JPH10205757A - ガスタービン用霧化二重燃料ノズル - Google Patents

ガスタービン用霧化二重燃料ノズル

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JPH10205757A
JPH10205757A JP10011367A JP1136798A JPH10205757A JP H10205757 A JPH10205757 A JP H10205757A JP 10011367 A JP10011367 A JP 10011367A JP 1136798 A JP1136798 A JP 1136798A JP H10205757 A JPH10205757 A JP H10205757A
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flange
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アンドリュー・アラン・メドラ
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ジョン・スティーブン・ドントリッチ
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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  • Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守が容易で且つ修理可能な高度の健全性を
有するガスタービン用二重燃料ノズル組立体を提供す
る。 【解決手段】 二重燃料ノズル70は独立の霧化空気円
筒体74と液体燃料管76とを有する。この円筒体は、
入口端部100と反対側の吐出端部104とを有する外
壁96、及び上記入口端部近傍に形成されたフランジ部
104を備え、該フランジ部が液体燃料管と共にガスタ
ービンに固定される。上記外壁及びフランジ部により画
成される受け部105が、該燃料管及びノズルチップ7
8を着脱可能に受ける。スワール・キャップ82は円筒
体の吐出端部近傍に取着される。燃料管は、入口端部1
12とノズルチップを受ける吐出端部114とを有する
と共に、協働して液体燃料流路110を画成する外壁1
06と入口端部近傍のフランジ部108とを備える。ノ
ズルチップは霧化空気供給通路86が形成されたフラン
ジ部の吐出端部近傍に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン用の
二重燃料ノズルに関し、特に、高温霧化空気を用いる二
重燃料ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの燃焼部で用いられている
二重燃料ノズルは当該技術分野において良く知られてい
る。該二重燃料ノズルは、ガスタービンの運転効率を改
善し且つ燃焼ガスタービンの起動信頼性を改善する目的
で液体燃料を霧化し噴射するのに用いられる。液体燃料
の霧化により、液体燃料は微粒子に砕かれて、ノズルに
よる混合気の噴射後に、燃焼することができるスプレー
を形成する。
【0003】二重燃料ノズルにおいては、燃焼器を起動
するための液体燃料流と関連して高温の霧化空気が用い
られる。比較的高温及び高圧の液体燃料は、指向された
霧化空気流を受けながらノズルを介して噴出される。霧
化空気が液体燃料に衝突すると、液体燃料は比較的小さ
い粒子に破砕され、その結果、ガスタービンの燃焼器部
で容易に燃焼する可燃性のスプレーが形成される。
【0004】図1には、ガスタービン22に結合された
従来の二重燃料ノズル組立体20が示してある。この従
来の二重燃料ノズル組立体は、概略的に、ノズル本体2
4と、スペーサーカラー26と、一体の霧化空気/液体
燃料供給部材28とから構成されている。ノズル本体2
4及び一体の霧化空気/液体燃料供給部材28は、それ
らの間に設けられたスペーサーカラー26により結合さ
れている。
【0005】ノズル本体部分24は、フランジ部30と
ガス供給部分32とを備える。フランジ部30は、ガス
タービン22に取り付けられるようになっている。ノズ
ル本体部分24には、中心に位置する内孔34が形成さ
れている。この内孔34は、フランジ部30から延び、
ガス供給部分32を貫通して、一体の霧化空気/液体燃
料供給部材28を受けるようになっている。
【0006】図2を参照するに、この図には、従来の一
体の霧化空気/液体燃料供給部材28が更に詳細に示し
てある。図から明らかなように、上記一体の霧化空気/
液体燃料供給部材28は、入口端部36と吐出端部38
とを有する。一体の霧化空気/液体燃料供給部材28
は、ノズルフランジ部40と、外壁42と、内壁44
と、液体燃料管46と、ノズルチップ48と、重ね継手
50と、スワール・キャップ(swirl cap)52とから構
成される。更に、ノズルフランジ部40には、霧化空気
供給通路54が形成されている。
【0007】一体の霧化空気/液体燃料供給部材28の
外壁42は、内壁44の周囲に同心関係で配置されてい
る。従って、外壁42は内壁44から離間しており、そ
れにより、霧化空気流路56が形成され、この霧化空気
流路56は、霧化空気供給通路54と流れ連通関係にあ
る。吐出端部38近傍の外壁42の円錐状の端部分60
は、スワール・キャップ52を確りと固定して受けるよ
うになっている。
【0008】内壁44は、液体燃料管46を受けるため
の孔62を画成している。吐出端部30に近接する内壁
44の部分は、ノズルチップ48を確りと固定して受け
るようになっている。該ノズルチップ48は、重ね継手
50を介在してスワール・キャップ52に隣接し座着さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】タービンを、比較的濃
い燃料で起動する場合には、約約37.8℃(100°
F)の温度を有する燃焼用空気が、一体の霧化空気/液
体燃料供給部材28の外壁42を包囲する。その場合、
霧化空気/液体燃料供給部材28の内壁は、約93℃
(200°F)の温度を有する液体燃料の流れに露出さ
れる。これら温度間の差で、ノズルチップ48は、軸方
向に膨張して重ね継手50とスワール・キャップ52内
に侵入し、この侵入が管の軸方向の相当の範囲に亙る場
合には、重ね継手50が喪失し、スワール・キャップ5
2に損傷が生じ得る。
【0010】従って、高度の健全性を有するノズル組立
体を実現するのが望ましい。
【0011】従来の二重燃料ノズル組立体20で用いら
れている一体の霧化空気/液体燃料供給部材28は分解
することができないために、必要に応じ、ノズルチップ
48もまたスワール・キャップ52を交換したり修理す
ることができない。従って、修理が可能である二重燃料
ノズルを実現するのが望ましい。
【0012】二重燃料ノズル20の動作中に起こり得る
別の問題は、液体燃料の残留物がノズルチップ或いは液
体燃料流路58内に残存して長期間に亙り熱に曝される
と、ノズルチップ48が詰まってしまうという問題であ
る。残留物もしくは残渣が或る期間に亙って熱を受ける
と、該残渣は膠着物、カーボン及びワニスのような付着
物を形成する。これら付着物は最終的にノズルチップ4
8のオリフィスを詰まらせ、それによりノズルチップ4
8を流れる燃料流量が制限もしくは抑制されてしまう。
このような燃料流量の抑制が一旦生ずると、ノズルチッ
プ48を交換或いは修理することができない。と言うの
は、一体構造の霧化空気/液体燃料供給部材28を分解
して詰まりが生じた領域に接近することができないから
である。
【0013】従って、保守が比較的容易である二重燃料
ノズルを得るのが望ましい。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃焼ガスター
ビンのための噴霧用二重燃料ノズルを提供するものであ
る。この二重燃料ノズルは、霧化空気円筒体と共に確り
と取り付けられるようになっているスワール・キャップ
を備える。また、本発明は、液体燃料管を着脱自在に取
り付けるようになっているノズルチップを提供するもの
である。
【0015】独立の霧化空気円筒体が提供される。この
霧化空気円筒体は、入口端部と反対側の吐出端部とを有
する外壁、及び上記入口端部近傍に形成されたフランジ
部を備える。該フランジ部は、液体燃料管と共にガスタ
ービンに確りと固定して連結されるようになっている。
上記外壁及びフランジ部は、上記入口端部から実質的に
下流側に上記吐出端部まで延在する受け部を画成する。
該受け部は、液体燃料管及びノズルチップを着脱可能に
受けるようになっている。スワール・キャップは、霧化
空気円筒体の吐出端部近傍に固定して取り付けられる。
【0016】更に、入口端部及び吐出端部を有する独立
のもしくは別個の液体燃料管が設けられる。上記吐出端
部は、ノズルチップを着脱可能に受けるようになってい
る。液体燃料管は外壁と入口端部近傍にフランジ部とを
備える。上記外壁及びフランジ部は、上記フランジ部近
傍の入口端部から実質的に吐出端部へと下流側に延在す
る液体燃料流路を画成する。ノズルチップは、実質的
に、フランジ部の下流側にで吐出端部近傍に着脱可能に
取り付けられる。フランジ部には更に、霧化空気供給通
路が形成される。
【0017】上記独立の液体燃料管及びノズルチップ
は、上記独立の霧化空気円筒体の受け部内に着脱可能に
配置されて、上記霧化空気円筒体の外壁と液体燃料管の
外面との間に霧化空気流路を画成し、該霧化空気流路
は、上記液体燃料管のフランジ部に形成された霧化空気
供給通路と流体連通関係にある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の好
適な実施の形態に関し詳細に説明する。図3を参照する
に、この図には、本発明の1つの実施の形態における二
重燃料ノズル組立体70が、燃焼ガスタービン22の燃
焼器と連通した状態で横断面図で示してある。該二重燃
料ノズル組立体70は、本体部分72と、独立に設けら
れた霧化空気円筒体74と、独立に設けられた液体燃料
管76と、ノズルチップ78と、シール80と、スワー
ル・キャップ82とから構成される。霧化空気円筒体7
4及び液体燃料管76は、着脱可能に相互結合されて、
それらの間に霧化空気通路84が形成されている。シー
ル80は、霧化空気円筒体74と液体燃料管76との間
に設けられて、汚染物及び(又は)ガスが霧化空気円筒
体74及び液体燃料管76間を流れるのを阻止する。好
適には、上記シール80はパーマテックス化合物(perm
atex compound)から形成するのが有利である。霧化空気
を供給するために、霧化空気通路84と流体連通関係で
空気供給通路86が設けられている。また、液体燃料管
76と流体連通関係で、液体もしくは油燃料供給組立体
(図示せず)が設けられている。
【0019】本体部分72は、フランジ部88と気体燃
料供給組立体90とから構成される。フランジ部88
は、例えばボルトのような固定部材92によりガスター
ビン22に確りと固定して取り付けられるようになって
いる。気体燃料供給組立体90は、燃焼器22に気体燃
料を供給するために設けられている。本体部分72に
は、中心に位置する中心孔94が形成されており、この
中心孔94はフランジ部88から気体供給組立体90を
貫通して延在する。本体部分の孔94は、入口端部68
と、反対側の吐出端部98とを有する。孔94は、霧化
空気円筒体74、液体燃料管76、ノズルチップ78及
びスワール・キャップ82を受けるようになっている。
なお、孔94は、上記構成要素を同心関係で受けるよう
に形成するのが好ましい。
【0020】霧化空気円筒体74は、入口端部100及
びその反対側の吐出端部102を有する外壁96を備え
ている。フランジ部104が、入口端部100に近接し
て形成されており、液体燃料管76と共に本体部分72
に確りと固定的に結合されるようになっている。外壁9
6及びフランジ部104は、外壁の入口端部100から
実質的に下流側に吐出端部102へと延在する受け部1
05を画成している。該受け部105は、入口端部10
7及び吐出端部109に開口を形成している。なお、該
受け部105は、液体燃料管76を同心関係で受け、該
液体燃料管76が吐出端部の開口109を貫通して延び
ることができるように形成するのが望ましい。空気円筒
体の受け部105は、液体燃料管76及びノズルチップ
78を離間関係で受けて、霧化空気流路84を画成する
ようになっている。
【0021】霧化空気円筒体の吐出端部近傍で該円筒体
の外壁96の端部分111は、スワール・キャップ82
を確りと受けようになっている。該スワール・キャップ
82はその位置で溶接により固定するのが有利である。
該スワール・キャップ82は、吐出端部114及びノズ
ルチップ78の近傍で液体燃料管の円錐状の端部115
の部分を隣接して受けるようになっている。霧化空気円
筒体74及びスワール・キャップ82に関しては追って
詳細に説明する。
【0022】液体燃料管76は外壁106及びフランジ
部108を有する。外壁106及びフランジ部108
は、液体燃料流路110を画成している。該液体燃料流
路110は、フランジ部108の近傍に入口端部112
を有すると共にフランジ部108より相当下流側に吐出
端部114を有している。該液体燃料流路110は、外
壁106及びフランジ部108を同心的に貫通して延在
するのが好ましい。更に、フランジ部108には、霧化
空気流路84と流体連通関係となるように適応された霧
化空気供給通路86が形成されいる。
【0023】円錐状端部115の上流側で吐出端部11
8の近傍に位置する液体燃料管の部分には、複数個の位
置決めピン118が形成されている。これら位置決めピ
ンは、半径方向に等間隔で配設された4個のピンとする
のが有利である。該位置決めピン118は、霧化空気円
筒体受け部105内に液体燃料管76を位置決めする目
的で設けられている。位置決めピンの下流側に位置する
液体燃料管の円錐状端部115は、ノズルチップ78を
着脱自在に受けるようになっている。これと関連し、該
円錐状端部115には、上記ノズルチップ78を着脱自
在に受けるためにねじを形成するのが有利である。ノズ
ルチップ78は、霧化空気円筒体の吐出端部開口109
を貫通し、スワール・キャップ82の円錐状開口83に
近接する箇所まで突出している。なお、当該技術分野で
通常の知識を有する者は、ノズルチップ78の機能に関
して知り得る立場にあることを注記しておく。
【0024】図3を参照するに、霧化空気円筒体74、
スワール・キャップ82及び液体燃料管76が一層詳細
に示してある。外壁96及びフランジ部104によって
画成される霧化空気円筒体の受け部105は、図示のよ
うに、入口端部100と吐出端部102との間に延在す
る。霧化空気円筒体の入口端部100には、段付き溝
(凹部)122が形成されており、この溝122は、液
体燃料管76を霧化空気円筒体の受け部105内に配置
した場合に、該液体燃料管の突出する段付き面部分12
4と緊密に係合する。
【0025】霧化空気円筒体の受け部105は、位置決
めピン118及びノズルチップ78が貫通し霧化空気の
流れが該受け部を通流することを可能にするほど大きな
直径を有するのが有利である。また、該受け部105
は、異なった寸法の複数個の同心関係にある内径部12
6、128を備えるのが有利である。更に好ましくは、
2つの同心関係にある径部を設け、そのうち大きい方の
内径部126は、上記複数個の液体ノズル位置決めピン
118を当接関係で受けて所望の位置に維持し霧化空気
が通流することを可能にするようになっている。また小
さい方の内径部128は、ノズルチップ78が該径部を
貫通することが可能なように充分に大きな直径を有す
る。
【0026】液体燃料管の外壁106及びフランジ部1
08は、液体燃料流路110を画成する。フランジ部1
08により画成される霧化空気供給通路86が図に示さ
れている。また、突出する段付き面部分124も明示し
てある。更に位置決めピン118は、図示のように、吐
出端部102近傍で液体燃料管の外壁106の外面に配
設されている。吐出端部102は、スワール・キャップ
の円錐状開口83に隣接して位置するように適応された
全体的に円錐状の端部115を形成している。
【0027】スワール・キャップ82は、円錐状の支持
開口83を備えており、該開口83内には、液体燃料管
76の円錐状端部115が隣接して配置される。霧化空
気吐出通路132が、霧化空気を、液体燃料管76から
噴出される液体燃料に向けて指向するためにスワール・
キャップ82に形成されている。なお、当該技術分野で
通常の知識を有する者は、このスワール・キャップ82
の機能に関しては知り得る立場にあることを注記する。
【0028】図5を参照するに、この図には、ノズルチ
ップ78並びに該ノズルチップ78近傍の液体燃料管の
下流側の円錐状の端部115が、スワール・キャップ8
2に隣接して配置された状態で詳細に示してある。該ス
ワール・キャップ82とノズルチップ78との間には隙
間134が設けられており、この隙間内には、熱を受け
た場合に、ノズルチップ及びスワール・キャップが膨出
することができるようになっている。また、隙間134
は、ノズルチップ及び(又は)スワール・キャップで填
隙され、ノズルチップ及びスワール・キャップの何れか
が膨張して他方の領域に侵入することはない。
【0029】動作において、本発明による霧化二重燃料
ノズル組立体70は、燃焼ガスタービンに着脱自在に連
結されるようなっている。霧化空気円筒体の受け部10
5は、液体燃料管76及びノズルチップ78を着脱可能
に受ける。液体燃料管76は、位置決めピン118及び
固定部材92により動作位置に維持される。更に、位置
決めピン118及び固定部材92により、ノズルチップ
78は、スワール・キャップ82に接触することなく該
スワール・キャップ82に隣接した位置に留どまること
が確保される。ノズルチップ78及びスワール・キャッ
プ82はその間に隙間134を介在して配置され、該隙
間134はノズルチップ78及びスワール・キャップ8
2双方に対して、何れか一方が膨張して他方の領域に侵
入することなく、膨張し得る領域を提供する。
【0030】ノズルチップ78、液体燃料流れ通路11
0又はスワール・キャップ82の吐出通路132に流れ
を阻害するものが存在することが判明した場合には、固
定部材92を取り外して、然る後に液体燃料管76及び
ノズルチップ78を霧化空気円筒体の受け部105から
取り外し、阻害物を除去する。ノズルチップ78は、該
ノズルチップを先ず液体燃料管の円錐状端部115から
取り外して阻害物を除去することにより清浄化すること
ができる。同時にまた、スワール・キャップの吐出通路
132をも清浄化することが可能である。
【0031】以上、燃焼ガスタービン用の特定の二重燃
料ノズルと関連して本発明を説明したが、本発明は、他
の形式の燃焼ガスタービンにも適用可能である。従っ
て、本発明は、その精神又はその本質的属性から逸脱す
ることなく他の特定の形態で具現することが可能であ
