JPH09318015A - 液体燃料バーナの閉塞防止方法及び装置 - Google Patents

液体燃料バーナの閉塞防止方法及び装置

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JPH09318015A
JPH09318015A JP13523496A JP13523496A JPH09318015A JP H09318015 A JPH09318015 A JP H09318015A JP 13523496 A JP13523496 A JP 13523496A JP 13523496 A JP13523496 A JP 13523496A JP H09318015 A JPH09318015 A JP H09318015A
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JP
Japan
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fuel
liquid fuel
burner
spray medium
flow passage
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Application number
JP13523496A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Miyamae
茂広 宮前
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パージを確実に行ない得る液体燃料バーナの
閉塞防止方法及び装置を提供する。 【解決手段】 燃料供給流路1に対する燃料供給管16
の接続部近傍に超音波振動装置22を接続し、液体燃料
バーナの消火時におけるパージの際に、超音波振動装置
22を作動させて液体燃料に振動を付与し、液体燃料中
に気泡を生じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体燃料バーナの
閉塞防止方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発電用ボイラ等に用いられてい
る液体燃料バーナは、図2に示すように、内部に重油や
エマルジョン燃料等の燃料供給流路1と蒸気等の噴霧媒
体供給流路2とが設けられた円筒状のバーナ本体3の先
端に、前記燃料供給流路1に連通する燃料流路4と前記
噴霧媒体供給流路2に連通する噴霧媒体流路5とが形成
されたノズルボディ6を設け、該ノズルボディ6の先端
に、前記燃料流路4に連通するオリフィス部7と前記噴
霧媒体流路5に連通する噴霧媒体通過孔8とが穿設され
たオリフィスプレート9を配設するとともに、該オリフ
ィスプレート9の先端に、前記噴霧媒体通過孔8に連通
する凹部10と該凹部10から所要の角度で放射状に延
びて先端部に開口する複数の噴射孔11と前記オリフィ
ス部7に連通し且つ前記噴射孔11の途中位置へ通じる
燃料供給孔12とを有するバーナチップ13を配設し、
前記オリフィスプレート9とバーナチップ13とを、前
記ノズルボディ6に螺着されるチップナット14により
ノズルボディ6に固定してなる構成を有している。
【0003】前記燃料供給流路1には、途中に燃料遮断
弁15が設けられた燃料供給管16を接続する一方、前
記噴霧媒体供給流路2には、途中に噴霧媒体遮断弁17
が設けられた噴霧媒体供給管18を接続し、燃料供給管
16に重油やエマルジョン燃料等の液体燃料を導入する
とともに、噴霧媒体供給管18に蒸気等の噴霧媒体を導
入するようにしてある。
【0004】また、前記噴霧媒体遮断弁17より上流側
の噴霧媒体供給管18の途中からパージ用配管19を分
岐させて前記燃料遮断弁15より下流側の燃料供給管1
6の途中に接続し、前記パージ用配管19の途中にパー
ジ用切換弁20と逆止弁21とを設けるようにしてあ
る。
【0005】前述のような液体燃料バーナにおいて、パ
ージ用切換弁20を閉じた状態で、噴霧媒体遮断弁17
を開き、蒸気等の噴霧媒体を噴霧媒体供給流路2から噴
霧媒体流路5と噴霧媒体通過孔8と凹部10とを経て噴
射孔11へ導くとともに、燃料遮断弁15を開き、重油
やエマルジョン燃料等の液体燃料を燃料供給流路1から
燃料流路4とオリフィス部7と燃料供給孔12とを経て
