JPH09317640A - クライオポンプ - Google Patents

クライオポンプ

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JPH09317640A
JPH09317640A JP13322796A JP13322796A JPH09317640A JP H09317640 A JPH09317640 A JP H09317640A JP 13322796 A JP13322796 A JP 13322796A JP 13322796 A JP13322796 A JP 13322796A JP H09317640 A JPH09317640 A JP H09317640A
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JP
Japan
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displacer
compressor
cryopump
chamber
pressure
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Pending
Application number
JP13322796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Torii
宏年 鳥居
隆 ▲吉▼村
Takashi Yoshimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09317640A publication Critical patent/JPH09317640A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/06Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means
    • F04B37/08Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means by condensing or freezing, e.g. cryogenic pumps

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生時における昇温時間を十分短縮する。 【解決手段】 昇温時には、第3電動弁37が開放さ
れ、中間圧室26は常時高圧に保持されてディスプレー
サ24が下死点に固定される。第1,第2電動弁30,3
2が交互に開閉されて、圧縮機25からの高温ガスがデ
ィスプレーサ24の第1,第2蓄冷室38,39に給排さ
れる。このように、ディスプレーサ24を下死点に固定
して冷却/蓄冷動作を停止すると共に、第1,第2蓄冷室
38,39に高温ガスを給排することによって、ディス
プレーサ24を短時間に昇温させてクライオポンプの再
生時における昇温時間を十分短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空排気に使用
されるクライオポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体製造やレンズの蒸着等
の際に使用される真空装置の真空排気に、膨張式冷凍機
を用いたクライオポンプが使用されている。上記クライ
オポンプは、図11に示すような構造を有している。す
なわち、冷凍機1は、モータ2によって駆動されるディ
スプレーサを内嵌すると共に、2段に形成されたシリン
ダ3を有している。そして、このシリンダ3は、真空チ
ャンバ(図示せず)の開口部に取り付けられるポンプケー
ス4内に収納されている。
【0003】上記シリンダ3の1段目先端部には第1ス
テージ5が設けられる一方、2段目先端部には第2ステ
ージ6が設けられている。そして、第1ステージ5には
第1ステージコールドパネル7を取り付け、第2ステー
ジ6には第2ステージコールドパネル8を取り付けてい
る。こうして、第1ステージコールドパネル7やその先
端部に取り付けられたバッフル9で水蒸気を凝縮/凍結
して排気し、第1ステージコールドパネル7で排気でき
ない窒素や水素を第2ステージコールドパネル8で凝縮
または吸着して排気するのである。
【0004】こうして、上記クライオポンプが駆動され
ていると、やがて第1ステージコールドパネル7や第2
ステージコールドパネル8やバッフル9には凝縮/凍結
されたガスが大量に付着して排気能力が低下する。そこ
で、ポンプケース4内を昇温して付着している水や窒素
や水素をガス化して除去することによって、クライオポ
ンプを再生するのである。
【0005】上記クライオポンプの再生は次のようにし
て行われる。先ず、クライオポンプの冷却動作を停止す
る。そうした後に、以下の何れかの方法、あるいは、そ
の組み合わせによって再生処理を行う。 ポンプケース4に設けられた窒素ガス導入口10を
