JPH09312071A - ボイスコイルモータ - Google Patents
ボイスコイルモータInfo
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- JPH09312071A JPH09312071A JP8125859A JP12585996A JPH09312071A JP H09312071 A JPH09312071 A JP H09312071A JP 8125859 A JP8125859 A JP 8125859A JP 12585996 A JP12585996 A JP 12585996A JP H09312071 A JPH09312071 A JP H09312071A
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- yoke
- width
- coil motor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価かつ小型で十分な駆動力を得ることので
きるボイスコイルモータを提供すること。 【解決手段】 ボイスコイルモータはキャリッジを磁気
記録媒体に対し所定の半径方向に駆動する。ボイスコイ
ルモータはボイスコイルと磁気回路を備えており、ボイ
スコイルはキャリッジの両側に配置され所定の半径方向
と平行な駆動軸の回りに巻回されている。磁気回路は駆
動軸に沿って延在しボイスコイルの中を貫通するセンタ
ーヨーク22、センターヨークと平行に離間して対向配
置された主面23aを持ちこの主面に対して両端部23
bが折り曲げられ当該両端部がセンターヨークの両端部
に接触するバックヨーク23、主面23a上にセンター
ヨークと対向して配置されたマグネット21を有してお
り、マグネットの幅Wc及びバックヨークの幅Wbはセ
ンターヨークの幅Waよりも大きい。
きるボイスコイルモータを提供すること。 【解決手段】 ボイスコイルモータはキャリッジを磁気
記録媒体に対し所定の半径方向に駆動する。ボイスコイ
ルモータはボイスコイルと磁気回路を備えており、ボイ
スコイルはキャリッジの両側に配置され所定の半径方向
と平行な駆動軸の回りに巻回されている。磁気回路は駆
動軸に沿って延在しボイスコイルの中を貫通するセンタ
ーヨーク22、センターヨークと平行に離間して対向配
置された主面23aを持ちこの主面に対して両端部23
bが折り曲げられ当該両端部がセンターヨークの両端部
に接触するバックヨーク23、主面23a上にセンター
ヨークと対向して配置されたマグネット21を有してお
り、マグネットの幅Wc及びバックヨークの幅Wbはセ
ンターヨークの幅Waよりも大きい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に
関し、特に、磁気記録再生装置のキャリッジを磁気記録
媒体に対して半径方向に沿って駆動するために使用され
るボイスコイルモータに関する。
関し、特に、磁気記録再生装置のキャリッジを磁気記録
媒体に対して半径方向に沿って駆動するために使用され
るボイスコイルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フレキシブルディスクド
ライバはフレキシブルディスクを駆動するための装置で
ある。近年、フレキシブルディスクの大容量化が進めら
れており、1M〜2Mバイトの記憶容量(以下、通常容
量と呼ぶ)を持つものに対して、150Mバイトの記憶
容量(以下、大容量と呼ぶ)を持つものが開発されてい
る。これに伴って、フレキシブルディスクドライバとし
て、このような大容量のフレキシブルディスクを駆動可
能なものが開発されている。
ライバはフレキシブルディスクを駆動するための装置で
ある。近年、フレキシブルディスクの大容量化が進めら
れており、1M〜2Mバイトの記憶容量(以下、通常容
量と呼ぶ)を持つものに対して、150Mバイトの記憶
容量(以下、大容量と呼ぶ)を持つものが開発されてい
る。これに伴って、フレキシブルディスクドライバとし
て、このような大容量のフレキシブルディスクを駆動可
能なものが開発されている。
【0003】以下においては、大容量のフレキシブルデ
ィスクのみを駆動可能なフレキシブルディスクドライバ
を高密度専用型フレキシブルディスクドライバと呼び、
通常容量のフレキシブルディスクのみを駆動可能な通常
密度専用型フレキシブルディスクドライバを呼ぶことに
する。さらに、大容量および通常容量の両方のフレキシ
ブルディスクを駆動可能なフレキシブルディスクドライ
バを高密度/通常密度兼用型フレキシブルディスクドラ
イバと呼ぶことにする。なお、高密度専用型フレキシブ
ルディスクドライバと高密度/通常密度兼用型フレキシ
ブルディスクドライバとを区別しない場合には、単に、
高密度型フレキシブルディスクドライバと呼ぶ。
ィスクのみを駆動可能なフレキシブルディスクドライバ
を高密度専用型フレキシブルディスクドライバと呼び、
通常容量のフレキシブルディスクのみを駆動可能な通常
密度専用型フレキシブルディスクドライバを呼ぶことに
する。さらに、大容量および通常容量の両方のフレキシ
ブルディスクを駆動可能なフレキシブルディスクドライ
バを高密度/通常密度兼用型フレキシブルディスクドラ
イバと呼ぶことにする。なお、高密度専用型フレキシブ
ルディスクドライバと高密度/通常密度兼用型フレキシ
ブルディスクドライバとを区別しない場合には、単に、
高密度型フレキシブルディスクドライバと呼ぶ。
【0004】さて、通常密度専用型フレキシブルディス
クドライバと高密度型フレキシブルディスクドライバと
間の機構上の相違点の1つは、磁気ヘッドを保持するキ
ャリッジを、ドライバ内に挿入されたフレキシブルディ
スクに対して所定の半径方向に沿って移動される駆動手
段の構成にある。すなわち、通常密度専用型フレキシブ
ルディスクドライバでは駆動手段としてステッピングモ
ータを使用しているのに対して、高密度型フレキシブル
ディスクドライバでは駆動手段としてボイスコイルモー
タ(VCM)のようなリニアモータを使用している。
クドライバと高密度型フレキシブルディスクドライバと
間の機構上の相違点の1つは、磁気ヘッドを保持するキ
ャリッジを、ドライバ内に挿入されたフレキシブルディ
スクに対して所定の半径方向に沿って移動される駆動手
段の構成にある。すなわち、通常密度専用型フレキシブ
ルディスクドライバでは駆動手段としてステッピングモ
ータを使用しているのに対して、高密度型フレキシブル
ディスクドライバでは駆動手段としてボイスコイルモー
タ(VCM)のようなリニアモータを使用している。
【0005】以下、高密度型フレキシブルディスクドラ
イバの駆動手段として使用されるボイスコイルモータに
ついてに説明する。ボイスコイルモータは、キャリッジ
の後方両側に配置され、所定の半径方向と平行な駆動軸
の回りに巻回されたボイスコイルと、このボイルコイル
を通して流れる電流と交叉する磁界を発生するための磁
気回路とを有する。
イバの駆動手段として使用されるボイスコイルモータに
ついてに説明する。ボイスコイルモータは、キャリッジ
の後方両側に配置され、所定の半径方向と平行な駆動軸
の回りに巻回されたボイスコイルと、このボイルコイル
を通して流れる電流と交叉する磁界を発生するための磁
気回路とを有する。
【0006】図4に従来のボイスコイルモータの磁気回
路を示す。従来の磁気回路は、板厚方向に着磁されたマ
グネット21と、ヨーク部とを有する。ヨーク部は、駆
動軸に沿って延在しボイスコイル(図示せず)の中を貫
通するセンターヨーク22と、センターヨーク22と平
行に対向して離間して配置されたバックヨーク23´
と、センターヨーク22の両端とバックヨーク23´の
両端との間に配置された一対のサイドヨーク24´とか
ら成る。マグネット22は、センターヨーク22と対向
する面側のバックヨーク23´の一方の面に接触してい
る。これらセンターヨーク22、バックヨーク23´及
びサイドヨーク24´の各々は、板厚が1mm以上の鋼
板から構成されている。
路を示す。従来の磁気回路は、板厚方向に着磁されたマ
グネット21と、ヨーク部とを有する。ヨーク部は、駆
動軸に沿って延在しボイスコイル(図示せず)の中を貫
通するセンターヨーク22と、センターヨーク22と平
行に対向して離間して配置されたバックヨーク23´
と、センターヨーク22の両端とバックヨーク23´の
両端との間に配置された一対のサイドヨーク24´とか
ら成る。マグネット22は、センターヨーク22と対向
する面側のバックヨーク23´の一方の面に接触してい
る。これらセンターヨーク22、バックヨーク23´及
びサイドヨーク24´の各々は、板厚が1mm以上の鋼
板から構成されている。
【0007】このような構成により、センターヨーク2
2とバックヨーク23´との間の空間に磁界が発生す
る。この磁界と交叉する方向にボイルコイルに電流を流
すことにより、この電流と磁界との相互作用に基づいて
駆動軸(センターヨーク22)の延在方向に駆動力が発
生する。この駆動力により、ボイスコイルモータはキャ
リッジを所定の半径方向に沿って移動させる。
2とバックヨーク23´との間の空間に磁界が発生す
る。この磁界と交叉する方向にボイルコイルに電流を流
すことにより、この電流と磁界との相互作用に基づいて
駆動軸(センターヨーク22)の延在方向に駆動力が発
生する。この駆動力により、ボイスコイルモータはキャ
リッジを所定の半径方向に沿って移動させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のボイ
スコイルモータ用の磁気回路において、マグネット21
とセンターヨーク22及びバックヨーク23´の幅(こ
こでは、駆動軸の延在方向、つまり、キャリッジの移動
方向に直交しバックヨーク23´と平行な方向を幅と呼
ぶ)をそれぞれW1(図4にはW1が示されず)、W
2、及びW3とすると、W1=W2=W3に規定されて
いる。
スコイルモータ用の磁気回路において、マグネット21
とセンターヨーク22及びバックヨーク23´の幅(こ
こでは、駆動軸の延在方向、つまり、キャリッジの移動
方向に直交しバックヨーク23´と平行な方向を幅と呼
ぶ)をそれぞれW1(図4にはW1が示されず)、W
2、及びW3とすると、W1=W2=W3に規定されて
いる。
【0009】前述のように、ボイスコイルモータは、ボ
イスコイルに流れる電流と磁気回路による磁界との相互
作用によって、駆動力を発生させている。そして、この
駆動力は電流の大きさ及びボイスコイルを横切る磁束の
数に依存するが、ボイスコイルに流す電流は余り大きく
することができない。
イスコイルに流れる電流と磁気回路による磁界との相互
作用によって、駆動力を発生させている。そして、この
駆動力は電流の大きさ及びボイスコイルを横切る磁束の
数に依存するが、ボイスコイルに流す電流は余り大きく
することができない。
【0010】このように、従来のボイスコイルモータ用
の磁気回路では、マグネット22とセンターヨーク22
及びバックヨーク23´の幅が互いに等しいから、ボイ
スコイルモータの駆動力を大きくするため、ボイスコイ
ルに交叉する磁界(つまり、磁束の数)大きくしようと
すると、強力なマグネットを用いるか又はマグネット2
2とセンターヨーク22及びバックヨーク23´の幅を
大きくして、磁束の数を増やす必要がある。
の磁気回路では、マグネット22とセンターヨーク22
及びバックヨーク23´の幅が互いに等しいから、ボイ
スコイルモータの駆動力を大きくするため、ボイスコイ
ルに交叉する磁界(つまり、磁束の数)大きくしようと
すると、強力なマグネットを用いるか又はマグネット2
2とセンターヨーク22及びバックヨーク23´の幅を
大きくして、磁束の数を増やす必要がある。
【0011】ところが、上述のように、強力なマグネッ
トを用いると、ボイスコイルモータ自体が高価となって
しまい、また、マグネット、センターヨーク、及びバッ
クヨークの幅を大きくすると、ボイスコイルモータが大
型化してしまうという問題点がある。
トを用いると、ボイスコイルモータ自体が高価となって
しまい、また、マグネット、センターヨーク、及びバッ
クヨークの幅を大きくすると、ボイスコイルモータが大
型化してしまうという問題点がある。
【0012】本発明の目的は安価かつ小型で十分な駆動
力を得ることのできるボイスコイルモータを提供するこ
とにある。
力を得ることのできるボイスコイルモータを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁気記
録再生装置のキャリッジを磁気記録媒体に対して所定の
半径方向に沿って駆動するために用いられるボイスコイ
ルモータにおいて、前記キャリッジの両側に配置され前
記所定の半径方向と平行な駆動軸の回りに巻回されたボ
イスコイルと、前記駆動軸に沿って延在し前記ボイスコ
イルの中を貫通するセンターヨークと、前記センターヨ
ークと平行に離間して対向配置された主面を持ち該主面
に対して両端部が折り曲げられ当該両端部が前記センタ
ーヨークの両端部に接触するバックヨークと、前記主面
上に前記センターヨークと対向して配置されたマグネッ
トとを有し、前記センターヨーク、前記バックヨーク、
及び前記マグネットは所定の半径方向に直交し前記主面
に平行にそれぞれセンターヨーク幅、バックヨーク幅、
及びマグネット幅が規定されており、前記マグネット幅
及び前記バックヨーク幅は前記センターヨーク幅よりも
大きいことを特徴とするボイスコイルモータが得られ
る。そして、前記マグネット幅及び前記バックヨーク幅
は、例えば、互いに等しく設定される。
録再生装置のキャリッジを磁気記録媒体に対して所定の
半径方向に沿って駆動するために用いられるボイスコイ
ルモータにおいて、前記キャリッジの両側に配置され前
記所定の半径方向と平行な駆動軸の回りに巻回されたボ
イスコイルと、前記駆動軸に沿って延在し前記ボイスコ
イルの中を貫通するセンターヨークと、前記センターヨ
ークと平行に離間して対向配置された主面を持ち該主面
に対して両端部が折り曲げられ当該両端部が前記センタ
ーヨークの両端部に接触するバックヨークと、前記主面
上に前記センターヨークと対向して配置されたマグネッ
トとを有し、前記センターヨーク、前記バックヨーク、
及び前記マグネットは所定の半径方向に直交し前記主面
に平行にそれぞれセンターヨーク幅、バックヨーク幅、
及びマグネット幅が規定されており、前記マグネット幅
及び前記バックヨーク幅は前記センターヨーク幅よりも
大きいことを特徴とするボイスコイルモータが得られ
る。そして、前記マグネット幅及び前記バックヨーク幅
は、例えば、互いに等しく設定される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0015】図2及び図3を参照して、まず、本発明に
係るボイスコイルモータが適用される磁気記録再生装置
について説明する。
係るボイスコイルモータが適用される磁気記録再生装置
について説明する。
【0016】図示の磁気記録再生装置はフレキシブルデ
ィスクドライブ(FDD)であって、フレキシブルディ
スク(図示せず)の記録再生を行う装置である。フレキ
シブルディスクは図2中の矢印Aで示す方向からフレキ
シブルディスクドライブ中に挿入される。挿入されたフ
レキシブルディスクは、メインフレーム11の表面上で
回転可能に支持されたディスクテーブルアセンブリ12
上に、互いの中心軸が一致した状態で保持される。ディ
スクテーブルアセンブリ12はメインフレーム11の裏
面に設けられたモータ(図示せず)によって回転駆動さ
れ、これによってフレキシブルディスクが回転する。ま
た、メインフレーム11の裏面には、多数の電子部品を
搭載した基板(図示せず)が取り付けられている。
ィスクドライブ(FDD)であって、フレキシブルディ
スク(図示せず)の記録再生を行う装置である。フレキ
シブルディスクは図2中の矢印Aで示す方向からフレキ
シブルディスクドライブ中に挿入される。挿入されたフ
レキシブルディスクは、メインフレーム11の表面上で
回転可能に支持されたディスクテーブルアセンブリ12
上に、互いの中心軸が一致した状態で保持される。ディ
スクテーブルアセンブリ12はメインフレーム11の裏
面に設けられたモータ(図示せず)によって回転駆動さ
れ、これによってフレキシブルディスクが回転する。ま
た、メインフレーム11の裏面には、多数の電子部品を
搭載した基板(図示せず)が取り付けられている。
【0017】フレキシブルディスクドライブは、フレキ
シブルディスクに対してデータの読出し/書込みを行う
磁気ヘッド(図示せず)を備えている。磁気ヘッド13
はジンバル14を介してキャリッジ15によって保持さ
れている。磁気ヘッド13とジンバル14とキャリッジ
15との組み合わせをキャリッジアセンブリと呼ぶ。キ
ャリッジ15はメインフレーム11の表面上でメインフ
レーム11から離間して配置されており、磁気ヘッドを
フレキシブルディスクに対して所定の半径方向(図2の
矢印Bで示す方向)に沿って移動可能に保持している。
シブルディスクに対してデータの読出し/書込みを行う
磁気ヘッド(図示せず)を備えている。磁気ヘッド13
はジンバル14を介してキャリッジ15によって保持さ
れている。磁気ヘッド13とジンバル14とキャリッジ
15との組み合わせをキャリッジアセンブリと呼ぶ。キ
ャリッジ15はメインフレーム11の表面上でメインフ
レーム11から離間して配置されており、磁気ヘッドを
フレキシブルディスクに対して所定の半径方向(図2の
矢印Bで示す方向)に沿って移動可能に保持している。
【0018】キャリッジ15は、その両側下端で、所定
の半径方向Bに対して平行に延在する一対のガイドバー
16によって、支持及び案内される。
の半径方向Bに対して平行に延在する一対のガイドバー
16によって、支持及び案内される。
【0019】このキャリッジ15は、以下に詳細に述べ
るようなボイスコイルモータによって所定の半径方向B
に沿って駆動される。詳細に説明すると、ボイスコイル
モータはキャリッジ15の後方両側に配置され、所定の
半径方向Bと平行な駆動軸の回りに巻回された一対のボ
イスコイル17と、このボイルコイル17を通して流れ
る電流と交叉する磁界を発生するための磁気回路20と
を有する。
るようなボイスコイルモータによって所定の半径方向B
に沿って駆動される。詳細に説明すると、ボイスコイル
モータはキャリッジ15の後方両側に配置され、所定の
半径方向Bと平行な駆動軸の回りに巻回された一対のボ
イスコイル17と、このボイルコイル17を通して流れ
る電流と交叉する磁界を発生するための磁気回路20と
を有する。
【0020】図1をも参照して、磁気回路20は、板厚
方向に着磁されたマグネット21とヨーク部とを備えて
おり、このヨーク部は、駆動軸に沿って延在し、ボイス
コイル17の中を貫通するセンターヨーク22と、バッ
クヨーク23とを有している。バックヨーク23は、セ
ンターヨーク22と平行に離間して対向配置された主面
23aを有し、この主面23aに対して両端部23bが
プレス加工によって略直角に折り曲げられている。この
両端部23bがセンターヨーク22の両端部に接触して
いる。マグネット21は、バックヨーク23の主面23
aに接触して配設されている。センターヨーク22とバ
ックヨーク23の各々は、板厚が3mm以上の鋼板から
構成されている。
方向に着磁されたマグネット21とヨーク部とを備えて
おり、このヨーク部は、駆動軸に沿って延在し、ボイス
コイル17の中を貫通するセンターヨーク22と、バッ
クヨーク23とを有している。バックヨーク23は、セ
ンターヨーク22と平行に離間して対向配置された主面
23aを有し、この主面23aに対して両端部23bが
プレス加工によって略直角に折り曲げられている。この
両端部23bがセンターヨーク22の両端部に接触して
いる。マグネット21は、バックヨーク23の主面23
aに接触して配設されている。センターヨーク22とバ
ックヨーク23の各々は、板厚が3mm以上の鋼板から
構成されている。
【0021】すなわち、バックヨーク23の両端部23
bが従来のサイドヨーク24´(図4)として働く。換
言すれば、バックヨーク23は、図4に示す従来のバッ
クヨーク23´とサイドヨーク24´とを一体にしたも
のである。
bが従来のサイドヨーク24´(図4)として働く。換
言すれば、バックヨーク23は、図4に示す従来のバッ
クヨーク23´とサイドヨーク24´とを一体にしたも
のである。
【0022】図示のヨーク部において、センターヨーク
22、バックヨーク23、及びマグネット21は所定の
半径方向に直交し主面23aに平行にそれぞれセンター
ヨーク幅Wa、バックヨーク幅Wb、及びマグネット幅
Wc(図1にはWcを示さず)が規定されており、マグ
ネット幅Wc及びバックヨーク幅Wbはセンターヨーク
幅Waよりも大きい。そして、図示の例では、マグネッ
ト幅Wc及びバックヨーク幅Wbは互いに等しく設定さ
れる。
22、バックヨーク23、及びマグネット21は所定の
半径方向に直交し主面23aに平行にそれぞれセンター
ヨーク幅Wa、バックヨーク幅Wb、及びマグネット幅
Wc(図1にはWcを示さず)が規定されており、マグ
ネット幅Wc及びバックヨーク幅Wbはセンターヨーク
幅Waよりも大きい。そして、図示の例では、マグネッ
ト幅Wc及びバックヨーク幅Wbは互いに等しく設定さ
れる。
【0023】メインフレーム11は、この磁気回路20
をメインフレーム11の主面11aから離間して配置す
るための4つの台座30を有する。各台座30は上方に
突出した突起部31を持つ。各突起部31の高さはセン
ターヨーク22の板厚より低い。センターヨーク22は
両端にこの突起部31が嵌入される切欠け部22aを有
する。従って、台座30の突起部31はセンターヨーク
22を位置決めする位置決め手段として働く。また、バ
ックヨーク23の両端部23bは、上記切欠け部22a
に嵌入する凸部23cをもつ。この凸部23cの高さ
は、センターヨーク22の板厚から台座30の突起部3
1の高さを引くた値にほぼ等しくなるように規定され
る。すなわち、センターヨーク22の切欠け部22aは
バックヨーク23を位置決めする位置決め手段として働
く。
をメインフレーム11の主面11aから離間して配置す
るための4つの台座30を有する。各台座30は上方に
突出した突起部31を持つ。各突起部31の高さはセン
ターヨーク22の板厚より低い。センターヨーク22は
両端にこの突起部31が嵌入される切欠け部22aを有
する。従って、台座30の突起部31はセンターヨーク
22を位置決めする位置決め手段として働く。また、バ
ックヨーク23の両端部23bは、上記切欠け部22a
に嵌入する凸部23cをもつ。この凸部23cの高さ
は、センターヨーク22の板厚から台座30の突起部3
1の高さを引くた値にほぼ等しくなるように規定され
る。すなわち、センターヨーク22の切欠け部22aは
バックヨーク23を位置決めする位置決め手段として働
く。
【0024】上述のボイスコイルモータにおいて、セン
ターヨーク22とバックヨーク23との間の空間に磁界
が発生する。この磁界と交叉する方向にボイルコイル1
7に電流を流すと、この電流と磁界との相互作用に基づ
いて駆動軸(センターヨーク22)の延在方向に駆動力
が発生する。この駆動力により、ボイスコイルモータは
キャリッジ15を所定の半径方向に沿って移動させる。
ターヨーク22とバックヨーク23との間の空間に磁界
が発生する。この磁界と交叉する方向にボイルコイル1
7に電流を流すと、この電流と磁界との相互作用に基づ
いて駆動軸(センターヨーク22)の延在方向に駆動力
が発生する。この駆動力により、ボイスコイルモータは
キャリッジ15を所定の半径方向に沿って移動させる。
【0025】前述のように、Wc及びWb>Waである
から、結果的に、センターヨーク22、つまり、ボイス
コイル17に効率的に磁界が作用することになる。言い
換えると、Wc及びWb>Waの関係を保てば、バック
ヨーク23の幅Wbを小さくしても、空間磁気幅が広く
取れることになり、バックヨーク23が従来の磁気回路
に用いられるバックヨークと同程度の幅を有すれば、実
質的にボイスコイル17を横切る磁束数が増加すること
になって、ボイスコイルモータの駆動力が増加すること
になる。従って、安価かつ小型で十分な駆動力を得るこ
とのできるボイスコイルモータを提供することができ
る。
から、結果的に、センターヨーク22、つまり、ボイス
コイル17に効率的に磁界が作用することになる。言い
換えると、Wc及びWb>Waの関係を保てば、バック
ヨーク23の幅Wbを小さくしても、空間磁気幅が広く
取れることになり、バックヨーク23が従来の磁気回路
に用いられるバックヨークと同程度の幅を有すれば、実
質的にボイスコイル17を横切る磁束数が増加すること
になって、ボイスコイルモータの駆動力が増加すること
になる。従って、安価かつ小型で十分な駆動力を得るこ
とのできるボイスコイルモータを提供することができ
る。
【0026】上述の例では、ボイスコイルモータをフレ
キシブルディスクドライブに用いた例について説明した
が、フレキシブルディスクドライブ以外の他の磁気記録
再生装置にも適用できる。
キシブルディスクドライブに用いた例について説明した
が、フレキシブルディスクドライブ以外の他の磁気記録
再生装置にも適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明では、磁
気回路を構成するマグネット及びバックヨークの幅をボ
イスコイルの駆動軸として用いられるセンターヨークの
幅よりも大きくしたから、ボイスコイルを横切る磁束の
数を効果的に多くすることができ、その結果、安価かつ
小型で十分な駆動力を得ることができるという効果があ
る。
気回路を構成するマグネット及びバックヨークの幅をボ
イスコイルの駆動軸として用いられるセンターヨークの
幅よりも大きくしたから、ボイスコイルを横切る磁束の
数を効果的に多くすることができ、その結果、安価かつ
小型で十分な駆動力を得ることができるという効果があ
る。
【図1】本発明によるボイスコイルモータに用いられる
磁気回路の一例を示す斜視図である。
磁気回路の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるボイスコイルモータが用いられる
フレキシブルディスクドライブ(磁気記録再生装置)の
構成を示す平面図である。
フレキシブルディスクドライブ(磁気記録再生装置)の
構成を示す平面図である。
【図3】図2中のボイスコイルモータの部分を示す図
で、(a)は背面図、(b)は正面図、(c)は(a)
のA−A´線からみた断面図である。
で、(a)は背面図、(b)は正面図、(c)は(a)
のA−A´線からみた断面図である。
【図4】従来のボイスコイルモータ用磁気回路を示す斜
視図である。
視図である。
17 ボイスコイル 20 磁気回路 21 マグネット 22 センターヨーク 22a 切欠け部 23 バックヨーク 23a 主面 23b 両端部 23c 凸部 30 台座 31 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹木 芳則 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気記録再生装置のキャリッジを磁気記
録媒体に対して所定の半径方向に沿って駆動するために
用いられるボイスコイルモータにおいて、前記キャリッ
ジの両側に配置され前記所定の半径方向と平行な駆動軸
の回りに巻回されたボイスコイルと、前記駆動軸に沿っ
て延在し前記ボイスコイルの中を貫通するセンターヨー
クと、前記センターヨークと平行に離間して対向配置さ
れた主面を有するバックヨークと、前記主面上に前記セ
ンターヨークと対向して配置されたマグネットとを有
し、前記センターヨーク、前記バックヨーク、及び前記
マグネットは所定の半径方向に直交し前記主面に平行に
それぞれセンターヨーク幅、バックヨーク幅、及びマグ
ネット幅が規定されており、前記マグネット幅及び前記
バックヨーク幅は前記センターヨーク幅よりも大きいこ
とを特徴とするボイスコイルモータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたボイスコイルモー
タにおいて、前記バックヨークは前記主面に対して両端
部が折り曲げられ当該両端部が前記センターヨークの両
端部に接触していることを特徴とするボイスコイルモー
タ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたボイスコイ
ルモータにおいて、前記マグネット幅及び前記バックヨ
ーク幅は互いに等しいことを特徴とするボイスコイルモ
ータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8125859A JPH09312071A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | ボイスコイルモータ |
US08/790,952 US5822157A (en) | 1996-01-31 | 1997-01-29 | Magnetic data recording/reproducing device with voice coil motor having center yoke back yoke with bent portions and permanent magnet arranged to generate magnetic fields |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8125859A JPH09312071A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | ボイスコイルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09312071A true JPH09312071A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14920718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8125859A Pending JPH09312071A (ja) | 1996-01-31 | 1996-05-21 | ボイスコイルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09312071A (ja) |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP8125859A patent/JPH09312071A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040804 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041201 |