噴射孔11へ導くと、該噴射孔11内で噴霧媒体と液体
燃料とが混合され、噴霧媒体の圧力によって液体燃料が
噴射孔11から霧状に噴射され、図示していない点火装
置により着火され燃焼が行なわれる。
【0006】前記液体燃料バーナを消火する際には、燃
料遮断弁15を閉じて燃料の供給を停止したのち、パー
ジ用切換弁20を開き、蒸気等の噴霧媒体をパージ用配
管19から燃料供給管16を介して燃料供給流路1へ導
き、該燃料供給流路1と燃料流路4とオリフィス部7と
燃料供給孔12と噴射孔11のパージが行なわれる。
【0007】パージ終了後は、そのままにしておくと、
液体燃料バーナの温度が燃料の炭化温度(約180〜2
00℃)となった場合、前記燃料供給流路1等にパージ
し切れずに残存した液体燃料が炭化し、再度、液体燃料
バーナを使用しようとしたときに、炭化した液体燃料が
バーナチップ13の噴射孔11に詰まってしまうことが
あるため、その対策としてバーナガンを頻繁に清掃した
り、蒸気等の噴霧媒体によるパージを行なう前に、液体
燃料のラインを一時的に軽油に切り換え、該軽油を洗浄
用として供給し、液体燃料バーナの内部を洗浄するよう
にしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く軽油などを用いて液体燃料バーナの閉塞を防止する
のでは、液体燃料バーナのパージのために余分の液体燃
料を消費しなければならず、また、燃料供給系統の構成
が複雑になり、さらに、パージの所要時間が長い(約5
分間程度を必要とする)などの問題があった。
【0009】本発明は、前述の実情に鑑み、液体燃料バ
ーナの燃料供給系統を大幅に変更することなく、残存液
体燃料のパージを確実に行ない得る液体燃料バーナの閉
塞防止方法及び装置を提供することを目的としてなした
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料供給管か
ら燃料供給流路へ供給される液体燃料と、噴霧媒体供給
管から噴霧媒体供給流路へ供給される噴霧媒体とを、バ
ーナチップの噴射孔内で混合し、噴霧媒体の圧力によっ
て液体燃料を噴射孔から霧状に噴射する液体燃料バーナ
の閉塞防止方法であって、液体燃料バーナを消火する際
に、液体燃料の供給を停止したのち、燃料供給流路に残
存している液体燃料に対して超音波振動を付与すること
により該液体燃料中に気泡を生じさせてから、噴霧媒体
を燃料供給流路へ導き、燃料供給流路のパージを行なう
ことを特徴とする液体燃料バーナの閉塞防止方法にかか
るものである。
【0011】また、本発明は、燃料供給管から燃料供給
流路へ供給される液体燃料と、噴霧媒体供給管から噴霧
媒体供給流路へ供給される噴霧媒体とを、バーナチップ
の噴射孔内で混合し、噴霧媒体の圧力によって液体燃料
を噴射孔から霧状に噴射する液体燃料バーナの閉塞防止
装置であって、燃料供給流路に対する燃料供給管の接続
部近傍に超音波振動装置を接続したことを特徴とする液
体燃料バーナの閉塞防止装置にかかるものである。
【0012】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0013】燃料供給管の燃料供給流路入口近傍に設け
た超音波振動装置を作動させて、燃料供給流路に残存し
ている液体燃料に対して超音波振動を付与すると、該液
体燃料中に気泡が発生し、その後に、燃料供給管を介し
て燃料供給流路へ噴霧媒体を導くと、燃料供給流路のパ
ージが効率よく行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例とともに説明する。
【0015】図1は本発明を実施する形態の一例を示す
ものであり、図中、図2と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしており、基本的な構成は図2に示す従来の
ものと略同様であるが、本図示例の特徴とするところ
は、図1に示すように、バーナ本体3の燃料供給流路1
に対する燃料供給管16の接続部近傍に超音波振動装置
22(例えば超音波マイクロホンなど)を接続した点に
ある。
【0016】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0017】パージ用切換弁20を閉じた状態で、噴霧
媒体遮断弁17を開き、蒸気等の噴霧媒体を噴霧媒体供
