JPH09312410A - 太陽電池モジュール用樹脂材料 - Google Patents

太陽電池モジュール用樹脂材料

Info

Publication number
JPH09312410A
JPH09312410A JP8128219A JP12821996A JPH09312410A JP H09312410 A JPH09312410 A JP H09312410A JP 8128219 A JP8128219 A JP 8128219A JP 12821996 A JP12821996 A JP 12821996A JP H09312410 A JPH09312410 A JP H09312410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic polyurethane
polyurethane resin
solar cell
layer
solar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8128219A
Other languages
English (en)
Inventor
Jirou Iwashiro
二朗 岩代
Hitoshi Yoshikawa
均 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP8128219A priority Critical patent/JPH09312410A/ja
Publication of JPH09312410A publication Critical patent/JPH09312410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば、ソーラーカーに取り付けられる太陽電
池モジュールにおいて、軽量かつ耐衝撃性に優れた太陽
電池モジュールを作製することができる太陽電池モジュ
ール用樹脂材料を提供する。 【解決手段】下記の硬化物特性(A)を備えた無黄変タ
イプの透明熱可塑性ポリウレタン樹脂からなる太陽電池
モジュール用樹脂材料である。 (A)JIS A硬度(Hs)が90°以下。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ソーラ
ーカーに取り付けられる太陽電池モジュールにおいて、
軽量かつ耐衝撃性に優れた太陽電池モジュールを作製す
ることができる太陽電池モジュール用樹脂材料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】太陽電池は、太陽光エネルギーを直接電
気エネルギーに変換するデバイスであり、そのモジュー
ル化は、光電変換された電気的出力を必要な単位電力に
して端子まで取り出すことを目的とする。また、必要な
単位電力を発生するユニットとしての取扱い易さや取り
付け易さ等が要求される。さらには、長年の使用に耐え
る耐環境性、信頼性、低価格化等が要求される。
【0003】このような太陽電池モジュールの構造とし
ては、エンキャップ方式、スーパーストレート方式およ
びサブストレート方式の3方式に大別される。そして、
現在では、シリコーン樹脂あるいはポリビニルブチラー
ル(PVB)樹脂、ポリビニルクロライド(PVC)樹
脂、エポキシ樹脂、エチレンビニルアセテート(EV
A)樹脂等に太陽電池を封入し、ガラス板と1フッ化ビ
ニルフィルムで太陽電池を挟み込んだスーパーストレー
ト方式が主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記太陽電池モジュー
ルは、例えば、ソーラーカーのエネルギー源として用い
られているが、ソーラーカーに用いる太陽電池モジュー
ルとしては、特に、軽量化や飛散物に対する耐衝撃性が
要求される。しかしながら、従来のような、ガラス板を
使用したスーパーストレート方式による太陽電池モジュ
ールでは、以下のような欠点がある。
【0005】すなわち、ソーラーカーに取り付けられる
太陽電池モジュールの面積は最大8m2 にも達し、車両
の大部分が太陽電池で被われるため、従来のようにガラ
ス板を使用した太陽電池モジュールでは、ソーラーカー
の軽量化を図ることが困難である。具体的には、厚み3
mmのガラス板を使用して面積8m2 の太陽電池モジュ
ールを構成した場合には、その重量が約60kgにもな
り、これはソーラーカーの車両重量全体の約30%程度
に相当する。
【0006】また、ソーラーカーは、最高時速が100
km/hを超えるため、ガラス板を使用した場合には、
小石やひょう等の飛散物によって太陽電池が破損し、飛
散物に対する耐衝撃性に劣るという欠点もある。
【0007】さらに、PVBやEVA等の樹脂を用いた
場合には、吸湿によって樹脂が黄変するため、吸湿を防
ぐためのシールが必要となる。したがって、その分、重
量が重くなり、ソーラーカーの軽量化を図ることが一層
困難になるという欠点がある。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、例えば、ソーラーカーに取り付けられる太陽
電池モジュールにおいて、軽量かつ耐衝撃性に優れた太
陽電池モジュールを作製することができる太陽電池モジ
ュール用樹脂材料の提供をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の太陽電池モジュール用樹脂材料は、下
記の硬化物特性(A)を備えた無黄変タイプの透明熱可
塑性ポリウレタン樹脂からなるという構成をとる。 (A)JIS A硬度(Hs)が90°以下。
【0010】すなわち、本発明者らは、上記課題を解決
しうる太陽電池モジュール用樹脂材料について鋭意研究
を重ねた。その結果、上記特殊な熱可塑性ポリウレタン
樹脂からなる太陽電池モジュール用樹脂材料を用いて太
陽電池モジュールを構成した場合には、軽量かつ耐衝撃
性に優れるため、例えば、ソーラーカーに取り付けられ
る太陽電池モジュールの樹脂材料として最適であること
を見いだし、この発明に到達した。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
詳しく説明する。
【0012】この発明の太陽電池モジュール用樹脂材料
は、JIS A硬度(Hs)が90°以下であるという
硬化物特性を備えた無黄変タイプの透明熱可塑性ポリウ
レタン樹脂から構成され、例えば、ソーラーカーに取り
付けられる太陽電池モジュールの樹脂材料として好適に
用いられる。
【0013】この発明の無黄変タイプの熱可塑性ポリウ
レタン樹脂において無黄変とは、JIS K7103に
準じて測定算出した黄変度が10未満である場合をい
う。すなわち、黄変度が10以上であれば、この発明に
おいて無黄変とは言えず、透明性が失われるためエネル
ギー変換効率が低下するからである。なかでも、黄変度
が0〜5であることが好ましく、より好ましくは0〜3
である。
【0014】また、この発明の透明熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂において透明とは、JISR3106に準じて測
定算出した可視光透過率が80%以上である場合をい
う。なお、この可視光透過率は、分光光度計(大塚電子
社製MCPD−1000)を用いて、厚み300μmの
熱可塑性ポリウレタン樹脂のスペクトルを測定し、波長
400〜700nm間を視感度平均して得られる値を採
用する。すなわち、熱可塑性ポリウレタン樹脂の可視光
透過率が80%未満であれば、この発明において透明と
は言えず、太陽電池モジュール化材料としては、著しく
光電変換効率を低下させてしまうからである。なかで
も、可視光透過率が80%以上が好ましく、より好まし
くは85%以上である。
【0015】さらに、この発明の無黄変タイプの透明熱
可塑性ポリウレタン樹脂は、JISA硬度(Hs)が9
0°以下であるという硬化物特性を備えていることが必
要である。好ましくは85°以下、特に好ましくは80
°以下である。すなわち、JIS A硬度(Hs)が9
0°Aを超えると、例えば、太陽電池モジュールをソー
ラーカーに取り付けた場合に、高速走行下での飛散物に
対する耐衝撃性に劣るからである。
【0016】この発明における上記特殊な熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂は、ポリイソシアネートとポリオールとを
部分的に重合して得られるものであり、エーテル系やエ
ステル系の熱可塑性ポリウレタン樹脂が好ましい。
【0017】上記ポリイソシアネートとしては、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)、リジンイソシア
ネート(LDI)、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添
XDI(H6 −XDI)、水添MDI(H12−MD
I)、トランスシクロヘキサン1,4−ジイソシアネー
ト、テトラメチルキシレンジイソシアネート(TMXD
I)、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、
1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチル
オクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネ
ート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)等やこ
れらの誘導体があげられ、なかでも、黄変性が少ない等
の点で、HDI、IPDI、H6 −XDI、H12−MD
Iがより好適である。
【0018】また、上記ポリイソシアネートとともに用
いられるポリオールとしては、ポリオールとしての結晶
性の低いものが好ましく、具体的には、ポリエチレンア
ジペート(PEA)、ポリブチレンアジペート(PB
A)、ポリカーボネート(PCD)、ポリテトラメチレ
ングリコール(PTMG)、ポリカプロラクトンポリエ
ステル(PCL)、ポリプロピレングリコール(PP
G)等があげられ、なかでも、結晶性(透明性)が低い
等の点で、PEA、PBA、PPGがより好適である。
【0019】このような太陽電池モジュール用樹脂材料
を用いて、例えば、つぎのようにして太陽電池モジュー
ルを作製することができる。
【0020】まず、図1に示すように、あらかじめカバ
ーフィルム3の片面に、この発明の太陽電池モジュール
用樹脂材料を用いてなる熱可塑性ポリウレタン樹脂層1
を積層形成し、第1の2層フィルム7を形成する。熱可
塑性ポリウレタン樹脂層1を積層形成する方法として
は、特に限定するものではなく、あらかじめシート状に
形成した熱可塑性ポリウレタン樹脂層1をカバーフィル
ム3の片面に積層して熱ロールで接合する熱ロールラミ
ネート法、押し出し機のスリットから熱可塑性ポリウレ
タン樹脂の溶融フィルムを押し出して、手前から送られ
るカバーフィルム3上に積層して冷却固化するエキスト
ルージョンラミネート法、カバーフィルム3上に接着剤
を塗布してシート状の熱可塑性ポリウレタン樹脂層1を
積層接着するドライラミネート法等各種の方法が行われ
る。ここで、熱可塑性ポリウレタン樹脂層1の厚みは、
熱可塑性ポリウレタン樹脂の材質,太陽電池セルの厚み
等によって異なるが、太陽電池セルを完全に封止し、ま
た、小石やひょう等の飛散物による衝撃に対する耐久性
維持と光透過率を損なわないという観点から、100〜
1000μmの範囲に設定するのが好ましく、200〜
500μmであればさらに好ましい。
【0021】また、図2に示すように、基板フィルム4
上に熱可塑性ポリウレタン樹脂層2を、上記同様各種の
方法であらかじめ積層形成し、第2の2層フィルム8を
形成する。
【0022】ついで、図3に示すように、上記基板フィ
ルム4と熱可塑性ポリウレタン樹脂層2とからなる第2
の2層フィルム8の熱可塑性ポリウレタン樹脂層2上
に、太陽電池セル9を搭載する。図において、5は接続
リードである。
【0023】そして、上記太陽電池セル9が搭載された
第2の2層フィルム8を、真空加熱装置に装入して真空
引きする。このときの真空度は、太陽電池セル9と熱可
塑性ポリウレタン樹脂層2との間の隙間の空気を充分排
出するとともに、熱可塑性ポリウレタン樹脂層2等から
吸蔵ガスを排出して接着性を向上させるという観点か
ら、できるだけ高いことが望ましいが、実際上は、10
0〜500Pa程度に設定され、100〜200Pa程
度であればさらに好ましい。
【0024】ついで、所定の真空度に達したのち、真空
加熱装置内を加熱することにより、上記熱可塑性ポリウ
レタン樹脂層2を溶融軟化させ、図4に示すように、熱
可塑性ポリウレタン樹脂層2と、第2の2層フィルム8
上に搭載された太陽電池セル9とを密着させる。このと
きの加熱温度および加熱時間は、熱可塑性ポリウレタン
樹脂層2の材質等によって異なるが、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂層2を溶融軟化させて、太陽電池セル9との間
に隙間が残らないように充分密着させることができる温
度と時間に設定される。図において、6は真空加熱装置
である。
【0025】つぎに、熱可塑性ポリウレタン樹脂層2が
充分溶融軟化し、太陽電池セル9と熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂層2とが充分密着したのち、真空加熱装置6内に
空気を導入し、真空から大気圧に戻る際の引圧による加
圧作用を利用して、太陽電池セル9と熱可塑性ポリウレ
タン樹脂層2とを接着する。
【0026】そののち、真空加熱装置6のヒータ(図示
せず)を切るか、もしくは上記太陽電池セル9が接着さ
れた第2の2層フィルム8を真空加熱装置6内から取り
出す等して、常温下で冷却することにより、溶融軟化し
た熱可塑性ポリウレタン樹脂層2を冷却固化させる。
【0027】そして、図5に示すように、上述までの工
程で太陽電池セル9が接着された第2の2層フィルム8
の上に、カバーフィルム3と熱可塑性ポリウレタン樹脂
層1とからなる第1の2層フィルム7を、両2層フィル
ム7,8の各熱可塑性ポリウレタン樹脂層1,2が対峙
するように積層する。これにより、太陽電池セル9は、
両熱可塑性ポリウレタン樹脂層1,2の間に挟まれる。
【0028】ついで、上記積層された両2層フィルム
7,8を、再び上記真空加熱装置6内に装入して真空引
きする。この真空引きの際も上述した場合と同様に、第
1の2層フィルム7の熱可塑性ポリウレタン樹脂層1と
太陽電池セル9との隙間の空気を充分排出するととも
に、熱可塑性ポリウレタン樹脂層2内等から吸蔵ガスを
排出して接着性を向上させるため、所定の真空度まで真
空引きする。
【0029】つぎに、所定の真空度に達したのち、真空
加熱装置6内を加熱して、上記両熱可塑性ポリウレタン
樹脂層1,2を溶融軟化させ、図6に示すように、第1
の2層フィルム7の熱可塑性ポリウレタン樹脂層1と第
2の2層フィルム8の熱可塑性ポリウレタン樹脂層2と
を密着させる。このときの加熱温度および加熱時間は、
両熱可塑性ポリウレタン樹脂層1,2が充分に溶融軟化
して、両熱可塑性ポリウレタン樹脂層1,2の間に隙間
が残らないように密着する温度と時間に設定する。
【0030】つぎに、両熱可塑性ポリウレタン樹脂層
1,2が充分溶融軟化し、相互に充分密着したのち、真
空加熱装置6内に空気を導入して大気圧に戻す。このと
きの真空から大気圧に戻る際の引圧を利用して、図7に
示すように、第1の2層フィルム7と、第1の2層フィ
ルム8とを加圧して上記両熱可塑性ポリウレタン樹脂層
1,2同士を接着して一体化するとともに、上記両熱可
塑性ポリウレタン樹脂層1,2とこれらに挟まれる太陽
電池セル9とを接着し、一体化された熱可塑性ポリウレ
タン樹脂層10内に太陽電池セル9を封入する。
【0031】そののち、真空加熱装置6のヒータを切る
か、接着された両2層フィルム7,8を真空加熱装置6
内から取り出す等して、常温下で冷却することにより、
溶融軟化した両熱可塑性ポリウレタン樹脂層1,2(す
なわち、一体化された熱可塑性ポリウレタン樹脂層1
0)を冷却固化させて、これらの間に挟まれる太陽電池
セル9を熱可塑性ポリウレタン樹脂層10で封止する。
【0032】以上のような一連の工程により、太陽電池
モジュールを製造することができる。
【0033】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0034】
【実施例1,2、比較例1〜3、従来例】下記の表1に
示す各種特性を備えた太陽電池モジュール用樹脂材料を
準備した。なお、従来例としてガラス基板を準備した。
【0035】
【表1】
【0036】上記実施例品、比較例品および従来例品の
太陽電池モジュール用樹脂材料を用いて、下記の基準に
従い衝撃試験A,Bを行った。その結果を、下記の表2
に示す。なお、従来例品のガラス基材を対照として用い
た。
【0037】〔衝撃試験A〕従来例のガラス基材(厚み
0.75mm、大きさ100×80mm)を定盤の上に
直接置き、このガラス基材の上に重さ5.4gの鋼球を
自由落下させた場合のガラス基材が破損する高さを測定
した。また、実施例品および比較例品については、上記
ガラス基材の上に各樹脂材料を重ねて置き、上から重さ
5.4gの鋼球を自由落下させた場合のガラス基材が破
損する高さを測定した。
【0038】〔衝撃試験B〕従来例については、定盤と
の間に高さ3mmのスペーサを介在させてガラス基材を
置く以外は、衝撃試験Aと同様にしてガラス基材が破損
する高さを測定した。また、実施例品および比較例品に
ついては、定盤との間に高さ3mmのスペーサを介在さ
せて設置したガラス基材の上に各樹脂材料を重ねて置
き、上から鋼球を落下させた場合のガラス基材が破損す
る高さを測定した。
【0039】
【表2】 *1:1800mmまで破損しなかった。
【0040】上記表1および表2の結果から明らかなよ
うに、実施例品は、可視光透過率が80%以上であるた
め透明であり、また、黄変度が5以下であるため無黄変
であり、しかもJIS A硬度(Hs)が90°以下で
あるため、比較例品に比べて、軽量でしかも耐衝撃性に
優れていることが確認された。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明の太陽電池モジ
ュール用樹脂材料は、JIS A硬度(Hs)が90°
以下であるという硬化物特性を備えた無黄変タイプの透
明熱可塑性ポリウレタン樹脂から構成される。そのた
め、この太陽電池モジュール用樹脂材料を用いて太陽電
池モジュールを構成した場合には、軽量かつ耐衝撃性に
優れるため、例えば、ソーラーカーに取り付けられる太
陽電池モジュールの樹脂材料として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の2層フィルムを示す断面図である。
【図2】第2の2層フィルムを示す断面図である。
【図3】第2の2層フィルム上に太陽電池セルを搭載し
た状態を示す断面図である。
【図4】上記太陽電池セルが搭載された第2の2層フィ
ルムを真空加熱処理する状態を示す説明図である。
【図5】太陽電池セルが接着された第2の2層フィルム
上に第1の2層フィルムを積層する状態を示す断面図で
ある。
【図6】上記積層された両2層フィルムを真空加熱処理
する状態を示す説明図である。
【図7】真空加熱処理後に大気圧に戻した状態を示す説
明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の硬化物特性(A)を備えた無黄変
    タイプの透明熱可塑性ポリウレタン樹脂からなることを
    特徴とする太陽電池モジュール用樹脂材料。 (A)JIS A硬度(Hs)が90°以下。
JP8128219A 1996-05-23 1996-05-23 太陽電池モジュール用樹脂材料 Pending JPH09312410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8128219A JPH09312410A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 太陽電池モジュール用樹脂材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8128219A JPH09312410A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 太陽電池モジュール用樹脂材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09312410A true JPH09312410A (ja) 1997-12-02

Family

ID=14979447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8128219A Pending JPH09312410A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 太陽電池モジュール用樹脂材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09312410A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302988A2 (de) * 2001-10-12 2003-04-16 Bayer Aktiengesellschaft Photovoltaik-Module mit einer thermoplastischen Schmelzklebeschicht sowie ein Verfahren zu ihrer Herstellung
EP2123420A2 (de) 2008-05-21 2009-11-25 Tesa AG Verfahren zur Verkapselung von optoelektronischen Bauteilen
WO2011033880A1 (ja) * 2009-09-18 2011-03-24 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 太陽電池モジュール及びその製造方法
CN102407639A (zh) * 2011-07-29 2012-04-11 明基材料有限公司 太阳能电池模组及其背板结构与制造方法
JP2013513962A (ja) * 2009-12-15 2013-04-22 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 弾性接触要素を有する電気および/または電子デバイス

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302988A2 (de) * 2001-10-12 2003-04-16 Bayer Aktiengesellschaft Photovoltaik-Module mit einer thermoplastischen Schmelzklebeschicht sowie ein Verfahren zu ihrer Herstellung
EP1302988A3 (de) * 2001-10-12 2007-01-24 Bayer MaterialScience AG Photovoltaik-Module mit einer thermoplastischen Schmelzklebeschicht sowie ein Verfahren zu ihrer Herstellung
EP2123420A2 (de) 2008-05-21 2009-11-25 Tesa AG Verfahren zur Verkapselung von optoelektronischen Bauteilen
DE102008024551A1 (de) 2008-05-21 2009-11-26 Tesa Se Verfahren zur Verkapselung von optoelektronischen Bauteilen
US7976750B2 (en) 2008-05-21 2011-07-12 Tesa Se Method of encapsulating optoelectronic components
WO2011033880A1 (ja) * 2009-09-18 2011-03-24 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2011066286A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Sony Chemical & Information Device Corp 太陽電池モジュール及びその製造方法
CN102714236A (zh) * 2009-09-18 2012-10-03 索尼化学&信息部件株式会社 太阳能电池组件及其制造方法
JP2013513962A (ja) * 2009-12-15 2013-04-22 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 弾性接触要素を有する電気および/または電子デバイス
CN102407639A (zh) * 2011-07-29 2012-04-11 明基材料有限公司 太阳能电池模组及其背板结构与制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4073986A (en) Laminated glazing unit with composite interlayer
KR100902975B1 (ko) 열가소성 고온 용융 접착제층을 갖는 광기전력 모듈 및그의 제조방법
CN102341914B (zh) 轻型太阳能电池模块
CN101518971B (zh) 聚酯叠层膜和使用该叠层膜的太阳能电池板
EP2097931B1 (en) Solar cells which include the use of certain poly(vinyl butyral)/film bilayer encapsulant layers with a low blocking tendency and a simplified process to produce thereof
JP4774050B2 (ja) 光電池モジュールの封止材層として使用するための多層アイオノマーフィルム
US4081581A (en) Laminated aircraft windshield
US10056515B2 (en) Roof panel having an integrated photovoltaic module
US8168885B2 (en) Low modulus solar cell encapsulant sheets with enhanced stability and adhesion
US4322261A (en) Method of manufacturing a solar cell panel
EP2217441B1 (en) Terionomer films or sheets and solar cell modules comprising the same
US20150136207A1 (en) Roof panel comprising an integrated photovoltaic module
EP2369637B1 (en) Film for sealing back side of solar cell, material for sealing back side of solar cell, and solar cell module
CN101431107A (zh) 叠层膜和使用该叠层膜的太阳能电池板
CN1102541C (zh) 具有改进性能的玻璃板
JP2010503201A (ja) ポリ(アリルアミン)及びポリ(ビニルアミン)でプライマー処理されたポリエステルフィルムを含む太陽電池モジュール
JP2009530859A (ja) 電子部品用の封入剤
WO2009064863A2 (en) Multilayer terionomer encapsulant layers and solar cell laminates comprising the same
EP2355168A1 (en) Film for backside sealing sheet for solar cells
JP2001031451A (ja) 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス
JPH0624810A (ja) 合わせガラスの製造方法
JPH09312410A (ja) 太陽電池モジュール用樹脂材料
US8878051B2 (en) Vacuum element and method for producing the same
JPH07169986A (ja) アモルファス太陽電池の封止方法
JPH0970886A (ja) 太陽電池モジュールの製造装置