JPH09317709A - ツインロッドシリンダ - Google Patents

ツインロッドシリンダ

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JPH09317709A
JPH09317709A JP13534196A JP13534196A JPH09317709A JP H09317709 A JPH09317709 A JP H09317709A JP 13534196 A JP13534196 A JP 13534196A JP 13534196 A JP13534196 A JP 13534196A JP H09317709 A JPH09317709 A JP H09317709A
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cylinder
pair
rod
adjusting
piston
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JP13534196A
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Tadashi Kan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し出し時のストロークエンドの調整可能な
ツインロッドシリンダを提供すること。 【解決手段】 平行に形成された一対のシリンダ孔24
と、シリンダ孔24内に摺動可能に嵌合された一対のピ
ストン35と、ピストン35に一端が固設された一対の
ロッド19とを有するものであって、(a)シリンダ孔
24の外に突出した一対のロッド19の先端に取り付け
られたエンドプレート11と、(b)エンドプレート1
1に一端が固設され、一対のロッド19と同じ方向かつ
平行に設けられた調整用ロッド36と、(c)調整用ロ
ッド36の先端に固設されたピストン35と、(d)ピ
ストン35が内部を摺動するガイド孔17と、(e)ガ
イド孔17に挿入されロッド19の摺動方向に移動可能
であり、調整用ピストン14と当接することにより、エ
ンドプレート11の押し出し時のストロークエンドを調
整する調整雄ネジ15とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転防止機構が不
要で大きい駆動力を得ることができるツインロッドシリ
ンダに関し、さらに詳細には、ストローク調整機構の付
いたツインロッドシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転防止機構が不要であり、
かつ大きい駆動力を得ることができるため、平行に形成
された一対のシリンダ孔と、該シリンダ孔内に摺動可能
に嵌合された一対のピストンと、各ピストンに一端が固
設された一対のロッドとを有するツインロッドシリンダ
が広く使用されている。ツインロッドシリンダにおいて
は、押し出し時のストロークエンドの調整は、一般的に
ロッド先端にストッパー部材を当接させ強制停止させる
ことにより行われている。しかし、この方法では、シリ
ンダ装置全体の長さが長くなり、取付場所に制約を受
け、不便であった。
【0003】一方従来から、シリンダ孔とピストンとを
一組のみ有する通常のシングルロッドシリンダにおい
て、シリンダ装置全体の長さを長くすることなく、押し
出し時のストロークエンドを調整可能な機構が種々提案
されている。例えば、本出願人は、実開昭56−425
05号公報において、シリンダ孔の両端のエンドカバー
に調整ネジを取り付け、調整ネジを直接ピストンと当接
させることにより、ピストンのストロークエンドを調整
する機構を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ツインロッドシリンダには、次のような問題があった。 (1)ロッドの押し出し時のストロークエンドを調整す
る機構を付けようとすると、シリンダ装置全体が長くな
り、取付場所に制約を受け、不便であった。 (2)一方、実開昭56−42505号公報に示されて
いるシングルロッドシリンダにおいては、シリンダ孔の
一端にネジ込まれた調整ネジを移動させるため、調整ネ
