JPH09315688A - 巻取ロール保管装置 - Google Patents

巻取ロール保管装置

Info

Publication number
JPH09315688A
JPH09315688A JP16231696A JP16231696A JPH09315688A JP H09315688 A JPH09315688 A JP H09315688A JP 16231696 A JP16231696 A JP 16231696A JP 16231696 A JP16231696 A JP 16231696A JP H09315688 A JPH09315688 A JP H09315688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
take
rollers
winding
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16231696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3697779B2 (ja
Inventor
Akira Kataoka
▲晧▼ 片岡
Takeshi Kataoka
雄 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kataoka Machine Co Ltd, Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd filed Critical Kataoka Machine Co Ltd
Priority to JP16231696A priority Critical patent/JP3697779B2/ja
Publication of JPH09315688A publication Critical patent/JPH09315688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3697779B2 publication Critical patent/JP3697779B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取ロールをほとんど変形させることなく保
管でき、保管中に巻取ロールを回転させるための駆動装
置の小型化を図ることができる巻取ロール保管装置を提
供する。 【解決手段】 プラスチックフィルムをその幅より長い
巻軸Cのまわりにロール状に巻いた巻取ロールRを保管
する巻取ロール保管装置において、前記巻軸C両端部の
下面をそれぞれ支持する各一対のコロ1、1と、順次、
各所定時間ずつの正転、停止、逆転及び停止からなる動
作を繰り返すように前記コロ1を回転駆動する駆動装置
4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムを巻軸のまわりにロール状に巻いた巻取ロールを水
平な姿勢で保管する巻取ロール保管装置に関する。この
巻取ロール保管装置は、製膜装置から送り出されたプラ
スチックフィルムの巻取ロールをスリッターリワインダ
ーや他の処理装置へ供給するまで保管するためのもので
ある。また上記巻取ロールの巻軸はプラスチックフィル
ム幅より少し長いため、その両端部が巻取ロール端面か
ら突出している。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような巻取ロール保管装置
には、巻取ロールが保管中に重力によって巻軸長手直角
方向の断面が楕円状になるよう変形したり局部的にしわ
が生じたりするのを防ぐために、巻軸長手直角方向に水
平に伸びた一対の梁上の、各巻取ロールに対応する位置
にそれぞれ一対のコロを設け、この各一対のコロで巻取
ロールの巻軸両端部の下面を支持し、保管中にコロをモ
ータにより所定の速度で回転駆動して巻取ロールを一定
方向に回転させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の巻取ロ
ール保管装置では、コロ上の巻取ロールが巻軸と共に回
転中徐々に幅方向にずれるという問題が生じる。そし
て、これを阻止しなければ巻軸の端部がコロから脱落し
て巻取ロールが落下するので非常に危険である。そこで
巻取ロールの移動を阻止するために、例えばコロの外縁
に鍔を設けて巻軸端面に関係させるなどの機械的なスト
ッパーが必要になる。しかし、その場合、巻軸の端面が
ストッパーに当ると回転抵抗が増し、コロの回転駆動用
のモータが過負荷となったり回転不能になったりするの
で、巻取ロールの安定した回転を得るには、出力の大き
いモータを備えなければならない。それゆえ巻取ロール
を回転駆動するための駆動装置が大型となり、高価にな
る。また、出力の大きいモータを用いても、巻軸とコロ
がスリップしてコロが空回りし得る。そして上述の問題
は、保管する巻取ロールの数が多いものほど重大にな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】製膜装置から送り出され
たプラスチックフィルムを巻き取るための巻軸は、普
通、鋼管素材から作られ、その両端部内周、端面等は巻
取装置のチャックで保持するための必要な形状に加工さ
れるが、その外周面は仕上げ加工されない。また巻取ロ
ールを支えるためのラックやコロについても、それらの
加工、組立には一定の許容される範囲内で誤差が伴う。
そして、上述の保管装置における巻取ロールの幅方向の
移動は、巻軸やコロ等の通常の加工、組立誤差等に起因
し、その移動量は巻取ロールを一定方向にのみ回転させ
ることにより累積して次第に大きくなる。
【0005】そこで本発明では、巻軸両端部の下面を支
持する各一対のコロと、順次、各所定時間ずつの正方向
の回転、停止、逆方向の回転及び停止からなる動作を繰
り返すように前記コロを回転駆動する駆動装置とを備
え、巻軸の両端部を各一対のコロに載せて巻取ロールを
保管する。そして保管中に駆動装置でコロを回転駆動し
て巻取ロールを交互にほぼ1回転ずつ正転・逆転させ
る。それによって巻取ロールの幅方向のずれを減少させ
ると共に、巻取ロールが保存中に重力によって巻軸に対
し楕円状に変形するのを防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の巻取ロール保管装置は、
