JPH09312956A - 送風機 - Google Patents

送風機

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Publication number
JPH09312956A
JPH09312956A JP8126765A JP12676596A JPH09312956A JP H09312956 A JPH09312956 A JP H09312956A JP 8126765 A JP8126765 A JP 8126765A JP 12676596 A JP12676596 A JP 12676596A JP H09312956 A JPH09312956 A JP H09312956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor shaft
brush
blower
contact
grounded
Prior art date
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Pending
Application number
JP8126765A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Okada
晋 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP8126765A priority Critical patent/JPH09312956A/ja
Publication of JPH09312956A publication Critical patent/JPH09312956A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の回転子軸に電源高調波成分により発
生した電圧をアースに落としてベアリングが放電加工現
象を起こし損傷するのを防止できる送風機を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ベアリング軸受部3により支持される回
転子軸10を有しインバータ装置17を介して駆動され
る電動機11を設け、電動機11の回転子軸10に取り
付けられるファン12および回転子軸10の表面に接触
するアース手段22を備え、回転子軸10に発生する電
圧をアースに落とす構成とすることにより、ベアリング
軸受部3内のベアリングが放電加工現象を起こし損傷す
るのを防止できるという送風機が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ装置を
使用して駆動される送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の送風機は一例として図7
に示すようなものがあった。以下、その構成について図
7を参照しながら説明する。
【0003】図に示すように、ステータ101を内蔵す
るハウジング102の軸受部103には外輪104とボ
ール105と内輪106とによりなるベアリング107
およびグリス108を設け、ステータ101の内部に配
設される回転子109の回転子軸110を回転自在に設
けて電動機111を形成し、回転子軸110にはファン
112を取り付け、ファン112はケーシング113に
より囲み送風部114を形成し、電動機111と送風部
114を架台115上に設置していた。
【0004】そして、電動機111のステータ101に
は商用電源116が接続されるインバータ装置117が
接続され送風機が構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の送風
機では、インバータ装置117から発生した電源高調波
成分により回転子109に電荷が発生し、高速回転時に
はベアリング107のグリス108によってボール10
5と外輪104と内輪106は絶縁状態となって回転子
軸110に電圧が発生していた。
【0006】そして、回転子軸110の回転が低下する
とボール105と外輪104および内輪106が電気的
に接触状態となり、放電が起きて放電加工現象によりベ
アリング107が傷つき易いという課題があり、ベアリ
ング107を損傷しないようにすることが要求されてい
る。
【0007】本発明は、上記課題を解決するもので、回
転子軸に発生した電圧をアースに落としてベアリングが
放電加工現象を起こし、損傷するのを防止できる送風機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の送風機は上記目
的を達成するために、ファンを駆動する電動機の回転子
軸の表面に接触するアース手段を備え、電動機の運転時
に回転子軸に発生する電圧をアースに落とす構成とした
ものである。
【0009】本発明によれば、電動機の運転時に回転子
軸に発生する電圧をアースに落とし、ベアリングが放電
加工現象を起こすのを防止でき、ベアリングの損傷を防
止することができる送風機が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、ベアリング軸受により
回転自在に支持される回転子軸を有し、インバータ装置
を介して通電されることにより駆動される電動機と、こ
の電動機の回転子軸に取り付けられるファンと、前記電
動機の回転子軸の表面に接触するアース手段とを備え、
前記電動機の運転時に回転子軸に発生する電圧をアース
に落とす構成としたものであり、インバータ装置で発生
した電源高調波成分により回転子に電荷が発生し、高速
回転時にはベアリングのグリスによってベアリングが絶
縁状態となり、回転子軸に電圧が発生するが、アース手
段により電圧がアースに落とされるので、低速回転時に
ベアリングが電気的に接触状態となり、放電が起きて放
電加工現象によりベアリングが傷つけられるということ
が防止されるという作用を有する。
【0011】以下、本発明の実施例について図1〜図6
を参照しながら説明する。
【0012】
【実施例】
(実施例1)図1〜図3に示すように、ステータ1を内
蔵するハウジング2の軸受部3には外輪4とボール5と
内輪6とによりなるベアリング7およびグリス8を設
け、ステータ1の内部に配設される回転子9の回転子軸
10を回転自在に設けて電動機11を形成し、回転子軸
10にはファン12を取付け、ファン12はケーシング
13により囲み送風部14を形成し、電動機11と送風
部14をアースされた架台15上に設置し、電動機11
のステータ1には商用電源16が接続されるインバータ
装置17を接続する。
【0013】そして、回転子軸10の外周に一端が接触
するブラシ18の他端を支持具19により支持し、支持
具19をアース台20に傾倒自在に設け、支持具19と
アース台20間にはブラシ18が一定の圧力で回転子軸
10に接触させるように作用するスプリング21を設け
てアース手段22を構成し、アース台20を架台15上
に設置する。
【0014】上記構成において、インバータ装置17を
介して通電されることにより電動機11が駆動し、回転
子軸10に設けたファン12が回転して送風部14から
送風されることとなる。
【0015】そして、インバータ装置17で発生した電
源高調波成分により回転子9に電荷が発生し、高速回転
時にはベアリング7のグリス8によってボール5と外輪
4と内輪6は絶縁状態となって回転子軸10に電圧が発
生することとなるが、アース手段22により電圧がアー
スに落とされるので、ベアリング7に帯電することがな
くなり、低速運転時に放電が起きて放電加工現象により
ベアリング7が損傷するのが防止されることとなる。
【0016】また、回転子軸10の外周にブラシ18を
接触させアースすることにより、回転子軸10との接触
が良くなり、回転している回転子軸10から確実に電圧
をアースに落とすことができることとなる。
【0017】(実施例2)図4に示すように、支持具1
9によって固定されたブラシ18の近傍に、磁石25を
固定した構成とする。
【0018】上記構成により、ブラシ18と回転子軸1
0の摺動によって発生した鉄粉を、磁石25によって吸
着させながら、回転子軸10に帯電しようとする電圧を
アースに落とすことができることとなる。
【0019】(実施例3)図5に示すように、アース台
20A上に設けられる支持具19Aに筒状部19aを設
け、筒状部19a内に一定の圧力で押圧する押圧スプリ
ング23を介してブラシ24を移動自在に設け、回転子
軸10の外周にブラシ24が接触するように構成する。
【0020】上記構成により、回転子軸10の回転を阻
害することもなく、回転子軸10に帯電する電圧をブラ
シ24を介してアースに落とすことができ、放電加工現
象の発生するのを防止することができることとなる。
【0021】(実施例4)図6に示すように、ブラシ2
4を回転子軸10の端面10aに接触させて構成する。
【0022】上記構成により、ブラシ24は回転子軸1
0の端面10aに接触するので、回転子軸10の外周に
ブラシ等の接触跡が残ることもなく、また、ブラシ24
の接触抵抗も少なくなり回転子軸10の回転を阻害する
こともない状態で回転子軸10に帯電しようとする電圧
をアースに落とすことができることとなる。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればインバータ装置を介して通電されることによ
り駆動される電動機の回転子軸に、電源高調波成分によ
り発生した電圧をアース手段を介してアースに落とすの
で、回転子軸を支持するベアリングが放電加工現象を起
こし損傷するのを防止できるという効果のある送風機を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の送風機の斜視図
【図2】同実施の形態1の送風機の電動機と送風部の断
面図
【図3】同実施の形態1の送風機のアース手段の構成を
示す側面図
【図4】同実施の形態2の送風機のアース手段の構成を
示す側面図
【図5】同実施の形態3の送風機のアース手段の構成を
示す概略断面図
【図6】同実施の形態4の送風機のアース手段の構成を
示す概略断面図
【図7】従来の送風機の断面図
【符号の説明】
3 軸受部 7 ベアリング 10 回転子軸 10a 端面 11 電動機 12 ファン 15 架台 17 インバータ装置 18 ブラシ 19 支持具 19A 支持具 20 アース台 20A アース台 21 スプリング 22 アース手段 23 スプリング 24 ブラシ 25 磁石

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリング軸受により回転自在に支持さ
    れる回転子軸を有し、インバータ装置を介して通電され
    ることにより駆動される電動機と、この電動機の回転子
    軸に取り付けられるファンと、前記電動機の回転子軸の
    表面に接触するアース手段とを備え、前記電動機の運転
    時に回転子軸に発生する電圧をアースに落とす構成とし
    た送風機。
  2. 【請求項2】 電動機およびファンを囲むケーシングよ
    りなる送風部を設置するアースされた架台と、回転子軸
    の外周に一端が接触するブラシと、このブラシの他端を
    支持し、傾倒自在にアース台に支持される支持具と、前
    記ブラシを回転子軸に当接させるように作用するスプリ
    ングとを設けた、請求項1記載の送風機。
  3. 【請求項3】 近傍に磁石を設けたブラシを回転子軸の
    外周に接触させアースする構成とした請求項1記載の送
    風機。
  4. 【請求項4】 スプリング圧によりブラシを回転子軸の
    外周に接触させアースする構成とした請求項1記載の送
    風機。
  5. 【請求項5】 スプリング圧によりブラシを回転子軸の
    端面に接触させアースする構成とした請求項1記載の送
    風機。
JP8126765A 1996-05-22 1996-05-22 送風機 Pending JPH09312956A (ja)

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JP8126765A JPH09312956A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 送風機

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Effective date: 20040420

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907