JP2011163753A - 燃料噴射装置ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】改善された液体燃料供給システム及び燃料供給方法を提供すること。
【解決手段】燃料噴射装置ノズル(10)が開示される。ノズル(10)は、燃料入口(20)から燃料出口導管(24)を通って燃料出口(22)に延在する燃料導管(18)と、流体入口(40)から流体出口導管(44)を通って流体出口(42)に延在する流体導管(38)とを有するノズル本体(12)を含む。燃料出口導管(24)及び燃料出口(22)は、加圧された液体燃料(26)を燃料導管(18)に導入したときに燃料出口(22)から液体燃料ジェット(23)を生成するよう構成される。流体出口導管(44)及び流体出口(42)が、加圧された液状流体(46)を流体導管(38)に導入したときに流体出口(42)から液状流体ジェット(43)を生成するよう構成され、液体燃料ジェット(23)及び前記液状流体ジェット(43)が互いに衝突して噴霧燃料の流体ストリーム(25)を生成するよう構成されている。
【選択図】 図3

Description

天然ガスは、多くの場合、代替燃料と比べて安価で燃焼特性が望ましいといった理由から、燃焼ガスタービンにおいて好まれる燃料である。しかしながら、多くの燃焼タービンは、コスト、可用性、及び所望の燃焼特性に応じて、NO.2ディーゼル燃料などの種々のグレードのディーゼル燃料を含む天然ガス又は液体燃料の何れをも燃焼させる能力を有する。多くの場合、液体燃料システムは、主にバックアップシステムとして使用される。一例として、現行の乾式低NOx(DLN)燃焼器は、一般に、バックアップ液体燃料システムを利用している。場合によっては、ガスタービン施設は、液体燃料が安価で可用性が高いことに起因して、ある季節に限って液体燃料で稼働している。
液体燃料システムは望ましいが、現行では、バックアップ又は代替の燃料供給システムとしては稼働及び保守コストが極めて高い。一般的には、噴霧空気を用いて液体燃料の噴霧を提供し、エミッション及びタービン性能の改善を含む望ましい燃焼特性を得るようにする。噴霧空気システムは、圧縮機空気をブリードすること、及びポンプを用いて空気圧を液体燃料噴霧に十分なレベルにまで高めることが必要とされる。これらのことは、資本設備及び保守のコストが追加となり、タービン及び発電効率の低下をもたらす。よって、資本設備及び保守のコストを低減し、システムの複雑さを軽減し、発電プラントの信頼性及び熱消費率を向上させるために噴霧空気システムを排除することが望ましい。
従って、上述の欠点を排除した改善された液体燃料供給システム及び燃料供給方法が望まれる。
米国特許第6598801号明細書
従って、上述の欠点を回避した改善された液体燃料供給システム及び燃料供給方法が望ましい。
本発明の1つの態様によれば、燃料噴射装置ノズルが開示される。ノズルは、燃料入口から燃料出口導管を通って燃料出口に延在する燃料導管と、流体入口から流体出口導管を通って流体出口に延在する流体導管とを有するノズル本体を含む。燃料出口導管及び燃料出口は、加圧された液体燃料を燃料導管に導入したときに燃料出口から液体燃料ジェットを生成するよう構成される。流体出口導管及び流体出口が、加圧された液状流体を流体導管に導入したときに流体出口から液状流体ジェットを生成するよう構成され、液体燃料ジェット及び前記液状流体ジェットが互いに衝突して噴霧燃料の流体ストリームを生成するよう構成されている。
これら及び他の利点並びに特徴は、図面を参照しながら以下の説明から明らかになるであろう。本発明と見なされる主題は、本明細書と共に提出した特許請求の範囲に具体的に指摘し且つ明確に特許請求している。本発明の上記及び他の特徴並びに利点は、添付図面を参照しながら以下の詳細な説明から明らかである。
本明細書で開示される燃料噴射装置ノズルの例示的な実施形態の前方斜視図。 図1の燃料噴射装置ノズルの後方斜視図。 燃料噴射装置ノズルの内部特徴部を例示するための破線を含む、図2の拡大図。 断面4−4に沿った図1の燃料噴射装置ノズルの断面図。 断面5−5に沿った図2の燃料噴射装置ノズルの断面図。 燃料噴射装置ノズル並びにこれを組み込む燃料噴射装置の例示的な実施形態の斜視図。 断面7−7に沿った図6の例示的な実施形態の断面図。 断面8−8に沿った図6の例示的な実施形態の断面図。 本明細書で開示される燃焼器燃料ノズルの例示的な実施形態の断面図。 本明細書で開示される複数の燃焼器燃料ノズル及びこれを組み込んだ燃焼器缶の例示的な実施形態の前方斜視図。 本明細書で開示される燃料噴射装置ノズルの第2の例示的な実施形態の断面図。 燃料噴射装置ノズルを製造する方法のフローチャート。 ガスタービンンの燃焼器を制御する方法のフローチャート。
この詳細な説明は、例証として図面を参照しながら、本発明の利点及び特徴と共に例示的な実施形態を説明している。図1から10を参照すると、燃料噴射装置ノズル10の例示的な実施形態が示される。燃料噴射装置ノズル10はノズル本体12を含み、該ノズル本体12は、ガスタービン(図示せず)の燃焼器(図示せず)で使用される燃料カートリッジ又は燃料噴射装置ノズル10に取り付けられてこれらと流体連通し、液体燃料のジェット又は液体燃料と水などの別の燃料とのジェットを提供して、燃焼器の燃焼室(図示せず)において燃焼させるために燃料を噴霧するよう構成される。ノズル本体12は、図示のような直円形状を含む何らかの好適な形状を有することができ、全体的に、接合される燃料噴射装置ノズル100(図6)に取り付けるように構成された形状を有することになる。ノズル本体12は、入口端部14と、対向する吐出又は出口端部16とを有する。