り、上に述べた実施形態に限定されるものではないこと
を付記する。
【0032】また、当業者は、上述の説明が単に例示的
であり、本発明を決して限定する意図のないことを認識
するであろう。従って、本発明は、添付請求項だけでな
く、下記の項目に記載の概念もその保護の対象とするこ
とができる。 (a) 前記スワール・キャップが前記霧化空気円筒体
に溶接されている請求項1に記載の二重燃料ノズル。 (b) 前記霧化空気円筒体の前記受け部は、前記液体
燃料管を同心位置関係で受けるように形成されている請
求項1に記載の二重燃料ノズル。 (c) 前記霧化空気円筒体の前記受け部は、少なくと
も異なった寸法を有する2つの内径部を含み、前記液体
燃料管は、前記霧化空気円筒体の前記受け部内に、前記
少なくとも2つの内径部のうちの1つの部分に隣接して
配置され、前記霧化空気円筒体の内壁と前記液体燃料管
の前記外壁との間に画成される霧化空気流路を霧化空気
が通流することができるように前記液体燃料管を保持す
るために、前記フランジ部の下流側で前記吐出端部近傍
に複数個の位置決めピンを備えている請求項1に記載の
二重燃料ノズル。
【図面の簡単な説明】
【図1】 燃焼ガスタービンに取り付けられた従来の二
重燃料ノズルを関連部分と共に示す断面図である。
【図2】 図1に示した従来の二重燃料ノズル自体の断
面図である。
【図3】 燃焼ガスタービンに取り付けられた状態で示
す本発明の好適な実施形態による二重燃料ノズルの断面
図である。
【図4】 図3に示した二重燃料ノズルの展開図であ
る。
【図5】 図3に示した二重燃料ノズルの部分図であ
る。
【符号の説明】
22…ガスタービン、70…二重燃料ノズル組立体(二
重燃料ノズル)、74…霧化空気円筒体、76…液体燃
料管、78…ノズルチップ、82…スワール・キャッ
プ、84…霧化空気流路、86…霧化空気供給通路、9
6…霧化空気円筒体の外壁、100…霧化空気円筒体の
入口端部,102…霧化空気円筒体の吐出端部,104
…霧化空気円筒体のフランジ部、105…霧化空気円筒
体の受け部、106…液体燃料管の外壁、108…液体
燃料管のフランジ部、110…液体燃料流路、112…
液体燃料管の入口端部、114…液体燃料管の吐出端
部、126,128…内径部、132…霧化用吐出通
路、134…隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・スティーブン・ドントリッチ アメリカ合衆国、フロリダ州、レイク・メ リー、ハックスフォード・コート 522

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼ガスタービン用の二重燃料ノズルに
    おいて、 a) スワール・キャップが固定して取り付けられるよ
    うに適応された霧化空気円筒体と、 b) ノズルチップが着脱可能に取り付けられるように
    適応された液体燃料管とを含み、 c) 前記霧化空気円筒体は、独立した要素として構成
    されて、入口端部及び反対側の吐出端部並びに該入口端
    部近傍に形成されたフランジ部を備え、該フランジ部
    は、前記液体燃料管を前記ガスタービンに固定的に連結
    するように適応され、前記霧化空気円筒体の外壁及び前
    記フランジ部は、前記入口端部から下流側に実質的に前
    記吐出端部まで延在する受け部を画成し、該受け部は前
    記液体燃料管及び前記ノズルチップを着脱可能に受ける
    ように適応され、前記スワール・キャップは前記霧化空
    気円筒体の前記吐出端部近傍に固定的に取り付けられ、 d) 前記液体燃料管は、独立した要素として構成され
    て、入口端部及び吐出端部を有し、該吐出端部は前記ノ
    ズルチップを着脱可能に受けるように適応され、更に前
    記液体燃料管は外壁及び前記入口端部近傍にフランジ部
    を備え、前記外壁及び前記フランジ部は、前記フランジ
    部近傍の前記入口端部から実質的に前記吐出端部まで下
    流側に延在する液体燃料流路を画成し、前記ノズルチッ
    プは前記フランジ部の下流側で実質的に前記吐出端部近
    傍に着脱可能に取り付けられ、前記フランジ部には更に
    霧化空気供給通路が形成され、前記独立の液体燃料管及
    びノズルチップは前記独立の霧化空気円筒体の前記受け
    部内に着脱可能に配置されて、前記霧化空気円筒体の内
    壁と前記液体燃料管の前記外壁との間に、前記液体燃料
    管のフランジ部に形成された前記霧化空気供給通路と流
    体連通関係になるように霧化空気流路が形成されている
    ことを特徴とする二重燃料ノズル。
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