給流路2から噴霧媒体流路5と噴霧媒体通過孔8と凹部
10とを経て噴射孔11へ導くとともに、燃料遮断弁1
5を開き、重油やエマルジョン燃料等の液体燃料を燃料
供給流路1から燃料流路4とオリフィス部7と燃料供給
孔12とを経て噴射孔11へ導くと、該噴射孔11内で
噴霧媒体と液体燃料とが混合され、噴霧媒体の圧力によ
って液体燃料が噴射孔11から霧状に噴射され、図示し
ていない点火装置により着火され燃焼が行なわれる。
【0018】前記液体燃料バーナを消火する際には、燃
料遮断弁15を閉じて液体燃料の供給を停止したのち、
燃料供給管16の端部に設けた超音波振動装置22を作
動させて、燃料供給流路1の内部に残存している液体燃
料に対して超音波振動を約1〜2分間程度付与すると、
該液体燃料中に気泡が発生する。
【0019】その後、パージ用切換弁20を開き、蒸気
等の噴霧媒体をパージ用配管19から燃料供給管16を
介して燃料供給流路1へ導くと、燃料供給流路1と燃料
流路4とオリフィス部7と燃料供給孔12と噴射孔11
のパージが効率よく行なわれる。
【0020】こうして、簡単な燃料供給系統の構成で、
残存燃料に対して超音波振動を付与し気泡を発生させる
ことによって、残存液体燃料のパージを確実に行うこと
ができ、パージのために余分な液体燃料を消費する必要
がなく、パージの所要時間の短縮を図ることが可能とな
り、パージ効果を向上させることができる。
【0021】なお、本発明の液体燃料バーナの閉塞防止
方法及び装置は、上述した実施の形態にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の液体燃料バ
ーナの閉塞防止方法及び装置によれば、下記のような種
々の優れた効果を奏し得る。
【0023】(1)燃料供給系統の構成が簡単である。
【0024】(2)パージのために余分な液体燃料を消
費する必要がない。
【0025】(3)パージの所要時間の短縮を図ること
が可能である。
【0026】(4)パージ効果を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】従来の液体燃料バーナの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 燃料供給流路 2 噴霧媒体供給流路 11 噴射孔 13 バーナチップ 15 燃料遮断弁 16 燃料供給管 17 噴霧媒体遮断弁 18 噴霧媒体供給管 19 パージ用配管 20 パージ用切換弁 21 逆止弁 22 超音波振動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料供給管から燃料供給流路へ供給され
    る液体燃料と、噴霧媒体供給管から噴霧媒体供給流路へ
    供給される噴霧媒体とを、バーナチップの噴射孔内で混
    合し、噴霧媒体の圧力によって液体燃料を噴射孔から霧
    状に噴射する液体燃料バーナの閉塞防止方法であって、 液体燃料バーナを消火する際に、液体燃料の供給を停止
    したのち、燃料供給流路に残存している液体燃料に対し
    て超音波振動を付与することにより該液体燃料中に気泡
    を生じさせてから、噴霧媒体を燃料供給流路へ導き、燃
    料供給流路のパージを行なうことを特徴とする液体燃料
    バーナの閉塞防止方法。
  2. 【請求項2】 燃料供給管から燃料供給流路へ供給され
    る液体燃料と、噴霧媒体供給管から噴霧媒体供給流路へ
    供給される噴霧媒体とを、バーナチップの噴射孔内で混
    合し、噴霧媒体の圧力によって液体燃料を噴射孔から霧
    状に噴射する液体燃料バーナの閉塞防止装置であって、 燃料供給流路に対する燃料供給管の接続部近傍に超音波
    振動装置を接続したことを特徴とする液体燃料バーナの
    閉塞防止装置。
JP13523496A 1996-05-29 1996-05-29 液体燃料バーナの閉塞防止方法及び装置 Pending JPH09318015A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103291460A (zh) * 2012-02-27 2013-09-11 通用电气公司 用于涡轮机总成的燃料净化系统

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