JPH09312558A - データ伝送回路 - Google Patents

データ伝送回路

Info

Publication number
JPH09312558A
JPH09312558A JP8128831A JP12883196A JPH09312558A JP H09312558 A JPH09312558 A JP H09312558A JP 8128831 A JP8128831 A JP 8128831A JP 12883196 A JP12883196 A JP 12883196A JP H09312558 A JPH09312558 A JP H09312558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
stage
data
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8128831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3262258B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tamemoto
博 爲本
Shigenori Imai
繁規 今井
Yuuki Kajikawa
祐希 鍜治川
Kazuya Fujimoto
和也 藤本
Hiroshi Tanaka
洋 田中
Kazuo Taki
和男 瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP12883196A priority Critical patent/JP3262258B2/ja
Publication of JPH09312558A publication Critical patent/JPH09312558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3262258B2 publication Critical patent/JP3262258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択されない経路上のスイッチ回路SSの切
り換えを行わないようにして、不要な充放電電流や貫通
電流をなくすデータ伝送回路を提供する。 【解決手段】 パストランジスタQ1〜Q4のソース−ド
レイン間を信号経路とするスイッチ回路SSをバイナリ
ーツリー構造に接続したデータ信号切替回路1と、アド
レス信号の各ビット信号A0〜A3をデータ信号切替回路
1の2分木状の各段における選択された経路上のスイッ
チ回路SSの制御入力端子にのみ供給するアドレス信号
分配回路2とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル回路に
おいてデータ信号の分配や選択などを行うデータ伝送回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル回路で使用されるデータ分配
回路(デマルチプレクサ)やデータ選択回路(マルチプ
レクサ)等のデータ伝送回路は、通常はCMOS[Compl
ementary Metal Oxide Semiconductor]論理回路によっ
て構成されている。このCMOS論理回路は、相補型の
PチャンネルとNチャンネルのMOSトランジスタを用
いたものであり、TTL[Transistor Transistor Logi
c]などに比べて消費電力が極めて少なくなるという利点
を有する。
【0003】上記CMOS論理回路を用いたデータ分配
回路の回路例を図11に示す。このデータ分配回路は、
入力信号INと2ビットのアドレス信号A0,A1を入力
する4個の3入力ANDゲート11によって構成され
る。ただし、各3入力ANDゲート11に入力されるア
ドレス信号A0,A1は、適宜インバータ回路12,12
によって反転される。従って、これら4個の3入力AN
Dゲート11は、アドレス信号A0,A1に応じていずれ
か1個のみが入力信号INを通過させるので、この入力
信号INを4箇所の出力信号OUT1〜OUT4に振り分
けることができる。
【0004】各3入力ANDゲート11は、図12に示
すように、3個のPチャンネルMOSトランジスタQ21
〜Q23の並列回路と3個のNチャンネルMOSトランジ
スタQ24〜Q26の直列回路を電源VDDと接地GNDの間
に直列に接続した論理回路の出力に、PチャンネルとN
チャンネルのMOSトランジスタQ27,Q28によるイン
バータ回路を接続することにより構成される。
【0005】従って、入力が定常状態であれば必ず3個
のPチャンネルMOSトランジスタQ21〜Q23が全て遮
断されるか、3個のNチャンネルMOSトランジスタQ
24〜Q26のいずれかが遮断され、しかも、その出力がM
OSトランジスタQ27,Q28の高インピーダンスのゲー
トに入力されるので、消費電力が極めて少なくなる。
【0006】しかし、上記データ分配回路の場合であれ
ば、アドレス信号A0,A1が切り替わる信号変化の過渡
期に、PチャンネルとNチャンネルのMOSトランジス
タQ21〜Q26が同時に導通することがあり、この際に電
源VDDと接地GNDの間に貫通電流が流れることにな
る。
【0007】そこで、このような電源接地間の貫通電流
をなくすと共にトランジスタ数も削減できるパストラン
ジスタを用いた回路方式が従来から提案されている。パ
ストランジスタを用いたデータ選択回路の回路例を図1
3に示す。このデータ選択回路は、4ビットのアドレス
信号A0〜A3に応じて、16ビットの各入力信号IN0
〜IN15からいずれかを選択し出力信号OUTとして出
力する回路であり、15個のスイッチ回路SSをバイナ
リーツリー(binary tree)構造(2分木状)に接続す
ることにより構成される。
【0008】各スイッチ回路SSは、図14に示すよう
に、2つの選択端子b,cがそれぞれパストランジスタ
Q31,Q32を介して1つの共通端子aに接続されたもの
である。パストランジスタQ31,Q32は、ここではいず
れもNチャンネルMOSトランジスタからなり、ソース
−ドレイン間を介して選択端子b,cと共通端子aとの
間を接続するように配置されている。
【0009】また、一方のパストランジスタQ32のゲー
トには、制御入力端子sが接続され、他方のパストラン
ジスタQ31のゲートにはこの制御入力端子sを反転させ
た制御入力端子sバーが接続されている。従って、各ス
イッチ回路SSは、制御入力端子sの信号レベルに応じ
て、パストランジスタQ31又はパストランジスタQ32の
いずれかが導通するので、選択端子b,cに入力された
信号のいずれか一方を選択して共通端子aから出力する
ことができる。
【0010】図13に示したように、上記バイナリーツ
リー構造の最上段には1個のスイッチ回路SS30が配置
され、2段目には2個のスイッチ回路SS20,SS21が
配置され、3段目には4個のスイッチ回路SS10〜SS
13が配置され、最下段には8個のスイッチ回路SS00〜
SS07が配置される。そして、順次上段のスイッチ回路
SSの選択端子b,cにそれぞれ下段のスイッチ回路S
Sの共通端子aを接続することにより、15個のスイッ
チ回路SSがバイナリーツリー構造に接続される。ここ
で、各スイッチ回路SSは、バイナリーツリー構造にお
ける各節点(node)に配置されることになる。そして、
各スイッチ回路SSが配置される段は、この2分木にお
ける節点の深さ(depth)を表し、最上段のスイッチ回
路SS30が根(root)となる。
【0011】16ビットの各入力信号IN0〜IN15
は、最下段の8個のスイッチ回路SS00〜SS07の各選
択端子b,cに入力され、出力信号OUTは、最上段の
1個のスイッチ回路SS30の共通端子aから出力され
る。また、4ビットのアドレス信号の各ビット信号A0
〜A3とこれを反転したビット信号A0バー〜A3バー
は、それぞれバイナリーツリー構造のスイッチ回路SS
の制御入力端子s,sバーに入力される。
【0012】即ち、最上位のビット信号A3,A3バーは
最上段のスイッチ回路SS30の制御入力端子s,sバー
に入力され、ビット信号A2,A2バーは2段目のスイッ
チ回路SS20〜SS21の制御入力端子s,sバーに入力
され、ビット信号A1,A1バーは3段目のスイッチ回路
SS10〜SS13の制御入力端子s,sバーに入力され、
ビット信号A0,A0バーは最下段のスイッチ回路SS00
〜SS07の制御入力端子s,sバーに入力される。
【0013】従って、16ビットの各入力信号IN0〜
IN15は、バイナリーツリー構造の各段のスイッチ回路
SSを通過する際に、これらアドレス信号の各ビット信
号A0〜A3に応じて順次隣接するもののいずれかが選択
され、最後に最上段のスイッチ回路SS30で選択された
入力信号IN0〜IN15のいずれかが出力信号OUTと
して出力されることになる。
【0014】例えば、アドレス信号A0〜A3が“Ah”
(「h」は16進表記を示す)、即ち2進表記で“10
10”である場合には、ビット信号A0,A2がHレベル
になると共にビット信号A1バー,A3バーがHレベルに
なる。この結果、最上段のスイッチ回路SS30はパスト
ランジスタQ32のみが導通し、2段目のスイッチ回路S
S20〜SS21はパストランジスタQ31のみが導通し、3
段目のスイッチ回路SS10〜SS13はパストランジスタ
Q32のみが導通し、最下段のスイッチ回路SS00〜SS
07はパストランジスタQ31のみが導通する。従って、こ
の場合には、入力信号IN10がスイッチ回路SS05,S
S12,SS21,SS30の経路を通って出力信号OUTと
して出力される。
【0015】また、このアドレス信号A0〜A3が“5
h”(2進表記で“0101”)に変化した場合には、
ビット信号A0バー,A2バーがHレベルになると共にビ
ット信号A1,A3がHレベルになるので、最上段のスイ
ッチ回路SS30はパストランジスタQ31のみが導通し、
2段目のスイッチ回路SS20〜SS21はパストランジス
タQ32のみが導通し、3段目のスイッチ回路SS10〜S
S13はパストランジスタQ31のみが導通し、最下段のス
イッチ回路SS00〜SS07はパストランジスタQ32のみ
が導通する。従って、この場合には、入力信号IN5が
スイッチ回路SS02,SS11,SS20,SS30の経路を
通って出力信号OUTとして出力される。
【0016】なお、上記データ選択回路は、スイッチ回
路SSのパストランジスタQが双方向にデータ信号を伝
送させることができるので、入出力を逆にしてデータ分
配回路として用いることもできる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記データ
選択回路では、アドレス信号A0〜A3が“Ah”から
“5h”に変化した場合には、ビット信号A0〜A3が全
て反転するので、全てのスイッチ回路SSにおけるパス
トランジスタQ31,Q32の導通と遮断が切り替わる。す
ると、例えば入力信号IN13の場合であれば、アドレス
信号A0〜A3が“Ah”の間は、スイッチ回路SS06の
パストランジスタQ32で直ちに遮断されるが、アドレス
信号A0〜A3が“5h”に変わると、スイッチ回路SS
06,SS13,SS21の経路が通じ、スイッチ回路SS30
のパストランジスタQ32まで達して遮断されることにな
る。
【0018】従って、入力信号IN13の供給側では、こ
のようにアドレス信号A0〜A3の変化によって経路が延
長されると、この延長された経路上の浮遊容量や寄生容
量などの充放電を行うために電流を流す必要が生じる。
そして、アドレス信号A0〜A3がどのように変化した場
合にも、このような無駄な充放電電流は多少なりとも発
生する。
【0019】このため、従来のパストランジスタを用い
たデータ選択回路では、CMOS論理回路を用いた場合
に生じる電源接地間の貫通電流はなくすことはできる
が、アドレス信号A0〜A3の変化時に、選択されない経
路上のスイッチ回路SSのパストランジスタQまでが切
り換わるので、これらの経路上で不要な信号変化が生じ
無駄な充放電電流が流れるために、消費電力を十分に減
少させることができないという問題があった。
【0020】また、アドレス信号のビット信号A0〜A3
とこれを反転させたビット信号A0バー〜A3バーとの間
にタイミングスキューが生じた場合には、このアドレス
信号が変化する過渡期に、各スイッチ回路SSのパスト
ランジスタQ31とパストランジスタQ32が同時に導通す
るおそれがある。例えば最下位のビット信号A0とビッ
ト信号A0バーとの間にタイミングスキューが発生する
と、最下段の各スイッチ回路SS00〜SS07のパストラ
ンジスタQ31,Q32が同時に導通し、入力信号IN0,
IN1の間や入力信号IN2,IN3の間などの隣接する
入力信号INの間が短絡されて、これらの信号レベルが
異なる場合に貫通電流が流れるおそれがある。
【0021】しかも、アドレス信号A0〜A3が変化する
と、上記のように、選択されない経路上のスイッチ回路
SSのパストランジスタQまでが切り換わるので、例え
ば最下位のビット信号A0が変化した場合には、最下段
の8個全てのスイッチ回路SSでこのような入力信号I
N間の貫通電流が流れるおそれが生じる。
【0022】このため、従来のパストランジスタを用い
たデータ選択回路では、アドレス信号A0〜A3の変化時
に、選択されない経路上のスイッチ回路SSのパストラ
ンジスタQを介しても入力信号IN間に貫通電流が流れ
るおそれが生じるので、これによっても消費電力を十分
に減少させることができないという問題があった。
【0023】本発明は、上記事情に鑑み、選択されない
経路上のスイッチ回路の切り換えを行わないようにし
て、不要な充放電電流や貫通電流をなくすデータ伝送回
路を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ伝送回路
は、1つの共通端子にそれぞれMOSトランジスタのソ
ース−ドレイン間を介して2つの選択端子を接続すると
共に、これらのMOSトランジスタのゲートに制御入力
の入力信号をそのまま又は反転させて入力することによ
り、該入力信号に応じていずれか一方の選択端子のみを
共通端子と導通させるスイッチ回路が、順次上段のスイ
ッチ回路の2つの選択端子にそれぞれ下段のスイッチ回
路の共通端子を接続することによりバイナリーツリー構
造に接続されたデータ信号切替回路を備えたデータ伝送
回路において、アドレス信号の各ビット信号を該データ
信号切替回路のバイナリーツリー構造の各段に対応さ
せ、該データ信号切替回路における最上段のスイッチ回
路の制御入力に、該最上段に対応するビット信号を供給
すると共に、以降の各段について、該段の複数のスイッ
チ回路のうち、ビット信号が供給された1段上の段のス
イッチ回路における共通端子と導通する側の選択端子に
接続されたスイッチ回路の制御入力にのみ、該段に対応
するビット信号を供給するアドレス信号分配回路を備え
ており、そのことにより上記目的が達成される。
【0025】好ましくは、前記アドレス信号分配回路
が、前記アドレス信号における最上段に対応するものを
除く各ビット信号ごとに、前記スイッチ回路を該ビット
信号の対応する段よりも1段少ない段数のバイナリーツ
リー構造に接続すると共に、該バイナリーツリー構造の
最下段のスイッチ回路の各選択端子に、該選択端子から
ビット信号が出力されなくなった場合にも直前のビット
信号を出力し続ける保持回路を接続したアドレス信号切
換回路をそれぞれ備え、該最上段に対応するものを除く
各ビット信号をそれぞれのアドレス信号切換回路におけ
る最上段のスイッチ回路の共通端子に入力し、該最上段
に対応するビット信号を該各アドレス信号切換回路と前
記データ信号切替回路とにおける該最上段のスイッチ回
路の制御入力に入力し、かつ、該各アドレス信号切換回
路における各保持回路が出力するビット信号を他のより
段数の多い各アドレス信号切換回路と該データ信号切替
回路とにおける該ビット信号が対応する段のスイッチ回
路の制御入力にそれぞれ入力するものである。
【0026】また、好ましくは、前記データ信号切替回
路が、バイナリーツリー構造の最上段のスイッチ回路の
共通端子にデータ信号を入力すると共に、最下段のスイ
ッチ回路の選択端子のいずれかからこのデータ信号を出
力するデータ分配回路である。
【0027】また、好ましくは、前記データ信号切替回
路が、バイナリーツリー構造の最下段の各スイッチ回路
の各選択端子にデータ信号を入力すると共に、最上段の
スイッチ回路の共通端子からこれらのうちのいずれかの
データ信号を出力するデータ選択回路である。
【0028】また、好ましくは、前記データ信号切替回
路が、バイナリーツリー構造の最上段のスイッチ回路の
共通端子にデータ信号を入力すると共に、最下段のスイ
ッチ回路の選択端子のいずれかからこのデータ信号を出
力し、かつ、他の最下段のスイッチ回路の選択端子から
所定の論理レベルを出力するデコーダ回路である。
【0029】以下作用について説明する。
【0030】上記構成により、アドレス信号の各ビット
信号は、データ信号切替回路の全てのスイッチ回路では
なく、そのアドレス信号によって選択される経路上のス
イッチ回路のみに供給される。従って、このアドレス信
号によって選択されない全ての経路上のスイッチ回路は
選択端子の切り換えを行わないので、これらの経路上で
の不要な信号変化がなくなり無駄な充放電電流をなくす
ことができる。しかも、必要最小限のスイッチ回路のみ
が選択端子の切り換えを行うので、アドレス信号の変化
時にデータ信号間に貫通電流が流れるおそれも減少させ
ることができる。
【0031】なお、ここでいうアドレス信号は、メモリ
やI/Oポートのアドレスを示す信号に限らず、コード
化された信号一般を示す。
【0032】また、上記構成により、データ信号切替回
路と同様にスイッチ回路をバイナリーツリー構造に接続
したアドレス信号切換回路をアドレス信号の各ビット信
号ごとに設けることによってアドレス信号分配回路を構
成することができる。各アドレス信号切換回路は、デー
タ信号切替回路の対応する段における選択される経路上
のスイッチ回路にのみビット信号を供給するように分配
を行う。また、データ信号切替回路における選択されな
い経路上の各スイッチ回路には、保持回路から以前のビ
ット信号が供給されるので、これらのスイッチ回路では
選択端子の切り換えが起こらない。
【0033】さらに、上記構成により、データ伝送回路
をデータ分配回路として用いることができる。
【0034】さらに、上記構成により、データ伝送回路
をデータ選択回路として用いることができる。
【0035】さらに、上記構成により、データ伝送回路
をデコーダ回路として用いることができる。この場合、
データ信号切替回路の各スイッチ回路は、共通端子と導
通しない側の選択端子から所定の論理レベルを出力する
ように構成される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0037】(実施形態1)図1〜図8は本発明データ
伝送回路の実施形態1を示す。なお、図13に示した従
来例と同様の機能を有する構成部材には同じ符号を付し
てある。
【0038】本実施形態1では、データ伝送回路をデー
タ分配/選択回路に適用した場合を説明する。このデー
タ分配/選択回路は、図1に示すように、データ信号切
替回路1とアドレス信号分配回路2とで構成される。
【0039】データ信号切替回路1は、図13に示した
データ選択回路とほぼ同様の構成であり、15個のスイ
ッチ回路SSをバイナリーツリー構造に接続したもので
ある。そして、アドレス信号分配回路2から供給される
ビット信号に応じて、入出力端子IOXに入力された信
号をいずれかの入出力端子IO0〜IO15から出力させ
るデータ分配回路として用いたり、入出力端子IO0〜
IO15に入力された16ビットの信号のいずれかを選択
して入出力端子IOXから出力させるデータ選択回路と
して用いることができる。
【0040】各スイッチ回路SSは、図2に示すよう
に、1つの共通端子aと2つの選択端子b,cと1つの
制御入力端子sを有する。一方の選択端子bは、Pチャ
ンネルとNチャンネルのMOSトランジスタからなるパ
ストランジスタQ1,Q2の並列回路を介して共通端子a
に接続されている。また、他方の選択端子cは、Pチャ
ンネルとNチャンネルのMOSトランジスタからなるパ
ストランジスタQ3,Q4の並列回路を介して共通端子a
に接続されている。そして、制御入力端子sは、パスト
ランジスタQ1,Q4のゲートに接続されると共に、イン
バータ回路3を介してパストランジスタQ2,Q3のゲー
トに接続されている。
【0041】従って、このスイッチ回路SSは、制御入
力端子sの信号レベルに応じてパストランジスタQ1,
Q2の双方又はパストランジスタQ3,Q4の双方のいず
れかが導通する。このため、共通端子aに入力された信
号を選択端子b,cのいずれか一方に振り分けて出力し
たり、選択端子b,cに入力された信号のいずれか一方
を選択して共通端子aから出力することができる。
【0042】上記スイッチ回路SSは、図3に示すよう
に、NチャンネルのMOSトランジスタからなるパスト
ランジスタQ5,Q6によって構成することもできる。こ
の場合、選択端子b,cは、それぞれこれらのパストラ
ンジスタQ5,Q6を介して共通端子aに接続される。ま
た、制御入力端子sは、パストランジスタQ6のゲート
に接続されると共に、インバータ回路3を介してパスト
ランジスタQ5のゲートに接続される。
【0043】このスイッチ回路SSは、図14に示した
従来例の場合と同様に、インバータ回路3を設ける代わ
りに制御入力端子sバーを設けて、この制御入力端子s
バーをパストランジスタQ5のゲートに接続するように
してもよい。なお、パストランジスタQ5,Q6は、Pチ
ャンネルのMOSトランジスタで構成することもでき
る。
【0044】データ信号切替回路1は、図1に示したよ
うに、上記バイナリーツリー構造の最上段に1個のスイ
ッチ回路SS30を配置し、2段目に2個のスイッチ回路
SS20,SS21を配置し、3段目に4個のスイッチ回路
SS10〜SS13を配置し、最下段に8個のスイッチ回路
SS00〜SS07を配置する。そして、順次上段のスイッ
チ回路SSの選択端子にそれぞれ下段のスイッチ回路S
Sの共通端子を接続することにより、15個のスイッチ
回路SSをバイナリーツリー構造に接続する。
【0045】また、最上段のスイッチ回路SS30の共通
端子には入出力端子IOXが接続され、最下段の8個の
スイッチ回路SS00〜SS07の各選択端子にはそれぞれ
入出力端子IO0〜IO15が接続されている。
【0046】このデータ信号切替回路1をデータ分配回
路として用いる場合には、入出力端子IOXにデータ信
号を入力し、いずれかの入出力端子IO0〜IO15から
データ信号を出力させる。また、データ選択回路として
用いる場合には、入出力端子IO0〜IO15にそれぞれ
データ信号を入力し、いずれかのデータ信号を入出力端
子IOXから出力させる。
【0047】アドレス信号分配回路2は、7個のスイッ
チ回路Sをバイナリーツリー構造に接続したアドレス信
号切換回路2aと、3個のスイッチ回路Sをバイナリー
ツリー構造に接続したアドレス信号切換回路2bと、1
個のスイッチ回路Sからなるアドレス信号切換回路2c
とで構成されている。
【0048】スイッチ回路Sは、図2や図3などに示し
たデータ信号切替回路1のスイッチ回路SSと同じ構成
のものである。アドレス信号切換回路2aは、最上段の
1個のスイッチ回路S20と2段目の2個のスイッチ回路
S10,S11と最下段の4個のスイッチ回路S00〜S03と
からなる。そして、最上段のスイッチ回路S20の共通端
子には、アドレス信号の最下位のビット信号A0が入力
される。また、最下段の4個のスイッチ回路S00〜S03
の各選択端子は、それぞれ保持回路H00〜H07を介し
て、上記データ信号切替回路1の最下段のスイッチ回路
SS00〜SS07の各制御入力端子sに接続されている。
【0049】アドレス信号切換回路2bは、最上段の1
個のスイッチ回路S21と最下段の2個のスイッチ回路S
12,S13とからなる。そして、最上段のスイッチ回路S
21の共通端子には、アドレス信号のビット信号A1が入
力される。また、最下段の2個のスイッチ回路S12,S
13の各選択端子は、それぞれホールド回路H14〜H17を
介して、アドレス信号切換回路2aの最下段のスイッチ
回路S00〜S03の各制御入力端子sに接続されると共
に、上記データ信号切替回路1の3段目のスイッチ回路
SS10〜SS13の各制御入力端子sにも接続されてい
る。
【0050】アドレス信号切換回路2cは、1個のスイ
ッチ回路S22からなり、このスイッチ回路S22の共通端
子には、アドレス信号のビット信号A2が入力される。
また、このスイッチ回路S22の各選択端子は、それぞれ
ホールド回路H24,H25を介して、アドレス信号切換回
路2aの2段目のスイッチ回路S10,S11の各制御入力
端子sに接続されると共に、アドレス信号切換回路2b
の最下段のスイッチ回路S12,S13の各制御入力端子s
にも接続され、さらに、上記データ信号切替回路1の2
段目のスイッチ回路SS20,SS21の各制御入力端子s
にも接続されている。なお、このアドレス信号切換回路
2cは、1個のスイッチ回路S22をバイナリーツリー構
造に接続したものと考えることができ、このスイッチ回
路S22が最上段と最下段のものとなる。
【0051】上記ホールド回路Hは、図4に示すよう
に、2個のインバータ回路4,4を巡回状に接続したフ
リップフロップ回路であり、入力信号をこれらのインバ
ータ回路4,4で保持することにより、入力側がハイイ
ンピーダンス状態になった場合にも、引き続き直前の入
力信号を出力し続けることができる。なお、このホール
ド回路Hは、4個以上の偶数個のインバータ回路を巡回
状に接続したものであってもよいし、他の通常の構成の
フリップフロップ回路を用いることもできる。
【0052】また、アドレス信号分配回路2では、アド
レス信号の最上位のビット信号A3をホールド回路H30
を介して、アドレス信号切換回路2a,2b,2cの最
上段のスイッチ回路S20〜S22と上記データ信号切替回
路1の最上段のスイッチ回路SS30の各制御入力端子s
に入力するようになっている。なお、このビット信号A
3は、ハイインピーダンス状態となることがなければ、
ホールド回路H30を介することなく直接各制御入力端子
sに入力するようにしてもよい。
【0053】上記構成のデータ分配/選択回路におい
て、アドレス信号A0〜A3が“Ah”(2進表記で“1
010”)から“5h”(2進表記で“0101”)に
変化する場合の動作を説明する。
【0054】まず、アドレス信号A0〜A3が“Ah”と
なる場合には、最上位のビット信号A3によって、保持
回路H30の出力であるノードN30がHレベルになる。す
ると、図5に示すように、アドレス信号分配回路2で
は、スイッチ回路S20〜S22がノードN21,N23,N25
側の選択端子に切り替わる。また、ビット信号A2によ
ってこのノードN25がLレベルになるので、スイッチ回
路S11,S13がノードN12,N16側の選択端子に切り替
わると共に、ビット信号A1によってこのノードN16が
Hレベルになるので、スイッチ回路S02がノードN05側
の選択端子に切り替わり、ビット信号A0によってこの
ノードN05がLレベルになる。
【0055】従って、ビット信号A3によってノードN3
0がHレベルになることにより、データ信号切替回路1
の最上段のスイッチ回路SS30がノードSN31側の選択
端子に切り替わり、ビット信号A2によってノードN25
がLレベルになることにより、2段目のスイッチ回路S
S21がノードSN22側の選択端子に切り替わり、ビット
信号A1によってノードN16がHレベルになることによ
り、3段目のスイッチ回路SS12がノードSN15側の選
択端子に切り替わり、ビット信号A0によってノードN0
5がLレベルになることにより、最下段のスイッチ回路
SS05が入出力端子IO10側の選択端子に切り替わる。
そして、データ信号切替回路1では、ノードSN31,S
N22,SN15を通る経路を介して入出力端子IOXと入
出力端子IO10が接続される。
【0056】即ち、アドレス信号分配回路2では、図6
に示すように、時刻t1にアドレス信号A0〜A3が“A
h”になると、順次ノードN30がHレベルとなり、ノー
ドN25がLレベルとなり、ノードN16がHレベルとな
り、ノードN05がLレベルとなる。また、これに伴いデ
ータ信号切替回路1では、図7に示すように、順次ノー
ドSN15,SN22,SN31が入出力端子IO10と接続さ
れ、最終的に入出力端子IOXが入出力端子IO10と接
続される。そして、アドレス信号分配回路2の他のノー
ドNは、ホールド回路Hによって以前の信号レベルが保
持されるので、データ信号切替回路1の他のノードN
も、以前の状態が維持される。
【0057】次に、アドレス信号A0〜A3が“5h”に
変化すると、最上位のビット信号A3によってノードN3
0がLレベルに変わる。すると、図8に示すように、ア
ドレス信号分配回路2では、スイッチ回路S20〜S22が
ノードN20,N22,N24側の選択端子に切り替わる。ま
た、ビット信号A2によってこのノードN24がHレベル
になるので、スイッチ回路S10,S12がノードN11,N
15側の選択端子に切り替わると共に、ビット信号A1に
よってこのノードN15がLレベルになるので、スイッチ
回路S01がノードN02側の選択端子に切り替わり、ビッ
ト信号A0によってこのノードN02がHレベルになる。
【0058】従って、ビット信号A3によってノードN3
0がLレベルになることにより、データ信号切替回路1
の最上段のスイッチ回路SS30がノードSN30側の選択
端子に切り替わり、ビット信号A2によってノードN24
がHレベルになることにより、2段目のスイッチ回路S
S20がノードSN21側の選択端子に切り替わり、ビット
信号A1によってノードN15がLレベルになることによ
り、3段目のスイッチ回路SS11がノードSN12側の選
択端子に切り替わり、ビット信号A0によってノードN0
2がHレベルになることにより、最下段のスイッチ回路
SS02が入出力端子IO5側の選択端子に切り替わる。
そして、データ信号切替回路1では、ノードSN30,S
N21,SN12を通る経路を介して入出力端子IOXと入
出力端子IO5が接続される。
【0059】即ち、アドレス信号分配回路2では、図6
に示すように、時刻t2にアドレス信号A0〜A3が“5
h”に変化すると、順次ノードN30がLレベルに遷移
し、ノードN24がHレベルとなり、ノードN15がLレベ
ルとなり、ノードN02がHレベルとなる。また、これに
伴いデータ信号切替回路1では、図7に示すように、順
次ノードSN12,SN21,SN30が入出力端子IO5と
接続され、最終的に入出力端子IOXが入出力端子IO5
と接続される。
【0060】また、この場合にも、図8に示すように、
アドレス信号分配回路2のホールド回路H05,H16,H
25によってノードN05,N16,N25の直前の信号レベル
が維持されるので、入出力端子IO10からノードSN1
5,SN22,SN31に至る経路もそのまま維持され、ス
イッチ回路SS30で遮断されることになる。
【0061】即ち、図6に示すように、時刻t2にアド
レス信号A0〜A3が“5h”に変化した後にも、アドレ
ス信号分配回路2のノードN25,N16,N05の信号レベ
ルが維持され、これに伴いデータ信号切替回路1でも、
図7に示すように、ノードSN15,SN22,SN31が入
出力端子IO10と接続された状態が維持される。
【0062】従って、この入出力端子IO10に入力され
たデータ信号は、アドレス信号A0〜A3が“5h”に変
化した後にも、ノードSN15,SN22,SN31の経路が
維持されるので、新たな経路の浮遊容量などを充放電す
るための電流を供給する必要がない。しかも、今回選択
された経路以外の他の経路では、アドレス信号A0〜A3
が“Ah”となる以前から維持されているため、入出力
端子IO0〜IO15から供給する充放電電流は必要最小
限に抑えることができる。
【0063】なお、図5及び図8では、初期状態によっ
ていずれの選択端子に切り替わっているかが不明なスイ
ッチ回路SS,Sについては、この切り換え状態を示し
ていない。
【0064】この結果、上記のようにアドレス信号A0
〜A3が“Ah”から“5h”に変化した場合に、図6
から明らかなように、確実に信号レベルが変化するのは
アドレス信号分配回路2のノードN30だけとなり、初期
状態によってはノードN24,N15,N02の信号レベルが
変化し、これらに至る図1に示すノードN22,N20,N
11の信号レベルも変化する可能性がある。
【0065】また、図7から明らかなように、データ信
号切替回路1のノードSN12,SN21,SN30も初期状
態によっては信号レベルが変化する。つまり、本実施形
態1のデータ分配/選択回路では、1箇所のノードの信
号レベルが確実に変化し、9箇所のノードの信号レベル
が変化する可能性を生じるので、最悪で10箇所、最良
では1箇所のノードの信号レベルが変化する。
【0066】また、この信号レベルの変化の可能性を5
0%とすると、平均5.5箇所(=1+9×0.5)の
ノードの信号レベルが変化する。これに対して、図13
に示した従来例の場合には、15個のスイッチ回路SS
のパストランジスタQ31,Q32の全てが切り替わるの
で、これらのスイッチ回路SSの間の14箇所のノード
の信号レベルが全て変化することになる。
【0067】従って、本実施形態1のデータ分配/選択
回路は、信号レベルが変化するノードを、従来例に比べ
て最悪で約71%(=10/14)、最良で約7%(=
1/14)、平均では約39%(=5.5/14)まで
低減させることができ、これによって無駄な充放電電流
の供給を減少させることができる。しかも、上記アドレ
ス信号の変化によって切り替わるデータ信号切替回路1
のスイッチ回路SSの数も大幅に減少するので、入出力
端子IO0〜IO15のデータ信号間に貫通電流が流れる
可能性も従来例に比べて極めて少なくなる。
【0068】(実施形態2)図9及び図10は本発明デ
ータ伝送回路の実施形態2を示す。なお、図1〜図3に
示した実施形態1と同様の機能を有する構成部材には同
じ符号を付して具体的な説明は省略する。
【0069】本実施形態2ではデコーダ回路に適用した
場合について説明する。このデコーダ回路は、図9に示
すように、データデコード回路5とアドレス信号分配回
路2とで構成される。アドレス信号分配回路2は、実施
形態1のものと同じ構成である。また、データデコード
回路5は、実施形態1のデータ信号切替回路1における
スイッチ回路SSをスイッチ回路DSに代えたものであ
る。
【0070】スイッチ回路DSは、図10に示すよう
に、1つの共通端子aと2つの選択端子b,cと1つの
制御入力端子sを有し、パストランジスタQ1〜Q4とイ
ンバータ回路3によって図2に示した実施形態1のスイ
ッチ回路SSと同様に構成されている。ただし、一方の
選択端子bはパストランジスタQ7を介して接地され、
他方の選択端子cはパストランジスタQ9を介して接地
されている。
【0071】また、このパストランジスタQ7のゲート
には制御入力端子sが接続され、パストランジスタQ8
のゲートにはインバータ回路3を介して制御入力端子s
が接続されている。従って、このスイッチ回路DSは、
制御入力端子sによっていずれかの選択端子b,cを共
通端子aに導通させた場合に、導通させなかった側の選
択端子b,cを開放するのではなく、この選択端子b,
cを接地してLレベルを出力させるようになる。
【0072】上記データデコード回路5は、最上段のス
イッチ回路DS30の共通端子に入力端子Enableが
接続されてイネーブル信号が入力される。また、最下段
のスイッチ回路DS00〜DS07の各選択端子は出力端子
OUT0〜OUT15に接続されている。そして、実施形
態1のデータ分配/選択回路をデータ分配回路として用
いた場合と同様に、入力端子Enableに入力された
イネーブル信号EnableのHレベルをアドレス信号
A0〜A3に応じて選択した出力端子OUT0〜OUT15
のいずれかから出力することができる。また、選択され
なかった出力端子OUT0〜OUT15からは、Lレベル
が出力される。
【0073】このようなデコーダ回路においても、アド
レス信号A0〜A3の変化により信号レベルが変化するノ
ードが少なくなるので、無駄な充放電電流の供給を減少
させることができる。また、このアドレス信号の変化に
よって切り替わるデータデコード回路5のスイッチ回路
DSの数も大幅に減少するので、出力端子OUT0〜O
UT15の間に貫通電流が流れる可能性も、従来に比べて
極めて少なくなる。
【0074】
【発明の効果】以上の本発明のデータ伝送回路によれ
ば、データ信号切替回路における選択されない経路上の
スイッチ回路が選択端子の切り換えを行わないので、こ
れらの経路上での不要な信号変化がなくなり、浮遊容量
などに充放電電流を供給する無駄をなくして消費電力を
減少させることができるようになる。
【0075】また、このように必要最小限のスイッチ回
路のみが選択端子の切り換えを行うので、アドレス信号
の変化時にデータ信号間に貫通電流が流れるおそれを減
少させて消費電力をさらに低減させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、データ分配/選択回路の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、スイッチ回路の構成を示す回路ブロック図。
【図3】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、スイッチ回路の他の構成を示す回路ブロック
図。
【図4】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、ホールド回路の構成を示すブロック図。
【図5】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、アドレス信号がAhの場合のデータ分配/選
択回路の動作を示すブロック図。
【図6】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、アドレス信号分配回路の動作を示すタイミン
グチャート。
【図7】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、データ信号切替回路の動作を示すタイミング
チャート。
【図8】本発明データ伝送回路の実施形態1を示すもの
であって、アドレス信号が5hに変化した場合のデータ
分配/選択回路の動作を示すブロック図。
【図9】本発明データ伝送回路の実施形態2を示すもの
であって、データ分配/選択回路の構成を示すブロック
図。
【図10】本発明データ伝送回路の実施形態2を示すも
のであって、スイッチ回路の構成を示す回路ブロック
図。
【図11】従来例を示すものであって、CMOS論理回
路を用いたデータ分配回路の構成を示すブロック図。
【図12】従来例を示すものであって、CMOS論理回
路を用いた3入力ANDゲートの構成を示す回路図。
【図13】従来例を示すものであって、パストランジス
タを用いたデータ選択回路の構成を示す回路図。
【図14】従来例を示すものであって、スイッチ回路の
構成を示す回路図。
【符号の説明】
1 データ信号切替回路 2 アドレス信号分配回路 2a アドレス信号切換回路 2b アドレス信号切換回路 2c アドレス信号切換回路 5 データデコード回路 SS スイッチ回路 S スイッチ回路 H ホールド回路 DS スイッチ回路 a 共通端子 b 選択端子 c 選択端子 s 制御入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍜治川 祐希 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤本 和也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田中 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 瀧 和男 神戸市垂水区御霊町4−6

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの共通端子にそれぞれMOSトラン
    ジスタのソース−ドレイン間を介して2つの選択端子を
    接続すると共に、これらのMOSトランジスタのゲート
    に制御入力の入力信号をそのまま又は反転させて入力す
    ることにより、該入力信号に応じていずれか一方の選択
    端子のみを共通端子と導通させるスイッチ回路が、順次
    上段のスイッチ回路の2つの選択端子にそれぞれ下段の
    スイッチ回路の共通端子を接続することによりバイナリ
    ーツリー構造に接続されたデータ信号切替回路を備えた
    データ伝送回路において、 アドレス信号の各ビット信号を該データ信号切替回路の
    バイナリーツリー構造の各段に対応させ、該データ信号
    切替回路における最上段のスイッチ回路の制御入力に、
    該最上段に対応するビット信号を供給すると共に、以降
    の各段について、該段の複数のスイッチ回路のうち、ビ
    ット信号が供給された1段上の段のスイッチ回路におけ
    る共通端子と導通する側の選択端子に接続されたスイッ
    チ回路の制御入力にのみ、該段に対応するビット信号を
    供給するアドレス信号分配回路を備えたデータ伝送回
    路。
  2. 【請求項2】 前記アドレス信号分配回路が、 前記アドレス信号における最上段に対応するものを除く
    各ビット信号ごとに、前記スイッチ回路を該ビット信号
    の対応する段よりも1段少ない段数のバイナリーツリー
    構造に接続すると共に、該バイナリーツリー構造の最下
    段のスイッチ回路の各選択端子に、該選択端子からビッ
    ト信号が出力されなくなった場合にも直前のビット信号
    を出力し続ける保持回路を接続したアドレス信号切換回
    路をそれぞれ備え、 該最上段に対応するものを除く各ビット信号をそれぞれ
    のアドレス信号切換回路における最上段のスイッチ回路
    の共通端子に入力し、 該最上段に対応するビット信号を該各アドレス信号切換
    回路と前記データ信号切替回路とにおける該最上段のス
    イッチ回路の制御入力に入力し、かつ、 該各アドレス信号切換回路における各保持回路が出力す
    るビット信号を他のより段数の多い各アドレス信号切換
    回路と該データ信号切替回路とにおける該ビット信号が
    対応する段のスイッチ回路の制御入力にそれぞれ入力す
    るものである請求項1記載のデータ伝送回路。
  3. 【請求項3】 前記データ信号切替回路が、バイナリー
    ツリー構造の最上段のスイッチ回路の共通端子にデータ
    信号を入力すると共に、最下段のスイッチ回路の選択端
    子のいずれかからこのデータ信号を出力するデータ分配
    回路である請求項1又は請求項2記載のデータ伝送回
    路。
  4. 【請求項4】 前記データ信号切替回路が、バイナリー
    ツリー構造の最下段の各スイッチ回路の各選択端子にデ
    ータ信号を入力すると共に、最上段のスイッチ回路の共
    通端子からこれらのうちのいずれかのデータ信号を出力
    するデータ選択回路である請求項1又は請求項2記載の
    データ伝送回路。
  5. 【請求項5】 前記データ信号切替回路が、バイナリー
    ツリー構造の最上段のスイッチ回路の共通端子にデータ
    信号を入力すると共に、最下段のスイッチ回路の選択端
    子のいずれかからこのデータ信号を出力し、かつ、他の
    最下段のスイッチ回路の選択端子から所定の論理レベル
    を出力するデコーダ回路である請求項1又は請求項2記
    載のデータ伝送回路。
JP12883196A 1996-05-23 1996-05-23 データ伝送回路 Expired - Fee Related JP3262258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12883196A JP3262258B2 (ja) 1996-05-23 1996-05-23 データ伝送回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12883196A JP3262258B2 (ja) 1996-05-23 1996-05-23 データ伝送回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09312558A true JPH09312558A (ja) 1997-12-02
JP3262258B2 JP3262258B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=14994490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12883196A Expired - Fee Related JP3262258B2 (ja) 1996-05-23 1996-05-23 データ伝送回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3262258B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101928A1 (fr) * 2001-06-06 2002-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Selecteur non volatil et dispositif de circuit integre
JP2006146166A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Samsung Sdi Co Ltd 画素回路及び発光表示装置
WO2014188471A1 (ja) * 2013-05-24 2014-11-27 三菱電機株式会社 入出力混合ユニット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101928A1 (fr) * 2001-06-06 2002-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Selecteur non volatil et dispositif de circuit integre
US6781865B2 (en) 2001-06-06 2004-08-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Nonvolatile selector, and integrated circuit device
JP2006146166A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Samsung Sdi Co Ltd 画素回路及び発光表示装置
WO2014188471A1 (ja) * 2013-05-24 2014-11-27 三菱電機株式会社 入出力混合ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3262258B2 (ja) 2002-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5646558A (en) Plurality of distinct multiplexers that operate as a single multiplexer
US4569032A (en) Dynamic CMOS logic circuits for implementing multiple AND-functions
US4839539A (en) Partially enabled programmable logic device
US4488230A (en) Programmed logic array with external signals introduced between its AND plane and its OR plane
KR980011424A (ko) 디지털 신호 전달 장치
JPH06282998A (ja) 冗長デコーダ回路
KR100499816B1 (ko) 동기형반도체논리회로
EP0653844B1 (en) CMOS circuit for implementing boolean functions
JPH0212691A (ja) 集積回路
KR960005921A (ko) 반도체 집적 회로
US6718433B1 (en) Match and priority encoding logic circuit
JP3262258B2 (ja) データ伝送回路
KR100186342B1 (ko) 병렬 가산기
EP0431624B1 (en) Output circuit having large current driving capability without producing undesirable voltage fluctuations
JPH042008B2 (ja)
US5714949A (en) Priority encoder and variable length encoder using the same
US5966407A (en) Bus driving system and integrated circuit device using the same
JPS60501478A (ja) ペ−ジ・モ−ド・メモリ・システム
EP1265362B1 (en) Tri-state multiplexer
JP2601223B2 (ja) 同時双方向入出力バッファ
EP0228649A2 (en) CMOS encoder circuit
US5091660A (en) Semiconductor logic circuit
KR100261865B1 (ko) 비교 장치
US5758167A (en) Interrupt management unit and a method for identifying an interrupt request having the highest priority
US5970014A (en) Semiconductor memory device having two or more memory blocks

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees