減が可能
となる。
【0087】請求項4の発明によれば、前記空間光変調
素子を構成する光変調層を、ネマチック液晶、コレステ
リック液晶、スメクチック液晶、これらネマチック液
晶、コレステリック液晶、スメクチック液晶の混合物に
よって構成される群のいずれか1つ以上の液晶、また
は、予め設定されている屈折率を持つ透明樹脂にこの透
明樹脂と同等な常光屈折率を有するネマティック液晶、
コレステリック液晶、スメクティック液晶のいずれか、
またはこれら液晶の混合液晶が分散された液晶・樹脂複
合体、またはこれらの液晶中に前記透明樹脂を分散させ
た液晶・樹脂複合体のいずれかで構成するようにしたの
で、空間的に一様で高品質な高輝度投写画像の表示を、
単一光源化による装置の小型化および消費電力の低減を
図りつつも可能となる。
【0088】請求項5の発明によれば、書込み光源から
液晶画像形成装置を照明する照明光を生成するケーラー
照明光学系を備えるように構成したので、書込み画像の
輝度ムラが大幅に減少し、空間的に一様で高品質な高輝
度投写画像の表示を、単一光源化による装置の小型化お
よび消費電力の低減を図りつつも可能となる。
【0089】請求項6の発明によれば、書込み光源部に
フライアイレンズを有する構成としたので、書込み光源
から出射される不均一な光束を矩形の均一な光束に変換
でき、光利用率を大幅に向上させることができると共
に、ケーラー照明光学系と相俟って、空間的に一様な照
明を可能としつつ、単一光源化による装置の小型化およ
び消費電力の低減が可能となる。
【0090】請求項7の発明によれば、結像光学部をテ
レセントリック光学系で構成するようにしたので、光導
電層の厚みが異なる空間光変調素子でも、その厚み方向
において書込み画像の大きさが異ならないため、解像度
の高い書込み画像の変調を可能としつつ、単一光源化に
よる装置の小型化および消費電力の低減が可能となる。
【0091】請求項8の発明によれば、光源を白色光源
としたので、書込み光は、空間光変調素子の構成要素で
ある光導電層がどの波長域に感応するものであっても、
光源部の光学素子によりその波長域を光源光から分離
し、生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装
置の第1実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装
置の構成要素となる空間光変調素子の一例を示す構成図
である。
【図3】図1に示した光書込み式投写型ディスプレイ装
置の作用効果を実証するための実験光学系を示す構成図
である。
【図4】空間光変調素子を構成する光導電層の一例とし
てのアモルファスシリコン膜の相対分光感度特性を示す
説明図である。
【図5】図3に示した光書込み式投写型ディスプレイ装
置の作用効果を示す説明図である。
【図6】本発明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装
置の第2の実施の形態を示す構成図である。
【図7】本発明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装
置の第3の実施の形態を示す構成図である。
【図8】本発明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装
置の構成要素となる空間光変調素子の他の例を示す構成
図である。
【図9】本発明に係る光書込み式投写型ディスプレイ装
置の第4の実施の形態を示す構成図である。
【図10】従来の光書込み式投写型ディスプレイ装置の
一例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 光源部 11 白色光源 12 コールドフィルタ 14 メタルハライドランプ 15 干渉ミラー 30 書込み光学部 43 フライアイレンズ 44 ケーラー照明光学系 50,50B,50G,50R 液晶画像形成装置 70 結像光学部 90,90B,90G,90R 空間光変調素子 91 第1透明基板 92 第1透明電極 93 光導電層 94 光吸収層 95 誘電体多層膜ミラー 96 光変調層 97 第2透明電極 98 第2透明基板 99A 透明樹脂 99B 液晶小滴 110 投写光学部 117,119,121,122 ダイクロイックミラ
ー 125B,125R,125G 偏光ビームスプリッタ 128 ダイクロイックプリズム 130 スクリーン 190 光分割部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 宏 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 藤掛 英夫 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 河北 真宏 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1透明電極と、この第1透明電極に積
    層され、入射光の強さに応じてインピーダンスが変化す
    る光導電層と、この光導電層に積層される光吸収層と、
    この光吸収層に積層され、可視光スペクトルの全部また
    は一部を反射する誘電体多層膜ミラーと、この誘電体多
    層膜ミラーに積層される光変調層と、この光変調層に積
    層される第2透明電極とを少なくとも備え、前記第1透
    明電極と第2透明電極との間に印加された交流電圧によ
    って駆動される空間光変調素子と、 前記空間光変調素子の光導電層が感応するスペクトルお
    よび可視スペクトルを有する光源と、この光源の持つス
    ペクトルのうち、前記空間光変調素子の光導電層が感応
    するスペクトルを持つ光の一部または大部分を分離する
    1つ以上の光学素子とから構成される光源部と、 前記光源部の光源光から前記空間光変調素子の光導電層
    が感応するスペクトルを持つ光の一部または大部分が分
    離された後の残りの光のうち、可視スペクトルの光を取
    り出し、前記空間光変調素子へ読出し光として照射する
    とともに、この読出し光に対する前記空間光変調素子に
    おける反射光を表示光としてスクリーン上に投写する投
    写光学部と、 入力画像表示用の液晶画像形成装置と、 前記光源部の光源光から分離された、前記空間光変調素
    子の光導電層が感応するスペクトルを持つ光の一部また
    は大部分を用いて、前記液晶画像形成装置を照明する照
    明光を生成する書込み光学部と、 前記液晶画像形成装置の光画像を、前記空間光変調素子
    の光導電層へ書込み光として結像させる結像光学部と、 から成ることを特徴とする光書込み式投写型ディスプレ
    イ装置。
  2. 【請求項2】 第1透明電極と、この第1透明電極に積
    層され、入射光の強さに応じてインピーダンスが変化す
    る光導電層と、この光導電層に積層される光吸収層と、
    この光吸収層に積層され、可視光スペクトルの全部また
    は一部を反射する誘電体多層膜ミラーと、この誘電体多
    層膜ミラーに積層される光変調層と、この光変調層に積
    層される第2透明電極とを少なくとも備え、前記第1透
    明電極と第2透明電極との間に印加された交流電圧によ
    って駆動される青色、緑色および赤色各別の空間光変調
    素子と、 前記空間光変調素子の光導電層が感応するスペクトルお
    よび可視スペクトルを有する光源と、この光源の持つス
    ペクトルのうち、前記空間光変調素子の光導電層が感応
    するスペクトルを持つ光の一部または大部分を分離する
    1つ以上の光学素子から構成される光源部と、 前記光源部の光源光から前記空間光変調素子の光導電層
    が感応するスペクトルを持つ光の一部または大部分が分
    離された後の残りの光のうち、可視スペクトルの光を取
    り出して青色、緑色および赤色の各色に分離し、それぞ
    れの各空間光変調素子へ読出し光として照射するととも
    に、この読出し光に対する前記空間光変調素子における
    反射光を表示光としてスクリーン上に投写する投写光学
    部と、 青色、緑色および赤色入力画像を形成する各別の液晶画
    像形成装置と、 前記光源部の光源光から分離された、前記空間光変調素
    子の光導電層が感応するスペクトルを持つ光の一部また
    は大部分を用いて、前記液晶画像形成装置を照明する照
    明光を生成する書込み光学部と、 前記書込み光学部から出射された照明光を3分割して前
    記各液晶画像形成装置に出射する光学素子を備えた分割
    部と、 前記各液晶画像形成装置の光画像を、前記各空間光変調
    素子の光導電層に結像させる青色、緑色および赤色各別
    の結像光学部と、 から成ることを特徴とする光書込み式投写型ディスプレ
    イ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の光書込み式投
    写型ディスプレイ装置において、 前記空間光変調素子を構成する光変調層は、 前記光源部から分離された前記書込み光の強さに応じ
    て、インピーダンスが大幅に変化するCdS、CdS
    e、Se、SeTe、SeAs、GaAs、GaP、B
    12SiO20、Bi12GeO20、Si、アモルファスS
    e、アモルファスSi、アモルファスSiC、アモルフ
    ァスSeTe、アモルファスSeAsなどの材料によっ
    て構成されることを特徴とする光書込み式投写型ディス
    プレイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の光書込み
    式投写型ディスプレイ装置において、 前記空間光変調素子を構成する光変調層は、 ネマティック液晶、コレステリック液晶、スメクティッ
    ク液晶、これらネマティック液晶、コレステリック液
    晶、スメクティック液晶の混合物によって構成される群
    のいずれか1つ以上の液晶、 または、予め設定されている屈折率を持つ透明樹脂にこ
    の透明樹脂と同等な常光屈折率を有するネマティック液
    晶、コレステリック液晶、スメクティック液晶のいずれ
    か、またはこれら液晶の混合液晶が分散された液晶・樹
    脂複合体、 または、これらの液晶中に前記透明樹脂を分散させた液
    晶・樹脂複合体、 から成ることを特徴とする光書込み式投写型ディスプレ
    イ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載の光書
    込み式投写型ディスプレイ装置において、 前記書込み光学部は、ケーラー照明光学系を有すること
    を特徴とする光書込み式投写型ディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の光
    書込み式投写型ディスプレイ装置において、 前記書込み光学部は、前記光源部から分離された前記空
    間光変調素子の光導電層が感応するスペクトルを有する
    不均一な光束を、均一な光束に変換するフライアイレン
    ズを有することを特徴とする光書込み式投写型ディスプ
    レイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6に記
    載の光書込み式投写型ディスプレイ装置において、 前記結像光学部は、テレセントリック光学系で構成され
    ることを特徴とする光書込み式投写型ディスプレイ装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6または7
    に記載の光書込み式投写型ディスプレイ装置において、 前記光源部は、キセノンランプ、メタルハライドラン
    プ、ハロゲンランプなどの白色光源を有することを特徴
    とする光書込み式投写型ディスプレイ装置。
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