ノズル本体12はまた、入口端部14上の燃料入口20から出口端部16上に位置付けられた燃料出口22又は複数の燃料出口22に延在する燃料導管18を含む。1以上の燃料出口22は、出口端部16に近接して位置付けられた燃料出口導管24又は複数の燃料出口導管24と流体連通している。燃料出口22は、燃料導管18及びそれぞれの燃料出口導管24と流体連通し、これらの終端部として機能する。例えば図1〜7に示すように、複数の燃料出口導管24は、矢印26で示される加圧液体燃料を分配するプレナムとして機能する単一の燃料導管18から延在することができ、該加圧液体燃料は、燃料導管18を通って燃料入口20内に、及び燃料出口導管24内に流入し、ここで出口端部16上の燃料出口22を通って液体燃料26の加圧流体ストリーム又はジェット23として吐出される。液体燃料26は、種々のグレードのディーゼル燃料(例えば、NO.2ディーゼル燃料)を含む、ガスタービンの燃焼室での燃焼に好適な何れかの液体炭化水素を含むことができる。燃料導管18は、何れか好適なサイズ及び形状を有することができる。図1〜7の例示的な実施形態では、燃料導管18は、燃料入口20から離れるにつれてサイズが大きくなる半円断面形状を有する。
燃料出口導管24は、燃料導管18の半円断面内に位置付けられる入口27を有する。燃料出口導管24は、燃料導管18よりも小さな断面積で且つ異なる断面形状を有し、加圧液体燃料26の圧力を増大させ、圧力、流量、ジェット形状などの所定のジェット特性を有する液体燃料26のジェットを提供することができるようにする。燃料出口導管24及び燃料出口22は、そこに流れる加圧液体燃料26の一部を用いて所定のジェット特性を有するジェット23を提供するのに好適な何れかの断面形状、断面サイズ、長さ、空間的位置及び向きを有することができる。所定のジェット特性は、本明細書で説明されるように液体燃料の噴霧を提供するよう選択することができる。図1から7の例示的な実施形態では、燃料出口導管24は、それぞれ内向きに収束する燃料出口導管軸線28を有し、燃料出口22及び燃料出口導管24は、出口端部16から離れて内向きに収束する液体燃料26のジェット23を提供するよう離間して配置される。図1から7の例示的な実施形態では、燃料出口22は、長手方向軸線29の周りで半径方向及び円周方向に離間して配置され、それぞれの液体燃料のジェット23は、燃料ジェット角度(α)(図7)により定められる集束点にて長手方向軸線29に沿って集束されるようになり、該燃料ジェット角度(α)は、長手方向軸線29に対する燃料出口導管軸線28の角度により定められる。燃料ジェット角度(α)は、本明細書で説明されるように、液状流体の1以上のジェットにより1以上のジェット23の所定の衝突特性を提供し、ストリーム形状、サイズ、噴霧粒子サイズ(例えば、平均サイズ)及びサイズ分布、液体燃料の質量流量などを始めとする、所定のストリーム特性を有する噴霧液体燃料26の結果として得られる流体ストリーム25を提供するよう選択することができる。
ノズル本体12はまた、入口端部14上の流体入口40から、出口端部16上に位置付けられた流体出口42又は複数の流体出口42に延在する流体導管38を含む。1以上の流体出口42は、出口端部16に近接して位置付けられた流体出口導管42又は複数の導管44と流体連通している。流体出口44は、流体導管38及びそれぞれの流体出口導管44と流体連通し、これらの終端部として機能する。例えば図1〜7に示すように、複数の流体出口導管44は、矢印46で示される加圧液状流体を分配するプレナムとして機能する単一の流体導管38から延在することができ、該加圧液状流体は、燃料導管38を通って流体入口40内に、及び流体出口導管44内に流入し、ここで出口端部16上の流体出口42を通って液体燃料46の加圧流体ストリーム又はジェット43として吐出される。流体導管38は、あらゆる好適なサイズ及び形状を有することができる。図1〜7の例示的な実施形態では、流体導管38は、ノズル本体12内にその長さに沿って同じ半環状又はリング様断面形状を有する。
流体出口導管44は、流体導管38の半環状又はリング様断面内に位置付けられる入口47を有する。流体出口導管44は、流体導管38よりも小さな断面積で異なる断面形状を有し、加圧液状流体46の圧力を増大させ、圧力、流量、ジェット形状などの所定のジェット特性を有する液状流体46のジェット43を提供するようにすることができる。流体出口導管44及び流体出口42は、そこに流れる加圧液状流体46の一部からの所定のジェット特性を有するジェット43を提供するのに好適な何れかの断面形状、断面サイズ、長さ、空間的位置及び向きを有することができる。所定のジェット特性は、本明細書で説明されるように液体燃料26の噴霧を提供するよう選択することができる。図1から7の例示的な実施形態では、流体出口導管44は、それぞれ内向きに収束する流体出口導管軸線48を有し、流体出口42及び導管44は、出口端部16から離れて内向きに収束する液状流体46のジェット43を提供するよう離間して配置される。図1から7の例示的な実施形態では、流体出口42は、ノズル本体12の長手方向軸線29の周りで半径方向及び円周方向に離間して配置され、液状流体46のジェット43又は複数のジェット43が、燃料ジェット角度(α)及び流体ジェット角度(β)により決まる集束点にて長手方向軸線29に沿って液体燃料26のジェット23又は複数のジェットに衝突するよう集束され、ここで角度βは、長手方向軸線29に対する流体出口導管軸線48の角度により定められる。この角度(β)は、ストリーム形状、サイズ、噴霧粒子サイズ(例えば、平均サイズ)及びサイズ分布、液体燃料の質量流量などを始めとする、所定のストリーム特性を有する噴霧液体燃料26の結果として得られる流体ストリーム25を含む1以上のジェット23及び1以上のジェット43の所定の衝撃及び衝突特性を提供するよう選択することができる。
液状流体46のジェット43は、液体燃料26のジェット23に衝突させて、噴霧液体燃料26の流体ストリーム25を形成するのに使用される。1つの例示的な実施形態では、液状流体46は液体燃料26を含むことができ、ジェット43が事実上ジェット23であるようになる。この実施形態では、液体燃料26の少なくとも2つのジェット23は、互いに衝突して液体燃料26を噴霧化し、噴霧液体燃料26を含む流体ストリーム25を形成する。あらゆる数のジェット23を互いに衝突させて、液体燃料の所定の質量流料を含む、本明細書で記載される所定のストリーム特性を有する噴霧液体燃料26を含めた流体ストリーム25を提供することができる。この実施形態では、各ジェット23は、所望の衝突を提供する向きにされ且つ配向されている少なくとも1つの別のジェット23によって衝突されるように、本明細書で記載されるような向きにされ且つ配向されることになる。