ジのネジ部でのシールが不十分となり易く、空気漏れが
発生する問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解決し
て、押し出し時のストロークエンドの調整可能なツイン
ロッドシリンダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のツインロッドシ
リンダは、次のような構成を有している。 (1)平行に形成された一対のシリンダ孔と、該シリン
ダ孔内に摺動可能に嵌合された一対のピストンと、該ピ
ストンに一端が固設された一対のロッドとを有するツイ
ンロッドシリンダであって、(a)シリンダ孔の外に突
出した一対のロッドの先端に取り付けられたエンドプレ
ートと、(b)エンドプレートに一端が固設され、一対
のロッドと同じ方向かつ平行に設けられた調整用ロッド
と、(c)調整用ロッドの先端に固設された調整用ピス
トンと、(d)ピストンが内部を摺動するガイド孔と、
(e)ガイド孔に挿入されロッドの摺動方向に移動可能
であり、調整用ピストンと当接することにより、エンド
プレートの押し出し時のストロークエンドを調整する調
整部材とを有している。
【0007】(2)(1)に記載するツインロッドシリ
ンダにおいて、前記ガイド孔が一面が開口した溝形状で
あることを特徴とする。 (3)(1)または(2)に記載するツインロッドシリ
ンダにおいて、シリンダ本体にネジ込まれた調整ネジの
頭部を前記エンドプレートに当接させることにより、前
記エンドプレートの引き込み時のストロークエンドを調
整することを特徴とする。
【0008】(4)平行に形成された一対のシリンダ孔
と、該シリンダ孔内に摺動可能に嵌合された一対のピス
トンと、該ピストンに一端が固設された一対のロッドと
を有するツインロッドシリンダであって、(a)一対の
シリンダ孔に移動可能に嵌合され、一端面が前記摺動す
るピストンと当接する摺動用軸受と、(b)一対の摺動
用軸受に同時に当接して移動させる移動部材と、(c)
移動部材を介して摺動用軸受をシリンダ孔と平行方向に
移動させることにより、エンドプレートの押し出し時の
ストロークエンドを調整する調整部材とを有している。
【0009】上記(1)乃至(3)の構成を有するツイ
ンロッドシリンダは、次のように作用する。一対のロッ
ドは、各々の先端に取り付けられたエンドプレートによ
り一体的に移動する。従って、一対のピストンも、一体
的にシリンダ孔内を摺動する。ここで、エンドプレート
で連結されているので、ロッドは、別の回転防止部材が
なくても、回転することがない。エンドプレートとロッ
ドとが押し出されて摺動する時、調整用ロッド及び調整
用ピストンも一体的に移動する。そして、調整部材が調
整用ピストンと当接することにより、調整用ロッドを介
してエンドプレートが所定の位置に停止される。この調
整部材は、エンドプレートとロッドの摺動方向に移動可
能であり、任意の位置に移動させて固定される。これに
より、押し出し時のエンドプレートのストロークエンド
を任意に調整できる。
【0010】ここで、ガイド孔が、一面が開口した溝形
状でも良い、その場合は、調整部材を溝の開口側から調
整できるので、シリンダ装置を作動させた状態で、押し
出し時のエンドプレートのストロークエンドを調整でき
るため、使い勝手が良い。また、引き込み時のエンドプ
レートの停止位置も、シリンダ本体にねじ込まれている
調整ネジの位置を調整することにより、任意に調整でき
る。これにより、エンドプレートのストローク位置を、
押し出し時及び引っ込み時の両方で調整することができ
る。そして、エンドプレートのストローク調整をシリン
ダ本体内部で行っているので、シリンダ装置の大きさ
が、ストローク調整が無いものと比較して、僅かしか大
きくならない。
【0011】また、上記(4)の構成を有するツインロ
ッドシリンダは、次のように作用する。ロッドが押し出
されて摺動する時、一対の摺動用軸受がピストンと当接
することにより、ピストン及びロッドが所定の位置に停
止される。この一対の摺動用軸受は、ピストン及びロッ
ドの摺動方向に移動可能であり、調整部材により一体的
に移動されるので、一対のロッドに対して常に両方の摺
動用軸受を当接されることができる。摺動用軸受は、O
