JPH09315688A - 巻取ロール保管装置 - Google Patents
巻取ロール保管装置Info
- Publication number
- JPH09315688A JPH09315688A JP16231696A JP16231696A JPH09315688A JP H09315688 A JPH09315688 A JP H09315688A JP 16231696 A JP16231696 A JP 16231696A JP 16231696 A JP16231696 A JP 16231696A JP H09315688 A JPH09315688 A JP H09315688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- take
- rollers
- winding
- stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Winding Of Webs (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Abstract
管でき、保管中に巻取ロールを回転させるための駆動装
置の小型化を図ることができる巻取ロール保管装置を提
供する。 【解決手段】 プラスチックフィルムをその幅より長い
巻軸Cのまわりにロール状に巻いた巻取ロールRを保管
する巻取ロール保管装置において、前記巻軸C両端部の
下面をそれぞれ支持する各一対のコロ1、1と、順次、
各所定時間ずつの正転、停止、逆転及び停止からなる動
作を繰り返すように前記コロ1を回転駆動する駆動装置
4とを備える。
Description
ルムを巻軸のまわりにロール状に巻いた巻取ロールを水
平な姿勢で保管する巻取ロール保管装置に関する。この
巻取ロール保管装置は、製膜装置から送り出されたプラ
スチックフィルムの巻取ロールをスリッターリワインダ
ーや他の処理装置へ供給するまで保管するためのもので
ある。また上記巻取ロールの巻軸はプラスチックフィル
ム幅より少し長いため、その両端部が巻取ロール端面か
ら突出している。
には、巻取ロールが保管中に重力によって巻軸長手直角
方向の断面が楕円状になるよう変形したり局部的にしわ
が生じたりするのを防ぐために、巻軸長手直角方向に水
平に伸びた一対の梁上の、各巻取ロールに対応する位置
にそれぞれ一対のコロを設け、この各一対のコロで巻取
ロールの巻軸両端部の下面を支持し、保管中にコロをモ
ータにより所定の速度で回転駆動して巻取ロールを一定
方向に回転させるようにしたものがある。
ール保管装置では、コロ上の巻取ロールが巻軸と共に回
転中徐々に幅方向にずれるという問題が生じる。そし
て、これを阻止しなければ巻軸の端部がコロから脱落し
て巻取ロールが落下するので非常に危険である。そこで
巻取ロールの移動を阻止するために、例えばコロの外縁
に鍔を設けて巻軸端面に関係させるなどの機械的なスト
ッパーが必要になる。しかし、その場合、巻軸の端面が
ストッパーに当ると回転抵抗が増し、コロの回転駆動用
のモータが過負荷となったり回転不能になったりするの
で、巻取ロールの安定した回転を得るには、出力の大き
いモータを備えなければならない。それゆえ巻取ロール
を回転駆動するための駆動装置が大型となり、高価にな
る。また、出力の大きいモータを用いても、巻軸とコロ
がスリップしてコロが空回りし得る。そして上述の問題
は、保管する巻取ロールの数が多いものほど重大にな
る。
たプラスチックフィルムを巻き取るための巻軸は、普
通、鋼管素材から作られ、その両端部内周、端面等は巻
取装置のチャックで保持するための必要な形状に加工さ
れるが、その外周面は仕上げ加工されない。また巻取ロ
ールを支えるためのラックやコロについても、それらの
加工、組立には一定の許容される範囲内で誤差が伴う。
そして、上述の保管装置における巻取ロールの幅方向の
移動は、巻軸やコロ等の通常の加工、組立誤差等に起因
し、その移動量は巻取ロールを一定方向にのみ回転させ
ることにより累積して次第に大きくなる。
持する各一対のコロと、順次、各所定時間ずつの正方向
の回転、停止、逆方向の回転及び停止からなる動作を繰
り返すように前記コロを回転駆動する駆動装置とを備
え、巻軸の両端部を各一対のコロに載せて巻取ロールを
保管する。そして保管中に駆動装置でコロを回転駆動し
て巻取ロールを交互にほぼ1回転ずつ正転・逆転させ
る。それによって巻取ロールの幅方向のずれを減少させ
ると共に、巻取ロールが保存中に重力によって巻軸に対
し楕円状に変形するのを防ぐことができる。
図3(A)に示すように、プラスチックフィルムをその
幅より長い巻軸Cのまわりにロール状に巻いた巻取ロー
ルRを保管する巻取ロール保管装置において、前記巻軸
Cの両端部の下面をそれぞれ支持する各一対のコロ1
と、前記コロ1を回転駆動するための駆動装置4とを備
える。そして駆動装置4は前記コロ1を、図3(B)に
示す順次各所定時間ずつの正転、停止、逆転及び停止か
らなる動作を繰り返すように回転駆動する。
る。図1は巻取ロール保管装置の要部を示す概略側面
図、図2は巻取ロールの中央部を省略して示した巻取ロ
ール保管装置の概略正面図である。巻取ロール保管装置
は、複数の巻取ロールRを水平姿勢で並列に支持して保
管し、必要なときに必要な巻取ロールRを次の工程へ供
給できるようにするためのものである。この保管装置に
保管する巻取ロールRは、製膜機から送り出されたプラ
スチックフィルムをその幅より長い巻軸Cのまわりに適
度の巻き堅さとなるようロール状に巻き取って形成した
もので、そのロール端面から巻軸Cの両端部が突出して
いる。この巻取ロール保管装置には、巻軸Cの両端部下
面を支持する各一対のコロ1、1が各巻取ロールR毎に
備えてあり、各コロ1はラック2の梁2a上にそれぞれ
回転可能に支持されている。また、この実施例では巻軸
Cの落下を防ぐための一対のローラ3、3を、各巻軸C
の下部端面に対向するように、かつ垂直軸線を中心にそ
れぞれ回転可能に梁2a上に設けて万が一の場合の安全
を確保している。
駆動する駆動装置としての減速機付きモータ4が備えて
ある。この減速機付きモータ4はモータ本体4aと減速
機4bからなる。この実施例ではモータ本体4aは誘導
電動機であり、図3(A)に示す制御装置6により動作
を制御される。そして減速機4bの出力軸が巻軸Cの両
端部の4個のコロ1のうちの一つのコロ1の中心軸1a
に継手5を介して接続してある。なお必要に応じて減速
機4bの出力軸の回転を残りのコロ1にそれぞれ公知の
伝動装置により伝達するようにしてもよい。
駆動装置の駆動速度と時間との関係を示し、縦軸はコロ
1の駆動速度、横軸は時間に対応している。図3(A)
の制御装置6は公知のシーケンスコントローラからな
り、巻取ロールRの保管中、減速機付きモータ4に、図
3(B)における時刻t1からt2までの間(T1)は
正転、t2からt3までの間(T2)は停止、t3から
t4までの間(T3)は逆転、t4からt5までの間
(T4)は停止を指令し、このt1からt5までの一連
の動作指令を時刻t5以後も繰り返すことができる。ま
た時間T1、T2、T3、T4の長さは制御装置6に備
えた設定部6aで設定することができる。そして減速機
付きモータ4は、制御装置6からの指令に基づき作動
し、コロ1を、それが順次に正転、停止、逆転及び停止
からなる動作を繰り返すように駆動することができる。
置で巻取ロールRを保管するには、巻取ロールRを公知
の搬送手段で搬送して巻軸Cの両端部を各一対のコロ1
の上に載せる。そして保管中、コロ1を減速機つきモー
タ4により制御装置6からの指令に基づき回転駆動す
る。そうすると巻取ロールRは巻軸Cと共に正転、停
止、逆転、停止の一連の動作を繰り返す。
タ4によるコロ1の駆動速度を、1時間に巻軸Cが4.
4回転する速度とし、図3(B)におけるT1、T3を
前記駆動速度で巻軸Cが1回転するために必要な時間に
設定し、T2、T4をそれぞれ5秒に設定して、OPP
フィルムの巻取ロールを約10時間ないし20時間保管
した。その結果、それぞれの巻取ロールRに変形はほと
んどなく、その巻取ロールをスリッターリワインダーに
掛けて巻き戻したときプラスチックフィルム自体にも、
しわ等の品質低下を招く変形が認められなかった。
(B)の時間T1とT3とを互いに異なる長さに設定
し、巻取ロールRの回転停止時における回転角を少しず
つ変えるようにしてもよい。またT1、T3を、巻取ロ
ールRの回転角が360度を越えるような長さ、あるい
は360度より僅かに小さくなるような長さに設定して
もよい。また駆動装置は上述の実施例に限らず、複数の
巻取ロールの各々のコロへ共通のモータの回転を伝動装
置を介して伝えるようにしたものでもよい。
に正転・逆転するので、その幅方向のずれが正転時と逆
転時とで打ち消し合うように作用すると共に、それに働
く重力の方向が刻々変わる。そのため、巻取ロールをほ
とんど変形させずに保管できるだけでなく、巻取ロール
の幅方向の移動量が微少になるので、従来のように巻軸
の端面がストッパーに当たることにより回転抵抗が増し
てコロの駆動装置に長時間にわたり大きな負荷が生じる
という問題を解消できる。しかも、巻取ロールを非常に
低速で回転させても、それがほとんど変形しない。した
がって、本発明によれば巻取ロールの品質を低下させる
ことなく保管できると共に、コロの駆動装置の小型化を
図ることができる。そしてスリット工程等で巻取ロール
からプラスチックフィルムを巻き戻したとき、巻取ロー
ルの変形に起因する張力変動が非常に小さくなり、それ
による巻取不良や切断不良等を防ぐことができる。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムをその幅より長い
巻軸のまわりにロール状に巻いた巻取ロールを保管する
巻取ロール保管装置において、前記巻軸両端部の下面を
それぞれ支持する各一対のコロと、順次、各所定時間ず
つの正転、停止、逆転及び停止からなる動作を繰り返す
ように前記コロを回転駆動する駆動装置とを備えること
を特徴とする巻取ロール保管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16231696A JP3697779B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 巻取ロール保管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16231696A JP3697779B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 巻取ロール保管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315688A true JPH09315688A (ja) | 1997-12-09 |
JP3697779B2 JP3697779B2 (ja) | 2005-09-21 |
Family
ID=15752214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16231696A Expired - Fee Related JP3697779B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 巻取ロール保管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3697779B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007182324A (ja) * | 2005-12-29 | 2007-07-19 | Lg Phillips Lcd Co Ltd | ロールストッカー及びこれを利用した液晶表示装置の製造方法 |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP16231696A patent/JP3697779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007182324A (ja) * | 2005-12-29 | 2007-07-19 | Lg Phillips Lcd Co Ltd | ロールストッカー及びこれを利用した液晶表示装置の製造方法 |
US7932977B2 (en) | 2005-12-29 | 2011-04-26 | Lg Display Co., Ltd. | Roll stocker and method for fabricating liquid crystal display device using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3697779B2 (ja) | 2005-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2825457B2 (ja) | シート材の巻取装置 | |
US5301493A (en) | Steplessly adjustable pre-stretched film wrapping apparatus | |
EP0342914B1 (en) | Wrapping method and apparatus | |
JPH0853246A (ja) | ウェブの搬送装置および方法 | |
KR20120140661A (ko) | 웹 재료의 릴을 권취시키기 위한 기계 및 방법 | |
CN109789983B (zh) | 绕线装置 | |
US6739544B2 (en) | Winding roll presser device and long material winding method | |
JPH09315688A (ja) | 巻取ロール保管装置 | |
JPS6236946B2 (ja) | ||
EP1560775B1 (en) | Unwinding device for reels of web material with dual drive mechanism and relative unwinding method | |
JP2683892B2 (ja) | 偏心原反ロールの等速巻出し駆動制御方法 | |
CN100522768C (zh) | 层压板卷拆卷装置和用于胶合板的生产方法 | |
US3266744A (en) | Web holding device for rewinder | |
JP7084506B2 (ja) | シート供給装置及びシート供給方法 | |
JP2003146497A (ja) | シート材の巻取装置 | |
JP2560110B2 (ja) | 多軸ロータリー式巻取機 | |
KR100194515B1 (ko) | 이축 권취기의 장력 제어방법 및 장치 | |
JPH0523743A (ja) | 巻取装置 | |
CN111683886B (zh) | 片体供给方法以及片体供给装置 | |
JPS60262766A (ja) | スリツタの巻取駆動装置 | |
JPH05254731A (ja) | 線材の巻線方法及び装置 | |
JP2549345Y2 (ja) | 長尺材料の送り出し装置 | |
JP2003159692A (ja) | 紙継装置 | |
JP2001246416A (ja) | 巻き取りリール自動切り替え装置 | |
JP3830178B2 (ja) | スリッタの巻取装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050627 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080715 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090715 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090715 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110715 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120715 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130715 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |