JPH09315687A - 玉揚方法及びその装置 - Google Patents

玉揚方法及びその装置

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JPH09315687A
JPH09315687A JP13869096A JP13869096A JPH09315687A JP H09315687 A JPH09315687 A JP H09315687A JP 13869096 A JP13869096 A JP 13869096A JP 13869096 A JP13869096 A JP 13869096A JP H09315687 A JPH09315687 A JP H09315687A
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博志 美馬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージの排出や巻取管の装着などに適し
た位置に巻取管支持部材を位置させる。 【解決手段】 クレードル16により支持され綾振ドラ
ム8に接触しているパッケージPを排出し、新たな紙管
12を装着する玉揚機構95によって玉揚を行う方法で
ある。玉揚機構95の玉揚動作に関連して、クレードル
16を綾振ドラム8に対して接近・離反させる。玉揚機
構95からの各動作信号によりクレードル16を作動さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻き上がったパッ
ケージを玉揚げするための玉揚方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図15に示すように、自動ワインダ等に
備えられる玉揚装置1は、ワインディングユニット2の
並設方向に沿って走行する台車として形成され、クレー
ドル3を開くことで満巻となったパッケージPを後方に
転がして、排出コンベア4上に載置させるようになって
いる。そして紙管ストッカー5に保持されている紙管6
をチャッカー(図示せず)によってクレードル3に支持
させると共に、その紙管6に給糸ボビン7の糸Yを掛け
て巻取を再開させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の玉揚装
置は、図16に示すように、玉揚げされるパッケージP
を綾振ドラム8にて回転駆動させ、綾振ドラム8とフィ
ラー9との間で、左右にトラバースする糸Yを糸拾いガ
イド10に入れ、その糸Yを切断すると共に、ボビン側
の糸(下糸)Yを保持して新しい紙管6への糸掛けに供
するようになっている。すなわちパッケージPから大き
く離れた位置で糸Yの捕捉を行うので、糸拾いミスが生
じ易く、糸拾いガイド10に糸Yを入れるまでの時間が
長く掛かり、玉揚処理時間が長くなるという問題があっ
た。またパッケージPの排出及び新たな紙管6の装着
は、クレードル3がリフトした一定の位置で行うので、
パッケージPを落下により痛めたり、台車側から延びる
チャッカーの機構が複雑化するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、巻取管支持部材により支持され駆動ドラムに接
触しているパッケージを排出し、新たな巻取管を装着す
る玉揚機構によって玉揚を行う方法において、玉揚機構
の玉揚動作に関連して、巻取管支持部材を駆動ドラムに
対して接近・離反させるものである。また玉揚機構から
の各動作信号により巻取管支持部材が作動するものであ
る。さらに玉揚機構が給糸ボビンからパッケージにつな
がる糸を捕捉する時に、巻取管支持部材が駆動ドラムに
対して離反することが好ましい。そして玉揚機構がパッ
ケージを排出する時に、巻取管支持部材が上記駆動ドラ
ムに対して接近することが好ましい。また巻取管支持部
材が駆動ドラムに接近する時に、給糸ボビンからの糸の
弛みを取ることが好ましい。さらに玉揚機構が巻取管支
持部材に新たな巻取管を装着させる時に、巻取管支持部
材が駆動ドラムに対して離反することが好ましい。
【0005】また本発明は、上記方法を実施するための
装置であって、パッケージを支持して駆動ドラムに適宜
接触させる巻取管支持部材と、巻取管支持部材からパッ
ケージを排出し、新たな巻取管を装着する玉揚機構と、
玉揚機構の玉揚動作に関連して、巻取管支持部材を駆動
ドラムに対して接近・離反させる駆動手段とを備えたも
のである。この装置において、玉揚機構の動作信号によ
り駆動手段を作動させるための信号伝達手段が備えられ
ることが好ましい。また玉揚機構は、巻取管支持部材が
駆動ドラムに対して接近したときに給糸ボビンからの糸
の弛みを取る糸取手段を有したものであることが好まし
い。さらに玉揚機構が、巻取管支持部材の駆動ドラムに
対する接近位置及び離反位置において巻取管着脱動作を
行わせる開閉手段を有したものであることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0007】まず図1によって、自動ワインダに適用し
た場合の本発明の玉揚装置を説明する。この玉揚装置
は、複数のワインディングユニットにより構成された自
動ワインダの各ワインディングユニット11にて巻き上
がったパッケージPを、新しい紙管(巻取管)12と交
