JPH09318393A - 光式指示器位置検出装置 - Google Patents
光式指示器位置検出装置Info
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- JPH09318393A JPH09318393A JP14034096A JP14034096A JPH09318393A JP H09318393 A JPH09318393 A JP H09318393A JP 14034096 A JP14034096 A JP 14034096A JP 14034096 A JP14034096 A JP 14034096A JP H09318393 A JPH09318393 A JP H09318393A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設のアナログ指示計に容易に付加でき、エ
ネルギの無駄がなく、目盛りの目視を妨げない光式指示
器位置検出装置を提供する。 【解決手段】 複数個の発光素子3を指示器2の変位方
向に沿わせて並べ、これらの発光素子をその位置の順番
に発光させる手段を設け、1個乃至複数個の受光素子4
を指示器2の位置に応じて受光光量が異なるように配置
し、受光素子が検出する受光光量から指示器2の位置を
検出する。
ネルギの無駄がなく、目盛りの目視を妨げない光式指示
器位置検出装置を提供する。 【解決手段】 複数個の発光素子3を指示器2の変位方
向に沿わせて並べ、これらの発光素子をその位置の順番
に発光させる手段を設け、1個乃至複数個の受光素子4
を指示器2の位置に応じて受光光量が異なるように配置
し、受光素子が検出する受光光量から指示器2の位置を
検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指示器の位置が目
盛り上を変位するアナログ指示計を光学的に読み取れる
ようにした光式指示器位置検出装置に係り、特に、既設
のアナログ指示計に容易に付加でき、エネルギの無駄が
なく、目盛りの目視を妨げない光式指示器位置検出装置
に関するものである。
盛り上を変位するアナログ指示計を光学的に読み取れる
ようにした光式指示器位置検出装置に係り、特に、既設
のアナログ指示計に容易に付加でき、エネルギの無駄が
なく、目盛りの目視を妨げない光式指示器位置検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ指示計の例として圧力計を説明
する。
する。
【0003】ブルドン管圧力計は、管内圧力に比例して
変位するブルドン管に指針等の指示器を機械的に連結し
たものであり、指示器の回転角により圧力を表示するこ
とができる。
変位するブルドン管に指針等の指示器を機械的に連結し
たものであり、指示器の回転角により圧力を表示するこ
とができる。
【0004】図28は、このブルドン管の変位をインダ
クタンスの変位とするべく、ブルドン管281にフェラ
イトコア282を機械的に連結し、このフェライトコア
282と2つのインダクタンスL1 ,L2 を有する固定
のピックアップコイル283とにより変換素子を構成し
たものである。この変換素子はピックアップコイル28
3とフェライトコア282との相対変位によりインダク
タンスL1 ,L2 の高周波電圧比が変化する。そのため
圧力変化に比例した出力電流を取り出すことができる上
記のようにアナログ指示計は被測定量に応じて指示器の
位置が目盛り上を変位するようになっているので、目視
により指示器が指している目盛りを測定値として読むこ
とができる。しかし、被測定量を定期的に測定したり広
域に亘ってそのデータを収集するには、人為を介するよ
り自動装置によるほうが正確かつ経済的であり、このよ
うな目的のために測定値出力の可能な指示計が望まれて
いる。図28の例は、この目的で圧力計に発振器を組み
込んだものである。
クタンスの変位とするべく、ブルドン管281にフェラ
イトコア282を機械的に連結し、このフェライトコア
282と2つのインダクタンスL1 ,L2 を有する固定
のピックアップコイル283とにより変換素子を構成し
たものである。この変換素子はピックアップコイル28
3とフェライトコア282との相対変位によりインダク
タンスL1 ,L2 の高周波電圧比が変化する。そのため
圧力変化に比例した出力電流を取り出すことができる上
記のようにアナログ指示計は被測定量に応じて指示器の
位置が目盛り上を変位するようになっているので、目視
により指示器が指している目盛りを測定値として読むこ
とができる。しかし、被測定量を定期的に測定したり広
域に亘ってそのデータを収集するには、人為を介するよ
り自動装置によるほうが正確かつ経済的であり、このよ
うな目的のために測定値出力の可能な指示計が望まれて
いる。図28の例は、この目的で圧力計に発振器を組み
込んだものである。
【0005】しかし、発振器を組み込まないブルドン管
圧力計のように従来のアナログ指示計が既に設置されて
いる場合、発振器を組み込んだものに交換しなければ測
定値出力は得られない。このように、わざわざ取換えを
行うのは順調に稼働している指示計を取り除くことにな
って不経済であり、手間もかかる。これは圧力計に限ら
ず、どのようなアナログ指示計でも、指示計から直接に
測定値出力を取り出すことができないものについては同
様のことがいえる。
圧力計のように従来のアナログ指示計が既に設置されて
いる場合、発振器を組み込んだものに交換しなければ測
定値出力は得られない。このように、わざわざ取換えを
行うのは順調に稼働している指示計を取り除くことにな
って不経済であり、手間もかかる。これは圧力計に限ら
ず、どのようなアナログ指示計でも、指示計から直接に
測定値出力を取り出すことができないものについては同
様のことがいえる。
【0006】このような事情から、指示器の位置を光学
的に検出する光式指示器位置検出装置がいくつか提案さ
れている。指示器はもともと目盛り等の背景から目立つ
ような光学的特性を持たせてあるので、指示器を光学的
に検出すること自体は容易である。このような光式指示
器位置検出装置を既設のアナログ指示計に付加すれば経
済的である。しかし、従来提案されているものは実用的
には問題点をそれぞれ有している。
的に検出する光式指示器位置検出装置がいくつか提案さ
れている。指示器はもともと目盛り等の背景から目立つ
ような光学的特性を持たせてあるので、指示器を光学的
に検出すること自体は容易である。このような光式指示
器位置検出装置を既設のアナログ指示計に付加すれば経
済的である。しかし、従来提案されているものは実用的
には問題点をそれぞれ有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−36181
