JPH09313281A - 耐震用支持体 - Google Patents

耐震用支持体

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JPH09313281A
JPH09313281A JP2439897A JP2439897A JPH09313281A JP H09313281 A JPH09313281 A JP H09313281A JP 2439897 A JP2439897 A JP 2439897A JP 2439897 A JP2439897 A JP 2439897A JP H09313281 A JPH09313281 A JP H09313281A
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JP
Japan
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frame
frame body
absorbing material
shock absorbing
shock
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JP2439897A
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English (en)
Inventor
Masaaki Fujiwara
正章 藤原
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NITSUKU KK
Original Assignee
NITSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設置品の倒れ防止作業に手数を要することがな
く、その後の設置品の移動、配置換え等も容易であり、
また、釘、接着剤等により設置品及び建家の床、壁等が
損傷したり、汚れたりすることのない耐震用支持体を提
供すること。 【解決手段】強度のある資材により無端状の枠体を設
け、該枠体内に粘着力及び粘弾性を有する衝撃吸収材を
嵌合させるとともに、該衝撃吸収材の肉厚を前記枠体の
軸方向の寸法よりも厚肉にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ、冷蔵庫、
パーソナルコンピュター等の電気製品、タンス、ピアノ
等の家具類、花瓶、彫刻品等の工芸美術品等の設置品が
地震、振動等によって倒れるのを防止する耐震用支持体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、金具、棒材、ベルト等の固定具
を釘打ち、あるいは接着材により固着して上記設置品の
倒れを防止するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、設
置品の倒れ防止作業に手数を要するとともに、その後の
設置品の移動、配置換え等が困難になる欠点があつた。
また、釘、接着剤等により設置品及び建家の床、壁等が
損傷したり、汚れたりする欠点があった。本発明は、強
度のある枠体内に粘着力及び粘弾性を有する衝撃吸収材
を嵌合させ、あるいは強度のある台板の両面に粘着力及
び粘弾性を有する衝撃吸収材を貼着固定し、該衝撃吸収
材によって上記設置品を支持することにより、上記欠点
を解消した新規な耐震用支持体を得ることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記欠点を解
消するために以下の如く構成したものである。即ち、強
度のある資材により無端状の枠体を設け、該枠体内に粘
着力及び粘弾性を有する衝撃吸収材を嵌合させるととも
に、該衝撃吸収材の肉厚を前記枠体の軸方向の寸法より
も厚肉にする構成にしたものである。
【0005】この場合、前記枠体の軸方向一端側に該枠
体の中心方向に屈曲するフランジを形成し、枠体の軸方
向他端側に該枠体の中心方向に屈曲可能の係止片を設
け、この係止片と前記フランジとにより前記衝撃吸収材
を挾持する構成にすることが好ましい。また、前記係止
片は、枠体の軸方向に垂直な直径線上に所定の幅で一対
設けるとともに、枠体の中心方向に屈曲させた各係止片
の先端を互いに接近させるようにしてもよい。また、前
記枠体に係止片を設けないで、衝撃吸収材を前記フラン
ジに貼着固定する構成にしてもよい。
【0006】また、前記枠体の周方向の一端部に枠体の
軸方向に延びるストッパーを設けるとよい。また、前記
枠体を平面視方形の無端状に形成し、該枠体の一つの角
部から枠体の軸方向に延びる平面視L型のストッパーを
設けるようにしてもよい。さらに、前記ストッパーの枠
体中心側の面に粘着力及び粘弾性を有する第2の衝撃吸
収材を設け、ストッパーの周部に前記第2の衝撃吸収材
の端面を包囲する規制枠を形成するとともに、該規制枠
は第2の衝撃吸収材の肉厚よりも小幅にする構成にして
もよい。
【0007】また、本発明は、強度のある資材により一
対のL型の枠体とL型のストッパーとを形成し、L型の
枠体の各一辺を前記ストッパーの2面における各一側縁
にそれぞれ一体に結合し、かつ一方の枠体の両端部を他
方の枠体の両端部にそれぞれ接近させて、前記一対の枠
体により平面視方形の枠体部を形成し、各枠体のストッ
パー側にそれぞれ枠体部の中心方向に屈曲するフランジ
を形成し、両フランジに粘着力及び粘弾性を有する衝撃
吸収材を貼着し、該衝撃吸収材の肉厚を前記枠体の枠体
部に垂直な方向の寸法よりも厚肉にし、他方、前記スト
ッパーの枠体部側の2面にそれぞれ粘着力及び粘弾性を
有する第2の衝撃吸収材を貼着し、ストッパーの外周部
には該第2の衝撃吸収材の端面を包囲する規制枠を形成
し、該規制枠の高さを第2の衝撃吸収材の肉厚よりも小
幅にする構成にしてもよい。
【0008】また、本発明は、一定の強度があるが人の
手により屈曲することも可能な資材により平面視方形の
枠体を設け、該枠体の軸方向一端側に枠体の中心方向に
屈曲するフランジを形成し、前記枠体内に粘着力及び粘
弾性を有する衝撃吸収材を嵌合させ、該衝撃吸収材の肉
厚を前記枠体の軸方向の寸法よりも厚肉にし、前記枠体
の相対する2辺の軸方向にそれぞれ切欠き部を形成する
とともに、該切欠き部に隣接する前記フランジに狭幅部
を形成する構成にしたものである。
【0009】また、本発明は、強度のある資材により台
板を設け、該台板の一面に粘着力及び粘弾性を有する第
1及び第2の衝撃吸収材を第2の衝撃吸収材が台板に接
するように積層・貼着し、台板の他面にも粘着力及び粘
弾性を有する第3の衝撃吸収材を貼着し、前記第2の衝
撃吸収材の中央部に抜き孔を形成する構成にしたもので
ある。
【0010】これについては次のような構成にしてもよ
い。すなわち、強度のある資材により無端状の枠体を設
け、該枠体の軸方向一端側に枠体の中心方向に屈曲する
フランジを形成し、該枠体内に前記第1及び第2の衝撃
吸収材を嵌合させ、該第1及び第2の衝撃吸収材の合計
の肉厚を前記枠体の軸方向の寸法よりも厚肉にし、他
方、前記枠体の軸方向他端側に該枠体の中心方向に屈曲
可能な係止片を設け、前記台板に該係止片を係止可能な
係止部を形成し、該係止片と前記フランジとにより前記
第1及び第2の衝撃吸収材ならびに前記台板を挟持する
ようにしてもよい。
【0011】また、本発明は、強度のある資材により平
面視方形の補強板を設け、該補強板の両端に該補強板の
一面側に屈曲するフランジをそれぞれ一体に形成し、該
一対のフランジ間に粘着力及び粘弾性を有する衝撃吸収
材を嵌合させるとともに、該衝撃吸収材の肉厚を前記フ
ランジの屈曲高さよりも厚肉にする構成にしたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基い
て説明する。図1は本発明による耐震用支持体の第1実
施例を示す平面図、図2及び図3は図1のII-II 及びII
I-III断面図である。図1〜図3において、1は面型支
持体であり、2はその枠体である。この枠体2は、厚さ
約1.2mmのステンレス鋼板、鉄板あるいは強度のあ
るプラスチック板により、一辺Lが約54mm、軸方向
の高さHが約3mmとなる平面視正方形の無端状に形成
する。この枠体2の各辺の上縁部に中心方向の幅Sが約
4mmとなって屈曲するフランジ3を一体に形成し、ま
た、上記各辺の長手方向中心部の下縁部に幅Wが約10
mmとなる係止片4を一体に形成するとともに、該係止
片4の基部に小幅の屈曲部4aを形成し、この屈曲部4
aにて中心方向に屈曲可能とする。
【0013】上記枠体2内に粘着力及び粘弾性を有する
板状の衝撃吸収材5を嵌合させる。この場合、衝撃吸収
材5と枠体2とはちょうど接していてもよいが、両者の
間に多少の隙間があってもよい。但し、その隙間の程度
は、衝撃吸収材5が枠体2の軸方向に圧縮されて変形
し、外周方向に広がった際、無くなる程度のものである
必要がある。この程度の隙間がある場合も、この明細書
においては嵌合ということにする。
【0014】上記衝撃吸収材5は、本例では不完全な架
橋(半架橋)状態にした粘弾性(粘性及び弾性)を有す
るウレタン系ゴムに、所定量の粘着剤を混入し、衝撃吸
収率が約90%、粘着力が約0.528Kg/cm2、ジュロ
メーター硬さが約1となる性質のもの(ゲルニック:株
式会社ニックの商品名)を板状に形成してなる。
【0015】このような衝撃吸収材5は、ほかの物体に
押し付けると、粘着力によって物体に強固に固着する。
そして、固着したものを急激に取り除こうとしても簡単
には剥離しない。ところが、ゆっくりと徐々に取り除け
ば容易に剥離する性質を有する。この性質は、地震等の
ように急激な揺れ(衝撃)に対しては剥離しないが、物
体から撤去する必要が生じた場合などには容易に剥離で
きることを意味する。また、衝撃吸収材5は粘弾性も有
していて、上記の如く高い衝撃吸収率を有するため、地
震等により物体に加わる衝撃は効率よく吸収される。
【0016】本実施例では、上記衝撃吸収材5の肉厚T
は枠体2の軸方向の高さH(3mm)よりも若干厚肉と
なる約4mmとし、この衝撃吸収材5を上記枠体2に嵌
合させた後、前述した係止片4を図3に示すように枠体
2の中心方向に屈曲させ、この係止片4と前述したフラ
ンジ3とにより上記衝撃吸収材5を挾持して面型支持体
1を形成する。
【0017】なお、上記衝撃吸収材5としては、通常、
表裏両面の粘着力に差のあるものが使用され、両面の粘
着力の大小に応じて粘着させる相手を適宜選択する。し
かし、この両面の粘着力は同一であってもよい。
【0018】そして、図2、図3の仮想線で示すよう
に、上記面型支持体1を床、机等の支持面7の所定箇所
に載置し、この面型支持体1の上面にタンス、テレビ、
花瓶等の設置品8を載置する。さすれば、設置品8が枠
体1をフランジ3を介して下方に押圧し、衝撃吸収材5
の上部が上方に変形(流動)し、その上面5aが上記設
置品8の下面に接触(固着)するとともに、衝撃吸収材
5の下面5bが上記支持面7に接触(固着)し、上記設
置品8を支持面7に固着することになる。この場合、枠
体2が衝撃吸収材5の周方向への流動を阻止することに
なり、この衝撃吸収材5が設置品8と支持面7とに強固
に固着するとともに、上下方向の衝撃を吸収することに
なる。
【0019】図4及び図5は第2実施例を示す。図4及
び図5において、10はベルト付き面型支持体であり、
11はその枠体である。枠体11は、第1実施例と同様
の材料により、長手(左右)方向の幅が約140mm、
短手(上下)方向の幅が約70mmとなる平面視長方形
の無端状に形成し、この枠体11の各辺の上縁部に中心
方向に延びる広幅な天板状のフランジ12を一体に形成
するとともに、該フランジ12の中心部に平面視楕円状
の抜き孔13を形成する。また、上記枠体11の長手方
向中心部の下縁部に幅W2が約26mm(後述するベル
ト16の幅よりも若干広幅)となる一対の係止片14,
14を一体に形成するとともに、該係止片14の基部に
小幅の屈曲部14aを形成し、この屈曲部14aにて中
心方向に屈曲可能とする。また、上記係止辺14は、枠
体11の中心方向に屈曲させた際に、図4に示すよう
に、各係止辺14の先端14bが互いに接近する長さと
する。
【0020】上記枠体11内に板状の衝撃吸収材15を
嵌合させる。この衝撃吸収材15は、前述の第1実施例
と同様の資材により形成し、その厚さは枠体11の軸方
向の高さよりも若干厚肉に形成する。この衝撃吸収材1
5を上記枠体11に嵌合させた後、前述した係止片14
を図5に示すように枠体11の中心方向に屈曲させ、こ
の係止片14と前述したフランジ12とにより上記衝撃
吸収材15を挾持してベルト付き面型支持体10を形成
する。
【0021】そして、図5の仮想線で示すように、上記
ベルト付き面型支持体10を床、机等の支持面7の所定
箇所に載置し、このベルト付き面型支持体10の上面に
机等の設置品の脚部8aを載置し、衝撃吸収材15の上
下面15a,15bを上記設置品の脚部8aと支持面7
とに固着させる。また、上記ベルト付き面型支持体10
の下部、つまり係止片14の下部にベルト16を挿通
し、このベルト16を図31に示すように、脚部8aに
巻回係止する。これにより、衝撃吸収材15が上下方向
の衝撃を吸収し、ベルト16が上記脚部8aの上方への
離脱を防止することになる。この場合、上記ベルト16
はベルト付き面型支持体10の係止片14の下面に案内
され、衝撃吸収材15に固着しなくなるので、該ベルト
16の挿通及び脚部8aの締め付け作業が容易となる。
【0022】図6及び図7は第3実施例を示す。図6及
び図7において、20はL型支持体であり、21はその
枠体である。枠体21は、第1実施例と同様の材料によ
り、平面視正方形の無端状に形成し、この枠体21の各
辺の上縁部に中心方向に屈曲するフランジ22を一体に
形成する。また、左辺側のフランジ22aに上方に起立
する長方形板状のストッパー23を一体に形成し、この
ストッパー23の上部及び両側に枠体21の軸心方向に
屈曲する規制枠24を一体に形成する。
【0023】そして、上記枠体21内に板状の衝撃吸収
材25を嵌合させ、また、ストッパー23の内面側(枠
体21の中心側)に第2の衝撃吸収材26を嵌合させ
る。これらの衝撃吸収材25,26は、第1実施例の衝
撃吸収材5と同資材からなり、所定の粘着力及び粘弾性
を有する。また、それぞれの肉厚は、枠体21の上下高
さ(軸方向の高さ)及び規制枠24の左右の高さよりも
若干厚肉に形成する。なお、図7中、27は衝撃吸収材