換するためのものであって、パッケージPを支持して綾
振ドラム(駆動ドラム)8に適宜接触させる巻取管支持
部材たるクレードル16と、クレードル16に支持され
ているパッケージPを排出し、新たな紙管12を装着す
る玉揚機構95と、玉揚機構95の玉揚動作に関連し
て、クレードル16を綾振ドラム8に対して接近・離反
させる駆動手段96とにより主として構成されている。
玉揚機構95は、ユニット並設方向に沿って走行する走
行台車13に、パッケージPと綾振ドラム8との間の糸
Yを拾う糸取手段14と、糸取手段14によって拾われ
た糸Yをカットすると共に給糸側の糸(下糸)Yを保持
するクランプカッター15と、パッケージPを支持して
いるクレードル16を適宜開閉させるための開閉手段た
るクレードルオープナー17と、紙管12をクレードル
16に供給するための紙管供給手段18とが設けられて
構成されている。
【0008】綾振ドラム8は、ワインディングユニット
11の上部に設けられ、図2(b)に示すように、円柱
状ドラムの周面に綾振溝8aを形成したものであり、こ
の綾振溝8aにより、フィラー9を経由した給糸ボビン
の糸Yをトラバースさせると共に、パッケージP或いは
空のパッケージである巻取管12に摩擦接触してこれを
回転駆動させ、糸YをパッケージPに巻き取るようにな
っている。クレードル16は、綾振ドラム8のユニット
背面側R近傍に設けられ、テーパー状の紙管12の一端
(小径側)を支持する固定アーム19と、紙管12の他
端(大径側)を支持する係脱方向に開閉自在の可動アー
ム21とで構成されている。各アーム19,21の先端
には、紙管12の各端部に係合するベアリングセンター
20が設けられている。そしてこれらアーム19,21
の基端が、ワインディングユニット11の上部背面側に
配置された支軸22に取り付けられている。可動アーム
21は、支軸22から適宜屈折して延びた基部21a
と、基部21aに開閉軸23を介して連結された可動部
21bとで成る。そして可動部21bの側端にはクレー
ドルハンドル24が一体的に取り付けられている。クレ
ードルハンドル24は、そのハンドル部24aがユニッ
ト前面側Fに延出され、前方に向かうに従って緩やかに
拡径する細長い円錐状に形成されている。すなわちパッ
ケージ糸層の多少にかかわらずハンドル操作が容易にで
きる形状となっている。支軸22にはユニット前面側F
に且つ下方に延びたレバー73が取り付けられ、その先
端にエアシリンダー25が連結されている。すなわちこ
れらレバー73及びエアシリンダーによって駆動手段9
6が構成されている。エアエアシリンダー25は、一対
のエア給排口26,27を有したシリンダー28と、シ
リンダー28内のピストン29に連結されたピストンロ
ッド30とで構成されている。そしてピストンロッド3
0の先端がピン31を介してレバー73に軸支されてい
ると共に、シリンダー28の基端は支軸22と並行な軸
32により揺動自在に支持されている。すなわちエア給
排口26,27に備えられた電磁バルブ(図示せず)の
動作により、ピストン29により仕切られた上下シリン
ダ室にそれぞれエアを給排させることで、ピストンロッ
ド30を進退させ、レバー73を適宜揺動させるように
なっている。このエア給排制御によって、クレードル1
6を、パッケージ(P)が綾振ドラム8に対して接触す
る下降状態、綾振ドラム8から離れて略直立するまで展
開した上昇状態に保持すると共に、エアダンパとして綾
振ドラム8に対する接圧を調節できるようになってい
る。なおクレードル16は、図示省略したばねによって
綾振ドラム8にパッケージPが接触する方向に付勢され
ている。
【0009】このほかワインディングユニット11に
は、その背面側Rにおいてユニット並設方向に延びたパ
ッケージコンベア33が設けられ、クレードル16の下
方との間に適宜傾斜したガイドプレート34が掛け渡さ
れている。またワインディングユニット11の背面側R
には適宜屈折しつつ上方に起立されたピラー35が設け
られている。ピラー35の上部には並設方向に延びた上
下一対の走行用レール36,37が取り付けられてい
る。このうち上レール36は、断面コ字状に形成され、
下方に開口した状態でピラー前面に取り付けられてい
る。また下レール37は、断面矩形を呈してユニット前
面側Fに突出され、その前端面が上レール36の前端に
揃えられている。
【0010】次に、玉揚機構95の走行台車13は、側
面から見て下向きの略L字状を呈するように形成されて
いる。すなわちワインディングユニット11の上方に位
置する水平部分13aと、ワインディングユニット11
の前面に揃うように垂下する垂直部分13bとを有し、
これらが傾斜部分13cを介して一連のものとなってい
る。また図12に示すように、正面から見て左右両側の
側部フレーム38は、適宜幅のボックス状に区画形成さ
れている。水平部分13aのユニット背面側Rの上方に
は、上下方向の軸回りに回転自在の一対の車輪39が設
けられ、その間に上レール36のフランジを挟むように
なっている。この車輪39は、走行方向に間隔を隔てて
二組配置されている。またユニット背面側Rの下方に
は、下レール37の上面に係合し水平方向の軸回りに回
転自在な車輪40が設けられ、走行台車13の水平部分
13aに配設された走行用モーター41にスプロケット
42及びチェーン43で連結されている。またこの車輪
40の近傍には、上下方向の軸回りに回転自在のガイド
車輪44が設けられ、下レール37の前面に係合するよ
うになっている。すなわち走行台車13は、これら車輪
39,40,44を介して走行用レール36,37に支
持されている。そして走行台車13の全体の大きさは、
走行用レール36,37に支持された状態で、垂直部分
13bの下端がワインディングユニット11の上方に適
宜隔てられる程度に形成されている。
【0011】図2及び図13にも示すように、糸取手段
14は、走行台車13の垂直部分13bの下端に設けら
れた軸体45によって揺動自在に支持されたガイドアー
ム46と、ガイドアーム46の揺動端に設けられたガイ
ドワイヤー47とで構成されている。軸体45は、走行
台車13の側部フレーム38の内側面に水平に片持ちさ
れたスリーブ48の内部に設けられ、このスリーブ48
に回転自在に保持されている。軸体45の先端は、走行
台車13の走行方向略中央の位置まで延出されている。
ガイドアーム46は、上側が開口した断面コ字状のフレ
ームとして形成され、その基端が軸体45の先端に固定
されて、これと直角な方向に、略ユニット背面側Rに延
出されている。そして軸体45の回転により、斜め上方
に延びる格納位置(図1の状態)から斜め下方に延びる
下降位置(図2の状態)までの範囲で、上下方向に揺動
するようになっている。ガイドワイヤー47は、先端が
鉤状に曲げられた所定長さの細いロッドとして形成さ
れ、基端に揺動用モーター49の出力軸が連結されてい
る。揺動用モーター49は、断面コ字状のブラケット5
0のウエブに固定されている。このブラケット50は、
そのフランジが取付軸51によってガイドアーム46の
先端に軸支されている。すなわちガイドワイヤー47
は、ガイドアーム46の揺動により基端の高さが位置決
めされると共に、揺動用モーター49の駆動によって取
付軸51と直交する方向の軸52回りに揺動するように
なっている。
【0012】一方軸体45の軸心位置にはシャフト53
が設けられ、相対回転自在となっている。そしてガイド
アーム46の内部には、長手方向両端に配置された一対
のスプロケット54,55と、これに噛み合う無端チェ
ーン56が設けられている。アーム基端側のスプロケッ
ト54にはシャフト53の先端が取り付けられ、アーム
先端側のスプロケット55には取付軸51が連結されて
いる。すなわちシャフト53の回転がスプロケット5
4,55及び無端チェーン56を介してブラケット50
に伝達されることで、ガイドワイヤー47が取付軸51
を中心に展開し、ガイドアーム46に略重なる折り畳み
状態(図1参照)と、ガイドアーム46の先端から直線
状に伸展する延出状態(図2参照)とに保持されるよう
になっている。そしてガイドアーム46が下降しガイド
ワイヤー47が伸展した状態にあっては、図2に示した
ように揺動用モーター49の軸(52)がパッケージP
へ向くように位置される。すなわちガイドワイヤー47
は、パッケージPと綾振ドラム8との間の糸Yを横断し
て左右移動(綾振ドラム8の軸方向に移動)するように
なっている。
【0013】また図13に示したように、軸体45及び
シャフト53の基端は、走行台車13の側部フレーム3
8内に延出され、これに回転駆動力を与えるための駆動
機構57が備えられている。この駆動機構57は、軸体
45及びシャフト53の基端にそれぞれ取り付けられた
ギヤ58,59と、これらギヤ58,59にそれぞれ噛
合する円弧状の歯部60を有した一対のセグメントギヤ
61,62と、走行台車13の水平部分13aに設けら
れたカム軸モーター63と、その出力軸に連結するカム
軸64に取り付けられた一対のカム65,66と、これ
らカム65,66に係合してそれぞれ適宜揺動する二本
のカムレバー67,68と、カムレバー67,68の揺
動端とセグメントギヤ61,62の基端部とをそれぞれ
適宜連結する二本のロッド69,70とで構成されてい
る。すなわちカム軸モーター63の回転により軸体45
及びシャフト53が回転駆動されて、ガイドアーム46
の揺動とガイドワイヤー47の屈伸とが連携して行われ
るようになっている。
【0014】なおこの糸取手段14は、パッケージPと
綾振ドラム8との間の糸Yを拾うほか、図3に示すよう
に、クレードル16が綾振ドラム8に接近するときに、
給糸ボビン7からパッケージPにつながっている糸Yが
弛まないように、糸Yを引っ掛けた状態で上昇するよう
になっている。また図6及び図7に示すように、クラン
プカッター15によって保持された糸Yを適宜案内し
て、紙管12とクレードル16のベアリングセンター2
0との間に挟持させるものである。さらに図9及び図1
0に示すように、新しい紙管12に掛けられた糸Yの糸
道を所定位置に保持して、クレードル16が綾振ドラム
8に接近するときに、給糸ボビン7からの糸Yが弛まな
いように上昇すると共に、綾振ドラム8の駆動と協動し
て紙管12にバンチ巻きを施すようになっている。
【0015】次にクランプカッター15は、走行台車水
平部分13aから略下方に延びたカッターアーム71の
先端に設けられている。カッターアーム71の基端は、
カム軸64に適宜連結された駆動軸72に取り付けられ
ている。そして図3乃至図5に示すように、ユニット前
面側Fに揺動した位置において、ガイドワイヤー47に