開放して、常温または高温の不活性な窒素ガスをポンプ
ケース4内に注入する。こうして、窒素ガスの潜熱で上
記ガス化を図る。 第1ステージ5および第2ステージ6に巻き付けら
れたヒータ11,12をオンして、第1ステージコール
ドパネル7,第2ステージコールドパネル8およびバッ
フル9を直接昇温する。 ポンプケース4の外周囲に巻き付けられたバンドヒ
ータ13をオンして、ポンプケース4内の空間全体を昇
温する。
【0006】また、上述のようにクライオポンプの冷却
動作を停止せずに、モータを逆回転することによって冷
却サイクルを反転した昇温サイクルでクライオポンプを
運転し、シリンダ内で圧縮機からの高圧ヘリウムガスを
膨張させずに排気して上記再生処理を行う再生方法もあ
る(例えば、特開平7−35070号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクライオポンプの再生方法には、以下のような問題
がある。先ず、クライオポンプの冷却動作を停止する場
合には、モータ2が停止されるためにシリンダ3内のヘ
リウムガスは排気されずに滞留することになる。したが
って、ヘリウムガスはシリンダ3からの輻射熱のみによ
って加熱されるのでなかなか昇温せず、延いてはシリン
ダ3そのものの昇温時間が長引くことになる。そのため
に、シリンダ3に取り付けられた第1ステージコールド
パネル7や第2ステージコールドパネル8に付着してい
る水や窒素や水素がガス化するまでには長時間を要する
のである。
【0008】また、上記モータを逆回転することによっ
て昇温サイクルでクライオポンプを運転する場合には、
ディスプレーサを往復動させるという余分な工程を経る
必要があり、上述のクライオポンプの冷却動作を停止す
る場合よりも早くシリンダが昇温されるものの、クライ
オポンプの冷却・再生のサイクル中における昇温時間に
はかなりの時間を有しており、まだ短縮の余地は十分残
されている。
【0009】そこで、この発明の目的は、再生時におけ
る昇温時間を十分短縮できるクライオポンプを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、圧縮機および膨張シリンダ
を有する膨張式冷凍機と上記膨張シリンダのヒートステ
ージに取り付けられたコールドパネルを,ポンプケース
に収納して成るクライオポンプにおいて、上記膨張シリ
ンダに内嵌されて往復動するディスプレーサを上死点あ
るいは下死点に固定するディスプレーサ固定手段と、上
記ディスプレーサ固定手段によって上死点あるいは下死
点に固定されたディスプレーサ内の蓄冷室に,上記圧縮
機からの高圧ガスを給排するガス給排手段を備えたこと
を特徴としている。
【0011】上記構成において、再生時には、ディスプ
レーサ固定手段によってディスプレーサが上死点あるい
は下死点に固定される。こうして、冷却/蓄冷が停止さ
れた上記ディスプレーサ内の蓄冷室に、ガス給排手段に
よって圧縮機からの高圧ガスが給排される。その結果、
膨張シリンダが急速に昇温され、膨張シリンダに取り付
けられたコールドパネルに付着している水や窒素や水素
が短時間にガス化される。
【0012】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
かかる発明のクライオポンプにおいて、上記ディスプレ
ーサ固定手段は、上記圧縮機の高圧側の圧力と低圧側の
圧力との中間圧に保たれると共に上記膨張シリンダの一
端に連通された中間圧室と、開閉弁が介設されて上記中
間圧室と圧縮機の高圧側とを接続する管を備えているこ
とを特徴としている。
【0013】上記構成において、中間圧室と圧縮機の高
圧側とを接続する管に介設された開閉弁が開放される
と、上記中間圧室を介して膨張シリンダの一端に上記圧
縮機からの高圧ガスが供給される。こうして、ディスプ
レーサが上死点あるいは下死点に固定される。
【0014】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
かかる発明のクライオポンプにおいて、上記ディスプレ
ーサ固定手段は、上記圧縮機の高圧側の圧力と低圧側の
圧力との中間圧に保たれると共に上記膨張シリンダの一
端に連通された中間圧室と、開閉弁が介設されて上記中
間圧室と圧縮機の低圧側とを接続する管を備えているこ
とを特徴としている。
【0015】上記構成において、中間圧室と圧縮機の低
圧側とを接続する管に介設された開閉弁が開放される
と、上記中間圧室を介して膨張シリンダの一端の圧力が
低圧になる。こうして、ディスプレーサが上死点あるい
は下死点に固定される。
【0016】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
かかる発明のクライオポンプにおいて、上記ディスプレ
ーサ固定手段は、開閉弁が介設されて、上記膨張シリン
ダの一端と圧縮機の高圧側とを接続する管を備えている
ことを特徴としている。
【0017】上記構成において、膨張シリンダの一端と
圧縮機の高圧側とを接続する管に介設された開閉弁が開
放されると、上記膨張シリンダの一端に上記圧縮機から
の高圧ガスが供給される。こうして、ディスプレーサが
上死点あるいは下死点に固定される。
【0018】また、請求項5に係る発明は、請求項1に
かかる発明のクライオポンプにおいて、上記ディスプレ
ーサ固定手段は、開閉弁が介設されて、上記膨張シリン
ダの一端と圧縮機の低圧側とを接続する管を備えている
ことを特徴としている。
【0019】上記構成において、膨張シリンダの一端と
圧縮機の低圧側とを接続する管に介設された開閉弁が開
放されると、上記膨張シリンダの一端の圧力が低圧にな
る。こうして、ディスプレーサが上死点あるいは下死点
に固定される。
【0020】また、請求項6に係る発明は、請求項1に
かかる発明のクライオポンプにおいて、上記膨張シリン
ダのヒートステージに巻き付けられたヒータと、上記ポ
ンプケースに巻き付けられたバンドヒータと、上記ポン
プケースに設けられた窒素ガス供給手段の少なくとも一
つを備えたことを特徴としている。
【0021】上記構成によれば、再生時において、ディ
スプレーサ固定手段によって上死点あるいは下死点に固
定されたディスプレーサ内の蓄冷室にガス給排手段によ
って圧縮機からの高圧ガスを給排するに加えて、ヒート
ステージに巻き付けられたヒータをオンすること、ある
いは、ポンプケースに巻き付けられたバンドヒータをオ
ンすること、あるいは、窒素ガス供給手段によって上記
ポンプケース内に高温の窒素ガスを供給することによっ
て、上記膨張シリンダの昇温時間が更に短縮される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。 <第1実施の形態>図1は、本実施の形態におけるクラ
イオポンプに用いられる膨張式冷凍機およびその冷凍機
の駆動系を示す。この駆動系は、シリンダ内のディスプ
レーサを圧縮機からのヘリウムガスの圧力によって往復
動させるものである。
【0023】図1において、冷凍機21のシリンダ22
は、大径部と小径部とで2段に形成されている。そし
て、このシリンダ22内には、ピストン23とこのピス
トン23に軸方向に所定距離だけ移動可能に連結されて
大径部と小径部とで2段に形成されたディスプレーサ2
4とが嵌合されている。上記ピストン23は環状に形成
されており、その中心穴23aはシリンダ22の大径部
側の端面22a中央に設けられた円筒状の凹部22bに嵌
合されている。また、ディスプレーサ24のピストン2
3側の端面の中心には所定の長さの棒24aが突設され
ており、この棒24aはピストン23の中心穴23a内に
挿通されている。そして、棒24aの先端に設けられた
係合部27がピストン23の中心穴23aのディスプレ
ーサ24側の端部に設けられた鍔28に係合するように
なっている。尚、上記ピストン23およびディスプレー
サ24とシリンダ22との間はシールされている。
【0024】上記シリンダ22には、シリンダ22の凹
部22bとピストン23の中心穴23aとピストン23の
端面23bとディスプレーサ24の端面24bとで仕切ら
れた第1作動室29を形成している。そして、この第1
作動室29は、全閉可能な第1電動弁30が介接された
管31で圧縮機25の高圧側に接続されている。また、
管31における第1電動弁30の下流側は、全閉可能な
第2電動弁32が介接された管33で圧縮機25の低圧
側に接続されている。また、管31における第1電動弁
30の下流側は第1絞り弁34が介接された管で中間圧
室26に接続されている。さらに、中間圧室26は、第
2絞り弁35が介接された管で、シリンダ22内をピス
トン23の端面23cで仕切って成る第2作動室36に
接続されている。また、上記中間圧室26は、全閉可能
な第3電動弁37が介接された管で管31における第1
電動弁30の上流側に接続されている。尚、上記第1作
動室29と第2作動室36との間はシールされている。
【0025】上記ディスプレーサ24内には、第1作動
室29および第1膨張室(シリンダ22の段部とディス
プレーサ24の段部との間に形成される室)40に連通
する第1蓄冷室38と、この第1蓄冷室38および第2
膨張室(シリンダ22の小径部をディスプレーサ24の
端面24cで仕切って成る室)41に連通する第2蓄冷室
39とが設けられ、第1蓄冷室38と第2蓄冷室39と
には蓄冷材が充填されている。尚、上記第1膨張室40
と第2膨張室41との間はシールされている。
【0026】上記構成の冷凍機21は、次のように動作
して冷却サイクルおよび昇温サイクルを実現する。 (1)冷却サイクル 図2(a)には、冷却サイクル中の各工程における電動弁
30,32,37の開閉状態とディスプレーサ24内の第
1蓄冷室38および第2蓄冷室39の圧力状態を示す。
また、図2(b)には、各工程における第1膨張室40お
よび第2膨張室41で成る膨張空間の圧力と容積との変
化を示す。本冷却サイクルにおいては、第3電動弁37
は常時閉鎖される。したがって、中間圧室26は、第
1,第2電動弁30,32の開閉によって高圧と低圧とに
圧力が変換する管31にのみ第1絞り弁34を介して接
続されることになる。その結果、管31の圧力変化が遅
れて中間圧室26に到達するので、中間圧室26の圧力
は常時圧縮機25の高圧側と低圧側との中間圧に保たれ
るのである。
【0027】 第1工程 上記第1,第2電動弁30,32は閉鎖される。この状態
で、第1作動室29,第1蓄冷室38および第2蓄冷室
39は低圧になっており、第2作動室36は上記中間圧
になっている。その結果、上記ピストン23およびディ
スプレーサ24は下死点に位置している。 第2工程 上記第1電動弁30が開放される。そうすると、第1作
動室29に圧縮機25からの高圧ガスが供給される。し
たがって、ディスプレーサ24の第1,第2蓄冷室38,
39にも高圧ガスが供給されて高圧になる。
【0028】 第3工程 上記圧縮機25からの高圧ガスが第1作動室29に供給
され続けると、第1作動室29におけるピストン23と
ディスプレーサ24との間にも高圧ガスが侵入する。一
方、第2作動室36は中間圧のままであるから、ピスト
ン23の図中上側の総ての端面に作用する圧力と下側の
端面に作用する圧力との差圧によってピストン23は上
昇し始める。そして、ピストン23の中心穴23aに設
けられた鍔28が、ディスプレーサ24の棒24aの先
端に設けられた係合部27に係合する。 第4工程 以後は、上記ピストン23とディスプレーサ24とは所
定距離を保って一体となって上昇し続けて高圧の膨張空
間40,41を形成し、やがてピストン23およびディ
スプレーサ24は上死点に到達する。
【0029】 第5工程 上記第1電動弁30が閉鎖される一方、第2電動弁32
が開放される。そうすると、第1作動室29が圧縮機2
5の低圧側に接続される。したがって、ディスプレーサ
24の第1,第2蓄冷室38,39および膨張空間40,
41も低圧になる。 第6工程 上記中間圧室26に連通している第2作動室36は中間
圧のままであるから、ピストン23の図中上側の総ての
端面に作用する圧力と下側の端面に作用する圧力との差
圧によって、ピストン23のみが下降し始める。そし
て、やがて、ピストン23はディスプレーサ24に当接
する。以後は、上記ピストン23とディスプレーサ24
とは当接した状態で一体となって下降し続け、ピストン
23およびディスプレーサ24は下死点に到達する。そ
して、第2電動弁32が閉鎖されると第1工程に戻る。
【0030】こうして、第4工程から第5工程への膨張
過程によってディスプレーサ24の第1,第2蓄冷室3
8,39内のヘリウムガスの温度が低下し、発生した冷
熱が第1,第2蓄冷室38,39内の蓄冷材に蓄積される
のである。
【0031】(2)昇温サイクル 図3(a)には、昇温サイクル中の各工程における電動弁
30,32,37の開閉状態とディスプレーサ24内の第
1蓄冷室38および第2蓄冷室39の圧力状態を示す。
また、図3(b)には、各工程における膨張空間40,41
のPV曲線を示す。本昇温サイクルにおいては、第3電
動弁37は常時開放される。したがって、中間圧室26
は圧縮機25の高圧側に常時接続されることになり、中
間圧室26の圧力は常時高圧に保たれて第2作動室36
も高圧に保たれる。 第1工程 上記第1,第2電動弁30,32は閉鎖される。この状態
で、第1作動室29および第1,第2蓄冷室38,39は
低圧になっている。また、ピストン23およびディスプ
レーサ24は下死点に位置している。 第2工程 上記第1電動弁30が開放される。そうすると、第1作
動室29に圧縮機25からの高圧ガスが供給される。し
たがって、ディスプレーサ24の第1,第2蓄冷室38,
39にも高圧ガスが供給されて高圧になる。その際に、
第2作動室36も高圧のままであるからピストン23お
よびディスプレーサ24は下死点に固定されている。 第3工程 上記第1電動弁30が閉鎖される一方、第2電動弁32
が開放される。そうすると、第1作動室29が圧縮機2
5の低圧側に接続される。したがって、ディスプレーサ
24の第1,第2蓄冷室38,39も低圧になる。その際
に、第2作動室36は高圧のままであるから、ピストン
23およびディスプレーサ24は下死点に固定されたま
まである。そして、第2電動弁32が閉鎖される一方、
第1電動弁30が開放されると、第2工程に戻る。
【0032】こうして、上記ディスプレーサ24の往復
動を停止することによって冷却/蓄冷動作を停止し、圧
縮機25からの高温のヘリウムガスを第1,第2蓄冷室
38,39に給排することによってディスプレーサ24
を短時間に昇温するのである。したがって、上記シリン
ダ22も短時間に昇温されることになり、シリンダ22
に取り付けられた第1ステージコールドパネルや第2ス
テージコールドパネル(共に図示せず)に付着している水
や窒素や水素を急速にガス化することができるのであ
る。
【0033】上記昇温サイクルの効果は、ディスプレー
サ24を上死点に固定してディスプレーサ24の往復動
を停止することによっても得ることができる。そこで、
図4に示すように、上記構成の冷凍機21および中間圧
室26において、中間圧室26を全閉可能な第4電動弁
42が介接された管で管33における第2電動弁32の
下流側に接続して、第4電動弁42を開放することによ
って中間圧室26を低圧に保持するようにクライポンプ
を構成してもよい。そして、再生時には、第4電動弁4
2を開放することによって、中間圧室26および第2作
動室36は低圧に保たれ、第1電動弁30が開放されて
第1作動室29が高圧になるとピストン23およびディ
スプレーサ24は上死点に至る。そして、第1電動弁3
0と第2電動弁32とが交互に開閉されてもピストン2
3およびディスプレーサ24は上死点に保持されるので
ある。
【0034】上述のように、本実施の形態においては、
上記中間圧室26を、第3電動弁37が介設された管で
圧縮機25の高圧側に、あるいは、第4電動弁42が介
設された管で圧縮機25の低圧側に接続する。そして、
昇温時には、第3電動弁37あるいは第4電動弁42を
開放して中間圧室26を常時高圧あるいは低圧に保持す
るのである。こうして、上記ディスプレーサ24を下死
点あるいは上死点に固定して冷却/蓄冷動作を停止し、
第1,第2電動弁30,32を交互に開閉して圧縮機25
からの高温のヘリウムガスをディスプレーサ24の第
1,第2蓄冷室38,39に給排することによって、ディ
スプレーサ24を短時間に昇温するのである。したがっ
て、本実施の形態によれば、上記シリンダ22に取り付
けられた第1ステージコールドパネルや第2ステージコ
ールドパネルに付着している水や窒素や水素を急速にガ
ス化することができ、クライオポンプの再生時における
昇温時間を十分短縮できるのである。
【0035】<第2実施の形態>図5は、本実施の形態
におけるクライオポンプに用いられる膨張式冷凍機およ
びその冷凍機の駆動系を示す。この駆動系も、シリンダ
内のディスプレーサを圧縮機からのヘリウムガスの圧力
によって往復動させるものである。
【0036】図5において、冷凍機51のシリンダ52
内にはディスプレーサ53が嵌合されている。このディ
スプレーサ53における端面53aの中心には円柱状の
突出部53bが形成されており、この突出部53bはシリ
ンダ52の端面52a中央に設けられた円筒状の凸部5
2bに挿通されている。尚、上記シリンダ52とディス
プレーサ53との間はシールされている。
【0037】上記シリンダ52の凸部52bは、ディス
プレーサ53の突出部53bで仕切られて第1作動室5
4を形成している。そして、この第1作動室54は、全
閉可能な第1電動弁55が介接された管で圧縮機56の
高圧側に接続されている。同様に、全閉可能な第2電動
弁57が介接された管で圧縮機56の低圧側に接続され
ている。また、シリンダ52は、ディスプレーサ53の
端面53aで仕切られて第2作動室58を形成してい
る。そして、この第2作動室58は、全閉可能な第3電
動弁59が介接された管で圧縮機56の高圧側に接続さ
れている。同様に、全閉可能な第4電動弁60が介接さ
れた管で圧縮機56の低圧側に接続されている。尚、上
記第1作動室54と第2作動室58との間はシールされ
ている。
【0038】上記ディスプレーサ53内には、第2作動
室58および第3作動室(シリンダ52をディスプレー
サ24の端面53cで仕切って成る室)62に連通する蓄
冷室61が設けられ、この蓄冷室61には蓄冷材が充填
されている。
【0039】上記構成の冷凍機51は、次のように動作
して冷却サイクルおよび昇温サイクルを実現する。 (1)冷却サイクル 図6(a)には、冷却サイクル中の各工程における電動弁
55,57,59,60の開閉状態とディスプレーサ53
内の蓄冷室61の圧力を示す。また、図6(b)には、各
工程における第3作動室62で成る膨張空間のPV曲線
を示す。
【0040】 第1工程 上記第2,第4電動弁57,60は閉鎖される一方、第
1,第3電動弁55,59は開放されている。この状態
で、第1作動室54,第2作動室58および蓄冷室61
は高圧になっており、ディスプレーサ53は下死点に位
置している。 第2工程 上記第1電動弁55が閉鎖される一方、第2電動弁57
が開放される。そうすると、第1作動室54が圧縮機5
6の低圧側に接続されて、第1作動室54は低圧にな
る。一方、ディスプレーサ53の蓄冷室61から第3作
動室62にも圧縮機56からの高圧ガスが供給される。
そして、上記ディスプレーサ53の図中上側の総ての端
面に作用する圧力と下側の端面に作用する圧力との差圧
によってディスプレーサ53は上昇し始める。
【0041】 第3工程 上記圧縮機56からの高圧ガスが第2作動室58および
蓄冷室61を介して第3作動室62へ供給され続けると
ディスプレーサ53は上昇し続け、やがて上死点に至
る。 第4工程 上記第3電動弁59が閉鎖される一方、第4電動弁60
が開放される。そうすると、第2作動室58が圧縮機2
5の低圧側に接続される。したがって、ディスプレーサ
53の蓄冷室61および第3作動室62も低圧になる。 第5工程 上記第2電動弁57が閉鎖される一方、第1電動弁55
が開放される。そうすると、第1作動室54が圧縮機5
6の高圧側に接続されて、第1作動室54は高圧にな
る。一方、第2作動室58は低圧のままである。したが
って、ディスプレーサ53の図中上側の総ての端面に作
用する圧力と下側の端面に作用する圧力との差圧によっ
てディスプレーサ53は下降し始める。 第6工程 上記圧縮機56からの高圧ガスが第1作動室54に供給
され続けるとディスプレーサ53は下降し続け、やがて
下死点に到達する。そして、第4電動弁60が閉鎖され
る一方、第3電動弁59が開放されると第1工程に戻
る。
【0042】こうして、第3工程から第4工程への膨張
過程によってディスプレーサ53の蓄冷室61内のヘリ
ウムガスの温度が低下し、発生した冷熱が蓄冷室61内
の蓄冷材に蓄積されるのである。
【0043】(2)昇温サイクル 図7には、昇温サイクル中の各工程における各電動弁の
開閉状態とディスプレーサ53内の蓄冷室61の圧力状
態を示す。本昇温サイクルにおいては、第1電動弁55
は常時開放される一方、第2電動弁57は常時閉鎖され
る。したがって、第1作動室54には圧縮機56の高圧
ガスが常時供給されて高圧に保たれる。 第1工程 上記第4電動弁60が閉鎖される一方、第3電動弁59
が開放される。そうすると、第2作動室58に圧縮機5
6からの高圧ガスが供給されて、ディスプレーサ53の
蓄冷室61にも高圧ガスが供給される。その際に、第1
作動室54も高圧のままであるからディスプレーサ53
は下死点に位置している。 第2工程 上記第3電動弁59が閉鎖される一方、第4電動弁60
が開放される。そうすると、第2作動室58が圧縮機5
6の低圧側に接続される。したがって、ディスプレーサ
53の蓄冷室61も低圧になる。その際に、第1作動室
54は高圧のままであるから、ディスプレーサ53も下
死点に固定されたままである。そして、上記第4電動弁
60が閉鎖される一方、第3電動弁59が開放される
と、第1工程に戻る。
【0044】こうして、上記ディスプレーサ53の往復
動による冷却/蓄冷動作を停止して圧縮機56からの高
温のヘリウムガスを給排することによって、ディスプレ
ーサ53を短時間に昇温する。そして、シリンダ52に
取り付けられているステージコールドパネルやバッフル
(共に図示せず)に付着している水や窒素や水素を急速に
ガス化するのである。
【0045】上記昇温サイクルの効果は、図8に示すよ
うに、図7とは逆に、第1電動弁55を常時閉鎖する一
方、第2電動弁57を常時開放して、第1作動室54を
常時低圧にしてディスプレーサ53を常時上死点に保持
する。そして、第3電動弁59と第4電動弁60とを交
互に開閉することによっても得ることができる。
【0046】尚、上記ディスプレーサ53の往復動停止
は、冷凍機51の駆動系を図9あるいは図10の如く構
成しても得ることができる。すなわち、図9の場合に
は、図5に示す冷凍機51とその駆動系において、上記
第1作動室54を全閉可能な第5電動弁71が介接され
た管で圧縮機56の高圧側に接続するのである。そし
て、冷却時には、上記第5電動弁71を常時閉鎖してお
き、第1〜第4電動弁55,57,59,60を図6に示
すように開閉制御することによって、図6と同様の冷却
サイクルを実現する。これに対して、再生時には、図9
に示すように、第1,第2電動弁55,57を常時閉鎖す
る一方、第5電動弁71を常時開放して、ディスプレー
サ53を下死点に保持しておく。そして、第3電動弁5
9と第4電動弁60とを交互に開閉することによって、
圧縮機56からの高温のヘリウムガスを蓄冷室61に給
排するのである。
【0047】また、図10の場合には、上記第1作動室
54を全閉可能な第6電動弁72が介接された管で圧縮
機56の低圧側に接続するのである。そして、冷却時に
は、上記第6電動弁72を常時閉鎖しておき、第1〜第
4電動弁55,57,59,60を図6に示すように開閉
制御することによって、図6と同様の冷却サイクルを実
現する。これに対して、再生時には、図10に示すよう
に、第1,第2電動弁55,57を常時閉鎖する一方、第
6電動弁72を常時開放して、ディスプレーサ53を上
死点に保持しておく。そして、第3電動弁59と第4電
動弁60とを交互に開閉することによって、圧縮機56
からの高温のヘリウムガスを蓄冷室61に給排するので
ある。
【0048】尚、上記各実施の形態においては、圧縮機
からの高圧ガスによってディスプレーサを駆動するよう
にしているが、例えばクランク機構等による機械駆動の
場合であっても差し支えない。但し、その場合には、デ
ィスプレーサの往復動機構とディスプレーサ内の蓄冷室
への高圧ガスの給排機構とは互いに独立して動作させ
て、ディスプレーサの往復動を停止しても上記蓄冷室へ
の高圧ガスの給排を行うことができるようにしておく必
要がある。
【0049】また、上記各実施の形態においては、図1
1に示すように、ポンプケースに窒素ガス導入口を設け
て常温または高温の窒素ガスを注入すること、第1ステ
ージあるいは第2ステージにヒータを巻き付けて第1,
第2ステージコールドパネルおよびバッフルを直接昇温
すること、ポンプケースの外周囲にバンドヒータを巻き
付けてポンプケース内の空間全体を昇温することの何れ
かを、併用しても差し支えない。
【0050】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のクライオポンプは、再生時には、ディスプレー
サ固定手段によって、ディスプレーサを上死点あるいは
下死点に固定し、ガス給排手段によって、上記固定され
たディスプレーサ内の蓄冷室に圧縮機からの高圧ガスを
給排するので、往復動が停止されて冷却/蓄冷が停止さ
れた状態のディスプレーサ内に高圧ガスを給排すること
ができ、上記ディスプレーサおよびこのディスプレーサ
を内嵌している膨張シリンダを急速に昇温することがで
きる。したがって、上記膨張シリンダのヒートステージ
に取り付けられたコールドパネルを急速に昇温して、付
着している水や窒素や水素を短時間にガス化できる。す
なわち、この発明によれば、再生時における昇温時間を
十分短縮できるのである。
【0051】また、請求項2に係る発明のクライオポン
プにおけるディスプレーサ固定手段は、中間圧室と圧縮
機の高圧側とを接続する管に介設された開閉弁を開放し
て、上記中間圧室を介して上記膨張シリンダの一端に圧
縮機からの高圧ガスを供給することによって、ディスプ
レーサを上死点あるいは下死点に固定するので、上記デ
ィスプレーサを往復動させる駆動系としての中間圧室を
利用した簡単な流体回路で上記ディスプレーサの往復動
を固定できる。
【0052】また、請求項3に係る発明のクライオポン
プにおけるディスプレーサ固定手段は、中間圧室と圧縮
機の低圧側とを接続する管に介設された開閉弁を開放し
て、上記中間圧室を介して上記膨張シリンダの一端を低
圧にすることによって、ディスプレーサを上死点あるい
は下死点に固定するので、上記ディスプレーサを往復動
させる駆動系としての中間圧室を利用した簡単な流体回
路で上記ディスプレーサの往復動を固定できる。
【0053】また、請求項4に係る発明のクライオポン
プにおけるディスプレーサ固定手段は、膨張シリンダの
一端と圧縮機の高圧側とを接続する管に介設された開閉
弁を開放して、上記膨張シリンダの一端に上記圧縮機か
らの高圧ガスを供給することによって、上記ディスプレ
ーサを上死点あるいは下死点に固定するので、冷却時に
上記膨張シリンダに高圧ガスを供給する圧縮機を用いた
簡単な流体回路で上記ディスプレーサの往復動を固定で
きる。
【0054】また、請求項5に係る発明のクライオポン
プにおけるディスプレーサ固定手段は、膨張シリンダの
一端と圧縮機の低圧側とを接続する管に介設された開閉
弁を開放して、上記膨張シリンダの一端を低圧にするこ
とによって、上記ディスプレーサを上死点あるいは下死
点に固定するので、冷却時に上記膨張シリンダに高圧ガ
スを供給する圧縮機を用いた簡単な流体回路で上記ディ
スプレーサの往復動を固定できる。
【0055】また、請求項6に係る発明のクライオポン
プは、膨張シリンダのヒートステージに巻き付けられた
ヒータと、上記ポンプケースに巻き付けられたバンドヒ
ータと、上記ポンプケースに設けられた窒素ガス供給手
段の少なくとも一つを備えているので、請求項1に係る
発明の効果に加えて、ヒートステージに巻き付けられた
ヒータをオンすること、あるいは、ポンプケースに巻き
付けられたバンドヒータをオンすること、あるいは、窒
素ガス供給手段によってポンプケース内に高温の窒素ガ
スを供給することによって、再生時における昇温時間を
さらに短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクライオポンプに用いられる冷凍機
の駆動系を示す図である。
【図2】図1に示す駆動系における冷却サイクル中の各
電動弁の開閉状態とディスプレーサ内の蓄冷室の圧力状
態を示す図、および、膨張空間のPV曲線を示す図であ
る。
【図3】図1に示す駆動系における昇温サイクル中の各
電動弁の開閉状態とディスプレーサ内の蓄冷室の圧力状
態を示す図、および、膨張空間のPV曲線を示す図であ
る。
【図4】図1とは異なる駆動系を示す図である。
【図5】図1および図4とは異なる冷凍機の駆動系を示
す図である。
【図6】図5に示す駆動系における冷却サイクル中の各
電動弁の開閉状態とディスプレーサ内の蓄冷室の圧力状
態を示す図、および、膨張空間のPV曲線を示す図であ
る。
【図7】図5に示す駆動系における昇温サイクル中の各
電動弁の開閉状態とディスプレーサ内の蓄冷室の圧力状
態を示す図である。
【図8】図7とは異なる昇温サイクルにおける各電動弁
の開閉状態とディスプレーサ内の蓄冷室の圧力状態を示
す図である。
【図9】図5とは異なる駆動系における昇温サイクル中
の各電動弁の開閉状態とディスプレーサ内の蓄冷室の圧
力状態を示す図である。
【図10】図5および図9とは異なる駆動系における昇
温サイクル中の各電動弁の開閉状態とディスプレーサ内
の蓄冷室の圧力状態を示す図である。
【図11】クライオポンプの構造を示す図である。
【符号の説明】
21,51…冷凍機、 22,52…シリ
ンダ、23…ピストン、 24,53
…ディスプレーサ、25,56…圧縮機、
26…中間圧室、29,54…第1作動室、30,3
2,37,42,55,57,59,60,71,72…電動
弁、34,35…絞り弁、 36,58…
第2作動室、38,39,61…蓄冷室、 40
…第1膨張室、41…第2膨張室、 6
2…第3作動室。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(25,56)および膨張シリンダ
    (22,52)を有する膨張式冷凍機(21,51)と上記膨
    張シリンダ(22,52)のヒートステージに取り付けら
    れたコールドパネルを、ポンプケースに収納して成るク
    ライオポンプにおいて、 上記膨張シリンダ(22,52)に内嵌されて往復動する
    ディスプレーサ(24,53)を上死点あるいは下死点に
    固定するディスプレーサ固定手段と、 上記ディスプレーサ固定手段によって上死点あるいは下
    死点に固定されたディスプレーサ(24,53)内の蓄冷
    室(38,39,61)に、上記圧縮機(25,56)からの
    高圧ガスを給排するガス給排手段(30,32,59,6
    0)を備えたことを特徴とするクライオポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクライオポンプにおい
    て、 上記ディスプレーサ固定手段は、 上記圧縮機(25)の高圧側の圧力と低圧側の圧力の中間
    圧に保たれると共に、上記膨張シリンダ(22)の一端に
    連通された中間圧室(26)と、 開閉弁(37)が介設されて、上記中間圧室(26)と圧縮
    機(25)の高圧側とを接続する管を備えていることを特
    徴とするクライオポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のクライオポンプにおい
    て、 上記ディスプレーサ固定手段は、 上記圧縮機(25)の高圧側の圧力と低圧側の圧力の中間
    圧に保たれると共に、上記膨張シリンダ(22)の一端に
    連通された中間圧室(26)と、 開閉弁(42)が介設されて、上記中間圧室(26)と圧縮
    機(25)の低圧側とを接続する管を備えていることを特
    徴とするクライオポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のクライオポンプにおい
    て、 上記ディスプレーサ固定手段は、 開閉弁(55,71)が介設されて、上記膨張シリンダ(5
    2)の一端と圧縮機(56)の高圧側とを接続する管を備
    えていることを特徴とするクライオポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のクライオポンプにおい
    て、 上記ディスプレーサ固定手段は、 開閉弁(57,72)が介設されて、上記膨張シリンダ(5
    2)の一端と圧縮機(56)の低圧側とを接続する管を備
    えていることを特徴とするクライオポンプ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のクライオポンプにおい
    て、 上記膨張シリンダ(22,52)のヒートステージに巻き
    付けられたヒータと、 上記ポンプケースに巻き付けられたバンドヒータと、 上記ポンプケースに設けられた窒素ガス供給手段の少な
    くとも一つを備えたことを特徴とするクライオポンプ。
JP13322796A 1996-05-28 1996-05-28 クライオポンプ Pending JPH09317640A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185480A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット
US10273949B2 (en) 2013-02-18 2019-04-30 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cryopump and method of operating the cryopump

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