号に記載された装置は、アナログメータの表面に設置し
たランプからメータの目盛板に対して光を照射し、この
光の反射光をメータの目盛に相対して連続的に設置され
た受光素子で検出し、目盛板と指針の反射率の相違から
指針の位置を検出するものである。しかし、この装置
は、アナログメータの表面の透明板に取り付けるように
なっているため、目盛りの目視の妨げになる。従って、
検査員がアナログメータ自体の動作を検査したり光式指
示器位置検出装置の動作良否を確認する際に不便であ
る。また、1つのランプを光源とし目盛板全面を照射し
ているので、光の大部分が指示器の検出に利用されない
ことになり、エネルギが無駄である。また、レーザを光
源にしたものは回転機構が必要で構成が複雑化する。
号に記載された装置は、アナログメータの表面に設置し
たランプからメータの目盛板に対して光を照射し、この
光の反射光をメータの目盛に相対して連続的に設置され
た受光素子で検出し、目盛板と指針の反射率の相違から
指針の位置を検出するものである。しかし、この装置
は、アナログメータの表面の透明板に取り付けるように
なっているため、目盛りの目視の妨げになる。従って、
検査員がアナログメータ自体の動作を検査したり光式指
示器位置検出装置の動作良否を確認する際に不便であ
る。また、1つのランプを光源とし目盛板全面を照射し
ているので、光の大部分が指示器の検出に利用されない
ことになり、エネルギが無駄である。また、レーザを光
源にしたものは回転機構が必要で構成が複雑化する。
【0008】実公平7−16238号に記載された装置
は、指針と共に回転する渦巻状の反射部により、反射光
が一次元光位置検出素子の指針に対応する位置に入射す
るようにしたものである。この装置は、指針の中心近傍
に取り付けるので目盛りの目視を妨げない。また、光源
は一次元的な拡がりを持てばよいのでエネルギの無駄は
比較的少ない。しかし、指針の中心近傍の変位を検出す
るので検出精度は指針の先端を読むのに比べて劣る。ま
た、その原理上、渦巻状の反射部は指示器の中心に厳密
に合わせる必要があり、既設のアナログ指示計に付加す
るのは相当困難である特開平5−099689号に記載
された装置は、計測メータの指針の軌跡にそって配置さ
れる複数の光電変換素子を含むラインイメージセンサを
有し、指針に光を照射して反射光の強度により指針位置
を検出するものである。この装置は、線状の発光部を設
けているのでエネルギの無駄は比較的少ない。しかし、
メータの表面を覆うようになっているので、目盛りは目
視できない。
は、指針と共に回転する渦巻状の反射部により、反射光
が一次元光位置検出素子の指針に対応する位置に入射す
るようにしたものである。この装置は、指針の中心近傍
に取り付けるので目盛りの目視を妨げない。また、光源
は一次元的な拡がりを持てばよいのでエネルギの無駄は
比較的少ない。しかし、指針の中心近傍の変位を検出す
るので検出精度は指針の先端を読むのに比べて劣る。ま
た、その原理上、渦巻状の反射部は指示器の中心に厳密
に合わせる必要があり、既設のアナログ指示計に付加す
るのは相当困難である特開平5−099689号に記載
された装置は、計測メータの指針の軌跡にそって配置さ
れる複数の光電変換素子を含むラインイメージセンサを
有し、指針に光を照射して反射光の強度により指針位置
を検出するものである。この装置は、線状の発光部を設
けているのでエネルギの無駄は比較的少ない。しかし、
メータの表面を覆うようになっているので、目盛りは目
視できない。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、既設のアナログ指示計に容易に付加でき、エネルギ
の無駄がなく、目盛りの目視を妨げない光式指示器位置
検出装置を提供することにある。
し、既設のアナログ指示計に容易に付加でき、エネルギ
の無駄がなく、目盛りの目視を妨げない光式指示器位置
検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被測定量に応じて指示器の位置が目盛り上
を変位するアナログ指示計の該指示器の位置を光学的に
検出する光式指示器位置検出装置において、複数個の発
光素子を指示器の変位方向に沿わせて並べ、これらの発
光素子をその位置の順番に発光させる手段を設け、1個
乃至複数個の受光素子を上記指示器の位置に応じて受光
光量が異なるように配置し、受光素子が検出する受光光
量から上記指示器の位置を検出するものである。
に本発明は、被測定量に応じて指示器の位置が目盛り上
を変位するアナログ指示計の該指示器の位置を光学的に
検出する光式指示器位置検出装置において、複数個の発
光素子を指示器の変位方向に沿わせて並べ、これらの発
光素子をその位置の順番に発光させる手段を設け、1個
乃至複数個の受光素子を上記指示器の位置に応じて受光
光量が異なるように配置し、受光素子が検出する受光光
量から上記指示器の位置を検出するものである。
【0011】上記発光素子と上記受光素子とを指示器の
一側に配置し、上記指示器が、指示器の位置に対応する
位置の発光素子からの出射光を反射して受光素子に入射
させるようにしてもよい。
一側に配置し、上記指示器が、指示器の位置に対応する
位置の発光素子からの出射光を反射して受光素子に入射
させるようにしてもよい。
【0012】上記発光素子を指示器の一側に配置し、指
示器を挟んで反対側に対向させて上記受光素子を配置
し、指示器の位置に対応する位置の発光素子からの出射
光が指示器に遮蔽されるようにしてもよい。
示器を挟んで反対側に対向させて上記受光素子を配置
し、指示器の位置に対応する位置の発光素子からの出射
光が指示器に遮蔽されるようにしてもよい。
【0013】上記発光素子及び上記受光素子を指示器の
一側に配置し、指示器を挟んで反対側に発光素子及び受
光素子に対向する反射板を設け、指示器の位置に対応す
る位置の発光素子からの出射光が指示器に遮蔽されるよ
うにしてもよい。
一側に配置し、指示器を挟んで反対側に発光素子及び受
光素子に対向する反射板を設け、指示器の位置に対応す
る位置の発光素子からの出射光が指示器に遮蔽されるよ
うにしてもよい。
【0014】また、1個の発光素子を指示器に取り付
け、複数個の受光素子を指示器の変位方向に沿わせて並
べ、これら受光素子が検出する受光光量の分布から指示
器の位置を検出してもよい。
け、複数個の受光素子を指示器の変位方向に沿わせて並
べ、これら受光素子が検出する受光光量の分布から指示
器の位置を検出してもよい。
【0015】また、複数個の発光素子を指示器の変位方
向に沿わせて並べ、これらの発光素子をその位置の順番
に発光させる手段を設け、1個の受光素子を指示器に取
り付け、この受光素子が検出する受光光量の変化から指
示器の位置を検出してもよい。
向に沿わせて並べ、これらの発光素子をその位置の順番
