JPH09312562A - ハイ・インピーダンス検出回路、およびインタフェース回路 - Google Patents

ハイ・インピーダンス検出回路、およびインタフェース回路

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JPH09312562A
JPH09312562A JP8124440A JP12444096A JPH09312562A JP H09312562 A JPH09312562 A JP H09312562A JP 8124440 A JP8124440 A JP 8124440A JP 12444096 A JP12444096 A JP 12444096A JP H09312562 A JPH09312562 A JP H09312562A
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昌彦 石脇
Harufusa Kondo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル信号が与えられる所定のノードの
ハイ・インピーダンスを検出する。 【解決手段】 ノード2の信号が確定している状態で、
電圧印加手段4によって、ノード2の論理値を判定させ
るような電圧をノード2に印加する。次に、電圧印加解
除手段によって、電圧印加手段4の電圧印加を解除させ
る。第1および第2の検出手段3,6は、電圧印加およ
び解除の前後においてノード2の論理値を検出する。判
定手段7によって第1および第2の検出手段3,6の検
出結果を比較してノード2が、ハイ・インピーダンスに
なっているか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、論理回路の出力
等に接続されるディジタル回路の所定のノードがハイ・
インピーダンスになっていることを検出するためのハイ
・インピーダンス検出回路に関するものであり、また、
回路接続の有無が判定可能なインタフェース回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】論理回路を内部回路として有する半導体
集積回路に用いられる従来の入力バッファについて説明
する。例えば、図33はCMOSゲートによって構成さ
れた従来の入力バッファの構成を示す論理図である。こ
の入力バッファ100は、CMOSインバータ101,
102を直列に接続して構成されている。入力バッファ
100の入力端子には所定の論理回路の出力が接続さ
れ、入力バッファ100の出力は内部回路に与えられ
る。入力バッファ100には、図34(a)に示すよう
な波形を持つ信号INが入力される。信号INの論理値
は、入力バッファ100の論理しきい値VTよりも高く
電源電圧Vddより低いハイレベル(以下、‘H’と記
す。)か、または論理しきい値VTよりも低く接地電圧
GNDより高いローレベル(以下、‘L’と記す。)か
のいずれかである。入力バッファ100は、入力信号I
Nを増幅して、図34(b)に示すような、電源電圧V
ddかあるいは接地電圧GNDの間で振れるディジタル
信号OUTを出力する。
【0003】以上の入力バッファ100の動作説明は、
入力バッファ100を駆動する回路が正しく接続されて
いるときのものである。例えば、故障などによって配線
が切断され、前段の論理回路の出力と入力バッファ10
0の入力端子とが切断されると、入力バッファ100の
入力端子の電圧は不安定になる。一般に、入力バッファ
100の入力端子の電圧はリーク電流がどう流れるかに
よって決まり、入力バッファ100の入力端子側の配線
から接地へのリークが多ければ接地電圧GNDに、配線
から電源へのリークが多ければ電源電圧Vddに落ちつ
く。ただし、リークは一般には少量であるので、配線自
体は、ハイ・インピーダンス(以下、High-Zという。)
状態である。2値信号しか扱わないディジタル回路にお
いても、High-Zを検出することは、インタフェース回路
が設けられている装置全体の保守の観点から重要であ
る。しかし、従来の入力バッファ100にはこれを検知
する手段を備えたものは存在しなかった。High-Zを検出
できれば、半導体集積回路に故障が発生したことを察知
して、しかるべき動作、例えば、故障通報などを行うこ
とが可能になる。
【0004】また、例えば、ネットワーク装置のよう
に、多数の入力ポートをサポートする機能を持ち、実際
に幾つの入力ポートを使用するかを、準備したインタフ
ェースカードの枚数に応じて選択可能な装置がある。図
35は、このようなネットワーク装置の一種であるパケ
ット変換装置120の構成を示す斜視図である。
【0005】バックプレーン121を介して、複数のイ
ンタフェースカード124とスイッチカード123が接
続されている。最大構成時はすべてのコネクタ122
A,122Bにインタフェースカードが接続されている
が、例えば、2枚のインタフェースカード124で十分
な場合は、インタフェースカード124がコネクタ12
2Aにのみ接続され、コネクタ122Bは未使用とな
る。この場合、パケット交換装置120のインタフェー
ス回路に設けられている未使用のコネクタ122Bの入
力端子はHigh-Zになる。パケット交換装置120のイン
タフェース回路の入力端子がHigh-Zになっているか否か
を検出することは、パケット交換装置120に何枚のイ
ンタフェースカード124が接続されているかを知る手
段を提供することになる。
【0006】また、その他の半導体集積回路の入出力イ
ンタフェース回路として、高速化のために、配線に、例
えば50Ωの抵抗を介して終端電圧Vttを印加するも
のがある。典型的な例として、ECLや、HSTL(Hi
gh Speed Transceiver Logic)がある。図36は、例え
ば、JEDEC STANDARD No.8−6に記
載されたHSTLの出力を受ける入力インタフェース回
路の構成を示す回路図である。図36において、110
はディジタル回路、111はディジタル回路中に設けら
れた内部回路、112はディジタル回路110中に設け
られディジタル回路110の外部と内部回路111との
間の信号の送受信の仲立ちをするインタフェース回路、
113はインタフェース回路112に設けられディジタ
ル回路110に対する外部の回路が接続されるコネク
タ、114はインタフェース回路112に設けられディ
ジタル回路110から与えられる終端電圧Vttを受け
る電圧端子、115はコネクタ113に接続された非反
転入力端子と電圧端子114に接続された反転入力端子
とコネクタ113から入力された信号をバッファして内
部回路111に出力するための出力端子とを持つ差動増
幅回路、R10はコネクタ113と電源端子114の間
に接続され50Ωの抵抗値を有する抵抗である。これら
の高速インタフェース回路において、前述のように未使
用の場合にはコネクタ113は、High-Zにならず、50
Ωの抵抗R10を介して終端電圧Vttを供給する配線
に接続されることになる。そのため、High-Zを検出して
もコネクタ113の使用の有無は判定できない。なお、
通常、コネクタ113に与えられる入力は、Vtt±
0.4Vぐらいの振幅を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル回路
には、High-Z検出回路が存在せず、ディジタル回路中の
所定のノードがHigh-Zになったか否かを検出することが
できないという問題があった。
【0008】また、従来のインタフェース回路は、High
-Zを検出する機能を有しておらず、そのため、入力端子
が未使用状態であるか否かを判定できないという問題が
あった。
【0009】また、差動増幅回路を入力バッファに持つ
従来のインタフェース回路は、入力端子が未使用状態で
ある場合、差動増幅回路の2つの入力端子の電圧が、と
もに中間電圧である終端電圧Vttになり、等しくなる
ので、消費電力が増大するという問題があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ディジタル回路中にあって所定
のノードのHigh-Zを検出するためのHigh-Z検出回路を提
供することを目的としている。また、入力端子が未使用
であるか否かを判定することができるインタフェース回
路を提供することを目的としており、さらにその判定結
果に基づいて差動増幅回路の動作を制御することにより
消費電力を削減することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るハイ・
インピーダンス検出回路は、所定の論理回路の出力を受
けて閉路になっているときのハイレベルおよびローレベ
ル、並びに開路のインピーダンスを呈するハイ・インピ
ーダンスのいずれかになる所定のノードに接続され、前
記所定のノードがハイ・インピーダンスになったことを
検出するハイ・インピーダンス検出回路であって、前記
所定のノードの状態が保持される期間において、前記所
定のノードの論理値を検出する第1の検出手段と、前記
ハイレベルを与える第1の電圧および前記ローレベルを
与える第2の電圧のうち前記第1の検出手段における検
出結果とは逆の論理値を与える電圧を前記所定のノード
に印加する電圧印加手段と、前記電圧印加手段による電
圧の印加を解除して前記所定のノードを前記所定の論理
回路が再駆動可能な状態にする電圧印加解除手段と、電
圧印加解除後に、前記所定のノードの論理値を検出する
第2の検出手段と、前記第1および第2の検出手段の検
出結果に基づいて前記所定のノードのハイ・インピーダ
ンスの判定を行う判定手段とを備えて構成される。
【0012】第2の発明に係るハイ・インピーダンス検
出回路は、第1の発明のハイ・インピーダンス検出回路
において、前記電圧印加手段および電圧印加解除手段
は、前記第1の電圧を与えるノードと前記所定のノード
の間に直列に接続され、それぞれ第1の制御信号および
第2の制御信号に応じてオンオフする第1のスイッチン
グ素子および第2のスイッチング素子と、前記第2の電
圧を与えるノードと前記所定のノードの間に直列に接続
され、それぞれ第3の制御信号および第4の制御信号に
応じてオンオフする第3のスイッチング素子および第4
のスイッチング素子とを含み、前記第1および第3のス
イッチング素子は、前記第1の検出手段の検出結果に応
じた前記第1および第3の制御信号によって、いずれか
一方がオン状態となり、前記第2および第4のスイッチ
ング素子は、前記第2の制御信号と前記第4の制御信号
に応答して、前記所定のノードに電圧を印加する期間だ
けいずれもオンすることを特徴とする。
【0013】第3の発明に係るハイ・インピーダンス検
出回路は、第1の発明のハイ・インピーダンス検出回路
において、前記電圧印加手段は、前記第1の電圧が与え
られる一方端子、前記所定のノードに接続された他方端
子、および制御端子を持ち、該制御端子に与えられる第
1の制御信号に応答しオンオフする第1のスイッチング
素子と、前記第2の電圧が与えられる一方端子、前記所
定のノードに接続された他方端子、および制御端子を持
ち、該制御端子に与えられる第2の制御信号に応答して