図3(A)に示すように、プラスチックフィルムをその
幅より長い巻軸Cのまわりにロール状に巻いた巻取ロー
ルRを保管する巻取ロール保管装置において、前記巻軸
Cの両端部の下面をそれぞれ支持する各一対のコロ1
と、前記コロ1を回転駆動するための駆動装置4とを備
える。そして駆動装置4は前記コロ1を、図3(B)に
示す順次各所定時間ずつの正転、停止、逆転及び停止か
らなる動作を繰り返すように回転駆動する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は巻取ロール保管装置の要部を示す概略側面
図、図2は巻取ロールの中央部を省略して示した巻取ロ
ール保管装置の概略正面図である。巻取ロール保管装置
は、複数の巻取ロールRを水平姿勢で並列に支持して保
管し、必要なときに必要な巻取ロールRを次の工程へ供
給できるようにするためのものである。この保管装置に
保管する巻取ロールRは、製膜機から送り出されたプラ
スチックフィルムをその幅より長い巻軸Cのまわりに適
度の巻き堅さとなるようロール状に巻き取って形成した
もので、そのロール端面から巻軸Cの両端部が突出して
いる。この巻取ロール保管装置には、巻軸Cの両端部下
面を支持する各一対のコロ1、1が各巻取ロールR毎に
備えてあり、各コロ1はラック2の梁2a上にそれぞれ
回転可能に支持されている。また、この実施例では巻軸
Cの落下を防ぐための一対のローラ3、3を、各巻軸C
の下部端面に対向するように、かつ垂直軸線を中心にそ
れぞれ回転可能に梁2a上に設けて万が一の場合の安全
を確保している。
【0008】また巻取ロール保管装置にはコロ1を回転
駆動する駆動装置としての減速機付きモータ4が備えて
ある。この減速機付きモータ4はモータ本体4aと減速
機4bからなる。この実施例ではモータ本体4aは誘導
電動機であり、図3(A)に示す制御装置6により動作
を制御される。そして減速機4bの出力軸が巻軸Cの両
端部の4個のコロ1のうちの一つのコロ1の中心軸1a
に継手5を介して接続してある。なお必要に応じて減速
機4bの出力軸の回転を残りのコロ1にそれぞれ公知の
伝動装置により伝達するようにしてもよい。
【0009】図3(B)は巻取ロール保管装置における
駆動装置の駆動速度と時間との関係を示し、縦軸はコロ
1の駆動速度、横軸は時間に対応している。図3(A)
の制御装置6は公知のシーケンスコントローラからな
り、巻取ロールRの保管中、減速機付きモータ4に、図
3(B)における時刻t1からt2までの間(T1)は
正転、t2からt3までの間(T2)は停止、t3から
t4までの間(T3)は逆転、t4からt5までの間
(T4)は停止を指令し、このt1からt5までの一連
の動作指令を時刻t5以後も繰り返すことができる。ま
た時間T1、T2、T3、T4の長さは制御装置6に備
えた設定部6aで設定することができる。そして減速機
付きモータ4は、制御装置6からの指令に基づき作動
し、コロ1を、それが順次に正転、停止、逆転及び停止
からなる動作を繰り返すように駆動することができる。
【0010】上述のように構成された巻取ロール保管装
置で巻取ロールRを保管するには、巻取ロールRを公知
の搬送手段で搬送して巻軸Cの両端部を各一対のコロ1
の上に載せる。そして保管中、コロ1を減速機つきモー
タ4により制御装置6からの指令に基づき回転駆動す
る。そうすると巻取ロールRは巻軸Cと共に正転、停
止、逆転、停止の一連の動作を繰り返す。
【0011】この実施例装置において、減速機付きモー
タ4によるコロ1の駆動速度を、1時間に巻軸Cが4.
4回転する速度とし、図3(B)におけるT1、T3を
前記駆動速度で巻軸Cが1回転するために必要な時間に
設定し、T2、T4をそれぞれ5秒に設定して、OPP
フィルムの巻取ロールを約10時間ないし20時間保管
した。その結果、それぞれの巻取ロールRに変形はほと
んどなく、その巻取ロールをスリッターリワインダーに
掛けて巻き戻したときプラスチックフィルム自体にも、
しわ等の品質低下を招く変形が認められなかった。
【0012】本発明によれば、必要に応じて、図3
(B)の時間T1とT3とを互いに異なる長さに設定
し、巻取ロールRの回転停止時における回転角を少しず
つ変えるようにしてもよい。またT1、T3を、巻取ロ
ールRの回転角が360度を越えるような長さ、あるい
は360度より僅かに小さくなるような長さに設定して
もよい。また駆動装置は上述の実施例に限らず、複数の
巻取ロールの各々のコロへ共通のモータの回転を伝動装
置を介して伝えるようにしたものでもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明では、保管中に巻取ロールが交互
に正転・逆転するので、その幅方向のずれが正転時と逆
転時とで打ち消し合うように作用すると共に、それに働
く重力の方向が刻々変わる。そのため、巻取ロールをほ
とんど変形させずに保管できるだけでなく、巻取ロール
の幅方向の移動量が微少になるので、従来のように巻軸
の端面がストッパーに当たることにより回転抵抗が増し
てコロの駆動装置に長時間にわたり大きな負荷が生じる
という問題を解消できる。しかも、巻取ロールを非常に
低速で回転させても、それがほとんど変形しない。した
がって、本発明によれば巻取ロールの品質を低下させる
ことなく保管できると共に、コロの駆動装置の小型化を
図ることができる。そしてスリット工程等で巻取ロール
からプラスチックフィルムを巻き戻したとき、巻取ロー
ルの変形に起因する張力変動が非常に小さくなり、それ
による巻取不良や切断不良等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略側面図である。
【図2】本発明の一実施例の概略正面図である。
【図3】本発明の一実施例における駆動装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
C 巻軸 R 巻取ロール 1 コロ 2 ラック 4 駆動装置(減速機付きモータ) 6 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムをその幅より長い
    巻軸のまわりにロール状に巻いた巻取ロールを保管する
    巻取ロール保管装置において、前記巻軸両端部の下面を
    それぞれ支持する各一対のコロと、順次、各所定時間ず