25を係止する係止片である。
【0024】上記第3実施例のものは、図7に示すよう
に、上記L型支持体20を床等の支持面7の所定箇所に
載置し、このL型支持体20の上面にタンス等の設置品
8を載置し、衝撃吸収材25の上面に接触させるととも
に、その起立面(背面、正面又は側面)8bを第2の衝
撃吸収材26に接触させる。さすれば、上下方向の衝撃
は衝撃吸収材25が、水平(左右)方向の衝撃は第2の
衝撃吸収材26が受け持つことになる。
【0025】図8及び図9は、上記第3実施例の一部が
変更された第4実施例を示す。図8及び図9において、
120は全幅型のL型支持体であり、121はその枠体
である。枠体121は、厚さ約1.6mmのステンレス
鋼板、鉄板あるいは強度のあるプラスチック板により、
一辺が約110mm、軸方向の高さが約4mmとなる平
面視正方形の無端状に形成し、この枠体121の各辺の
上縁部に中心方向に屈曲するフランジ122を一体に形
成する。ただ、この実施例では上記枠体121は4箇所
の角部において軸方向に切り込みが設けられているほ
か、各辺はそれぞれ軸方向他端側に向かってやや拡開し
ている。本発明においては、枠体121はこのような形
状のものでもよい。
【0026】また、左辺側の枠体121aには上方に起
立する高さ約65mmの長方形板状のストッパー123
を一体に形成し、このストッパー123の上部及び両側
に枠体121の軸心方向に屈曲する規制枠124を一体
に形成する。このストッパー123の幅は上記左辺側の
枠体121aの長さと同一とする。
【0027】そして、上記枠体121内に板状の衝撃吸
収材125を嵌合させ、また、ストッパー123の内面
側(枠体121の中心側)に第2の衝撃吸収材126を
嵌合させる。これらの衝撃吸収材125,126は、第
1実施例の衝撃吸収材5と同資材からなり、所定の粘着
力及び粘弾性を有する。但し、この実施例では上記衝撃
吸収材125,126はそれぞれ上記フランジ122お
よびストッパー123に貼着することにより固定され
る。従って、上記衝撃吸収材125を係止するための係
止片は設けない。本発明においては、このように固定し
た衝撃吸収材125,126も、枠体121内または規
制枠124内に嵌合させた衝撃吸収材とする。
【0028】上記衝撃吸収材125,126の肉厚は、
それぞれ枠体121の軸方向の高さ及び規制枠124の
左右の高さよりも若干厚肉に形成する。また、この実施
例においては、表裏両面の粘着力がやや異なる衝撃吸収
材125、126を使用し、衝撃吸収材125について
は粘着力の強い方の面を上面(フランジ122に接する
面)とし、かつ衝撃吸収材126については粘着力の強
い方の面を外面(ストッパー123に接する面)とする
のが好ましい。
【0029】上記第4実施例のものも、第3実施例と同
様に、上記全幅型のL型支持体120を床等の支持面7
の所定箇所に載置し、この全幅型のL型支持体120の
上面にタンス等の設置品8を載置し、衝撃吸収材125
の上面に接触させるとともに、その起立面(背面、正面
又は側面)8bを第2の衝撃吸収材126に接触させる
(図9参照)。さすれば、上下方向の衝撃は衝撃吸収材
125が、水平(左右)方向の衝撃は第2の衝撃吸収材
126が受け持つことになる。
【0030】また、上面の方が粘着力の強い衝撃吸収材
125を使用することにより、仮に該衝撃吸収材125
に接触する設置品8の底面の面積が小さくても、設置品
8を衝撃吸収材125に強固に粘着させることができ、
更にまた、配置換え等のため全幅型のL型支持体120
を撤去する時に衝撃吸収材125がフランジ122から
分離して支持面7側に付着してしまう不都合が起こらな
い。同様に、外面の方が粘着力の強い衝撃吸収材125
を使用することにより、全幅型のL型支持体120を撤
去する時に衝撃吸収材126がストッパー123から分
離して設置品8側に付着してしまう不都合が起こらな
い。
【0031】図10及び図11は第5実施例を示す。図
10及び図11において、30はT型支持体であり、3
1はその枠体である。枠体31は、第1実施例と同様の
板材を打ち抜いて平面視長方形状に形成し、この枠体3
1の右辺に上下方向に起立するストッパー32を一体に
形成する。また、上記枠体31の下面に、第1実施例の
衝撃吸収材5と同資材からなる板状の衝撃吸収材33を
固着する。この衝撃吸収材33の肉厚は枠体31の板厚
よりも若干厚肉に形成する。
【0032】そして、図11に示すように、上記T型支
持体30の枠体31及び衝撃吸収材33を、上下に積み
重ねた段積み設置品、例えば上部タンス8cと下部タン
ス8dとの間に介装するとともに、ストッパー32を上
部タンス8c及び下部タンス8dの外側面に当接させ
る。さすれば、上記上下部のタンス8c,8dの上下方
向の離間を衝撃吸収材33が阻止するとともに、該上下
部のタンス8c,8dの水平方向の相対移動を衝撃吸収
材33及びストッパー32が阻止することになる。な
お、上記ストッパー32の内面(枠体31の中心側)に
前述と同様の衝撃吸収材を設けるようにしてもよい。
【0033】図12及び図13は第6実施例を示す。図
12及び図13において、40はコーナー支持体であ
り、41はその枠体である。枠体41は、第1実施例と
同様の板材により平面視正方形の無端状に形成し、この
枠体41の右部の二辺の上縁部に中心方向に屈曲するフ
ランジ42を一体に形成する。また、枠体41の左部側
の角部及び二辺から上方に突出する平面視L型のストッ
パー43を一体に形成し、該ストッパー43の上部及び
両側に枠体41の軸心方向に屈曲する規制枠44を一体
に形成する。
【0034】そして、上記枠体41内に板状の衝撃吸収
材45を嵌合させ、また、ストッパー43の内面側(枠
体41の中心側)に第2の衝撃吸収材46を嵌合させ
る。これらの衝撃吸収材45,46は、第1実施例の衝
撃吸収材5と同資材からなり、所定の粘着力及び粘弾性
を有する。また、それぞれの肉厚は、枠体41の上下高
さ(軸方向の高さ)及び規制枠44の枠体内方向の高さ
(幅)よりも若干厚肉に形成する。なお、図13中、4
7は衝撃吸収材45を係止する係止片である。
【0035】上記第6実施例のものは、図13に示すよ
うに、上記コーナー支持体40を床等の支持面7の所定
箇所に載置し、このコーナー支持体40の上面にタンス
等の設置品8の角部を載置し、その下面を衝撃吸収材4
5の上面に接触させるとともに、その角部(二面)の起
立面8eを第2の衝撃吸収材46に接触させる。さすれ
ば、上下方向の衝撃は衝撃吸収材45が、水平(左右)
方向の衝撃は第2の衝撃吸収材46が受け持つことにな
る。
【0036】図14及び図15は第7実施例を示す。図
14及び図15において、140は全幅型のコーナー支
持体であり、141a,141bはそれぞれL型の枠
体、143はL型のストッパーである。枠体141a,
141bは、それぞれ厚さ約1.6mmのステンレス鋼
板、鉄板あるいは強度のあるプラスチック板により、一
辺が約110mm、軸方向の高さが約4mmとなる平面
視L型に形成する。また、ストッパー143は、上記枠
体141a,141bと同一資材により、平面視長方形
の板を中央部で直角に屈曲したL型に形成する。このス
トッパー143は、両側にそれぞれ長さ約110mm、
高さ約65mmの長方形の面を有する。そして、上記枠
体141a,141bの側縁をストッパー143の2面
における下側の側縁にそれぞれ一体に結合し、かつ一方
の枠体141aの両端部を他方の枠体141bの両端部
にそれぞれ接近させて、前記一対の枠体141a,14
1bにより平面視正方形の枠体部141を形成する。
【0037】上記各枠体141a,141bにはその各
辺の上縁部にそれぞれ枠体部141の中心方向に屈曲す
るフランジ142a,142bを一体に形成する。そし
て、両フランジ142a,142bの下面に粘着力及び
粘弾性を有する衝撃吸収材145を貼着する。即ち、衝
撃吸収材145は、フランジ142a,142bの下面
に貼着することにより固定される。従って、この実施例
においても、衝撃吸収材145を係止するための係止片
は枠体141a,141bに設けない。この衝撃吸収材
145は第1実施例の衝撃吸収材5と同資材からなり、
肉厚は、枠体141a,141bの上記枠体部141に
おける軸方向の寸法よりも厚肉にする。
【0038】また、上記ストッパー143の枠体部14
1側の2面に、粘着力及び粘弾性を有する第2の衝撃吸
収材146,146をそれぞれ貼着する。この衝撃吸収
材146も第1実施例の衝撃吸収材5と同資材からな
り、所定の粘着力及び粘弾性を有する。そして、上記ス
トッパー143の上部及び両側端には、それぞれ枠体部
141の中心方向に屈曲する規制枠144を形成する。
この規制枠144の高さは、第2の衝撃吸収材146の
肉厚よりも小幅にする。
【0039】上記第7実施例のものも、図15に示すよ
うに、上記全幅型のコーナー支持体140を床等の支持
面7の所定箇所に載置し、この全幅型のコーナー支持体
140の上面にタンス等の設置品8の角部を載置し、そ
の下面を衝撃吸収材145の上面に接触させるととも
に、その角部(二面)の起立面8eを第2の衝撃吸収材
146に接触させる。さすれば、上下方向の衝撃は衝撃
吸収材145が、水平(左右)方向の衝撃は第2の衝撃
吸収材146が受け持つことになる。
【0040】図16及び図17は第8実施例を示す。図
16及び図17において、50はベルト付き支持体であ
り、51はその枠体である。枠体51は、第1実施例と
同様の板材により平面視正方形の無端状に形成し、この
枠体51の左部側の三辺の上縁部に中心方向に屈曲する
フランジ52を一体に形成する。また、枠体50の右部
側の一辺に外側に突出する平面視三角板状のブラケット
53を一体に形成し、該ブラケット53の中央部に段状
に凹欠きしたベルト係止部54を形成する。そして、上
記枠体51内に第1実施例の衝撃吸収材5と同様の板状
の衝撃吸収材55を嵌合させ、また、ブラケット53の
ベルト係止部54にベルト56を挿通する。
【0041】上記第8実施例のものは、図17に示すよ
うに、上記支持体50を床等の支持面7の所定箇所に載
置し、この支持体50の上面にタンス等の設置品8を載
置して衝撃吸収材55の上面に接触させる。また、上記
支持体50のベルト係止部54に挿通したベルト56で
上記設置品8を巻回保持する。これにより、衝撃吸収材
55が設置品8の上下方向の衝撃を吸収し、ベルト56
が上記設置品8の上方への離脱を防止することになる。
【0042】図18及び図19は第9実施例を示す。図
18において、101は切欠き付き面型支持体であり、
102はその枠体である。この枠体102は、厚さ約1
mmの鉄板等により、長手(左右)方向の幅が約140
mm、短手(前後)方向の幅が約70mm、軸方向の高
さが約3mmとなる平面視長方形の無端状に形成し、こ
の枠体102の各辺の上縁部に中心方向に屈曲するフラ
ンジ103を一体に形成する。尚、枠体102の4ヵ所
の角部は下部側を切り欠いてあるが、枠体102として
はこのような形状のものでもよい。
【0043】上記枠体102には、一定の強度があるが
人の手により屈曲することも可能な軟質材が使用され
る。また、枠体102は、各辺の中央部の上下方向の面
をそれぞれ幅約20mm切り欠いて切欠き部104を形
成し、この切欠き部104に隣接するフランジ103も
山形に切り欠いてそれぞれ狭幅部105を形成する。但
し、この切欠き部104及び狭幅部105は、少なくと
も相対する2辺に対称的に形成すればよく、従って、こ
れらは辺の中央部でなくてもよく、また4辺すべてに形
成しなくてもよい。
【0044】上記枠体102内には、板状の衝撃吸収材
106を嵌合させる。この衝撃吸収材106は、第1実
施例の衝撃吸収材5と同資材からなり、所定の粘着力及
び粘弾性を有する。尚、この実施例においても、衝撃吸
収材106はフランジ103に貼着することにより固定
される。従って、この衝撃吸収材106を係止するため
の係止片は設けない。また、衝撃吸収材106の肉厚
は、枠体102の軸方向の高さよりも厚肉に形成する。
【0045】上記第9実施例のものは、そのままの形状
(平板状)で第1実施例または後述する第13実施例
(図27、図28参照)と同様の使い方をすることもで
きるが、そのほか、図19に示すように、上記狭幅部1
05で折曲して第4実施例(図8、図9参照)と類似の
使い方をすることもできる。すなわち、この実施例は上
記のように軟質材が使用されるとともに、枠体102の
相対する2辺の中央部にはそれぞれ上下方向の面に切欠
き部104が形成され、かつこの切欠き部104に隣接
するフランジ103には狭幅部105が形成されている
ため、枠体102をこの狭幅部105で容易に折曲する
ことができる。従って、例えば、枠体102の長辺の中
央あるいは短辺の中央で、衝撃吸収材106が外側とな
るように折曲したり〔図19(a),(b)参照〕、衝
撃吸収材106が内側となるように折曲したり〔図19
(c),(d)参照〕することが可能である。
【0046】衝撃吸収材106が外側となるように折曲
された切欠き付き面型支持体101a,101bは、図
30に示すように、例えば書庫からなる設置品8の上面
と壁との間や書庫同士の間のL字状の隅部(ウ)に使用
するのが好ましい。この場合、衝撃吸収材106は、書
庫と壁面あるいは書庫同士に固着して両者を強固に結合
するとともに、その弾力によって設置品8の上下方向や
左右方向あるいは前後方向の衝撃を吸収する。
【0047】また、衝撃吸収材106が内側となるよう
に折曲された切欠き付き面型支持体101c,101d
は、図30に示すように、上下の書庫同士の間や書庫と
その架台枠との間の重なり部(イ)に使用するのが好ま
しい。この場合、この形態のものは、設置品8の上下方
向の衝撃は衝撃吸収材106の垂直部が、また左右方向
あるいは前後方向の衝撃は衝撃吸収材106の水平部が
それぞれ受け持つことになる。
【0048】なお、折曲しない平板状のままの切欠き付
き面型支持体101は、図30に示すように、設置品8
の水平部や垂直部にできる突き合わせ部(ア)に使用す
るのが好ましい。その場合、この切欠き付き面型支持体
101は、主として突き合わせ部(ア)における設置品
8,8の水平方向あるいは垂直方向の離間を防止する。
【0049】図20〜図22は第10実施例を示す。図
20〜図22において、70は二段型枠体付き支持体で
あり、71はその枠体である。枠体71は、厚さ約1.
6mmのステンレス鋼板、鉄板あるいは強度のあるプラ
スチック板により、長手(左右)方向の幅が約140m
m、短手(前後)方向の幅が約70mm、軸方向の高さ
が約3mmとなる平面視長方形の無端状に形成し、この
枠体71の各辺の上縁部に中心方向に延びる広幅な天板
状のフランジ72を一体に形成するとともに、該フラン
ジ72の中心部に平面視楕円状の抜き孔73を形成す
る。また、上記枠体71の側面部には、長手方向の中央
部に一対の幅約6mmの係止片74,74を垂下する。
【0050】そして、上記枠体71内に厚さ約5mmの
板状の衝撃吸収材75を嵌合させ、この衝撃吸収材75
の下面にも同一寸法の第2の衝撃吸収材76を積層して
貼着する。そして、この第2の衝撃吸収材76の下面に
は、厚さ約3mm、長手(左右)方向の幅が約160m
m、短手(前後)方向の幅が約90mmの長方形の台板
77を貼着する。この台板77は、平面寸法が上記枠体
71よりも若干大きくなっている。
【0051】この台板77にも上記枠体71と同様に強
度のある資材が使用され、この台板77上における上記
係止片74が垂下する位置には、係止部として該係止片
74の先端部を挿入し得る係止孔78を設ける。そし
て、この係止孔78に挿入した係止片74の先端部を枠
体71の中心方向に屈曲することにより、フランジ72
と台板77で上記衝撃吸収材75,76並びに台板77
を挟持する。また、台板77の下面にも、平面寸法がこ
の台板77とほぼ同一の第3の衝撃吸収材79を貼着す
る。
【0052】なお、上記係止部78については、係止孔
ではなく、台板77の外周から上記係止片74が垂下す
る位置まで切り欠いた凹部としてもよい。また、台板7
7については、その外周部に、上記第3の衝撃吸収材7
9の側に屈曲する枠体を一体に形成し、かつ第3の衝撃
吸収材79の肉厚をその枠体の屈曲高さよりも厚肉とす
るようにしてもよい。
【0053】上記衝撃吸収材75,76,79は第1実
施例と同様の資材により形成され、そのうち積層状態の
2枚の衝撃吸収材75,76は、合計厚さを枠体71の
軸方向の高さよりも厚くする。また、2枚の衝撃吸収材
75,76のうちの下側の衝撃吸収材76の中心部に
は、フランジ72における抜き孔73を一回り小さくし
た平面視楕円状の抜き孔76aを形成する。ただし、こ
の抜き孔76aは場合によっては形成しなくてもよい。
【0054】2枚の衝撃吸収材75,76のうちの上側
の衝撃吸収材75は、上面(フランジ72に接する側)
の粘着力の方が下面の粘着力よりも大とし、下側の衝撃
吸収材76は、反対に下面(台板77に接する側)の粘
着力の方が上面の粘着力よりも大とするのが好ましい。
また、台板77の下面に貼着した衝撃吸収材79は、上
面(台板77に接する側)の粘着力の方が下面の粘着力
よりも大とするのが好ましい。なお、2枚の衝撃吸収材
75,76は、これらの代わりに厚さが両者の合計厚さ
に等しい1枚の衝撃吸収材としてもよい。
【0055】上記二段型枠体付き支持体70は、床等の
支持面7の所定箇所に載置され、その上面に自動販売機
などの柱状の脚やラックなどのキャスターを載置し、こ
れを衝撃吸収材75の上面に接触させる。さすれば、上
記柱状の脚あるいはキャスターが衝撃吸収材75に強固
に固着されるとともに、上記二段型枠体付き支持体70
の底面は支持面7に強固に固着され、上記衝撃吸収材7
5,76,79により自動販売機やラックなどの上下方
向及び水平方向の衝撃が吸収される。
【0056】また、上記柱状の脚やキャスターから上記
二段型枠体付き支持体70に及ぼされる荷重は台板77
によって分散され、さらに、この台板77の下面にも衝
撃吸収材79が貼着されているため、二段型枠体付き支
持体70を使用すれば支持面7が傷が付く恐れがない。
なお、衝撃吸収材76に抜き孔76aが形成してある
と、図21及び図22の仮想線で示すように、衝撃吸収
材75の上面にキャスター8hを載置した場合、キャス
ター8hが衝撃吸収材75の中に沈み込んで、周囲のフ
ランジ72を乗り越える恐れがなくなるので、一層好ま
しい。
【0057】また、2枚の衝撃吸収材75,76のうち
の上側の衝撃吸収材75は上面の粘着力の方が下面の粘
着力よりも大であるので、上記柱状の脚やキャスターと
の接触面積が少なくても強固に固着でき、また、下側の
衝撃吸収材76は下面の粘着力の方が上面の粘着力より
も大であるので、台板77に強固に固着できる。また、
台板77の下面の衝撃吸収材79は上面の粘着力の方が
下面の粘着力よりも大であるので、配置換え等のためこ
の二段型枠体付き支持体70を支持面7から剥離して
も、衝撃吸収材76が台板77から分離して支持面7側
に付着する不都合が起きる心配がない。
【0058】図23及び図24は第11実施例を示す。
図23及び図24において、80は二段型枠体無し支持
体である。この二段型枠体無し支持体80は、第10実
施例で枠体71を撤去した場合の構成を有する。すなわ
ち、台板87の上には長手(左右)方向の幅が約130
mm、短手(前後)方向の幅が約65mm、厚さ約5m
mの板状の衝撃吸収材75,76が2枚積層されている
だけである。この実施例においては上記台板87に係止
孔を設ける必要はない。
【0059】上記第11実施例のものも、床等の支持面
7の所定箇所に載置され、その上面に自動販売機などの
柱状の脚やラックなどのキャスター8hを載置し、これ
を衝撃吸収材75の上面に接触させる。さすれば、この
第11実施例によっても第10実施例と同様の効果が奏
されるほか、この実施例においては、枠体を具備しない
ため上記二段型枠体無し支持体80が一層安価に製造で
きる効果もある。
【0060】図25及び図26は第12実施例を示す。
図25及び図26において、90は丸型の二段型枠体付
き支持体である。この丸型の二段型枠体付き支持体90
は、枠体91が平面視正方形でかつ台板97が丸型とな
っている点以外は第10実施例と同様に構成されてい
る。すなわち、枠体91は、厚さ約1.2mmのステン
レス鋼板、鉄板あるいは強度のあるプラスチック板によ
り、一辺が約70mm、軸方向の高さが約4mmとなる
平面視正方形の無端状に形成する。そして、この枠体9
1の各辺の上縁部に中心方向に延びるフランジ92を一
体に形成するとともに、該フランジ92の中心部に平面
視正方形の抜き孔93を形成する。また、上記枠体91
の相対する二辺の中央部から幅約4mmの係止片94,
94を垂下する。
【0061】上記台板97は、厚さ約3mmのステンレ
ス鋼板、鉄板あるいは強度のあるプラスチック板によ
り、平面視丸型、すなわち正方形の4辺をそれぞれやや
外方に膨らませるとともに4箇所の角部を丸くした形状
に形成する。ただし、この平面形状については完全な円
形や楕円形、あるいは正方形に近い形状であってもよ
い。この台板97には、外周から上記係止片94が垂下
する位置まで切り欠いた係止用凹部98を設ける。
【0062】上記第12実施例のものも床等の支持面7
の所定箇所に載置され、その上面にピアノなどのキャス
ター8kを載置し、これを衝撃吸収材95の上面に接触
させる。さすれば、この第12実施例によっても第10
実施例と同様の効果が奏される。そのほかこの実施例に
おいては、枠体91が正方形で台板97も丸型であるた
め、該支持体90がコンパクトで意匠性に優れるという
効果もある。
【0063】図27及び図28は第13実施例を示す。
図27及び図28において、60は係止型支持体、61
はその補強板である。この補強板61は第1実施例と同
様の板材により長方形状に形成するとともに、その長手
方向両端に下方に屈曲するフランジ62を一体に形成す
る。上記補強板61の下面に第1実施例の衝撃吸収材5
と同様の板状の衝撃吸収材63を嵌合させる。この衝撃
吸収材63の肉厚は、上記フランジ62の屈曲高さより
も若干厚肉に形成する。
【0064】上記係止型支持体60は、図28に示すよ
うに、左右(水平)方向に配列したタンス等の設置品
8,8の突き合わせ部(ア)の上面に載置して衝撃吸収
材63の下面を上記突き合わせ部(ア)の上面に固着す
る。さすれば、上記設置品8,8によって衝撃吸収材6
3が左右方向に分離されようとする負荷を補強板61及
びフランジ62が阻止し、これにより上記設置品8,8
の左右方向の離間を防止することになる。
【0065】図29は、タンスからなる設置品8に前述
した面型支持体1、L型支持体20、T型支持体30、
コーナー支持体40及び係止型支持体60を使用した状
態を示す。即ち、設置品8の前部側の角部にコーナー支
持体40を取付け、該コーナー支持体40により主とし
て設置品8の左右、前後方向の衝撃及び上下方向の衝撃
を吸収する。また、設置品8の突き合わせ部(ア)の前
部側の下部にL型支持体20を取付け、該L型支持体2
0により主として設置品8の上記突き合わせ部(ア)の
前後方向の位置ずれ及び上下方向の衝撃を吸収する。ま
た、設置品8の右部側の重なり部(イ)にT型支持体3
0を取付け、該T型支持体30により主として設置品8
の重なり部(イ)の左右方向の位置ずれ及び上下方向の
衝撃を吸収する。また、設置品8の突き合わせ部(ア)
の上面に係止型支持体60を取付け、該係止型支持体6
0により主として設置品8の上記突き合わせ部(ア)の
左右方向の離間を防止する。
【0066】図30は、架台枠付き書庫からなる設置品
8に、前述した全幅型のL型支持体120、全幅型のコ
ーナー支持体140及び切欠き付き面型支持体101,
101a,101b,101c,101dを使用した状
態を示す。すなわち、設置品8の下部側の角部に全幅型
のコーナー支持体140を取付け、該全幅型のコーナー
支持体140により主として設置品8の左右、前後方向
の衝撃及び上下方向の衝撃を吸収する。また、設置品8
の前部側の下部に全幅型のL型支持体120を取付け、
該全幅型のL型支持体120により主として設置品8の
前後方向の衝撃及び上下方向の衝撃を吸収する。
【0067】また、設置品8の水平部及び垂直部におけ
る突き合わせ部(ア)に、それぞれ平板状の切欠き付き
面型支持体101を取付け、該切欠き付き面型支持体1
01により、上記水平部については主として設置品8,
8の左右方向の離間を防止し、上記垂直部については主
として設置品8,8の上下方向の衝撃を吸収する。
【0068】また、設置品8同士及び設置品8と架台枠
との重なり部(イ)に、衝撃吸収材106を内側にして
屈曲した形態の切欠き付き面型支持体101c(101
d)をそれぞれ取付け、該切欠き付き面型支持体101
c(101d)により主として設置品8,8の左右方向
の位置ずれ及び上下方向の衝撃を吸収する。また、設置
品8同士及び設置品8と壁との間のL字状の隅部(ウ)
に、衝撃吸収材106を外側にして屈曲した形態の切欠
き付き面型支持体101a(101b)をそれぞれ取付
け、該切欠き付き面型支持体101a(101b)によ
り主として設置品8の上下方向や左右方向あるいは前後
方向の衝撃を吸収する。
【0069】図32は、面型支持体1により設置品8の
下部に設けた柱状の脚8fを支持した状態を示し、また
図33は、面型支持体1により設置品8の下部に設けた
キャスター8gを支持した状態を示す。上記柱状の脚8
f及びキャスター8gは、いずれも面型支持体1の衝撃
吸収材5の面部を局部的に加圧し、衝撃吸収材5に高い
面圧で接するとともに、衝撃吸収材5の水平方向への移
動がフランジ3により阻止され、該衝撃吸収材5が盛り
上がって上記脚8f及びキャスター8gの下部に付着す
ることになるため、これらを支持面7に強固に保持する
ことになる。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、強度のある枠体内に粘着力及び粘弾性を有する衝撃
吸収材を嵌合させるとともに、該衝撃吸収材の肉厚を前
記枠体の軸方向の寸法よりも厚肉にしたので、枠体は直
接的には設置品及び支持面に当接せず、衝撃吸収材がそ
れらに直接当接する。このため、設置品及び支持面の損
傷、汚れをなくしながら、振動等の衝撃による設置品の
倒れを確実に防止するとともに、取付け取外しが容易に
行えることになる。
【0071】即ち、本発明による耐震用支持体を設置品
と支持面との間に介在させると、衝撃吸収材の上下面が
設置品の下面と支持面とに接触してこれらに固着する。
この場合、上記衝撃吸収材は設置品の重みによって圧縮
され、水平方向に広がろうとするが、これは枠体によつ
て阻止され、所定の接触面積を保持することになる。こ
れにより上記設置品及び支持面に高い面圧で接触すると
ともに、衝撃吸収材の厚さの変化が少なくなり、複数個
の耐震用支持体を並列に配置して設置品を支持した際
に、該設置品の水平度が狂わなくなる。
【0072】また、衝撃吸収材は粘着力により設置品及
び支持面に固着しているので、地震等のように急激な揺
れ(衝撃)に対しては上記設置品を強固に保持し、その
倒れを確実に防止する一方、緩やかに持ち上げた際に
は、設置品及び支持面から容易に剥離することになり、
設置品の取外し及び移動が容易に行われることになる。
【0073】また、枠体の軸方向一端側に中心方向に屈
曲するフランジを形成し、枠体の軸方向他端側に係止片
を設け、この係止片と上記フランジとにより上記衝撃吸
収材を挾持するようにしたので、板状の衝撃吸収材を枠
体に容易に係止することができる。また、上記係止片を
枠体の軸方向に垂直な直径線上に所定の幅で一対設ける
とともに、枠体の中心方向に屈曲させた各係止片の先端
を互いに接近させるようにしたので、締結用のベルトを
枠体の下部に挿通した際にこのベルトが衝撃吸収材に固
着されなくなり、ベルトによる設置品の締付けが容易に
なる。
【0074】但し、上記係止片は、耐震用支持体に作用
する衝撃や荷重が比較的小さい場合には、省略して衝撃
吸収材を枠体のフランジに貼着しただけの構成として
も、該衝撃吸収材がフランジから分離する恐れがない。
従って、この場合には、枠体への衝撃吸収材の係止が一
層容易になるだけでなく、耐震用支持体のコストも安く
なる。
【0075】また、上記枠体の周方向の一端部に枠体の
軸方向に延びるストッパーを設けたので、段積みした設
置品の横移動を確実に防止することができる。また、上
記ストッパーに粘着力及び粘弾性を有する第2の上記衝
撃吸収材を設け、ストッパーの周部に上記第2の衝撃吸
収材の端面を包囲する規制枠を形成するようにしたの
で、設置品の上下及び水平の二方向の移動及び衝撃を確
実に阻止及び吸収することができる。また、上記枠体の
一つの角部に平面視L型のストッパーを設けたので、設
置品の角部の移動及び衝撃を阻止及び吸収することがで
きる。
【0076】また、本発明は、強度のある資材により一
対のL型の枠体とL型のストッパーとを形成し、L型の
枠体の各一辺を前記ストッパーの2面における各一側縁
にそれぞれ一体に結合し、かつ一方の枠体の両端部を他
方の枠体の両端部にそれぞれ接近させて、前記一対の枠
体により平面視方形の枠体部を形成し、各枠体のストッ
パー側にそれぞれ枠体部の中心方向に屈曲するフランジ
を形成し、両フランジに粘着力及び粘弾性を有する衝撃
吸収材を貼着し、該衝撃吸収材の肉厚を前記枠体の枠体
部に垂直な方向の寸法よりも厚肉にし、他方、前記スト
ッパーの枠体部側の2面にそれぞれ粘着力及び粘弾性を
有する第2の衝撃吸収材を貼着し、ストッパーの外周部
には該第2の衝撃吸収材の端面を包囲する規制枠を形成
し、該規制枠の高さを第2の衝撃吸収材の肉厚よりも小
幅にする構成にしたので、設置品の角部の移動及び衝撃
を阻止及び吸収することができる。
【0077】また、本発明は、一定の強度があるが人の
手により屈曲することも可能な資材により平面視方形の
枠体を設け、該枠体の軸方向一端側に枠体の中心方向に
屈曲するフランジを形成し、前記枠体内に粘着力及び粘
弾性を有する衝撃吸収材を嵌合させ、該衝撃吸収材の肉
厚を前記枠体の軸方向の寸法よりも厚肉にし、前記枠体
の相対する2辺の軸方向にそれぞれ切欠き部を形成する
とともに、該切欠き部に隣接する前記フランジに狭幅部
を形成する構成にしたので、この耐震用支持体は、上記
狭幅部において軸方向一端側あるいは軸方向他端側に適
宜折り曲げた形態で使用することができる。従って、こ
の耐震用支持体は、設置品同士の突き合わせ部や、設置
品の上面と壁との間等のL字状の隅部、あるいは設置品
の重なり部など、各所にその場所に応じて使用すること
ができる。
【0078】また、本発明は、強度のある資材により台
板を設け、該台板の一面に粘着力及び粘弾性を有する第
1及び第2の衝撃吸収材を第2の衝撃吸収材が台板に接
するように積層・貼着し、台板の他面にも粘着力及び粘
弾性を有する第3の衝撃吸収材を貼着し、前記第2の衝
撃吸収材の中央部に抜き孔を形成する構成にしたので、
この耐震用支持体の上に設置品の柱状の脚やキャスター
を載置しても、これらが衝撃吸収材の中に沈み込みかつ
該衝撃吸収材に強固に固着する。また、上記柱状の脚や
キャスターの荷重が台板で分散されるため支持面が損傷
を受ける恐れがない。
【0079】なお、この発明については、強度のある資
材により無端状の枠体を設け、該枠体の軸方向一端側に
枠体の中心方向に屈曲するフランジを形成し、該枠体内
に前記第1及び第2の衝撃吸収材を嵌合させ、該第1及
び第2の衝撃吸収材の合計の肉厚を前記枠体の軸方向の
寸法よりも厚肉にし、他方、前記枠体の軸方向他端側に
該枠体の中心方向に屈曲可能な係止片を設け、前記台板
に該係止片を係止可能な係止部を形成し、該係止片と前
記フランジとにより前記第1及び第2の衝撃吸収材なら
びに前記台板を挟持する構成にすることもでき、この場
合には、設置品のキャスターをこの耐震用支持体の上に
載置しても、該キャスターは上記フランジを乗り越える
ことができないので、衝撃が強い場合でも該キャスター
が耐震用支持体から脱落する心配がない。また、台板の
一面に貼着された第1及び第2の衝撃吸収材は、設置品
の荷重によって水平方向に広がろうとするが、これは枠
体によって阻止され、その形状が保持されるため、上記
第1及び第2の衝撃吸収材の弾性が遺憾なく発揮され
る。
【0080】また、本発明は、強度のある資材により平
面視方形の補強板を設け、該補強板の両端に該補強板の
一面側に屈曲するフランジをそれぞれ一体に形成し、該
一対のフランジ間に粘着力及び粘弾性を有する衝撃吸収
材を嵌合させるとともに、該衝撃吸収材の肉厚を前記フ
ランジの屈曲高さよりも厚肉にする構成にしたので、こ
の耐震用支持体を設置品の突き合わせ部に取付けること
により容易に設置品同士の離間を防止することができ
る。また、この耐震用支持体は構造が簡単であるため安
価に製造できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による支持体の第1実施例を示す平面図
である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】図1のIII-III断面図である。
【図4】本発明による支持体の第2実施例を示す平面図
である。
【図5】図4のV-V断面図である。
【図6】本発明による支持体の第3実施例を示す斜視図
である。
【図7】図6のVII-VII断面図である。
【図8】本発明による支持体の第4実施例を示す斜視図
である。
【図9】図8のIX-IX断面図である。
【図10】本発明による支持体の第5実施例を示す斜視
図である。
【図11】図10のXI-XI断面図である。
【図12】本発明による支持体の第6実施例を示す斜視
図である。
【図13】図12のXIII-XIII断面図である。
【図14】本発明による支持体の第7実施例を示す斜視
図である。
【図15】図14のXV-XV断面図である。
【図16】本発明による支持体の第8実施例を示す斜視
図である。
【図17】図16のXVII-XVII断面図である。
【図18】本発明による支持体の第9実施例を示す斜視
図である。
【図19】図18の支持体を折曲した状態を示す斜視図
で、(a),(b)は衝撃吸収材を外側にしたもの、
(c),(d)は衝撃吸収材を内側にしたものである。
【図20】本発明による支持体の第10実施例を示す斜
視図である。
【図21】図20のXXI-XXI断面図である。
【図22】図20のXXII-XXII断面図である。
【図23】本発明による支持体の第11実施例を示す斜
視図である。
【図24】図23のXXIV-XXIV断面図である。
【図25】本発明による支持体の第12実施例を示す斜
視図である。
【図26】図25のXXVI-XXVI断面図である。
【図27】本発明による支持体の第13実施例を示す斜
視図である。
【図28】図27のXXVIII-XXVIII断面図である。
【図29】本発明による面型支持体、L型支持体、T型
支持体、コーナー支持体及び係止型支持体の使用状態を
示す斜視図である。
【図30】本発明による切欠き付き面型支持体、全幅型
のL型支持体及び全幅型のコーナー支持体の使用状態を
示す斜視図である。
【図31】本発明によるベルト付き面型支持体の使用状
態を示す斜視図である。
【図32】本発明による面型支持体の他の使用状態を示
す斜視図である。
【図33】本発明による面型支持体の更に他の使用状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 面型支持体 2 枠体 3 フランジ 4 係止片 4a 屈曲部 5 衝撃吸収材 5a 上面 5b 下面 7 支持面 8 設置品 10 ベルト付き面型支持体 11 枠体 12 フランジ 13 抜き孔 14 係止片 15 衝撃吸収材 15a 上面 15b 下面 16 ベルト 20 L型支持体 21 枠体 22 フランジ 22a 左部のフランジ 23 ストッパー 24 規制枠 25 衝撃吸収材 26 第2の衝撃吸収材 27 係止片 30 T型支持体 31 枠体 32 ストッパー 33 衝撃吸収材 40 コーナー支持体 41 枠体 42 フランジ 43 ストッパー 44 規制枠 45 衝撃吸収材 46 第2の衝撃吸収材 47 係止片 50 ベルト付き支持体 51 枠体 52 フランジ 53 ブラケット 54 ベルト係止部 55 衝撃吸収材 56 ベルト 60 係止型支持体 61 補強板 62 フランジ 63 衝撃吸収材 70 二段型枠体付き支持体 71 枠体 72 フランジ 73 抜き孔 74 係止片 75 第1の衝撃吸収材 76 第2の衝撃吸収材 76a 抜き孔 77 台板 78 係止部(係止孔) 79 第3の衝撃吸収材 80 二段型枠体無し支持体 87 台板 90 丸型の二段型枠体付き支持体 91 枠体 92 フランジ 93 抜き孔 94 係止片 95 衝撃吸収材 96 第2の衝撃吸収材 96a 抜き孔 97 台板 98 係止用凹部 99 第3の衝撃吸収材 101 切欠き付き面型支持体 101a 切欠き付き面型支持体(折曲状態) 101b 切欠き付き面型支持体(折曲状態) 101c 切欠き付き面型支持体(折曲状態) 101d 切欠き付き面型支持体(折曲状態) 102 枠体 103 フランジ 104 切欠き部 105 狭幅部 106 衝撃吸収材 120 全幅型のL型支持体 121 枠体 121a 左部の枠体 122 フランジ 123 ストッパー 124 規制枠 125 衝撃吸収材 126 第2の衝撃吸収材 140 全幅型のコーナー支持体 141 枠体部 141a,141b 枠体 142a,142b フランジ 143 ストッパー 144 規制枠 145 衝撃吸収材 146 第2の衝撃吸収材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強度のある資材により無端状の枠体(2)
    を設け、該枠体(2)内に粘着力及び粘弾性を有する衝
    撃吸収材(5)を嵌合させるとともに、該衝撃吸収材
    (5)の肉厚を前記枠体(2)の軸方向の寸法よりも厚
    肉にしたことを特徴とする耐震用支持体。
  2. 【請求項2】前記枠体(2)の軸方向一端側に該枠体
    (2)の中心方向に屈曲するフランジ(3)を形成し、
    枠体(2)の軸方向他端側に該枠体(2)の中心方向に
    屈曲可能な係止片(4)を設け、この係止片(4)と前
    記フランジ(3)とにより前記衝撃吸収材(5)を挾持
    したことを特徴とする請求項1記載の耐震用支持体。
  3. 【請求項3】前記係止片(14)は、枠体(11)の軸
    方向に垂直な直径線上に所定の幅で一対設けるととも
    に、枠体(11)の中心方向に屈曲させた各係止片(1
    4)の先端(14b)を互いに接近させたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の耐震用支持体。
  4. 【請求項4】前記枠体(31)の周方向の一端部に枠体
    (31)の軸方向に延びるストッパー(32)を設けた
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の耐震用支持
    体。
  5. 【請求項5】前記ストッパー(23)の枠体中心側の面
    に粘着力及び粘弾性を有する第2の衝撃吸収材(26)
    を設け、ストッパー(23)の周部に前記第2の衝撃吸
    収材(26)の端面を包囲する規制枠(24)を形成す
    るとともに、該規制枠(24)は第2の衝撃吸収材(2
    6)の肉厚よりも小幅にしたことを特徴とする請求項
    1,2,3又は4記載の耐震用支持体。
  6. 【請求項6】前記枠体(121)の軸方向一端側に該枠
    体(121)の中心方向に屈曲するフランジ(122)
    を形成し、該フランジ(122)に前記衝撃吸収材(1
    25)を貼着し、前記枠体(121)の周方向の一部に
    枠体(121)の軸方向に延びるストッパー(123)
    を設け、このストッパー(123)の枠体中心側の面に
    粘着力及び粘弾性を有する第2の衝撃吸収材(126)
    を設け、ストッパー(123)の外周部に前記第2の衝
    撃吸収材(126)の端面を包囲する規制枠(124)
    を形成し、該規制枠(124)の高さを第2の衝撃吸収
    材(126)の肉厚よりも小幅にしたことを特徴とする
    請求項1記載の耐震用支持体。
  7. 【請求項7】前記枠体(41)は平面視方形の無端状に
    形成し、該枠体(41)の一つの角部から枠体(41)
    の軸方向に延びる平面視L型のストッパー(43)を設
    けたことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載
    の耐震用支持体。
  8. 【請求項8】強度のある資材により一対のL型の枠体
    (141a,141b)とL型のストッパー(143)
    とを形成し、L型の枠体(141a,141b)の各一
    辺を前記ストッパー(143)の2面における各一側縁
    にそれぞれ一体に結合し、かつ一方の枠体(141a)
    の両端部を他方の枠体(141b)の両端部にそれぞれ
    接近させて、前記一対の枠体(141a,141b)に
    より平面視方形の枠体部(141)を形成し、各枠体
    (141a,141b)のストッパー(143)側にそ
    れぞれ枠体部(141)の中心方向に屈曲するフランジ
    (142a,142b)を形成し、両フランジ(142
    a,142b)に粘着力及び粘弾性を有する衝撃吸収材
    (145)を貼着し、該衝撃吸収材(145)の肉厚を
    前記枠体(141a,141b)の枠体部(141)に
    垂直な方向の寸法よりも厚肉にし、他方、前記ストッパ
    ー(143)の枠体部(141)側の2面にそれぞれ粘
    着力及び粘弾性を有する第2の衝撃吸収材(146,1
    46)を貼着し、ストッパー(143)の外周部には該
    第2の衝撃吸収材(146,146)の端面を包囲する
    規制枠(144)を形成し、該規制枠(144)の高さ
    を第2の衝撃吸収材(146,146)の肉厚よりも小
    幅にしたことを特徴とする耐震用支持体。
  9. 【請求項9】一定の強度があるが人の手により屈曲する
    ことも可能な資材により平面視方形の枠体(102)を
    設け、該枠体(102)の軸方向一端側に枠体(10
    2)の中心方向に屈曲するフランジ(103)を形成
    し、前記枠体(102)内に粘着力及び粘弾性を有する
    衝撃吸収材(106)を嵌合させ、該衝撃吸収材(10
    6)の肉厚を前記枠体(102)の軸方向の寸法よりも
    厚肉にし、前記枠体(102)の相対する2辺の軸方向
    にそれぞれ切欠き部(104)を形成するとともに、該
    切欠き部(104)に隣接する前記フランジ(103)
    に狭幅部(105)を形成したことを特徴とする耐震用
    支持体。
  10. 【請求項10】強度のある資材により台板(87)を設
    け、該台板(87)の一面に粘着力及び粘弾性を有する
    第1及び第2の衝撃吸収材(75,76)を第2の衝撃
    吸収材(76)が台板(87)に接するように積層・貼
    着し、台板(87)の他面にも粘着力及び粘弾性を有す
    る第3の衝撃吸収材(79)を貼着し、前記第2の衝撃
    吸収材(76)の中央部に抜き孔(76a)を形成した
    ことを特徴とする耐震用支持体。
  11. 【請求項11】強度のある資材により無端状の枠体(7
    1)を設け、該枠体(71)の軸方向一端側に該枠体
    (71)の中心方向に屈曲するフランジ(72)を形成
    し、該枠体(71)内に前記第1及び第2の衝撃吸収材
    (75,76)を嵌合させ、該第1及び第2の衝撃吸収
    材(75,76)の合計の肉厚を前記枠体(71)の軸
    方向の寸法よりも厚肉にし、他方、前記枠体(71)の
    軸方向他端側に該枠体(71)の中心方向に屈曲可能な
    係止片(74)を設け、前記台板(77)に該係止片
    (74)を係止可能な係止部(78)を形成し、該係止
    片(74)と前記フランジ(72)とにより前記第1及
    び第2の衝撃吸収材(75,76)ならびに前記台板
    (77)を挟持したことを特徴とする請求項10記載の
    耐震用支持体。
  12. 【請求項12】強度のある資材により平面視方形の補強
    板(61)を設け、該補強板(61)の両端に該補強板
    (61)の一面側に屈曲するフランジ(62)をそれぞ
    れ一体に形成し、該一対のフランジ(62,62)間に
    粘着力及び粘弾性を有する衝撃吸収材(63)を嵌合さ
    せるとともに、該衝撃吸収材(63)の肉厚を前記フラ
    ンジ(62)の屈曲高さよりも厚肉にしたことを特徴と
    する耐震用支持体。
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