オンオフする第2のスイッチング素子とを含み、前記電
圧印加解除手段は、前記第1および第2のスイッチング
素子がオンし得る期間をそれぞれ指示する第3および第
4の制御信号を出力し、前記第1の検出手段は、前記所
定のノードの論理値に応じて前記第1または第2のスイ
ッチング素子の一方がオンすることを許可する第5の制
御信号を出力し、前記第1の制御信号は前記第3の制御
信号と前記第5の制御信号の論理演算を行うことによっ
て生成され、前記第2の制御信号は前記第4の制御信号
と前記第5の制御信号の論理演算を行うことによって生
成されることを特徴とする。
【0014】第4の発明に係るハイ・インピーダンス検
出回路は、第1ないし第3の発明のハイ・インピーダン
ス検出回路において、前記第1の検出手段と前記第2の
検出手段は、前記所定のノードに接続された入力端子、
および該入力端子に入力された信号と同じ論理値を持つ
信号を出力するための出力端子を持つバッファ手段と、
前記バッファ手段の前記出力端子に接続された入力端
子、出力端子、および切換信号が与えられる制御端子を
持つ第5のスイッチング素子とを含み、前記電圧印加手
段が前記所定のノードに電圧の印加を開始する前に前記
第5のスイッチング素子を前記切換信号により非導通状
態にし、前記第5のスイッチング素子の前記入力端子か
ら前記第2の検出手段の検出結果を出力するとともに前
記第5のスイッチング素子の前記出力端子から前記第1
の検出手段の検出結果を出力することを特徴とする。
【0015】第5の発明に係るハイ・インピーダンス検
出回路は、第1ないし第4の発明のいずれかのハイ・イ
ンピーダンス検出回路において、前記所定のノードと前
記所定の論理回路との間に設けられ、前記電圧印加手段
が前記所定のノードに電圧の印加を開始する前に、前記
所定のノードと前記所定の論理回路の出力とを電気的に
遮断し、前記電圧印加解除手段が電圧の印加を解除した
後に前記所定のノードと前記所定の論理回路を電気的に
接続する開閉手段をさらに備えて構成される。
【0016】第6の発明に係るハイ・インピーダンス検
出回路は、第1ないし第3の発明のハイ・インピーダン
ス検出回路において、前記所定の論理回路は、切換信号
によってその出力がハイ・インピーダンスになる、前記
所定のノードに接続された出力回路を含み、前記電圧印
加手段は、前記出力回路の出力がハイ・インピーダンス
となっているときに、前記切換信号に応答して前記所定
のノードに電圧を印加することを特徴とする。
【0017】第7の発明に係るインタフェース回路は、
第1の回路と第2の回路との間に設けられ、前記第1の
回路から前記第2の回路に送られるディジタル信号の送
受信の仲立ちをするインタフェース回路であって、前記
第1の回路を接続するためのコネクタ手段と、前記コネ
クタ手段が開路のインピーダンスであるハイ・インピー
ダンスになっているか否かを検出して前記第2の回路に
向けて通知するハイ・インピーダンス検出回路とを備え
て構成される。
【0018】第8の発明に係るインタフェース回路は、
第7の発明のインタフェース回路において、前記ハイ・
インピーダンス検出回路の検出結果に基づいて、所定の
時期に前記コネクタ手段が使用されているか否かを判定
してその判定結果を前記第2の回路に通知し、リセット
信号が与えられたときに再度判定を行い判定結果を前記
第2の回路に通知する判定回路をさらに備えて構成され
る。
【0019】第9の発明に係るインタフェース回路は、
第7の発明のインタフェース回路において、前記ハイ・
インピーダンス検出回路の検出結果に基づいて、前記コ
ネクタ手段が使用されているか否かを判定してその判定
結果を前記第2の回路に通知する判定回路をさらに備
え、前記ハイ・インピーダンス回路および前記判定回路
は、前記コネクタ手段のハイ・インピーダンスを常に監
視するように設定されていることを特徴とする。
【0020】第10の発明に係るインタフェース回路
は、未使用時にはハイレベルおよびローレベルのいずれ
の論理レベルにも属さない中間レベルの電圧が与えら
れ、所定の回路を接続するためのコネクタ手段と、前記
コネクタ手段と前記所定の回路との間に設けられ、前記
コネクタ手段に接続された一方入力と前記中間レベルの
電圧が与えられる他方入力を持つ差動増幅回路と、前記
コネクタ手段の電圧が前記中間レベルになっているか否
かを検出する中間電圧検出回路と、前記中間電圧検出回
路の検出結果に基づいて、前記コネクタ手段が使用され
ているか否かを判定してその判定結果を前記所定の回路
に通知する判定回路とを備え、前記差動増幅回路は、前
記判定回路の判定結果に基づいてオンオフ制御されるこ
とを特徴とする。
【0021】第11の発明に係るインタフェース回路
は、第10の発明のインタフェース回において、前記判
定回路は、前記所定の回路の出力を変化させるタイミン
グを与えるクロックの2周期分以上の所定の期間中ずっ
と前記中間電圧検出回路から前記中間レベルの電圧が検
出されたことを示す検出結果が与えられたときに、前記
コネクタ手段が使用されていると判定することを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下この発明の実施の形態1によるHigh
-Z検出回路を図1ないし図8を用いて説明する。図1は
この発明の実施の形態1によるHigh-Z検出回路の構成を
示す概念図である。このHigh-Z検出回路は、ディジタル
回路中に設けられている。図1において、1は例えばデ
ィジタル回路中に設けられる論理回路、2は論理回路1
により駆動されるノード、3はノード2の信号値が保持
される期間においてノード2の論理値を検出する第1の
検出手段、4は電源電圧Vddおよび接地電圧GNDの
うち第1の検出手段3における検出結果とは逆の論理値
を与える電圧を印加するための電圧印加手段、5は電圧
印加手段4がノード2に電圧を印加するのを解除してノ
ード2の状態を論理回路1が再駆動可能な状態にする電
圧印加解除手段、6は電圧印加解除後にノード2の論理
値を検出する第2の検出手段、7は第1および第2の検
出手段3,6の検出結果に基づいてHigh-Zの判定を行う
判定手段、8は論理回路1に供給されるクロックCLK
からHigh-Z検出回路を動作させるためのクロックCLK
´を生成する内部クロック生成手段である。
【0023】なお、図1に示したHigh-Z検出回路では、
第1および第2の検出手段3,6並びに電圧印加解除手
段5に内部クロックCLK´が供給されてる。しかし、
High-Z検出回路の態様は、このような構成に限られるも
のではなく、High-Z検出回路を構成している各手段1〜
7が論理回路1の出力信号の変化に応じて適切に動作す
るのであれば、内部クロックCLK´が、どの手段に供
給されていてもよい。
【0024】また、各手段3〜7は、他の殿手段の動作
タイミングに基づいて自己の動作タイミングを決定して
もよく、High-Z検出が可能になるタイミングの決定を行
える構成は図1の構成に限定されるものではない。
【0025】図2は、論理回路1の出力段に設けられて
ノード2を駆動するためのトライステートバッファの構
成を示す回路図である。図2のトランジスタQ1,Q2
は、電源電圧Vddと接地電圧GNDの供給を受けて動
作するCMOSインバータを構成する。トランジスタQ
1,Q2のゲートには、インバータIn1の出力端子が
接続される。トランジスタQ1のソースにはトランジス
タQ3を介して電源電圧Vddが供給されており、トラ
ンジスタQ3のゲートにはインバータIn2から制御信
号TRIの反転信号が与えられる。トランジスタQ2の
ソースはトランジスタQ4を介して接地電圧GNDが供
給されており、トランジスタQ4のゲートには制御信号
TRIが与えられる。そして、制御信号TRIが‘H’
の時、ノード2は、図2のトライステートバッファによ
って電源に接続され、あるいは接地される。この時、ノ
ード2に出力される信号OUTは、インバータIn1の
入力端子に入力する信号INと同じ論理値を持つ。制御
信号TRIが‘L’の時、ノード2はHigh-Zになる。
【0026】図3は、図1のHigh-Z検出回路の具体的構
成の一態様を示す回路図である。図3において、10は
図1の第1および第2の検出手段3,6の働きを兼ねる
電圧検出手段であり、その他の図1と同一符号のものは
図1の同一符号部分に相当する部分である。なお、図3
においては、図1で示した内部クロック発生手段8の記
載を省略している。内部クロックCLK´、つまり信号
Nは、クロックCLKを逓倍するなどして簡単に生成で
きる。
【0027】電圧検出手段10には、ノード2に接続さ
れた入力端子と該入力端子の信号値を増幅して出力する
ための出力端子を有するバッファBu1、バッファBu
1の出力端子に接続されたトランスファゲートTr1、
およびトランスファゲートTr1に信号Nの反転信号バ
ーNを供給するインバータIn3が含まれる。トランス
ファゲートTr1は、信号Nが‘H’の時に導通状態と
なり、その入力端子に与えられるバッファBu1の出力
端子の電圧をトランスファゲートTRの出力端子側へ伝
達する。バッファBu1は、ノード2の電圧がいずれか
の論理値になっているため、ノード2の信号Pをバッフ
ァするとともに電圧を増幅してトランスファゲートTr
1の入力端子をほぼ電源電圧Vddあるいは接地電圧G
NDにする。バッファBu1の出力が第2の検出回路の
出力に相当し、トランスファゲートTr1の出力が第1
の検出回路の出力に相当するため、構成が簡単化され
る。電圧印加手段4には、ドレインとトランスファゲー
トTr1の出力端子に接続されたゲートと電源電圧Vd
dが与えられるソースとを持つPチャネルMOSトラン
ジスタQ5、およびドレインとトランスファゲートTr
1の出力端子に接続されたゲートと接地電圧GNDが与
えられるソースとを持つNチャネルMOSトランジスタ
Q6が含まれる。
【0028】電圧印加解除手段5には、クロックCLK
´を時間dt1だけ遅延させる遅延素子De1、遅延素
子De1によって遅延したクロックCLK´をさらに時
間dt2だけ遅延させる遅延素子De2、遅延素子De
2の出力を反転させるインバータIn4、インバータI
n4の出力と遅延素子De1の出力との論理和の否定を
出力するNORゲートNor1、NORゲートNor1
の出力を反転するインバータIn5、トランジスタQ5
のドレインに接続されたソースとノード2に接続された
ドレインとインバータIn5の出力信号バーMを受ける
ゲートとを持つPチャネルMOSトランジスタQ7、お
よびトランジスタQ6のドレインに接続されたソースと
ノード2に接続されたドレインとNORゲートNor1
の出力信号Mを受けるゲートとを持つNチャネルMOS
トランジスタQ8が含まれる。判定手段7には、バッフ
ァBu1の出力とトランスファゲートTr1によって伝
達された信号との排他的論理和を出力するXORゲート
Ex1が含まれる。
【0029】以上のように、電源電圧Vddを与えるノ
ードとノード2の間に直列に接続されたトランジスタQ
5,Q7および接地電圧GNDを与えるノードとノード
2との間に直列に接続されたトランジスタQ6,Q7に
よって、電圧の印加および電圧印加の解除を行うため、
High-Z検出回路の構成が簡単で、高速な動作が可能であ
る。
【0030】次に、図4および図5のタイミングチャー
トを用いて、図3に示したHigh-Z検出回路の動作を説明
する。ここで、信号RはXORゲートEx1の出力信号
であり、信号QはトランスファゲートTr1が伝達する
信号であり、信号Pはノード2に伝達された信号であ
る。
【0031】期間t0は、論理回路1によってノード2
が駆動された後、ノード2の信号が安定している期間で
最初におとずれる期間である。期間t0において、ノー
ド2がHigh-Zであっても、ノード2は、リーク電流によ
って‘H’もしくは‘L’のいずれかの値を持つ。この
時、信号Nが‘H’であるため、トランスファゲートT
r1の出力端子は、ノード2の論理値に応じて電源電圧
Vddあるいは接地電圧GNDになるようにバッファB
u1から電荷の供給を受ける。期間t0の間、信号Mが
‘L’であるため、トランジスタQ7,Q8はオフ状態
にある。期間t0に続く期間t1〜期間t3もノード2
の信号が安定している期間である。期間t1において、
信号Nが‘H’から‘L’に変化すると、トランスファ
ゲートTr1が非導通状態となり、期間t0の時におけ
る信号Qの値が保持される。つまり、期間t1,t2に
おける信号Qは、第1の検出手段がノード2の論理値と
して検出した結果ということになる。なお、トランスフ
ァゲートTr1の出力端子には寄生容量があるため、そ
の電圧は保持される。電圧印加手段4を構成しているト
ランジスタQ5,Q6は、信号Qに応じて、いずれか一
方がオン状態となる。すなわち、図4に示すように、期
間t0において、信号Pが‘L’であれば、トランジス
タQ5がオン状態となり、図5に示すように、信号Pが
‘H’であれば、トランジスタQ6がオン状態となる。
【0032】遅延素子De1によって、信号Nが‘H’
から‘L’に変化するタイミングから時間dt1だけ遅
延して、信号Mは‘L’から‘H’に変化する。そのた
め、トランジスタQ7,Q8がオン状態となる。換言す
れば、この時、電圧印加解除手段4が電圧印加手段5に
ノード2への電圧の印加を許可していることになる。信
号Mが‘H’に変化してから時間dt2だけ遅れて、つ
まり、期間t1の終了(期間t2の始まり)において、
信号Mは‘H’から‘L’に変化する。信号Mのこの変
化によって、トランジスタQ7,Q8がオフする。つま
り、電圧印加解除手段4が、電圧印加手段5の電圧の印
加を解除する。
【0033】電圧の印加が解除されると、論理回路1に
よって再びノード2が駆動されるため、論理回路1によ
りノード2がHigh-Zになっていなければ、期間t0にお
けるノード2の論理値に戻る。
【0034】期間t2の始まりから論理回路1がノード
2を駆動するのに必要な時間が経過した後、バッファB
u1が出力するのは、第2の検出手段としての検出結果
である。この時にXORゲートEx1が出力する、バッ
ファBu1の出力と信号Qの排他的論理和が、判定手段
7におけるHigh-Zの判定結果になる。すなわち、この時
の信号Rの値が‘H’であれば、論理回路1はノード2
をHigh-Zにするような状態となっていることが分かる。
信号Rの値が‘L’であれば、信号Qの値がそのまま論
理回路1の出力と判断される。期間t3では、信号Nが
‘L’に変化して、トランスファゲートTr1が導通状
態となる。期間t0〜t2において信号Qが変化してい
ないことからも分かるように、以上のようなHigh-Z検出
回路を設けることにより、ディジタル回路中において、
論理回路1の後段の回路にHigh-Z検出のためのノード2
に対する電圧印加の影響を与えることなく、論理回路1
が出力するHigh-Zを検出できる。
【0035】なお、上記実施の形態の説明では、論理回
路1の駆動能力よりHigh-Z検出回路の駆動能力が大き
く、電圧印加手段4によってノード2の論理値が変化す
る場合について説明したが、論理回路1の駆動能力が大
きい場合でも判定を行うことが可能であり、判定結果に
影響を与えることはない。
【0036】図6は、図1のHigh-Z検出回路の具体的構
成の他の態様を示すブロック図である。図6において、
15はノード2の状態を検査判定するための検査判定ブ
ロック、Q9は電源電圧Vddを受けるソースとノード
2に接続されたドレインと検査判定ブロック15からの
制御信号SC1を受けるゲートを持ち制御信号SC1に
応答してオンオフ制御されるPチャネルMOSトランジ
スタ、Q10は接地電圧GNDを受けるソースとノード
2に接続されたドレインと検査判定ブロック15からの
制御信号SC2を受けるゲートを持ち制御信号SC2に
応答してオンオフ制御されるNチャネルMOSトランジ
スタである。
【0037】検査判定ブロック15は、図3に示したHi
gh-Z検出回路の構成とほぼ同じ構成を有する。すなわ
ち、図3のHigh-Z検出回路からトランジスタQ5〜Q8
を除き、信号Qと信号バーMの論理積を制御信号SC1
とし、信号Qと信号Mの論理積をを制御信号SC2とす
ることにより、検査判定ブロック15が構成できる。図
16の検査判定ブロック15は、2入力ANDゲート1
6,17を2つ追加して実現している。以上のように、
電源電圧Vddを与えるノードとノード2の間に設けら
れたトランジスタQ9および接地電圧GNDを与えるノ
ードとノード2との間に設けられたトランジスタQ10
によって、電圧の印加および電圧印加の解除を行うた
め、High-Z検出回路の構成が簡単で、高速な動作が可能
である。
【0038】評価用CMOSトランジスタQ9,Q10
を図のように接続し、以下に示す手順を踏むことによ
り、ノード2が‘H’/‘L’/High-Zのうちどの状態
であるかを検出することが可能となる。図7および図8
を用いて検査判定の手順について説明する。
【0039】(1)期間t10において、検査判定ブロ
ック15は、ノード2における信号Pの論理値を検出す
る。この検出については図3のHigh-Z検出回路と同じで
あるため説明を省略する。 (2)期間t11において、検査判定ブロック15は、
トランジスタQ9,10を制御して、期間t10におけ
る信号Pとは逆の論理値になるような電圧をノード2へ
印加する。すなわち、検査判定ブロック15は、期間t
11において期間t10における信号Pの値が‘L’な
ら、図7に示すように、制御信号SC1を‘L’にし
て、トランジスタQ9をオンさせる。検査判定ブロック
15は、期間t11において期間t10における信号P
の値が‘H’なら、図8に示すように、制御信号SC2
を‘H’にして、トランジスタQ10をオンさせる。
【0040】(3)期間t12において、検査判定ブロ
ック15は、トランジスタQ9,Q10に対して期間t
11に行った電圧の印加を解除するよう指示する。すな
わち、検査判定ブロック15は、期間t12において、
制御信号SC1を‘H’にしてトランジスタQ9をオフ
させるとともに、制御信号SC2を‘L’にしてトラン
ジスタQ10をオフさせる。 (4)期間t13における信号Pの論理値と期間t10
における信号Pの論理値が異なっていれば、論理回路1
の出力をHigh-Zと断定できる。逆に、期間t13におけ
る信号Pの論理値と期間t10における信号Pの論理値
が同じであれば、論理回路1の出力信号は信号Pに等し
いことが断定できる。なお、上記実施の形態1の説明で
は、期間t0とt2の信号Pの論理値の比較、あるいは
期間t10とt13の信号Pの論理値の比較を行った
が、High-Z検出回路の駆動能力が論理回路1の駆動能力
より小さいのであれば、期間t0とt1、期間t10と
t11とを比較してHigh-Z検出回路が駆動することによ
って論理値が変化したか否かを検出してHigh-Zを判定す
ることができる。なお、図6に示したHigh-Z検出回路
は、電圧印加解除手段5からの信号Mによって電圧の印
加を解除することができるよう構成されたものである。
【0041】実施の形態2.実施の形態1によるHigh-Z
検出回路は、図4および図5の期間t1あるいは図7お
よび図8の期間t11付近において貫通電流が流れるた
め、High-Z検出のための消費電力が大きくなる。また、
配線容量および論理回路1の出力ゲートの容量が大きい
場合、判定を行うために電圧を印加する際に充放電のた
めの電流が流れ消費電力が大きくなる。また、論理回路
1の駆動能力と評価用トランジスタQ5〜Q10の駆動
能力との関係を調整することが必要になる場合がある。
実施の形態2によるHigh-Z検出回路は、この問題を解決
するための構成を有している。この発明の実施の形態2
によるHigh-Z検出回路について図9ないし図17を用い
て説明する。図9はこの発明の実施の形態2によるHigh
-Z検出回路の構成を示す概念図である。このHigh-Z検出
回路は、ディジタル回路中に設けられている。図9にお
いて、21は電圧印加手段4が電圧を印加している期間
にはノード2と論理回路1の出力2Aとを遮断するため
の開閉手段であり、その他図1と同一符号のものは図1
の同一符号部分に相当する部分である。
【0042】開閉手段21は、電圧印加のタイミングと
電圧印加解除のタイミングで動作することが必要となる
ため、図9に示したHigh-Z検出回路では電圧印加手段4
から電圧印加のタイミングを、電圧印加解除手段5から
電圧印加を解除するタイミングを直接通知されるように
構成されている。しかし、開閉手段21は、間接的にこ
れらのタイミングを知得するように構成されていてもよ
く、図9の構成に限定されるものではない。
【0043】図10は、図9のHigh-Z検出回路の具体的
構成の一態様を示す回路図である。図10のHigh-Z検出
回路が、図3のHigh-Z検出回路と異なる点は、開閉手段
21が付加されている点だけである。開閉手段21は、
論理回路1の出力端子2Aに接続された入力端子とノー
ド2に接続された出力端子を持ち、信号Mおよびその反
転信号バーMによって制御されるトランスファゲートT
r2で構成されている。
【0044】図11および図12は、図10に示したHi
gh-Z検出回路の動作を示すタイミングチャートである。
図11および図12と図4および図5を比較して分かる
ように、期間t0〜t3に対応する期間t20〜t23
における信号M,N,P,Q,Rの相対的な変化はそれ
ぞれ同じである。図10のHigh-Z検出回路の動作におい
て、図3のHigh-Z検出回路の動作と異なる点は、期間t
21の信号Mが‘H’になっている間、図10のHigh-Z
検出回路のトランスファゲートTr2が非導通状態とな
っている点だけである。信号Mが‘H’の時は、トラン
ジスタQ7,Q8がオン状態となっている期間であり、
この時に、論理回路1の出力2Aとノード2を切り放す
ことによって、消費電力を低く抑えることができる。そ
して、開閉手段21をHigh-Z検出回路側に配置している
ため、論理回路1の構成の如何にかかわらず低消費電力
でHigh-Zの検出を可能する。
【0045】図13は、図9のHigh-Z検出回路の具体的
構成の他の態様を示すブロック図である。図13におい
て、21は論理回路1の出力2Aとノード2の間の導通
/非導通を制御するための開閉手段、25はノード2の
状態を検査判定するための検査判定ブロック、Q9は電
源電圧Vddを受けるソースとノード2に接続されたド
レインと検査判定ブロック25からの制御信号SC3を
受けるゲートを持ち制御信号SC3に応答してオンオフ
制御されるPチャネルMOSトランジスタ、Q10は接
地電圧GNDを受けるソースとノード2に接続されたド
レインと検査判定ブロック25からの制御信号SC4を
受けるゲートを持ち制御信号SC4に応答してオンオフ
制御されるNチャネルMOSトランジスタである。図1
3の開閉手段21は、例えば、図10のようなトランス
ファゲートTr2で構成される。
【0046】検査判定ブロック25は、検査判定ブロッ
ク15とほぼ同じ構成を有している。検査判定ブロック
25の構成が検査判定ブロック15と異なる点は、制御
信号SC3,SC4を生成する部分を有する点である。
図14は、検査判定ブロック25において、制御信号S
C3,SC4を生成する部分の構成を示す回路図であ
る。図14において、la1は信号バーMの後縁で信号
Pあるいは信号Qの論理値をラッチするDラッチ、In
7はDラッチla1の出力を反転するインバータ、De
3は信号バーMを時間dt3だけ遅延させる遅延素子、
De4は遅延素子De3の出力をさらに時間dt4だけ
遅延させる遅延素子、In6は遅延素子de4の出力を
反転するインバータ、Nor2はDラッチla1のQ出
力の否定とインバータIn6の出力と遅延素子De3の
出力の論理和をとってその結果の否定を信号SC4とし
て出力する3入力NORゲート、Or1はDラッチla
1のQ出力とインバータIn7の出力と遅延素子De3
の出力の論理積をとってその結果を信号SC3として出
力する3入力ORゲートである。
【0047】図15は、信号バーMと図14の回路によ
って生成される制御信号SC3,SC4の関係を示すタ
イミングチャートである。制御信号SC3は、信号バー
Mの後縁においてDラッチのD入力に与えられる信号が
‘L’の時に、信号バーMの後縁から時間dt3だけ遅
延して立ち下がり、その立ち下がりからから時間dt4
だけ遅延して立ち上がる。また、制御信号SC4は、信
号バーMの後縁においてDラッチのD入力に与えられる
信号が‘H’の時に、信号バーMの後縁から時間dt3
だけ遅延して立ち上がり、その立ち上がりからから時間
dt4だけ遅延して立ち下がる。
【0048】図16および図17を用いて図13のHigh
-Z検出回路における検査判定の手順について説明する。 (1)期間t30において、検査判定ブロック25は、
ノード2における信号Pの論理値を検出する。この検出
については図3のHigh-Z検出回路と同じであるため説明
を省略する。 (2)期間t31において、検査判定ブロック25は、
トランジスタQ9,10を制御して、期間t30におけ
る信号Pとは逆の論理値になるような電圧をノード2へ
印加する。すなわち、検査判定ブロック25は、期間t
31において期間t30における信号Pの論理値が
‘L’なら、図16に示すように、制御信号SC3を
‘L’にして、トランジスタQ9をオンさせる。検査判
定ブロック25は、期間t31において期間t30にお
ける信号Pの論理値が‘H’なら、図17に示すよう
に、制御信号SC4を‘H’にして、トランジスタQ1
0をオンさせる。
【0049】(3)期間t32において、検査判定ブロ
ック25は、期間t31に行った電圧の印加をトランジ
スタQ9,Q10に対して解除させる。すなわち、検査
判定ブロック25は、期間t32において、信号バーM
を‘H’にしてトランジスタQ9,Q10をオフさせ
る。 (4)期間t33における信号Pの論理値と期間t30
における信号Pの論理値が異なっていれば、論理回路1
の出力をHigh-Zと断定できる。逆に、期間t33におけ
る信号Pの論理値と期間t30における信号Pの論理値
が同じであれば、論理回路1の出力信号は信号Pに等し
いことが断定できる。なお、制御信号SC3が‘L’に
なっている期間および制御信号SC4が‘H’になって
いる期間は、ともに、信号バーMが‘L’になっている
期間の中に収まるように設定されている。すなわち、ノ
ード2にHigh-Z検出回路から電圧が印加される期間に
は、必ずノード2と論理回路1の出力端子2Aが切断さ
れいているような設定となっている。
【0050】実施の形態3.実施の形態2のHigh-Z検出
回路は、開閉手段を備えていたが、論理回路が論理回路
の外部から与えられる制御信号によって出力をHigh-Zに
することができる場合には、開閉手段を省いてもHigh-Z
の検出のための消費電力を削減できる。そのような機能
を有する実施の形態3によるHigh-Z検出回路につてい図
18ないし図21を用いて説明する。
【0051】図18は実施の形態3によるHigh-Z検出回
路の構成を示すブロック図である。図18において、1
Aは外部から与えられる制御信号SC7によってノード
2をHigh-Zにすることが可能な論理回路、26はノード
2の状態を検査判定するための検査判定ブロック、Q9
は電源電圧Vddを受けるソースとノード2に接続され
たドレインと検査判定ブロック26からの制御信号SC
5を受けるゲートを持ち制御信号SC5に応答しオンオ
フ制御されるPチャネルMOSトランジスタ、Q10は
接地電圧GNDを受けるソースとノード2に接続された
ドレインと検査判定ブロック26からの制御信号SC6
を受けるゲートを持ち制御信号SC6に応答してオンオ
フ制御されるNチャネルMOSトランジスタである。
【0052】検査判定ブロック26の構成は、検査判定
ブロック25と同様の回路構成を有している。検査判定
ブロック25,26の違いは、検査判定ブロック25が
信号バーMを図14の遅延素子De3およびDラッチl
a1に与えているのに対して、検査判定ブロック26が
図14の遅延素子De3およびDラッチla1に対して
制御信号SC7を与える点にある。図14の遅延素子D
e3およびDラッチla1に制御信号SC7を与えるこ
とによって、NORゲートNor2から制御信号SC6
が、ORゲートOr1から制御信号SC5が得られる。
【0053】図19は、図18の論理回路1Aの出力段
に設けられてノード2を駆動するためのトライステート
バッファ27の構成を示す回路図である。図19におい
て、An4はインバータIn2の入力端子およびトラン
ジスタQ4のゲートに制御信号SC7と制御信号TRI
の論理積を出力するANDゲートであり、その他図2と
同一符号のものは図2の同一符号部分に相当する部分で
ある。図19のトライステートバッファ27は、制御信
号SC7が‘L’であれば、出力OUTをHigh-Zにす
る。
【0054】図16および図17と図20および図21
を比較して分かるように、制御信号SC3がSC5に、
制御信号SC4がSC6に、信号バーMが制御信号SC
7に置き換わっているだけで、その動作はほぼ同じであ
る。すなわち、図13のHigh-Z検出回路が、期間t31
における信号バーMが‘L’の間、開閉手段21により
論理回路1の出力2Aとノード2の接続を切断してノー
ド2の論理値を強制的に変更するのに対し、図18のHi
gh-Z検出回路は、期間t41における制御信号SC7が
‘L’の間、論理回路1AがHigh-Zを出力してノード2
の論理値の強制的な変更を容易にする。これにより、検
出時においてトライステートバッファへの電流の流出、
トライステートバッファ側からの電流の流入を防止して
消費電力を削減する。
【0055】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4について図22を用いて説明する。上記各実施の形
態では、High-Z検出回路がディジタル回路中に設けられ
て論理回路の出力を検出する場合について説明したが、
High-Z回路は、‘H’と‘L’とHigh-Zの3つの状態の
検出だけでなく、High-Zであるか否かの検出のみにも用
いることができる。図22に示すように、High-Z検出回
路35は、内部に所定の回路33を有し、所定の回路3
3へ入力端子32に接続される外付け回路31から入力
バッファ34を介して所定の回路33に信号を伝達する
装置30のインタフェースに設けることもできる。イン
タフェース回路IF1は、入力端子32と入力バッファ
34とHigh-Z検出回路35を含んでいる。なお、High-Z
検出回路35には、外付け回路31と独立して動作する
ものであれば、実施の形態1,2に示したHigh-Z検出回
路以外の他の構成のHigh-Z検出回路を用いることもでき
る。例えばCMOS入力の場合は、しきい値自体が回路
のトランジスタサイズで決まるCMOSインバータなど
を入力バッファ34に用いる。入力バッファ34は、C
MOSインバータIn8,In9で構成され、入力端子
32に何も接続されないときにはHigh-Zになる。High-Z
検出回路35は、High-Z検出用の端子を入力端子32と
入力バッファ34の間に接続し、入力端子32がHigh-Z
になったいるか否かを検出する。低い出力インピーダン
スを持つ外付け回路31が接続されない場合、あるいは
動作しないときにはHigh-Zになるような外付け回路31
が接続されこのような外付け回路31が未使用の場合等
には、High-Z検出回路35がHigh-Zを検出して、入力端
子32に外付け回路31が接続されていないあるいは外
付け回路31が未使用である等を判別することができ
る。なお、CMOSインバータを用いた入力バッファに
限らず、未使用時にHigh-Zになる仕様の入力インタフェ
ースには適用できる。
【0056】そして、入力端子や入力ボートが複数ある
場合に、外付け回路31が接続されていない入力端子や
入力ポートを知ることは、装置の取り扱いや保守などを
容易にする。例えば、新しい外付け回路31が挿入され
ると、装置は、これを検知して自動的にその新しい外付
け回路31に接続されているポートや入力端子にアドレ
スを割り振ることができる。なお、High-Z検出回路35
に、図3あるいは図10のHigh-Z検出回路を用いて、入
力バッファ34に信号Qを与えることによって、検出時
のコネクタ32の電圧変化の影響を入力バッファ34に
及ぼさずに、High-Zの検出ができる。また、High-Z検出
回路35に、図6あるいは図13のHigh-Z検出回路を用
いる時に、High-Z検出回路がコネクタ32を駆動する能
力を外付け回路31のそれより小さくすることで、検出
時のコネクタ32の電圧変化を抑えつつHigh-Zの検出が
できる。
【0057】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5によるインタフェース回路について図23ないし図
25を用いて説明する。図23は、この発明の実施の形
態5によるインタフェース回路の構成を説明するための
ブロック図である。図23において、36はHigh-Z検出
回路35の検出結果FEを受けて外付け回路31が接続
されているか否かを判定するとともに未使用の通知を所
定の回路33に対して行う判定回路、37はリセット信
号Srを受ける端子、38はリセット信号Srのバッフ
ァを行う入力バッファ、39は入力バッファ38の出力
とマイクロプロセッサインタフェースからの信号μPI
/Fとの論理和を判定回路36に対して出力するORゲ
ートであり、その他図22と同一符号のものは図22の
同一符号部分に相当する部分である。入力端子32と入
力バッファ34,38とHigh-Z検出回路35と判定回路
36とNORゲート39が、インタフェース回路IF2
を構成する。
【0058】判定回路36は、リセット入力Rを持ち、
装置30Aの外部から与えられるリセット信号Srや内
部から与えられる信号μPI/Fによって初期化が可能
な構成となっている。外付け回路31を後から接続する
場合にも、入力インタフェース回路IF2は、接続後に
初期化をおこうことにより、初期化時点における入力端
子32に接続される回路の有無の判定を行うことができ
る。例えば装置30Aに付属するスイッチあるいはマイ
クロプロセッサを制御するソフトウェアを用いて判定回
路36をリセットすることにより、所定の回路33に対
し、明示的にシステム変更を認識させることが可能にな
る。
【0059】図24は、図23に示した判定回路35の
構成の一例を示す論理図である。図24において、An
5は検出有効化信号FVとクロックCLKの論理積を出
力するANDゲート、la2はANDゲートAn5の出
力の立ち上がりにおいて端子40から受けるHigh-Z検出
回路35の検出結果FEを保持するDラッチ、Bu2は
Dラッチla2のQ出力をバッファして端子44から未
使用通知信号NUとして出力するためのバッファ、In
12は検出有効化信号FVの反転信号Wを端子43から
出力するためのインバータである。
【0060】図23のHigh-Z検出回路35の判定結果F
Eが、端子40に与えられる。図23のNORゲート3
9は、端子41に接続される。図23の所定の回路33
から出力されるクロックCLKが端子42に与えられ
る。図23のHigh-Z検出回路35は、端子43に接続さ
れる。端子44に、図23の所定の回路33が接続され
る。信号Wは、例えは、図3のHigh-Z検出回路であれ
ば、クロックCLK´や信号Nの代わりに用いられる。
【0061】検出有効化信号FVは、例えば、システム
の立ち上げ時に、リセット解除直後に‘H’にするなど
に設定する。また、その後、システム構成を変更したと
きに、装置内部のマイクロプロセッサインタフェースな
どを通じて明示的に指示された場合に特定の期間だけ
‘H’になるように構成される。図25に示すように、
検出有効化信号FVが‘H’になっている間に、High-Z
検出回路35の検出結果FEが‘H’になると、クロッ
クCLKの立ち上がりでそのデータがDラッチla2に
取り込まれ、判定回路36の未使用通知信号NUが
‘H’になる。この未使用通知信号NUが‘H’になる
ことによって、所定の回路33は、外付け回路31が接
続されていないことを認識することができる。所定の回
路33が、外付け回路31が接続されていないときにそ
の外付け回路31に対する処理を停止することにより装
置30Aでの消費電力が削減される。
【0062】実施の形態6.次に、この発明の実施の形
態6によるインタフェース回路について図26を用いて
説明する。図26は、この発明の実施の形態6によるイ
ンタフェース回路の構成を説明するためのブロック図で
ある。図26において、36AはHigh-Z検出回路35の
検出結果FEを受けて外付け回路31が接続されている
か否かを連続的に判定するとともに未使用の通知を所定
の回路33に対して行う判定回路であり、その他図23
と同一符号のものは図23の同一符号部分に相当する部
分である。インタフェース回路IF3は、入力端子32
と入力バッファ34とHigh-Z検出回路35と判定回路3
6Aを含んでいる。
【0063】判定回路36Aは、入力端子32に外付け
回路31が接続されるか否かを常時監視してリアルタイ
ムに判定するために、例えば、図24のDラッチのデー
タ取り込みタイミングを与えるANDゲートAn5の出
力、およびHigh-Z検出回路35に与える信号Wに代え
て、クロックCLKを逓倍した信号を用いる。
【0064】High-Z検出回路35および判定回路36A
はHigh-Z検出を連続して行い、外付け回路31から駆動
されたことを検出する。しかも、所定の回路33の動作
を規定しているソフトウェアの工程と比較すると、誤差
のうちほどの無視できる時間内に検出でき、リアルタイ
ム検出が可能になる。
【0065】実施の形態7.次に、この発明の実施の形
態7によるインタフェース回路について図27ないし図
30を用いて説明する。図27は、この発明の実施の形
態7によるインタフェース回路の構成を説明するための
ブロック図である。図27において、50はインタフェ
ース回路IF4が設けられている装置、51はインタフ
ェース回路IF4に接続された外付け回路、52はイン
タフェース回路IF4に設けられ外付け回路51が接続
される入力端子、53は装置50の内部に設けられイン
タフェース回路IF4を介して外付け回路51とデータ
の授受を行う所定の回路である。外付け回路51は、例
えば、TTLレベルの信号を出力する。インタフェース
回路IF4は、外付け回路51が接続される入力端子5
2、入力端子52に接続された非反転入力端子と反転入
力端子間の電位差を増幅する差動増幅回路54、入力端
子52の電圧を検出する中間電圧検出回路55、中間電
圧検出回路55の検出結果に応じて入力端子52の使用
状態を判定する判定回路56、および差動増幅回路57
の反転入力端子に接続され終端電圧Vttを受ける電圧
端子57を含んでいる。
【0066】外付け回路51が入力端子52に接続され
ていないときには、入力端子52は、‘H’でも‘L’
でもない、その中間の中間電圧Vttになる。中間電圧
検出回路55は、中間電圧Vttを検出して、入力バッ
ファとして機能している差動増幅回路54を停止させる
ことで、低消費電力化を実現する。
【0067】その際同時に、判定回路56は、入力端子
52が未使用であることを所定の回路53に通知する。
未使用通知信号NUが、例えばマイクロプロセッサイン
タフェースに接続するレジスタをセットする様に構成
し、システム全体を監理しているマイクロプロセッサ
は、このレジスタを参照することで、そのポートが使用
されているかあるいは未接続かを判定できる。そして、
このマイクロプロセッサは、未使用のポートに対する処
理をスキップすることで処理を高速化でき、また、未使
用の入力端子やポートからデータを取り込んでエラーを
発生するになることを妨げるなどのメリットがある。
【0068】図28は、中間電圧検出回路55の構成の
一例を示す回路図である。図28において、60は図2
7の入力端子52に接続される端子、61は中間電圧の
上限電圧VR1と下限電圧VR2を発生する参照電圧発
生部、62は端子60に接続された反転入力端子と参照
電圧発生部61から電圧VR1を受ける非反転入力端子
とそれら端子間の電位差を増幅して出力するための出力
端子を有する差動増幅回路、63は端子60に接続され
た非反転入力端子と参照電圧発生部61から電圧VR2
を受ける反転入力端子とそれら入力端子間の電位差を増
幅して出力するための出力端子を有する差動増幅回路、
64は差動増幅回路62,63の出力の否定論理和を端
子65に対して出力するNORゲート、65は図27の
判定回路56に接続される端子である。図28の中間電
圧検出回路55の端子65の電圧は、端子60の電圧が
電源電圧Vddと電圧VR1の間あるいは接地電圧GN
Dと電圧VR2の間にあるときは、‘L’である。一
方、端子65の電圧は、端子60の電圧が電圧VR1と
電圧VR2の間の中間電圧になっているときは、‘H’
である。
【0069】図29は、図27の判定回路56の構成の
一例を示す論理図である。図29において、An6は検
出有効化信号FVとクロックCLKの論理積を出力する
ANDゲート、la3はANDゲートAn6の出力の立
ち上がりにおいて端子70から受ける中間電圧検出回路
55の検出結果FEを保持するDラッチ、Bu3はDラ
ッチla3のQ出力をバッファして端子74から未使用
通知信号NUとして出力するためのバッファ、Bu4は
Dラッチla3のQ出力をバッファして端子75からパ
ワーダウン信号PDとして出力するためのバッファであ
る。
【0070】判定回路56は中間電圧を検出すると、差
動増幅回路54を停止させ、かつ、未使用通知信号NU
を発生する。検出を実施するタイミングは検出有効化信
号FVで明示的に与えることができる。検出有効化信号
FVは、例えば、装置50の立ち上げ時のリセット解除
直後に‘H’になるように設定する。また、その後、外
付け回路51の着脱により装置50の構成が変更される
可能性があるときは、装置50内部のマイクロプロセッ
サインタフェースなどを通じて明示的に指示された場合
に特定の期間だけ‘H’になるように構成される。この
検出有効化信号FVが‘H’である期間中に中間電圧の
検出結果FEがDラッチla3に取り込まれ、これが
‘H’であると未使用通知信号NUおよびパワーダウン
信号PDを‘H’にする。
【0071】未使用通知信号NUは、例えば、装置50
内部のマイクロプロセッサインタフェース部分の特定の
レジスタをセットするように構成され、装置50外部か
らマイクロプロセッサインタフェースを通してこのレジ
スタからデータを読み出すことで、該当入力が接続され
ているか否かを、例えば装置50内部のマイクロプロセ
ッサを用いて判断することが可能になる。なお、図29
に示したパワーダウン信号PDは、未使用通知信号NU
で代用されているが、未使用通知信号NUに基づいてマ
イクロプロセッサが同信号の生成を指示するように構成
してもよい。具体的には、ある特定のレジスタがパワー
ダウン信号PDに割り当てられていて、そのレジスタの
出口をパワーダウン信号PDを与える差動増幅回路54
に接続すればよい。なお、検出有効化信号FVを、クロ
ックを分周するなどして与えれば、定期的に使用状態を
検出可能になる。
【0072】実施の形態8.次に、この発明の実施の形
態8によるインタフェース回路について図31および図
32を用いて説明する。図31は、この発明の実施の形
態8によるインタフェース回路の構成要素である判定回
路を説明するための回路図である。図32は、図31に
示した判定回路の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。図31の判定回路80は、図27の判定回
路56に代えて用いられる。図31の判定回路80は、
所定の周期にわたって中間電圧の判定を行うように構成
されている。例えば、クロックCLKの100周期分の
期間にわたって中間電圧が検出されつづければ、判定回
路80は、図27の入力端子52に外付け回路51が接
続されていないと判定して、差動増幅回路54を停止さ
せるパワーダウン信号PDを‘H’にする。このように
複数周期にわたって中間電圧が観察されたときに未接続
と判断することによって、一周期あるいは比較的短い期
間だけ誤動作によって検出結果FEが‘H’になり未接
続と判断される場合を回避することができ、誤って判断
することを防止することができる。
【0073】図31において、81は図28の中間電圧
検出回路55の端子65に接続される端子、82は図2
7の差動増幅回路54の出力端子に接続される端子、8
3は図53の所定の回路53からクロックCLKを受け
る端子、84は未使用通知信号NUを出力するための端
子、85はパワーダウン信号PDを出力するための端
子、la4は端子83から受けるクロックCLKの立ち
下がりで取り込み検出有効化信号FVおよびその否定を
Q出力およびバーQ出力とするDラッチ、In13は端
子82から受けた検出有効化信号FVを反転出力するイ
ンバータ、la5は端子83から受けるクロックCLK
の立ち上がりでインバータIn13から与えられるD入
力を取り込み取り込んだインバータIn3の出力および
その否定をQ出力およびバーQ出力とするインバータ、
An10は端子82から受けた検出有効化信号FVとD
ラッチla4のバーQ出力との論理積を信号SS1とし
て出力するANDゲート、An11はインバータIn1
3の出力とDラッチla5のバーQ出力との論理積を信
号SS2として出力するANDゲート、Na2は端子8
から受けた検出結果FEとDラッチla4のQ出力の論
理積の否定を信号SS3として出力するNANDゲー
ト、SR1は信号SS1でセットされQ出力を‘H’と
し信号SS3でリセットされQ出力を‘L’とし信号S
S1,SS3が共に‘L’の時に保持状態となるセット
リセットフリップフロップ回路、la6は信号SS2の
立ち上がりでセットリセットフリップフロップ回路SR
1のQ出力を取り込むDラッチ、Bu5はDラッチla
6のQ出力を端子84から出力するためのバッファ、B
u6はDラッチla6のQ出力を端子85から出力する
ためのバッファである。
【0074】図32を用いて判定回路80の動作につい
て説明する。 (1)期間t50において、Dラッチla4のQ出力は
‘L’であり、Dラッチla5のQ出力は‘H’であ
る。 (2)検出有効化信号FVが‘H’になると、次にクロ
ックCLKが立ち下がるまでの期間t51の間ずっとA
NDゲートAn10の出力が‘H’になる。この時、セ
ットリセットフリップフロップ回路SR1は、ANDゲ
ートAn10の出力、つまり信号SS1が‘H’になっ
ことによってセットされる。 (3)期間t52およびt53の間で、Dラッチla4
のQ出力が‘H’になっているので、High-Zの検出結果
FEが‘L’になれば、セットリセットフリップフロッ
プ回路SR1がリセットされる。しかし、この間検出結
果FEが常に‘H’であれば、フリップフロップ回路S
R1は、リセットされず、Q出力として‘H’を保持す
る。
【0075】(4)期間t53において、検出有効化信
号FVが立ち下がると、次にクロックCLKが立ち上が
るまで、ANDゲートAn11の出力、つまり信号SS
2は‘H’を保持する。この信号SS2が立ち上がるタ
イミングで、Dラッチla6がフリップフロップ回路S
R1のQ出力を取り込み、保持する。従って、この時ま
でフリップフロップ回路SR1がリセットされなけれ
ば、Dラッチla6は、未使用通知信号NUおよびパワ
ーダウン信号PDとして‘H’を出力し、リセットされ
れば‘L’を出力する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明のハイ・インピーダンス検出回路によれば、電圧印加
手段によって電圧を印加する前と電圧印加を解除した後
の所定のノードの電圧を、第1および第2の検出手段に
よって検出して判定手段でその結果の違いを判定するこ
とで、電圧印加手段によって印加した電圧で与えられる
論理値が所定の論理回路により再駆動され異なる論理値
に変化するか否かを検知することができるように構成さ
れているので、所定のノードがハイ・インピーダンスに
なっているか否かを判別することができるという効果が
ある。
【0077】請求項2記載の発明のハイ・インピーダン
ス検出回路によれば、第1および第3のスイッチング素
子により所定のノードに第1および第2の電圧のうちの
いずれの電圧を印加するかを決定し、第1および第3の
スイッチング素子にそれぞれ直列に接続された第2およ
び第4のスイッチング素子を電圧を印加する期間だけオ
ンするよう構成されているので、構成が簡単で、かつ高
速に電圧の印加およびその解除を行うことができるハイ
・インピーダンス検出回路を提供することができるとい
う効果がある。
【0078】請求項3記載の発明のハイ・インピーダン
ス検出回路によれば、第1の電圧および第2の電圧が第
1および第2のスイッチング素子により所定のノードに
供給され、第1および第2のスイッチング素子による所
定のノードへの電圧の印加およびその解除の指示を制御
信号によって与えるよう構成されているので、構成が簡
単で、かつ高速に電圧の印加およびその解除を行うこと
ができるハイ・インピーダンス検出回路を提供すること
ができるという効果がある。
【0079】請求項4記載の発明のハイ・インピーダン
ス検出回路によれば、第5のスイッチング素子がオフ状
態の時に、第5のスイッチング手段の出力端子に保持さ
れる信号を第1の検出手段の出力とし、バッファ手段の
出力を第2の検出手段の出力とするので、構成が簡単化
されるという効果がある。
【0080】請求項5記載の発明のハイ・インピーダン
ス検出回路によれば、所定のノードへの電圧印加時に所
定のノードと所定の論理回路の出力とを開閉手段によっ
て電気的に遮断するよう構成されているので、所定の論
理回路への電流の流出あるいは所定の論理回路からの電
流の流入を防止することができ、ハイ・インピーダンス
検出のための消費電力を低減することができるという効
果がある。さらに、所定の論理回路と所定のノードの間
にある容量によるハイ・インピーダンス検出時の消費電
力の増加も防ぐことができる。
【0081】請求項6記載の発明のハイ・インピーダン
ス検出回路によれば、電圧印加手段は、所定の論理回路
の所定のノードに対する出力がハイ・インピーダンスに
なっているときに、所定のノードに電圧を印加するよう
に構成されているので、所定の論理回路への電流の流出
あるいは所定の論理回路からの電流の流入を防止するこ
とができ、ハイ・インピーダンス検出のための消費電力
を低減することができるという効果がある。
【0082】請求項7記載の発明のインタフェース回路
によれば、ハイ・インピーダンス検出回路が第1の回路
の接続されるコネクタ手段のハイ・インピーダンスを検
出することにより、コネクタ手段に第1の回路が接続さ
れているか否かを判断することができるという効果があ
る。
【0083】請求項8記載の発明のインタフェース回路
によれば、判定回路にリセット信号を与えれば、繰り返
し判定が行えるので、所望のタイミングでコネクタ手段
の未使用を判定できるという効果がある。
【0084】請求項9記載の発明のインタフェース回路
によれば、ハイ・インピーダンス検出回路および判定回
路によりコネクタ手段のハイ・インピーダンスが常に監
視されるよう構成されているので、第1の回路によって
コネクタ手段が駆動されたことを検知することができる
という効果がある。
【0085】請求項10記載の発明のインタフェース回
路によれば、コネクタ手段に所定の回路が接続されてお
らず、コネクタ手段が中間電圧になっているときには、
判定回路が差動増幅回路をオフさせることができるよう
に構成されているので、コネクタ手段が使用されていな
いときのインタフェース回路の消費電力を低減すること
ができるという効果がある。
【0086】請求項11記載の発明のインタフェース回
路によれば、判定回路において、所定の期間中ずっと中
間電圧検出回路から中間電圧が検出されたことを示す検
出結果が与えられたときに、コネクタ手段が使用されて
いると判定するよう構成されているので、判定の誤りを
減少させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるハイ・インピ
ーダンス検出回路の構成を示す概念図である。
【図2】 図1の論理回路の出力段に設けられるトライ
ステートバッファの回路図である。
【図3】 図1のハイ・インピーダンス検出回路の具体
的構成の一態様を示す回路図である。
【図4】 図3のハイ・インピーダンス検出回路の動作
を示すタイミングチャートである。
【図5】 図3のハイ・インピーダンス検出回路の動作
を示すタイミングチャートである。
【図6】 図1のハイ・インピーダンス検出回路の具体
的構成の他の態様を示すブロック図である。
【図7】 図6のハイ・インピーダンス検出回路の動作
を示すタイミングチャートである。
【図8】 図6のハイ・インピーダンス検出回路の動作
を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2によるハイ・インピ
ーダンス検出回路の構成を示す概念図である。
【図10】 図9のハイ・インピーダンス検出回路の具
体的構成の一態様を示す回路図である。
【図11】 図10のハイ・インピーダンス検出回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 図10のハイ・インピーダンス検出回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 図9のハイ・インピーダンス検出回路の具
体的構成の他の態様を示す回路図である。
【図14】 制御信号SC3,SC4を生成する部分の
構成を示す回路図である。
【図15】 図14の回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図16】 図13のハイ・インピーダンス検出回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図17】 図13のハイ・インピーダンス検出回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態3によるハイ・イン
ピーダンス検出回路の構成を示す概念図である。
【図19】 図18の論理回路の出力段に設けられるト
ライステートバッファの回路図である。
【図20】 図18のハイ・インピーダンス検出回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図21】 図18のハイ・インピーダンス検出回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図22】 この発明の実施の形態4によるインタフェ
ース回路の構成を説明するためのブロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態5によるインタフェ
ース回路の構成を説明するためのブロック図である。
【図24】 図23の判定回路の構成の一例を示す回路
図である。
【図25】 図24の判定回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図26】 この発明の実施の形態6によるインタフェ
ース回路の構成を説明するためのブロック図である。
【図27】 この発明の実施の形態7によるインタフェ
ース回路の構成を説明するためのブロック図である。
【図28】 図27の中間電圧検出回路の構成の一例を
示す回路図である。
【図29】 図27の判定回路の構成の一例を示す回路
図である。
【図30】 図29の判定回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図31】 この発明の実施の形態8によるインタフェ
ース回路に用いられる判定回路の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図32】 図31の判定回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図33】 従来のインタフェース回路を説明するため
の回路図である。
【図34】 図33の回路の入出力信号の波形図であ
る。
【図35】 従来のインタフェース回路を説明するため
の斜視図である。
【図36】 従来のインタフェース回路の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 論理回路、2 ノード、3 第1の検出手段、4
電圧印加手段、5 電圧印加解除手段、6 第2の検出
手段、7 判定手段、10 電圧検出手段、21 開閉
手段、32,52 コネクタ、36,56,80 判定
回路、35 ハイ・インピーダンス検出回路、55 中
間電圧検出回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、各手段3〜7は、他のどの手段の動
作タイミングに基づいて自己の動作タイミングを決定し
てもよく、High-Z検出が可能になるタイミングの決定を
行える構成は図1の構成に限定されるものではない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】電圧検出手段10には、ノード2に接続さ
れた入力端子と該入力端子の信号値を増幅して出力する
ための出力端子を有するバッファBu1、バッファBu
1の出力端子に接続されたトランスファゲートTr1、
およびトランスファゲートTr1に信号Nの反転信号バ
ーNを供給するインバータIn3が含まれる。トランス
ファゲートTr1は、信号Nが‘H’の時に導通状態と
なり、その入力端子に与えられるバッファBu1の出力
端子の電圧をトランスファゲートTr1の出力端子側へ
伝達する。バッファBu1は、ノード2の電圧がいずれ
かの論理値になっているため、ノード2の信号Pをバッ
ファするとともに電圧を増幅してトランスファゲートT
r1の入力端子をほぼ電源電圧Vddあるいは接地電圧
GNDにする。バッファBu1の出力が第2の検出回路
の出力に相当し、トランスファゲートTr1の出力が第
1の検出回路の出力に相当するため、構成が簡単化され
る。電圧印加手段4には、ドレインとトランスファゲー
トTr1の出力端子に接続されたゲートと電源電圧Vd
dが与えられるソースとを持つPチャネルMOSトラン
ジスタQ5、およびドレインとトランスファゲートTr
1の出力端子に接続されたゲートと接地電圧GNDが与
えられるソースとを持つNチャネルMOSトランジスタ
Q6が含まれる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】以上のように、電源電圧Vddを与えるノ
ードとノード2の間に直列に接続されたトランジスタQ
5,Q7および接地電圧GNDを与えるノードとノード
2との間に直列に接続されたトランジスタQ6,Q
よって、電圧の印加および電圧印加の解除を行うため、
High-Z検出回路の構成が簡単で、高速な動作が可能であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】遅延素子De1によって、信号Nが‘H’
から‘L’に変化するタイミングから時間dt1だけ遅
延して、信号Mは‘L’から‘H’に変化する。そのた
め、トランジスタQ7,Q8がオン状態となる。換言す
れば、この時、電圧印加解除手段が電圧印加手段
ノード2への電圧の印加を許可していることになる。信
号Mが‘H’に変化してから時間dt2だけ遅れて、つ
まり、期間t1の終了(期間t2の始まり)において、
信号Mは‘H’から‘L’に変化する。信号Mのこの変
化によって、トランジスタQ7,Q8がオフする。つま
り、電圧印加解除手段が、電圧印加手段の電圧の印
加を解除する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】検査判定ブロック15は、図3に示したHi
gh-Z検出回路の構成とほぼ同じ構成を有する。すなわ
ち、図3のHigh-Z検出回路からトランジスタQ5〜Q8
を除き、信号Qと信号バーMの論理積を制御信号SC1
とし、信号Qと信号Mの論理積をを制御信号SC2とす
ることにより、検査判定ブロック15が構成できる。図
の検査判定ブロック15は、2入力ANDゲート1
6,17を2つ追加して実現している。以上のように、
電源電圧Vddを与えるノードとノード2の間に設けら
れたトランジスタQ9および接地電圧GNDを与えるノ
ードとノード2との間に設けられたトランジスタQ10
によって、電圧の印加および電圧印加の解除を行うた
め、High-Z検出回路の構成が簡単で、高速な動作が可能
である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】検査判定ブロック25は、検査判定ブロッ
ク15とほぼ同じ構成を有している。検査判定ブロック
25の構成が検査判定ブロック15と異なる点は、制御
信号SC3,SC4を生成する部分を有する点である。
図14は、検査判定ブロック25において、制御信号S
C3,SC4を生成する部分の構成を示す回路図であ
る。図14において、la1は信号バーMの後縁で信号
Pあるいは信号Qの論理値をラッチするDラッチ、In
7はDラッチla1の出力を反転するインバータ、De
3は信号バーMを時間dt3だけ遅延させる遅延素子、
De4は遅延素子De3の出力をさらに時間dt4だけ
遅延させる遅延素子、In6は遅延素子De4の出力を
反転するインバータ、Nor2はDラッチla1のQ出
力の否定とインバータIn6の出力と遅延素子De3の
出力の論理和をとってその結果の否定を信号SC4とし
て出力する3入力NORゲート、Or1はDラッチla
1のQ出力とインバータIn7の出力と遅延素子De3
の出力の論理積をとってその結果を信号SC3として出
力する3入力ORゲートである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4について図22を用いて説明する。上記各実施の形
態では、High-Z検出回路がディジタル回路中に設けられ
て論理回路の出力を検出する場合について説明したが、
High-Z回路は、‘H’と‘L’とHigh-Zの3つの状態の
検出だけでなく、High-Zであるか否かの検出のみにも用
いることができる。図22に示すように、High-Z検出回
路35は、内部に所定の回路33を有し、所定の回路3
3へ入力端子32に接続される外付け回路31から入力
バッファ34を介して所定の回路33に信号を伝達する
装置30のインタフェースに設けることもできる。イン
タフェース回路IF1は、入力端子32と入力バッファ
34とHigh-Z検出回路35を含んでいる。なお、High-Z
検出回路35には、外付け回路31と独立して動作する
ものであれば、実施の形態1,2に示したHigh-Z検出回
路以外の他の構成のHigh-Z検出回路を用いることもでき
る。例えばCMOS入力の場合は、しきい値自体が回路
のトランジスタサイズで決まるCMOSインバータなど
を入力バッファ34に用いる。入力バッファ34は、C
MOSインバータIn8,In9で構成され、入力端子
32に何も接続されないときにはHigh-Zになる。High-Z
検出回路35は、High-Z検出用の端子を入力端子32と
入力バッファ34の間に接続し、入力端子32がHigh-Z
になったいるか否かを検出する。低い出力インピーダン
スを持つ外付け回路31が接続されない場合、あるいは
動作しないときにはHigh-Zになるような外付け回路31
が接続されこのような外付け回路31が未使用の場合等
には、High-Z検出回路35がHigh-Zを検出して、入力端
子32に外付け回路31が接続されていないあるいは外
付け回路31が未使用である等を判別することができ
る。なお、High-Z検出回路35は、CMOSインバータ
を用いた入力バッファに限らず、未使用時にHigh-Zにな
る仕様の入力インタフェースには適用できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】そして、入力端子や入力ポートが複数ある
場合に、外付け回路31が接続されていない入力端子や
入力ポートを知ることは、装置の取り扱いや保守などを
容易にする。例えば、新しい外付け回路31が挿入され
ると、装置は、これを検知して自動的にその新しい外付
け回路31に接続されているポートや入力端子にアドレ
スを割り振ることができる。なお、High-Z検出回路35
に、図3あるいは図10のHigh-Z検出回路を用いて、入
力バッファ34に信号Qを与えることによって、検出時
のコネクタ32の電圧変化の影響を入力バッファ34に
及ぼさずに、High-Zの検出ができる。また、High-Z検出
回路35に、図6あるいは図13のHigh-Z検出回路を用
いる時に、High-Z検出回路がコネクタ32を駆動する能
力を外付け回路31のそれより小さくすることで、検出
時のコネクタ32の電圧変化を抑えつつHigh-Zの検出が
できる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】High-Z検出回路35および判定回路36A
はHigh-Z検出を連続して行い、入力端子32が外付け回
路31から駆動されたことを検出する。しかも、所定の
回路33の動作を規定しているソフトウェアの工程と比
較すると、誤差のうちほどの無視できる時間内に検出で
き、リアルタイム検出が可能になる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】その際同時に、判定回路56は、入力端子
52が未使用であることを所定の回路53に通知する。
未使用通知信号NUが、例えばマイクロプロセッサイン
タフェースに接続するレジスタをセットする様に構成
し、システム全体を監理しているマイクロプロセッサ
は、このレジスタを参照することで、そのポートが使用
されているかあるいは未接続かを判定できる。そして、
このマイクロプロセッサは、未使用のポートに対する処
理をスキップすることで処理を高速化でき、また、未使
用の入力端子やポートからデータを取り込んでエラーを
発生することを妨げるなどのメリットがある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】未使用通知信号NUは、例えば、装置50
内部のマイクロプロセッサインタフェース部分の特定の
レジスタをセットするように構成され、装置50外部か
らマイクロプロセッサインタフェースを通してこのレジ
スタからデータを読み出すことで、該当入力が接続され
ているか否かを、例えば装置50内部のマイクロプロセ
ッサを用いて判断することが可能になる。なお、図29
に示したパワーダウン信号PDとして未使用通知信号N
を用いているが、未使用通知信号NUに基づいてマイ
クロプロセッサが同信号の生成を指示するように構成し
てもよい。具体的には、ある特定のレジスタがパワーダ
ウン信号PDに割り当てられていて、そのレジスタの出
口をパワーダウン信号PDを与える差動増幅回路54に
接続すればよい。なお、検出有効化信号FVを、クロッ
クを分周するなどして与えれば、定期的に使用状態を検
出可能になる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】図31において、81は図28の中間電圧
検出回路55の端子65に接続される端子、82は図2
7の差動増幅回路54の出力端子に接続される端子、8
3は図27の所定の回路53からクロックCLKを受け
る端子、84は未使用通知信号NUを出力するための端
子、85はパワーダウン信号PDを出力するための端
子、la4は端子83から受けるクロックCLKの立ち
下がりで検出有効化信号FVを取り込み検出有効化信号
FVおよびその否定をQ出力およびバーQ出力とするD
ラッチ、In13は端子82から受けた検出有効化信号
FVを反転出力するインバータ、la5は端子83から
受けるクロックCLKの立ち上がりでインバータIn1
3から与えられるD入力を取り込み取り込んだインバー
タIn13の出力およびその否定をQ出力およびバーQ
出力とするDラッチ、An10は端子82から受けた検
出有効化信号FVとDラッチla4のバーQ出力との論
理積を信号SS1として出力するANDゲート、An1
1はインバータIn13の出力とDラッチla5のバー
Q出力との論理積を信号SS2として出力するANDゲ
ート、Na2は端子81から受けた検出結果FEとDラ
ッチla4のQ出力の論理積の否定を信号SS3として
出力するNANDゲート、SR1は信号SS1でセット
されQ出力を‘H’とし信号SS3でリセットされQ出
力を‘L’とし信号SS1,SS3が共に‘L’の時に
保持状態となるセットリセットフリップフロップ回路、
la6は信号SS2の立ち上がりでセットリセットフリ
ップフロップ回路SR1のQ出力を取り込むDラッチ、
Bu5はDラッチla6のQ出力を端子84から出力す
るためのバッファ、Bu6はDラッチla6のQ出力を
端子85から出力するためのバッファである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の論理回路の出力を受けて閉路にな
    っているときのハイレベルおよびローレベル、並びに開
    路のインピーダンスを呈するハイ・インピーダンスのい
    ずれかになる所定のノードに接続され、前記所定のノー
    ドがハイ・インピーダンスになったことを検出するハイ
    ・インピーダンス検出回路において、前記所定のノード
    の状態が保持される期間において、前記所定のノードの
    論理値を検出する第1の検出手段と、 前記ハイレベルを与える第1の電圧および前記ローレベ
    ルを与える第2の電圧のうち前記第1の検出手段におけ
    る検出結果とは逆の論理値を与える電圧を前記所定のノ
    ードに印加する電圧印加手段と、 前記電圧印加手段による電圧の印加を解除して前記所定
    のノードを前記所定の論理回路が再駆動可能な状態にす
    る電圧印加解除手段と、 電圧印加解除後に、前記所定のノードの論理値を検出す
    る第2の検出手段と、 前記第1および第2の検出手段の検出結果に基づいて前
    記所定のノードのハイ・インピーダンスの判定を行う判
    定手段とを備える、ハイ・インピーダンス検出回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧印加手段および電圧印加解除手
    段は、 前記第1の電圧を与えるノードと前記所定のノードの間
    に直列に接続され、それぞれ第1の制御信号および第2
    の制御信号に応じてオンオフする第1のスイッチング素
    子および第2のスイッチング素子と、 前記第2の電圧を与えるノードと前記所定のノードの間
    に直列に接続され、それぞれ第3の制御信号および第4
    の制御信号に応じてオンオフする第3のスイッチング素
    子および第4のスイッチング素子とを含み、 前記第1および第3のスイッチング素子は、前記第1の
    検出手段の検出結果に応じた前記第1および第3の制御
    信号によって、いずれか一方がオン状態となり、 前記第2および第4のスイッチング素子は、前記第2の
    制御信号と前記第4の制御信号に応答して、前記所定の
    ノードに電圧を印加する期間だけいずれもオンすること
    を特徴とする、請求項1記載のハイ・インピーダンス検
    出回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧印加手段は、 前記第1の電圧が与えられる一方端子、前記所定のノー
    ドに接続された他方端子、および制御端子を持ち、該制
    御端子に与えられる第1の制御信号に応答しオンオフす
    る第1のスイッチング素子と、 前記第2の電圧が与えられる一方端子、前記所定のノー
    ドに接続された他方端子、および制御端子を持ち、該制
    御端子に与えられる第2の制御信号に応答してオンオフ
    する第2のスイッチング素子とを含み、 前記電圧印加解除手段は、 前記第1および第2のスイッチング素子がオンし得る期
    間をそれぞれ指示する第3および第4の制御信号を出力
    し、 前記第1の検出手段は、 前記所定のノードの論理値に応じて前記第1または第2
    のスイッチング素子の一方がオンすることを許可する第
    5の制御信号を出力し、 前記第1の制御信号は前記第3の制御信号と前記第5の
    制御信号の論理演算を行うことによって生成され、 前記第2の制御信号は前記第4の制御信号と前記第5の
    制御信号の論理演算を行うことによって生成されること
    を特徴とする、請求項1記載のハイ・インピーダンス検
    出回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の検出手段と前記第2の検出手
    段は、 前記所定のノードに接続された入力端子、および該入力
    端子に入力された信号と同じ論理値を持つ信号を出力す
    るための出力端子を持つバッファ手段と、 前記バッファ手段の前記出力端子に接続された入力端
    子、出力端子、および切換信号が与えられる制御端子を
    持つ第5のスイッチング素子とを含み、 前記電圧印加手段が前記所定のノードに電圧の印加を開
    始する前に前記第5のスイッチング素子を前記切換信号
    により非導通状態にし、前記第5のスイッチング素子の
    前記入力端子から前記第2の検出手段の検出結果を出力
    するとともに前記第5のスイッチング素子の前記出力端
    子から前記第1の検出手段の検出結果を出力することを
    特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に
    記載のハイ・インピーダンス検出回路。
  5. 【請求項5】 前記所定のノードと前記所定の論理回路
    との間に設けられ、前記電圧印加手段が前記所定のノー
    ドに電圧の印加を開始する前に、前記所定のノードと前
    記所定の論理回路の出力とを電気的に遮断し、前記電圧
    印加解除手段が電圧の印加を解除した後に前記所定のノ
    ードと前記所定の論理回路を電気的に接続する開閉手段
    をさらに備える、請求項1ないし請求項4のいずれか一
    項に記載のハイ・インピーダンス検出回路。
  6. 【請求項6】 前記所定の論理回路は、 切換信号によってその出力がハイ・インピーダンスにな
    る、前記所定のノードに接続された出力回路を含み、 前記電圧印加手段は、 前記出力回路の出力がハイ・インピーダンスとなってい
    るときに、前記切換信号に応答して前記所定のノードに
    電圧を印加することを特徴とする、請求項1ないし請求
    項3のいずれか一項に記載のハイ・インピーダンス検出
    回路。
  7. 【請求項7】 第1の回路と第2の回路との間に設けら
    れ、前記第1の回路から前記第2の回路に送られるディ
    ジタル信号の送受信の仲立ちをするインタフェース回路
    において、 前記第1の回路を接続するためのコネクタ手段と、 前記コネクタ手段が開路のインピーダンスであるハイ・
    インピーダンスになっているか否かを検出して前記第2
    の回路に向けて通知するハイ・インピーダンス検出回路
    とを備える、インタフェース回路。
  8. 【請求項8】 前記ハイ・インピーダンス検出回路の検
    出結果に基づいて、所定の時期に前記コネクタ手段が使
    用されているか否かを判定してその判定結果を前記第2
    の回路に通知し、リセット信号が与えられたときに再度
    判定を行い判定結果を前記第2の回路に通知する判定回
    路をさらに備える、請求項7記載のインタフェース回
    路。
  9. 【請求項9】 前記ハイ・インピーダンス検出回路の検
    出結果に基づいて、前記コネクタ手段が使用されている
    か否かを判定してその判定結果を前記第2の回路に通知
    する判定回路をさらに備え、 前記ハイ・インピーダンス回路および前記判定回路は、
    前記コネクタ手段のハイ・インピーダンスを常に監視す
    るように設定されていることを特徴とする、請求項7記
    載のインタフェース回路。
  10. 【請求項10】 未使用時にはハイレベルおよびローレ
    ベルのいずれの論理レベルにも属さない中間レベルの電
    圧が与えられ、所定の回路を接続するためのコネクタ手
    段と、 前記コネクタ手段と前記所定の回路との間に設けられ、
    前記コネクタ手段に接続された一方入力と前記中間レベ
    ルの電圧が与えられる他方入力を持つ差動増幅回路と、 前記コネクタ手段の電圧が前記中間レベルになっている
    か否かを検出する中間電圧検出回路と、 前記中間電圧検出回路の検出結果に基づいて、前記コネ
    クタ手段が使用されているか否かを判定してその判定結
    果を前記所定の回路に通知する判定回路とを備え、 前記差動増幅回路は、前記判定回路の判定結果に基づい
    てオンオフ制御されることを特徴とする、インタフェー
    ス回路。
  11. 【請求項11】 前記判定回路は、前記所定の回路の出
    力を変化させるタイミングを与えるクロックの2周期分
    以上の所定の期間中ずっと前記中間電圧検出回路から前
    記中間レベルの電圧が検出されたことを示す検出結果が
    与えられたときに、前記コネクタ手段が使用されている
    と判定することを特徴とする、請求項10記載のインタ
    フェース回路。
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