に発光させる手段を設け、1個の受光素子を指示器に取
り付け、この受光素子が検出する受光光量の変化から指
示器の位置を検出してもよい。
【0016】上記発光素子及び受光素子を上記目盛りの
外方に配置し、これら発光素子及び受光素子に傾斜して
臨むハーフミラーを指示器の一側に設けてもよい。
外方に配置し、これら発光素子及び受光素子に傾斜して
臨むハーフミラーを指示器の一側に設けてもよい。
【0017】上記発光素子の位置と上記受光素子の位置
と受光光量とを入力とするニューラルネットを設け、こ
のニューラルネットに指示器の位置を出力するよう学習
させてもよい。
と受光光量とを入力とするニューラルネットを設け、こ
のニューラルネットに指示器の位置を出力するよう学習
させてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【0019】図1(a)に示されるように、本発明の光
式指示器位置検出装置を取り付けるアナログ指示計1
は、表面側から見て円形のハウジング1aを有してい
る。もちろん、ハウジングは円形に限らず、長方形でも
扇形でもよい。ハウジング内には指示器2を収容する空
間が形成され、ハウジングの表面はガラス等の透明板1
bで覆われ、表面側から底面1cが見えるようになって
いる。その底面1cには指示器2の変位方向に沿って目
盛り(図示せず)が描かれている。
式指示器位置検出装置を取り付けるアナログ指示計1
は、表面側から見て円形のハウジング1aを有してい
る。もちろん、ハウジングは円形に限らず、長方形でも
扇形でもよい。ハウジング内には指示器2を収容する空
間が形成され、ハウジングの表面はガラス等の透明板1
bで覆われ、表面側から底面1cが見えるようになって
いる。その底面1cには指示器2の変位方向に沿って目
盛り(図示せず)が描かれている。
【0020】指示器2は、先端部で幅の狭くなった細い
板状のものであり、基端部には圧力等の被測定量に比例
する回転角で回転するように、図示されない測定系に連
結された回転軸2aを有する。この実施形態にあっては
回転軸2aがハウジング1aの中心をずれた位置に設け
られている。この指示器2は被測定量に応じて先端部が
円弧を描くように変位する。即ち、指示器2の変位方向
は回転軸2aを中心とする円弧となる。なお、指示器2
が直線運動するものであっても本発明は実施可能であ
る。
板状のものであり、基端部には圧力等の被測定量に比例
する回転角で回転するように、図示されない測定系に連
結された回転軸2aを有する。この実施形態にあっては
回転軸2aがハウジング1aの中心をずれた位置に設け
られている。この指示器2は被測定量に応じて先端部が
円弧を描くように変位する。即ち、指示器2の変位方向
は回転軸2aを中心とする円弧となる。なお、指示器2
が直線運動するものであっても本発明は実施可能であ
る。
【0021】図1の形態による本発明の光式指示器位置
検出装置は、透明板1bの裏面に発光体3及び受光体4
を取り付け、これらに対向するように指示器2の先端部
の表面に反射板5を取り付けたものである。発光体3は
LED等の発光素子から構成され、複数個の発光素子を
指示器の変位方向に沿わせて並べたものである。受光体
4はフォトダイオード等の受光素子から構成され、1個
乃至複数個の受光素子を指示器の位置に応じて受光光量
が異なるように配置したものである。なお、発光素子と
受光素子とは同数個である必要はない。
検出装置は、透明板1bの裏面に発光体3及び受光体4
を取り付け、これらに対向するように指示器2の先端部
の表面に反射板5を取り付けたものである。発光体3は
LED等の発光素子から構成され、複数個の発光素子を
指示器の変位方向に沿わせて並べたものである。受光体
4はフォトダイオード等の受光素子から構成され、1個
乃至複数個の受光素子を指示器の位置に応じて受光光量
が異なるように配置したものである。なお、発光素子と
受光素子とは同数個である必要はない。
【0022】この光式指示器位置検出装置には、図示し
ないが、発光体3の発光素子をその位置の順番に発光さ
せる手段が設けられている。これはシフトレジスタで構
成することができる。また、図示しないが、受光体4の
受光素子の出力を総和して総受光量を求める手段が設け
られている。
ないが、発光体3の発光素子をその位置の順番に発光さ
せる手段が設けられている。これはシフトレジスタで構
成することができる。また、図示しないが、受光体4の
受光素子の出力を総和して総受光量を求める手段が設け
られている。
【0023】発光体3は複数個の発光素子を指示器の変
位方向に沿わせて並べたものであり、受光体4は複数個
の受光素子を指示器の変位方向に沿わせて並べたもので
あるから、これら複数個の発光素子及び受光素子は回転
軸2aを中心とする円弧上に整列することになる。図1
(b)に示されるように、指示器に沿ったA−A’にお
ける断面では、発光体3の発光素子及び受光体4の受光
素子がそれぞれ反射板5に正対している。
位方向に沿わせて並べたものであり、受光体4は複数個
の受光素子を指示器の変位方向に沿わせて並べたもので
あるから、これら複数個の発光素子及び受光素子は回転
軸2aを中心とする円弧上に整列することになる。図1
(b)に示されるように、指示器に沿ったA−A’にお
ける断面では、発光体3の発光素子及び受光体4の受光
素子がそれぞれ反射板5に正対している。
【0024】図1(b)の発光素子を発光させると、そ
の光は反射板5で反射して受光素子に入射するので受光
光量は大きい。しかし、指示器2とは位置の異なる発光
素子を発光させても、その正面には反射板が存在せず、
また底面からの反射は少ないので、対応する受光素子の
受光光量は小さい。
の光は反射板5で反射して受光素子に入射するので受光
光量は大きい。しかし、指示器2とは位置の異なる発光
素子を発光させても、その正面には反射板が存在せず、
また底面からの反射は少ないので、対応する受光素子の
受光光量は小さい。
【0025】発光体3の発光素子をその位置の順番に発
光させたとき、受光体4の各受光素子で受光される受光
光量の総受光量を発光素子の位置順(又は発光時間順)
に示すと図23のようになる。図23において、縦軸の
ΣPDは総受光量、横軸のLED点灯位置は発光素子の
位置を示している。このような受光光量の分布から指示
器の位置を算出して検出することができる。検出結果の
出力は、アナログ電気信号とする。図23の場合、受光
光量が最大となっている発光素子の位置が指示器の位置
(針位置)となる。
光させたとき、受光体4の各受光素子で受光される受光
光量の総受光量を発光素子の位置順(又は発光時間順)
に示すと図23のようになる。図23において、縦軸の
ΣPDは総受光量、横軸のLED点灯位置は発光素子の
位置を示している。このような受光光量の分布から指示
器の位置を算出して検出することができる。検出結果の
出力は、アナログ電気信号とする。図23の場合、受光
光量が最大となっている発光素子の位置が指示器の位置
(針位置)となる。
【0026】図2の形態は、ハウジング1aの底面1c
に発光体3及び受光体4を取り付け、これらに対向する
ように指示器2の先端部の裏面に反射板5を取り付けた
ものである。図2(a)に示されるように、表面側から
見ると、発光素子及び受光素子が回転軸2aを中心とす
る円弧上に整列していることがわかる。動作は、図1の
ものと同じであり、発光体3の発光素子を順番に発光さ
せたときの受光光量は図23のようになる。
に発光体3及び受光体4を取り付け、これらに対向する
ように指示器2の先端部の裏面に反射板5を取り付けた
ものである。図2(a)に示されるように、表面側から
見ると、発光素子及び受光素子が回転軸2aを中心とす
る円弧上に整列していることがわかる。動作は、図1の
ものと同じであり、発光体3の発光素子を順番に発光さ
せたときの受光光量は図23のようになる。
【0027】図1,図2の形態は、発光素子と受光素子
とを指示器2の一側に配置し、指示器2が、指示器2の
位置に対応する位置の発光素子からの出射光を反射して
受光素子に入射させるようにしたものである。このよう
な形態(指示器からの反射光を検出するもの)を反射型
という。
とを指示器2の一側に配置し、指示器2が、指示器2の
位置に対応する位置の発光素子からの出射光を反射して
受光素子に入射させるようにしたものである。このよう
な形態(指示器からの反射光を検出するもの)を反射型
という。
【0028】図3,図4の形態は、発光素子及び受光素
子を指示器2の一側に配置し、指示器2を挟んで反対側
に発光素子及び受光素子に対向する反射板5を設け、指
示器2の位置に対応する位置の発光素子からの出射光が
指示器2に遮蔽されるようにしたものである。このよう
な形態(指示器が光を遮蔽したことを検出するもの)を
透過型という。図3のものは透明板1bの裏面に発光体
3及び受光体4を取り付け、ハウジングの底面1cに反
射板を取り付けたものである。図4のものは逆にハウジ
ングの底面1cに発光体3及び受光体4を取り付け、透
明板1bの裏面に反射板5を取り付けたものである。動
作は両者とも、指示器2が断面図の位置にきたとき光を
遮蔽する。従って、発光体3の発光素子を順番に発光さ
せたときの受光素子の総受光量を発光素子の位置順に示
すと図24のようになる。図24において、縦軸のΣP
Dは総受光量、横軸のLED点灯位置は発光素子の位置
を示している。図24の場合、受光光量が最小となって
いる発光素子の位置が指示器の位置(針位置)となる。
子を指示器2の一側に配置し、指示器2を挟んで反対側
に発光素子及び受光素子に対向する反射板5を設け、指
示器2の位置に対応する位置の発光素子からの出射光が
指示器2に遮蔽されるようにしたものである。このよう
な形態(指示器が光を遮蔽したことを検出するもの)を
透過型という。図3のものは透明板1bの裏面に発光体
3及び受光体4を取り付け、ハウジングの底面1cに反
射板を取り付けたものである。図4のものは逆にハウジ
ングの底面1cに発光体3及び受光体4を取り付け、透
明板1bの裏面に反射板5を取り付けたものである。動
作は両者とも、指示器2が断面図の位置にきたとき光を
遮蔽する。従って、発光体3の発光素子を順番に発光さ
せたときの受光素子の総受光量を発光素子の位置順に示
すと図24のようになる。図24において、縦軸のΣP
Dは総受光量、横軸のLED点灯位置は発光素子の位置
を示している。図24の場合、受光光量が最小となって
いる発光素子の位置が指示器の位置(針位置)となる。
【0029】図5の形態は、発光体3の発光素子及び受
光体4の受光素子を目盛りの外方に配置し、これら発光
素子及び受光素子に傾斜して臨むハーフミラー6を指示
器2の一側に設けたものである。即ち、発光素子及び受
光素子は指示器2の先端部を延長した位置に設けられて
いる。図示されたものは、発光素子及び受光素子がハウ
ジング1aの内周側面に沿って整列しているが、この限
りではなく、回転軸2aを中心とした円弧上に整列した
ものでもよい。ハーフミラー6は、円弧状に形成され、
透明板1bの裏面のちょうど図1の形態で発光素子及び
受光素子を取り付けた位置に取り付けられている。ハー
フミラー6の傾斜面は透明板1bに対し45°になって
おり、発光素子及び受光素子と指示器2の先端部表面に
取り付けた反射板5との間で光を入出射することができ
る。
光体4の受光素子を目盛りの外方に配置し、これら発光
素子及び受光素子に傾斜して臨むハーフミラー6を指示
器2の一側に設けたものである。即ち、発光素子及び受
光素子は指示器2の先端部を延長した位置に設けられて
いる。図示されたものは、発光素子及び受光素子がハウ
ジング1aの内周側面に沿って整列しているが、この限
りではなく、回転軸2aを中心とした円弧上に整列した
ものでもよい。ハーフミラー6は、円弧状に形成され、
透明板1bの裏面のちょうど図1の形態で発光素子及び
受光素子を取り付けた位置に取り付けられている。ハー
フミラー6の傾斜面は透明板1bに対し45°になって
おり、発光素子及び受光素子と指示器2の先端部表面に
取り付けた反射板5との間で光を入出射することができ
る。
【0030】図5の形態によれば、図1の形態に対し
て、発光素子からの出射光及び受光素子への入射光がハ
ーフミラー6を経由するようにしただけであるから、動
作は図1のものと同じ反射型の動作であり、発光体の発
光素子を順番に発光させたときの受光光量は図23のよ
うになり、受光光量が最大となっている発光素子の位置
が指示器の位置となる。この形態の利点は、発光素子及
び受光素子が目盛りの外方にあるため指示器2や目盛り
の視認の障害とならず、しかも表面側から見たときハー
フミラー6が透過するので、指示器2の先端部や目盛り
が見える。従って、よく目視計測することができる。
て、発光素子からの出射光及び受光素子への入射光がハ
ーフミラー6を経由するようにしただけであるから、動
作は図1のものと同じ反射型の動作であり、発光体の発
光素子を順番に発光させたときの受光光量は図23のよ
うになり、受光光量が最大となっている発光素子の位置
が指示器の位置となる。この形態の利点は、発光素子及
び受光素子が目盛りの外方にあるため指示器2や目盛り
の視認の障害とならず、しかも表面側から見たときハー
フミラー6が透過するので、指示器2の先端部や目盛り
が見える。従って、よく目視計測することができる。
【0031】図6の形態は、図2の形態にハーフミラー
6を適用したものである。即ち、ハウジングの底面1c
にハーフミラー6を取り付け、指示器2の先端部の裏面
に反射板5を取り付け、発光素子及び受光素子は指示器
2の先端部を延長した位置に取り付けたものである。動