リング等により漏れの防止がなされている。片側のみの
摺動用軸受を片側のロッドに当接させた場合、ツインロ
ッドの片当たりにより、片当たりする側のシリンダに無
理な力が作用し、空気漏れ等が発生しやすいが、一対の
摺動用軸受を一対のロッドに均等に当接させているの
で、その問題が解決できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を具体化した第一実施の形
態のツインロッドシリンダについて、図面に基づいて詳
細に説明する。図2にエンドプレート11側から見た側
面図を示し、図1に図2のA−A断面図を示し、図3に
図2のB−B断面図を示す。図3に示すように、シリン
ダ本体18には、断面が円形状である一対のシリンダ孔
24が形成されている。シリンダ孔24の右端は、閉鎖
板33により密閉されている。シリンダ孔24内には、
一対のピストン35が摺動可能に嵌合されている。ピス
トン35の外周部には、ピストン位置検出用の輪状マグ
ネット34が保持されている。ピストン35の左端中央
には、ロッド19がネジ込まれて固設され、ロッド19
の他端はシリンダ本体18の外部まで突出している。ま
た、ピストン35の左端面には、ショック吸収用のウレ
タンゴム32が貼り付けられている。
【0013】シリンダ孔24の中央より左側には、ロッ
ド19を摺動可能に保持するためのボールブッシュベア
リング25が、固定部材28を介してC型止め輪30に
より固定されている。固定部材28には、ゴム製のリン
グ29,30が取り付けられ、空気の漏れを防止してい
る。一対のロッド19の先端には、エンドプレート11
が固定ボルト23により固設されている。これにより、
一対のロッド19は、エンドプレート11と一体的に移
動する。また、シリンダ孔24のピストン35の右側シ
リンダ室には、第一エアポート27が接続している。ま
た、シリンダ孔24のピストン35の左側シリンダ室に
は、第二エアポート26が接続している。
【0014】一方、図3及び図1に示すように、一対の
シリンダ孔24の中心線上であって少し上部には、ガイ
ド孔17が貫通している。ガイド孔17の左端部には、
ガイド孔17の径より大きい径を有する雌ネジ部22が
形成されている。ガイド孔17には、調整用ピストン1
4が摺動可能に嵌合されている。調整用ピストン14の
外周部には、ガイド孔17と接触して摺動するためのジ
ュラコン樹脂製の軸受け21が付設されている。また、
調整用ピストン14の左端面には、ショック吸収用のウ
レタンゴム20が貼り付けられている。また、雌ネジ部
22には、調整部材である調整雄ネジ15が、ねじ込ま
れている。また、雌ネジ部22の上部には、止めネジ1
3が取り付けられ、止め樹脂16を介して調整雄ネジ1
5を押圧して固定している。また、調整用ピストン14
から延びた調整用ロッド36は、止めネジ12によりエ
ンドプレート11に固定されている。
【0015】次に、上記構成を有するツインロッドシリ
ンダの作用を説明する。図3及び図1は、第二エアポー
ト26に駆動エアが供給されている状態を示している。
次に、図示しない電磁弁より、第二エアポート26への
駆動エアが遮断され、第一エアポート27に駆動エアが
供給された場合を考える。ピストン35は、駆動エアに
押圧されて左側に移動する。この時、一対のロッド19
は、各々の先端に取り付けられたエンドプレート11に
より一体的に移動する。従って、一対のピストン35
も、一体的にシリンダ孔24内を摺動する。ここで、エ
ンドプレート11で連結されているので、ロッド19
は、別の回転防止部材がなくても、回転することがな
い。
【0016】エンドプレート11とロッド19とが押し
出されて摺動する時、調整用ロッド36及び調整用ピス
トン14も一体的に移動する。そして、調整雄ネジ15
がウレタンゴム20を介して調整用ピストン14と当接
することにより、調整用ロッド36を介してエンドプレ
ート11が所定の位置に停止される。この調整雄ネジ1
5は、ロッド19の摺動方向に移動可能であり、任意の
位置に移動させて固定される。これにより、押し出し時
のエンドプレート11のストロークエンドを任意に調整
できる。
【0017】以上詳細に説明したように本実施の形態の
ツインロッドシリンダによれば、(a)シリンダ孔24
の外に突出した一対のロッド19の先端に取り付けられ
たエンドプレート11と、(b)エンドプレート11に
一端が固設され、一対のロッド19と同じ方向かつ平行
に設けられた調整用ロッド36と、(c)調整用ロッド
36の先端に固設された調整用ピストン14と、(d)
調整用ピストン14が内部を摺動するガイド孔17と、
(e)ガイド孔17に挿入されロッド19の摺動方向に
移動可能であり、調整用ピストン14と当接することに
より、エンドプレート11の押し出し時のストロークエ
ンドを調整する調整雄ネジ15とを有しているので、調
整雄ネジ15が調整用ピストン14と当接することによ
り、調整用ロッド36を介してエンドプレート11が所
定の位置に停止される。調整雄ネジ15は、ロッド19
の摺動方向に移動可能であり、任意の位置に移動させて
固定される。これにより、押し出し時のエンドプレート
11のストロークエンドを任意に調整することができ
る。
【0018】また、停止させるときにシリンダ側には、
偏向した力が作用しないので、空気漏れが発生する恐れ
もない。また、引き込み時のエンドプレート11の停止
位置も、シリンダ本体にねじ込まれている調整ネジの位
置を調整することにより、任意に調整できる。また、エ
ンドプレート11のストローク調整をシリンダ本体内部
で行っているので、シリンダ装置の大きさが、ストロー
ク調整が無いものと比較して、僅かしか大きくならな
い。
【0019】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明する。ツインロッドシリンダの基本的構成は第一の
実施の形態と同じなので異なる点のみ説明する。図4に
ツインロッドシリンダの側断面図を示す。図5に平面図
を示す。図6に図4におけるB−B矢視図を示す。図4
は、図6におけるA−A断面図である。第二の実施の形
態の特徴は、ガイド孔17の上面が開口した断面が矩形
溝形状のガイド溝41が形成されている点である。ガイ
ド溝41の上面は、図5及び図6に示すように、幅がガ
イド溝41の幅より狭い開口45が形成されている。ガ
イド溝41には、ストッパー部材42が止めネジ43に
より移動可能に保持されている。
【0020】ストッパー部材42は板状であり、中心に
雌ネジが形成され、雄ネジである止めネジ43を締め込
むことにより、ストッパー部材42が開口45のガイド
溝41に被さっている部分の裏面に当接して固定され
る。調整用ロッド46の外面は、ガイド溝41の下面及
び両側面に嵌合しており、ストッパー部材42の下面と
は僅かな隙間を有している。また、調整用ロッド46に
は、止めネジ43を逃げるための長穴が形成されてい
る。また、調整用ロッド46の後端部には、ストッパー
部材42と当接するストローク調整バー44が固定され
ている。ストローク調整バー44は、ガイド溝41と全
面で嵌合している。
【0021】次に、第二の実施の形態の作用を説明す
る。エンドプレート11とロッド19とが押し出されて
摺動する時、調整用ロッド46及びストローク調整バー
44も一体的に移動する。そして、ストッパー部材42
がウレタンゴム20を介してストローク調整バー44と
当接することにより、調整用ロッド46を介してエンド
プレート11が所定の位置に停止される。ストッパー部
材42は、ロッド19の摺動方向に移動可能であり、任
意の位置に移動させて固定される。これにより、押し出
し時のエンドプレート11のストロークエンドを任意に
調整できる。ここで、ストッパー部材42の位置を上面
の開口側から調整できるので、シリンダ装置を作動させ
た状態で、押し出し時のエンドプレート11のストロー
クエンドを調整できるため、使い勝手が良い。
【0022】以上詳細に説明したように、第二の実施の
形態によれば、調整用ロッド46が一面に開口45を有
する溝形状であるので、シリンダ装置を作動させた状態
で、押し出し時のエンドプレート11のストロークエン
ドを調整できるため、使い勝手が良い。
【0023】次に、第三の実施の形態を説明する。第三
の実施の形態は、第一及び第二の実施の形態とは基本的
な技術思想が異なっている。図7に平断面図を示す。一
対のシリンダ孔24に一対のロッド19が摺動可能に嵌
合されており、ロッド19の後端に固着されたピストン
53の左端面にウレタンゴム54が固着されている。一
方、一対のメタルガイド51がシリンダ孔24の左側の
大径部に移動可能に保持されている。一対のメタルガイ
ド51の左側には、アダプタ59が取り付けられてい
る。アダプタ59は、シリンダ本体にネジ込まれている
調整ネジ57により移動される。調整ネジ57には、調
整ナット56が取り付けられている。また、調整ネジ5
7の先端部には、ウレタンゴム58が固定されている。
【0024】次に、上記第三の実施の形態の作用を説明
する。本実施の形態のツインロッドシリンダでは、押し
出し時のストローク調整を、ピストン53に当接するメ
タルガイド51を移動させることにより行っている。始
めに、止めネジ52及び調整ネジ57を弛めて、ロッド
19を手動で引っぱり出すことにより、メタルガイド5
1を左方向に移動させておく。つぎに、調整ネジ57を
シリンダ本体にネジ込み調整ナット56をネジ込むこと
により、アダプタ59が右方向に移動し一対のメタルガ
イド51を同時に押し込む。アダプタ59がメタルガイ
ド51を同じ位置まで押し込むため、メタルガイド51
の右端面51aがウレタンゴム54と当接する位置を同
じとして、止めネジ52によりメタルガイド51をシリ
ンダ本体に固定する。
【0025】次に、調整ネジ57を弛めて任意の位置で
固定する。調整ネジ57の先端に固着されたウレタンゴ
ム58とエンドプレート11とを当接させることによ
り、エンドプレート11の引き込み時のストロークエン
ドを任意に調整することができる。これにより、メタル
ガイド51の位置を任意に調整することができる。メタ
ルガイド51は、止めネジ52により固定される。そし
て、メタルガイド51を同時にウレタンゴム54と当接
させることができ、バランスを保てるため、シリンダ部
に無理な力がかからず、空気漏れ等が発生する恐れがな
い。
【0026】以上説明したように第三の実施の形態のツ
インロッドシリンダによれば、(a)一対のシリンダ孔
24に移動可能に嵌合され、一端面がピストン53と当
接するメタルガイド51と、(b)一対のメタルガイド
51に同時に当接して移動させるアダプタ59と、
(c)アダプタ59を介してメタルガイド51をシリン
ダ孔24と平行方向に移動させることにより、エンドプ
レート11の押し出し時のストロークエンドを調整する
調整ネジ57とを有しているので、ロッド19が押し出
されて摺動する時、一対のメタルガイド51がピストン
53と当接することにより、ピストン53及びロッド1
9が所定の位置に停止される。この一対のメタルガイド
51は、ロッド19の摺動方向に移動可能であり、調整
ネジ57及びアダプタ59により一体的に移動されるの
で、一対のピストン53に対して常に両方のメタルガイ
ド51を当接されることができる。片側のみのメタルガ
イド51を片側のピストン53に当接させた場合、ツイ
ンロッドの片当たりにより、片当たりする側のシリンダ
に無理な力が作用し、空気漏れ等が発生しやすいが、一
対のメタルガイド51を一対のピストン53に均等に当
接させているので、その問題が解決できる。
【0027】本発明のツインロッドシリンダは、上記実
施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能であ
る。例えば、第一及び第二の実施の形態では、ロッドの
引っ込み時のストロークエンドの調整については、シリ
ンダ本体にネジ込まれた調整ネジの頭をエンドプレート
に当接させて行うのが、周知であるため説明しなかった
が、それを取り付けることにより、ロッドの押し出し時
及び引っ込み時の双方でストロークエンドを調整するこ
とが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本実施の形態
のツインロッドシリンダによれば、(a)シリンダ孔の
外に突出した一対のロッドの先端に取り付けられたエン
ドプレートと、(b)エンドプレートに一端が固設さ
れ、一対のロッドと同じ方向かつ平行に設けられた調整
用ロッドと、(c)調整用ロッドの先端に固設された調
整用ピストンと、(d)調整用ピストンが内部を摺動す
るガイド孔と、(e)ガイド孔に挿入されロッドの摺動