集束点31又は衝突点は、長手方向軸線29上にあるように選択することができ、或いは、図7に示すように、燃料出口22の適切な向き及び位置によって長手方向軸線29上にはない出口端部16の正面の位置に集束点31を位置付けるように選択することができる。本明細書で記載されるように衝突する向きにされた複数のジェット23のペアを定めることにより、対応する複数の集束点31は、出口端部16の正面の対応する複数の位置に定めることができ、更に、噴霧液体燃料26を含む対応する複数の流体ストリーム25が、所定の複合ストリーム特性を有する複合流体ストリーム25を形成できる点は理解されるであろう。この実施形態では、液体燃料26は、図7に示す構成と同様にして、燃料導管18及び流体導管38の両方を通じて供給することができ、ここで、液状流体46は燃料であり、両方の導管が事実上燃料導管であり、或いは当該ノズル本体は単に、燃料出口導管24及び流体出口導管44に供給するよう構成された単一の燃料導管18を有し、これらは共に事実上燃料出口導管24である。
別の実施形態では、液状流体46は、燃焼器内の温度、タービン入口温度、又は燃焼温度の低下など、所定の燃焼特性を提供するために水を含むことができる。この実施形態では、液体燃料26の少なくとも1つのジェット23及び液状流体46の少なくとも1つのジェット43が互いに衝突し、液体燃料26及び液状流体46(例えば、水)を噴霧及び乳化して、噴霧及び乳化した液体燃料26及び液状流体46を含む流体ストリーム25を形成する。理論によって制限することを意図するものではないが、液体燃料のジェット23及び液状流体46のジェット43の衝突は共に、液体燃料26及び液状流体46を噴霧して混合し、液体燃料26−液状流体46の噴霧エマルジョンを生成する。噴霧エマルジョンは、燃料で覆われ又はコーティングされる水の噴霧液滴を含むことができる。燃焼器により提供される熱は、水滴を急速に蒸発させる。水の蒸発に伴う気化熱が燃焼器内の温度を低下させ、急速蒸発により液滴が破裂し、これにより燃料の液滴が更に小さくなり噴霧及び燃焼特性が向上する。あらゆる数のジェット23があらゆる数のジェット43と衝突し、本明細書で記載される所定のストリーム特性を有する噴霧及び乳化された液体燃料26−液状流体46を含む流体ストリーム25を提供することができる。この実施形態では、液体燃料26の各ジェット23は、所望の衝突を提供する向きにされ且つ配向されている液状流体46の少なくとも1つのジェット43により衝突されるように、本明細書で記載されるような向きにされ且つ配向されることになる。集束点31及び衝突点は、長手方向軸線29上にあるように選択することができ、或いは、図7に示すように、燃料出口22及び燃料出口導管24並びに流体出口42及び流体出口導管44の適切な向き及び位置によって、長手方向軸線29上にはない出口端部16の正面の位置に集束点31を位置付けるように選択することができる。本明細書で記載されるように衝突する向きにされた複数のジェット23及びジェット43のペアを定めることにより、対応する複数の集束点31は、出口端部16の正面の対応する複数の位置に定めることができ、更に、噴霧液体燃料26の対応する複数の流体ストリーム25が、所定の複合ストリーム特性を有する複合流体ストリーム25を形成できる点は理解されるであろう。
ノズル先端50及びアダプター52を含むノズル本体12は、ノズル本体12を一体的な単一構成部品として形成することを含む、何れかの好適な形成方法により形成することができ、或いは、単一タイプのセクショニング又はハッチングにより表すことができる。ノズル本体12は、インベストメント鋳造法を利用してアダプター52の燃料導管18を作成し、次いで、従来の機械加工技術を用いてアダプター52の流体導管38並びにノズル先端50の燃料出口導管24及び流体出口導管44を作成するよう一体構成部品として形成することができる。或いは、ノズル本体12は、燃料出口導管24及び流体出口導管44が形成された別々に形成されるノズル先端50を、燃料導管18及び流体導管38が形成された別々に形成されるアダプター52に接合することによって形成することができる。ノズル先端50及びアダプター52は、金属結合51が溶接を含むことができるように種々の形態の溶接を含む、これらの間に金属結合51を形成するのに好適なあらゆる接合方法によって接合することができる。ノズル先端50及びアダプター52はまた、金属結合51を形成するためにろう付けにより接合することができ、ろう付けは、毛細管作用を使用してフィラー金属が部品間のスペース内にろう付け材料を引き込んで、これらの間に金属結合を形成する金属接合方法であり、金属結合51がろう付け継手を含むことができるようになる。アダプター52は、例えば、円筒型外形の燃料導管18を作成するためにインベストメント鋳造し、次いで、従来の機械加工技術を用いて流体導管38を作成することにより形成することができる。
ノズル本体12は、約2900°Fのガスタービン燃焼器の燃焼温度に耐えるよう適合された何れか好適な高温材料から形成することができる。例示的な実施形態では、ノズル本体12は、例としてHastalloy X (UNS N06002)を含むNi基超合金などの超合金から形成することができる。ノズル本体12の出口端部16は、図7に示す内向きに凹面状の又は円錐形の形状を含む、何れか好適な形状輪郭を有することができる。