作はやはり反射型であり、発光体の発光素子を順番に発
光させたときの受光光量は図23のようになり、受光光
量が最大となっている発光素子の位置が指示器の位置と
なる。この形態でも、よく目視計測することができる。
6を適用したものである。即ち、ハウジングの底面1c
にハーフミラー6を取り付け、指示器2の先端部の裏面
に反射板5を取り付け、発光素子及び受光素子は指示器
2の先端部を延長した位置に取り付けたものである。動
作はやはり反射型であり、発光体の発光素子を順番に発
光させたときの受光光量は図23のようになり、受光光
量が最大となっている発光素子の位置が指示器の位置と
なる。この形態でも、よく目視計測することができる。
【0032】図7,図8の形態は、図3,図4の形態に
ハーフミラー6を適用したものである。即ち、透明板1
bの裏面にハーフミラー6、ハウジングの底面1cに反
射板5、又はその逆にこれらを取り付け、発光体3及び
受光体4の発光素子及び受光素子は指示器の先端部を延
長した位置に取り付けたものである。動作は図3,図4
のものと同じ透過型であるから、発光体の発光素子を順
番に発光させたときの受光光量は図24のようになり、
受光光量が最小となっている発光素子の位置が指示器の
位置となる。図7の形態は目視計測が可能である。
ハーフミラー6を適用したものである。即ち、透明板1
bの裏面にハーフミラー6、ハウジングの底面1cに反
射板5、又はその逆にこれらを取り付け、発光体3及び
受光体4の発光素子及び受光素子は指示器の先端部を延
長した位置に取り付けたものである。動作は図3,図4
のものと同じ透過型であるから、発光体の発光素子を順
番に発光させたときの受光光量は図24のようになり、
受光光量が最小となっている発光素子の位置が指示器の
位置となる。図7の形態は目視計測が可能である。
【0033】図9,図10の形態は、1個の受光素子か
らなる受光体4を指示器に取り付け、複数個の発光素子
を指示器2の変位方向に沿わせて並べ、これらの発光素
子をその位置の順番に発光させるものである。図9では
発光素子が透明板1bの裏面に取り付けられ、受光体4
が指示器2の先端部表面に取り付けられている。図10
では発光素子がハウジングの底面1cに取り付けられ、
受光体4が指示器2の先端部裏面に取り付けられてい
る。上記1個の受光素子で得られる受光光量の変化は反
射型における総受光量のパターンと同じであり、図23
で示すことができる。従って、受光光量が最大となって
いる発光素子の位置が指示器の位置となる。
らなる受光体4を指示器に取り付け、複数個の発光素子
を指示器2の変位方向に沿わせて並べ、これらの発光素
子をその位置の順番に発光させるものである。図9では
発光素子が透明板1bの裏面に取り付けられ、受光体4
が指示器2の先端部表面に取り付けられている。図10
では発光素子がハウジングの底面1cに取り付けられ、
受光体4が指示器2の先端部裏面に取り付けられてい
る。上記1個の受光素子で得られる受光光量の変化は反
射型における総受光量のパターンと同じであり、図23
で示すことができる。従って、受光光量が最大となって
いる発光素子の位置が指示器の位置となる。
【0034】図11,図12の形態は、1個の発光素子
からなる発光体3を指示器2に取り付け、複数個の受光
素子からなる受光体4を指示器2の変位方向に沿わせて
並べ、これら受光素子が検出する受光光量の分布から指
示器2の位置を検出するものである。図11では受光素
子が透明板1bの裏面に取り付けられ、発光素子が指示
器2の先端部表面に取り付けられている。図12では受
光素子がハウジングの底面1cに取り付けられ、発光素
子が指示器2の先端部裏面に取り付けられている。これ
らの場合、発光素子は1個しかないので、各受光素子で
得られる受光光量の分布を示すと図25のようになり、
受光光量が最大となっている受光素子の位置が指示器2
の位置となる。
からなる発光体3を指示器2に取り付け、複数個の受光
素子からなる受光体4を指示器2の変位方向に沿わせて
並べ、これら受光素子が検出する受光光量の分布から指
示器2の位置を検出するものである。図11では受光素
子が透明板1bの裏面に取り付けられ、発光素子が指示
器2の先端部表面に取り付けられている。図12では受
光素子がハウジングの底面1cに取り付けられ、発光素
子が指示器2の先端部裏面に取り付けられている。これ
らの場合、発光素子は1個しかないので、各受光素子で
得られる受光光量の分布を示すと図25のようになり、
受光光量が最大となっている受光素子の位置が指示器2
の位置となる。
【0035】図13,図14の形態は、発光素子を指示
器2の一側に配置し、指示器2を挟んで反対側に対向さ
せて受光素子を配置し、指示器2の位置に対応する位置
の発光素子からの出射光が指示器2に遮蔽されるように
したものである。即ち、透明板1bの裏面に発光素子、
ハウジングの底面1cに受光素子、又はその逆にこれら
を取り付けたものである。動作は透過型であり、発光体
3の発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図2
4のようになり、受光光量が最小となっている発光素子
の位置が指示器の位置となる。
器2の一側に配置し、指示器2を挟んで反対側に対向さ
せて受光素子を配置し、指示器2の位置に対応する位置
の発光素子からの出射光が指示器2に遮蔽されるように
したものである。即ち、透明板1bの裏面に発光素子、
ハウジングの底面1cに受光素子、又はその逆にこれら
を取り付けたものである。動作は透過型であり、発光体
3の発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図2
4のようになり、受光光量が最小となっている発光素子
の位置が指示器の位置となる。
【0036】図15,図16の形態は、それぞれ図9,
図10の形態にハーフミラーを適用したものである。即
ち、図15ではハーフミラー6が透明板1bの裏面に、
発光体3が指示器2の先端部を延長した位置に、受光体
4が指示器2の先端部表面に取り付けられている。図1
6ではハーフミラー6がハウジングの底面1cに、発光
体3が指示器2の先端部を延長した位置に、受光体4が
指示器2の先端部裏面に取り付けられている。受光素子
で得られる受光光量の変化は図23で示され、受光光量
が最大となっている発光素子の位置が指示器の位置とな
る。これらの形態のものは、表面側から見たときハーフ
ミラー6が透過するので、指示器及び目盛りをよく目視
することができる。
図10の形態にハーフミラーを適用したものである。即
ち、図15ではハーフミラー6が透明板1bの裏面に、
発光体3が指示器2の先端部を延長した位置に、受光体
4が指示器2の先端部表面に取り付けられている。図1
6ではハーフミラー6がハウジングの底面1cに、発光
体3が指示器2の先端部を延長した位置に、受光体4が
指示器2の先端部裏面に取り付けられている。受光素子
で得られる受光光量の変化は図23で示され、受光光量
が最大となっている発光素子の位置が指示器の位置とな
る。これらの形態のものは、表面側から見たときハーフ
ミラー6が透過するので、指示器及び目盛りをよく目視
することができる。
【0037】図17,図18の形態は、それぞれ図1
1,図12の形態にハーフミラーを適用したものであ
る。即ち、図17ではハーフミラー6が透明板1bの裏
面に、発光体3が指示器2の先端部表面に、受光体4が
指示器2の先端部の延長位置に取り付けられている。図
17ではハーフミラー6がハウジングの底面1cに、発
光体3が指示器2の先端部裏面に、受光体4が指示器2
の先端部の延長位置に取り付けられている。各受光素子
で得られる受光光量の分布を示すと図25のようにな
り、受光光量が最大となっている受光素子の位置が指示
器の位置となる。これらの形態のものは、表面側から見
たときハーフミラー6が透過するので、指示器2及び目
盛りをよく目視することができる。
1,図12の形態にハーフミラーを適用したものであ
る。即ち、図17ではハーフミラー6が透明板1bの裏
面に、発光体3が指示器2の先端部表面に、受光体4が
指示器2の先端部の延長位置に取り付けられている。図
17ではハーフミラー6がハウジングの底面1cに、発
光体3が指示器2の先端部裏面に、受光体4が指示器2
の先端部の延長位置に取り付けられている。各受光素子
で得られる受光光量の分布を示すと図25のようにな
り、受光光量が最大となっている受光素子の位置が指示
器の位置となる。これらの形態のものは、表面側から見
たときハーフミラー6が透過するので、指示器2及び目
盛りをよく目視することができる。
【0038】図19の形態は、図13の形態にハーフミ
ラー6を適用したものである。即ち、透明板1の裏面に
ハーフミラー6を取り付け、指示器の先端部を延長した
位置に発光素子、ハウジングの底面1cに受光素子を取
り付けたものである。動作は透過型であり、発光体3の
発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図24の
ようになり、受光光量が最小となっている発光素子の位
置が指示器2の位置となる。この形態は目視計測が可能
である。
ラー6を適用したものである。即ち、透明板1の裏面に
ハーフミラー6を取り付け、指示器の先端部を延長した
位置に発光素子、ハウジングの底面1cに受光素子を取
り付けたものである。動作は透過型であり、発光体3の
発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図24の
ようになり、受光光量が最小となっている発光素子の位
置が指示器2の位置となる。この形態は目視計測が可能
である。
【0039】図20の形態は、図13の形態にハーフミ
ラーを適用したものである。即ち、ハウジングの底面1
cにハーフミラー6を取り付け、透明板1bの裏面に発
光素子、指示器2の先端部を延長した位置に受光素子を
取り付けたものである。動作は透過型であり、発光体3
の発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図24
のようになり、受光光量が最小となっている発光素子の
位置が指示器の位置となる。
ラーを適用したものである。即ち、ハウジングの底面1
cにハーフミラー6を取り付け、透明板1bの裏面に発
光素子、指示器2の先端部を延長した位置に受光素子を
取り付けたものである。動作は透過型であり、発光体3
の発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図24
のようになり、受光光量が最小となっている発光素子の
位置が指示器の位置となる。
【0040】図21の形態は、図14の形態にハーフミ
ラーを適用したものである。即ち、透明板1bの裏面に
ハーフミラー6を取り付け、ハウジングの底面1cに発
光素子、指示器2の先端部を延長した位置に受光素子を
取り付けたものである。動作は透過型であり、発光体3
の発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図24
のようになり、受光光量が最小となっている発光素子の
位置が指示器の位置となる。この形態は目視計測が可能
である。
ラーを適用したものである。即ち、透明板1bの裏面に
ハーフミラー6を取り付け、ハウジングの底面1cに発
光素子、指示器2の先端部を延長した位置に受光素子を
取り付けたものである。動作は透過型であり、発光体3
の発光素子を順番に発光させたときの受光光量は図24
のようになり、受光光量が最小となっている発光素子の
位置が指示器の位置となる。この形態は目視計測が可能
である。
【0041】図22の形態は、図14の形態にハーフミ
ラーを適用したものである。ハウジングの底面1cにハ
ーフミラー6を取り付け、指示器の先端部を延長した位
置に発光素子、透明板1bの裏面に受光素子を取り付け
たものである。動作は透過型であり、発光体3の発光素
子を順番に発光させたときの受光光量は図24のように
なり、受光光量が最小となっている発光素子の位置が指
示器の位置となる。
ラーを適用したものである。ハウジングの底面1cにハ
ーフミラー6を取り付け、指示器の先端部を延長した位
置に発光素子、透明板1bの裏面に受光素子を取り付け
たものである。動作は透過型であり、発光体3の発光素
子を順番に発光させたときの受光光量は図24のように
なり、受光光量が最小となっている発光素子の位置が指
示器の位置となる。
【0042】以上まとめると、図1,2,5,6のもの
は反射型で、いずれも複数の受光素子の総受光量が図2
3のようになり、受光光量が最大となっている発光素子
の位置が指示器の位置となる。図11,12,17,1
8のものは指示器上の発光素子からの光を直接受光する
型で、各受光素子で得られる受光光量の分布が図25の
ようになり、受光光量が最大となっている受光素子の位
置が指示器の位置となる。図1,2,5,6のものにつ
いても個々の受光素子の受光光量の分布を見ると図25
のようになり、受光光量が最大となっている受光素子の
位置が指示器の位置となる。
は反射型で、いずれも複数の受光素子の総受光量が図2
3のようになり、受光光量が最大となっている発光素子
の位置が指示器の位置となる。図11,12,17,1
8のものは指示器上の発光素子からの光を直接受光する
型で、各受光素子で得られる受光光量の分布が図25の
ようになり、受光光量が最大となっている受光素子の位
置が指示器の位置となる。図1,2,5,6のものにつ
いても個々の受光素子の受光光量の分布を見ると図25
のようになり、受光光量が最大となっている受光素子の