引っ掛けられた糸Yを切断すると同時に、切断後、給糸
側の糸を把持するようになっている。そして図6乃至図
8に示すように、ユニット背面側Rへと前進することで
この把持した糸Yを、上昇したクレードル16のベアリ
ングセンター20まで延ばすようになっている。
【0016】またクレードルオープナー17は、略三角
形を呈してクレードルハンドル24に係合する係合板7
4で成り、その三角形頂点からアーム状に延出した基端
部75が、ガイドアーム46の支軸45の近傍に並設さ
れた回動軸76に支持されている。そして図4及び図5
に示すように、走行台車13の垂直部分13b内に収容
された状態の待機位置から下方に旋回し、係合板74が
中間レバー(図示せず)の動作により適宜展開してクレ
ードルハンドル24に当接することで可動アーム21を
開き、糸Yが切断されたパッケージPをパッケージコン
ベア33上に転出するようになっている。また図8に示
すように、新しい紙管12を供給する際には、クレード
ル16が綾振ドラム8から離反した所定位置において、
可動アーム21を開閉動作させることで、紙管12及び
糸Yをクレードル16に把持させるようになっている。
【0017】次に紙管供給手段18は、紙管12を複数
本(図示例にあっては四本)保持するストッカー77
と、ストッカー77を適宜押動するストッカー押動レバ
ー78と、ストッカー77上の紙管12に適宜係合する
紙管押えロッド79とで構成されている。図14に示す
ように、ストッカー77は、紙管12の長さに相当する
幅を有した略長方形の底板80と、底板80の一側に着
脱自在に取り付けられた側板81と、この側板81に対
して長手方向に摺動自在に設けられたスライド板82と
で構成されている。底板80は、先端が紙管12の周面
に沿うような円弧状に折り曲げられている。この先端折
曲部80aは、若干下降傾斜した待機状態では、紙管1
2が脱落しないような形状となっていると共に、図9に
示すように略垂下してクレードル16に紙管12を渡す
際は、クレードル16の下降揺動に干渉しない形状とな
っている。また底板80の他側は直角に折り曲げられて
側板81に対向し、これらの間で紙管12を整列させる
ようになっている。なおこの折り曲げ側部80b及び側
板81は、先端折曲部80aから紙管一本分に相当する
間隔で隔てられている。底板80の基端は、ピラー35
に支持されたシャフト83に回動自在に支持されてい
る。底板80とシャフト83との支持構造としては、図
1に示したようにシャフト83が底板80の表面側に位
置するように構成してもよいし、図14に示したように
裏面側にブラケット84を介して支持させるようにして
もよい。またシャフト83にはねじりスプリング(図示
せず)が備えられ、底板80を上方に付勢すると共に、
先端側が僅かに下がった待機状態に維持している。さら
にシャフト83には略三角形のストッパ85が取り付け
られ、その側端面に底板80の裏面を当接させること
で、下降回動の範囲を規制している。
【0018】側板81は、横断面L字状に形成され、そ
の下面81aがボルト86にて底板80の表面側端に取
り付けられている。スライド板82は、側板81の立ち
上がり面81bの外側に重ね合わされ、長手方向に延び
た一対の長穴87が所定の間隔を隔てて形成されてい
る。この長穴87には側板81から外方に突出したピン
88が遊嵌するようになっている。そしてストッカー7
7が若干下降傾斜した待機状態では、スライド板82が
側板81よりも延出した状態となって、最も先端側に位
置した紙管12aの一端(大径側)に係合し、ストッカ
ー77における紙管保持(待機状態)を維持するように
なっている。またスライド板82の外側面には横断面コ
字状のブラケット89が取り付けられ、ストッカー押動
レバー78の先端を受ける受部を区画している。
【0019】ストッカー押動レバー78は、略直角に屈
折した板状の部材で成り、先端には受部に嵌着するロー
ラ部90が設けられていると共に、基端はシャフト83
の上方に所定の間隔を隔てて並設された支軸91に取り
付けられている。そして図8に示したように、下降する
ことによって底板80を押して、垂直近くまで傾斜位置
させるようになっている。この下降状態においては、先
頭の紙管12aが、略起立した状態のクレードル16の
ベアリングセンター20と同軸に位置されることにな
る。またスライド板82は、ストッカー押動レバー78
に拘束されているので、底板80と一体で下降するのを
阻まれ、側板81に対して後退するように移動し、図1
4(b)に示したように、紙管12aの一端側を開放し
て、クレードル16のベアリングセンター20との嵌合
を許容するようになっている。
【0020】紙管押えロッド79は、基端部がシャフト
91にブラケット92を介して支持されていると共に、
先端部91aは自由端となって直角に折り曲げられてい
る。そして待機状態にあっては、ストッカー押動レバー
78の屈折位置に取り付けられたピン93によって中央
部が支えられている。そしてストッカー押動レバー78
が下降すると、これに伴って自重により下降する途中
で、先頭の紙管12aの周面上端の部分に先端部91a
が当接して押さえるようになっている。またさらに下降
してクレードル16への紙管受け渡し位置にくると、ス
トッカー77との移動軌跡のずれにより、先端部91a