図6〜8を参照すると、燃料噴射装置ノズル10は、燃料噴射装置ノズル100と共に使用し、且つその内部に配置するよう構成される。燃料噴射装置ノズル100は、図6〜8に示す実質的に円筒形状を含む、あらゆる好適な断面形状を有することができる。燃料噴射装置ノズル100は、装着フランジ114内に配置される分割流体管12を含む。分割管112は、入口端部から116から、ノズル本体12の入口端部14に接合される出口端部118に延在する。分割管112は、図7及び8に示すように、入口端部116から出口端部118まで管体の長さに沿った少なくとも2つの流体の通過を可能にする何れかの好適な分割構成を用いて分割することができ、例示的な実施形態では、分割管112は、内側管体120が外側管体122の内部に同心状に配置される同心管体構成を用いて分割される。内側管体120及び外側管体122は、それぞれの内径及び外径上に、内側管体120内に燃料回路124と、内側管体120及び外側管体122間に流体回路126とを画成するようなサイズにされる。1つの例示的な実施形態では、流体回路126は、加圧液体燃料を提供するための燃料回路とすることができる。別の例示的な実施形態では、流体回路126は、本明細書で記載されるように水を含む加圧液状流体46を提供することができる。ノズル本体12は、種々の形態の溶接を含む何れか好適な接合方法を用いて分割管112に接合することができる。分割管112の1以上の入口端部116は、装着フランジ114内に形成される1以上の嵌合凹部内に配置され、1以上の溶接部130により装着フランジ114に接合することができる。燃料回路124は、種々の配管又は導管(図示せず)を有する外部燃料回路132を通って加圧液体燃料26の供給源と流体連通しており、着脱自在な好適な取付可能コネクタ134を用いて燃料噴射装置ノズル100に流体結合することができる。同様に、流体回路126は、液状流体46を連通するための種々の配管又は導管(図示せず)を有する外部流体回路136を通って加圧液状流体46の供給源と流体連通しており、種々の配管又は導管は、着脱自在な取付可能コネクタ138により燃料噴射装置ノズル100及び装着フランジ114に着脱自在に分離することができる。流体回路126はまた、流体回路126内に形成され且つ該流体回路126と流体連通した装着フランジ導管140を含むことができる。
図9及び10を参照すると、燃料噴射装置ノズル100は、ガスタービンの燃焼用の1次燃料として天然ガスを提供するのに使用される燃焼器燃料ノズル内に配置することができる。燃焼器燃料ノズル200は、分割管112及びノズル10を含む燃料噴射装置ノズル100を受けるように構成された燃料噴射装置ノズルキャビティ214を画成する内側管体212により一方側に境界付けられる天然ガス回路210を含み、ノズル本体12の出口端部16は、燃焼器ノズルの遠位端218において開口216内に配置される。ノズル本体12は、2次又はバックアップ燃料を開口216を通じて噴霧化された液体燃料−液状流体エマルジョンとして燃焼器に噴射するよう構成される。図10に示すように、燃料噴射装置ノズル100を含む複数の燃焼器燃料ノズル200を組み合わせて燃焼器缶300を形成することができる。複数の燃焼器缶300(図示せず)、すなわち複数の燃焼器燃料ノズル200及び燃料噴射装置ノズル100を含む各燃焼器は、ガスタービンの燃焼器セクション(図示せず)の周りに従来の方法で円周方向に位置付けられ、二元燃料容量を有するガスタービン、又は1次(天然ガス)及び2次又はバックアップ(液体燃料)燃料供給能力を有するガスタービンを提供することができる。
図11は、燃料噴射装置ノズル10の第2の例示的な実施形態を示す。燃料噴射装置ノズル10は、ノズル本体12と、本明細書で開示されるノズルの他の要素とを含む。この実施形態では、アダプター52の燃料導管18及び流体導管38は、一方の導管が他の導管に対して同心状に配置される構成を含む、一方の導管が他の導管内に配置されるように配置することができる。図11の例示的な実施形態では、燃料導管18は、流体導管38内に配置され、より詳細には、燃料導管18は、流体導管38内に同心状に配置される。しかしながら、この構成は、流体導管38が燃料導管18内に配置され、より詳細には、流体導管38が燃料導管18内に同心状に配置されるように逆にしてもよい。図11に示す構成において、燃料導管18は、入口端部14上で燃料回路124と流体連通するように構成され、ノズル先端50に隣接するアダプター52の出口端部15及び出口17に向かって開いた裁頭円錐形状を有する。流体導管38は、入口端部14上で流体回路124と流体連通して構成され、ノズル先端50に隣接するアダプター52の出口端部15及び出口19に向かって開き、且つ燃料導管18を囲む裁頭円錐リングを有する。
複数の4連燃料出口導管24が、長手方向軸線から何れかの好適な半径方向間隔だけ半径方向に離間して配置され、何れかの好適な円周方向間隔だけ円周方向に離間して配置される。図11の実施形態では、導管は約90度の等間隔で離間して配置される。導管は、図11に示す2つの燃料出口導管24を含み、これらは、長手方向軸線29の周りを半径方向に等間隔で離間して配置され、180度離れて円周方向に離間して配置される。しかしながら、あらゆる数の追加の燃料出口導管24は、何れかの好適な半径方向又は円周方向間隔で用いることができる。燃料出口導管24は、燃料導管18の円形断面内に位置付けられる入口27を有する。燃料出口導管24は、燃料導管18よりも小さな断面積と異なる断面形状とを有し、加圧液体燃料26の圧力を向上させ、圧力、流量、ジェット形状などの所定のジェット特性を有する液体燃料26のジェット23を提供することができるようにする。燃料出口導管24及び燃料出口22は、そこに流れる加圧液体燃料26の一部を用いて所定のジェット特性を有するジェット23を提供するのに好適な何れかの断面形状、断面サイズ、長さ、空間的位置及び向きを有することができる。所定のジェット特性は、本明細書で記載される液体燃料の噴霧を提供するよう選択することができる。図11の例示的な実施形態では、燃料出口導管24は、それぞれ内向きに収束する燃料出口導管軸線28を有し、燃料出口22及び燃料出口導管24は、出口端部16から離れて内向きに収束する液体燃料26のジェット23を提供するよう離間して配置される。図12の例示的な実施形態では、燃料出口22は、長手方向軸線29の周りで半径方向及び円周方向に離間して配置され、それぞれの液体燃料のジェット23は、燃料ジェット角度(α)により決まる集束点にて長手方向軸線29に沿って集束されるようになり、該燃料ジェット角度(α)は、長手方向軸線29に対する燃料出口導管軸線28の角度により定められる。燃料ジェット角度(α)は、ジェット23の所定の衝突特性を提供し、ストリーム形状、サイズ、噴霧粒子サイズ(例えば、平均サイズ)及びサイズ分布、液体燃料の質量流量などを始めとする、所定のストリーム特性を有する噴霧液体燃料26の結果として得られる流体ストリーム25を提供するよう選択することができる。この実施形態では、有利には、燃料噴射装置ノズル100は、流体回路126に流れる加圧液状流体46(水など)を使用することなく、加圧液体燃料26だけを用いて作動させ、更に燃焼用の噴霧液体燃料26のストリームを提供することができる。
複数の4連流体出口導管44が、長手方向軸線29から何らかの好適な半径方向間隔だけ半径方向に離間され、互いに何らかの好適な円周方向間隔だけ円周方向に離間して配置される。図11の実施形態では、導管は90度の間隔で等距離に離間して配置される。導管は、図11に示す2つの流体出口導管44を含み、長手方向軸線29の周りを半径方向で等距離に離間し、更に180度離れて円周方向に離間して配置される。しかしながら、あらゆる数の追加の流体出口導管44をあらゆる好適な半径方向又は円周方向間隔と共に用いることができる。図示の実施形態では、流体出口導管44の半径方向間隔は、燃料出口導管24の半径方向間隔よりも大きく、燃料出口導管24及び燃料出口22が流体出口導管44及び流体導管42内に同心状に配置されるようにされる。流体出口導管44は、流体導管38の環状又はリング形の断面内に位置付けられる入口47を有する。流体出口導管44は、流体導管38よりも小さな断面積で且つ異なる断面形状を有し、加圧液体燃料46の圧力を増大させ、圧力、流量、ジェット形状などの所定のジェット特性を有する液体燃料46のジェット43を提供することができるようにする。流体出口導管44及び流体出口42は、そこに流れる加圧液体燃料46の一部をによる所定のジェット特性を有するジェット23を提供するのに好適な何れかの断面形状、断面サイズ、長さ、空間的位置及び向きを有することができる。所定のジェット特性は、本明細書で説明されるように、液体燃料26の更なる噴霧を提供するよう選択することができる。図11の例示的な実施形態では、流体出口導管44はそれぞれ内向きに収束する燃料出口導管軸線48を有し、流体出口42及び導管44は、出口端部16から離れて内向きに収束する液体燃料46のジェット43を提供するよう離間して配置される。図11の例示的な実施形態では、燃料出口42は、ノズル本体12の長手方向軸線29の周りで半径方向及び円周方向に離間して配置され、液体流体46のジェット23又は複数のジェット43は、燃料ジェット角度(α)及び流体ジェット角度(β)により決まる集束点にて長手方向軸線29に沿って液体燃料26の複数のジェットにも衝突するよう集束され、ここで角度βは、長手方向軸線29に対する流体出口導管軸線48の角度により定められる。この角度(β)は、ストリーム形状、サイズ、噴霧粒子サイズ(例えば、平均サイズ)及びサイズ分布、液体燃料の質量流量などを始めとする、所定のストリーム特性を有する噴霧液体燃料26の結果として得られる流体ストリーム25を含む1以上のジェット23及び1以上のジェット43の所定の衝撃及び衝突特性を提供するよう選択することができる。
この実施形態では、液状流体46は、燃焼器内温度、タービン入口温度、又は燃焼温度の低下など、所定の燃焼特性を提供するために水を含むことができる。この実施形態では、液体燃料26の複数のジェット23及び液状流体46の複数のジェット43が互いに衝突し、液体燃料26及び液状流体46(例えば、水)を噴霧及び乳化して、噴霧及び乳化した液体燃料26及び液状流体46を含む流体ストリーム25を形成する。理論によって制限することを意図するものではないが、液体燃料のジェット23及び液状流体46のジェット43の衝突は共に、液体燃料26及び液状流体46を噴霧して混合し、液体燃料26−液状流体46の噴霧エマルジョンを生成する。噴霧エマルジョンは、燃料で覆われ又はコーティングされる水の噴霧液滴を含むことができる。燃焼器により提供される熱は、水滴を急速に蒸発させる。水の蒸発に伴う気化熱が、燃焼器内の温度を低下させ、急速蒸発により液滴が破裂し、これにより燃料の液滴が更に小さくなり、噴霧及び燃焼特性が向上される。あらゆる数のジェット23があらゆる数のジェット43と衝突し、本明細書で記載される所定のストリーム特性を有する噴霧及び乳化された液体燃料26−液状流体46を含む流体ストリーム25を提供することができる。この実施形態では、液体燃料26の各ジェット23は、所望の衝突を提供する向きにされ且つ配向されている液状流体46の少なくとも1つのジェット43により衝突されるように、本明細書で記載されるような向きにされ且つ配向されることになる。集束点31又は衝突点は、長手方向軸線29上にあるように選択することができ、或いは、図7に示すように、燃料出口22及び燃料出口導管24並びに流体出口42及び流体出口導管44の適切な向き及び位置によって、長手方向軸線29上にはない出口端部16の正面の位置に集束点31を位置付けるように選択することができる。本明細書で記載されるように衝突する向きにされた複数のジェット23及びジェット43のペアを定めることにより、対応する複数の集束点31は、出口端部16の正面の対応する複数の位置に定めることができ、更に、噴霧液体燃料26の対応する複数の流体ストリーム25が、所定の複合ストリーム特性を有する複合流体ストリーム25を形成できる点は理解されるであろう。
燃料噴射装置ノズル10及びノズル本体12は、本明細書で記載されるようにアダプター52及びノズル先端50を接合することによりツーピース部品として形成することができる。
燃料噴射装置ノズル10の入口端部14は、燃料噴射装置ノズル100の出口端部118上に配置される。ノズル10は、何れかの好適な取付具又は取付方法により燃料噴射装置ノズル100上に配置することができるが、金属結合119で取り付けるのが好ましい。ろう付け継手又は種々の形態の溶接により形成できる溶接部を含む、何れかの好適な金属結合119を用いることができる。図11の例示的な実施形態では、金属結合119は、突き合わせ溶接部121を含む。突き合わせ溶接部121は、例えば、最初に内側管体120をアダプター52入口端部14の内側部分に突き合わせ溶接することにより形成することができる。突き合わせ溶接部121の内側部分の何らかの必要な検査の後に、外側管体122をアダプター52入口端部14の外側部分125に突き合わせ溶接することができる。図11に示すように、ノズル本体12の入口端部14が段部13を含み、燃料噴射装置ノズル100の出口端部118が段部113を含み、これらの段部13、113は嵌合して配置される。これらの嵌合段部を用いて、異なる平面で溶接可能にして別個の溶接動作を利用することにより接合を容易にすることができる。例示的な実施形態では、入口端部は、外向きに階段状にすることができ、入口端部14の内側部分123がアダプター52から離れて外向きに突出し、他方、燃料噴射装置ノズル100の出口端部は、外向きに突出する外側管体122内に埋め込まれた内側管体120と階段状にされる。
図12を参照すると、燃料噴射装置ノズル10を製造する方法500は、本明細書で説明されるように液体燃料ジェット23を生成するための液体燃料26及び流体ジェット43を生成するための液状流体46を流体連通させるノズル本体12を形成する段階(510)を含む。本明細書で説明されるように、形成段階510は、任意選択的に、粉体金属成形体をインベストメント鋳造又は焼結などによって一体ノズル本体12を形成する段階520を含むことができ、また、機械加工、掘削、及び他の形成方法を利用して、ノズル本体12の種々の特徴部を生成してもよい。或いは、形成段階510はまた、アダプター52を形成する段階532、ノズル先端50を形成する段階534、及び本明細書で説明されるような溶接又はろう付けなどによりノズル先端50にアダプター52を接合する段階を含むことができる。方法500はまた、ノズル本体12の入口端部14を燃料噴射装置ノズル100の出口端部118に接合する段階540を含むことができ、ノズル本体12の入口端部は、段部13により階段状にされ、燃料噴射装置ノズル100の出口端部118上の段部113と嵌め合い係合するように構成される。
図13を参照すると、ガスタービンの燃焼器を制御する方法600が開示される。燃焼器及びガスタービンは、様々な従来の燃焼器及びガスタービン設計を含む、何れかの好適な設計のものとすることができる。方法600は、本明細書で説明される燃焼器缶300をガスタービンの燃焼器内に作動可能に配置する段階610を含む。燃焼器缶300は、複数の燃焼器燃料ノズル200を含み、各燃焼器燃料ノズル200が、液体燃料、液状流体、又は液体燃料と液状流体を燃料噴射装置ノズル10に選択的に提供するよう構成された燃料噴射装置ノズル100を有し、燃料噴射装置ノズル10は、複数の液体燃料ジェット、複数の液状流体ジェット、又はこれらの組み合わせをそれぞれ提供するよう構成され、これらのジェットは、噴霧液体燃料ストリーム、噴霧液状流体ストリーム、又は噴霧及び乳化された液体燃料−液状流体ストリームをそれぞれ提供するように構成されている。方法600はまた、所定の噴霧液体燃料ストリーム、噴霧液状流体ストリーム、又は噴霧及び乳化された液体燃料−液状流体ストリームをそれぞれ生成するよう、液体燃料、液状流体、又はこれらの組み合わせのある量を燃料噴射装置ノズルに選択的に提供する段階620を含む。
方法600は、例えば、図11に示す燃料噴射装置ノズル100と共に用いて、燃焼器での燃焼用の噴霧液体燃料ストリーム25を生成するため燃料導管18及び燃料出口導管24だけを通じて加圧燃料を選択的に提供する(620)ことができる。この作動構成は、燃焼温度を制限する必要のない場合、又は、例えば燃焼器が最大で所定の燃焼温度まで上昇している場合のガスタービンの所定の低負荷状態中に用いることができる。例示的な実施形態では、低負荷状態は、ガスタービンのベース負荷の約30%以下の負荷、より詳細には、ベース負荷の約10%〜約30%の負荷状態である。高負荷状態は、ガスタービンのベース負荷の約30%を上回る負荷である。この構成は、例えば、始動モードを定めるようガスタービンの始動中に有利に用いることができる。始動時には、燃焼器を冷却するため水などの冷却流体を使用して排出エミッションを制御することが一般に必要ではないような低負荷状態が存在する。よって、燃料のみの供給は始動時に用いることができるが、燃焼効率を高めるために、加圧燃料26が本明細書で説明されるように噴霧される。
方法600はまた、例えば、図11に示す燃料噴射装置ノズル100と共に用いて、燃料導管18及び燃料出口導管24を通じて加圧液体燃料と、流体導管38及び流体出口導管44を通じて加圧流体(水などの冷却流体を含む)とを選択的に提供(620)し、燃焼器の燃焼用に噴霧及び乳化された液体燃料26−液状流体46ストリーム25を生成することができる。この作動構成は、燃焼器の所定の作動条件中に用いることができ、ここでは少なくとも1つの燃焼器燃料ノズル200が液体燃料及び液状流体の両方を提供するよう構成され、対応する液体燃料ジェット及び液状流体ジェットは、燃焼器の燃焼用に噴霧及び乳化された液体燃料−液状流体ストリームを提供する。このストリームは、例えば、本明細書で説明されるような燃料の噴霧化及び乳化によって、所定の燃焼効率を含む燃焼の向上を提供するのに用いることができる。水などの液状流体はまた、燃焼温度を低下させることができ、これを用いて、特に燃焼中に生成されるNOxの量を低減することにより燃焼による排出エミッションを制御し、エミッション成分の所定のプロファイル及び所定の燃焼温度を提供することができる。従って、燃料噴射装置ノズルにより供給される液体燃料26及び液状流体46の相対量を制御して、所定の燃焼効率、燃焼温度又はエミッション成分プロファイル、或いはこれらの組み合わせを提供することができる。この相対量は、重量パーセント又は容量パーセントの何れで測定されるかに関わらず、100>X>0で制御することができ、ここでXは、液体燃料及び液状流体の合計の燃料量(容量パーセント又は重量パーセント単位)であり、液状流体の量は、1−Xで定められる。噴霧及び乳化された液体燃料26−液状流体46ストリーム25は、作動モードを定める燃焼器及びガスタービンの幅広い正常作動条件にわたってこのストリームの量を制御することによって有利に用いることができる。このストリームは、一般的に高い燃焼温度を有し、排出エミッションコンプライアンスには、エミッション成分の所定のプロファイルをもたらすために燃焼温度を下げることが必要となる高いタービン速度及び負荷時に特に有利に利用することができる。
方法600はまた、例えば、図11に示す燃料噴射装置ノズル100と共に用いて、加圧液体及び加圧液状流体を流体導管38及び流体出口導管44だけを通じて選択的に提供し、噴霧液状流体ストリーム25を生成することができる。このストリームは、噴霧燃料26のストリーム25又は燃焼用の噴霧及び乳化した液体燃料26−液状流体46のストリーム25を供給する別の燃料噴射装置ノズルと連動して用いて、燃焼器を冷却し、又は燃焼温度を低下させ、冷却モードを提供することができる。一般に高い燃料消費量及び燃焼温度を有し、排出エミッションコンプライアンスには、エミッション成分の所定のプロファイルをもたらすために燃焼温度を更に下げることが必要となる高いタービン速度及び負荷時に特に有利に利用することができる。燃焼器の高負荷状態中、少なくとも1つの燃焼器燃料ノズル200は、液状流体だけを提供するよう構成され、対応する液状流体ジェットは、燃焼器の冷却又は燃焼温度の低下のために噴霧液状流体ストリームを提供する。
選択的提供段階620はまた、燃焼器の低負荷状態から作動状態への移行中に、少なくとも1つの燃焼器燃料ノズル200が液体燃料26だけを提供し、対応する液体燃料ジェット23は、低負荷状態中噴霧液体燃料ストリーム25を提供するよう構成する段階を含むことができ、移行状態は、液体燃料ジェット及び液状流体ジェットが燃焼器での燃焼のために噴霧及び乳化された液体燃料−液状流体ストリームを提供するように液状流体を燃焼器燃料ノズルに提供する段階を含む。或いは、移行状態は、複数の他の燃焼器燃料ノズル200が液体燃料26及び液状流体43の両方を同時に提供し、対応する液体燃料ジェット26及び燃焼器燃料ノズル200の液状流体ジェット23が燃焼器での燃焼のために噴霧及び乳化された液体燃料−液状流体ストリーム25を提供するよう構成する段階を含むことができる。移行状態中に提供される液状流体の量は、時間の関数として変わる可能性がある。例えば、液状流体の量は、時間の関数として所定のプロファイルに応じて増大することができる。これは、例えば、燃焼器温度、燃焼温度、又はこれらの組み合わせの所定の量を得るため、或いはエミッション成分の所定のプロファイルを得るために、燃焼器の加熱速度又は燃焼温度の増加率を制御するのに用いることができる。
選択的提供段階620はまた、作動状態から冷却状態への移行中に、少なくとも1つの燃焼器燃料ノズル200が液体燃料26及び液状流体46を燃焼器燃料ノズル200に提供し、液体燃料ジェット23及び液状流体ジェット43が、作動状態中に燃焼器での燃焼用に噴霧及び乳化された液体燃料−液状流体ストリーム25を提供するようにし、移行状態は、燃焼器燃料ノズルから燃料を排除し、液状流体ジェットが燃焼器での燃焼用に噴霧液状流体ストリームを提供するようにする。移行状態中に提供される液体燃料26の量は、時間の関数として変わる可能性がある。例えば、液状流体の量は、時間の関数として所定のプロファイルに応じて増大することができる。これは、例えば、燃焼器温度、燃焼温度、又はこれらの組み合わせの所定の量を得るため、或いはエミッション成分の所定のプロファイルを得るために、燃焼器の冷却速度又は燃焼温度の減少率を制御するのに用いることができる。
単一の燃焼器燃料ノズル200内に収容された単一の燃料噴射装置ノズル100内で作用することができる、本明細書で説明される制御に加えて、制御はまた、単一の燃焼器缶300の複数の燃焼器燃料ノズル200内で、或いは、ガスタービンの燃焼器内の複数の燃焼器缶300の複数の燃焼器燃料ノズル200間に作用することができる。例えば、例示的な実施形態では、燃焼器の燃焼器缶300のうちの何れか又は全ては、本明細書で説明される始動モード、作動モード、又は冷却モード、或いはこれらの組み合わせを提供できるように構成することができる。
燃料噴射装置ノズル10及び燃料噴射装置ノズル100を使用することにより、本明細書で説明されるようにこれらを組み込むガスタービン燃焼器の液体燃料作動中の作動温度を低下させることによって燃料噴霧の改善及びエミッション低減を達成すると共に、噴霧空気システムが排除され、これにより複雑さ及びシステムの保守及び運用コストを実質的に低減することができる。現在のところ、液体燃料作動中の作動温度を低下させ、エミッションを低減するために水を噴射しているが、燃料噴射装置ノズル100及び燃料噴射装置ノズル10の利用、並びに本明細書で説明されるこれらの使用方法では、液体燃料の噴射を提供するためにも液状流体(例えば、水)を二重の用途で活用しており、これらは、既存のガスタービンの燃焼器に容易に後付けすることができるので、更に大きな利点をもたらす。
限られた数の実施形態のみに関して本発明を詳細に説明してきたが、本発明はこのような開示された実施形態に限定されないことは理解されたい。むしろ、本発明は、上記で説明されていない多くの変形、改造、置換、又は均等な構成を組み込むように修正することができるが、これらは、本発明の技術的思想及び範囲に相応する。加えて、本発明の種々の実施形態について説明してきたが、本発明の態様は記載された実施形態の一部のみを含むことができる点を理解されたい。従って、本発明は、上述の説明によって限定されると見なすべきではなく、添付の請求項の範囲によってのみ限定される。
10 燃料噴射装置ノズル
12 ノズル本体
13 段部
14 入口端部
15 出口端部
16 出口端部
17 出口
18 燃料導管
19 出口
20 燃料入口
22 燃料出口
23 ジェット
24 燃料出口導管
25 結果として得られる流体ストリーム
26 液状燃料
27 入口
28 出口導管軸線
29 長手方向軸線
31 集束点
38 流体導管
40 流体入口
42 流体出口
43 ジェット
44 流体出口導管
46 液状流体
47 入口
48 出口導管軸線
50 ノズル先端
51 金属結合
52 アダプター
100 燃料噴射装置
112 管体
113 段部
114 取付フランジ
116 入口端部
118 出口端部
119 金属結合
120 内側管体
121 突き合わせ溶接
122 外側管体
123 内側部分
124 燃料回路
125 外側部分
126 流体回路
128 凹部
130 溶接部
132 外部燃料回路
134 コネクタ
136 外部燃料回路
138 コネクタ
140 取付フランジ導管
200 燃焼器燃料ノズル
210 天然ガス回路
212 内側管体
214 燃料噴射装置キャビティ
216 開口
218 遠位端
300 燃焼器缶
500 燃料噴射装置ノズルを製造する方法
510 ノズル本体を形成する
520 ノズル
530 ノズル本体
532 アダプターを形成する
534 ノズル先端を形成する
536 アダプターをノズル先端に接合する
540 ノズル本体の入口端部を燃料噴射装置の出口端部に接合する
600 ガスタービンの燃焼器を制御する方法
610 燃焼器缶を配置する
620 ある量の液状燃料を提供する

Claims (10)

  1. ノズル本体(12)と、
    前記ノズル本体(12)内に配置され、燃料入口(20)から燃料出口導管(24)を通って燃料出口(22)に延在する燃料導管(18)と
    を備える燃料噴射装置ノズル(10)であって、
    前記燃料出口導管(24)及び燃料出口(22)が、加圧された液体燃料(26)を前記燃料導管(18)に導入したときに前記燃料出口(22)から液体燃料ジェット(23)を生成するよう構成され、
    前記燃料噴射装置ノズル(10)が更に、流体入口(40)から流体出口導管(44)を通って流体出口(42)に延在し、前記流体出口導管(44)及び前記流体出口(42)が、加圧された液状流体(46)を内部に導入したときに前記流体出口(42)から液状流体ジェット(43)を生成するよう構成された流体導管(38)を備えており、前記液体燃料ジェット(23)及び前記液状流体ジェット(43)が互いに衝突して噴霧燃料の流体ストリーム(25)を生成するよう構成されている、燃料噴射装置ノズル(10)。
  2. 前記加圧された液状流体(46)が前記加圧された液体燃料(26)であり、前記流体導管(38)が前記燃料導管(18)である、請求項1記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  3. 前記加圧された液状流体(46)が水を含み、前記噴霧燃料の流体ストリームが燃料−水エマルジョンを含む、請求項1記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  4. 前記液体燃料ジェット(23)及び前記液状流体ジェット(43)が内向きに収束して、集束点で互いに衝突する、請求項1記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  5. 前記燃料導管(18)が、燃料入口(20)から複数の離間した燃料出口導管(24)を通って対応する複数の離間した燃料出口(22)に延在し、前記流体導管(38)が、前記流体入口(40)から複数の離間した流体出口導管(44)を通って対応する複数の離間した流体出口(42)に延在し、前記燃料導管(18)及び前記対応する燃料出口(22)が、加圧された液体燃料(26)を前記燃料導管(18)に導入したときに前記燃料出口(22)から複数の液体燃料ジェット(23)を生成するよう構成され、前記複数の流体出口導管(44)及び前記対応する流体出口(42)が、加圧された液状流体(46)を前記流体導管(38)に導入したときに前記流体出口(42)から複数の液状流体ジェット(43)を生成するよう構成され、前記液体燃料ジェット(23)の各々が、前記液状流体ジェット(43)の少なくとも1つと衝突して噴霧燃料の流体ストリーム(25)を生成する、請求項1記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  6. 前記複数の燃料出口(22)及び前記複数の流体出口(42)が、前記ノズル本体(12)の長手方向軸線(29)の周りに半径方向及び円周方向に離間して配置され、前記複数の燃料出口導管(24)及び燃料出口(22)並びに複数の流体出口導管(44)及び前記流体出口(42)が、液体燃料ジェット(23)及び液状流体ジェット(43)をそれぞれ生成するよう構成され、これらは、出口から前記長手方向軸線(29)に向かって内向きに収束する、請求項5記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  7. 前記ノズル本体(12)が、ノズル先端(50)及びアダプター(52)を含み、前記燃料出口導管(24)及び前記流体出口導管(44)が、前記ノズル先端(50)内に配置され、前記燃料導管(18)及び前記流体導管(38)が前記アダプター(52)内に配置され、前記ノズル先端(50)が前記アダプター(52)上に配置される、請求項1記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  8. 前記ノズル本体(12)が、一体的に形成された本体を含む、請求項1記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  9. 燃料噴射器(100)を更に備えており、該燃料噴射器(100)が、入口端部(116)、出口端部(118)、前記入口端部(116)上の流体回路入口から前記出口端部(118)上の流体回路出口まで延在する流体回路(126)、及び前記入口端部上の燃料回路入口から前記出口端部上の燃料回路出口まで延在する燃料回路(124)を有する分割管(112)を含み、前記ノズル本体(12)が前記出口端部(118)上に配置されて、前記燃料回路出口が前記燃料回路入口と流体連通し、前記流体回路出口が前記流体入口と流体連通しており、前記燃料噴射器(100)が更に、前記入口端部(116)上に配置され、前記燃料回路入口及び前記燃料回路(124)と外部燃料回路との間、並びに前記流体回路入口及び流体回路(126)と外部流体キロ(136)との間で流体連通するよう構成された装着フランジ(114)を含む、請求項5記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
  10. 遠位端及び近位端間に延在し且つ燃料噴射装置キャビティ(214)を画成する天然ガス回路(210)を有する燃焼器燃料ノズル(200)を更に備え、前記燃料噴射装置が、前記燃料噴射装置キャビティ(214)内に配置され、前記ノズル本体の出口端部が、前記燃焼器燃料ノズルの遠位端(218)に位置する開口(216)内に配置され、前記ノズル本体が、液体燃料及び液状流体を噴射して噴霧化された燃料−液状流体エマルジョンを形成し、前記開口(216)を通って燃焼室内に吐出するよう構成される、請求項9記載の燃料噴射装置ノズル(10)。
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