位置が指示器の位置となる。
【0043】図9,10,15,16のものは指示器上
の受光素子が光を直接受光する型で、この受光素子で得
られる受光光量の変化は反射型における総受光量と同様
に図23のようになり、受光光量が最大となっている発
光素子の位置が指示器の位置となる。
の受光素子が光を直接受光する型で、この受光素子で得
られる受光光量の変化は反射型における総受光量と同様
に図23のようになり、受光光量が最大となっている発
光素子の位置が指示器の位置となる。
【0044】一方、図3,4,7,8,13,14,1
9,20,21,22のものは透過型で、受光素子の総
受光量は図24のようになり、受光光量が最小となって
いる発光素子の位置が指示器の位置となる。この場合、
個々の受光素子で得られる受光光量の分布は図26のよ
うになり、受光光量が最小となっている受光素子の位置
が指示器の位置となる。
9,20,21,22のものは透過型で、受光素子の総
受光量は図24のようになり、受光光量が最小となって
いる発光素子の位置が指示器の位置となる。この場合、
個々の受光素子で得られる受光光量の分布は図26のよ
うになり、受光光量が最小となっている受光素子の位置
が指示器の位置となる。
【0045】いずれの形態においても、光源は複数の発
光素子を順番に発光させるか、指示器に取り付けられる
程度の小さな発光素子を発光させ、光の大部分が指示器
の検出に有効利用されるようにしたので、発光エネルギ
の無駄がない。また、簡素な構成であり、既設のアナロ
グ指示計に容易に付加できる。そして、発光素子及び受
光素子を目盛りの外方に配置したものは、目盛りの目視
を妨げないようになっている。
光素子を順番に発光させるか、指示器に取り付けられる
程度の小さな発光素子を発光させ、光の大部分が指示器
の検出に有効利用されるようにしたので、発光エネルギ
の無駄がない。また、簡素な構成であり、既設のアナロ
グ指示計に容易に付加できる。そして、発光素子及び受
光素子を目盛りの外方に配置したものは、目盛りの目視
を妨げないようになっている。
【0046】次に、発光体の発光位置と受光素子の位置
と各受光素子の受光光量とを入力とするニューラルネッ
トを用いて指示器の位置を求める形態を説明する。図2
7に示されるように、ニューラルネットの入力層271
には複数の入力素子272が設けられ、出力層273に
も複数の出力素子274が設けられ、各入力素子及び出
力素子は、それぞれ中間層275の各素子276に相互
に接続されている。各入力素子272は発光体の発光位
置を入力するグループと、各受光素子の受光光量を入力
するグループと、受光素子の位置を入力するグループと
に別けて示されている。また、各出力素子は指示器の各
位置に対応付けられている。ここでニューラルネットを
学習させることにより、図1〜図22の形態で得られた
結果を入力すれば、指示器の位置に対応する出力が得ら
れるようになる。
と各受光素子の受光光量とを入力とするニューラルネッ
トを用いて指示器の位置を求める形態を説明する。図2
7に示されるように、ニューラルネットの入力層271
には複数の入力素子272が設けられ、出力層273に
も複数の出力素子274が設けられ、各入力素子及び出
力素子は、それぞれ中間層275の各素子276に相互
に接続されている。各入力素子272は発光体の発光位
置を入力するグループと、各受光素子の受光光量を入力
するグループと、受光素子の位置を入力するグループと
に別けて示されている。また、各出力素子は指示器の各
位置に対応付けられている。ここでニューラルネットを
学習させることにより、図1〜図22の形態で得られた
結果を入力すれば、指示器の位置に対応する出力が得ら
れるようになる。
【0047】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0048】(1)測定値出力を取り出すための光式指
示器位置検出装置を既設のアナログ指示計に容易に付加
でき、しかもエネルギの無駄がなく、目盛りの目視を妨
げない
示器位置検出装置を既設のアナログ指示計に容易に付加
でき、しかもエネルギの無駄がなく、目盛りの目視を妨
げない
【図1】本発明の一実施形態を示す光式指示器位置検出
装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、(b)
側断面図である。
装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、(b)
側断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置検
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図11】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図15】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図16】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図17】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図18】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図19】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図20】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図21】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図22】本発明の他の実施形態を示す光式指示器位置
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
検出装置を付加したアナログ指示計の(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図23】図1,2,5,6,9,10,15,16の
実施形態による1乃至複数の受光素子の総受光量を発光
素子の順番に示した図である。
実施形態による1乃至複数の受光素子の総受光量を発光
素子の順番に示した図である。
【図24】図3,4,7,8,13,14,19,2
0,21,22の実施形態による1乃至複数の受光素子
の総受光量を発光素子の順番に示した図である。
0,21,22の実施形態による1乃至複数の受光素子
の総受光量を発光素子の順番に示した図である。
【図25】図1,2,5,6,11,12,17,18
の実施形態による個々の受光素子の受光光量の分布を示
した図である。
の実施形態による個々の受光素子の受光光量の分布を示
した図である。
【図26】図3,4,7,8,13,14,19,2
0,21,22の実施形態による個々の受光素子の受光
光量の分布を示した図である。
0,21,22の実施形態による個々の受光素子の受光
光量の分布を示した図である。
【図27】本発明の一実施形態を示すニューラルネット
の構成図である。
の構成図である。
【図28】従来のアナログ指示計の測定値出力のための
構成図である。
構成図である。
1 アナログ指示計 2 指示器 3 発光体 4 受光体 5 反射板 6 ハーフミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菱田 康之 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 松原 亮滋 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 金丸 公春 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 被測定量に応じて指示器の位置が目盛り
上を変位するアナログ指示計の該指示器の位置を光学的
に検出する光式指示器位置検出装置において、複数個の
発光素子を指示器の変位方向に沿わせて並べ、これらの
発光素子をその位置の順番に発光させる手段を設け、1
個乃至複数個の受光素子を上記指示器の位置に応じて受
光光量が異なるように配置し、受光素子が検出する受光
光量から上記指示器の位置を検出することを特徴とする
光式指示器位置検出装置。 - 【請求項2】 上記発光素子と上記受光素子とを指示器
の一側に配置し、上記指示器が、指示器の位置に対応す
る位置の発光素子からの出射光を反射して受光素子に入
射させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の光
式指示器位置検出装置。 - 【請求項3】 上記発光素子を指示器の一側に配置し、
指示器を挟んで反対側に対向させて上記受光素子を配置
し、指示器の位置に対応する位置の発光素子からの出射
光が指示器に遮蔽されるようにしたことを特徴とする請
求項1記載の光式指示器位置検出装置。 - 【請求項4】 上記発光素子及び上記受光素子を指示器
の一側に配置し、指示器を挟んで反対側に発光素子及び
受光素子に対向する反射板を設け、指示器の位置に対応
する位置の発光素子からの出射光が指示器に遮蔽される
ようにしたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載
の光式指示器位置検出装置。 - 【請求項5】 被測定量に応じて指示器の位置を変位さ
せるアナログ指示計の該指示器の位置を光学的に検出す
る光式指示器位置検出装置において、1個の発光素子を
指示器に取り付け、複数個の受光素子を指示器の変位方
向に沿わせて並べ、これら受光素子が検出する受光光量
の分布から指示器の位置を検出することを特徴とする光
式指示器位置検出装置。 - 【請求項6】 被測定量に応じて指示器の位置を変位さ
せるアナログ指示計の該指示器の位置を光学的に検出す
る光式指示器位置検出装置において、複数個の発光素子
を指示器の変位方向に沿わせて並べ、これらの発光素子
をその位置の順番に発光させる手段を設け、1個の受光
素子を指示器に取り付け、この受光素子が検出する受光
光量の変化から指示器の位置を検出することを特徴とす
る光式指示器位置検出装置。 - 【請求項7】 上記発光素子及び受光素子を上記目盛り
の外方に配置し、これら発光素子及び受光素子に傾斜し
て臨むハーフミラーを指示器の一側に設けたことを特徴
とする請求項1〜4いずれか記載の光式指示器位置検出
装置。 - 【請求項8】 上記発光素子の位置と上記受光素子の位
置と受光光量とを入力とするニューラルネットを設け、
このニューラルネットに指示器の位置を出力するよう学
習させることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の
光式指示器位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14034096A JPH09318393A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 光式指示器位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14034096A JPH09318393A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 光式指示器位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09318393A true JPH09318393A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15266561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14034096A Pending JPH09318393A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 光式指示器位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09318393A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2020208849A1 (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 | ||
WO2020234302A1 (de) * | 2019-05-20 | 2020-11-26 | Siemens Aktiengesellschaft | Optische ablesevorrichtung für ein zeigerinstrument |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP14034096A patent/JPH09318393A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113853509A (zh) * | 2019-05-20 | 2021-12-28 | 西门子股份公司 | 用于指针仪表的光学读取装置 |
CN113853509B (zh) * | 2019-05-20 | 2024-06-18 | 西门子股份公司 | 用于指针仪表的光学读取装置 |
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