方向に移動可能であり、調整用ピストンと当接すること
により、エンドプレートの押し出し時のストロークエン
ドを調整する調整雄ネジとを有しているので、調整雄ネ
ジが調整用ピストンと当接することにより、調整用ロッ
ドを介してエンドプレートが所定の位置に停止される。
調整雄ネジは、ロッドの摺動方向に移動可能であり、任
意の位置に移動させて固定される。これにより、押し出
し時のエンドプレートのストロークエンドを任意に調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A断面図である。
【図2】第一実施の形態のツインロッドシリンダの正面
図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】第二実施の形態のツインロッドシリンダを示す
図6のA−A断面図である。
【図5】第二実施の形態のツインロッドシリンダを示す
図6の平面図である。
【図6】図4のB−B矢視図である。
【図7】第三実施の形態のツインロッドシリンダの平断
面図である。
【符号の説明】
11 エンドプレート 13 止めネジ 14 調整用ピストン 15 調整雄ネジ 17 ガイド孔 18 シリンダ本体 19 ロッド 22 雌ネジ部 24 シリンダ孔 25 ボールブッシュベアリング 35 ピストン 36 調整用ロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に形成された一対のシリンダ孔と、
    該シリンダ孔内に摺動可能に嵌合された一対のピストン
    と、該ピストンに一端が固設された一対のロッドとを有
    するツインロッドシリンダにおいて、 前記シリンダ孔の外に突出した前記一対のロッドの先端
    に取り付けられたエンドプレートと、 前記エンドプレートに一端が固設され、前記一対のロッ
    ドと同じ方向かつ平行に設けられた調整用ロッドと、 前記調整用ロッドの先端に固設された調整用ピストン
    と、 前記ピストンが内部を摺動するガイド孔と、 前記ガイド孔に挿入され前記ロッドの摺動方向に移動可
    能であり、前記調整用ピストンと当接することにより、
    前記エンドプレートの押し出し時のストロークエンドを
    調整する調整部材とを有することを特徴とするツインロ
    ッドシリンダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するツインロッドシリン
    ダにおいて、 前記ガイド孔が一面が開口した溝形状であることを特徴
    とするツインロッドシリンダ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するツイ
    ンロッドシリンダにおいて、 シリンダ本体にネジ込まれた調整ネジの頭部を前記エン
    ドプレートに当接させることにより、前記エンドプレー
    トの引き込み時のストロークエンドを調整することを特
    徴とするツインロッドシリンダ。
  4. 【請求項4】 平行に形成された一対のシリンダ孔と、
    該シリンダ孔内に摺動可能に嵌合された一対のピストン
    と、該ピストンに一端が固設された一対のロッドとを有
    するツインロッドシリンダにおいて、 前記一対のシリンダ孔に移動可能に嵌合され、一端面が
    前記摺動するピストンと当接する摺動用軸受と、 前記一対の摺動用軸受に同時に当接して移動させる移動
    部材と、 前記移動部材を介して前記摺動用軸受を前記シリンダ孔
    と平行方向に移動させることにより、前記エンドプレー
    トの押し出し時のストロークエンドを調整する調整部材
    とを有することを特徴とするツインロッドシリンダ。
JP13534196A 1996-05-29 1996-05-29 ツインロッドシリンダ Pending JPH09317709A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103953610A (zh) * 2014-04-21 2014-07-30 宁波以赛亚气动成套有限公司 双轴多倍力气缸
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