が相対的に基端側に移行し、図10にも示すように、先
頭の紙管12aとその次に位置している二番目の紙管1
2bとの間に入って、二番目以降の紙管12の落下を押
さえるようになっている。なお先頭の紙管12aをクレ
ードル16に渡した後は、図11に示すように、ストッ
カー押動レバー78が上昇することで紙管押えロッド7
9も走行台車13の水平部分13aに収納され、他方ス
トッカー77はねじりスプリングの付勢力により水平に
近い待機状態に復帰されるようになっている。
【0021】このほか図12に示したように、下レール
37には各ワインディングユニット11毎にその満管を
知らせるための投光センサー101 が設けられ、走行台車
13の水平部分13aの背面側に設けられたブラケット
94にその信号を受ける受光センサー102 が設けられて
いる。そしてこの受光センサー102 の下方近傍には玉揚
げ開始などの動作信号を発信する投光センサー103 が設
けられ、下レール37にはこの動作信号を受けてワイン
ディングユニット11側に伝達するるための受光センサ
ー104 が取り付けられている。すなわちこれらセンサー
103 ,104 によって、玉揚機構95の各動作信号により
クレードル16の駆動手段96を作動させるための信号
伝達手段が構成されている。またクレードル16の上昇
・下降のほか、パッケージブレーキのON/OFF、ド
ラムスタートのタイミング等の信号が、走行台車13側
からワインディングユニット11側へ出されるようにな
っている。また走行台車13には、インデックスプレー
ト105 を動作させるためのインデックスINソレノイド
106 と、その動作を確認するインデックスIN確認セン
サー107 とが設けられ、それぞれの近傍にはインデック
スOUTソレノイド108 及びインデックスOUT確認セ
ンサー109 が設けられている。さらに下レール37の走
行方向端部近傍にはマグネット110 が設けられ、走行台
車13のブラケット94に設けられたリードスイッチ11
1 がこれに反応して走行が停止され、方向を切り替えて
再び走行することを繰り返すようになっている。また走
行台車13の傾斜部分13cには、ユニット背面側Rに
パッケージ等の障害物の有無を検出する後方パッケージ
感知センサー112 が設けられており、障害物を感知する
と満管になったワインディングユニット11を感知して
停止しても玉揚げ動作をせずにバイパスして走行を始め
るようになっている。また走行台車13の両側部フレー
ム38には人体感知センサー113 が設けられ、障害物を
感知すると走行を停止して、障害物が無い方へ走行する
ようになっている。さらにカム軸64には図示しない原
点カム、クレードル上昇・下降信号及びドラムスタート
信号カム、パッケージブレーキタイミングカム、揺動用
モーター49の動作タイミングカム、回転方向支持カム
が設けられ、カム軸64が一回転することによりこれら
カムが作動して、玉揚げ動作が終了するようになってい
る。
【0022】次に、本発明の玉揚方法の実施の形態を、
前記玉揚装置による玉揚動作で説明する。巻取中のワイ
ンディングユニット11において満管になると、ノッテ
ィング動作が開始されると共に、これが成功するとノッ
ティング動作が停止されて、下レール37の投光センサ
ー101 が動作し、満管指令が発せられる。走行中又は停
止中の走行台車13が移動してきて受光センサー102 が
これを感知すると、走行用モーター63を高速から低速
に切り替えると同時に、インデックスINソレノイド10
6 を起動させる。走行台車13が低速で移動し、ユニッ
ト定位置まで移動すると、インデックスプレート105 が
インデックスピン(図示せず)にはまり込み、インデッ
クスIN確認センサー107 が働いて走行用モーター63
は完全に停止する。なおインデックスINソレノイド10
6 は、インデックスIN確認センサー107 が作動すると
通電を止める。
【0023】走行台車13が所定位置に停止すると、そ
のワインディングユニット11に対して玉揚げ動作を開
始する。すなわちインデックスIN確認センサー107 が
入ると、カム軸モーター63の駆動によりカム軸64が
回転し始める。そして走行台車13側からワインディン
グユニット11側へ玉揚げ開始の信号を発し、エアシリ
ンダー25の電磁バルブを動作させて、図2に示したよ
うに、上エア給排口26からエアを排出することでピス
トンロッド30を上方に伸長させる。これでレバー73
が図中時計回りに回転し、クレードル16が上昇して、
満管のパッケージPを綾振ドラム8から離す。このとき
パッケージブレーキも同時に作動させ、パッケージPの
回転を止めて糸Yの弛みを防ぐ。このワインディングユ
ニット11への信号は、走行台車13側の投光センサー
103 から下レール37の受光センサー104 への伝達にて
行う。なおパッケージブレーキは、ベアリングセンター
20を、図示省略したエアシリンダによって紙管側に付
勢することにより行われる。次に糸取手段14の揺動用
モーター49を回転させ、ガイドワイヤー47を一旦、
図2(b)において実線にて示した左方向に移動させ
る。そしてガイドアーム46を下降させて、パッケージ
Pと綾振ドラム8との間の糸Yを拾いにゆく。すなわち
ガイドアーム46が下降した後、ガイドワイヤー47を
右方向に揺動させて糸Yを引っ掛ける。
【0024】次に図3に示したように、ガイドワイヤー
47が糸Yを取ったならガイドアーム46は上昇して、
その糸Yを持ち上げ、若干ユニット背面側Rへ前進した
クランプカッター15の近くへ持っていく。このときエ
アシリンダー25の上エア給排口26にエアを供給する
ことでピストンロッド30を縮退させ、上昇していたク
レードル16を少し、或いは綾振りドラム8に接触する
ような位置まで下げ、パッケージPをガイドプレート3
4上に静かに転がすことができるようにする。この状態
で、図4に示したように、クランプカッター15は閉じ
て、ガイドワイヤー47が持ち上げてきた糸Yをカット
する共に、下糸(給糸側の糸)を把持する。次にクレー
ドルオープナー17が下降し、その開動作により係合板
74がクレードルハンドル24に係合して可動アーム2
1を倒す。これでクレードル16が開き、図5に示した
ように、パッケージPがベアリングセンター20より外
れ、自重によってガイドプレート34上を転がり、パッ
ケージコンベア33上に置かれる。このパッケージP
は、パッケージコンベア33によって機台端まで搬出さ
れる。
【0025】次に図6に示したように、クレードルオー
プナー17を戻してクレードル16を閉じると、クレー
ドル16はさらに下降して綾振ドラム8に接触する位置
まで下がる。そしてクランプカッター15は、糸Yをク
ランプしたままユニット背面側Rに前進する。クランプ
カッター15が移動する前に、ガイドアーム46は若干
下降して、ガイドワイヤー47が糸Yを引っ掛けたまま
の状態でクランプカッター15の下方まで下降して糸Y
を案内し、紙管12とベアリングセンター20との間
に、糸端が挟まれやすい状態にする。そして図7に示す
ように、クレードル16のベアリングセンター20に新
しい紙管12を装着させるために、クレードル16を上
昇させる。このときクレードルオープナー17もクレー
ドルハンドル24が掛かる位置まで上昇し、クレードル
16を開ける。
【0026】次に図8に示したように、ストッカー押動
レバー78が下降して、ストッカー77を押し下げてク
レードル16へと紙管12を持っていく。このとき紙管
押えロッド79も同時に下降して、先頭の紙管12aの
みをクレードル16に把持させるように区分けする。ス
トッカー77が下降して紙管12aがベアリングセンタ
ー20と同軸に位置されると、クレードルオープナー1
7が戻って可動アーム21を閉じさせ、その紙管12a
をチャックする。このチャックと同時に、紙管12aと
ベアリングセンター20との間で糸Yを挟む。クレード
ル13に糸Yが保持されたなら、クランプカッター15
は開いて糸端を離す。このときパッケージブレーキを効
かせて、確実にベアリングセンター20で紙管12aと
糸端を挟むようにする。
【0027】紙管12aがクレードル16に装着された
なら、図9に示したように、クレードル16を下降さ
せ、チャックした紙管12aをストッカー77の先端側
から離脱させる。また紙管押えロッド79は、二番目以
降の紙管12が落下するのを押さえる。このクレードル
16の下降に伴い、ガイドワイヤー47は、糸Yが弛ま
ないように、糸Yを引っ掛けたまま上昇し、その糸道を
クレードル16のベアリングセンター20に取り付けら
れたバンチガイド(図示せず)に沿わせる。クレードル
16が下降して綾振ドラム8に紙管12aが接触するま
でに、ドラムモータ(図示せず)が回転し始める。そし
て紙管12aが綾振ドラム8に接触すると、ガイドワイ
ヤー47により適宜な張力が付与された糸Yが紙管端部
に巻き付けられてバンチ巻きが行われる。ガイドワイヤ
ー47は、図10に示したように、バンチ巻きの進行に
伴って下降して行く。そしてバンチ巻きが終了すると、
ガイドワイヤー47は下がりながら左回転し、引っ掛け
ていた糸Yを外すと上昇して、糸Yの本巻きが開始され
る。本巻きが開始されると、図11に示すように、スト
ッカー押動レバー78の上昇によりストッカー77が原
位置に復帰すると共に、クランプカッター15、クレー
ドルオープナー17、及びガイドアーム46、ガイドワ
イヤー47がそれぞれ原位置に復帰して走行台車13内
に収容された状態になる。
【0028】カム軸64が一回転して停止すると、玉揚
げ動作は終了となり、IN状態であったインデックスO
UTソレノイド108 がONして、インデックスプレート
105がインデックスピンより外れ、インデックスOUT
確認センサー109 がONして、再び走行用モーター63
による走行台車13の走行が開始される。
【0029】このように、玉揚機構95の玉揚動作に関
連して、クレードル16を綾振ドラム8に対して接近・
離反させるようにしたので、パッケージPの排出及び紙
管12の装着などに適した位置に、クレードル16を位
置させることができる。このときのクレードル16の作
動は、センサー103 ,104 による玉揚機構95からの動
作信号の送受信で行うようにしたので、適切なタイミン
グで確実に作動させることができる。
【0030】そして糸取手段14によって糸Yを捕捉す
る時は、パッケージPを綾振ドラム8から離すようにし
たので、綾振ドラム8とパッケージPとの間の位置で、
パッケージPにできるだけ近い位置で糸Yを拾うことが
でき、糸拾いミスを防止できると共に、玉揚動作の作業
時間を短縮することができる。またこの糸捕捉動作は、
トラバースが不要であるので、給糸の残量にかかわらず
確実に糸拾いを行うことができる。また図15及び図1
6に示した従来の玉揚装置では、糸を拾い上げるとき
に、端面落ち等を防止するために綾振りドラム8の糸入
り側に設けた糸ガイドGに糸が引掛かる等といった問題
があったが、本装置ではそのような問題がない。そして
この実施の形態で示した玉揚機構95は、一つの給糸ボ
ビン(パッケージ形状を含む)の糸を一つの巻き取りパ
ッケージに巻き返す場合において特に有用である。すな
わちこの種のワインディングにおいては、定長の巻取が
終了すると給糸も交換となるので、図15及び図16に
示したトラバースにより糸拾いを行う玉揚装置では、そ
の糸拾い動作によって異品種の糸がパッケージPに多量
に巻き付けられてしまうことになる。このため従来は、
巻き付けられた異品種の糸を後工程で外すという手間が
必要であったが、本発明の玉揚装置によれば、パッケー
ジPに糸が余計に巻き付かれることはなく、後工程を簡
略化することができる。また糸取手段14として、糸道
を横断する方向に揺動するガイドワイヤー47を設けた
ので、簡単な構成にて、容易に且つ確実に糸Yを引っ掛
けて捕捉することができる。さらにこのガイドワイヤー
47により、紙管12の端部に糸Yを案内してバンチ巻
きを施すようにしたので、バンチ巻きのための糸ガイド
手段が不要になる。そしてこのときの紙管12の回転を
綾振ドラム8にて行うようにしたので、駆動ローラなど
別個の紙管回転機構は必要としない。
【0031】またパッケージPを排出する時にはクレー
ドル16を綾振ドラム8に接近させて、ガイドプレート
34に落下させる高さをできる限り低くするようにした
ので、排出の際の衝撃によってパッケージPを痛めるこ
とがない。さらに、図3及図9のようなクレードル16
が綾振ドラム8に接近する過程では、糸Yを引っ掛けた
ガイドワイヤー47を引き上げるようにしたので、給糸
ボビン7からの糸Yが弛むことがなく、その後の糸切断
やバンチ巻きを確実に行うことができる。
【0032】そしてクレードル16に新たな紙管12を
装着させる時には、綾振ドラム8から離反させるように
したので、上方のストッカー77から紙管12を供給す
る供給手段を簡単なものにすることができる。またこの
実施の形態では、紙管供給手段18として、ストッカー
押動レバー78の駆動によりクレードル16の位置まで
下降するストッカー77と、ストッカー77上の紙管1
2を押さえて先頭の紙管12aだけベアリングセンター
20に供給する紙管押えロッド79とを設けたので、紙
管12を掴んでクレードル16に供給する従来の機構は
不要になると共に、テーパー角度の異なる紙管12に広
く対応でき、極めて汎用性に富む。さらにこのように糸
取手段14及び紙管供給手段18を構成したことで、玉
揚機構95全体をコンパクトに且つ軽量にすることがで
き、据付けなどの取り扱いが容易になると共に、高速走
行が可能になって、玉揚のスピードアップが達成され
る。またクレードルオープナー17は、上下に揺動し
て、クレードル16の綾振ドラム8に対する接近位置及
び離反位置において紙管12の着脱動作を行わせるの
で、パッケージPの排出及び紙管12の把持を確実に行
わせることができる。
【0033】このほか、台車走行のための走行用レール
36,37を上下二本としたので、左右の振動に対して
強い構造となり、走行用レール36,37を軽量化する
ことができる。そしてユニット満管信号は従来のグリー
ンランプで行わず、レール上に設けた光電センサー(投
光センサー101 )にて行うようにしたので、走行中の満
管ユニットの感知を速くすることで低速領域を長くとる
ことができ、通常の走行スピードを速くすることができ
る。
【0034】なおこの実施の形態においてはストッカー
77をピラー35(ユニット側)に設けるようにした
が、走行台車13に設けるようにしてもよい。また糸取
手段14の駆動機構等は図示例に限るものではなく、ガ
イドアーム46及びガイドワイヤー47を適宜駆動させ
るものであればどのような構成であってもよい。また本
発明に適用される給糸ボビンは、図示した形状の精紡ボ
ビンだけではなく、チーズやコーン形状に巻かれたパッ
ケージ等も含むものである。
【0035】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0036】(1) 請求項1又は7の発明によれば、パッ
ケージの排出及び巻取管の装着などに適した位置に巻取
管支持部材を位置させることができる。
【0037】(2) 請求項2又は8の発明によれば、さら
に、適切なタイミングで確実に巻取管支持部材を位置さ
せることができる。
【0038】(3) 請求項3の発明によれば、さらに、パ
ッケージ近くの糸を捕捉できる。このため糸拾いミスが
防止できると共に、処理時間を短縮することができる。
【0039】(4) 請求項4の発明によれば、さらに、パ
ッケージが落下の衝撃で痛むのを防止することができ
る。
【0040】(5) 請求項5又は9の発明によれば、さら
に、給糸ボビンからの糸が弛むことがなく、その後の玉
揚動作を確実に行うことができる。
【0041】(6) 請求項6の発明によれば、さらに、紙
管を供給するための手段を簡単なものにすることができ
る。
【0042】(7) 請求項10の発明によれば、さらに、
巻取管支持部材の巻取管着脱を確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる玉揚方法及びその装置の実施
の形態を示した側面図である。
【図2】図1の糸取手段の動作を説明するための図であ
り、(a)は要部側面図、(b)は要部正面図である。
【図3】図1の糸取手段及びクランプカッターの動作を
説明するための側面図である。
【図4】図1のクランプカッター及びクレードルオープ
ナーの動作を説明するための側面図である。
【図5】図1のクランプカッター及びクレードルオープ
ナーの他の動作を説明するための側面図である。
【図6】図1の糸取手段及びクランプカッターの他の動
作を説明するための側面図である。
【図7】図1のクレードルオープナー及びクランプカッ
ターの他の動作を説明するための側面図である。
【図8】図1の紙管供給手段の動作を説明するための側
面図である。
【図9】図1の糸取手段及び紙管供給手段の他の動作を
説明するための側面図である。
【図10】図1の糸取手段の他の動作を説明するための
側面図である。
【図11】図1の玉揚動作終了時の状態を示した側面図
である。
【図12】図1の他の要部を示した斜視図である。
【図13】図1の糸取手段を示した斜視図である。
【図14】図1の紙管供給手段を示した斜視図である。
【図15】従来の玉揚装置を示した側面図である。
【図16】図15の要部正面図である。
【符号の説明】
7 給糸ボビン 8 綾振ドラム(駆動ドラム) 11 ワインディングユニット 12 紙管(巻取管) 14 糸取手段 16 クレードル(巻取管支持部材) 17 クレードルオープナー(開閉手段) 25 エアーシリンダー(駆動手段) 46 ガイドアーム 47 ガイドワイヤー 95 玉揚機構 96 駆動手段 103 投光センサー(信号伝達手段) 104 受光センサー(信号伝達手段) P パッケージ Y 糸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取管支持部材により支持され駆動ドラ
    ムに接触しているパッケージを排出し、新たな巻取管を
    装着する玉揚機構によって玉揚を行う方法において、上
    記玉揚機構の玉揚動作に関連して、上記巻取管支持部材
    を上記駆動ドラムに対して接近・離反させることを特徴
    とする玉揚方法。
  2. 【請求項2】 上記玉揚機構からの各動作信号により上
    記巻取管支持部材が作動する請求項1記載の玉揚方法。
  3. 【請求項3】 上記玉揚機構が給糸ボビンから上記パッ
    ケージにつながる糸を捕捉する時に、上記巻取管支持部
    材が駆動ドラムに対して離反する請求項1又は2に記載
    の玉揚方法。
  4. 【請求項4】 上記玉揚機構がパッケージを排出する時
    に、上記巻取管支持部材が上記駆動ドラムに対して接近
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の玉揚方法。
  5. 【請求項5】 上記巻取管支持部材が駆動ドラムに接近
    する時に給糸ボビンからの糸の弛みを取る請求項1ない
    し4のいずれかに記載の玉揚方法。
  6. 【請求項6】 上記玉揚機構が上記巻取管支持部材に新
    たな巻取管を装着させる時に、上記巻取管支持部材が上
    記駆動ドラムに対して離反する請求項1ないし5のいず
    れかに記載の玉揚方法。
  7. 【請求項7】 パッケージを支持して駆動ドラムに適宜
    接触させる巻取管支持部材と、該巻取管支持部材からパ
    ッケージを排出し、新たな巻取管を装着する玉揚機構
    と、該玉揚機構の玉揚動作に関連して、上記巻取管支持
    部材を上記駆動ドラムに対して接近・離反させる駆動手
    段とを備えたことを特徴とする玉揚装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の玉揚装置において、上記
    玉揚機構の動作信号により上記駆動手段を作動させるた
    めの信号伝達手段が備えられたことを特徴とする玉揚装
    置。
  9. 【請求項9】 上記玉揚機構が、上記巻取管支持部材が
    駆動ドラムに対して接近したときに給糸ボビンからの糸
    の弛みを取る糸取手段を有した請求項7又は8に記載の
    玉揚装置。
  10. 【請求項10】 上記玉揚機構が、上記巻取管支持部材
    の駆動ドラムに対する接近位置及び離反位置において、
    巻取管の着脱動作を行わせる開閉手段を有した請求項7
    ないし9のいずれかに記載の玉揚装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104828648A (zh) * 2014-02-12 2015-08-12 村田机械株式会社 筒管放置装置及纱线卷绕机
CN111410093A (zh) * 2020-03-27 2020-07-14 青岛宏大纺织机械有限责任公司 一种落筒小车分管装置及分管方法
CN112299118A (zh) * 2019-07-30 2021-02-02 日本Tmt机械株式会社 梭芯、卷装更换装置以及纱线加工系统

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