    つの正転、停止、逆転及び停止からなる動作を繰り返す
    ように前記コロを回転駆動する駆動装置とを備えること
    を特徴とする巻取ロール保管装置。
JP16231696A 1996-06-03 1996-06-03 巻取ロール保管装置 Expired - Fee Related JP3697779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16231696A JP3697779B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 巻取ロール保管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16231696A JP3697779B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 巻取ロール保管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09315688A true JPH09315688A (ja) 1997-12-09
JP3697779B2 JP3697779B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=15752214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16231696A Expired - Fee Related JP3697779B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 巻取ロール保管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3697779B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182324A (ja) * 2005-12-29 2007-07-19 Lg Phillips Lcd Co Ltd ロールストッカー及びこれを利用した液晶表示装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182324A (ja) * 2005-12-29 2007-07-19 Lg Phillips Lcd Co Ltd ロールストッカー及びこれを利用した液晶表示装置の製造方法
US7932977B2 (en) 2005-12-29 2011-04-26 Lg Display Co., Ltd. Roll stocker and method for fabricating liquid crystal display device using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3697779B2 (ja) 2005-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2825457B2 (ja) シート材の巻取装置
US5301493A (en) Steplessly adjustable pre-stretched film wrapping apparatus
EP0342914B1 (en) Wrapping method and apparatus
JPH0853246A (ja) ウェブの搬送装置および方法
KR20120140661A (ko) 웹 재료의 릴을 권취시키기 위한 기계 및 방법
CN109789983B (zh) 绕线装置
US6739544B2 (en) Winding roll presser device and long material winding method
JPH09315688A (ja) 巻取ロール保管装置
JPS6236946B2 (ja)
EP1560775B1 (en) Unwinding device for reels of web material with dual drive mechanism and relative unwinding method
JP2683892B2 (ja) 偏心原反ロールの等速巻出し駆動制御方法
CN100522768C (zh) 层压板卷拆卷装置和用于胶合板的生产方法
US3266744A (en) Web holding device for rewinder
JP7084506B2 (ja) シート供給装置及びシート供給方法
JP2003146497A (ja) シート材の巻取装置
JP2560110B2 (ja) 多軸ロータリー式巻取機
KR100194515B1 (ko) 이축 권취기의 장력 제어방법 및 장치
JPH0523743A (ja) 巻取装置
CN111683886B (zh) 片体供给方法以及片体供给装置
JPS60262766A (ja) スリツタの巻取駆動装置
JPH05254731A (ja) 線材の巻線方法及び装置
JP2549345Y2 (ja) 長尺材料の送り出し装置
JP2003159692A (ja) 紙継装置
JP2001246416A (ja) 巻き取りリール自動切り替え装置
JP3830178B2 (ja) スリッタの巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050627

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080715

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090715

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090715

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110715

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120715

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130715

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees